PayPay銀行住宅ローン利用者の口コミを公開!知っておきたいデメリットも解説
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PayPay銀行住宅ローンは、ヤフーグループのPayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)が提供している住宅ローンです。
しかし新しい商品ということもありネット上には情報が少なく、
- 「PayPay銀行住宅ローンって良さそうに見えるけど、自分には合ってるのかな?デメリットとかないの?」
など気になることも多いですよね。
そこで、この記事ではPayPay銀行住宅ローンの金利や団体信用生命保険の内容、メリット・デメリット、申込みの流れについて解説していきます。
【結論】PayPay銀行が向いている人
- とにかく金利の低い住宅ローンを利用したい人
- メインバンクを変えたくない人
- ネットだけで手続きを完結したい人
- 審査期間の短い銀行を探している人
PayPay銀行住宅ローンの一番の魅力は金利の低さです。数あるネット銀行の中でもトップクラスの金利の低さとなっています。
一般的に住宅ローン返済は、ローンを借りている銀行の口座からの引き落としとなるため、メインバンクを変更する人が多いのですが、PayPay銀行の住宅ローンであれば、メインバンクとして現在利用している銀行口座を変えずに済む定額自動入金のサービスがあります。メインバンクを変更する手間が省けるのは、とても助かりますよね。
一方、PayPay銀行の住宅ローンでは「自営業者や法人代表者は原則として対象外」であることや「5年ルールと125%ルールの適用がない」という点には、注意してくださいね。
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PayPay銀行住宅ローンの口コミ・評判
PayPay銀行住宅ローンを利用している方の口コミを調査すると、「金利が安くなったのがとにかく満足」「ほぼゼロ金利に近い水準で借りることができた」など、金利の低さに関する内容や、ネット完結の手軽さなど、利便性についての口コミが多くありました。
PayPay銀行住宅ローンの口コミ・評判
- 金利が安くなったのがとにかく満足
- ほぼゼロ金利に近い水準で借りることができた
- 利用しているメインバンクから返済可能
- ネットで完結するというお手軽さが良い
- 保険などのサービスも手厚い
PayPay銀行住宅ローンは、金利の低さや、団信保障の手厚さが、実際に利用している方の口コミでも評判が良いようですね。
また、すでに利用しているメインバンクから返済が可能なサービスがとても良かったという意見もありました。
PayPay銀行住宅ローンの金利
PayPay銀行住宅ローンの商品では、変動金利と固定期間選択型の2種類の金利タイプが取り扱われています。
金利タイプ | 適用金利 |
---|---|
変動金利 | |
当初10年固定金利 | |
当初20年固定金利 | |
当初35年固定金利 |
なかでも特に注目すべきは、変動金利と当初10年固定金利の適用金利の低さです。
一般的にネット銀行の住宅ローンは金利が低く設定されていますが、PayPay銀行は特に金利が低く設定されているため、少しでも金利の低いローンを利用したい方にとって魅力的です。
他の銀行の住宅ローンとの金利の違いは、記事後半の「PayPay銀行住宅ローンのメリット」で詳しく解説しますね。
PayPay銀行住宅ローンの団体信用生命保険
団体信用生命保険(以下、団信)とは、ローンの契約者が死亡した場合や所定の高度障害状態になった場合などに、以降の住宅ローンを返済しなくて良いという保険のことです。
PayPay銀行住宅ローンの団信には、上記の一般団信への加入が必須となっています。
PayPay銀行住宅ローンは、無料の団信保障が充実していることも特徴です。
一般団信の保障に加え、がんと診断確定されたら100万円の給付金が受け取れ、がん先進医療を受けた際の治療費を給付される「般団信プラス(がん先進付)」が無料。がんと診断確定されたら住宅ローン残高が「半分」になる「がん50%保障団信」も無料。
上乗せ金利なしで団信保障が充実していることは大きな魅力の一つと言えます。
「がん100%保障団信」など、さらに団信に充実した特約を付帯させるには金利に上乗せする必要があるため、下記表を確認しておいてくださいね。
団信保障プラン | 上乗せ金利 | 保障の内容 |
---|---|---|
一般団信 | なし | 下記の状態になった場合に、住宅ローン残高が0円になる。 ・死亡 ・所定の高度障害状態 ・余命6ヶ月以内と判断 |
一般団信プラス(がん先進付) | なし | ・一般団信の保障内容 ・がんと診断確定されると100万円給付 ・がん先進医療を受けた際の治療費給付。(通算1,000万円まで/1回あたり500万円限度) |
がん50%保障団信 | なし | ・一般団信の保障内容 ・がんと診断確定されると住宅ローン残高が半分になる。 |
がん100%保障団信 | +0.10% | ・一般団信の保障内容 ・がんと診断確定されると住宅ローン残高が0円になる |
11疾病保障団信 | +0.30% | ・がん100%保障団信の内容 ・10種類の生活習慣病で180日以上継続して入院した場合に、住宅ローン残高が0円になる ・入院一時給付金で10万円の保障 ・初回入院給付金/継続入院給付金で毎月返済額が保障 |
ワイド団信 | +0.30% | ・健康上の理由で一般団信に加入できない方でも申込み可能 ・一般団信と同一の保障内容 |
PayPay銀行住宅ローンの諸費用・手数料
住宅ローンを借りる際には事務手数料などの諸費用が必要になります。
PayPay銀行住宅ローンの手数料は、他のネット銀行と大きな違いはなく、一般的な金額となっています。
諸費用の項目 | 費用(税込) |
---|---|
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20% |
一部繰り上げ 返済手数料 | Web受付:無料 |
電話受付:有料 | |
全額繰り上げ 返済手数料 | 33,000円 |
金利タイプの 変更手数料 | Web受付:無料 |
ひとつ気をつけるとすれば、一部繰り上げ返済の手数料。
Web受付と電話受付で繰り上げ返済をする際の手数料が違うので、Webから申込むのがおすすめです。
ここまではPayPay銀行住宅ローンの金利や団信、諸費用などの基本的なスペックを紹介してきました。
ではPayPay銀行住宅ローンは他の銀行と比べて、どのようなメリットがあるのでしょうか?
次の章ではPayPay銀行住宅ローンのメリットを見ていきましょう。
PayPay銀行住宅ローンのメリット
金利の低さについてはここまでも説明してきましたが、PayPay銀行住宅ローンには他にも多くのメリットが存在します。
PayPay銀行住宅ローンのメリット
- ネット銀行の中でも特に低金利
- ネットだけで申込が完結
- 自動的にPayPay銀行口座への資金移動が可能
- 審査完了までの期間が短い
他の銀行との金利比較も含めて、それぞれ詳しく解説していきますね。
ネット銀行の中でも特に低金利
繰り返しにはなってしまいますが、PayPay銀行住宅ローンは変動金利と10年固定金利が、特に低金利に設定されています。
当サイトで紹介している住宅ローンの中でも、もっとも低い金利が設定されているため、変動金利もしくは10年固定金利を検討している方にとって有力な選択肢となりますね。
他の住宅ローンと比べて、実際にどれくらいの金利差があるのかを見てみましょう。
変動金利 | 10年固定金利 | |
---|---|---|
PayPay銀行 | ||
住信SBIネット銀行 | ||
SBI新生銀行 | ||
auじぶん銀行 | ||
イオン銀行 |
表を見ると、変動金利・10年固定金利のどちらを見てもトップクラスの金利の低さとなっていることが分かりますね。
しかし下記表のとおり、20年固定金利や35年固定金利では高めの金利が設定されています。
20年固定金利 | 35年固定金利 | |
---|---|---|
PayPay銀行 | ||
住信SBIネット銀行 | ||
SBI新生銀行 | ||
auじぶん銀行 | ||
イオン銀行 | - |
長期間の固定金利を利用したい方は、「住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)」や「みずほ銀行の全期間固定35年」なども検討しましょう。金利が低く、安心感と低金利の両方のメリットを受けられますよ。
ネットだけで申込が完結
PayPay銀行住宅ローンでは、審査や書類提出、申込まで全てネットだけで完結できるのでスムーズに借り入れが進められます。
手軽に書類提出ができるため、忙しい方でもスムーズに手続きを進められますよ。

