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ANAカード21種類を徹底比較!陸マイラーにおすすめのカードも紹介

ANAカードのおすすめ21種類を徹底比較!マイル還元率最強のANAカードはどれ?

最終更新日:

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ANAのマイルが効率よく貯まる「ANAカード」。
ですが一言にANAカードと言っても種類が多く、飛行機によく乗る人・陸マイラーになりたい人などが、自分に合ったANAカードを選ぶのは大変です。

そこで今回は、ANAカードを大きく以下の4つに分けて、マイルが貯まりやすいおすすめのANAカードを比較して紹介していきます。

イーデス
編集部

この中からあなたに合った年会費のカードのリンクをタップして、おすすめのANAカードを見に行こう!
あなたにぴったりなANAカードを見つけて、マイルをお得に貯めましょうね!

ANAカードおすすめ3選

ANAカード21種から厳選するならこの3枚!

ANA JCB 一般カード
初めてのANAカードにおすすめ!

初年度無料で始められるのでマイル初心者や陸マイラーにぴったりの1枚

ANA JCB ワイドカード
飛行機によく乗る人はワイドカード以上がおすすめ!

マイル還元率1.0%!さらに一般カードよりも搭乗ボーナスがお得に貯まる

ANA JCB ワイドゴールドカード
ラウンジや免税店割引を受けるならゴールドカード

年会費は15,400円かかるがゴールドカードならではの特典・優待が満載

マイルの貯まりやすいカードの選び方を紹介した、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

気になる内容をタップ

ANAカード(一般カード)のおすすめ比較表

まず初めにANAカード(一般カード)の年会費とマイル還元率を比較してみましょう。

カード名年会費
(税込)
家族会員
年会費
(税込)
マイル還元率
ANAカード(一般カード)初年度:無料、2年目以降:2,200円1,100円0.5%/1.0%
ANA JCB一般カード初年度:無料、2年目以降:2,200円1,100円0.5%/1.0%(※1)
ANAアメリカン・エキスプレス®・カード7,700円2,750円1.0%/1.5%
ANA JCB カード ZERO無料(5年間)無料(5年間)0.5%(※2)
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO
マスターカード
初年度:無料、2年目以降:2,200円1,100円0.5%/1.0%
ANA To Me CARD PASMO JCB
(ソラチカ一般カード)
初年度:無料、2年目以降:2,200円1,100円0.5%/1.0%
ANA VISA Suicaカード初年度:無料、2年目以降:2,200円なし0.5%/1.0%(※1)
ANA VISA nimoca カード初年度:無料、2年目以降:2,200円1,100円0.5%/1.0%

※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※1 0.5%はマイル交換(5マイルコース)、1.0%はマイル交換(10マイルコース)した場合の還元率。
※2 0.5%はマイル交換(5マイルコース)した場合の還元率。

還元率について少し補足すると、ANAアメリカン・エキスプレス®・カード以外のANAカード(一般カード)10マイルコース加入料(マイル移行手数料)を支払えば1,000円=1ポイント=10マイルの1.0%になりますが、10マイルコース加入料を支払わない場合1,000円=1ポイント=5マイルの0.5%になります。

それぞれのカードの特徴について詳しく解説していきます。

新井智美

新井智美 / トータルマネーコンサルタント

年間、100本以上の記事執筆や監修を行っていますが、同じタイトルの記事でも、その時の経済情勢や法改正などで、内容は日々変わっていきます。『かかりつけのお金と人生の相談者』いうスタンスを大切に、最新かつ正確な情報をお届けすると共に、読者にとって「わかりやすい」記事を提供することを心がけています。

【専門家の解説】

ANAカードは種類が多すぎて、どれを選んだらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

年会費で選ぶなら、社会人限定のANA JCB カード ZEROでしょう。
5年間年会費無料でANAカードを持てるため、保有コストをかけたくない人におすすめです。

ANA JCB一般カードは、初めてANAカードを持つという人におすすめのカードです。
年会費も2,200円と気にならない額に収っているほか、10マイルコース加入料が1,100円お得になっています。

加入料が1,100円お得になるのは、ANA JCB一般カードとANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)のみですので、メトロポイントも貯めたいならソラチカ一般カードを選ぶようにしましょう。

逆にSuicaの利用が多いなら、ANA VISA Suicaカードでしょう。
空と陸で高還元でマイルを貯められるほか、Suicaのチャージでもポイントが貯められます。

社会人限定のANA JCB カード ZEROは5年間年会費無料

ANAカードの中でも唯一年会費無料で持てるANA JCB カード ZEROは、18~29歳の社会人限定カードとなっています。 

入会後5年間は年会費無料で、初回カード更新時にANA JCB 一般カードへ切り替わるので、貯めたマイルをそのまま引き継ぐことができて安心です。

注意点としては、マイル移行手数料を支払って還元率の上がる仕組みがないため5マイルコースしか選択することができない点です。

マイルを効率よく貯めるにはやや物足りなさを感じるかもしれませんが、維持費0円でマイルを貯めることができるので、ANAマイレージクラブよりお得にマイルを貯めることができます。

還元率の高さで選ぶならVisa・Mastercard®系カード

還元率の高さで選ぶならVisaとMastercard®系のANAカードがおすすめです。

発行会社である三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」と「ボーナスポイントサービス」でマイル還元率を上げることができるからです。

