クレジットカードのキャッシング枠とは?確認&変更方法や注意点
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クレジットカードの明細で、利用可能枠の欄に記載されているのが、「キャッシング枠」という表記。このキャッシング枠とは、クレジットカードの、 キャッシング(=お金を借りる)可能限度額を示します。
キャッシング枠について馴染みのない方にとっては、よくわからない側面もあるかと思われます。 キャッシング枠について、また注意点やキャッシング枠を0円にする方法等について詳しく知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クレジットカードのキャッシング機能はとても手軽で便利なもので、コンビニのATMや銀行の ATMにカードを入れて暗証番号を入力するだけで、簡単にお金を借りることができます。
この記事では、キャッシング枠の確認方法や、全く使う予定のない人が「0円」にする方法、負担を少なく返済する方法など、いざキャッシングを利用する場合の注意点などを解説します。
記事を読み進めればキャッシングについての正しい知識が身につき、キャッシングをするべきかどうかの判断がつき、また必要に応じて適切にキャッシングを扱うことができるようになります。
キャッシングについての知識に馴染みのない方は、是非参考にしてみてください。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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キャッシング枠が意味するもの

冒頭で述べたとおり、クレジットカードのキャッシング枠という言葉に馴染みのない方もいらっしゃるかと思います。
この章では、クレジットカードのキャッシング枠がどのようなものかという概念、ショッピング枠とキャッシング枠との関連性についてご紹介しています。 基礎知識として、まずはこちらの章をご参考下さい。
利用可能なカード総額の中にキャッシング枠がある
クレジットカードのキャッシング枠は、利用可能なカード総額の中にあります。 クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠の二つの枠があり、ショッピング枠は買い物、キャッシング枠はお金を借りるための枠です。
これらは別々の枠ではなく、ショッピング枠の中にキャッシング枠があります。 それぞれに限度額が決まっており、キャッシング枠も無制限にお金を借りられるわけではなく、限度額の範囲内でお金を借りることとなります。
ショッピング枠にも影響する
キャッシング枠はショッピング枠に含まれますので、キャッシング枠での利用は独立して考えられるのではなく、ショッピング枠にも影響を与えます。
また、ショッピング枠の利用もキャッシング枠に影響を与えます。
例えばショッピング枠30万円、キャッシング枠10万円に設定されていたとすると、以下のようになります。
- ショッピング枠はショッピングのみに使用した場合30万円まで利用可能
- 買い物等でショッピング枠を全額利用した場合、キャッシング枠は0円
- キャッシングの利用限度額は10万円まで
- キャッシングで10万円借りるとショッピング枠の残高は20万円
- ショッピングで25万円利用した場合のキャッシング枠は5万円
このようにショッピング枠とキャッシング枠は合算で計算されて、ショッピング枠の方が優先されて、その後の残高に応じてキャッシングの利用額が決まります。
ショッピング枠もしくはキャッシング枠で限度額まで使いすぎてしまって、いざという時にクレジットカードが使えないということのないように注意しましょう。
今後キャッシングする予定がなければ0円でも何も問題ない
クレジットカードのキャッシング枠は使わないのなら無くても全く通常のカード機能には問題ありません。
いざという時に、簡単にお金を借りることができるキャッシング機能は便利ですが、借金が嫌いな方やキャッシングを使う予定が一切ない方にとっては邪魔でしかありません。
紛失したときに悪用されるリスクを防げる
むしろ盗難や紛失時にリスクになるので、潰してしまった方が良いです。クレジットカードを紛失したり盗難にあったりしたときは、ショッピング枠なら保険が適用されます。
キャッシングの利用枠は、暗証番号がわからないと利用できないこともあり、不正利用の補償の対象にならないケースがほとんどです。
限度額が高額のカードをお持ちなら、とんでもないリスクになりますね。一度の不正利用で生活への大きなダメージを受けてしまいます。
キャッシング枠を0円にすればお金を借りられなくなるので、不要な方は潰してしまいましょう。
クレジットカード以外のキャッシングとの違い
クレジットカード以外のキャッシングには以下のものがあります。
消費者金融系キャッシング
消費者金融系キャッシングとは、消費者向けに少額の融資を行っている独立系消費者金融会社でのキャッシングのことです。アイフルが代表的な消費者金融業者です。
消費者金融系キャッシングの特徴として、審査が早い点が挙げられます。実際にキャッシングを受けられるまでの期間が最短で2日という場合もあります。
ひと昔前までは、消費者金融系キャッシングの金利はクレジットカードのキャッシングより高かったのですが、法改正後はあまり変わらなくなりました。
また、消費者金融のATMだけでなく、銀行などの金融機関やコンビニなどのATMも使えるため、お金を借り入れたり返済したりするのも便利になってきています。
銀行系キャッシング
銀行の傘下に入った消費者金融業者や、銀行の子会社などが消費者向けに行うキャッシングのことです。三菱UFJフィナンシャル・グループ参加のアコムやSMBCグループ参加のプロミスなどが該当します。銀行の傘下にいるとはいえ貸金業なので、総量規制の対象です。
