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クレジットカードの安全対策を怠ると不正利用に!?利用時の注意点とおすすめカード3選を紹介

最終更新日:

クレジットカードの基礎知識

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「クレジットカードが本当に安全なのかどうかがわからない」
「不正利用などの被害が怖い」
などと考える方もいるのではないでしょうか。

クレジットカードは利用限度額が高めに設定されている場合もありますから、万が一のトラブルを考えると導入に前向きになれないこともあるかもしれません。

たしかにクレジットカードを利用する際に危険な点はありますが、安全を高める方法やクレジットカードの選び方を把握することで回避できる可能性は高まります。

また、不正被害の対策も徹底されたクレジットカードを選べば、不正利用などが怖い方でも安心して持つことができるでしょう。

そこで当記事では、以下の内容について解説します。

本記事のポイント

菊地崇仁

菊地崇仁 / クレジットカード専門家

約100枚のクレジットカードを保有し、約130万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
【専門家の解説】

クレジットカードの利点盗難・紛失保険などが付帯している事です。
デビットカードやプリペイドカードの場合は、上限が決まっていたり、そもそも付帯していない場合もあります。
基本的には60日前からの利用についてが不正利用の対象となりますが、カードによっては長く設定されている物もあります。

カードを落としていないから安全、カードが到着したらすぐに保管しているので安全、と言う事はありません。
カード番号には一定の法則があるため、割り出すことができてしまいます。
筆者もほとんど外で使っていないカードが不正に使用された経験があります。

だからカードは怖いのではなく、逆に使っていない利用明細については補償されるため安全なのです。
現金を落としても戻ってくる補償はありませんが、クレジットカードの場合はカード自体は戻らなくても、不正利用された金額に対しては補償があります

クレジットカードを安全に利用するにはカード明細を確認するのが最も効率的です。
カード会社のアプリなどで日々確認する癖をつけましょう。

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クレジットカード利用時に潜む4つの危険

クレジットカードを利用するにあたり、以下の4つの危険が潜んでいます。

デメリット

具体的にどんなことが起こるのかをチェックしておきましょう。

カード情報漏洩

インターネットショッピングやホテルなどの予約をするときに、インターネットを介して自身のクレジットカード情報を送ることで個人情報が漏洩してしまう可能性があります。

クレジットカードの番号や有効期限などが漏れることで、盗難者が勝手に利用することができるようになるのでとても危険です。

そのほかにも盗難者の中には銀行職員や警察官になりすまして電話をしてくる場合があります。

目的はクレジットカードの暗証番号を聞き出すことなので注意しないとなりません。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺の入り口は迷惑メールが主です。

