【2024年9月最新】住宅ローン借り換えおすすめランキング!後悔しないための全知識
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2024年最新版
住宅ローン
借り換えるならどこ?
借り換えで
月々の返済額が安くなる
たった
1分
借り換えシミュレーションで
住宅ローンを一括比較
住宅ローンの借り換えはタダではできません。手数料がかかる分、借り換えるなら「借り換えによるメリット」を受けられることが重要です。
何をメリットと捉えるかは人によってさまざまで、
- 今よりも返済額を少なくできる
- 返済額は変わらないけど、今よりも保障の手厚い団信に入れる
- 金利は今より上がるけど、固定金利にすることで金利変動リスクを避けられる
などがあります。
本記事では金銭的メリットを得られるよう、住宅ローンの借り換え金利が低い金融機関ランキングを用意しています。
そのほか、住宅ローンの借り換え先選びに失敗しないためのポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
気になる内容をタップ
- 借り換えで失敗しないために知っておくべきポイント
- ポイント1:同じ金利タイプでも借り換えメリットはある
- ポイント2:諸費用を含めたトータルコストで比較する
- ポイント3:借り換え審査は複数の銀行に申し込んでおく
【2024年9月最新】借り換え金利が低い順ランキング
2024年9月2日現在における借り換え金利の低い金融機関ランキングを紹介します。
このランキングはどんな人におすすめ?
- とにかく金利が低く、なおかつ、信頼できる金融機関で借り換えたい人
金融機関 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
金利 タイプ | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 |
適用金利 | 年0.290%
| 年0.290%
| 年0.319%
| 年0.320%
| 年0.340%
| 年0.345%
| 年0.375%
| 年0.380%
| 年0.475%
| 年0.597%
|
事務 手数料 | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) | 借入金額×2.2%(税込) |
おすすめ ポイント | がん50%保障に全疾病保障・非自発的失業保障・自然災害保障が付くプランも無料。 | 転職直後でも柔軟に審査してもらえる! | がん50%保障団信に、4疾病保障と全疾病長期入院保障が付いてくる。 | 40歳未満なら3大疾病50%保障が無料付帯で、全疾病保障も付いてくる。 | 団信革命の保障が手厚い。 | 7大疾病保障の補償適用条件が優れている。 | メガバンクとしては、がん100%保障の上乗せ金利が低い。AI事前診断が便利で使いやすい。 | がん50%保障はないが、全疾病保障団信が無料。また、完済までイオングループでの買い物が毎日5%オフ。 | 万一への充実した保障+満足度94.7%の対応力! | がん50%保障が無料付帯。ワイド団信も上乗せ金利が安い。 |
解説 | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る |
公式 サイト | 公式サイト |
1位:PayPay銀行
PayPay銀行住宅ローンの変動金利は、他の銀行と比べてもトップクラスに低く設定されています。変動金利の「借り換え」はさらに金利が低く魅力的です。
金利の低さだけでなく「がん50%保障団信」は上乗せ金利なし。PayPay銀行のがん50%保障団信は、がん以外の病気やケガも対象(※)となる全疾病保障も付いており、ほかにも失業保障や自然災害保障もつく充実ぶり。
※精神疾患など、一部保障の対象外となるものがあります。
これだけ充実した団信に無料で加入できるのは魅力的です。
審査期間は、事前審査が当日~5営業日、本審査が3~10営業日で審査期間も早く借り換えにおすすめの金融機関です。
おすすめポイント
- 変動金利は借り換えならさらに低金利
- 「がん50%保障団信」が無料で付けられる
- 審査期間も短くネットで完結できる
注意点と対策
- 5年ルールと125%ルールの適用がないため、余裕のある毎月の返済額にする
- 変動金利
- 住宅ローン
- 年
0.290
%
金利についての注意事項をみる
- ※2024年9月適用金利
- ※表示金利は金利優遇キャンペーン適用(詳細は公式サイトへ)
おすすめポイント
- 01がん50%保障(全疾病保障付)が無料
- がんと診断確定された場合に住宅ローンの残高が半分となる「がん50%保障」が無料付帯。さらに、がん保障団信にはすべてのけがや病気をカバーする全疾病保障つき!(※)
- 02がん100%保障団信(全疾病保障付)が割安
- がんと診断確定された場合に住宅ローンの残高が0円となる「がん100%保障団信」に、金利上乗せ年+0.1%で加入できて割安です。
- 03審査完了までの期間が短い
- PayPay銀行の審査にかかる期間は事前審査は当日~5営業日、本審査は3~10営業日。
- 04ペアローン&連生団信を利用できる
- ペア連生団信加入ならペアで保障を受けられます。本人・相手の住宅ローン残高が0円に!
