クレジットカードのチャージのすべてがわかる!お得&簡単に使う全知識
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現金と同じように使える電子マネー。駅の改札などで残高不足だとチャージする必要がありますが、わざわざ現金を引き出すのは面倒ですよね。
急いでいるときに限って残高不足で改札に引っかかり、精算機に並ぶ経験をしたことはないでしょうか?そんなあなたに紹介したいのは、クレジットカードからチャージする方法です。
わざわざ現金を引き出す手間もなく、クレジットカードのポイントも貯まって便利でお得です。ところが、それぞれの電子マネーは、チャージできるクレジットカードが決まっているのです。
そこで今回、電子マネーにチャージできるクレジットカードをわかりやすく整理し、どのクレジットカードからチャージすればポイントが貯まるのかどうかも合わせて紹介します。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
多くのプリペイド型電子マネーはクレジットカードからチャージする事ができます。電子マネー利用時のポイントに加え、クレジットカードによるチャージ時のポイントを2重取りできてお得です。
ただし、電子マネーへのチャージ時にはクレジットカードのポイントが貯まらないことがほとんどです。その場合、電子マネー利用時のポイントだけになるため、クレジットカードチャージのメリットはありません。
例えば、楽天Edyに楽天カードからチャージするとチャージ時に0.5%の楽天ポイント、決済時に0.5%の楽天ポイントが貯まるため合計1%還元です。しかし、楽天カードでの決済の場合は1%還元のため、わざわざ楽天Edyを使った決済をする必要がありません。
さらに、楽天Edyでのポイント付与は200円につき1ポイントのため、端数分を考えると楽天カードで直接払った方がお得です。電子マネーチャージで考える場合は、チャージでポイントが付くのか、実際に付いているのか(頻繁に制度変更があるため)を確認するようにしましょう。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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- クレジットカードからチャージはできる!その方法を解説
- どの電子マネーもチャージ可能なクレジットカードがある
- モバイルSuicaならビューカード以外からもチャージ可能
- au PAYカードはauかんたん決済でチャージすることも可能
- 自分の持っているクレジットカードからチャージする方法
- Suicaを券売機でチャージする方法
- Suicaをオートチャージする方法
- PASMOをオートチャージする方法
- nanacoをチャージする方法
- コンビニのレジでチャージする場合は現金払いのみ可能
クレジットカードからチャージはできる!その方法を解説
電子マネーは様々な種類が存在しますが、“いずれも対象のクレジットカードから”チャージすることが可能です。
2020年10月時点の主な電子マネーとクレジットカードからのチャージについて対応状況を表にまとめました。
電子マネー | チャージできる対象クレジットカード | チャージできないクレジットカード |
---|---|---|
Suica | ビューカードのみ | 左記クレジットカード以外 |
Pasmo | パスタウンカード、交通事業者系カード(小田急OPクレジットカード、京王パスポートカード、京急プレミアポイント ゴールド/シルバー、京成カード、SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン/SEIBUプリンスカード、相鉄カード、東急カード、東武カード、Tokyo Metro To Me CARD、横浜交通hama-eco card) | 左記クレジットカード以外 |
楽天Edy | 楽天カード、リクルートカード(Visaブランド)、エポスカード、ライフカード、三井住友カード、UFJカード、アメリカン・エキスプレスなど | リクルートカード(JCBブランド)など左記以外 |
WAON | イオンカードセレクト、JALカード(TOKYU POINT ClubQ、Mastercard® 、Visa、JCB、navi)など | JAL アメリカン・エキスプレス・カードなど左記クレジットカード以外 |
nanaco | リクルートカード、セブンカード・プラス、三井住友カード、ライフカード、楽天カード(JCBブランド)、PayPayカード(JCBブランド)など※ | 楽天カード(MasteCard、Visaブランド)など左記クレジットカード以外 |
au PAY | au PAYカード(Mastercard® 、Visaブランド)、クレディセゾン、UCカード、Mastercard® ブランドのクレジットカードなど | ライフカード(JCBブランド)など左記クレジットカード以外 |
※既に登録している場合は対象ですが、今後はセブンカード・プラスのみ。
これを見ると、「Suicaはビューカードのみ」「WAONはイオンカードセレクトと指定のJALカードのみ」というように、チャージできるクレジットカードが数種類に限られていることがあります。
また楽天Edyのように、非常に多くのクレジットカードからのチャージに対応しているものまで、様々であることが分かります。
どの電子マネーもチャージ可能なクレジットカードがある

どの電子マネーも、最低1種類はチャージ可能なクレジットカードが存在しています。
ただし同じクレジットカード会社であっても、ブランドによっては電子マネーのチャージに対応していないことがある点には注意が必要です。
例えば多くのクレジットカードからのチャージに対応している楽天Edyについて見てみると、Visaブランドのリクルートカードからチャージすることはできますが、JCBブランドのリクルートカードからチャージすることはできません。
