限度額の高い法人カードはコレ!主要法人カードの限度額を徹底比較
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限度額の高さは、カードのランクに比例するため、一般カードよりゴールドカード、ゴールドカードよりプラチナカードの方が限度額が高くなります。
できるだけ限度額が高いカードが欲しいという方向けに、限度額の高いクレジットカードを紹介します。
また法人カードの限度額を上げる方法も合わせて解説します。
法人カードの限度額を上げるためのポイント
限度額の高いおすすめ法人カード5選
カード | アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード | UPSIDER | 三井住友カード ビジネスオーナーズ | ライフカードビジネスライトプラス | ![]() |
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年会費 (税込) | 36,300円 | 無料 | 永年無料 | 永年無料 | 2,200円 (初年度無料) |
還元率 | 1.0% | ||||
限度額 | 最高300万円 | ||||
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※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※1 対象の三井住友カードと2枚持ちすることが条件です。

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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法人カードの限度額の違いが出る2つのポイント
法人カードの限度額は、カードの種類ごとに異なります。この章では、法人カードの限度額がどのような点によって違ってくるのかを解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
法人カードの発行会社によって限度額が違う
同じ国際ブランドのクレジットカードでも、発行会社が違うと異なる限度額が設定されていることがあります。
ライフカードのような例外もありますが、基本的にカードの発行会社が同じなら、同じランクの法人カードの限度額は同じです。
例えば、JCB法人カードとANA JCB法人カードの限度額は同程度に設定されています。
限度額の目安を知りたければ、発行会社はどこなのかをチェックすると判断しやすいです。
ANA JCB法人カードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
国際ブランドの違いは限度額には関係ない
同じ名称の法人カードであれば、限度額は基本的に同じです。どの国際ブランドを選択しようと、限度額には影響はありません。
例えば、ライフカードビジネスライトプラスは、Mastercard®・JCB・Visaどれを選んでも、限度額は同じで最高500万円です。
このように、選ぶ国際ブランドによっては限度額は左右されない点を押さえておきましょう。
法人カードの国際ブランドについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
一律の限度額を設けていない会社もある
法人カードのほとんどは、カードの種類ごとに限度額を設定しています。
しかし、一部の法人カードは、一律の限度額を設定していません。
具体的には、アメリカン・エキスプレス🄬・ビジネス・グリーン・カードをはじめとするアメリカン・エキスプレス発行の法人カードや、ダイナースクラブビジネスカードなどが一律の限度額を設定していないカードです。
この場合個人によって限度額が異なるので、高額決済しやすくなるケースも存在します。
法人カードのランクが上がると限度額も上がる
限度額は一般的に法人カードのランクによって左右されます。
一般カード→ゴールドカード→プラチナカードと、カードのランクが上がるごとに限度額も上がります。
法人カードの限度額は、カードの種類だけでなく、ランクにも影響される点を押さえておきましょう。
しかし中には、三井住友カード ビジネスオーナーズのように、一般カードは年会費無料にもかかわらずゴールドカードと同じく最高500万円(※)といったものもあります。
※所定の審査があります。
気に入ったカードが見つかれば、念のため限度額を比較して自身にとってお得な方を選びましょう。
法人カードの限度額は、カードの種類・ランクによって異なります。
この章では、それぞれの法人カードの限度額を比較していきます。
詳しく見ていきましょう。
法人一般カード
法人カードの中でも、一般カードの限度額は他のランクのカードに比べると少額です。
一部カードのランクに影響されないカードはありますが、基本的には限度額があまり高くありません。
代表的な法人一般カードの限度額を一覧で紹介します。
三井住友カード ビジネスオーナーズ | 最高500万円 ※所定の審査があります。 |