「マイ・ペイすリボ」によるリボ払い手数料が発生するともらえるポイントが2倍になるので、結果としてマイル還元率を高くすることができます。

さらに前年度の利用実績に応じてもらえる「ボーナスポイントサービス」でマイル還元率を0.53~1.09%に引き上げることができます。

前年度利用実績もらえるボーナスポイント
(ボーナスポイントは1ポイント=3マイル)
マイル還元率
50万円以上50万円のカード利用で50ポイント(150マイル)0.03%
100万円以上50万円のカード利用で75ポイント(225マイル)0.05%
300万円以上50万円のカード利用で150ポイント(450マイル)0.09%

10マイルコースなら1.03~1.09%、5マイルコースなら0.53~0.59%の還元率にすることができるのは、VisaとMastercard®系のANAカードならではのメリットです。

ANAカード(一般カード)

3.29
ANAカード(一般カード)の券面
年会費初年度:無料
2年目以降:2,200円(税込)
ポイント還元率0.5%(※1)
国際ブランド
  • visa
  • master_card
発行スピード最短3営業日
追加カード

ETCカード

家族カード

ETCカード発行手数料無料
ETCカード年会費550円(初年度無料で発行手数料も無料)(※3)
ETCカード発行期間2週間程度
マイル還元率(最大)1%
旅行保険海外旅行保険
ポイント名Vポイント
締め日・支払日締め日:毎月15日・支払日:翌月10日
申し込み条件満18歳以上の方(高校生・大学生は除く)※20歳未満の方は保護者の同意が必要です。
必要書類以下のいずれか1点 ①各種健康保険証のコピー(参加申し込みされる皆様全員分。氏名・生年月日・ご住所記載面[カードタイプの場合は両面とも]) ②住民票(発行から3カ月以内のもの。参加申し込みされる皆様の続柄・氏名・生年月日が記載され、個人番号〈マイナンバー〉の記載がないもの。コピー可)

注目ポイント

  • 初年度年会費無料
  • カード入会・継続時に1000マイルたまる
  • 旅行傷害保険自動付帯
  • ANAカード限定サービスが豊富
  • 便利な電子マネー「iD」搭載
補足事項
  • 1 1 ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
  • 3 年1回以上の利用で翌年度無料(利用がない場合は550円(税込))

10マイルコース加入料の安さではJCBまたはソラチカがおすすめ

ANA JCB一般カードとANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)なら、10マイルコース加入料が5,500円(税込)と、通常の6,600円(税込)よりも安くなっているメリットがあります。

JCB系のANAカードには還元率を高くする仕組みが用意されていない分、10マイルコース加入料が安くなっているので、徹底的にコストを抑えたいという方におすすめのカードです。

アメリカン・エキスプレスならポイントの有効期限を無期限にできる

アメリカン・エキスプレスのANAカードは、ポイントの有効期限が無期限になるメリットがあります。

ただし年会費7,700円(税込)に加えて「ポイント移行コース」の年間参加費6,600円(税込)が必須となっているため、他のANAカード(一般カード)よりも維持費かかります。

しかしANAグループのフライト代や機内販売でANAアメリカン・エキスプレスカードを使うことでマイル還元率が1.5%になるので、有効期限を気にすることなくたっぷりマイルを貯めたい方におすすめのカードです。

陸マイラーならポイントを貯めやすいソラチカを選ぼう

陸マイラーを目指すならポイントを貯めやすい「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)」を選びましょう。

ソラチカ一般カードがあれば、ANAマイルOki Dokiポイントメトロポイント3つを1枚のカードで貯めることができるからです。

特に東京メトロの定期券をソラチカ一般カードで購入するとメトロポイントとOki Dokiポイントを2重取りすることができるので、通勤や通学で東京メトロを利用する方におすすめのANAカードです。

そしてメトロポイントはANAマイルへ交換することができるので、ANAマイルを効率よく貯めて特典航空券の短期間で獲得できる可能性が高まります。

さらに陸マイラーならポイントサイトを活用してANAマイルを貯める方法も知っておきたいところです。
なぜなら、ポイントサイトで貯めたポイントをLINEポイント経由でメトロポイントへ交換することによってANAマイルにすることができるからです。

▼ ポイントサイトからANAマイルへ交換する流れ

STEP.1

ポイントサイト(ポイントタウンやモッピー、Gポイントなど)

STEP.2

LINEポイント(交換レート:1,000LINEポイント→900メトロポイント)

STEP.3

メトロポイント(交換レート:100メトロポイント→90マイル)

STEP.3

ANAマイル

上記方法でANAマイルを獲得すると、例えばLINEポイント10,000ポイントはメトロポイント9,000ポイントになり、最終的に8,100マイルになってしまうので損をしているのではないかとお思いになるかもしれません。

しかしANAマイルを特典航空券に交換した場合は1マイル=2円前後の価値になるため、10,000LINEポイントは16,200円相当分のANAマイルとして活用できることになります。

ソラチカ一般カードがあればこのようにANAマイルを貯めることができるので、陸マイラーなら持っておきたいカードです。

Suica利用者は必見! ANA VISA Suicaカード

通勤などでSuicaを利用している方は、ANAのマイレージクラブ機能にSuicaの機能が合わさったANA VISA Suicaカードをおすすめします。

このカードは、モバイルSuicaや一体型Suicaへのチャージオートをはじめ、オートチャージやSuica機能の利用でもポイントが貯まります

基本はカード決済200円(税込)ごとに1ポイントが付与され、マイル移行時には通常コースで1ポイント=1マイルでマイル還元率は0.5%になります。

さらに、年間6,600円(税込)の移行手数料を支払う2倍コースの場合、1ポイント=2マイルになるのでマイル還元率は1.0%にあがります。

搭乗時には区間基本マイル+10%のボーナスマイル、さらに新規入会時と継続時にボーナスマイル1,000マイルも獲得することができ、まさに空と陸でマイルを貯めることができます。