このようにチャージに利用するクレジットカードについては少し注意しないといけませんが、電子マネーはクレジットカードからチャージすることで、より一層便利になります。よく利用する電子マネーはぜひクレジットカードからのチャージを利用してみましょう。
モバイルSuicaならビューカード以外からもチャージ可能
おサイフケータイでSuicaが利用できる「モバイルSuica」についてはビューカード以外からのチャージにも対応しています。
モバイルSuicaは支払いに利用するクレジットカードとしてビューカードを登録することで、年会費は無料で利用することができます。つまりビューカード以外のクレジットカードからチャージしたい理由がなければ、モバイルSuicaもビューカードでチャージするのがお得、ということになります。
こちらも基本的にはビューカードでチャージするものだと考えておくと良いでしょう。
au PAYカードはauかんたん決済でチャージすることも可能
クレジットカードから電子マネーへチャージする場合、一般的にはあらかじめ紐付けておいたクレジットカードから直接支払いが行われます。
しかしau PAYカードの場合、予めauの携帯電話料金などをクレジットカード払いにしておき、auかんたん決済を利用することでauサービスの料金と合わせて間接的にクレジットカードから支払うことも可能です。
au PAYカードはVisaやJCBブランドのクレジットカードからのチャージについては一部のカード会社しか対応していませんが、auかんたん決済を利用することでより多くのVisa、JCBブランドのクレジットカードからチャージできるというメリットがあります。
チャージに利用したいクレジットカードが対応していない場合は、auかんたん決済を利用できないか調べてみると良いでしょう。
自分の持っているクレジットカードからチャージする方法
実際に自分の手元にあるクレジットカードからチャージするためには、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。ここでは代表的な電子マネーのチャージ方法について確認してみましょう。
Suicaを券売機でチャージする方法
いわゆる交通系と呼ばれる電子マネーは、各鉄道会社が設置している券売機などの端末からチャージすることが可能です。
Suicaの場合は駅構内に設置されている「View」マークが付いている多機能券売機や、VIEW ALTTE(ビューアルッテ)でレジットカードからチャージすることができます。ただしチャージ残高が20,000円を超えるチャージを行うことはできません。

必要な物はSuica機能を持つICカードと、チャージに利用する「View」マークが付いているクレジットカードの2つだけです。画面表示に従って操作するだけで簡単にチャージが完了します。
なおPasmoは一部の券売機や専用のチャージ機から現金でチャージすることは可能ですが、クレジットカードチャージからのチャージには券売機では対応していません。ただし後述するように、Pasmoはオートチャージ機能を利用することでクレジットカードからチャージすることが可能です。
Suicaをオートチャージする方法
Suicaはチャージ残高が一定以下になると自動的にクレジットカードからチャージするオートチャージ機能を利用することができます。オートチャージは首都圏、仙台・新潟エリアのSuicaエリアや、首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリアの改札入場時に行われます。
オートチャージの設定方法はご利用中のSuicaのタイプによって異なります。
普通のICカードタイプのSuica
Suica(Suica定期券やMy Suica等)とビューカードを、VIEW ALTTEで「リンク」させることでオートチャージが利用可能になります。
リンクとは、オートチャージしたいSuicaと決済用のビューカードを紐づけることをそう呼びます。法人カードを除く全てのビューカードでリンクすることが可能です。
Suica機能付きクレジットカード
既にSuica付きビューカードを所有されている方は、そのままオートチャージを利用することができます。
オートチャージの金額変更などはVIEW ALTTEで可能です。
モバイルSuica
モバイルSuicaの場合はモバイルSuicaアプリから設定します。
アプリではオートチャージの利用申込みから金額変更、利用停止なども可能です。
PASMOをオートチャージする方法
PASMOのオートチャージサービスを利用する場合、
①記名PASMOと対象となる交通系のクレジットカードを別々で持つ方法と、
②PASMOとクレジットカードが1枚になった一体型PASMOを利用する方法
これらの2つがあります。
PASMOとクレジットカードを別々で持ちたい場合は、両方を用意した上でオートチャージサービスの申込みを行う必要があります。申込書はPASMO鉄道事業者の駅や、カード会社にて配布されています。
一体型PASMOを申込むとオートチャージサービスが設定された状態で届くので、そのまま利用することができます。ただし届いた時点ではチャージされておらず、オートチャージ可能な改札機から入場した際にチャージが行われます。
nanacoをチャージする方法
nanacoをクレジットカードからチャージする場合、事前にnanaco会員メニューからチャージ用クレジットカードを登録しておく必要があります。
クレジットカードの事前登録終了から24時間経過後、nanaco会員メニューからチャージを申込むことができるようになります。申込んだチャージ金額は、セブンイレブンなどのお店やセブン銀行ATMで残高確認することで受け取ることができます。
nanacoのチャージ上限額は50,000円となっています。
コンビニのレジでチャージする場合は現金払いのみ可能
SuicaやPasmoはコンビニのレジなどでもチャージすることが可能ですが、その場合の支払い方法は現金のみに限られます。
交通系電子マネーに限らず、ほとんどの電子マネーは“コンビニでクレジットカードからチャージすることはできません”のでご注意ください。
クレジットカードからチャージするとポイントが貯まる!