他のネット銀行の住宅ローンでは来店は不要でも、書類だけは郵送しなければいけない銀行がほとんどです。
郵送のデメリットは、書類に不備があった際の手戻りに時間がかかってしまうこと。
手戻りが発生したことによって、予定していたよりも融資実行が遅れてしまう事があるのです。
PayPay銀行住宅ローンでは郵送の手間や時間のロスが少ないため、書類の不備があった場合でもスムーズに進められるのが嬉しいですね。
自動的にPayPay銀行口座への資金移動が可能
住宅ローンの返済は、ローンを借りている銀行の口座から引き落とされるのが基本です。
その場合、引き落とし漏れを防ぐために、多くの方は給与振込などでこれまでにメインバンクとして利用していた銀行口座を変更したりと、手間がかかる事になります。
PayPay銀行住宅ローンでは、他行の口座からPayPay銀行の口座へ、毎月決まった額を自動的に入金する「定額自動入金サービス」があります。
毎月5日または27日に他行口座から引き落とし、引き落とし日の4営業日後にPayPay銀行口座に入金できます。もちろん手数料は無料です。
これにより毎月、返済口座への資金移動が自動的に行えるので、現在のメインバンクを変更する必要はありません。
メインバンクを変更する手間が省けるのは、PayPay銀行住宅ローンの利便性の良さのひとつです。

