会社運営に必須な法人カードの使い方とは?企業が法人カードを使う理由を徹底分析
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会社運営に法人カードが必要不可欠と言っても過言ではありません。
自社にあった法人カードを求めている法人代表者や個人事業主の方は多いはずです。
しかし、せっかく自社にあった法人カードを入手できても、使い方がわからないと、お得さや便利さを感じられないと思います。
使い方によっては貯まるポイントに大きな差が出てしまうこともありえます。
ここでは、法人カードを最大限に活用できるよう、法人カードの使い方やお得にポイントを貯める方法を紹介します。
法人カードの作り方については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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法人カードと一般カードの違い
法人カードと一般カードの違いは主に4つあります。
順に詳しくみていきましょう。
カードの契約名義や引き落としされる際の名義が異なります
一般カードの契約名義は個人名ですが、法人カードの場合契約名義が企業名となりますので、個人の信用情報だけでなく、企業としての会社単位でのランク・特典サービス付帯が期待できます。
法人カードと一般カードで得られる特典内容が異なります
法人カードと一般カードで得られる特典内容が異なります。一般カードの場合は個人が利用するため、家族で利用できるようなホテルや施設の割引などがリワードとして付帯する事が多いですが、法人カードの場合は、企業運営にメリットの高い特典が付帯されています。
こちらについての詳細は後で詳しくご説明していきます。
利用上限額の高さ
一般カードの場合は、平均100万円が上限とされる事が多いです。
それに比べ、法人カードは経費の支払いの為に利用されるケースが多い為、ほとんどの法人カードの上限額が100万円以上に定められています。
また、一般カードと法人カードで定められるカードのランクも異なり、選ぶランクにより年会費も異なってきます。
審査基準は会社単位
カード発行時には必ずカード会社により審査が入ります。
一般カードは返済能力を見るために、個人の資産や現在働いている勤務先などが審査基準となりますが、法人カードの場合は会社の設立年数と財務状況などがキーとなり審査されます。
個人が買い物をする際に利用する一般カードと、企業が経費支払いの際に利用する法人カードは、
- 利用限度額
- カードの種類(ランク)
- 審査基準
- 特典
などの点で異なってくる事がわかりました。
次に、法人カードを利用することのメリットについて詳しくご説明していきます。
企業が法人カードを利用するメリット
企業が法人カードを利用すると得られるメリットや特典にはどのようなものがあるのでしょうか。
また、法人カードを経費支払いのために利用すると、どのような特典が得られるのでしょうか。
ここでは、法人カードを利用する事によるメリットとして、以下の2つをご紹介します。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
法人カードのメリットは、複数枚作成ができること、経費管理が一元化できることです。
カードの利用明細を確認することで何に利用したのかわかりますので、それをもとに経費精算ができます。
現金で持ち買い物などをする必要もなくなりますので、管理上も大変楽になります。
また、クレジットカードの特典には、ホテルなどの割引がついていることが多いため、うまく利用すれば福利厚生として利用できます。
経費管理を一元管理できる
法人カードを利用することのメリットの1つに、経費管理を一元管理できるという点があります。
法人カードは、メインカードとなる法人カード以外にも、追加カードを発行する事が可能です。代表者以外の決裁権限を持つ社員が利用できるように、複数枚の追加カードの発行ができます。
複数名が経費清算を行い、それぞれが現金払いで対応した際には個々の領収書による経費精算が後日、必要となります。
しかし、法人カード、また追加カードで支払いを行えば、カードの引き落とし口座は1つに統一されているため、経費を一元管理できることになるのです。
経費を一元管理できることだけでなく、ビジネスにメリットの高い付帯特典が付与されているため、上手に使いこなすと福利厚生費の節約になる、といったメリットもあります。
法人カードは複数枚持つべきかについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
企業運営にメリットの高い付帯特典で福利厚生費の節約になる
法人カードには、企業運営にメリットの高い付帯特典が豊富に付与されています。
中でも、非常にお得なメリットであり結果的に経費削減に繋がりやすいとされている特典が、企業が福利厚生に利用できる特典です。
通常、企業から社員に対し福利厚生として与えられる制度が、法人カードを利用することで与えられる特典に含まれているのです。
- ホテルやゴルフ施設の割引
- 社員の海外や国内出張時の保険サービス
が付いているなどその種類は様々。
上手く活用することで福利厚生費として発生する費用が浮き、それだけで企業にとっては経費の削減に繋がります。
社員への福利厚生に利用できる特典の他にも、法人カードを利用することで得られるメリットは多数あります。
法人カードのメリットについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
