有効期限はいつ?ANAマイルを無駄にしない活用方法を徹底解説
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航空機の搭乗に利用できるマイレージサービスは旅行する機会の多い人にとってメリットの大きいサービス。
全日空が提供しているANAマイルを頑張って貯めている方も多いのではないでしょうか。
ANAマイルを貯めていて、つい忘れがちになってしまうのが有効期限。
もう少しで航空券に替えられる、というタイミングで失効してしまった経験はありませんか。
ANAマイルはさまざまな用途で使うことができ、失効間近なのにマイル数が航空券交換に足りない状況でも有効に活用することができます。
今回の記事では、ANAマイルについて有効期限の確認の仕方や貯め方のノウハウ、活用方法まで詳しくご紹介。
ぜひ最後までご覧ください。
マイルの貯まりやすいカードの選び方を紹介した、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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- ANAマイルは使い道が多い
- 5,000マイルから交換可能な特典航空券
- 国際線利用時に座席アップグレードが可能
- 旅行の予定がないときはクーポン券や商品に替えることもできる
- 提携ポイントと交換して街での買い物に利用できる
- ANAマイルを早く貯めたいならライフスタイルに合ったカードを選ぶ
- 旅客機をよく使うならANA発行のカードが圧倒的にお得
- 電車を普段使っているなら交通系電子マネー対応がおすすめ
- 旅行頻度が少ないなら買い物で貯まりやすいものにする
ANAマイルの有効期限は3年間
ANAマイルは利用月から数えて36カ月目の月末までが有効期限となっています。
例えば、2020年7月23日にカードを利用して付与されたマイルは3年後の7月31日まで取っておくことができ、8月1日になると失効してしまいます。
有効期限は付与されたマイル個別に設定されており、付与されるたびに残マイル数全ての有効期限が36カ月間にリセットされるわけではないことに注意が必要です。
この条件を忘れてしまうと、いざマイルを使おうとしたときに失効による不足分が出て慌てることも。
少なくとも直近で失効する分については常に把握しておくことをおすすめします。
次は有効期限の確認方法についてご紹介します。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
ANAのマイルは、通常マイルなら有効期限は「36カ月後の月末まで」ですが、通常マイル以外の期間限定マイルは、そのキャンベーンごとに有効期限が異なる点に注意しておきましょう。
ミリオンマイラーの場合は生涯にわたってマイルが失効することはありませんが、ダイヤモンドサービスメンバーの人も、メンバーの期間中は未使用のマイルの有効期限が延長されるため、マイルが失効することはありません。
ただし、ダイヤモンドサービスメンバーでなくなった場合は、その時点から36カ月後の月末までとなってしまいます。
有効期限が近くなったマイルを提携ポイント(EdyやTポイント)に交換する方法もありますが、交換できるマイルの単位が1万マイルであることや、同年度(4月1日~3月31)に3口以上交換する際には、3口目から交換レートが半分に下がってしまうため、できれば還元率の高い他の方法で交換しましょう。
有効期限や残高は会員ページやメールでチェック
ANAマイルの有効期限や残高は、パソコンなら「ANA SKY WEB」、モバイルからは「ANA SKY MOBILE」という公式サイトでいつでも確認することができます。
Webブラウザで公式サイトにアクセスするのが面倒という方には、スマートフォン用の公式アプリが手軽なのでおすすめ。
「ANAアプリ」と「ANAマイレージクラブアプリ」の2種類が提供されているので、使いやすい方を選んでみてください。
さらに、ANAマイルはメールで残高を知ることもできます。
月1回配信されるANAメールマガジンには残高が記載されているので、公式サイトで確認をしなくても月単位で把握することができます。
電話や郵送で教えてもらうこともできる
ネットやメールは苦手という方には、電話や郵送といった確認方法もちゃんと提供されています。