ANA VISA Suicaカード

ANA VISA Suicaカードの券面
年会費初年度:無料
2年目以降:2,200円(税込)
ポイント還元率-
国際ブランド
  • visa
電子マネー
  • applePay
  • googlePay
  • id
  • pitapa
  • waon
発行スピード3~4週間程度
追加カード

ETCカード

ETCカード年会費初年度:無料(発行手数料も無料)
2年目以降:年1回以上の利用で無料(※)
マイル還元率(最大)0.5%
旅行保険国内旅行保険海外旅行保険
ポイント名Vポイント
締め日・支払日15日
申し込み条件満18歳以上の方(高校生は除く) ※20歳未満の方は保護者の同意が必要です。

注目ポイント

  • ANAカードとSuicaの機能が1つに
  • Suicaのオートチャージがとても便利
  • カード入会・継続時に1000マイルたまる
  • ANAカード限定サービスが豊富
  • 初年度年会費無料

nimocaユーザーは持っておきたい1枚!ANA VISA nimocaカード

交通系ICカード「nimoca」を使っている方は、ANA VISA nimocaカードをぜひチェックしてみてください。

このカードは、ANAマイレージクラブをはじめ、nimoca、nimocaポイント、定期券、クレジットの機能を集約していますので、普段使いから飛行機、電車に至るまで便利かつお得です。

買い物でのカード決済は、三井住友カードのVポイントが基本200円(税込)ごとに1ポイント貯まります。

マイル移行も可能で、1ポイント=1マイルになる通常コースと、1ポイント=2マイルになる2倍コース(移行手数料:税込6,600円/年)から選ぶことができます。

また、西鉄グループの電車・西鉄バスなどの乗車(※)や、nimoca加盟店で利用すると、nimocaポイントが貯まり、nimocaポイントもマイルと相互交換することができます。
※2021年3月31日をもって乗車ポイントサービス終了になっています。詳しくは、こちら(西鉄グループ公式サイト)でご確認ください。

  • マイルからnimocaポイントへ交換:10,000マイル → 10,000ポイント
  • nimocaポイントからマイルへ交換:10nimocaポイント → 7マイル

nimocaを頻繁に利用している方は、オートチャージ機能付きのカードを選ぶとさらに使い勝手がよいでしょう。

このカードも搭乗時には区間基本マイルに10%が割増され新規入会時と継続時に1,000マイルのボーナスマイルがもらえます。

年会費は初年度無料(2年目以降は税込2,200円)ですが、海外旅行傷害保険・国内航空傷害保険が自動付帯といった点もこのカードの魅力です。

ANA VISA nimocaカード

ANA VISA nimocaカードの券面
年会費初年度:無料
2年目以降:2,200円(税込)
ポイント還元率0.5%~1.5%
国際ブランド
  • visa
電子マネー
  • applePay
  • googlePay
  • id
  • pitapa
発行スピード14営業日程度
追加カード

ETCカード

家族カード

ETCカード年会費初年度:無料  2年目以降:年1回以上の利用で無料
旅行保険国内旅行保険海外旅行保険
ポイント名nimocaポイント

注目ポイント

  • ANAカードとnimocaの機能が1つに
  • カード入会・継続時にボーナスマイルプレゼント
  • マイルとnimocaポイントは相互交換可能
  • 初年度年会費無料
  • 国内・海外旅行補償あり

ここまでANAカード(一般カード)を比較しそれぞれのカードの特徴をまとめました。

続いてANAワイドカードの年会費と還元率を比較してみましょう。

ANAワイドカードのおすすめ比較表

ANAワイドカードを比較した一覧表は下記のようになります。

カード名年会費
(税込)
家族会員
年会費(税込)
マイル還元率
※10マイルコース加入による
ANA VISAワイドカード7,975円1,650円1.0%
ANA マスターワイドカード7,975円1,650円1.0%
ANA JCBワイドカード7,975円1,650円1.0%

ANAカード(一般カード)と比較してANAワイドカードを持つメリットや、どのカードがおすすめなのかについて詳しく解説していきます。

飛行機に多く搭乗する人にはワイドカードがおすすめ

飛行機に多く搭乗する機会があるなら、年会費を払ってでもワイドカードを持つのがおすすめです。
なぜなら、一般カードよりも搭乗ボーナスマイル積算率が高くなっているからです。

  • 一般カード:10%
  • ワイドカード:25%

例えば東京-札幌間の区間基本マイルは510マイルとなっており、一般カードは561マイルしか貯められませんがワイドカードなら637マイルを貯められるようになります。

ANA便に搭乗する機会が多いなら一般カードよりもワイドカードをおすすめします。

移行手数料の安さではANA JCBワイドカードがおすすめ

ANA JCBワイドカードなら、ANA VISAワイドカードとANA マスターワイドカードよりも移行手数料が安くておすすめです。

ANA JCBワイドカードの10マイルコース移行手数料は5,500円(税込)となっており、ANA VISAワイドカードとANA マスターワイドカードの6,600円(税込)に比べると1,100円もお得だからです。