銀行カードローン
みずほ銀行のような銀行や信用金庫などの金融機関が直接手掛ける個人向けローンです。
無利子・無担保である点は他のキャッシングと同じですが、銀行系キャッシングに比べて厳しく借り入れまでに時間がかかる場合が多い点、金利が他よりも低めという点に特徴があります。
違法金融業者
貸金業を営むには、メインとなる所在地を管轄している財務局長または都道府県知事の登録を受けなくてはなりません。無登録で貸金業を行っている業者はすべて違法金融業者です。
また、キャッシングの上限金利は20%ですが、この金利を超えている場合も違法金融業者となります。このような業者からは決してキャッシングしないように気をつけましょう。
キャッシングの特徴
キャッシングの特徴は、「使い方を限定せず、利用者が担保なし・保証人なしで少額の融資を受ける」ことです。住宅ローンや教育ローンは、ローンの使用目的が定まっていて、担保や保証人などを付けなければ借入できません。
キャッシングはそのような縛りがなく、希望通りの使い方ができる代わりに、住宅ローンなどよりも高めの利率で貸付を行っています。
貸付利率は、3.0~18.0%といったようにかなり幅がありますが、多くの借り入れをしているほど金利が安くなるシステムです。ただし、利用可能枠が30万円など少ない場合は、17.0%など一定の利率が定められていることが多いです。
キャッシング枠の概念や変更する方法などがわかりました。
きちんと理解していれば、怖いものではありませんよね。次の章では、キャッシングとショッピング・カードローンの違いについて解説していきます。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
クレジットカードには支払いだけでなく、お金を借りられるサービスがあります。元々クレジットカードの仕組みは借金ですが、1回払い・2回払いは金利が発生しません。借金でも金利が発生しないのは加盟店(お店)が手数料を支払っているからです。
例えば10,000円の支払いがあり、カードを利用すると、後日お店はカード会社から手数料(例えば3%)が引かれた9,700円が店舗に入金される仕組みです。
しかし、キャッシングの場合は利用者が直接カード会社から借りるわけですので、誰も金利を負担してくれません。そのためキャッシングの場合は利用者が手数料を支払うことになります。キャッシングは年利18%程度が多く、非常に高額な手数料が取られます。
日本国内でのキャッシングはお勧めできませんが、海外旅行や海外出張でのキャッシングはメリットがあります。日本国内で両替していくよりも、現地でキャッシングする方が両替手数料が安くなるケースがほとんどです。
ただし、キャッシングも無制限に出来るわけではなく、借りられる枠が決まっています。通常はそれほど高い枠が設定されているわけではありませんので、海外ではできるだけクレジットカードで支払い、足りない場合のみキャッシングで調達した現金を使うのがおすすめです。
キャッシングとショッピング・カードローンの違い
この章では、クレジットカードのキャッシングとショッピング・カードローンの違いについて説明します。
利用方法は類似
クレジットカードのキャッシングもカードローンも、利用方法は似ています。緊急でお金がどうしても必要になった時にカードを使ってATMから借り入れを行う、というパターンです。使用目的を特定する必要はなく、手軽に借金できてしまう点は同じと言えます。
ショッピングの場合は、現金を手元に持たず、直接商品を購入する際に代金分の借金を背負うという形になります。買物をするだけなのでお金を借りているという実感はわきにくいかもしれませんが、借金をしているという点ではキャッシングと同じです。
返済方法が異なる
クレジットカードのキャッシング・カードローンとショッピングでは返済方法が異なります。キャッシングやカードローンは、リボ払いの場合に「残高スライド方式」「定額方式」を選べる場合があります。
残高スライド方式は、締め日の利用残高に応じて支払額が変動する方式です。残高が多いほど多くの支払額になり、利用残高が一定以下になると支払額も少なくなります。
定額方式は、毎月の支払額のうち、元金は25,000円ずつなどとはっきり決まっていて、手数料・利息などの合計額を支払う方式です。
毎月の支払額は一定ですが、利用残高が多くなっても一定額の返済なので、返済期間が延びて手数料が多くかかってしまうというデメリットがあります。
ショッピングの場合は、一括払いやリボ払いの他、支払い回数を決めた分割払い、ボーナス払いなど、支払い方法に多くの選択肢があります。
リボ払いの場合、キャッシングと同様残高スライド方式・定額方式のどちらかで借入れたお金を返済する点は同じです。返済方式については、クレジット会社によって決められている場合もあれば、選べる場合もあります。
金利が異なる
クレジットカードのキャッシングの金利は17~18%と高めの場合が多いです。カードローンは、銀行系カードローンなら、比較的金利は低めです。また、クレジットカードのキャッシングとショッピングの金利を比べると、大抵の場合ショッピングの方が低くなっています。
ここまでで、クレジットカードのキャッシングとショッピング・カードローンの違いについて整理しました。ここからは、銀行発行のクレジットカードカードと、クレジットカード会社のクレジットカードの比較を見ていきましょう。
銀行発行クレジットカードとクレジットカード会社の比較
この章では、銀行が発行しているクレジットカードと、クレジットカード会社が発行しているクレジットカードのキャッシング機能の違いをご紹介していきます。銀行が発行しているクレジットカードの中で代表的なものには、下記のようなカードがあります。
- 三井住友銀行:三井住友 SMBC CARD
- 三菱UFJ銀行:三菱UFJ-VISA
- みずほ銀行:みずほマイレージクラブカード