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JCB法人カード 一般カード | 10万~100万円 |
アメリカン・エキスプレス🄬・ビジネス・グリーン・カード | 一律の設定なし |
ダイナースクラブ ビジネスカード | 一律の設定なし |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード | 30万円~150万円 |
三菱UFJカード ビジネス(Visa・Mastercard®) | 40万円~80万円 |
ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード) | 最高500万円 |
P-one Business Mastercard | 最高300万円 |
一般カードだからと言って同じような限度額ではなく、カードによって大きく限度額にバラツキがあります。
法人ゴールドカード
法人ゴールドカードの限度額は、一般カードに比べると高額です。
100万円を超えていることも多く、まとまった支出にも対応できる金額設定です。
代表的な法人ゴールドカードの限度額を一覧で紹介します。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | 最高500万円 ※所定の審査があります。 |
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JCB法人カード ゴールド | 50万円~250万円 |
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード | 一律の設定なし |
オリコEX Gold for Biz | 10万円~300万円 |
三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネス | 100万円~300万円 |
ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド) | 最高500万円 |
法人ゴールドカードは必ず一般カードより限度額が高くなるわけではありませんが、もともとの限度額が高額なので、高額に設定される可能性が高いです。
法人プラチナカード
法人プラチナカードは、法人ゴールドカードよりさらに高額な限度額に設定されています。最低限度額がゴールドカードより高額なため、利用可能枠はかなり高額です。
代表的な法人プラチナカードの限度額を一覧で紹介します。
JCB法人カード プラチナ | 150万円~ |
---|---|
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード | 一律の設定なし |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | ~500万円 |
三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 100万円~500万円 |
法人プラチナカードはカードの発行会社によって大きく限度額が異なりますが、最上位のカードにふさわしい、高額な限度額です。
限度額の高い法人カードはコレ!高額な限度額を求める人におすすめの法人カード6選
法人カードは個人カードより高額な支払いに使用する場合も多く、限度額の高さを求めて選ぶ人も多いです。
この章では、限度額が高額な法人カードが欲しい人におすすめのカードを紹介していきます。
カード | アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード | UPSIDER | 三井住友カード ビジネスオーナーズ | 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | ![]() | ライフカードビジネスライトプラス |
---|---|---|---|---|---|---|
年会費 (税込) | 初年度:36,300円 | 初年度:無料 | 初年度:無料 2年目以降:永年無料 | 初年度:5,500円 2年目以降:5,500円 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円 | 初年度:無料 2年目以降:無料 |
ポイント還元率 | 1.0% | |||||
国際ブランド | ||||||
発行スピード | 約3週間 | |||||
利用限度額 | 最高300万円 | |||||
ETC年会費 (税込) | 初年度:無料 2年目以降:550円(※2) | 初年度:無料 | 無料 | |||
電子マネー | - | |||||
旅行傷害保険(補償額) | 国内旅行保険: 最高5,000万円 海外旅行保険: 最高1億円 | - | 海外旅行保険: 最高2,000万円 | 国内旅行保険: 最高2,000万円 海外旅行保険: 最高2,000万円 | - | - |
