クレジットカード選び方のポイントは5つ!役立つカード選びの基本を解説
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クレジットカードには、VisaやJCBといった決済ブランドの違いや、楽天やオリコなどの発行会社の違いまで、種類がたくさんあります。
それぞれのカードによってポイント還元率や特典も違っているため、「自分にぴったりのクレジットカード」を考えることが大切です。
何気なく作ったカードでは、ポイントが貯まらずに使えなかったり、年会費だけムダに発生してしまう可能性もあります。
実際に、ナビクレ(現・イーデス)が行ったアンケートによると30%の人が現在持っているクレジットカードに何らかの不満をもっているようです。

しかし自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを持てば、そのメリットを最大限に活用することができますよね。
そこで今回、「クレジットカードを選ぶ基準」として5つのポイントをお伝えします。
5つのポイントを抑えれば、クレジットカード初心者さんでも、簡単に安心して選ぶことができますよ。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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どのクレジットカードがいいかは人によってそれぞれ

ずばり、この世の中には万人にとって完璧な、オールマイティなクレジットカードは存在しません。どのクレジットカードがいいかは人それぞれです。
クレジットカード各社もニーズに合わせて、豊富な種類のカードを商品として発売しています。
オールマイティなカードはないことを前提に、自分にとって優先したい機能を定めてカード選びをするようにしましょう。
クレジットカードを選ぶ5つの基準

まずはクレジットカードを選ぶ、5つの基準について確認してみましょう。
①年会費
最初のポイントは「年会費」について。クレジットカードによって年会費は異なります。
大きく分けて年会費設定は4種類です。利用者にとって負担の軽い方から順に確認していきましょう。
年会費が無料
まずはおすすめのカードです。
永続的に無料になるカードのほか、本来は有料のカードでもキャンペーン期間中につき無料となるカードがあります。
年会費が2,000円
年会費2,000円前後は、クレジットカード年会費の基本的な金額です。
標準装備のクレジットカードと言えるでしょう。
年会費が5,000円
年会費5,000円というと、少し付加価値のあるカードです。
ポイント還元以外にも、旅行保険やラウンジサービスなどの特典があることが多いです。
年会費が10,000円
年会費10,000円は、ゴールドカード並みのステータスです。初心者にはおすすめしません。
最初につくるクレジットカードは、(1)年会費無料もしくは(2)年会費2,000円のカードを選ぶようにしましょう
10,000円のように年会費の高いカードは、クレジットカードに慣れてきてから、特典を利用したいときに検討するのが良いです。
②ポイント還元率

年会費のほかにクレジットカード選びの基準としたいものの2番目は「ポイント還元率」です。
カードを使って貯めることのできるポイントと、そもそもカードを所有していると与えられるポイント、特典キャンペーンを利用して付与されるポイントがあります。
クレジットカードは使えば使うほどポイントが返ってきますが、この還元率はカードによって異なります。
また、クレジットカードの中には定期的にポイントが増えるキャンペーンを行っているものも。ポイント還元率は年会費の高さとも比例しますが、1%あるのが理想的です。
③ポイントで何が貰えるか
「還元したポイントを、どのような特典商品と交換できるのか」というのも大事な視点です。
申込むクレジットカードを選択する際には、自分の好きな交換方法があるかも調べるようにしましょう。
ポイントによって「商品」が貰える場合もあれば、JALカードやANAカードのように航空券を割引購入できる「マイル」の役割を持つものもあります。
飛行機を利用することが多い方は、後者の航空機「マイル」ポイントを普段のクレジットカード生活で貯めることも賢い方法です。
④自分が最もお金を使う場所はどこか
クレジットカードは「どこで一番お金を使うのか」を考えると、その使う場所によって最もポイントが貯まるカードが違ってきます。
主婦で家族の食料品や日用品をスーパーで買うことが多ければ、そのスーパーが発行するクレジットカードで割引やポイント還元の高いものがおすすめです。
車によく乗る人は、ガソリンスタンドやETCでポイント還元率が高いものを選ぶと、ポイントがどんどん貯まりますよ。
⑤カードの特典
クレジットカードにはポイント還元だけでなく、持っていると得する特典があります。
代表格は旅行時の傷害保険です。海外旅行が一般的ですが、最近は他社との差別化のため、国内保険も対象としているクレジットカードも増えてきました。
▼保険については下記を参考
▼特典については下記を参考