- りそな銀行:りそなカード《セゾン》一体型ICキャッシュカード りそな銀行
- ゆうちょ銀行:JP BANK カード
これらのカードに関して、下記の点に注目して見ていきます。
- 利用できる店舗
- 手数料などの利用料金
- 利用上限額
- 付帯サービス
- キャッシュバック・ポイント
自分にとってメリットが大きいのは銀行が発行しているカードなのか、クレジットカード会社発行のカードなのかを把握するために、詳しく見ていきましょう。
キャッシング機能があるクレジットカードを発行する会社
J-WESTカードなど、一部ショッピング専用のカードはありますが、クレジットカードはほとんどの場合キャッシング機能が付いてます。
しかし、銀行が発行するクレジットカードの中には申し込みの時点ではキャッシング機能が付いていないカードもあります。
キャッシング機能あり | ・三菱UFJ-VISA ・みずほマイレージクラブカード ・りそなカード《セゾン》一体型ICキャッシュカードりそな銀行 ・JP BANK カード |
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キャッシング機能なし (申し込み時点) | 三井住友 SMBC CARD |
なお、三井住友銀行が発行する三井住友 SMBC CARDは、カードを作った後であればキャッシング機能を追加できます。
クレジットカードにはほとんどの場合キャッシング機能が付帯されています。キャッシング機能が付いていない場合は、公式サイトなどに「キャッシング機能なし」「ショッピング専用」などの表示があるので、キャッシング利用も考えている人は見逃さないようにしましょう。
利用できる店舗の比較
銀行系のクレジットカードが利用できる店舗には銀行のATMやCDのほかに、コンビニのATMや提携銀行のATMなどがあります。銀行発行のクレジットカードで利用できる店舗は下記の通りです。
三井住友 SMBC CARD | 三井住友銀行CD・ATM、コンビニエンスストアATM(セブン銀行ATM)、提携金融機関のATM・CD(みずほ銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行・イオン銀行) ※全国の信用金庫でも利用可能ですが、取り扱われているサービスは場所により異なるのでご注意ください ※三井住友信託銀行・ゆうちょ銀行では借入と借入可能額照会のみ可能 |
---|---|
三菱UFJ-VISA | 三菱UFJ銀行ATM・CD、コンビニエンスストアATM(セブン銀行ATM・ローソンATM・E-net ATM)、提携金融機関のATM・CD(ゆうちょ銀行・イオン銀行・JAバンク・VIEW ALTTE・Patsat) |
みずほマイレージクラブカード | CREDIT SAISON ATM、全国の金融機関・コンビニエンスストア ※各金融機関により利用可能なサービスが異なります。詳しくはこちらをご確認ください。 |
りそなカード | りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行、提携金融機関ATM、コンビニエンスストアのCD・ATM、各クレジットカード会社(セゾン・VISA・JCB)のCD・TM |
JP BANK カード | ゆうちょ銀行、提携金融機関ATM・CD、コンビニエンスストアATM |
銀行発行のクレジットカードの場合、提携金融機関に差はありますが、コンビニATMでのキャッシングには対応しているので、全国くまなく利用できると考えて良いでしょう。
利用料金の比較
クレジットカードを発行している銀行やブランドによって、年会費やキャッシングの手数料・金利などが異なります。順番に見ていきましょう。
年会費の比較
銀行系の主なクレジットカードの年会費は下記の通りです。
三井住友銀行 | 三井住友 SMBC CARD クラシック | 初年度無料、次年度以降1,375円(税込) 前年度1回以上の利用で翌年度年会費無料 |
---|---|---|
三井住友 SMBC CARD ゴールド | 初年度無料、次年度以降11,000円(税込) | |
三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ-VISA普通カード | 年会費無料 |
三菱UFJ-VISAゴールド | 11,000円(税込)、年間利用100万円以上で無料 | |
みずほ銀行 | みずほマイレージクラブカード一般カード | 年会費無料 |
ゴールドカード | 11,000円(税込) | |
りそな銀行 | りそなカード《セゾン》一体型ICキャッシュカード りそな銀行 | 永年無料 |
りそなクレジットカード 〈クラブポイントプラス〉JCBゴールド | 5,500円(税込) ※通常11,000円(税込)であるJCBゴールドカードの年会費のうち、優遇となる年会費(5,500円(税込))は、りそなカード株式会社が負担 | |
りそなクレジットカード 〈クラブポイントプラス〉VISA | 初年度年会費無料、次年度以降1,375円(税込) | |
りそなクレジットカード 〈クラブポイントプラス〉VISAゴールド | 11,000円(税込) 家族カード1名無料、2名以降1,100円(税込)/人 | |
ゆうちょ銀行 | JP BANK カード(一般カード) (国際ブランド:VISA、JCB、Master) | JP BANK カード(一般カード) (国際ブランド:VISA、JCB、Master) |
JP BANK カード ゴールド (国際ブランド:VISA、JCB、Master) | 11,000円(税込)(前年度の買い物額により最大5,400円の割引あり) |
大手クレジットカード会社の代表的なカードの年会費は下記の通りです。
VISA | 三井住友カード | 初年度無料、次年度以降1,375円(税込) |