電子マネー | チャージすることでクレジットカードのポイントが貯まるカード(還元率) | チャージできるがポイントはもらえないカード |
---|---|---|
Suica | ビューカード(1.5%) | - |
Pasmo | パスタウンカード(0.5%~1.0%)、交通事業者系カード(小田急OPクレジットカード、京王パスポートカード、京急プレミアポイント ゴールド/シルバー、京成カード、SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン/SEIBUプリンスカード、相鉄カード、東急カード、東武カード、Tokyo Metro To Me CARD、横浜交通hama-eco card)(0.5~1.0%) | - |
楽天Edy | 楽天カード(0.5%)、リクルートカード(Visaブランド)(1.2%)、エポスカード(0.5%)、ライフカード(0.33%)など | 三井住友カード、三菱UFJニコス、アメリカン・エキスプレスなど |
WAON | イオンカードセレクト(0.5%~1.5%)、JALカード(TOKYU POINT ClubQ、Mastercard® 、Visa、JCB、navi)(0.5%~1.0%) | イオンカードセレクト以外のイオンカード |
nanaco | リクルートカード(1.2%)、セブンカード・プラス(0.5%)、ライフカード(0.25%)、楽天カード(JCB)(1%)、PayPayカード(JCBブランド)(1.0%)など | 三井住友カードなど |
au PAY | au PAYカード(1.0%)、リクルートカード(1.2%) | 三菱UFJニコス(Visa)など |
※PayPayカード:利用金額200円(税込)につき1%のPayPayポイントが還元されます。
クレジットカードは利用金額に応じてポイント還元を行っているところも多いですね。今度は電子マネーをチャージする際のポイント還元について詳しく見ていきましょう。

例えばSuicaはチャージ可能なクレジットカードがビューカードに限られるのが難点ですが、その代わりチャージ金額の1.5%がポイント還元されます。高還元率の上に貯まったポイントはSuicaのチャージに利用できるので使い勝手も抜群です。
楽天Edyやnanacoなどはリクルートカードからチャージすることで1.2%がリクルートポイントで還元されます。
リクルートポイントとは1ポイント=1円分としてリクルートのポイント参画サービスで利用できるほか、共通ポイントに交換して提携店舗で利用することも可能です。
電子マネーのチャージでクレジットカードのポイントを貯める場合は以下の2点に気を付けましょう。
注意!クレジットカードによってはポイントが付与されない
実は電子マネーをチャージすることはできても、「チャージ分についてはポイントが付与されない」というクレジットカードが存在します。
代表的なのが三井住友カードや三菱UFJニコスなどで、チャージ自体は可能でも「ポイント還元の対象外」としていることが多いです。
現在電子マネーのチャージに対してポイントを付与しているクレジットカードでも、もしかしたら今後は付与の対象外としてしまう可能性も0ではない点も頭に入れておきましょう。
注意!ポイント還元率が異なる場合もある
またポイントが付与されても、通常の還元率に比べて低く設定されているクレジットカードもあります。
例えば楽天カードは通常100円(税抜)ごとに1ポイント(※)、1%が楽天ポイントで還元されますが、同社の電子マネーサービスである楽天Edyにチャージする場合は、半分の0.5%しか還元されません。
※一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。
さらにライフカードのような、「電子マネーの種類によって還元率が異なる」というクレジットカードも存在します。(楽天Edyの場合は0.33%、nanacoの場合は0.25%など)
電子マネーのチャージでポイントを貯めるなら、通常の還元率だけでなく、電子マネーのチャージに対する還元率についてもチェックしましょう。
au PAYはチャージ方法によって還元率が異なる
チャージ方法によって対応クレジットカードが大きく異なるau PAYですが、実は還元率も異なる場合があります。
代表的なのがau PAYで、直接チャージする場合の還元率は0.5%ですが、auかんたん決済を経由した場合はポイント付与の対象外となります。
