ANAユーザー必見!ANA JCB 一般カードは陸と空でマイルが貯まる
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ANAとJCBが提携するクレジットカードのなかで、最も基本的な1枚であるのが「ANA JCB 一般カード」です。
マイルの移行レートも高めでありながら、入会時と翌年の継続時に1,000マイル、ANAの航空便に乗るたびに+10%のボーナスマイルが付与されます。
初年度は年会費無料、次年度からは2,200円(税込)です。
初めてクレジットカードを作ろうとしている方や、ANAのクレジットカードに興味のある方は
- ANA JCB 一般カードの概要やメリット、デメリットが知りたい
- ANA JCB 一般カードにつく特典やマイルの換算率について知りたい
- ANA JCB 一般カードの海外&国内旅行保険が知りたい
と思ってはいませんか?この記事では、そんなANA JCB 一般カードの内容を詳しくご紹介いたします。
この記事を最後まで読んでいただくと自分がANA JCB 一般カードを作るべきか、もしくは持ち続けるべきかどうかの判断がつけられるようになります。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
ANAカードはJALカードと異なり、マイル獲得については難しいのでしっかり理解するようにしましょう。
ショッピングで獲得できるのはマイルではなく、あくまでもポイントです。このポイントは発行会社で異なり、JCBの場合はOki Dokiポイントが貯まります。
Oki DokiポイントをANAカード保有者限定で1ポイント=10マイルで交換できるコースが用意されているのが特徴で、通常のJCBカードで貯まるOki Dokiポイントは10マイルで交換できません。
ただし、1ポイント=10マイルで交換するには、ANA JCB一般カードで年間5,500円(税込)の手数料が発生します。つまり、通常の2,200円(税込)に加えて5,500円(税込)の年会費が必要となるため、一般カードにもかかわらず高額な年会費です。
ただし、毎年交換するのではなく、2年に1回交換する事で、5,500円(税込)の交換手数料をセーブすることができます。効率よくマイルに交換し、交換したマイルをきっちり使うのがANA JCB一般カードを使いこなすコツです。
マイルの貯まりやすいカードの選び方を紹介した、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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ANA JCB 一般カード の概要をカンタンに解説

「ANA JCB 一般カード」は、全日空(ANA)と提携してクレジットブランドのJCBが発行しているクレジットカードです。
ANAの名がつくクレジットカードは20種類ほど存在していますが、そのなかでもスタンダードな位置づけとなります。
ここでは、ANA JCB 一般カードの年会費やマイル換算率などの基本情報をご紹介いたします。
ANA JCB 一般カード の年会費
ANA JCB 一般カードの年会費は、2,200円(税込)です。ただし、入会した初年度は年会費無料で利用することができます。
家族カードの発行もでき、こちらは年会費1,100円(税込)となります。ただし、本会員が年会費無料の場合は家族会員も年会費が無料になります。
ANA JCB 一般カードのマイル換算率
ANA JCB 一般カードは、カードの利用代金1,000円につきJCBのOki Dokiポイントを1pt貯めることができます。
1pt=5マイル(5マイルコース)、もしくは1pt=10マイル(10マイルコース)でポイントをマイルに交換できます。
マイル換算率は5マイルコースで0.5%、10マイルコースで1.0%です。
ただし、10マイルコースを利用する場合は年間5,500円(税込)の手数料を支払う必要があるので注意しましょう。
ゆっくりポイントを貯めてマイル交換を考えている場合、Oki Dokiポイントは最長で2年間しか貯めることができません。
貯めたポイントは、2年以内にマイルへ交換するようにしましょう。
コース名称 | マイル移行手数料 | クレカ 利用金額 | Oki Doki ポイント | 獲得マイル |
---|---|---|---|---|
5マイルコース | 無料 | 1,000円 | 1ポイント | 5マイル |
10マイルコース | 年間5,500円(税込) | 1,000円 | 1ポイント | 10マイル |
国際ブランドはJCBのみ
ANA JCB 一般カードは、文字通りJCBブランドのクレジットカードとなります。
なお、同じ「一般カード」のカテゴリーとしては、JCBのほかにVISA、Mastercardブランドも用意されています。
どのブランドを選んでも特典内容に違いはありませんが、海外によく行かれる方であれば、VISAやMastercardブランドを選んだ方がいいかもしれません。
というのも、JCBではヨーロッパなどの一部地域で使えないことがあるからです。
ここまでで、ANA JCB 一般カードについては、年会費が初年度無料で2年目以降は毎年2,200円(税込)、マイルは1,000円の利用につき5~10マイル貯まること、国際ブランドはJCBであることの3点についてお話いたしました。