- 05定額自動入金サービスが無料
- メインバンク変更不要。メインバンクからPayPay銀行の口座に返済額を毎月自動で入金できます。
- ※※精神疾患など、一部保障の対象外となるものがあります。
PayPay銀行の月々の支払額を確認
返済年数 | 毎月の返済額 | 諸費用 | 総支払額 |
---|
- ※金額のない返済年数は非対応の商材金利です
- ※シミュレーション結果は借り換え時の内容です
2位:SBI新生銀行
SBI新生銀行住宅ローンの変動金利タイプは、時々実施される金利優遇キャンペーンに乗れば、業界最低水準の金利の低さでとてもお得。キャンペーン実施中なら、是非とも借り換えを検討したい金融機関です。
また、審査が柔軟という特徴もあり、「収入等問題ないはずなのに、ほかの金融機関で審査に落ちた」という人でも、SBI新生銀行なら審査に通ったというケースがあります。転職直後でも柔軟に見てもらえます。
審査に通らず借り換えできずにいる人は、ぜひSBI新生銀行を検討してみてください。
なお、SBI新生銀行では同じ金利タイプでも「手数料定率型」と「手数料定額型」の2種類が用意されており、手数料定率型のほうが低い金利で設定されています。両者の違いは、事務手数料の金額。「手数料定率型」は借入額×2.2%(税込)で借入額によって変わるのに対し、「手数料定額型」は借入額によらず誰でも55,000円(税込)です。諸費用を抑えたい人は、「手数料定額型」がおすすめです。
おすすめポイント
- キャンペーン金利なら、業界最低水準の金利で借りれてオトク!
- 審査が柔軟で、他の金融機関ではムリでもSBI新生銀行なら借りられる可能性あり
- やや金利は上がるが「手数料定額型」なら事務手数料が税込55,000円と安い!
注意点と対策
- 5年ルールと125%ルールの適用がないため、余裕のある毎月の返済額にする
- 変動金利
- 住宅ローン(定率型)
- 年
0.290
%
金利についての注意事項をみる
- ※2024年9月適用金利
- ※表示金利は金利優遇キャンペーン適用(自己資金による条件なし!詳細は公式サイトへ)
おすすめポイント
- 01ガン団信の上乗せ金利が低い
- 所定のがんと診断された場合に住宅ローン残高が0円になるガン団信の一般的な上乗せ金利は年+0.2%。新生銀行の「ガン団信」なら上乗せ金利が年+0.1%で加入できます。
- 02転職直後でも柔軟に審査してもらえる
- 転職歴の確認や年収見込証明書の提出などの対応をすることで、転職直後でも柔軟に審査してもらえる
- 03つなぎ融資に対応
- つなぎ融資が利用できるので注文住宅にも対応
- ※事務取扱手数料は借入金額×2.2%(消費税込)
SBI新生銀行の月々の支払額を確認
返済年数 | 毎月の返済額 | 諸費用 | 総支払額 |
---|
- ※金額のない返済年数は非対応の商材金利です
- ※シミュレーション結果は借り換え時の内容です
3位:auじぶん銀行
auじぶん銀行住宅ローンは、金利の低さと保障の充実度が魅力の住宅ローンです。
なんと下記保障を無料で付けられます。
- がんと診断確定されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障」
- 4疾病を発病し所定条件・状態に該当すると住宅ローンが半分になる「4疾病保障」
- けがや病気で180日以上継続入院した際にローン残高が0円になる「全疾病保障」
この3つが0円で付帯できるのは、auじぶん銀行住宅ローンの大きなメリット!