---|---|---|
三井住友ゴールドカード | 初年度無料、次年度以降11,000円(税込) | |
JCB | JCBカード S | 永年無料 |
JCBゴールド | 11,000円(税込) ※オンライン入会で初年度無料 | |
セゾンカード | セゾンカードインターナショナル | 年会費永久無料 |
ゴールドカードセゾン | 11,000円(税込) |
一部銀行が年会費を負担して安くなっているカードもありますが、基本的にはクレジットカード会社発行のカードと年会費はほとんど変わりありません。地方銀行が発行するカードも大手銀行に準じているカードがほとんどなので、ほぼ同じような傾向にあるといっていいでしょう。
手数料の比較
銀行系クレジットカードのキャッシングの中で下記の銀行は、キャッシングを申し込んで審査に通過すると、自行口座へ振り込みする場合は、振込手数料が無料となります。
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- JP BANKカード
返済方法には引き落とし・振り込みなどがあります。発行銀行と同じ銀行口座からの引き落としや同じネットバンク同士の振り込みの場合などは手数料が無料で済みます。
金利の比較
銀行系クレジットカードのキャッシング利用時の金利で、独自の実質年率を設けているのは三菱UFJ-VISAとJP BANKカードです。
三菱UFJ-VISA | 一般 | 14.0% |
---|---|---|
ゴールド | 9.0% | |
JP BANKカード | - | 15.0% |
他のカードは、クレジットカード会社の利率に準じているので、おおむね14~18%程度です。特に三菱UFJ-VISAのゴールドカードは抜きん出てキャッシングの利率が低くなっていますので、キャッシングを利用することを考慮するのであれば、三菱UFJ-VISAゴールドがおすすめです。
利用上限額の比較
銀行系のクレジットカードでは、利用上限額の目安を設けています。
三井住友銀行 | 10万円~300万円 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 一般:0~50万円 ゴールド:0~100万円 |
みずほ銀行 | 申し込んだカードの種類によって異なります。詳しくはこちらのアドレスから確認してください。 |
りそな銀行 | セゾン:1~100万円 VISA:10~200万円 JCB:クレジットカード会社に準ずる |
ゆうちょ銀行 | 一般:原則100万円 ゴールド:原則300万円 審査によって一時的な引き上げ可能 |
クレジットカード会社に準ずるもの、もしくは独自の規定を設けているものがあります。金額が多い方が便利ですが、使えば使うほど金利の負担は大きくなります。返済額がどの程度になるかを考えながらキャッシングを利用するのが無難でしょう。
付帯サービスの比較
銀行系のクレジットカード会社ならではの付帯サービスをご紹介します。
三井住友 SMBC CARD | クレジットカードの利用があると三井住友銀行のATM時間外手数料、ATM利用手数料が無料 |
---|---|
三菱UFJ-VISA | スーパー普通預金の利用でATM利用手数料何回でも無料、コンビニエンスストアATM手数料も2回まで無料 ・キャッシュカード一体型 |
みずほマイレージクラブカード | ・みずほ銀行ATM、イオン銀行ATM手数料無料 ・コンビニATM手数料月4回まで無料 ・振込手数料無料(自行あて回数制限なし、他行あて月4回まで) ・キャッシュカード一体型あり |
りそなカード | キャッシュカード一体型あり |
JP BANK カード | ・キャッシュカード一体型 ・「カードでエンジョイ倶楽部」など独自のサービス多数 |
このように、銀行によってはATMの時間外手数料が無料になります。特に、平日の日中仕事をしている人にとっては、夜ATMを利用しても手数料がかからないのは大きなメリットです。
キャッシュバック・ポイントの比較
銀行系のクレジットカードの場合、基本のポイント還元率は0.5%のカードがほとんどです。ゴールドカードなど、一部1.0%のカードもありますが、基本的には0.5%と考えていいでしょう。
ここまで、銀行が発行しているクレジットカードとクレジットカード会社の発行しているカードを比較してきました。年会費に大きな差はありませんが、銀行によってはキャッシングの金利やATM利用時の優遇措置などがあるので、特にメインバンクで利用している銀行のカードはチェックしておきましょう。
次の章では、クレジットカードの実質年率をご紹介していきます。
クレジットカードの実質年率
この章では、クレジットカードのキャッシングの実質年率について説明します。「実質」とはどういう意味なのかをしっかりと確認しましょう。
クレジットカードのキャッシングの実質年率
単なる年利と実質年率の差は、純粋な利息か利息プラス手数料などを含んでいるかという違いです。ほとんどのクレジットカードでは、利息だけではなく、手数料もすべて含んだ状態で年間にかかる利率を提示しています。
利息以外にかかっている手数料には、貸し倒れリスクに備えた損害保険料や事務手数料が含まれているとお考え下さい。
実質年率の計算方法
実質年率の計算方法は、年利の計算と同じです。1か月分の実質年率は以下の式で求められます。
借りた金額が50万円で、実質年率17%で借りていたとすると、計算は以下のようになります。
キャッシングの実質年率が低いクレジットカード
クレジットカードのキャッシングは横並びで、50万円以下なら実質年率18.0%のものがほとんどです。
ただ、100万円を超える高額なら実質年率が低い場合もあります。
キャッシングの上限利率を比べて、実質年率が低いクレジットカードを3枚ご紹介します。
- ニコスカード:14.94%~17.94%