審査完了までの期間が短い
PayPay銀行住宅ローンの審査期間は、
- 事前審査は当日~5営業日
- 本審査は3~10営業日
となっていて、審査完了までの時間がかなり早いです。
購入したい住宅を決めてから慌ててローンの借り入れ先を探している方も多いかと思いますので、審査結果が早く分かるのは助かりますね。
ここまでPayPay銀行住宅ローンのメリットについて解説してきましたが、もちろんデメリットもあります。
次の章では借り入れ前に知っておくべき、PayPay銀行住宅ローンのデメリットについて解説していきます。
PayPay銀行住宅ローンのデメリット
金利や審査期間、利便性などメリットの多いPayPay銀行住宅ローンですが、下記2つのデメリットもあります。
PayPay銀行住宅ローンのデメリット
- 自営業者や法人代表者は原則として対象外
- 5年ルールと125%ルールの適用がない
どちらのデメリットもそれぞれ詳しく解説していきます。
自営業者や法人代表者は原則として対象外
PayPay銀行住宅ローンは「個人事業主、ご自身またはご家族が経営する会社にお勤めの方は、原則ご利用いただけません。」と利用条件にあるため、自営業の方は利用対象外となっています。
しかし、その他の利用条件に関しては、一般的な住宅ローンの利用条件と大きな差はなく、サラリーマンや公務員の方であれば問題はありません。
対策:自営業の方は他金融機関の住宅ローンを検討
PayPay銀行住宅ローンの他にも、ネット銀行の中でもとくに低金利な金融機関としては、auじぶん銀行の住宅ローンがあります。こちらを検討してみてください。
金利上乗せなしの「がん50%保障団信」などのメリット面も近い金融機関なので、auじぶん銀行もおすすめですよ。

5年ルールと125%ルールの適用がない
PayPay銀行住宅ローンの変動金利には、返済額が5年間上がらない「5年ルール」と、5年後返済額の見直しが行われた場合に、返済額が125%を超えて上がらない「125%ルール」の適用がありません。
対策:無理のない月々の返済額にする
「5年ルール」や「125%ルール」の適用がなく、金利の変動リスクへに対応するには、無理のない月々の返済額にすることが大切です。
心配な方は、将来に備えて手元の資金を貯めておくこともおすすめします。
借入額が高額になり過ぎて毎月ギリギリの返済額になってしまう場合は、物件価格が自身に見合っているか改めて検討してみて下さい。