保障が充実している住宅ローンを利用しておけば、事故や病気など不測の事態になったケースでも、大切な家族やマイホームを守りやすくなるでしょう。
金利の低さと保障の充実度から、変動金利へ借り換えるなら真っ先に検討しておくべき住宅ローンのひとつです。
おすすめポイント
- けがや病気で180日以上入院すると、住宅ローン残高が0円になる
- がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる
- auモバイル/じぶんでんき/:COM NETまたはコミュファ光/J:COM TVの利用で最大0.15%金利引き下げ
注意点と対策
- 対面相談は都内のみなので、不安がある場合は住宅ローンセンターに電話で相談する。
※相談先の電話番号や受付時間は、案内ページ(公式サイト)で確認できます
- 変動金利
- 全期間引下げプラン
- 年
0.319
%
金利についての注意事項をみる
- ※2024年9月適用金利
- ※借り換えの場合
- ※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
おすすめポイント
- 01がん50%保障団信+4疾病保障+全疾病長期入院保障が無料付帯
- がんと診断、または4疾病(急性心筋梗塞、脳卒中、肝疾患、腎疾患)が所定の状態に該当・所定の手術を受けた場合、住宅ローン残高が半分になります。さらに全疾病長期入院保障も無料で付帯されます。
- 02がん100%保障の上乗せ金利が低い
- がん100%保障は上乗せ金利年0.2%一般的。auじぶん銀行では100%保障が+年0.05%で付帯できるのでお得。さらに全疾病長期入院保障も無料で付帯されます。
- 03定額自動入金サービスが無料
- メインバンクからauじぶん銀行の口座に毎月自動で入金できるので、返済額を入金する手間がなく、手数料無料でとても便利。
- 04月次返済保障が無料で付帯
- すべてのけが・病気で連続して31日以上入院した場合、住宅ローンの月々の返済が保障される「月次返済保障」も無料付帯。
auじぶん銀行の月々の支払額を確認
返済年数 | 毎月の返済額 | 諸費用 | 総支払額 |
---|
- ※金額のない返済年数は非対応の商材金利です
- ※シミュレーション結果は借り換え時の内容です
借り換えるべきかの目安は「金利差0.3%」
住宅ローンを借り換えるべきか迷っている場合は、「借り換え前後の金利差が0.3%以上あるかどうか」を目安に判断しましょう。
借り換え前のローン状況にもよりますが、多くの場合、金利差が0.3%以上あれば、借り換えで利息の負担を軽減できます。
現在の金利 | 借り換え前後の金利差 | 借り換えでお得になる金額 ※諸費用含む |
---|---|---|
1.20% | 0.785% | 1,001,040円 |
1.10% | 0.685% | 784,800円 |
1.00% | 0.585% | 570,000円 |
0.90% | 0.485% | 356,640円 |
0.80% | 0.385% | 144,480円 |
0.70% | 0.285% | -66,480円 |
0.60% | 0.185% | -275,760円 |
0.50% | 0.085% | -484,080円 |
※当サイトの借り換えシミュレーションツールにて算出
※諸費用は住信SBIネット銀行の金額を使用
上記は借り換え前の条件を「住宅ローン残高2000万円、残りの返済期間20年、元利均等返済」として、借り換えた場合にどれくらいお得になるのかを記載した表です。
表を見ると、
- 現在の金利が1.2%なら、借り換えることで約100万円
- 現在の金利が0.8%なら、借り換えることで約14万円
の借り換えメリットを受けられることが分かると思います。
ただし現在の金利が0.6%なら、借り換えることで約27万円のマイナスとなってしまいます。
この損益分岐点の目安が、「借り換え前後の金利差0.3%あるのか」なのです。
ただしこの表はあくまで仮の条件でシミュレーションした例。ご自身が借り換えをしてお得になるのかどうかは、必ず借り換えシミュレーションをしてくださいね。
「金利差1%以上でお得になる」はもう古い!