- 三菱UFJカード(MUFGカード):14.95~17.95%
- DCカード:14.95~17.95%
※2021年7月14日現在
これらのカードは、上限の実質年率が若干低くおすすめです。
ここまでで、クレジットカードの実質年率について説明しました。クレジットカードのキャッシングについて理解を深めたところで、次の章では実際にお金を借りる方法についてご紹介します。
クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りる方法
この章では、クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りるやり方について解説していきます。
キャッシング利用枠を確認
まずは、キャッシングができるかどうか、可能ならいくらまで借りられるかを確認します。
自分の持っているクレジットカードのキャッシング枠がどうなっているかについては、クレジットカードが郵送されてきたときに同封されている用紙や、クレジットカードのインターネットサービスでキャッシング情報に関するメニューがあるので、それで確認してください。
不明な場合は、クレジットカード裏面に書かれている電話番号に電話をかけて聞いてみると教えてもらえます。
キャッシングの利用方法
キャッシングの利用方法は、ATM、ネット、電話の3パターンがあります。全国の銀行やコンビニなどに設置されているATMやCD機(キャッシュディスペンサー)を操作して、直接引き出す方法がスタンダードです。
ただ、近くにキャッシングに使えるATMがない場合もあります。そのような場合は、インターネットの会員専用オンラインサービスサイトから、必要金額を自分の銀行口座に振り込んでもらえるように手続きすることが可能です。
なお、インターネットも使えない場合は、電話でのキャッシング申込みもできます。これらの手段の中から、クレジットカード会社が提供していて自分に適した方法を選んでください。
ネットでキャッシングする方法
インターネットでキャッシングを利用する流れについて説明します。
STEP.1
インターネットの会員専用オンラインサービスサイトにログインする
STEP.2
キャッシングの手続きをするメニューに画面遷移する
STEP.3
指定の銀行口座にいくら振り込むかを指定して申し込みを完了する
STEP.4
指定の銀行口座からキャッシングしたお金を引き出して利用する
インターネットの情報サービスサイトとは、楽天カードで言えば「楽天e-NAVI」のようなサイトのことを指します。手続きをしてから銀行口座に振り込まれるまでの期間はクレジット会社によって異なりますが、早い場合は申し込んだ当日中から翌営業日までの間に振り込まれるでしょう。
ここまで、クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りる手順について紹介しました。もちろん、お金を借りたら返済する必要があります。
次の章では、できるだけ早くクレジットカードでキャッシングするにはどうすればいいのかを見ていきましょう。
最短でクレジットカードでキャッシングする方法
この章では、時間をかけずにクレジットカードでキャッシングする方法を解説していきます。
まずはキャッシング利用まで早ければどのくらいの時間でできるのかを解説した後、一番早く利用可能なクレジットカードをご紹介します。
そのうえで、最短でキャッシングするまでの流れと必要なものをチェックしていきます。
キャッシング利用までの最短の時間
キャッシング利用まで一番早いのは即日発行できるクレジットカードです。イオンカードのように仮カードを発行する場合、即日発行できてもキャッシングはすぐにできませんが、仮カードを発行せずに正規のカードを即日渡してくれる会社であれば、審査にパスさえすれば即日キャッシングを利用できます。
早いカードであれば30分~1時間程度で発行できる場合もあるので、キャッシング利用までの最短時間も同様に30分~1時間程度といえるでしょう。
最短でキャッシング利用可能なクレジットカード
最短でキャッシング利用可能なクレジットカードは申し込む時間によって異なります。
即日発行できてキャッシング可能なクレジットカードには、下記のようなカードがあります。
- エポスカード(審査最短30分、受取可能時間はマルイ店舗により異なる)
- ACマスターカード(審査最短20分、受取可能時間は9:00~21:00まで)(※)
- セゾンカード(14時までのWEB申し込みで当日受取可能、審査最短1時間、受取可能時間は西武・パルコなどの店舗により異なる)
審査の時間が短いエポスカードまたはACアコムカードが最短でキャッシング利用可能なクレジットカードとなりますが、エポスカードは受取可能時間がACアコムカードより短いので、申し込む時間帯によってはACアコムカードが一番早くキャッシング利用可能なカードとなる場合があります。
最短でキャッシングするまでの流れ
当然ではありますが、クレジットカードの申し込みの際にキャッシング枠を必ず設定しておきましょう。キャッシング枠を設定していなければ、再度キャッシングの審査が必要となってしまい、手間がかかってしまうからです。
クレジットカードによっては、申し込み時にキャッシング枠を設定していなければ新たにキャッシング枠を設定するのに3カ月程度かかってしまう場合もあります。
また、希望額も重要です。希望額が50万円を超えている場合は収入証明の提出を求められ、審査にも少し時間がかかります。キャッシングの希望額を50万円未満にしておく方が最短でキャッシングするためには都合が良いです。
審査に通過しカードを受け取れば、提携ATMなどでキャッシング可能となります。その際暗証番号を求められますので、忘れないよう気を付けましょう。
最短でキャッシングするために必要なもの
すぐにクレジットカードでキャッシングをするためには、下記のものが必須となります。
