ジャックスカードはおすすめ?各カードを比較してメリット&デメリットを検証
最終更新日:
このページにはPRリンクが含まれています
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下であるジャックスは、プロパーカード(自社が発行しているカード)であるジャックスカードの他に、リーダーズカードなど、さまざまな種類のクレジットカードを発行しています。
ジャックスが発行しているカードを作ろうとしている人や、すでに使っている人は、
- ジャックスが発行しているカードにはどういったカードがあるのか知りたい
- ジャックスが発行しているカードの特徴、メリットやデメリットが知りたい
- 自分がジャックス系列のカードを作るべきかどうかを知りたい
と思われるのではないでしょうか?
この記事では、そういった人向けに、ジャックスが発行しているカードの概要や特徴、メリット、デメリットなどをまとめてみました。
ジャックスカードへの入会を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ファイナンシャルプランナー / FP事務所マネセラ
監修者張替愛さん
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
気になる内容をタップ
ジャックスカードが発行しているカードの概要
ジャックスカードとは
日本の大手信販会社である株式会社ジャックスが発行しているクレジットカードです。
この項では、ジャックスカードはもちろん、ジャックスが発行しているクレジットカードについてそれぞれ解説していきます。
ジャックスはクレジットカード発行会社
よく間違えがちですが、ジャックスカードという名前のクレジットカード会社は存在しません。
大手信販会社の株式会社ジャックスが発行しているクレジットカードのひとつがジャックスカード、というだけです。
ジャックスは、会社名がついたプロパーカードであるジャックスカードの他にも、リーダーズカードに代表されるさまざまな種類のクレジットカードが発行されています。
ジャックスが発行している代表的なクレジットカードについて、それぞれの特徴をみていきましょう。
リーダーズカード
リーダーズカード(Reader’s Card)はネットショッピングを日頃から利用される人にメリットの大きいカードです。
Reader's Card
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,750円(税込)※当年度のカードショッピングご利用合計金額が30万円以上の場合、次年度は無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.10~1.75% |
国際ブランド | |
発行スピード | 1~2週間程度 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
マイル還元率(最大) | 0.75% |
旅行保険 | 国内旅行保険・海外旅行保険 |
ポイント名 | Reader's Card ポイント |
締め日・支払日 | 締め日:毎月末・支払日:翌月27日(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
申し込み条件 | 年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方 |
必要書類 | 運転免許証、運転経歴証明書・保険証・パスポート・特別永住者証明書・在留カード・個人番号カードなど本人確認書類 |
注目ポイント
- 通常のお買物でポイント還元率1.25%!
- ネットショッピングなら1.75%の高還元率
- 初年度年会費無料!次年度以降も条件クリアで無料!
- 貯まったポイントで請求額の支払いができる
- ETCカード無料発行
リーダーズカード特徴
- 年会費:初年度無料、次年度以降は本人2,750円(税込)、家族440円(税込)、ただし30万円以上のカード利用があれば無料。
- 申込対象:18歳以上(高校生不可)で電話連絡ができる人。未成年者の場合は親権者の同意が必須
- 還元率:1.1%~1.25%(※ジャックスモールと併用すれば最大1.75%)
- 国際ブランド:Mastercard
- 追加可能カード:家族カード、ETCカード
- 付帯保険:海外旅行傷害保険(自動付帯)、国内旅行傷害保険(利用付帯)、カード盗難保険、ネットあんしんサービス
リーダーズカードはアマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングをよく利用する人におすすめ!
リーダーズカードで高還元の恩恵を受けることができるのは、下記のような人です。
- アマゾン、楽天市場、ヤフーショッピングを日頃からよく利用する人
- そのほか、ジャックスモールの中に自分のよく利用するショップがある人
ジャックスモールは高還元を実施しているショップも多数ありますが、商品やショップが限定されているため注意してください。
ジャックスカード
ジャックスが発行するもっともスタンダードなカードです。概要は以下のようになっています。
ジャックスカード概要
- 年会費:1,375円(税込)、※家族会員440円(税込)
- 申込対象:18歳以上(高校生不可)で電話連絡ができる人。未成年者の場合は親権者の同意が必須
- 還元率:0.5%(200円利用するごとに1ポイント)
- 国際ブランド:Visa、Mastercard、JCB
- 追加可能カード:家族カード、ETCカード
- 付帯保険:海外旅行傷害保険(自動付帯)、国内旅行傷害保険(利用付帯)、カード盗難保険、ネットあんしんサービス
- その他特徴:会員専用のショッピングモール「JACCSモール」の利用でポイント加算
年会費はかかりますが、その分通常カードとしては保険機能が充実しているのが特徴です。還元率は0.5%とそこまで高くはありません。
ジャックスカードは保険機能を重視する人におすすめ!
ジャックスカードは4つの保険機能が付帯していることや、国際ブランドが3つの中から選べるのが大きな特徴です。そのため、
- ステータス性は高くなくてよいが、保険機能は重視する人
- 国際ブランドをVISA、マスターカード、JCBの中から選びたい人
におすすめのカードといえます。
他にも提携カードが多く70種類以上ある
このように、ジャックスは企業と提携した独自のカードを数多く発行しており、その数は何と70種類を超えます。
以下は、これまでに紹介したカード以外の、個性的な提携カードの一例とその特徴です。
エルオーエルジャックスカード(新規受付終了)
人気ダンス&ボーカルグループ「lol」がモチーフにされており、入会特典やポイントを貯めるとオリジナルグッズがもらえます。
日本盲導犬協会カード
入会で1,000円、年会費のうち500円、カード利用のうち0.5%が「公益財団法人日本盲導犬協会」に寄付されます。
くまもとカード
カードショッピング利用金額の0.15%が自動的に「ふるさとくまもと応援寄付金」に寄付されます。
ジャックスはどのようなカードを発行しているか、何となく把握できたでしょうか?