こちらの詳しい内容はANAカード(一般カード)でお伝えした内容と同じになるので、先に述べた「10マイルコース加入料の安さではJCBまたはソラチカがおすすめ」でご確認ください。

年会費を抑えてスーパーフライヤーズカードを持ちたいならワイドカードがおすすめ

スーパーフライヤーズカード(SFC)を狙うのであれば、ANAワイドカードがおすすめです。

もちろんANAカード(一般カード)もSFCの対象カードとなっていますが、搭乗ボーナスマイルの貯まりやすさを考慮すると総合的にワイドカードのほうがコスパに優れていると言えます。

また、次にご紹介するANAカード(ワイドゴールドカード)を検討する余地もありますが、年会費を抑えてSFCを狙うならワイドカードが最適な1枚となるでしょう。

以上がANAワイドカードを持つメリットとなります。

続いてANAカード(ワイドゴールドカード)を詳しくご紹介します。

ANAカード(ワイドゴールドカード)のおすすめ比較表

ANAカード(ワイドゴールドカード)を一覧表にして比較してみましょう。


カード名年会費
(税込)
家族会員
年会費
(税込)
マイル還元率
ANAカード(ワイドゴールドカード)15,400円4,400円1.0%
ANA JCBワイドゴールドカード15,400円4,400円1.0%
ANAダイナースカード29,700円6,600円1.0%
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード34,100円17,050円ANAグループ:2.0%
その他:1.0%

ワイドゴールドカードがここまでご紹介した一般カードとワイドカードと決定的に異なる点は「カード年会費の中に10マイルコース加入料が含まれている」という点です。そのため還元率が1.0%を下回ることはありません。

ANAカード(ワイドゴールドカード)を持つメリットやカードの特徴についてさらに深く掘り下げていきます。

新井智美

新井智美 / トータルマネーコンサルタント

年間、100本以上の記事執筆や監修を行っていますが、同じタイトルの記事でも、その時の経済情勢や法改正などで、内容は日々変わっていきます。『かかりつけのお金と人生の相談者』いうスタンスを大切に、最新かつ正確な情報をお届けすると共に、読者にとって「わかりやすい」記事を提供することを心がけています。

【専門家の解説】

ゴールドカードになると、国際ブランドによって年会費が大きく異なりますので、付帯サービスの内容を比較し、自分にとってメリットのあるカードを選ぶことが大切です。

ただ、ゴールドカードになると還元率が1%になる点は大きな魅力ではないでしょうか。

年会費はかかるがサービスが手厚くなる点が魅力のゴールドカード

ANAカード(ワイドゴールドカード)は、一般カードとワイドカードにはない「ゴールドカードならではの特典」を利用できるのが最大の魅力です。

ゴールドカードならではの特典として下記のサービスを受けることができます。

  • カードラウンジの無料利用
  • ビジネスクラス専用チェックインカウンターの利用
  • 空港免税店10%割引
  • 提携ホテルでの朝食やウェルカムドリンクのサービス

ANA JCB ワイドゴールドカードの券面
年会費初年度:15,400円(税込)
2年目以降:15,400円(税込)
ポイント還元率0.3%~1.0%※
国際ブランド
  • jcb
電子マネー
  • applePay
  • googlePay
  • quicpay
  • pitapa
  • edy
発行スピード最短5営業日(通常2週間程度)
追加カード

ETCカード

家族カード

ETCカード発行手数料無料
ETCカード年会費無料
ETCカード発行期間ウェブでお申し込み:約1週間
電話でお申し込み:約2週間
家族カードを発行してお申し込み:約2週間
マイル還元率(最大)1.0%
旅行保険国内旅行保険海外旅行保険
ポイント名OkiDokiポイント
締め日・支払日公式サイト参照
申し込み条件20歳以上(学生不可)でご本人に安定継続収入のある方。
必要書類■法人の本人確認書類 現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書いずれか1点 ■法人の代表者の本人確認書類 運転免許証または運転経歴証明書・パスポート・在留カード・特別永住者証明書等・マイナンバー(個人番号)カード・住民票の写しなど

注目ポイント

  • 最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯
  • ビジネスクラス専用カウンターでチェックイン
  • Edyチャージ200円につき1マイルがたまる
  • ポイントのマイル移行費用が無料!
  • カード入会時・継続時に2000マイルプレゼント
公式サイトへ
補足事項
  • 1 翌日お届け対象外
  • 2 0.3%はキャッシュバックでポイントを利用、1.0%はマイル交換(10マイルコース)した場合の還元率。

年会費を抑えたいならVisa・Mastercard®系のワイドゴールドカードがおすすめ

年会費を抑えたいならVisa・Mastercard®系のワイドゴールドカードがおすすめです。

発行会社である三井住友カードの年会費割引特典を利用できるので、年会費の割引となる条件を満たせばお得にANAカードを持てるようになります。

  • WEB明細サービスの利用の場合:翌年度以降の年会費が最大1,100円(税込)割引
  • マイ・ペイすリボを利用した場合:翌年度以降の年会費が半額(※)
    ※WEB明細サービスの割引と重複して割引対象になる。

ワイドカードの年会費7,975円(税込)と10マイルコース加入料6,600円(税込)の合計額は14,575円(税込)なので、Visa・Mastercard®系ならゴールドカード特典も利用できるワイドゴールドカードのほうがお得です。