正規のサービスになりすましたメールで偽のWebサイトに誘導させてクレジットカード情報、ログインするために必要なIDにパスワードなどを不正に盗み出します。

このなりすましの手口は巧妙化しているため、フィッシング詐欺に気付かず被害に遭った方も多くいるほどです。

クレジットカード情報を第三者に伝えることはもちろん、メールを介して大切な個人情報を送ることは絶対にしないでください。

スキミングによるカード複製

スキミングは、スキマーという装置を使ってカード裏面にある磁気ストライプに書き込まれた情報を読み取りカードを複製することを指します。

クレジットカードそのものが盗まれるわけではないので、被害に気付かないことも多くあります。

請求書の金額を確認して、自身がスキミングの被害に遭ったことを知るケースがほとんどと思って良いでしょう。

なお、スキミングの手口は空き巣に入ってデータを盗む方法や、店舗の端末に細工をおこなう方法などさまざまです

クレジットカードそのものの盗難

すでに解説した被害に遭うことはなくても、クレジットカードそのものが盗まれてしまうケースもあります。

置き引きにひったくりなどさまざまですが、盗難者の手にクレジットカードが渡ればオンラインや店舗で利用限度額いっぱいまで使われる可能性は高いでしょう。

各カード会社の補償を利用すれば金銭的な損は少ないですが、そのための諸手続きに手間がかかってしまいます。

クレジットカード利用時に潜む危険がどんなことなのかが具体的に理解できたのではないでしょうか。

次にこれらの被害に遭わないためにも、クレジットカードの安全を高める利用方法を6つ解説するのでチェックしておいてください。

クレジットカードの安全を高める6つの利用方法

クレジットカードの安全を高めるために、以下の6つの方法を取り入れて利用してみてください。

それぞれについて、詳しく解説していきましょう。

クレジットカードの裏面の署名を忘れない

クレジットカードの裏面にある署名欄に必ずサインをすることが安全を高めるためには重要です。

店舗はこの署名と伝票のサインを比較して一致を確認しているため、記入がないと不正利用かどうかの判断がつかなくなります。

また、盗難の被害に遭った際にクレジットカードの署名欄にサインがないと補償対象とならない場合があります

そうならないためにも、カードが発行されたらすぐに署名欄にサインをするようにしてください。

暗証番号は簡単に推測されないもので設定

クレジットカードの暗証番号は、契約者自身の誕生日に自宅や携帯の電話番号などといった個人情報から簡単に推測されにくいものを設定することが大切です。

また、暗証番号を忘れたときのためにあらかじめメモして持ち歩くなどの管理はおすすめしません。

紛失などで情報が漏れる可能性があるからです。

なお、暗証番号はほかのクレジットカードやキャッシュカードなどと同じにしないで、それぞれ別の番号で設定するようにしてください。

利用明細を定期的にチェックする

毎月発行される利用明細書をチェックする習慣を付けることによって、不正利用に気付きやすくなります。

なぜなら利用明細では、クレジットカードをいつ、どこで、どれだけの利用をしたかの詳細がわかるからです。

利用明細を確認しないばっかりに、不正利用の被害に遭っても補償対象期間が過ぎていた、なんてこともあります。

そうならないためにもクレジットカードの利用が少額でも利用明細をチェックするようにしてください。

不明点があったらすぐにカード会社へ連絡

クレジットカードで身に覚えのない取引や盗難などに気付いたら、すぐにカード会社に連絡して利用停止の手続きを取るようにしてください。

クレジットカードの盗難・不正利用における補償の多くが申し出日より逆算して60日前です。

もし後から被害に気付いたとしても、すでに70日が経過していたといったケースでは補償対象外になりません。

インターネットショッピングはSSL技術を利用したサイトでする

SSL技術を利用したサイトであれば、クレジットカード番号や個人情報、暗証番号などの情報が暗号化され、情報漏洩を防げます。

基本的に大手のインターネットショッピングサイトであればSSL技術を利用していることが多いので、第三者から情報を盗まれる心配はほとんどないでしょう。

しかし、一部でSSL技術を使用していないサイトもあり、その場合は情報漏洩のリスクが高まります。

SSL技術が採用されているかはサイトURLの前に鍵マークの表示があるか、URLが緑色になっているかどうかで確認できます。

上記のいずれかが確認できない場合、安全性が確保されていなかったり、フィッシング詐欺だったりする場合があるので注意しましょう。

信頼のできる店舗でのみ使用する

スキミングの被害を防ぐために、利用する店舗が信頼できるかどうかでクレジットカードの利用を判断する必要があります。

クレジットカードを店舗で使用する際に、カードのICチップや磁気ストライプを読み取ることで支払いをしますが、万一スキマー装置が付いていたらカード情報は流出してしまいます

実際のところ、スキマー装置が付いているかどうかを見抜くのは困難です。

そこで、自分のクレジットカードを守る意味も含めて、海外の店舗をはじめメジャーな店舗以外でクレジットカードを使うのは避けた方が良いでしょう

クレジットカードのセキュリティについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

次は、安全なクレジットカード選びに大切な3つのポイントについてご紹介します。

安全なクレジットカード選びに大切な3つのポイント

安全なクレジットカードを選ぶ際に大切なのが以下の3つのポイントです。

安全性の高いクレジットカードはどんなカードなのかを把握しておけば、カード選びもスムーズになるでしょう。

詳しく解説するので導入する際の参考にしてください。

不正利用の対策と補償が充実度の高さ

クレジットカードを紛失したり、盗難・不正利用の被害に遭ったりした際の補償があるか、クレジットカード利用時に不正利用の対策が整っているかどうかがカード選びでは大切です。

クレジットカードの紛失、詐欺などの被害に遭っても補償対象であればカード会社に問い合わせることで金銭的な損は受けません。

ただし、カード会社によって補償ケースは異なるため、補償内容と補償対象とならないのはどんなケースなのかを確認する必要があります

なお、補償適用されない一般的なケースは以下のとおりです。

  • 問い合わせから60日以上前に発生した損害
  • クレジットカード裏面に署名がない
  • 第三者への貸し出しなどによる契約者本人の過失

また、補償以外にクレジットカードを利用した際にメールでお知らせが届く機能や、クレジットカード利用時に一時的に発行されるワンタイムパスワードが求められる機能などもあります。