※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※1 対象の三井住友カードと2枚持ちすることが条件です。
※2 前年度に1回以上ETC利用のご請求があれば翌年度無料です。
限度額が大きなものもあれば、それ以外で魅力的なクレジットカードもあります。限度額だけではなく、法人カードのほかの用途も加味したうえでどのカードにするか決めるようにしてください。
詳しく見ていきましょう。
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは、アメリカン・エキスプレスが発行している法人カードです。一律の限度額を設けておらず、カード名義人である代表者の信用状況がいいほど限度額も高額になります。
主な付帯サービス
- 高額利用時の事前承認制度(資金調達に有利)
- 国内外旅行傷害保険付帯
- 空港・駅などからの手荷物宅配サービス
- キャンセル・プロテクション
- 福利厚生サービスVIP会員年間登録料無料(他社は有料)
- 会計freee60日間無料
- 会食や接待にふさわしいお店のコンシェルジュによる予約代行
事前承認制度を利用すると資金調達などに対応できるうえに、付帯サービスも充実しています。
さらに、ポイントも100円利用ごとに1ポイントと非常に付きやすいカードです。
事業で高額決済をする機会がある経営者に、おすすめの1枚です。
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードがおすすめの人
- クレジットカードでの資金調達を検討している人
- 個人の信用情報に自信がある人
- 多様な優待やサービスを受けたい人
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは、とにかく優待やサービスが充実しているのが特徴です。高額決済をする機会が多い事業者であればおすすめできる1枚と言えるでしょう。また、旅行保険も充実しているため、国内外問わず出張や旅行に行く経営者にはお守りにもなるでしょう。
UPSIDER
UPSIDERは、年会費永年無料、ポイント還元率1.0%~1.5%と高還元率の法人カードです。さらに、利用限度額が10億円という法人カードの中でもかなり高額な設定となっています。
万が一不正利用等があった際も最大2,000万円までの補償がついています。残高や入出金の情報から限度額を算出するため、スタートアップ企業も高い限度額になることが期待できます。
スタートアップした場合の法人カードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
主な付帯サービス
- AWSからのクレジットを最大5,000ドル付与
- Google Cloud/Google Workspaceの利用料金5%割引
- Zoom有料プラン約25%OFF+3ヶ月無料
- Microsoft 365初年度5%~10%OFFで提供
- Cloudbase無料セキュリティ診断&3ヶ月無料
- 会計freee、マネーフォワードクラウド会計、マネーフォワードクラウド会計プラスなど各種会計ソフトに対応
- カスタマーサポート(メールやチャット)
旅行傷害保険などは付帯していませんが、クラウドサービスやソフトウェアなど日常業務を効率的に進めるためのビジネスサポートが充実しています。また、Web申込から最短即日発行~1営業日で発行することができるため、急に法人カードが必要になった場合でも安心です。また発行枚数の制限もありません。年会費は無料です。
UPSIDERがおすすめの人
- できるだけ早く限度額の高い法人カードが欲しい人
- Web関連のビジネスをしている人
- クレジットカードの年会費を抑えたい人
新規上場企業の約20%が利用しているだけの信頼性は高く、不正利用の発生可能性をほぼゼロにする施策も実施しています。Web関連の優待やサービスが充実していますが、これから上場を目指している企業のもおすすめできる1枚です。最短即日で発行されるのも、うれしいポイントと言えるでしょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズは老舗の三井住友カードが発行するカードです。
年会費永年無料のカードですが、ショッピング限度額は最高500万円(※)まで利用することができます。
※所定の審査があります。
主な付帯サービス
- 海外旅行傷害保険付帯
※「選べる無料保険」により、「旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)」を選択された場合。 - 東海道・山陽新幹線のネット予約&チケットレスサービス
- キャッシング機能
- 文房具購入やレンタカーなどのビジネスサポートサービス
- 支払い方法が多彩
(1回払い、2回払い、リボ払い、分割払い、ボーナス一括払い)
券面も第三者に盗み見されないよう番号などカード情報が記載されていない完全ナンバーレス仕様で、カード情報や利用明細は専用アプリで確認することができます。登記簿謄本や決算書などの提出が不要(※)なので、起業したての方も申込することができます。