菊地崇仁/ クレジットカード専門家
約100枚のクレジットカードを保有し、約130万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
カードを選ぶ上で一番重要なのは記事内の「③ポイントで何が貰えるか」です。使えないポイントはどれだけ貯めても価値がありません。使えないポイントが貯まるクレジットカードを使う理由はなく、その場合は現金払いでも十分です。
従って、クレジットカードを選ぶ基準で一番重視して欲しいのが「ポイントを確実に使えるかどうか」です。使えるポイントが決まってから、そのポイントを多く貯められるクレジットカードを検討しましょう。
例えば、Pontaポイントを貯めると決めた場合、ローソンPontaカードVisaau PAYカードなど、Pontaポイントが貯まるクレジットカードを洗い出し、自分の使い方で一番ポイントが一番貯まるカードを選びます。貯まるポイント数と年会費を比べ、貯まりやすくても年会費が高額の場合は、次に貯まりやすい年会費無料のカードにする、と言うような順序で見ていくと選びやすくなります。
初心者さんはシンプルなカードがおすすめ

最初のクレジットカードは、わかりやすくてシンプルなカードがおすすめです。具体的なクレジットカードをみていきましょう。
楽天でポイント3%!楽天カード
ただいまクレジットカード業界に旋風を巻き起こしているのが、CM集中投下で目立つ楽天カードです。
1%という高い還元率のほか、貯まったポイントを楽天利用のたびに消費できます。さらに楽天市場で3%、楽天トラベルでは4%の還元率で貯まります。
しかも年会費も無料で、申込者が右肩上がりで増えているカードでもあります。
サポートが充実!三井住友カード(NL)
なんといっても国内最大手の、クレジットカード発行会社です。お金を取り扱うクレジットカードとして大切な「信頼感」があります。
ナンバーレス仕様でセキュリティ面も安心です。
さらに、年会費永年無料な上に、対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率が最大7%(※)という点も大きな特徴です。
※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。ポイント還元率は通常のポイント分を含みます。スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象です。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外となります。商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払いただく場合があります。 その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用される店舗によって異なる場合があります。
対象のコンビニ:セイコーマート、セブン-イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン 他
対象の飲食店:マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司 他
ポイントがザクザク!オリコカード・ザ・ポイント
こちらも著名なブランドであるオリコカード・ザ・ポイントの魅力は、なによりもポイント還元率です。
基本の還元率が1%で、入会後半年で2%になる優れものです。また、500ポイントでAmazonギフト券500円分に即時で交換できるという、わかりやすい魅力も。
クレジットカードには様々な交換サービスがありますが、いまや「何でも購入できる」Amazonですぐに使えるギフト券(ギフトコード)との交換はうれしいですね。
ポイントを貯めてすぐに使える楽しみがあります。
学生におすすめのクレジットカード