ANA JCB ワイドゴールドカードの券面
年会費初年度:15,400円(税込)
2年目以降:15,400円(税込)
ポイント還元率0.3%~1.0%※
国際ブランド
  • jcb
電子マネー
  • applePay
  • googlePay
  • quicpay
  • pitapa
  • edy
発行スピード最短5営業日(通常2週間程度)
追加カード

ETCカード

家族カード

ETCカード発行手数料無料
ETCカード年会費無料
ETCカード発行期間ウェブでお申し込み:約1週間
電話でお申し込み:約2週間
家族カードを発行してお申し込み:約2週間
マイル還元率(最大)1.0%
旅行保険国内旅行保険海外旅行保険
ポイント名OkiDokiポイント
締め日・支払日公式サイト参照
申し込み条件20歳以上(学生不可)でご本人に安定継続収入のある方。
必要書類■法人の本人確認書類 現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書いずれか1点 ■法人の代表者の本人確認書類 運転免許証または運転経歴証明書・パスポート・在留カード・特別永住者証明書等・マイナンバー(個人番号)カード・住民票の写しなど

注目ポイント

  • 最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯
  • ビジネスクラス専用カウンターでチェックイン
  • Edyチャージ200円につき1マイルがたまる
  • ポイントのマイル移行費用が無料!
  • カード入会時・継続時に2000マイルプレゼント
公式サイトへ
補足事項
  • 1 翌日お届け対象外
  • 2 0.3%はキャッシュバックでポイントを利用、1.0%はマイル交換(10マイルコース)した場合の還元率。

ダイナースクラブやアメリカン・エキスプレスはポイント有効期限が無期限でおすすめ

ダイナースクラブやアメリカン・エキスプレスのゴールドカードは、ポイント有効期限が無期限になる点でおすすめです。

さらに海外・国内旅行傷害保険の補償額が最高1億円となっているため、付帯保険が充実している点も見逃せません。

以上がANAカード(ワイドゴールドカード)の特徴となります。最後にANAプレミアムカードの特徴を比較してみましょう。

ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの券面
年会費初年度:34,100円(税込)
2年目以降:34,100円(税込)
ポイント還元率0.3%~1.0%
国際ブランド
  • american_express
電子マネー
  • applePay
  • suica
  • edy
発行スピード2週間程度
追加カード

ETCカード

家族カード

ETCカード発行手数料935円(税込)
ETCカード年会費無料
ETCカード発行期間約1週間から10日
マイル還元率(最大)1.0%~3.0%
旅行保険国内旅行保険海外旅行保険
ポイント名ANAアメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワード
締め日・支払日登録された口座振替金融機関等の関係により、お客様ごとに個別に設定
申し込み条件満20歳以上で安定した収入がある方
必要書類運転免許証または経歴証明書・パスポート・健康保険証・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書等の本人確認書類

注目ポイント

  • ANAグループ便の利用でマイルが+25%
  • ポイントは無期限で貯まる
  • 1000ポイント=1000マイルに交換可
  • ANAの提携店の利用で、ポイント2倍
  • ポイントはANA特典航空券等と交換できる
公式サイトへ

ANAプレミアムカードのおすすめ比較表

ANAプレミアムカードは、プラチナクラスのカードです。
他のANAカードに比べると年会費が高額ですが、他のカードにはない特典や還元率も注目です。

4種類を一覧表で比較してみましょう。

カード名年会費
(税込)
家族会員
年会費
(税込)
マイル還元率
ANA VISA プラチナプレミアムカード88,000円4,400円1.5%
ANA JCBカードプレミアム77,000円4,400円1.3%
ANAダイナースプレミアムカード170,500円無料2.0%
ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード165,000円4枚まで無料1.0%/2.5%

ANAプレミアムカードを持つことで、他のANAカードとは何が違うのかについて詳しく解説します。

プレミアムカードになるとANAラウンジが利用可能に

プレミアムカードを持つことでANAラウンジを利用できるようになります。

ANAラウンジが利用できるのはプレミアムクラスの利用者上位ステータスメンバーSFC会員など限られた人しか利用できません。

しかしプレミアムカードを持っているだけでANAラウンジを利用できるようになるので、メンバーランクが上がるのを待たなくてもよいというメリットがあります。

ANA JCB カード プレミアムの券面
年会費初年度:77,000円(税込)
2年目以降:77,000円(税込)
ポイント還元率0.6%~1.3% ※1
国際ブランド
  • jcb
電子マネー
  • quicpay
  • pitapa
  • edy
発行スピード最短5営業日(通常2週間程度)※2
追加カード

ETCカード

家族カード

ETCカード発行手数料無料
ETCカード年会費無料
ETCカード発行期間ウェブでお申し込み:約1週間
電話でお申し込み:約2週間
家族カードを発行してお申し込み:約2週間
マイル還元率(最大)1.3~3.3%
旅行保険国内旅行保険海外旅行保険
ポイント名OkiDokiポイント
締め日・支払日公式サイト参照
申し込み条件30歳以上でご本人に安定継続収入のある方。
必要書類運転免許証または経歴証明書・パスポート・健康保険証・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書等の本人確認書類

注目ポイント

  • 入会時・継続時に10,000マイルプレゼント
  • ANA便搭乗の度にボーナスマイルプレゼント
  • OkiDokiポイントが2倍たまる!
  • ANA航空券ご購入時マイルが2倍たまる
  • 国内外の空港ラウンジが無料で利用できる
公式サイトへ
補足事項
  • 1 0.6%はキャッシュバックでポイントを利用、1.3%はマイル交換(1,000円(税込)につき2ポイント=13マイル)した場合の還元率。
  • 2 翌日お届け対象外