- 引き落とし口座の設定(WEB、Pay-easyなど)
- 暗証番号の設定
- 本人確認証明書類
これらを忘れずに準備しておくことでスムーズにカードの発行が進み、最短でキャッシングが可能となります。
即日発行後キャッシング可能なクレジットカードもありますが、そのためにはしっかりとした準備が必要となります。スムーズにキャッシングできるよう、忘れずに準備をしておきましょう。
ここからは、クレジットカードの返済方法について紹介します。
クレジットカードのキャッシングの返済方法
この章では、クレジットカードのキャッシングの返済方法を説明します。
クレジットカードのキャッシングとカードローンの返済方法
クレジットカードのキャッシング、カードローンのどちらも、返済方法は一括払い・分割払いや残高スライド方式、または定額式のリボ払いです。クレジットカードの方が若干高めの金利となっている場合が多いでしょう。
口座引き落としで返済される
具体的な返済方法は、指定された銀行口座からの引き落としです。例えば、楽天カードなら毎月27日に引き落とされます。ただし引き落し日が土日や祝日にかかる場合は、翌営業日に引き落とされるというクレジット会社がほとんどです。
銀行口座で引き落とせなかった場合の対応は、クレジット会社によって異なります。楽天カードは、指定銀行に限り、3日連続で再引き落とし処理が入ります。
セゾンカードなどは、引き落としができなかった場合は指定の銀行口座へこちらから振り込むか、送られてくる払込票を使って払い込むという方式です。
口座引き落とし日に確実に引き落とされるよう、前日までには銀行口座に入金しておきましょう。
クレジットカードのキャッシングの返済スケジュール
クレジットカードのキャッシングの返済スケジュールは、大抵のクレジット会社で提供しているオンラインサービスで確認できます。毎月の支払額による返済スケジュールをシミュレーションして、より自分にとっての負担が少なく、お得になる返済スケジュールを立ててみましょう。
ここまでで、クレジットカードのキャッシングの返済方法について説明してきました。基本的には銀行口座からの引き落としなので、あまり悩むことはないでしょう。注意するべき点は、確実に引き落としができるよう、前日までの入金を徹底する点です。
ここからは、ATMでキャッシングを利用する方法について解説していきます。
キャッシングでATMを利用する方法
この章では、ATMでキャッシングを利用する方法について順番に説明します。
キャッシングを利用できるATM
銀行のATMの場合、キャッシングを利用可能な機械はATMとCD機です。ATMは入金や通帳記入なども可能な機械で、CD機は出金専門の機械です。
どのクレジットカードと提携しているかについては、ATMの周囲に掲示している場合もありますが、そうでない場合は実際にクレジットカードを読み込ませて確認してみると良いでしょう。
コンビニのATMで利用する方法
コンビニの場合はATMの上部についている看板を見れば大抵判別可能です。看板には、どの銀行やクレジットカード会社と提携しているかが明示されているので確認しましょう。
取扱可能な時間についても記載されている場合が多いですが、記載がない場合でも実際にクレジットカードを機械に読み込ませれば確認できます。
ここまでで、キャッシングでATMを利用する方法について説明しました。
キャッシング枠を変更する方法

この章では、キャッシング枠を増やす方法や、不要な方のためにキャッシング枠を0円にする方法についてご紹介していきます。
キャッシング枠をコントロールしたい方は是非ご参考下さい。
キャッシング枠を0円にする方法
キャッシング枠を0円にしておけば、紛失や盗難の際にも不正に現金を引き出される心配は無くなります。
クレジットカードのキャッシング枠は、各クレジットカード会社のWEBページからの申し込み、もしくは電話オペレーターに相談することで0円にすることができます。
WEBページでキャッシング枠を無くす方法は、カード会社によっては対応していないので、その時には電話オペレーターに相談することになります。
電話でオペレーターにキャッシング枠を無くしたい旨を伝えれば、すぐにキャッシングができなくなります。
キャッシング枠を0円にする方法は、”WEBページからの申し込みもしくは電話”と覚えておきましょう。
キャッシング枠を増やす方法
クレジットカードのキャッシング枠は、30万円程度までの金額なら比較的簡単に増額できます。方法としては各クレジットカード会社のWEBサイトからの申し込みで簡単にできます。
増額は簡単にすることができますが、むやみに増額をすると借金を背負う原因になったり、紛失・盗難時にリスクになりますので、増額の申請は良く考えて適切な額を申請しましょう。
増額の方法をJCBカードで例に挙げると以下の通りです。
- 各種お手続きのページにアクセス
- 利用可能枠のご設定・変更の項目から利用可能枠の増額申請を選択
- ログインして必要事項(増額したい金額)を入力
30万円以上を超える場合はインターネットからでは増額できない場合もあり、その場合はコールセンターに連絡してオペレーターの案内に従います。
また、どこのカード会社でも50万円を超えるキャッシング枠の増額は、収入証明書の提出が必要となります。
収入証明書とは以下のような書類が挙げられます。
- 源泉徴収票
- 給与の支払明細書(2、3ヵ月分)
- 確定申告書
- 納税通知書、課税証明書、所得証明書
- 住民税決定通知書
- 年金証書もしくは年金通知書
サラリーマンであれば給与支払明細書、自営業であれば確定申告書が提出しやすいかと思います。
ここまでの章では、クレジットカードのキャッシングの概念や、キャッシング枠をコントロールする方法についてご紹介してきました。
次の章では、学生でもキャッシングが可能かどうかについて説明します。
学生でもキャッシングは利用可能?