次の章では実際に借り入れた場合の月々の返済額や、トータルコストをシミュレーションしてみましょう。
PayPay銀行住宅ローンの借り入れシミュレーション
ここでは借り入れ金額ごとに、毎月返済額・諸費用・トータルコストを見てみましょう。
シミュレーションをする上で注意するべきは、トータルコストと毎月の返済額です。
- 毎月の返済額は無理なく返済していける金額なのか
- トータルコストは他の銀行の住宅ローンより安いのか
という2点を忘れずにチェックしてくださいね。
シミュレーションの「借入希望額」を変更して、月々の支払額をシミュレーションすれば、実際の返済時のイメージができます。是非ご活用ください。

複数の銀行の住宅ローンを比較するには、「住宅ローン比較シミュレーションツール」が便利です。
先程の2点を踏まえた上で、ツールを活用してくださいね。
PayPay銀行住宅ローンの申込みの流れ
PayPay銀行住宅ローンへ実際に申し込む際の流れは、下記の通りです。
PayPay銀行住宅ローンの申込みの流れ
- 住宅ローン申込ナビへの登録
- 事前審査(当日~5営業日)
- 本審査(3~10営業日)
- 契約手続き
- 司法書士面談
- 融資完了
特徴的なのは「住宅ローン申込ナビ」というサービスへの登録をすること。
住宅ローン申込ナビでは、審査や団信への申し込み、審査に必要な書類の提出、契約書の作成などが、すべてWeb上で手続き可能です。
仕事が忙しい方や、まとまった時間が作れない方でも手続きをスムーズに進められますよ。

また契約手続きをするまでにPayPay銀行の口座を開設する必要があるので、こちらも忘れないようにしましょう。
まとめ
この記事ではPayPay銀行住宅ローンについて解説してきました。
PayPay銀行住宅ローンは、金利の低さと返済や審査の利便性が魅力の住宅ローンです。
振り返りとして、どのような人に向いているのかを記載しておきますので、PayPay銀行で借り入れるのかどうかの判断に利用してくださいね。

【結論】PayPay銀行が向いている人
- 変動もしくは10年固定で、とにかく金利の低いローンを利用したい人
- 今の銀行口座をそのまま使いたい人
- ネットだけで手続きを完結したい人
- 審査完了までの期間が短いローンが良い人
変動金利と10年固定金利が業界トップクラスの低金利であるのに加え、団信の保障が充実しておりガン50%保障と先進医療特約が金利上乗せなしで付帯するのが魅力です。

専門家の
アドバイス

千日太郎 / オフィス千日合同会社 代表社員 公認会計士
【専門家の解説】
PayPay銀行はネット銀行のなかでも低金利ですし、最近は商品改訂があってがん診断確定で住宅ローンの残高が半分になる「がん50%保障団信」が金利上乗せ無しで付帯するようになりました。
さらに0.1%の金利上乗せで「がん100%保障団信」にアップグレードできる ため、団信の保障の手厚さでもトップクラスになっています。
ただし変動金利タイプについては5年ルールと125%ルールの適用が無いという点は確認しておく必要があります。
5年ルールは返済額を5年間一定とし、その一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行うルールです。
125%ルールは5年ルールにより、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とするルールです。
そのため変動金利が上昇した場合には、その上昇幅に応じて翌月からの返済額が上がります。
毎月の返済額が今の家計でギリギリだという人にとっては、金利上昇によって返済を続けられなくなるリスクの高い住宅ローンということになるでしょう。
また住宅ローンの審査では少し間口が狭くなっており、事実上サラリーマン限定の住宅ローンとなっています。
住宅ローンを借りる人が個人事業主、ご自身またはご家族が経営する会社にお勤めの場合は、原則として対象外なのです。

吉兼一弥 / イーデス 住宅ローン担当
当記事を読めば、自身がPayPay銀行住宅ローンを利用するべきなのかどうか判断できますよ。