還元率の高さではANAダイナースクラブプレミアムカードがおすすめ

還元率の高さではANAダイナースクラブプレミアムカードがおすすめです。

還元率が最も高いのはアメックスでANAグループを利用した場合の2.5%ですが、通常利用で比較するとダイナースクラブの2.0%のほうが有利です。

年会費が高額で審査の壁もありますが、プレミアムカードでも普段の生活でお得にANAマイルを貯めたいならダイナースクラブのプレミアムカードを選ぶようにしましょう。

ANAカードの基礎知識

こちらではANAカードを利用する上で知っておきたいことをまとめました。

ANAカードの支払について

ANAカードの請求や支払い方法は、提携カード会社によって異なります。

例えばANAカード(一般カード)は三井住友カードから請求されます。

ANA JCB 一般カードやソラチカカードの請求はJCBが行う、といった具合です。

引き落とし日に口座残高が足りず未払いにならないように、あらかじめ請求月と支払い日を確認しておきましょう。締め日前ならば、支払い方法をリボ払いなどに変更できます。

引き落としの銀行口座は、ゆうちょ銀行、三井住友銀行などのメガバンク他、ネット銀行でも設定が可能です。

ANAカードの明細は各提携カード会社の会員サイトへ

カードの明細、利用状況、限度額の照会をはじめ、利用可能枠の変更(増枠など)、支払い方法の変更、登録型リボの設定などは、三井住友カードやJCB、アメリカン・エキスプレスなどの各カード提携会社の会員サイトに登録、ログインする必要があります。

例えばANAカード(一般カード)は三井住友カードのVpassにログインします。

紙明細よりも早い、利用明細の速報を知ることができますね。スマホのアプリでも確認できるので、各カードのオンライン明細はカード管理においてとても便利です。

困ったときに役立つ!ANAカードの問い合わせ先

ANAカードの問い合わせ先は、ANAカードの裏面に記載されています。

カードの解約や住所変更に関する問い合わせは、各提携カードによって問い合わせ先が異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。

しかしカードを紛失・盗難に遭った場合のためにも、問い合わせ先の電話番号を記載しておきます。

カード種類問い合わせ先電話番号
ANA Visa・Mastercard®紛失・盗難受付デスク
0120-919456(フリーダイヤル)
大阪 06-6228-1210
ANA JCBJCB紛失盗難受付デスク
0120-794-082(フリーダイヤル)
 東京 03-5778-5300
 大阪 06-6946-9733
 福岡 092-712-5599
 札幌 011-222-3016
ANAダイナースカードダイナースクラブ コールセンター
0120-074-024
※海外の場合は+81-3-6770-2796(コレクトコール)
ANA アメリカン・エキスプレス・カードメンバーシップ・サービス・センター
一般カード:0120-965-877
ゴールドカード:0120-958-677
※海外の場合は+81-3-3220-6787(有料)

紛失・盗難時は緊急事態なので、24時間年中無休で対応してくれます。

カードの利用を停止してしまった場合、そのカードは再び利用できなくなります。また再発行には手数料がかかるため、カードの保管にはくれぐれも気をつけましょう。

ANAカードの3つのおすすめポイント

種類がたくさんあるANAカードですが、まずはおすすめポイントを紹介します。

  • ショッピングでマイルが貯めやすい
  • 搭乗・カードの入会・更新でボーナスマイルがもらえる
  • ANAの免税店や機内販売で割引がある

詳しく解説していきます。

ショッピングでマイルが貯めやすい

ANAカードまたはJALカードを使いこなす、いわゆる「陸マイラー」(おかまいらー)と呼ばれる方たちがいます。

前提として、マイルというのは飛行機に乗って、その移動距離によって航空会社から与えられるポイントです。しかし陸マイラーになれば、飛行機に乗らなくてもショッピングによってマイルを貯める「ショッピングマイル」というものがあります。

マイルの交換先も様々

「あまり旅行に行かない」、「そもそも飛行機に乗るのが嫌い」という方もいるかもしれません。そんな方でも安心なのが、提携ポイントへの交換制度です。

貯めたマイルは、なにも航空券と交換できるだけのものではありません。例えば、スターバックスカードへの入金に使えたり、iTunesギフトコード、楽天Edy、Vポイントなど非常に使い勝手の良い便利な電子マネーやポイントに移行可能なのです。

搭乗・カードの入会・更新でボーナスマイルがもらえる

ANAカードを持っていると、ボーナスマイルがもらえます。

ANA便搭乗ごとのボーナスマイル

通常のフライトマイルに加えて、カードのグレードによって下記のようにボーナスマイルが変わります。

グレードANA便搭乗ごとのボーナスマイル
ANAカード(一般カード)区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%
ANAワイドカード区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
ANAゴールドカード区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
ANAカードプレミアム区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%

ワイドカードはゴールドカード並のボーナスマイルを得ることができます。

なお、ANAの会員ランク(プレミアムステータス)を決めるプレミアムポイントは、マイルとは別で付与されます。プレミアムポイントとは、プレミアムメンバーの認定を目的として毎年1月~12月の1年間に登録されるポイントです。