次章では、このカードが持つメリット4選をご紹介しましょう。
ANA JCB 一般カード のメリット

ANA JCB 一般カードのメリットは、次の5つが挙げられます。
メリット
- JCB加盟店の利用でマイルを貯められる
- ボーナスマイルが付与される
- 手数料を払えば10マイルコースで移行できる
- 機内販売や免税店が割引になる
- ショッピング保険がついている
JCB加盟店の利用でマイルを貯められる
JCBのカードが使えるお店であれば、カード利用金額に応じてマイルを貯めることができます。
毎月のカードの合計利用額1,000円につき5マイル、もしくは10マイルが付与されます。
普段のショッピングだけでなく、光熱費や携帯電話料金などの公共料金支払いでもマイル付与の対象となります。
ボーナスマイルが付与される
ANA JCB 一般カードでは、通常の買い物で貯まるマイルに加えて、2種類のボーナスマイルが用意されています。
- ANAの航空便に搭乗するとマイルが+10%
- ANA JCB 一般カードに入会、および1年継続ごとに1,000マイル
搭乗ごとに10%マイルが加算される
ANA JCB 一般カードを持っていると、搭乗ごとに10%分のボーナスマイルが貯まります。
例えば、羽田空港から新千歳空港までは通常510マイル貯まりますが、ANA JCB 一般カードで航空券を購入することで、1割増しの561マイルを貯めることができます。
入会で1,000マイル、翌年継続でも1,000マイル加算
ANA JCB 一般カードに入会することで1,000マイル獲得することができます。
また、2年目以降も毎年1,000マイルずつ付与されるため、以下で紹介するマイル移行と組み合わせることで、着実にマイルを貯めていくことができます。
手数料を払えば10マイルコースで移行できる
マイルを積極的に貯めたい方であれば、年間5,500円(税込)の手数料を支払ってでも10マイルコースでマイル移行するのがいいでしょう。
例えば1年間貯めたマイルで沖縄旅行に行きたい場合に、必要なマイル数は以下となります。
例:1年間貯めたマイルで沖縄旅行をしたい場合、必要なマイル数は?
東京から沖縄までのANA国内線特典航空券 7,000マイル(片道・ローシーズン)
- ボーナスマイル:1,000マイル
- ショッピング利用など:6,000マイル
1年間に6,000マイル獲得するためには、毎月500マイル貯める必要があります。
- 5マイルコースの場合:毎月10万円の利用=100ポイント=500マイル
- 10マイルコースの場合:毎月5万円の利用=50ポイント=500マイル
5マイルコースの場合、年間で120万円の利用が必要となりますが、10マイルコースであれば半額の60万円で済みます。
また、一般カードにはJCBのほかにVISAとMastercardブランドがありますが、この2つはマイル移行手数料が6,600円(税込)と、JCBの方が1,000円お得です。
ブランドが違うことを除けば、受けられる特典に違いはありません。
海外に頻回に行かない、日本での利用がほとんどである方や、他にVISAやMasetrcardを持っている方であれば、手数料が安いJCBブランドがおすすめです。
機内販売や免税店などで割引を受けることができる
ANA JCB 一般カードを使うことで、ANAの国内線・国際線の機内販売、空港内の「ANA FESTA」、ANAグループ空港内の免税店において、それぞれ割引を受けることができます。
ANA JCB 一般カードで受けられる割引
- ANA機内販売(国内線・国際線)・・・10%OFF
- ANA FESTA・・・5%OFF
- 空港内免税店・・・5%OFF
空港の免税店では、通常は割引とならないようなタバコまでも割引価格で購入することができます。
ショッピング保険が付帯されている
ANA JCB 一般カードには、海外利用90日以内であれば最高100万円までのショッピング保険が付帯しています。
ただし、1万円の自己負担額は必要となり、船舶や動植物、携帯電話などは保証の対象外となりますので注意しましょう。
「カード利用でANAマイルを貯められる」「ボーナスマイルがある」「機内販売や空港店舗などで割引を受けられる」など、ANA JCB 一般カードのメリットをご紹介いたしました。
こうしたメリットを確認したところで、次はANA JCB 一般カードのデメリットを見ていきましょう。
先に知っておこう!ANA JCB 一般カード のデメリット
ANA JCB 一般カードには2つのデメリットがあります。
デメリット
- マイル移行に手数料がかかる(※10マイルコースのみ)
- 旅行保険に傷病・疾病費用補償がつかない
事前にこれらのデメリットを知っておくことで、カードを発行してから後悔するのを防ぐことができます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
マイル移行に手数料がかかる
『1年に何十万もカード利用しない』、『手数料を払ってまでマイルを貯めたくない』という方にとっては、5,500円(税込)の手数料を支払う10マイルコースはデメリットになります。