この章では、まだ社会に出ていない学生がクレジットカードのキャッシングを利用可能かどうかについて解説します。
学生がキャッシングを利用できる条件
学生がキャッシングを利用できる条件は以下の通り
- 保持しているクレジットカードにキャッシング枠が付いている
- アルバイトをしていて毎月安定した収入がある
- 年齢制限がある場合、その年齢以上(多くは、高校生を除く)
最近は学生を対象にしたクレジットカードも増えています。
そのカードにキャッシング枠をつけるには、アルバイトをしていて毎月安定した収入があること、などの条件が付いていることがほとんどです。その条件を満たしていれば、学生でもキャッシングが使えます。
学生がキャッシングを利用するために必要なもの
学生がキャッシング利用のために必要なものは以下の通りです。
- 年齢を証明するための身分証明書(不要なクレジット会社も多い)
- 本人名義の銀行口座と届出印
学生の申し込みがあると、クレジットカード会社では審査をしますが、その際、年齢確認をするため身分証明書は不要としているクレジット会社が多いです。一方、キャッシングの返済金を引き落とすための銀行口座と届出印が必要になるので、準備しておきましょう。
また必須ではありませんが、それなりに長い期間アルバイトをしている場合は、アルバイトの収入を得ていることを記載するとキャッシング枠の審査においてプラスの影響があります。
次の章では、キャッシングをする場合の注意点についてもご紹介しています。
キャッシングをする場合の注意点

この章では、年利の考え方や手数料など、実際にキャッシングをする場合の注意点をご紹介します。
知っておかないと思わぬところで損をしてしまう可能性もありますので、是非読み進めて知識を習得してください。
年利18%の考え方
キャッシングをするということは、クレジットカード会社からお金を借りるわけですから、 当然ながら金利がかかります。 この金利は、各クレジットカード会社でだいたい 年利15%~18%の範囲で設定されています。
理由としては、以下にご紹介する通り法律で決められているため、この法律に則って金利を決定しているからです。
- 10万円未満を貸し出す場合の上限金利…20%
- 10万円以上100万円未満を貸し出す場合の上限金利…18%
- 100万円以上を貸し出す場合の上限金利…15%
金利が15%に設定されているのは、100万円以上を借りた時です。100万円未満の少額を借りた場合は、法定金利の上限である年利18%が適用される確率が高いでしょう。
クレジットカードの金利が18%と言われているのは、このような考え方からきていることも知っておきましょう。 どのクレジットカード会社も、 法律で定められたほぼ限界の金利を設定してきていますので、キャッシングでお金を借りることによる金利である年利18%は、実はかなり高額であるということもよく認知しておきましょう。
例えば10万円を借りて毎月1万円ずつ返済した場合は、11回払いで金利の合計9,096円です。毎月5,000円の返済だと24回払いで金利の合計は18,159円にもなります。
クレジットカードの締め日によって手数料が大幅に変わる
クレジットカードでキャッシングした場合は、当然ながら返済をしなければなりません。この返済方法についても種類があります。
この返済方式によって支払う総額も大きく変わってきます。 理由としては、リボルビング払いという支払い方式があって、こちらの支払い方式は毎月の支払額は少なくて済みますが、長期間に渡って大きな金利を支払うように設定されているからです。
イオンカードを例に挙げてみると、一回払いとリボルビング払い(残高スライド元利均等返済方式)が選択できます。
長期間、少額ずつ返すと利子が膨れ上がる
仮に9/1日に年利18%で30,000円のお金をキャッシングしたとして、イオンカードの返済日である翌月の2日、10/2に一括返済したら30,000円+利息458円で支払い総額は30,458円です。
同じく9/1に年利18%で30,000円のお金をキャッシングしてリボルビング払いを選択したとして、毎月2日に3,000円ずつ元金と金利を返済して最後に残金の2752円を支払うと、総額は32,752円となります。
同じ金額を同じ年利で借りても利子は大きく違う
支払い方式が違うだけで、同じ30,000円を年利18%でキャッシングしたとして、2,294円も返済額に差が出てしまいます。
返済方式が違うだけで、キャッシングの返済金額の総額は大きく違ってくるということも覚えておきましょう。
返済遅延した場合には遅延損害金が発生する場合がある
キャッシングの返済を遅延すると、遅延損害金が発生する場合があります。多くの場合、遅延損害金の年率は20%となっていますので、余分に利息を支払わなければなりません。
キャッシングをする場合の注意点がわかりました。
次の章では、なるべく負担が少なくキャッシングを利用する方法についてご紹介しています。
キャッシングをした際なるべく負担を少なくする方法

この章では、キャッシングしたお金をなるべく負担なく返済する方法についてご紹介しています。
日常生活においてどうしてもお金を工面しなければならない機会はどうしてもあります。 そんな時にクレジットカードのキャッシングはとても便利な機能です。いざという時とても助かります。
しかしキャッシングをやむを得ず使うにしても、できるだけ負担が少なくてすむ方法があるのなら、それにこしたことはありません。 是非参考にしてみてください。
一括返済するようにする
クレジットカードでキャッシングをした場合は、なるべく一括返済するようにしましょう。一括返済とは、 キャッシングをした元金と利息をまとめて一括して支払う返済方法のことを言います。
一括で返済することにより、利息が少なくて済みますし、借りたその日に返済すれば利息は一切かかりません。利息が付くのは翌日からです。
このように一括返済は最も負担なくキャッシングによって借りたお金を返済する方法となっています。 ただし一括返済をするには、ある程度のまとまったお金が必要となります。
しかしそれでも余計に利息を支払うのなら、可能な限り一括返済をした方が良いです。 クレジットカードのキャッシングでなるべく負担を少なくするには、一括返済をすることを心がけるようにしましょう。
リボ払いで支払わないようにする
負担を少なくするには、 リボ払いでの支払いをしないようにすることが重要です。 リボ払いを選択してしまうと、毎月の負担額は自分で決めることができますし、また一定額の支払いで済みますので一見楽なように感じます。
しかしトータルの支払金額はかなり大きくなりますし、高い金利が加算されて長期的に返済をすることになってしまいます。