ANAカードの入会・更新ごとのボーナスマイル

ANAカードの入会や更新でもらえるマイル数です。入会は1度しかもらえないので、再度入会した場合は対象外となります。

グレード入会時のボーナスマイル継続(更新)時のボーナスマイル
ANAカード(一般カード)1,000マイル1,000マイル
ANAワイドカード2,000マイル2,000マイル
ANAゴールドカード2,000マイル2,000マイル
ANAカードプレミアム10,000マイル10,000マイル

ANA JCBカード ZEROは継続時のボーナスマイルは付帯されません。

ANAの免税店や機内販売で割引がある

ANAカードで支払いすることで、ANAの機内販売や免税店などのサービスが割引価格で利用可能です。下記のサービスの割引を受けられます。

ANA国内線・国際線の機内販売10%OFF
空港内店舗「ANA FESTA」、空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」 5%~10%OFF
ショッピングサイト「ANAショッピングサイト A-style」5%OFF

空港免税店の割引はANAカード(一般カード)では5%OFF、ANAワイドカードは10%オフというように、カードのグレードによって変わります。

以上のように、ANAカードはマイル、ボーナスマイル、機内販売の割引などメリットがたくさんあります。

ANAカードを最大限お得に使う裏ワザ

ANAカードは複雑な分、いろいろな組み合わせでいろいろなメリットが発生するポイントです。

電子マネーとのあわせワザ

ANAカードでたまるのは、ショッピングのカード決済のみにとどまりません。

他の電子マネーやポイントとうまく組み合わせることによって、ANAマイルを効率良く貯めることが可能です。

楽天Edy

楽天Edyは、取り扱い店で軽く端子にタッチするだけで決済ができる、非常に便利な電子マネーのサービスです。

ANAは楽天Edyと提携していて通常200円で1マイル貯めることができます。しかし、おすすめな貯め方としては、「ANAマイレージクラブプラスMOBILE」に登録してEdyを使うことです。

このプランは月額300円(年3,600円)を支払わなければなりませんが、その代償としてEdyでの支払い時に200円につき3マイル貯まるようになり、還元率1.5%となります。

しかも、それプラスANAのクレジットカードを使用してEdyをチャージした場合、200円(税抜)につき1マイルがもともと貯まるのでした。これを踏まえると合計200円に付き4マイル、なんと還元率2%となり、非常に高還元となることがわかります。

さらに、通常会員が1マイル1コインなのと比べ、ANAマイレージクラブプラスMOBILE会員は最大1.5倍の専用レートで換算可能。非常にメリットの多いカードなのです。

Vポイント

Vポイントは、上で説明したソラチカカードのマイル交換レートと比較すると、レートが0.5倍と目減りしてしまいます。

しかし、ソラチカで貯めることのできるマイルが月に18,000マイルという弱点があり、それ以上貯めたい場合次の候補として浮上するのがVポイントとなります。

貯める方法としては、ソラチカと同じようにポイントサイトから貯めて、PeX、Vポイントと変えてANAマイルとします。

例えば、人気のポイントサイトハピタスで上限の毎月3万ポイントを貯めることができれば、ソラチカルート+Vポイントルートで月に23,000マイル貯まります。

ソラチカでのマイル取得実践者には、是非おすすめしたい方法となります。

セブンイレブンでボーナスマイルあり

ANAマイレージクラブとコンビニエンスストア大手であるセブンイレブンは、実は提携をしていて、セブンイレブンの会計をANAカードで支払うとマイルが貯まります。

クレジットカード会社のポイント移行とは別に、ANAカードでのクレジット決済で200円(税込)が1マイルとなります。

セブンイレブンはnanacoという独自のポイント制度がありますが、ANAマイラーであればセブンイレブンではANAクレジットで支払いましょう。

特典航空券はローシーズンに使うとお得

結論から言うと、特典航空券はハイシーズンでなくローシーズンに使うとお得にマイルを消費できます。

実際に、ANAでマイルを使って航空券を買おうとすると気づくことがあるのですが、L(ローシーズン)、R(レギュラーシーズン)、H(ハイシーズン)によって必要マイル数が若干異なってきます。

例えば、ハイシーズンとローシーズンでは沖縄の往復で5,000マイル差があります。なるべくですが、ローシーズンを狙ったほうがお得です。

ハイシーズン年末年始、春休み、GW、夏休み
ローシーズン1月中旬~2月末、4月~GW前、12月初旬~中旬

何月何日がどのシーズンに当てはまるのかは、ANA公式サイトの「シーズン・必要マイルチャート」に掲載されているので参考にしてみてください。

休みの都合がつきやすい人は、この時期に是非マイルを交換してみてくださいね。

ANAカードの注意点とデメリット

今までANAカードのおすすめポイントを述べてきましたが、もちろんいいところばかりがある訳ではありません。

ここでは、ANAカードを利用する際の注意点を説明していきます。

ポイントをマイルに移行するときの手数料とかかる日数

実は、ポイントを移行するのもただではありません。例えば、ANAクレジットカードを作った際に、5マイルコースにすれば移行手数料無料ですが、移行レートが高くなる10マイルコースでは移行手数料が5,500円(税込)/年かかってしまいます。