電話の場合はANAマイレージクラブ・サービスセンターへ問い合わせるだけ。
すぐに有効期限や残高を教えてもらえます。
郵送はあらかじめ送付を希望しておくことが必要。
1回の手数料として500マイル支払うことで、年4回送付してもらうことができます。
次は貯まったANAマイルの使い道について詳しく見ていきましょう。
ANAマイルは使い道が多い
ANAマイルは使い道が多彩であることも魅力の一つとなっています。
特典航空券以外にも利用することができるので、失効しそうなマイルがあるときは以下に紹介する方法で無駄なく使ってしまいましょう。
5,000マイルから交換可能な特典航空券
特典航空券とは、マイルを使って発券する航空券のことです。
航空券はマイル数をかなり貯めないと交換できないイメージがありますが、国内線なら最低5,000マイルから交換することができるので、思ったほど敷居は高くありません。
特典航空券は時期によってレートが変動するので、実際に交換するときは公式サイトで現在の必要マイル数を確認しなければなりませんが、1マイルあたり数円〜数十円の価値で航空券に替えられるのは大きな魅力。
旅行する機会が多い方は、積極的に特典航空券と交換すると大きなメリットを実感できるでしょう。
国際線利用時に座席アップグレードが可能
国際線が対象となりますが、座席をアップグレードしたいときにもマイルは利用できます。
アップグレードできるのは、エコノミーからビジネス、もしくはビジネスからファーストにするパターン。
飛行距離数によって必要なマイル数は変わります。
ただし、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券をはじめから手に入れてしまったほうが安上がりになるケースもあるので、比較検討もしっかりするようにしましょう。
旅行の予定がないときはクーポン券や商品に替えることもできる
しばらく旅行する予定がないときは、クーポン券や商品と交換しておくと後々になって役立つでしょう。
ANAマイルで交換できるクーポン券や商品は、グルメや美容、カー用品、新聞購読など、ラインナップが多彩。
自分に合った使い道がきっと見つかります。
提携ポイントと交換して街での買い物に利用できる
ANAマイルは提携しているポイントサービスが多彩。
他社ポイントに交換すれば街のお店で自由に使うことができるので、飛行機にはあまり乗らない陸マイラーの方におすすめな使い道です。
- 楽天Edy
- 楽天スーパーポイント
- iD
- Tポイント
- nanaco
- iTunesギフト
- エムアイポイント
- TOKYU POINT
- ヤマダポイント
- マツモトキヨシ
- スターバックス
- タカシマヤカード
- JRキューポ
メジャーなポイントサービスが多いので、他の使い道がないときは交換してみてはいかがでしょうか。
次は36カ月間のANAマイル有効期限を伸ばすための方法について詳しく見ていきましょう。
有効期限を無期限にしたいならミリオンマイラーを目指す
ANAにはミリオンマイラーと呼ばれる制度があります。
ミリオンマイラーとは
ANAマイレージクラブの会員になってから飛行距離100万マイルを達成した人に贈られる地位。
ミリオンマイラーになればANAマイルの有効期限はなくなります。
飛行距離100万マイルは、日本とニューヨークの間を約75回も往復しなければ達成できない数字。
ほとんどの方にとってかなりハードルが高い条件となりますが、海外出張が多い方なら目指してみる価値はあると思います。
実質無期限にできるクレジットカードもある
ミリオンマイラーにはなれないけれどなんとかしてANAマイルを無期限で貯めていきたいと考えている方は、実質無期限になるクレジットカードを入手しましょう。
例えばANAアメックス。
ANAアメックスはポイント移行コースに申し込むことでポイントを無期限で貯めることができ、任意のタイミングでマイルへ交換することができます。
交換手続きは必要になりますが、実質的にマイルを無期限で貯めていけるので、このようなクレジットカードを使うことも検討してみてはいかがでしょうか。
また、有効期限を伸ばすだけならANAマイルに替えるという方法もあります。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