一方で三菱UFJニコスが発行するVisaブランドのクレジットカードについては一部を除き、au PAYカードのチャージはポイント付与の対象外です。しかしauかんたん決済を経由するとau PAYのチャージとして認識されないためか、現状はポイントを貯めることが可能となっています。
クレジットカードによってauかんたん決済でしかポイントを貯められなかったり、逆にauかんたん決済ではポイントが貯められなかったりと少し複雑なので注意が必要です。
なお、auかんたん決済は利用限度額が設定されている点にも気を付ける必要があります。限度額はau携帯電話の利用状況などから下記の範囲で設定されます。
- 12歳以下:1,500円/月
- 13~19歳:10,000円/月
- 20歳以上:10,000円~100,000円/月
別途au PAYへチャージできる限度額も定められているので、実際にチャージできる金額はこれよりも小さくなる可能性が高いです。
au PAYを利用するなら、これらに気を付けてクレジットカードを選びましょう。
リクルートカード
リクルートカードは年会費が永年無料で、ポイント還元率が1.2%と高いことで有名です。ポイントは1ポイント=1円分として利用することができます。
楽天Edy、nanaco、au PAYなどの電子マネーを高い還元率でチャージすることが可能なので、これらの電子マネーを利用するならぜひ持っておきたいクレジットカードです。
ちなみに年会費2,200円(税込)が必要な代わりにポイント還元率が2.0%のリクルートカードプラスは、2016年3月16日以降は新規申込受付を停止しています。年会費無料で1.2%還元の「リクルートカード」のみですので注意してください。
「ビュー・スイカ」カード/ビックカメラSuicaカード
ビューカードは「唯一、Suicaにチャージすることが可能なクレジットカード」です。またビューカードを登録することで、年会費無料でモバイルSuicaを利用することができます。
ポイント還元率は0.5%~5%(※)です。
※ポイント還元率の条件
・「えきねっと(JR券予約)」を利用し決済:3%
+「えきねっと」にて新幹線eチケット(指定席)を購入しチケットレス乗車:2%
=5%
・モバイルSuicaを利用し決済:3%
+モバイルSuicaにてモバイルSuicaグリーン券もしくは定期券を購入:2%
=5%
Suicaは元々首都圏から始まった交通系電子マネーですが、現在は全国の多くの鉄道会社と相互利用が可能となっています。また大手コンビニチェーンや、鉄道やバス以外の支払いにも利用できます。
因みに首都圏以外ではSuicaのオートチャージができる場所が限られており、またクレジットカードからチャージすること自体が難しいという問題があります。しかしおサイフケータイに対応している携帯電話を持っていれば、モバイルSuicaを利用することでこの問題は解決します。モバイルSuicaならアプリを操作してクレジットカードからチャージすることが可能なのです。
そんな便利なSuica機能が付いた「ビュー・スイカ」カードは、これ1枚だけでSuicaもクレジットカードとしても利用することが可能です。ただし年会費524円(税込)が必要です。
カード | ビックカメラSuicaカード | 「ビュー・スイカ」カード |
---|---|---|
年会費 | 初年度無料 ※年間1回以上利用で次年度年会費524円(税込)が無料 | 524円(税込) |
メリット | ビックポイントが追加付与(0.5%) | 定期券として利用できる 年間30万以上の利用でボーナスポイント |
デメリット | 定期券として利用できない | 年会費がかかる |
年会費やポイント還元率を重視するなら、同じビューカードでもビックカメラSuicaカードがオススメです。ビックカメラSuicaカードは、Suicaとビューカードに加えてビックカメラのポイントカード機能が加わったクレジットカードです。
ビックカメラSuicaカードは初年度年会費無料に加え、年1回以上の利用で次年度の年会費524円(税込)も無料になります。
またクレジットカード利用においては実質1%相当のポイント(ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%)が還元されます。
Suicaを利用するなら「ビュー・スイカ」カードやビックカメラSuicaカードが、ポイントを貯めやすくてオススメです。
東京メトロ「To Me CARD Prime PASMO」