ここからは学生におすすめのクレジットカードをご紹介します。
学生は社会人と比べ、クレジットカードのニーズが異なります。 まず学生は、年会費のかからないクレジットカードをおすすめします。
年会費無料といっても、キャンペーン特典の場合、条件付きの場合、そして永久年会費無料を打ち出している場合の3通りがあります。
クレジットカード自体を使用していなくても負担になる「年会費」に注意しましょう。
以下は原則年会費無料のクレジットカードです。
三井住友カード(NL)(学生向け)
三井住友カードでは、学生を対象とした三井住友カード(NL)に学生専用のサービスつけた、「三井住友カード(NL)(学生向け)」というカードを発行しています。
三井住友カード(NL)(学生向け)のメリット
メリット
- 年会費永年無料
- 学生向けサービス(分割手数料ポイント還元やサブスク利用料ポイント10%還元など)が豊富
※特典付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
世界中で通用するVisaカードなら、海外留学、あるいは海外への卒業旅行でも安心です。
楽天カード
CMでも有名となっている「楽天カード」は、学生でも比較的作るのが容易なカードです。楽天市場はもちろん、全国各地にある数多くの提携先で利用できます。
楽天カードのメリット
メリット
- 年会費永年無料
- カード利用時の通常ポイント還元率1%
- 楽天市場で3%、楽天トラベル利用で4%のポイント還元
- 楽天カードアプリなど各種オンラインサービスが充実
インターネットに慣れ親しんだ若い世代なら、数あるカードの中でも最もポイントが貯まりやすくオンラインセキュリティにも配慮された楽天カードはイチオシのクレジットカードと言えます。
ライフカード
学生でも比較的容易に作れて、ポイントがお得なカードがほしい場合は、「ライフカード」がおすすめです。
ライフカードのメリット
メリット
- 年会費無料
- 入会初年度のポイント1.5倍
- 誕生日月のポイント3倍(=1.5%)
- 年間100万円の利用で次年度の基本ポイント1.8倍
このように、ライフカードは特に誕生月に利用することで、高いポイント還元率を誇ります。上手に利用することで、グッとお得感が増すカードだと言えるでしょう。
JCB CARD EXTAGE
「JCB CARD EXTAGE」は、学生、社会人を問わず「29歳以下にポイント還元率で優遇」があるカードです。(※高校生を除く18歳以上29歳以下で学生の方(※))※一部お申し込みになれない学校もあります。
JCB CARD EXTAGEのメリット
メリット
- 入会後3カ月のポイント還元率通常の3倍、その後は1.5倍
- 海外利用におけるポイント還元率は通常の2倍
- 学生に限定されていないため、大学を卒業しても優遇が続く
社会人になっても学生時代と同じメリットでクレジットカードを利用できるため、就職後も同じカードを使いたいという人にはこのカードがおすすめです。
主婦おすすめのクレジットカード

続いて主婦におすすめのクレジットカードです。
主婦の場合、入会費の安さはもちろん、日々のカード利用で還元されるポイントの率もカードを選ぶ際の重要なポイントとなります。
また、家計における比重が高い携帯電話料金や光熱費の支払い等がお得になるカードなども選択肢の一つとして有力視したいところです。
ここからは、それらの重要ポイントを過不足なくカバーし、なおかつプラスアルファのメリットがあるお得なカードをご紹介します。
イオンカードセレクト
イオンカードはキャッシュカードとクレジットカードの2つの機能を併せ持ち、数多くのメリットが得られるお得なカードです。
イオンカードセレクトのメリット
メリット
- イオングループの店舗でWAON POINTが常時2倍
- 無料でゴールドカード発行
- イオン銀行のATM利用料が24時間365日無料
他にも、公共料金の支払いや給与振り込みの口座を指定するとWAON POINTが加算されるなど、家計のやりくりにも役立つお得な特典があります。
主婦ならぜひ持っていたいカードです。
初年度無料のカードを半年くらい使って判断するのも良い

「最初のクレジットカード」は、やはり「初年度無料のカード」がよいでしょう。コストを抑えることができます。
ただし、永続無料ではなく、期間限定で無料になっている点に注意しましょう。
半年ほど使用してみて、費用以外での使い勝手がどうか、判断するようにしていきましょう。
まとめ
以上、クレジットカードを選ぶ上での5つのポイントや、学生や主婦におすすめのクレジットカードを紹介しました。
クレジットカードは、年代や環境により、利用満足度の高いカードや活用できるブランドが大きく異なります。
また、最初のクレジットカードとして活用するのか、2枚目か3枚目かによって相応しいカードも異なります。自分自身で持つのではなく、家族が作成する場合、子どもや孫のために作る場合でも、必要条件は異なってきます。
それぞれに必要な機能を分析し、必ず加えたいポイントや、「できれば標準装備されているとありがたい」ポイントを区分けして考えるようにしましょう。
また、複数枚作成した場合に使わなくなったクレジットカードや、使用頻度が少なくなったカードは使用停止にしていくことが大切です。
この部分を疎かにしていると、入会費無料の時期が変わっていたり、特典が終了していたり、といったことが発生します。
クレジットカードのメリットと年会費などのコストを考え、自分にとってぴったりのクレジットカードを見つけてくださいね。
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イーデス編集部
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