年会費無料の法人カードってどうなの?メリット・デメリットとおすすめカードを解説
最終更新日:

『イーデス』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
法人カードを作るにあたり、コスト面を考えて年会費無料のカードをお考えの方も多いでしょう。
しかし、永年無料の法人カードは数が少ない上、そのすべてをおすすめできるわけではありません。
ポイント還元率や特典の豊富さなどバランスの取れた法人カードを作るなら、永年無料だけに絞らず、次の3つのタイプから選ぶことをおすすめします。
- 永年年会費無料の法人カード
- 初年度年会費無料の法人カード
- キャンペーンで年会費無料の法人カード
当記事では、これら年会費無料のなかでも還元率や付帯サービスが魅力的な法人カードを厳選して紹介しています。
また、年会費無料と有料の法人カードでは何が違うのか、無料のメリット・デメリットは何かについても解説します。無料と有料で決めかねている人の参考になれば幸いです。
年会費無料おすすめ法人カード!
カード | おすすめ! 三井住友カード ビジネスオーナーズ | ライフカードビジネスライトプラス | NTTファイナンス Bizカード |
---|---|---|---|
ポイント 還元 | |||
年会費(初年度) | |||
年会費(2年目~) | |||
限度額 | |||
国際ブランド | |||
電子マネー | |||
特徴 |
|
|
|
リンク |
※年1回以上の利用と「マイ・ペイすリボ」の申込みで実質的に永年年会費無料にすることも可能です。
※三井住友カード ビジネスオーナーズの限度額は所定の審査があります。
年会費無料のクレジットカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
消費生活ジャーナリスト / 株式会社岩田昭男事務所
監修者岩田昭男さん
1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。
主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。
主な著書としては、
「Suica一人勝ちの秘密」(中経出版・現カドカワ)
「「信用力」格差社会」(東洋経済新報社)
「信用偏差値」(文春新書)
「クレジットカード・サバイバル戦争」(ダイヤモンド社)
「ドコモが銀行になる日」(PHP)
「キャッシュレス覇権戦争」(NHK出版)
また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
ウエブは、「岩田昭男の上級カード道場」、まぐまぐでメルマガを毎月二回発行。
2021年からYouTubeチャンネル「岩田昭男のキャッシュレス道場」オープン。
趣味は「猫」と「キートン」
気になる内容をタップ
- おすすめの年会費無料法人カード10選
- 三井住友カード ビジネスオーナーズは年会費永年無料
- ライフカードビジネスライトプラスのスタンダードは年会費永年無料
- セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費永年無料
- UPSIDERは永年年会費無料
- JCB一般法人カードは年会費初年度無料
- JCB CARD Biz ゴールド年会費初年度無料
- NTTファイナンスBizのレギュラーカードは年会費永年無料
- テックビズゴールドカードはフリーランス向け年会費初年度無料カード
- オリコ EX Gold for Bizは年会費初年度無料
- P-one Business MasterCardはカード利用で次年度も無料
法人カードの年会費は有料と無料とで何が違う?
年会費が有料と無料の法人カードで、最も大きな違いは維持コストです。
しかし、それ以外にも違いはあります。
一般的にはコストをかけた方が有利なはずと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
有料と無料の法人カードでは何が違うのか、4つの側面から取り上げてみました。
コストで考える有料と無料の違い
一番の違いは維持コストの有無です。
コストの有無によってどのような違いが生じるのか、経費とステータスについて考えてみましょう。
有料でも経費で落とせる
法人カードは事業用なので、カードで発生した費用はすべて経費として計上できるようになっています。
ですから年会費が高くても経費として落とせるので、コスト的な心配は必要ありません。
法人カードの会員費については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
無料なら経費の手間を省ける
経費で落とせるのだから、会費が有料でもかまわないと考える人もいます。
しかし、経理事務に負担がかかるという側面は見逃せません。
そもそも会費が無料なら経費として落とす必要もなくなるので、その分経理事務の負担は軽減されます。