※ゴールドカード(三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド)は所定の審査があります。
三井住友カード ビジネスオーナーズがおすすめの人
- 設立直後の法人代表者、個人事業主
- クレヒスを積み上げてゴールドカードにしたい人
- セキュリティ性の高い法人カードが欲しい人
一般的な法人カードの場合、一括払いにしか対応していないことがあります。しかし、三井住友カード ビジネスオーナーズの場合、分割での支払いも可能です。月々の売り上げに波がある企業や個人事業主にはおすすめのカードです。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、上記のゴールドランクにあたるカードです。
主な付帯サービス
(三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドのみ付帯)
- 海外・国内の旅行傷害保険の付帯
※「選べる無料保険」により、「旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)」を選択された場合。 - お買物安心保険の付帯(年間最高300万円)
- 国内空港ラウンジの利用
- 「ダイニングby招待日和」(Mastercard®のみ)
三井住友カード ビジネスオーナーズの付帯サービスに加えて、ゴールドカードならではの手厚い補償と、ワンランク上のサービスが用意されています。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドカードがおすすめの人
- 三井住友カード ビジネスオーナーズをすでに使っている人
- 年間100万円以上の決済をする人
- 付帯を三井住友カード ビジネスオーナーズよりも手厚くしたい人
ワンランク下である三井住友カード ビジネスオーナーズよりもできることが増えるだけではなく、使い勝手はほぼそのままで利用できるのがメリットです。すでに三井住友カード ビジネスオーナーズを利用している人はもちろん、初めて法人用ゴールドカードを持ちたいという人にもおすすめのカードと言えます。
P-one Business Mastercard
P-one Business Mastercard
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー |
|
発行スピード | 約3週間 |
限度額 | 300万円 |
ETC年会費 | 無料 |
追加カード | 従業員カード |
マイレージ還元率(最大) | - |
旅行保険 | - |
ポイント名 | ポケット・ポイント |
注目ポイント
- 年会費無料で最大5枚の従業員カードの作成が可能
- キャッシング利用枠300万円
- 紛失や盗難時の保障が付帯
- ポケットモールで5%のレンタカー割引
P-one Business Mastercardは、クレジットカード会社のポケットカードが発行する法人カードです。
ショッピング・キャッシングともに利用可能枠が最高300万円と、資金繰りに困った月の現金調達にも使えます。
主な付帯サービス
- 紛失・盗難保障
- 購入商品安心保険
- Mastercard® T&E Savings
- 旅行等割引など
- 1,000円利用ごとにポケット・ポイント2ポイント
最高限度額が一般カードとしては高額なうえに、使っていれば年会費はかかりません。
実質無料で限度額が高い法人カードを持ちたい人におすすめです。
P-one Business Mastercardがおすすめの人
- 実質年会費無料で法人カードを持ちたい人
- 紛失時や盗難時の保障を求めている人
- ポイント還元率が高いカードで経費削減をしようと考えている人
旅行保険が付帯されていないなどの制約はあるものの、紛失・盗難時の保障や購入した商品に対する保険などのサービスは魅力的です。限度額の上限も比較的大きいため、スタートアップの企業や個人事業主などにおすすめしたいカードと言えるでしょう。
ライフカードビジネスライトプラス
とにかく年会費を支払いたくない経営者におすすめなのが、ライフカードビジネスライトプラスです。
年会費は永年無料で、ポイント還元率は0.5%と平均的です。
主な付帯サービス
- VisaまたはMastercard®のビジネス優待サービス
- クラウド会計ソフトfreee優待
- 弁護士無料相談1時間無料
- 福利厚生サービスベネフィット・ステーション優待
- 旅行のアシスタント・優待など
一般カードでも最高限度額が500万円と高額なのが最大の魅力。支払い用のメインのカードとしてだけでなく、いざという時のサブのカードとしてもおすすめです。
ライフカードビジネスライトプラスがおすすめの人
- 法人用のサブカードを持ちたい人
- 副業やフリーランスで限度額が高いカードを探している人
- とにかく年会費などのコストをかけたくない人