実質無期限でマイルを保有したいと思うなら、ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードがおすすめです。
年会費が高く感じるかもしれませんが、スペックとステイタス性を考えると、1枚持っておいても損はないといえるでしょう。
ANAのマイルの有効期限を気にするなら、普段利用しているポイントに効率的に交換できるクレジットカードを選ぶことがポイントです。
そこで次はANAマイルについて詳しく見ていきましょう。
無期限化が難しい人はANA SKYコインで有効期限の1年延長が可
無期限にはならないものの、ANAマイルをANA SKYコインに交換することで有効期限を実質1年延長させる手段もあります。
先述した無期限化が難しいという方は、この方法でマイルを延命させてみてはいかがでしょうか。
交換レートは1マイルあたり1コイン。コインはANAの航空券を購入するときに使うことができます。
交換した月から12カ月目の月末までが有効期限となるので、マイル失効直前に交換すれば実質的にマイル期限を1年延長させたことと同じになります。
「あと少しだけ有効期限があれば目標のマイル数になるのに」という方は、ANA SKYコインに替えることも検討してみてください。
次はANAマイルを効率よく貯めていくためのカード選びについて解説します。
ANAマイルを早く貯めたいならライフスタイルに合ったカードを選ぶ
ANAマイルが貯まるカードにはさまざまなものがありますが、効率的に貯めていきたいならライフスタイルに合ったものを選んだほうが断然お得。
ここでは、ライフスタイルごとにどのようなカードが適しているかご紹介していきます。
旅客機をよく使うならANA発行のカードが圧倒的にお得
年に何回か海外旅行する方や、飛行機での出張が多い方は、ANAが発行するカードで直接マイルを貯めていくやり方が断然お得。
旅客機搭乗で貯まるマイルのほかに、フライトマイルと呼ばれるボーナスが加算されるので、モリモリとマイルが増えていきます。
フライトマイルは、ANAワイドカードやANAカード(ワイドゴールドカード)など上位になるほど付与率が高くなっていくので、支払う年会費に余裕のある方は上位カードにするとさらにメリットを実感できるでしょう。
電車を普段使っているなら交通系電子マネー対応がおすすめ
通勤や通学で電車に乗る方には、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーに対応したカードがおすすめ。
電子マネーチャージをするたびANAマイルが貯まっていきます。
貯まったマイルを再びSuicaやPASMOの残高にチャージできるものもあるので、すぐに飛行機を使う機会がなくてもマイルを無駄にすることがありません。
状況に応じて陸と空のどちらでもマイルを有効活用できる点が大きな強みです。
旅行頻度が少ないなら買い物で貯まりやすいものにする
飛行機に乗る機会もめったにないし、電車も普段あまり使わないという方は、買い物でマイルを貯めやすいカードにしましょう。
マイルが直接付与されなくても、独自ポイントをANAマイルに移行できるカードはいろいろ発行されています。
このようなカードでは、ポイントの有効期限がないものが多いこともメリットの一つ。
失効を気にせずポイントを貯め、まとまった単位になったところでマイルと交換して特典航空券を手に入れることもできますよ。
高還元率のカードで買い物すればサクサク貯まる
一般的にポイント還元率は0.5%前後となっており、1.0%以上からは高還元率カードに属します。
もし、ANAマイルが直接貯まる、もしくはANAマイルに移行可能なポイントが貯まるカードで、高還元率のものがあれば迷わず手に入れましょう。
高還元率カードには大きく分けて2つの種類があります。
1つは、いつでもどこでも同じように高還元されるカード。もう1つは、特定の条件で還元率が上がるカードです。
特定の条件が必要なカードは、還元率が2~5倍と破格なものもあるので、内容をしっかり確認して自分にとってメリットの大きいものを見つけましょう。
ボーナスポイントのつくカードで貯めるスピードを上げる
買い物でマイルやポイントを貯めるなら、ボーナスポイントの要素があるかもしっかり確認しておきましょう。
特定日は倍付けになったり、利用状況に応じて加算されたりなど、通常ポイント以外にも特別なポイントが付与されるカードなら、思った以上のペースで貯めていくことができます。