従来は「借り換えメリットを得るためには、借り換え前後の金利差が1%以上必要」と言われてきました。
しかしこれらは都市銀行が中心だった時代のことで、現在の住宅ローン事情ではそのとおりではありません。
先ほどの表に記載していたのはどれも金利差1%未満でしたが、借り換えメリットがありましたよね。
インターネット上の情報や、住宅ローン関連の書籍にも「金利差1%以上」と書かれていることはまだまだありますが、必ずしも1%である必要はないことは覚えておいてください。
住宅ローンの借り換え金利比較表
「金利差0.3%」が目安と分かったところで、現在の金利がどの程度なのか見てみましょう。
※金利タイプをタップすると、金利タイプを切り替えられます。
金融機関名 | 金利 |
---|---|
auじぶん銀行 | 年0.319%
|
PayPay銀行 | 年0.290%
|
住信SBIネット銀行 | 年0.320%
|
SBI新生銀行 | 年0.290%
|
SBIマネープラザ | 年0.320%
|
みずほ銀行 | 年0.375%
|
ソニー銀行 | 年0.597%
|
イオン銀行 | 年0.380%
|
三菱UFJ銀行 | 年0.345%
|
楽天銀行 | 年0.844%
|
三井住友銀行 | 年0.475%
|
りそな銀行 | 年0.340%
|
三井住友信託銀行 | 年0.330%
|
ARUHI | - |
金融機関名 | 金利 |
---|---|
auじぶん銀行 | 年1.215%
|
PayPay銀行 | 年1.140%
|
住信SBIネット銀行 | 年1.265%
|
SBI新生銀行 | 年0.950%
|
SBIマネープラザ | 年1.265%
|
みずほ銀行 | 年1.350%
|
ソニー銀行 | 年1.344%
|
イオン銀行 | 年1.500%
|
三菱UFJ銀行 | 年1.050%
|
楽天銀行 | 年1.663%
|
三井住友銀行 | 年2.050%
|
りそな銀行 | 年1.605%
|
三井住友信託銀行 | 年1.315%
|
ARUHI | - |
金融機関名 | 金利 |
---|---|
auじぶん銀行 | 年2.270%
|
PayPay銀行 | 年2.090%
|
住信SBIネット銀行 | 年1.810%
|
SBI新生銀行 | 年1.550%
|
SBIマネープラザ | 年1.810%
|
みずほ銀行 | 年1.760%
|
ソニー銀行 | 年2.426%
|
イオン銀行 | 年1.820%
|
三菱UFJ銀行 | 年1.750%
|
楽天銀行 | 年1.820%
|
三井住友銀行 | 年2.480%
|
りそな銀行 | 年1.615%
|
三井住友信託銀行 | 年1.820%
|
ARUHI | 年1.810%
|
住宅ローンの借り換えにおける注意点
住宅ローンを借り換えるにあたって、3つの注意点があります。
注意点
注意点を知ったうえで、借り換え判断をしましょう。
同じ銀行で借り換えできない
基本的に、住宅ローンは同じ銀行で借り換えることができません。
仮に三菱UFJ銀行で新規借り入れしていた場合、三菱UFJ銀行以外で借り換えることになります。この場合、他銀行に借り換えれば「三菱UFJ銀行の住宅ローンを利用していたことによるメリット」はなくなる可能性があり、注意しなければなりません。
”いま利用中の銀行だからこそ”の恩恵があるならば、その点を含めて借り換えを検討しましょう。
がん特約や疾病保障が変わる・なくなる
当然ですが、借り換えれば「利用する住宅ローン商品」が変わることになります。つまり、いま利用できている保障がなくなります。
万が一に備えておきたい人は、
- 保障が充実した住宅ローンに借り換える
- 最低限の保障がついた住宅ローンに借り換えて、不足分は収入保障保険などでカバーする
といった選択肢がありますので、必要に応じて保障内容をチェックするようにしましょう。
住宅ローン控除を受けられなくなるケースもある
住宅ローン控除を受けるには、諸条件を満たしている必要があります。
借り換えるときに注意したいのは、「住宅ローンの借入期間が10年以上あること」という条件です。
住宅ローン控除を受けたいのであれば、借り換え後の借入期間が10年以上必要ということを覚えておきましょう。
なお、控除期間は、新規借り入れ時からの通算です(新築は13年、中古は10年)。借り換えても、借り換え時から13年ではなく、新規借り入れから13年となることに注意しましょう。
借り換えで失敗しないために知っておくべきポイント
住宅ローンの借り換えは、「金利上昇リスクを下げる」「返済額を抑える」といった目的ですることがほとんど。
損しないための借り換えですから、借り換えで失敗して後悔するようなことは避けたいですよね。
この章では、借り換え検討中の人に知っておいてほしい3つのポイントをお話します。
ポイント
ポイント1:同じ金利タイプでも借り換えメリットはある