張替愛 /
還元率が高いことを重視しているユーザーにとって、多数の高還元率カードを発行しているジャックスは目にする機会も多いでしょう。以前に比べると還元率は下がりましたが、代わりに年会費が無料になる条件が緩和されているのでカードの利用金額が少ないユーザーにとっては持ちやすくなったといえます。
たくさんあるジャックス系列のカードですが、迷ったら高還元率でコストが低いカードを選ぶのがおすすめです。
ただし、ジャックスはカードの新規発行時の審査が比較的厳しいといわれていますので、特にキャッシング枠を設定する場合は注意が必要です。過去にクレジットカードの支払いを滞納してしまった人や、入会特典を目当てとして短期間に複数枚のカードを申し込みしている人などは審査に落ちる可能性があります。いつでも好きなカードを作れるようにするためにも、普段からカードの使い方には気を付けてくださいね。
次の項からは、ジャックスが発行しているカードに共通しているメリットについて解説していきます。
ジャックスカードのメリット
ここまではジャックスが発行しているカードのそれぞれの特徴について解説してきました。ここからはジャックスが発行しているカードに共通している
メリット
の3点について解説していきます。
高還元率のカードが多い
ジャックスが発行しているカードの最大のメリットは、その還元率の高さです。
通常のクレジットカードであれば高くても1.0%、低ければ0.5%といった還元率を設定しているケースも珍しくありません。
その点、ジャックスが発行しているカードは通常のショッピングで1.25%以上の還元率を設定しているものが多々あり、その還元率の高さはクレジットカード業界の中でも頭ひとつ抜けていると言えるでしょう。
ラブリィポイント
ジャックスには各カードごとに独自のポイントが設定されていますが、ジャックス自体が提供しているポイントは「ラブリィポイント」と言います。
ラブリィポイントには以下のような特徴・メリットがあり、使い勝手が良いだけでなく貯めやすいポイントとなっています。
利用金額で上がるポイントアップ率
通常は200円につき1ポイントですが、前年のカードショッピングの合計金額に合わせてポイントがアップする仕組みが設定されています。
例えば、年額50万円以上なら50%、年額300万円以上なら100%、といった具合です。
会員専用のジャックスモールで高還元
ジャックス会員専用のショッピングモールを経由して買い物をすると、最大で12%もの高還元を受けることができます。
さまざまなモノと交換が可能
ラブリィポイントは商品やギフト券はもちろん、Jデポとの交換や寄付にも利用することができます。
Jデポでキャッシュバックも可能
Jデポによるキャッシュバックもジャックス発行カードのメリットのひとつです。
Jデポは簡単に言うと「貯まったポイントと交換することによって、割引を受けられるサービス」で、意味合い的には現金による値引きと同様の働きをしてくれます。
クレジットカードのポイントは商品やマイルにしか交換できない場合は使いづらいですが、Jデポのように請求金額から直接Jデポ金額を差し引いて請求されるというのは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
ここでは、ジャックスが発行するカードのメリットを紹介してきましたが、中にはデメリットも存在します。
次の項からは、ジャックスに入会する前に気をつけておきたいデメリットをみていきましょう。
ジャックスカードのデメリット
高還元が魅力のジャックス発行カードですが、
デメリット
これらのふたつはデメリットと言えるでしょう。それでは、このふたつのポイントについて解説していきます。
年会費条件があまりよくない
ジャックスが発行しているほとんどのカードは、初年度年会費無料で次年度から数千円の年会費が発生するようになっています。
いくら高還元のキャッシュバック制度があるとはいえ、数千円の年会費となると十数万円以上は利用しないと元が取れません。
また、次年度以降も年会費が無料になる場合もありますが、これには「年額◯十万円使用した人のみ」といった風に、高額の利用条件が設定されている場合がほとんどです。
仕組みが複雑
ジャックスのJデポはとてもお得なサービスですが、少々仕組みが複雑になっています。
通常のカードであれば、
STEP.1
ポイントが貯まる
STEP.2
ポイントを交換またはキャッシュバックする
これらの2ステップだけでよいものの、Jデポでは
STEP.1
ポイントが貯まる
STEP.2
貯まったポイントをJデポに交換する
STEP.3
Jデポを利用した値引きを受ける
という3ステップとなっており、手間がひとつ増えています。手続きの無駄を極力省きたい人にとって、この点はデメリットと言わざるをえません。
まとめ
それでは、ジャックスが発行しているクレジットカードの特徴やメリット・デメリットについておさらいしていきましょう。
概要・特徴
- ジャックスカードとは、大手信販会社ジャックスが発行しているプロパーカード
- ジャックスは他の企業と提携し、70種類以上のクレジットカードを発行している
- 特典やおすすめな人は、カードによって異なる
共通のメリット
- 還元率1.25%など、高還元率のカードが多い
- ラブリィポイントは貯まりやすく使い勝手もよい
- Jデポによる値引き制度がある
共通のデメリット
- 次年度以降は年会費が有料になるケースが多く、無料の条件もハードルが高い
- Jデポは仕組みがやや複雑で手間がかかる
向いている人・向いていない人
- 向いている人:とにかく還元率を重視している人
- 向いていない人:余計な手間を省きたい人
これからジャックスカードを発行しようと考えている人は、上記の内容と自身の状況を照らし合わせて判断してみてください。