ライフカードビジネスライトプラスは年会費がかからない反面、手厚い保障が付いてくるため、持っていて損はない1枚です。すでに法人カードを持っている人でもサブカードとして持っておけば、困ったときに役立つでしょう。
ライフカードビジネスについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
法人カードの限度額を上げるためのポイント
法人カードの限度額は、前の章で紹介したようなあらかじめ設定されている利用可能枠の範囲内です。持ち始めの頃はかなり低い金額に設定されていることも少なくありません。
この章では、法人カードの限度額はどうすれば上げていけるのかを解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
支払い遅延なく毎月使う
クレジットカードの限度額が低い人は、信用情報が少ないか、あまりよくない傾向にあります。今の状態より信用情報のスコアをよくするためには、毎月使い、支払い遅延せずに返済することが大切です。
もし支払い遅延してしまうと、さらに限度額が下がる原因になってしまうだけでなく、カードの利用停止や解約事由になってしまうこともあります。いい履歴を積んで信用情報のスコアを良くし、限度額を増額してもらうためにも、支払い遅延をせずに毎月返済していきましょう。
リボ払いを使い過ぎない
急ぎの高額な出費があった場合など、クレジットカードをリボ払いにしておくことで、支払いを遅らせることが可能です。しかし、翌月一括払いと違って高額な利息を支払わなければならず、支払総額は高額になってしまいます。
困った月だけでなく毎月リボ払いを使っている会社は、資金繰りに困っているのかなという印象を与えてしまいやすいです。いくら毎月返済し続けていても、リボ払いを使いすぎてしまうと、なかなか限度額は上げられません。
法人カードを増やし過ぎない
リボ払いをほとんど使わずに、毎月返済し続けていたとしても、法人カードの枚数が多すぎるとなかなか限度額は増えません。資金繰りに困ってその場しのぎで法人カードを何枚も作っているのではないかという印象を与えてしまいます。具体的に何枚というルールはありませんが、役割の違うものを含めても2~3枚程度にしておくと良いでしょう。
また、何枚も法人カードを作ったことで1枚当たりの限度額が低いままになってしまうことが多く、なかなか限度額が上がりません。月に1回や年に1回など、あまりにも利用頻度が低いようでは限度額を上げたいカードの限度額を引き上げる決定打にはならないのです。法人カードの限度額を増やしたいなら、むやみに枚数を増やさず、2~3枚程度の少ない枚数の法人カードに集中して使っていくのがいいでしょう
順調に使っているなら増枠申請してみる
法人カードの支払いを、基本的には翌月一括払いで遅滞なく支払っているのであれば、いい履歴が重なっている可能性が高いです。限度額が足りないと他の法人カードを作るよりは、今使っているカードの増枠申請をしてみましょう。
問題なく使っている期間が長ければ長いほど、増枠申請を通過できる可能性が高いです。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
クレジットカードには基本的に限度額が設定されています。
一般カードよりもゴールドカード、ゴールドカードよりもプラチナカードとカードのランクが上がれば上がるほど利用限度額も高くなるのが一般的です。
一般カードであれば100~200万円程度まで、ゴールドカードであれば200~300万円程度でしょう。プラチナカードは300万円~1,000万円程度が最大値の場合が多いです。
これは法人カードでも個人カードでも同じで、カードのランクが上がれば、利用限度額も高くなります。最初はそれほど高い限度額でない場合でも、利用状況によって限度額は見直されます。利用額が上がり、延滞なしで返済しているといつの間にか利用可能額が上がっていることも多いです。
クレジットカードの中には一律の限度額がないカードもありますが、無制限に利用できると言うわけではありません。
限度額が見えないだけで、突然の高額利用ではやはり支払う事はできません。高額利用する場合は事前にカード会社に連絡しておくのがおすすめです。
まとめ
法人カードの限度額は、大きな取引や資金調達の面で重視されるポイントです。しかし、その分、厳しく経営状況や代表者の個人信用情報を確認されることが多いため、なかなか思った通りの金額が限度額にならないこともあります。
クレヒスを積み上げていくことで限度額が高くなっていくこともあるため、むやみに法人カードを増やさずにクレヒスを積み上げていきましょう。一方で、審査の一部が緩和されていて限度額が高い法人向けクレジットカードもあります。
それらのカードに申込みをしてみるのもひとつに方法です。本記事を参考にしながら、希望の限度額になりそうな法人カードを探してみてください。
本記事の編集者について

イーデス編集部
専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。