次に、上手に使うことで得られるお得なサービスについて詳しくご説明します。
法人カードのお得な使い方
法人カードを利用すると様々な特典が得られることを前述しましたが、幅広い特典を利用するにはどういった使い方をするとお得なのでしょうか。
また、どのように特典を利用すると、会社にとって経費削減に繋がるのでしょうか。
ここで詳しくご説明していきます。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
貯まったポイントはマイルに交換すれば飛行機が無料で乗れることになり経費節約にもつながります。
もちろん、様々なギフトへ交換し、社員に配布するといったことも可能です。
その他、付帯する海外旅行保険などをもとに、出張時の保険として利用することが可能です。
法人だからこそ、経費処理や福利厚生という観点から、クレジットカードのメリットをうまく活用していただきたいですね。
ポイントを商品やマイルに交換し経費を削減
企業にとって経費削減に繋がる法人カードの特典の1つは、商品やマイルの交換プログラムです。
ポイントプログラムで、様々なギフトに交換ができるサービスについて前述しましたが、これらを上手に利用する事で経費削減が可能となります。
ポイントをホテルの宿泊券や高級レストランの招待券に交換可能な場合、ホテルの宿泊券で出張先のホテルを利用する事で費用を削減、さらに接待にレストランの招待券を利用する事で接待費も削減できます。
他にもマイルなどへ交換すると、国内や国外の出張時の航空券を購入できるため経費削減に繋がるでしょう。
ビジネスサポートサービスを利用しビジネスをより効率化
法人カードを利用する事で、カード会社が提供するビジネスサポートが利用可能。
企業の経営をサポートするために、カード会社ではコストの一元管理が可能となる仕組みが作られ、ビジネスサービスが提供されています。
例えば、追加カードごとの利用明細を毎月社員別に発行するサービスがあります。
オンラインサービスを利用すると過去分までの利用明細も確認ができ、明細データのダウンロードも可能なため、経費管理にも便利です。
上手にビジネスサポートサービスを利用する事で、よりビジネスを効率化できるのです。
付帯保険を利用し海外出張もお得に
海外出張や旅行時に怪我や入院をした場合、費用が高額になる可能性もあるため、旅行損害保険に入っておくと安心です。
旅行や出張費用を法人カードで支払った場合、最高で1,000万円から5,000万円の保険費用が出るカード会社もあるなど、海外旅行や出張時の保険は充実しています。
本来であれば、保険代金は企業が福利厚生として支払うものですが、保険でさえもカード会社で賄えるのです。
法人カードのさまざまなメリットをここまで解説しました。
ここからは、「ポイントの貯め方」に着目して、法人カードのお得な使い方をご紹介します。
法人カードのお得なポイントの貯め方
クレジットカードを利用すればするほど貯まるポイント。
蓄積したポイントは商品やマイルへの交換が可能であり、ポイント制度を上手に使う事で経費削減に繋がります。
しかし、カードの使い方によってポイントの貯め方に大きな差が出ることも。
ここでは、法人カードのポイントをより上手に貯める方法についてご紹介します。
追加カードを発行し引き落とし口座を統一
法人カードにはポイントプログラムが付帯しています。
ポイントを集め、食事券や宿泊券などのギフトやマイルに交換することができるリワードプログラムです。
ポイントプログラムは、利用額に比例してポイントが付与されます。追加カードで利用した金額も合わせてポイントが還元されますので、引き落とし口座を統一し、合算してポイントを蓄積すると早く貯めることが可能です。
利用する金額が多くなればなるほど、ポイントの還元率を上げるといったサービス付きの法人カードブランドもありますので、上手に使っていきましょう。
公共料金を法人カードで支払いポイントを獲得
毎月必ずかかる費用を法人カードで決済し、ポイントを蓄積すると、早いスピードでポイントがたまります。
毎月必ずかかる費用は、光熱費などの公共料金や家賃などですが、年間で考えると相当な金額となります。
これらの費用の支払いをカード以外で行うのは、ポイントを投げることになり非常に勿体ない事です。毎月かかる経費はなるべくカード決済で統一しましょう。
小さな買い物も電子マネーを利用し会社経費で決済
カードブランドによっては電子マネー機能がついたカードや、電子マネー用のカードが発行されることも。
コンビニなどで支払いをするような小さな買い物であっても、電子マネーを利用すれば会社経費となり、ポイントもしっかり付与されます。
小さい買い物だからといって侮らず、コツコツポイントを貯める事が重要です。
法人カードの個人利用については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、法人カードの使い方について、詳しくご説明しました。法人カードには、様々な特典やサービスが付帯されています。
国内や海外出張時の保険、経費管理を一元化することに役立つビジネスサポートサービスなど、ビジネスに利用できるようなサービスが豊富です。
様々な特典を計画的に利用することで、経費を削減することにも繋がります。
ぜひ、こちらの記事を参考に法人カードの利用方法を検討してみてください。
もしこの記事を読んで、法人カードを作りたい!と思った方は、以下の記事にておすすめの法人カードを紹介しておりますのでぜひご参考にしてください。
法人カードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。