「金利の低い変動金利で借りているから、借り換えなくても問題ない」
「金利タイプを変えるつもりがないから、借り換える必要はない」
もしこのように考えているなら、ぜひ考え直していただきたいと思います。
もとから金利の低い変動金利を利用していたとしても、同じ変動金利に借り換えることでメリットを受けられる可能性があるためです。
固定金利から固定金利への借り換えをする場合も、同様です。
適用金利は「優遇幅」で決まる
前提として、各個人に適用される住宅ローン金利は、下記の計算式で決まります。
適用金利 = 基準金利-優遇幅
下のグラフを見てわかるように、直近20年、変動金利の基準金利はほぼ変わっていません。
しかし、各金融機関のホームページを見ると、変動金利の適用金利はこの20年で下がってきています。
なぜなら、「優遇幅」が大きくなってきているためです。
ここで問題になるのは、優遇幅は借入当初に決められて、それ以降は変わらないということ。
つまり、
- 優遇幅が2%の時に借りた人は、ずっと「基準金利 -2%」の金利が適用される
- 優遇幅が1%の時に借りた人は、ずっと「基準金利 -1%」の金利が適用される
ということです。
「あなたが新規借り入れしたときの優遇幅」と「現在の優遇幅」が異なる可能性は、十分ありえること。
金利の低い変動金利を利用していたとしても、借り換えることでさらに低い金利が適用されるかもしれません。
固定金利から固定金利への借り換えでもメリットはある
固定金利から固定金利への借り換えでも、同様に借り換えメリットはあります。
下記は平成17年~令和元年のフラット35の金利推移ですが、近年では固定金利は下降傾向にあることが分かるかと思います。
※住宅金融支援機構HPより
自身に適用されている金利を確認して、借り換えのメリットを受けられるのかどうかを確認してみてください。
ポイント2:諸費用を含めたトータルコストで比較する
「金利の低い銀行に借り換えたら良いんでしょ?」と考えている方も多いかと思いますが、金利だけを見て住宅ローンを借り換えると、損をしてしまうこともあります。
理由は、借り換えには数十万円~の諸費用が必要であり、この金額が金融機関によってバラバラだから。金利が低い住宅ローンでも、諸費用を加味したトータルコストで見れば負担額が高くなるケースがあるのです。
下記は、三菱UFJ銀行住宅ローン・楽天銀行住宅ローンへそれぞれ借り換えた場合の例です。
三菱UFJ銀行 住宅ローン | 楽天銀行 住宅ローン | |
---|---|---|
金利 | 年0.345%
| 年0.844%
|
諸費用 | 643,850円 | 570,000円 |
毎月の返済額 | 109,753円 | 109,775円 |
トータルコスト | 26,984,570円 | 26,916,000円 |
※借入残高2500万円・返済機関20年・変動金利・元利均等での借入のシミュレーション
金利だけを見ると、三菱UFJ銀行のほうが低く設定されています。
しかし楽天銀行住宅ローンは借り換えに必要な諸費用が低いため、トータルコストでは楽天銀行のほうが約7万円ほど低くなっています。
「7万円の差は大きい」と感じる人も多いのではないでしょうか。
借り換え先を決める前に、必ず諸費用を含めたトータルコストで比べて、お得なローンを見つけるようにしましょう。
諸費用のうち大きな割合を占める「手数料」に関しては、のちほど「借り換えに必要な手数料」の章で解説します。
具体的な金額を調べるならシミュレーションツールが便利
複数の銀行でシミュレーションしていくのは時間も手間もかかるので、正直大変です。
そこで当サイトでは、主要銀行の住宅ローンの借り換えメリットを、一括で比較できるツールを提供しています。
借り換えメリットが一番大きい住宅ローンを1分で見つけられるので、ぜひ借り換え比較シミュレーションツールをご活用ください。
ポイント3:借り換え審査は複数の銀行に申し込んでおく
借り換えの事前審査は、複数の金融機関に申し込んでおきましょう。
理由は単純で、借り換え審査に必ず通るとは限らないからです。
審査結果を待っている間は「もし審査に落ちたらどうしよう」と不安になりやすいですし、もし審査に落ちてしまうと借り換えの時期がずれ込んでしまいます。
事前審査に通過してからのキャンセルはまったく問題ありません。複数申し込み、審査通過した中からもっとも条件の良い住宅ローンに借り換えることをおすすめします。
住宅ローンの借り換え審査は厳しくなりやすい
一般的に審査基準は、新規で住宅ローンを組んだ時よりも、借り換えのほうが厳しくなるケースが多いです。
借り換え審査が厳しくなる理由
- あなたの年齢が上がりローンを組める期間が短くなっている
- 健康状態が変わっている
- 給与条件が変わっている
- 住宅の担保価値が下がっている
新規で住宅ローンを借りたとき、不動産屋さんやハウスメーカーの方に勧められて、複数の銀行に事前審査を申し込みませんでしたか?