ステータスで考える有料と無料の違い
法人カードにはステータスが求められます。
年会費が有料なカードの方が無料よりもステータスがあると思われていますが、果たしてそうでしょうか。
ステータスにおいて、有料と無料ではどのような違いがあるかについて説明します。
有料の法人カードはステータスがある
経営者の中にはステータスを求めて会費の高額な法人カードを所有する人がいます。
確かに、ステータスが高いといわれる法人カードにはかなり高額な年会費のものがあります。
無料の法人カードにもステータスはある
年会費が無料の法人カードにおけるステータスはどうかというと、高額な年会費のカードと比較すれば見劣りがします。
しかし年会費無料の法人カードでありながら、ステータスの高いカードもあります。
日本国内だけでなく、海外でも広く認められているカードです。
年会費無料でありながらステータスのある法人カードは、記事の最後にご紹介します。
ビジネスチャンスで考える有料と無料の違い
仕事関係や取引先などとの会食・接待も経営者の仕事です。
それらの支払いに使われるのが法人カード。
有料と無料とではビジネスにどのような違いが生じるのでしょうか。
有料の法人カードにはビジネスチャンスがある
年会費が高額な有料の法人カードには、それなりのステータスがあります。
支払いのときにステータスの高い法人カードを使った方が、関係者や取引先の信頼感が得られて、ビジネスチャンスにつながることもあります。
無料の法人カードにもビジネスチャンスはある
では、年会費無料の法人カードを使うと信頼感が得られないかというと、そんなことはありません。
信頼感というのは、経営者の不断の努力から生み出されるもの。
カードのステータス如何にかかわらず、常にビジネスチャンスはあるという心構えが経営者には必要です。
付帯サービスで考える有料と無料の違い
法人カードの魅力のひとつが付帯サービスです。年会費が有料と無料とではサービスの内容も違います。
どのような違いがあるのか、見ていきましょう。
有料の法人カードは付帯サービスが充実している
年会費を支払う有料カードには、それに見合った付帯サービスがあります。
ポイント還元、国内・海外出張時の保険サービス、空港ラウンジの無料使用、ホテルやレストランの割引などなど。
サービス内容の充実ぶりは、年会費有料ならではの特徴です。
無料の法人カードは必要最低限のサービスで十分
有料カードに比べれば、確かに無料カードの付帯サービスは少ないです。
ただし、充実している付帯サービスも利用しなければ価値はありません。経営者によっては必要のないサービスも含まれています。
年会費無料の法人カードには必要最低限の付帯サービスがあり、それで十分と納得している経営者が多いのが現実です。
無料でも有料より劣っているとは限らないとわかったところで、次は年会費無料法人カードのメリットについてご紹介しましょう。
年会費 | 有料 | 無料 |
---|---|---|
コスト | × | 〇 |
ステータス | 〇 | △ |
ビジネスチャンス | 〇 | 〇 |
付帯サービス | 〇 | △ |

岩田昭男 / 消費生活ジャーナリスト
法人カードを年会費無料だけで選ぶのは注意した方が良いでしょう。
だいたい法人にとって年会費が無料になったとしてもそれほどメリットはないのです。
法人なら年会費は経費で簡単に落とせますからわざわざ飛びつくことはありません。
とはいいながら、年会費無料カードが人気のようです。
ここにきて、初年度無料を含めて年会費無料の法人カードが立て続けに出ています。
その理由は何なのか、私なりに考えてみました。
メリット 1.維持コストがゼロ 2.比較的審査に通りやすい 3.スピード発行してくれる 4.サブカードとして持ちやすい。
これらの条件で考えると、単に年会費に引かれているのでなく、もっとちがうところに魅力があるようです。
2.審査と 3.スピード発行でしょうか。
例えば、会社設立間もない個人事業主で最初にコストをかけずに法人カードが欲しいという人にとっては非常にメリットのあるカードになるのです。
スタートダッシュに使えるカードという位置づけです。
それが分かると年会費永年無料のNTTファイナンスBizカードが魅力的になります。
何の条件もなしに年会費永年無料ですし、ポイント還元率は1%と高い。
ただこうした年会費永年無料カードの種類はまだ少ないので選択肢は限られます。
しかし、初年度無料になるとかなり増えてきます。
その多くはお試しで1年間使ってみて駄目ならやめれば良いものですが、中には年一回使えば翌年一年無料になるといったものもあり、これは実質永年無料になる可能性があります。一般的な法人カードで年会費無料にこだわるなら、三井住友カード(NL)とポケットカードのP-Oneビジネスマスターカードがいいでしょう。
法人カードの電子マネーについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
年会費無料の法人カードにある5つのメリットとは?