リボ払いはカード会社にとってとても儲かる仕組み
リボ払いは、クレジットカード会社の収益を最大化する、クレジットカード会社の収入源です。 お金を借りている意識が薄くなってしまって、更なる借入をしてしまうというのも懸念されます。
また、カードによっては入会時のデフォルトでリボ払いに設定されているカードもあるため注意が必要です。必ずキャッシングする際には自分のカードを確認するようにしましょう。
やむをえずリボ払いを選択する場合は、毎月の支払額をなるべく多くして、少しでも早く返済するようにすると負担は少なくなります。
少しでも余裕ができたら繰り上げ返済を
また、各クレジットカード会社では余裕があるときには増額して支払ったり、繰り上げ返済をすることができますので、リボ払いを選択している方は積極的に借りたお金を支払うことを意識することで、返済期間や返済金額の総額を少なくすることができます。
しかし基本的にはクレジットカードで負担を軽くするには、 極力リボ払いを選択しないようにしましょう。
キャッシングをしてしまった際の、負担をなるべく少なくする方法について解説してきました。ここからは、少し視点を変えて海外で利用可能なキャッシングについて説明します。
海外で利用可能なキャッシング
この章では、海外で利用可能なキャッシングについて説明します。おすすめのカードも紹介しますので、海外に行く予定のある方は参考にして下さい。
海外キャッシングとは
海外キャッシングとは、日本で作っているクレジットカードを使って、海外のATMで現地通貨のキャッシングを行うことです。わざわざ両替せずに現地通貨が手に入り、通常の外貨両替よりも良いレートで外貨を入手でき、日本から多額のお金を持ち歩く危険もないという大きな利点があります。
VISAやMasterCardなど国際ブランドのクレジットカードがあれば、かなり多くの国でATMが使えますので、1枚持っておくと安心です。
海外キャッシングの注意点
海外キャッシングの注意点は、あらかじめ海外キャッシングを利用するということをクレジットカード会社に届け出ておく必要があることです。また、予想外に使い過ぎてしまって翌月の請求額で困らないよう、くれぐれも気を付けましょう。
また、海外でATMを操作する際は時間帯は昼間を選び、人通りの少ないところにあるATMは避けて操作は素早く行うなど、防犯上の注意も怠らないで下さい。
海外キャッシングにおすすめのクレジットカード
海外キャッシングで利用するのにおすすめのクレジットカードを3つ紹介
- セディナカード:国際ブランドMasterCard、Paypal(※)で振込手数料無料、Webで繰り上げ返済できる、海外ショッピングで1.5倍のポイントが付く
- 三井住友カード:安心のVISAプランド、世界で一番利用されている国際ブランド
- JCB一般カード:ATM手数料無料
メモ
※Paypal:カード情報の代わりに電子メールアカウントのみで決済できるサービスのこと
どのカードも年会費は無料または2,000円以内と維持費が安価なのは嬉しいところ。また、国際ブランドのクレジットカードなのでATMも見つかりやすいです。
特にセディナカードは、Paypalで振込手数料無料かつWebで繰り上げ返済できる点が魅力なため、海外キャッシングにおすすめします。
ここまで、クレジットカードのキャッシングについての知識を深めてきました。次の章では、キャッシングに利用可能なクレジットカードを比較して、おすすめのカードを紹介します。
キャッシングが利用可能なクレジットカードを比較
この章では、キャッシングが利用可能なクレジットカードを金利・便利さ・返済方法で比較して解説します。
金利で比較
金利でいえば、アコム発行のACマスターカードが10.0%~14.0%(※)と低金利です。年会費を支払っても良いのであれば、ライフカードゴールドも少額から一律3.505%という優遇金利でのキャッシングか可能です。
※ショッピング利用時
キャッシングの便利さで比較
ATM、ネットキャッシングの取り扱い範囲が広く、さらにATMでのキャッシングが無料なクレジットカードは便利です。また、引き落としがあることを忘れていて、慌ててその口座にお金を振り込みたい、というニーズに応えられるネットキャッシングがあると助かります。
このどちらのニーズも満たせるクレジットカードがエポスカードです。ATM手数料は常に無料で、ネットキャッシングは1,000円単位から可能と、とても使いやすいと言えるでしょう。
返済方法で比較
返済方法では、一括返済とリボ払いでの返済を比較します。一括返済は、金利の支払いは1回だけです。一方、リボ払いは毎月一定額を返済していきますが、利用残高分の利息が毎月かかってくるため、支払い総額が大きくなります。
可能な限り一括返済できる範囲でのキャッシングに抑えて、リボ払いは避けるようにしましょう。リボ払いを利用しなくてはいけない場合は、返済方法を柔軟に選べるクレジットカードを選ぶと安心です。
最後に今回の記事についてまとめていますので、もう一度おさらいをしておきましょう。
キャッシングにおすすめのクレジットカード
キャッシング利用を目的としたクレジットカードの代表格がACマスターカードです。
年利が他のクレジットカードのキャッシングと比べて10.%~14.0%(※)と低く、即日発行も可能な急ぎの人に嬉しいスペックとなっています。
※ショッピング利用時
また、キャッシング機能だけでなくクレジットカード・Tカードとしても使用できる、Tカード プラス(SMBCモビット next)もおすすめです。全国にある提携ATMや振込キャッシングで利用が可能です。
金利は3.0%~18.0%で、限度額は800万円となっております。
まとめ
いかがでしたか。キャッシングの概念からキャッシング枠をコントロールする方法、上手なキャッシング方法から注意点まで学んできました。
キャッシングは上手に活用すれば、いざという時にお金を工面できるとても有用なものです。 正しく使用すれば、必要以上に恐れる必要もありません。
もう一度クレジットカードのキャッシングの要点を、簡単におさらいしておきましょう。
5つのポイント
- キャッシング枠はショッピング枠の中にある
- キャッシング枠は使わないのなら潰しておくことがオススメ
- キャッシング枠はWEBもしくは電話での手続きで、0円にしたり増額したりできる
- どうしてもキャッシングを利用するのなら、なるべく一括返済を選択する
- やむをえずリボ払いを選択してしまったら、支払額を多くしたり増額払いや繰り上げ返済を利用して、積極的に返済をする
キャッシングは生活上の要所要所で上手く利用して、快適なクレジットカードライフを楽しんでみてください。