新規借り入れですら複数審査に申し込んでいたのですから、難易度の上がっている借り換えでは、なおさら複数の銀行に事前審査を申し込んでおくことをおすすめします。
借り換えに必要な手数料(融資事務手数料+保証料)
住宅ローンを借り換える際は、新規借り入れの時と同様に手数料がかかります。
金融機関によって異なりますが、目安として30万円~100万円ほどかかると考えておくと良いでしょう。
「融資事務手数料」と「保証料」をチェックすること
借り換えにかかる諸費用のなかで、特に高額となるのが「融資事務手数料」と「保証料」です。先ほどお伝えした30万円~100万円は、その2つを合わせた金額です。
大事なのは、「融資事務手数料」と「保証料」の両方がいくらなのかを確認すること。なぜなら、下記ケースがあるためです。
- 融資事務手数料が安くても、その分、保証料が高くなっているケース
- 融資事務手数料が高くても、その分、保証料が安くなっているケース
融資事務手数料だけを見て判断すると、想定よりも諸費用が高くなる可能性があるので気を付けましょう。
手数料が安い金融機関もある
借り換え手数料は30万円~100万円が目安ですが、ネット銀行を中心に手数料が安い住宅ローンが出てきています。同じ銀行内でも、商品や金利タイプによって金額が異なるケースは多くあります。
「手数料が安いぶん金利が少し高め」など何かしらのトレードオフがある可能性もありますが、諸費用を安く抑えたい人は下記を参考にしてみてください。
金融機関 | 融資事務手数料 | 保証料 | 手数料合計 (2,000万円を借り換える場合) |
---|---|---|---|
【SBI新生銀行】 パワースマート住宅ローン ※変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス> | 借入額×2.2%(税込) | 0円 | 440,000円(税込) |
【SBI新生銀行】 パワースマート住宅ローン ※変動金利(半年型)タイプ ※当初固定金利タイプ | 55,000円(税込) | 0円 | 55,000円(税込) |
【ソニー銀行】 変動セレクト住宅ローン | 借入額×2.2%(税込) | 0円 | 440,000円(税込) |
【ソニー銀行】 固定セレクト住宅ローン | 借入額×2.2%(税込) | 0円 | 440,000円(税込) |
【ソニー銀行】 住宅ローン | 44,000円(税込) | 0円 | 44,000円(税込) |
【イオン銀行】 住宅ローン ※ローン取扱手数料:定率型 | 借入額×2.2%(税込) | 0円 | 440,000円(税込) |
【イオン銀行】 住宅ローン ※ローン取扱手数料:定額型 | 110,000円(税込) | 0円 | 110,000円(税込) |
手数料に関してもっと詳しい情報を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
なお、もし借り換えにかかる諸費用の支払いが厳しい場合は、借り換える住宅ローンに上乗せするという方法があります。
諸費用を支払える程度には余裕のある家計が理想ですが、無理してまで現金で諸費用を払う必要はありません。万が一の備えとして「いま使えるお金」はある程度残しておくべきです。
貯蓄がゼロになってしまうなら、低金利な住宅ローンに諸費用を含めるほうが賢明と言えます。
住宅ローンの借り換えに関するよくある質問
- 住宅ローンを借り換えにはどんなメリットがあるの?
- 借り換えでどれくらいお得になるのか調べる方法はある?
- 住宅ローンの借り換えにかかる時間は?
- 借り換えに最適なタイミングは?
- 借り換えでも頭金って必要なの?
- 借り換えにかかる諸費用はどれくらい?
- 転職したてでも住宅ローンの借り換えはできる?
- 借り換え審査を申し込むときの注意点は?
- みんなはどの金利タイプに借り換えているの?
住宅ローンを借り換えにはどんなメリットがあるの?
A.借り換えの主なメリットは、金利が低くなることによって、毎月の返済額や、完済までの総返済額が少なくなることです。
また固定金利に借り換えれば、将来の金利変動リスクに備えることもできます。
借り換えでどれくらいお得になるのか調べる方法はある?