年会費が無料の法人カードは低コスト以外にもおすすめポイントがあります。
意外と知られていないメリットについて説明します。
メリット
維持コストがゼロ
年会費無料の法人カードで最も大きなメリットは、やはり維持コストがゼロという点です。
特に新しく起業したばかりの個人事業主や、これから独立しようとしているオーナー予備軍にとって、コストをかけずに法人カードを持てるメリットは非常に魅力的です。
比較的審査に通りやすいカードが多い
有料法人カードに比べて、無料法人カードの中には、比較的審査に通りやすいカードが多いです。
というのも、カードの発行枚数を増やすために年会費を無料にしているので、審査自体も難易度を低めに抑える傾向があるからです。
また難易度が低い場合、法人代表の本人確認書類の提出だけで済む場合が多いというのも大きなメリットでしょう。
発行までのスピードが比較的速い
年会費無料の法人カードは信販会社が発行しているケースが多く、発行までのスピードが速い傾向があります。
急ぎで法人カードを持ちたい経営者にとって、発行スピードが速いのは大きなメリットです。
低コストハイスペックのカードもある
有料法人カードはステータスや付帯サービスなどがハイスペックといわれていますが、無料法人カードのなかには、低コストハイスペックのカードもあります。
年会費が無料にもかかわらずハイスペックなカードについては、最後にご紹介します。
サブカードとして役立つ
年会費が無料だと、気軽に2枚目の法人カードとして持つことができます。
予備のサブカードとして所有しておけば、万一のときに利用できるメリットも。
すでに年会費有料のカードを持っている場合でも、コストをかけずにサブカードを持てるのです。
メリットがあればデメリットもあるはず。次は無料法人カードのデメリットについて説明しましょう。
年会費無料の法人カードにある3つのデメリットとは?
年会費無料という大きなメリットに比べて、デメリットがあるとしたらどのようなものでしょうか。
3つのデメリットについて取り上げます。
デメリット
ポイント還元率が低い
年会費無料のデメリットとしてまず考えられるのが、ポイントです。
有料カードに比べるとポイント付与が少ないだけでなく、全く付与されないカードもあります。
またポイントが付与されても、還元率が低いのが無料カードです。
仕入れ代金の支払いなどは多額になりますので、法人カードはポイント還元率が高い方が有利です。
利用限度額が低い
法人カードの魅力のひとつが利用限度額です。急な出費などの場合、スピーディーに資金の手当てができます。
無料の法人カードは利用限度額が低めの設定です。
限度額が300万円や500万円となっていても、実際には審査によって100万円などの低い金額になることも多いです。
追加カードの発行枚数が少ない
経営者は追加カードを発行して従業員に持たせることができます。
営業廻りなどはガソリンの給油などを、追加カードで支払えるのでとても便利です。
有料カードのなかには追加カードの発行が無制限というものもありますが、無料カードは追加カードの発行枚数が限られていることが多いです。
実は、年会費無料には3つの種類があります。
実際に申し込むときに知っておく必要があるので、3つの年会費無料について説明します。
法人カードの年会費無料には3つの種類がある
年会費無料といっても一律同じではありません。
法人カードによって違いがあります。
どのような違いがあるのか3つのケースを取り上げ、メリットとデメリットについて紹介しましょう。
初年度無料の法人カード
年会費無料で多いのが、初年度無料というケースです。
会員数を増やすために初年度のみ年会費を無料にしているので、次年度からは年会費が発生します。
この場合、無条件で初年度年会費無料になる場合と、Web入会のみ無料になる場合があるので要注意。
メリット
カードの使い勝手を試すためには、初年度年会費無料はおすすめ。
1年間使ってみて自分に合わないと思ったら、解約すればいいのです。
デメリット
仕事が忙しいと、解約するのを忘れてしまうことも。
その場合、次年度から年会費が発生してしまいます。
キャンペーンで無料になる法人カード
キャンペーンで年会費が無料になるケースには、次の3種類があります。
- 一定期間内に一定以上の金額を利用した場合に無料
- 金額に関係なく1回でも法人カードを利用した場合に無料
- 特定のサービスやオプションに登録した場合に無料
いずれも条件を達成したら無料になります。
メリット
年に1回といわず何回も法人カードを利用する場合、毎年の年会費は無料になるので実質的には永年無料と同じになります。
デメリット
法人カードをそれほど使わない場合、条件が達成できずに有料になってしまうケースも多いです。
永年無料の法人カード
永年無料というのは、一切の条件なしに、入会すればずっと年会費がゼロということです。
維持コストを第一に考えたら、永年無料が最もおすすめの法人カードになります。
メリット
条件なしに年会費がゼロというのは大きなメリットといえるでしょう。
デメリット
維持コストがゼロなのでその点においてデメリットはありません。
年会費無料の法人カードを選ぶ際のポイント
年会費無料の法人カードを選ぶ際のポイントには下記のようなものが挙げられます。
- 年会費無料の法人カードをもつ目的
- ポイント還元率や利用限度額
- 年会費と付帯サービスのバランス