あらかじめ不正利用の対策がされたカードを選ぶことが、安全性を高めるのに効果的でしょう。

クレジットカードにICチップが搭載されている

すでに解説したスキミングは磁気ストライプからカード情報を盗みますが、その対策として効果的なのがICチップの搭載されたクレジットカードを選ぶことです。

クレジットカードの表面左側に埋め込まれた縦横1センチほどの金色の正方形がICチップです。

磁気ストライプの弱点を克服する目的で開発されたため、スキミングの心配がないので安全です。

ただし、ICチップはすべてのクレジットカードに搭載されていません。

スキミングの被害を受けることなく安全に利用したい場合、ICチップが搭載されているクレジットカードの中から選んで契約してください。

顔写真付きのカードで安全性がさらに高まる

顔写真付きに対応するクレジットカードを選ぶことも、安全性を高めるのに効果的でしょう。

もしクレジットカードが盗難などの被害に遭った場合、店舗での決済時にカード裏面の署名を真似すればなりすましが可能です

しかし、顔写真の付いたクレジットカードを使っていれば、盗難者が提示した際に店舗スタッフは契約者本人でないことに気付けます

顔写真付きのクレジットカードは発行そのものが少なめですが、不正利用のリスクを少しでも軽減させたい場合は選んでみるのがおすすめです。

最後に、セキュリティが強くて安心できるクレジットカードを探している方におすすめのカードを3選でご紹介します。

セキュリティが強くて安心のクレジットカード3選

安心してクレジットカードを利用するために、セキュリティが強くておすすめのカード3選をご紹介します。

それぞれのカードのセキュリティ面における特徴や、安全性なども含めてまとめているので、チェックしていきましょう。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードをはじめ、アメリカン・エキスプレスで発行するクレジットカードは不正使用を探知するシステムを導入済です。

世界中の加盟店におけるクレジットカード取引に不審がないかチェックしていて、もし不正利用があった場合は新しいカード番号を再発行するなどの処置をおこなっています。

その際に不正が認められれば該当取引の損害補償も可能です。

また、American Express SafeKey(アメリカン・エキスプレス・セーフキー)による本人認証の利用もできるので、第三者による不正利用も防止できます。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)(NL:ナンバーレス)は、両面番号レス&様々なセキュリティ機能で誰でも安心して使えるクレジットカードです。

クレジットカードの表・裏のどこにもカード番号が印字されていないというナンバレスデザインが採用されているので、外でカードを利用する場合等にカード番号を控えられて悪用されるというリスクが軽減できるので安心です。

カード番号の印字はされていませんが、ネットショップなどでの利用の際は、カード番号をVpassアプリで簡単に確認できるので利用上の問題はありません。

Vpassアプリには、カードの利用ごとに通知が届くだけでなく、ネットショッピング・海外など特定の利用制限が設定できるので、不正利用を防止する仕組みが充実しています。また、希望者に対して写真入りのICカードに切り替えることも可能です。

楽天カード

楽天カードもセキュリティの強化されたクレジットカードで、ICチップの搭載をはじめ決済と同時にメールで通知が届くため不正利用の早期発見が可能です。

また、不正検知システムも導入していて24時間365日の監視をおこなっています。

楽天カードを利用するたびに不審な点がないかをチェックしていて不正利用に素早く対応。

さらに本人認証サービスを利用するとあらかじめ設定したパスワードを入力しないとカード決済ができないようになるため、情報を盗まれることで起こる「なりすまし」を防げます。

楽天カードはセキュリティ面で安心できるほかにも、ポイント還元率が高いなどといった利用時のメリットがあるのでおすすめです。

まとめ

クレジットカードが安全に使えるかどうかが不安だから導入をしていなという方は、当記事を通して印象が変わったかと思います。

盗難などの被害に遭うリスクは現金と変わらないものの、不正利用された際の補償対応は現金と大きく変わります。

そのため、クレジットカードであれば現金以上に損害のダメージは受けにくいでしょう。

しかし、利用明細を確認するなどの対策を怠ることで不正利用に気付かない場合があるので、クレジットカードのセキュリティに頼りきりになるのはおすすめしません。

自分でも不正利用に遭わないためにできることをおこなうようにしてください。

クレジットカードを安全に利用するための知識を得て、しっかりと活用していきましょう。

本記事の編集者について

イーデス編集部

イーデス編集部

専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。

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