電子マネー機能付きでマイルとポイントを二重取り
買い物でマイルやポイントを貯めるなら、電子マネー機能付きであることは外せないポイント。
チャージでマイルやポイントを獲得し、さらに電子マネー決済によるポイントも手に入るため、二重取りで大きく得することができます。
最後はANAマイルを貯めたい方におすすめのクレジットカードを6枚紹介しますので、カード選びの参考にしてください。
ANAマイルを貯めたい方におすすめのクレジットカード6選
ANAマイルを貯められるクレジットカードは多数存在します。
今回はその中でもおすすめしたい、6枚のクレジットカードについて簡単に紹介します。
クレジットカードでANAマイルを貯めたい、という方はぜひ検討の材料にしてみてくださいね。
ANAマイルを貯めるのにおすすめのカード
ANAカード(一般カード)
ANAカード(一般カード)は初年度年会費が無料(2年目以降は税込2,200円)で、新規入会時と継続時にはボーナスマイル1,000マイルがもらえるカードです。
フライト利用時には区間基本マイルに加えて10%のボーナスマイルも貯まります。
また、普段の買い物では200円(税込)につき1Vポイントが貯まり、マイルへの移行時には1Vポイント=1マイルの通常コースと、1ポイント=2マイルになる2倍コース(※)があります。
※2倍コースの場合は、年間6,600円(税込)の手数料が必要になります。
さらに、Vポイントが貯まってからマイルへ移行する応募方式と、自動的にマイルが貯まる自動移行方式がありますので、それぞれ使い勝手の良いコースを選ぶことができます。
ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ANAアメックスは、ポイント移行コースに登録することで無期限にポイントを貯めていけることが強み。
ポイントはANAマイルへ移行できるので、実質無期限でマイルを維持することが可能になります。
もちろんアメックスの強みである各種トラベルサービスもしっかり受けられます。
旅行の機会が多い方なら間違いなくおすすめの一枚と言えるでしょう。
ANA VISA Suicaカード
Suicaの機能が一体化しているANAのVisaカードです。
貯まったポイントをSuicaやマイルへ移行できるので、飛行機だけでなく電車やバスなどの公共交通機関もお得に利用することができます。
ANAのグループ便を利用すると、いつものフライトマイルのほかにボーナスマイルも加算される点も見逃せない強みです。
ANA To Me CARD PASMO JCB
PASMO機能が付いたANAカード。 PASMO機能の使い勝手がよく、オートチャージできたり定期券になったりする利便性が大きな強みです。
貯まったポイントは1ポイントあたり5マイルで移行することが可能。
マイルで貯めるよりも高還元なので、使うほどにお得さを実感できます。
初年度無料、2年目以降は2,200円という年会費の安さも魅力なので、維持コストを抑えながらANAマイルを貯めたい方にもおすすめです。
ANAカード(ワイドゴールドカード)
日常使いするクレジットカードとしておすすめできるANAカード。
普段の買い物で貯められるポイントは、1ポイントあたり2マイルへ移行することができます。
また、入会時だけでなく毎年来るカード更新時にもボーナスとして2,000マイルがプレゼントされるので、飛行機をあまり利用しない方でも大きくマイルを貯めていくことができます。
まとめ
有効期限36カ月のANAマイルは、長いようでも気がつくと失効直前になっていたことがよくあります。
十分に貯まったと思って使おうとしたら、失効した分があって足りない経験をしたことはありませんか。
残マイル数や有効期限は公式サイトのほか、電話や郵送といった方法で確認が可能。
もし特典航空券への交換にマイルが不足していても、多種多様な使い道が提供されているので、必ず有意義にマイルを活用することができます。

ANAマイルを頑張って貯めている方はもちろん、これから貯めていこうと考えている方は、ぜひ今回の解説を参考にしてみてください。
本記事の編集者について

イーデス編集部
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