次からは、それぞれのポイントをどんな視点でチェックしたらよいのか解説します。
年会費無料の法人カードをもつ目的を確認
前項では、3種類の年会費無料の法人カードを紹介しました。年会費無料の法人カードを持つ目的によって向いているカードが異なるため、それに合わせて選びましょう。
コストをできるだけ抑えたい場合は、「永年年会費無料のカード」がよいでしょう。実際に使用して付帯サービスを確認し、サービス内容によっては年会費を支払ってもよいと考えるなら、「初年度無料のカード」も視野に入れて検討できます。
想定される利用状況で年会費が無料になる条件を満たせそうならば、「キャンペーンで無料になる法人カード」もおすすめです。
ポイント還元率や利用限度額をチェック
ポイント還元率や利用限度額は同じ年会費無料の法人カードでもカードによってさまざまです。カードの中から候補を決めて、それぞれ比較して選びましょう。
ポイント還元率が高いカードは貯まったポイントを経費支払いの一部に充当できるメリットがあります。
また、高額な機器などを購入する際、利用する機会がある場合は、利用限度額をチェックしておきましょう。利用限度額が低いと、高額な製品やサービスを購入する際に利用できない事態も考えられます。
用途に見合った利用限度額が設定されているカードならば、不便を感じることもありません。
年会費と付帯サービスのバランスを考える
同じ年会費無料の法人カードでも付帯サービスは各カードによって異なります。年会費と付帯サービスのバランスを考えて選びましょう。
とくに、2年目から年会費が有料だったり、年会費無料となる条件を満たせるかわからなかったりする場合は、有料になった場合にその年会費に見合う付帯サービスが受けられるか確認しておきます。
出張したときの使い勝手の良し悪しに差が出るため、海外出張の多いビジネスの場合は、国際ブランドや海外旅行保険の付帯もチェックしておきましょう。
では最後に、おすすめしたい年会費無料の法人カードをご紹介いたしましょう。
おすすめの年会費無料法人カード10選
年会費無料の法人カードは数が限られています。
なかでも永年無料のカードはごくわずか。
以下におすすめの法人カードを10枚ピックアップしましたが、年会費の内容はそれぞれ異なります。
よく確認しつつ、法人カード選びの参考にしてみましょう。
カード | おすすめ! 三井住友カード ビジネスオーナーズ | ライフカードビジネスライトプラス | セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | UPSIDER | JCB一般法人カード | JCB CARD Biz ゴールド | NTTファイナンス Bizカード | テックビズゴールドカード | オリコ EX Gold for Biz | ![]() P-one Business MasterCard |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポイント 還元率 | 0.6~2.4% | |||||||||
年会費 (初年度) | 永年無料 | 無料 | 永年無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
年会費 (2年目~) | 永年無料 | 無料 | 永年無料 | 無料 | 1,375円(税込) | 11,000円(税込) | 無料 | 2,200円(税込) | 2,200円(税込) | 2,200円(税込)※ただし前年度にカード利用あれば無料 |
限度額 | 300万円 | |||||||||
国際ブランド | ||||||||||
電子マネー | ||||||||||
特徴 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
リンク |
※ただし、審査の結果により電話による確認が必要となる場合あり
三井住友カード ビジネスオーナーズは年会費永年無料
年会費が本会員、パートナー会員ともに永年無料なのがポイントの法人カード。
審査状況によりますが、最大で500万円の限度額が利用できます。経理関係のデータ連携なども充実しています。
基本のポイント還元率は0.5%と標準的なので、高還元のカードを求めている人にはやや物足りないかもしれません。
三井住友カードのプロパーカードなので、信頼性が高くセキュリティ面も安心できるカードです。
三井住友カード ビジネスオーナーズについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
ライフカードビジネスライトプラスのスタンダードは年会費永年無料
このカードも条件なしで年会費が永年無料です。
Web完結で申込可能で、最短3営業日でカードが発行されるのもポイント。
しかも起業1年目で営業実績がなくても発行され、自営業やフリーランスでも発行可能です。
審査に決算書の提出は不要なので、すでに法人カードを持っている方もサブカードとして持つことができます。
基本のポイント還元率は0.5%と標準的なので、高還元のカードを求めている人にはやや物足りないかもしれません。
また、旅行保険の付帯がないので、出張先での使用を想定している場合には不向きです。
ライフカードビジネスライトプラスについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費永年無料