東京メトロのクレジットカード「To Me CARD」の中でも東京メトロをよく利用する方にオススメなのが東京メトロ「To Me CARD Prime PASMO」です。クレジットカードとPASMOは別々で持ちたいという方にはPAMO機能を省いたTo Me CARD Primeもあります。
To Me CARD PrimeからPASMOへオートチャージすると、カード会社のポイントが貯まります。還元率は通常のクレジットカード利用時と同じ0.5%です。
また初年度の年会費は無料ですが、翌年度からは2,200円(税込)となります。ただし年間50万円以上のショッピング利用で次年度も無料となります。
これだけだとあまりお得感がないカードに見えますが、To Me CARD Primeには東京メトロに乗車するたびメトロポイントが付与される、「乗車ポイントシステム」というユニークなポイントがあります。

乗車ポイントは平日の乗車1回につき10ポイント、土休日の乗車は1回につき20ポイントが付与されます。メトロポイントは1ポイント=1円でPASMOやnanacoなどの電子マネーにチャージすることが可能です。
乗車区間にもよりますが、最低でも3%以上、最大12%を超える高い還元率でポイントが貯まるので、東京メトロをよく利用する方に大人気のクレジットカードです。
さらに年間利用金額に応じてボーナスポイントも付与されます。
- 30万円以上:100ポイント
- 50万円以上:300ポイント
- 100万円以上:1,000ポイント
東京メトロ沿線に住んでいたり、営業職でよく都内を行き来する人などで、かつ年会費無料の条件をクリアできるならTo Me CARD Primeがオススメです。
楽天カード
大手通販サイトの楽天市場や楽天系のサービスをよく利用する方にオススメなのが年会費永年無料の楽天カードです。
楽天カードは楽天Edyのチャージで0.5%のポイント貯まります。またチャージ以外では基本的にどこでショッピングを利用しても、利用額の1%が楽天ポイントで還元されます。
楽天市場の利用で3%、楽天トラベルは2%が還元されます。
これに加えて楽天市場アプリから注文すれば+0.5%で、楽天モバイルのスマートフォン(通話SIM)を契約しているとさらに+1%されたポイント還元が狙えます。楽天市場で開催中の「スーパーポイントアッププログラム」の特典となります。なお楽天PointClubの会員ランクに応じて月間ポイントが変わってきます。
ちなみに楽天プレミアムカードならさらに+1%のポイント還元も狙えますが、こちらは年会費1万円が必要なので、通常は楽天カードで十分でしょう。
楽天市場以外にも楽天モバイルや楽天でんわの利用料金100円(税抜)ごとに1ポイント(※)が還元されるなど、楽天のサービス全般と相性が良いです。
※一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。
年会費も永年無料ですので、とりあえず持っているという方も多いのではないでしょうか。
楽天のサービスを利用する方は、必携のクレジットカードです。
au PAY カード
au PAY カードは年会費無料で持つことができてau PAYと相性が良いクレジットカードです。
au PAY カードは、いくつかの条件を満たすと高還元率のクレジットカードに化けます。
au PAYは、支払額200円ごとに1ポイントのPontaポイントが還元されるので、いわゆる「ポイント二重取り」が可能です。貯まったPontaポイントはau PAYのチャージに利用することが可能なので使い勝手も良く、クレジットカードチャージのポイント付与と合わせて実質1.5%の還元率となります。
さらに一部のポイントアップ店では支払額200円ごとに還元されるPontaポイントが最大8ポイント、つまり最大4.0%の還元率になります。au PAYカードの1.0%と合わせると最大5.0%とかなり高い還元率でポイントが貯められるので、auユーザー以外にもおすすめのクレジットカードです。
まとめ
電子マネーは対象のクレジットカードからチャージすることが可能です。オートチャージが利用できる電子マネーなら専用端末の操作などは不要でチャージできるので、電子マネーのメリットを最大限に生かすことができます。
また組み合わせによって還元率が異なる点には注意が必要ですが、クレジットカードから電子マネーをチャージしてもポイント還元の特典を受けることは可能です。
電子マネーを利用しつつクレジットカードのポイントを貯めるなら、通常のクレジットカード利用時のポイント還元率だけはなく、利用したい電子マネーにチャージする時の還元率に注意しましょう。