レートは半分になるものの、5マイルコースであれば無料でマイル移行ができるので、「手数料払ってでもマイルをがんがん貯めたい」という方以外は、5マイルコースをおすすめします。
ただし、マイルは交換してから3年で失効してしまいますので気をつけるようにしましょう。
海外旅行保険に傷病・疾病費用補償がつかない
ANA JCB 一般カードにも海外旅行保険は自動付帯していますが、最も利用頻度の高い「傷病費用」「疾病費用」が付帯していません。
それだけでなく、「賠償責任」や「携行品損害」も適応外となります。
海外旅行に行く際には、海外旅行保険が付帯している別のクレジットカードを用意しておくか、民間の保険に入ることをおすすめします。
傷害死亡・後遺障害 | 最高 1,000万円 |
---|---|
傷害治療費用 | 付帯なし |
疾病治療費用 | 付帯なし |
賠償責任 | 付帯なし |
救援者費用 | 1旅行期間中 100万円まで |
携行品損害 | 付帯なし |
ANA JCB 一般カードのデメリットとして、マイル移行に手数料がかかることと、旅行保険が手薄いことの2点をお話いたしました。
最後に、ANA JCB 一般カードがおすすめな人をご紹介して、本記事を締めくくっていきます。
ANA JCB 一般カード はこのような人におすすめ

ANA JCB 一般カードがおすすめな人は、次のどれかに当てはまる人です。
- ノーマルなANAカードがほしい人
- 年に1回以上はANAの飛行機に乗る人
- サブカードとしてJCBのクレジットカードを持ちたい人
なぜこのような人におすすめなのか、その理由をご紹介していきます。
まずはノーマルなANAカードが欲しい人
一般カードにはJCBのほかにVISA、Mastercardブランドもありますが、特典内容は同じにもかかわらず、VISA・Mastercardはマイル移行手数料が6,600円(税込)かかります。
手数料の安いANA JCB 一般カードがおすすめです。お試しに1年使ってみて、思ったほどマイルが貯まらなかったのであればANA以外のカードを使うこのもいいでしょう。
ちなみに、29歳以下であれば年会費無料の「ANA JCB カード ZERO」がありますが、マイル移行が「5マイルコース」しか選べないだけでなく、旅行保険についても死亡・後遺障害補償を含め一切付帯しません。
『とりあえずANAカードを試してみたい』という方以外は、一般カードを作るのが無難といえます。
また、学生であれば学生限定の「ANAカード学生用」を作るのがおすすめです。
学生用カードであれば、ANA JCB 一般カードに付帯するボーナスマイルや割引などの特典に加え、さらに2つの特典がついてきます。
学生カード限定の特典
- 在学中は年会費無料
- 卒業時に一般カードに切り替えると、2,000マイルプレゼント
ベーシックなANAカードを欲しい方は「ANA JCB 一般カード」、学生の方であれば「ANA 学生カード」を1枚発行してみるといいでしょう。
1年に1度はANAの飛行機に乗る人
旅行や仕事などでANAの飛行機に乗る機会がある方であれば、マイルがお得に貯まるANA JCB 一般カードを選ぶといいでしょう。
例えば一年に一回東京からロンドンまで行くと、片道6,214マイル、ボーナスマイルを足して6,835マイル、往復で13,670マイル貯まります。(※通常料金で搭乗の場合)
さらに入会の1,000マイルを足すと14,670マイルなので、一回ロンドンまで往復するだけで、ANA国内線特典航空券(無料の航空券)が問題なくもらえます。
クレジットカードの利用でマイルが貯まりますので、普段の買い物でマイルを貯めて、年に1回はマイルで旅行に・・・なんてことも決して夢ではありません。
サブカードとしてJCBのクレジットカードを探している人
世界的にみるとVISAやMastercardブランドのほうがシェアが大きいですが、日本国内に限っていえば「JCBは使えるけどVISAは使えない」というところもあります。
メインカードとしてVISAやMastercardなどを持っていて、サブカードとしてJCBのブランド、もしくはANA用のカードを作っておきたいという方におすすめなのが「ANA JCB 一般カード」です。
ANA JCB 一般カードの口コミと満足度
まとめ
航空会社ANAと提携したクレジットカードの中で、もっともベーシックな1枚である「ANA JCB 一般カード」のご紹介でした。
要点をまとめると次のようになります。
5つのポイント
- 年会費は2,200円(税込)。ただし、初年度は年会費無料。
- マイルへの移行は、通常「1,000円の利用につき5マイル(5マイルコース)」であるが、年5,500円(税込)の手数料を支払うことで倍のレートで移行できる(10マイルコース)。
- 機内販売や空港などで割引も受けられる。
- 旅行保険はほぼ無いに等しく、他のクレジットカードや民間の保険でカバーする必要がある。
- ANAの飛行機に乗る方や、マイルを貯めるためにANAカードを作りたい方におすすめ
この記事を読んで、ANA JCB 一般カードを作るべきかどうか判断できるといいでしょう。
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イーデス編集部
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