Web関連のビジネスをしている人におすすめの年会費無料の法人カードです。通常のポイント還元率は0.5%ですが、対象のビジネスサービス利用ではポイントが4倍の2.0%になります。
対象ビジネスサービスは「AWS」の他、「エックスサーバー」「お名前.com」「マネーフォワード クラウド」「モノタロウ」などです。審査は個人与信なので登記簿謄本・決算書不要で申し込みできます。
旅行に対する付帯補償がないため、出張が多く、出張先での利用を想定している場合には不向きな点がデメリットです。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
UPSIDERは永年年会費無料
最短即日~1営業日というスピード発行が可能で、発行枚数の制限もない年会費無料の法人カードです。バーチャルカード「オンデマンドカード」機能により、有効期限や金額、利用先を指定して一時的に利用もできます。
よって、業務委託先ごとなど、必要に応じてカード発行可能です。ポイント還元率も1.0%~1.5%と年会費無料の法人カードの中では高く、使い勝手良さとポイント還元率の高さを求めている人におすすめです。
最大利用限度額10億円と高額なので、高額な利用限度額を設定される可能性をもったカードを選びたい人にもおすすめできます。
個人事業主は発行できず、ETCカードの発行もできない点と、国内外の旅行傷害保険の付帯もないので出張先での利用なども想定している場合は不向きである点がデメリットです。
JCB一般法人カードは年会費初年度無料
初年度の年会費が無料で、2年目以降は1,375円(税込)の年会費がかかる法人カードです。追加カードの枚数制限がなく、ETC年会費も無料です。
ビジネスで活用できる特典も豊富で、とくに航空券予約やホテル予約などで強みを発揮します。2年目以降の年会費も法人カードとしてはお得なので、コストパフォーマンスの高い法人カードといえるでしょう。
国際ブランドがJCBのみなので、海外での利用ではVisaなどと比較するとやや不便かもしれない点がデメリットです。
JCB一般法人カードについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
JCB CARD Biz ゴールド年会費初年度無料
基本のポイント還元率は0.5%ですが、特約店での利用では2~5倍と高還元です。多彩なビジネスサポートサービスや手厚い付帯保険もあります。
通常のJCB法人カードでは使用できない、Apple PayとGoogle Payにも対応しています。ゴールドカードならではの
「GOLD Basic Service」があり、健康サービスで人間ドックや健康チェックが受けられたり、レジャーやグルメについての優待があったりします。
デメリットは、追加カードが発行できないことと、国際ブランドがJCBのみなので、海外での利用ではVisaなどと比較するとやや不便かもしれないことです。
JCB CARD Biz ゴールドについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
NTTファイナンスBizのレギュラーカードは年会費永年無料
最大の特徴は、条件なしに年会費永年無料という点です。
NTTグループのNTTファイナンスが発行しているので安心感があります。
永遠無料にもかかわらず、ポイント還元率は1.0%と高いのが特徴。
また海外・国内傷害保険が最高2,000万円と充実しており、キャッシュバック可能、ショッピング保険などの付帯サービス付きです。
コストパフォーマンスにすぐれた法人カードといえます。
デメリットは、発行まで時間がかかる点と、利用限度額が最大で80万円までとやや低めな点です。
コストを抑えつつ、ポイント還元や付帯サービスを重視する場合におすすめの法人カードです。
NTTファイナンスBizについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
テックビズゴールドカードはフリーランス向け年会費初年度無料カード
ITフリーランス向けに作られたテックビズゴールドカードは、初年度の年会費が無料です。
また、2年目以降も年会費2,200円(税込)と、独立したばかりの方でも持つのに負担がかからないような設定になっています。
テックビズゴールドカードと提携しているクラウドサービスや、ワークスペースなどを活用すれば、高いポイント還元や割引を受けられるため、場合によっては年会費の2,000円の元は取れてしまうでしょう。
提携カードで海外サービスに弱いため、海外旅行や海外出張が多い場合は、テックビズゴールドカード1枚では補償やサービスが物足りないかもしれません。
また、追加カードの発行可能枚数は3枚と少なめです。
しかし、個人事業主の方や、在宅ワークを主とされている方にはメリットの多いカードなので、ぜひ一度導入を検討してみて下さい。
テックビズゴールドカードについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
オリコ EX Gold for Bizは年会費初年度無料
ゴールドランクの法人カードながら初年度年会費は無料、2年目以降はリーズナブルな2,200円(税込)です。ショッピング保険から旅行保険まで各種付帯保険があり、ビジネスカードでは最高水準の最大ポイント還元率1.2%です。