A.お得になる金額を調べるには、各金融機関のWebサイトにある「借り換えシミュレーションツール」を利用しましょう。
ただし金融機関によっては、諸費用を含まない計算結果しか表示されない場合もあります。諸費用を含めた金額を調べるには、当サイトの借り換えシミュレーションツールをご活用ください。
住宅ローンの借り換えにかかる時間は?
借り換えにかかる時間は約1か月~1か月半が目安になります。
借り換えをスムーズに進めるためには、必要書類の準備と正確な内容入力(記入)が何より大切です。
借り換えに最適なタイミングは?
住宅ローンを借り換える最適なタイミングは目的によって異なります。
「返済負担額を抑えたい」「当初固定期間が終わる」なら借り換え時期は早いほうが良いでしょう。
自分が借り換えをする目的に合わせて最適なタイミングを把握しましょう。
借り換えでも頭金って必要なの?
住宅ローンの借り換えには頭金は必要ありません。
しかし借り換えには融資事務手数料をはじめとした諸費用が必要になるため、まとまった資金が必要になることは認識しておきましょう。
借り換えにかかる諸費用はどれくらい?
金融機関によって異なりますが、30万円~100万円程度が目安になります。
諸費用のうちもっとも大きな割合を占めるのは融資事務手数料で、ネット銀行では「借り入れ金額×2.2%」で設定されていることが多いです。事務手数料が定額で、諸費用が安い住宅ローンもあるため、必ずトータルコストで比較しましょう。
転職したてでも住宅ローンの借り換えはできる?
フラット35など融資条件に勤続年数が設けられていない住宅ローンであれば、申し込み可能です。
また転職の内容によっては、住宅ローンの審査に影響しないこともあります。
借り換え審査を申し込むときの注意点は?
「健康状態の悪化」や「返済負担率の上昇」など、審査に通りにくくなる場合も考えられます。
借り換え審査の注意点と通過するための対策は下記の記事に記載していますので、参考にしてみてください。
みんなはどの金利タイプに借り換えているの?
借り換えた人の5割は、変動金利を選択しています。
当サイトで「住宅ローンの借り換え後に選択した金利タイプ」についてアンケートをとったところ、変動金利を選んだ人は50.0%、当初固定金利は17.6%、全期間固定は29.6%という結果でした。
「変動金利タイプ」は借り換えメリットを受けやすいからでしょう。
変動金利には金利が上昇した際に返済負担が大きくなるというリスクもありますが、返済者の負担を軽減するために、「大きく金利が上昇しても、従来の返済額の125%を超えないこと」という上限が設けられていることがあります。
もし固定金利から変動金利に借り換えるのであれば、「毎月返済額が125%まで上昇したとしても、問題なく返済を続けられるのか」を判断基準にすると良いでしょう。
まとめ
住宅ローンの借り換え先を選ぶときは、金利だけではなく諸費用も含めたトータルコストで比較していくことが大切です。
ここ数年は過去にないくらいの低金利になってきているので、ぜひこの借り換えチャンスを活かしてくださいね。
千日氏
変動金利は日銀の政策金利の影響を受けます。
日銀は長きにわたりマイナス金利政策を含む大規模な金融緩和政策を続けてきましたが、日銀総裁に植田氏が就任してからは正常化へ大きく舵を切っています。
今後、政策金利が上昇していき変動金利が上がっていくなら、現在の固定金利よりも高くならないうちに固定金利に借り換えるべきなのか?
それとも、変動金利が上がっていくとしても、さすがに現在の固定金利より高くならならないと読んで変動金利へ借り換えるべきなのか?
こういう判断をすべきタイミングが来ているのかもしれませんね。
ただし、金利タイプを変更するということは、金利上昇リスクへの対応方針を変えるということです。
あくまで、自分にとって後悔の無い金利タイプであるのか?じっくり考えてみてください。そのうえで、メリットがあるなら借り換えるべきでしょう。
また、他行への借り換えによってメリットある状況であると、今の銀行に対して金利の引下げ交渉が可能となっていることを意味します。
銀行の担当者に電話をかけて「金利を見直して欲しい」と言うだけですが、その際、実際に借り換えようと思っている銀行の借り換え審査に通しておくと効果があります。
金利を下げてくれなければ本当に銀行を乗り換える準備があることを明示することになるからです。
ただし現在フラット35で借りている人は交渉の余地はありません。金利引下げに応じてくれる可能性はゼロですので、交渉せずに借り換えるという対応になります。