それだけでなくても、例えば上で述べたようなVポイントからANAマイレージに移行する際、レートが0.5なのでその分を損していると言うことになります。

もちろん、マイルを貯めるためならば仕方がないですが、このことは覚えておきましょう。

マイルを移行するときの日数ですが、ANAアメックス、ANAダイナーズスーパーフライヤーズ、ANA JCBを例にとると、以下の日数がかかります。

カード名マイル移行にかかる日数
ANAアメックス1営業日
ANAダイナーズスーパーフライヤー3営業日
ANA JCB約1週間

大体1営業日~1週間以内には完了するようですが、移行方法によっては時間を要する場合があるので注意が必要です。

ハイシーズンのマイル使用はハードルが高い

上で述べた通り、航空券取得に余計にマイルがかかってしまうだけでなく、ハイシーズンであるので飛行機チケットが売り切れてしまうことも多々あり、ハイシーズンは何かとマイル使用のハードルが高いのです。

もちろん、ハイシーズンでないと休みが取れないというのは誰もが同じではありますが、このような理由から、なるべくハイシーズンに旅行に行くことは避けたほうがよさそうです。

ANAカードを2枚以上保有する場合の注意点

「効率的にマイルを貯める為にANAカード2枚持ちしたい!」と考える人は多いと思います。

ANAカードを2枚以上作ることは可能ですが、複数保有する場合はカードのブランドが異なる必要があるので注意が必要です。

ブランドとは、JCB、Visa、アメックス、ダイナース、Mastercard®の5つとなります。

JCBには「一般、ゴールド、プラチナ」のランクが分かれていますが、ランクが違っていても同時に持つことはできません。

また、ANAカードを2枚以上保有する場合、複数のカードを持つことによりマイルが分散してしまうので注意しましょう。

マイル分散を防ぐ方法については次の章で詳しく説明しています。

マイルの合算・統合

ANAカードは新規で発行する度に新しいANAマイレージ番号(AMCお客様カード)を割り当てられ、マイルはそれぞれのANAカードで管理することになります。

マイル使用時はこのANAマイレージ番号でANA公式サイトへログインしますが、このままではマイルが分散されてしまいます。

このような場合は保有している複数のカードから一つのメインカードに統合し、マイルを合算させましょう。

マイルを合算させる方法は大きく3通りに分かれます。

  1. ANAの公式サイトでマイル口座を統合する
  2. ANAマイレージクラブ・サービスセンターへ電話で連絡する
  3. 新規カードを発行する場合の申込み時に今所持している番号を入力しておく

口座統合や電話でのお問い合わせは、ANA公式サイトの「マイル口座統合・パスワード変更」のページをご確認ください。

せっかくマイルを貯めたのに分散してしまっては意味がありません。マイル使用時は是非マイルを合算・統合させてから使用するようにしましょう。

マイルには有効期限がある

マイルには有効期限があります。マイル取得日から36ヶ月後の月末が有効期限となるので、3年が目安となります。

ただし、上級会員のステータスを取得することで、それを防ぐこともできます。

アメリカンエキスプレスのみ、一般カードでも年会費7,700円と高額ですが、年間6,000円のポイント移行コースでポイントに有効期限がなくなるという特典が付くので、買い物でコツコツ貯める派には有効かもしれません。

マイルが貯まらないケースとは?

以下のケースは一例となりますが、マイルが貯まらない、もしくは移行・合算することができないケースです。

  • 他の航空会社(JAL等)マイレージプログラムからの移行・合算
  • 特典航空券の利用(国内線・国際線特典航空券)

特典航空券はマイルを消費(交換)して手に入れることができる航空券ですが、特典航空券の利用自体でマイルを貯めることはできないので注意しましょう。

FAQ(よくある質問)

年会費無料のカードはありますか?

以下のカードは、初年度のみ年会費が無料です。

  • ANAカード(一般カード)
  • ANA JCB 一般カード
  • ANA JCBカード ZERO
  • ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
  • ANA VISA Suicaカード
  • ANA VISA nimocaカード

また、ANA JCBカード ZEROは5年間しか利用ができませんが、基本的に5年間無料です。

年会費を払ってもお得になるのはどんな人ですか?

年会費を払ってもお得になるのは毎月のカード利用料が数万円と、マイルを貯められるくらいの利用料がある方です。マイルをコンスタントに貯めることができない場合には、年会費がずっとかからないカードの方が良いかもしれません。

ANAカードを作成するメリットにはどんなものがありますか?

ANAカードを作成することで、カードの種類によってはANAラウンジを利用できるなど、ANAのサービスを受けることができるようになります。ANAを普段から利用する方ほど、利用価値が高いと言えるでしょう。

マイルに有効期限はありますか?

ANAマイルは利用月から数えて36カ月目の月末までが有効期限となっています。

まとめ

ANAカード21種類をグレード別に徹底比較をしましたが、いかがでしたか?

最後に「このような人にはこのANAカードがおすすめ」という内容でまとめます。

このような人にはこのANAカードがおすすめ

  1. 陸マイラーを目指すなら「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)」がおすすめ
  2. 年会費無料にこだわるなら「ANA JCB カード ZERO」がおすすめ
  3. 年会費を抑えてSFCを狙うなら「ANAワイドカード」がおすすめ
  4. ANAマイルの貯まりやすさに加えてゴールドカード特典を利用したいなら「ANAカード(ワイドゴールドカード)」がおすすめ
  5. ANAラウンジを今すぐ利用したいなら「ANAプレミアムカード」がおすすめ

これでANAカードを作ろうと思っている人がANAカードの比較一覧を確認し、自分にぴったりのANAカードを探してみてください。

入会キャンペーンでもらえるボーナスマイルで年会費以上のお得感を楽しむこともできるので、10マイルコース加入料や還元率を比較して自分に合ったANAカードを見つけることも可能です。

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