国際ブランドもVISAかMastercardから選べます。「クラウド会計ソフトfreee」優待利用可能、「融資金利優遇制度」、福利厚生サービス「ライフサポート倶楽部」などビジネスシーンで活躍する付帯サービスも充実しています。
デメリットは、海外旅行傷害保険は最高2,000万円、国内旅行傷害保険は最高1,000万円とゴールドクラスのカードとしては旅行保険の補償額がやや物足りないことです。
オリコ EX Gold for Bizについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
P-one Business MasterCardはカード利用で次年度も無料
P-one Business MasterCard

年会費 | 初年度:永年無料 2年目以降:2,200円(税込)※ただし前年度にカード利用あれば無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.6%~2.4% |
発行スピード | 一週間程度 |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー | ![]() ![]() |
限度額 | 300万円 |
ETC年会費 | 1,100円(税込) |
追加カード | ETCカード、家族カード |
旅行保険 | - |
ポイント名 | ポケット・ポイント |
注目ポイント
- 1回以上のカード使用で次年度年会費無料
- 限度額300万円
- Mastercard®︎が提供する付帯サービスのMastercard®︎ T&E Savingsが使える
- 有名レストランにて2名以上利用で1名分が無料になるなどさまざまな優待多数あり
ポケットカード株式会社が発行している法人カードで、初年度のみ年会費無料です。
ただし、1回以上のカード使用で次年度も無料になるので、実質的に永年無料にできます。
Mastercard®︎が提供する付帯サービスのMastercard®︎ T&E Savingsが使えるため、年会費が実質永年無料のカードとしては、優待が充実しています。
最大300万円までのキャッシング利用が可能ですが、海外・国内旅行傷害保険などの付帯サービスはありません。
旅行に対する付帯補償がないため、出張先での利用を想定している場合にはあまり向いていませんが、ホテル予約や航空券の予約などについてのサービスはあります。
ポケットカード株式会社は三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、伊藤忠商事などの資本が入っているので安心感があります。
FAQ(よくある質問)
年会費無料の法人カードについてよくある質問をまとめています。
年会費無料の法人カードを持つメリットは?
年会費無料の法人カードには、下記のようなメリットがあります。
- 維持コストがゼロ
- 比較的審査に通りやすいカードが多い
- 発行までのスピードが比較的速い
- 低コストハイスペックのカードもある
- サブカードとして役立つ
詳しくはこちらで紹介しています。
年会費無料の法人カードのデメリットは?
年会費無料の法人カードには、下記のようなデメリットがあります。
- ポイント還元率が低い
- 利用限度額が低い
- 追加カードの発行枚数が少ない
詳しくはこちらで紹介しています。
ゴールドやプラチナの年会費無料の法人カードはある?
ゴールドの法人カードで、初年度年会費無料のものは、テックビズゴールドカード、オリコ EX Gold for Biz、JCB CARD Biz ゴールドなどが、条件を満たすと2年目以降も年会費が無料になるカードにはP-one Business MasterCardなどがあります。
プラチナの年会費無料の法人カードはありません。
ETCカードが無料で持てる年会費無料の法人カードはある?
ETCカードが無料で持てる年会費無料の法人カードには、ライフカードビジネスライトプラス、テックビズゴールドカードなどがあります。
年会費無料の法人カードでは必ずポイント還元はある?
必ずポイント還元があるとは限りません。カードによって異なり、全く付与されないカードもあります。ポイント還元を重視する人は、カードを選ぶ際に確認した方がよいでしょう。
まとめ
年会費が無料と有料の法人カードの違いについて説明してきました。
一般的に有料の方が無料よりもすぐれていると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
最後のおすすめ法人カードの内容を見ていただければ、年会費無料でもすぐれたカードがあることがおわかりいただけたでしょう。
特に、永年無料の法人カードはおすすめです。
ほかのカードをすでに保有していたとしても、サブカードとして持っておく意味はあります。
また初年度のみ無料であっても、条件次第では永年無料にできるというのも大事なポイントです。
使ってこその法人カードなので、この機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。
法人カードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
本記事の編集者について

イーデス編集部
専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。