JALとANAマイルはどっちがいい?使い方・貯め方でどちらがお得か徹底比較
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マイルとは、航空会社で実施しているポイントプログラムです。
主に飛行機の利用で貯まるものですが、日常生活でも貯めることができます。
日本ではJALとANAが実施しており、航空券以外の特典もあります。
本記事では、JALマイルとANAマイルの違いについて、どちらが自分に合っているのかわかるように解説していきます。
この記事を読んでわかること
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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JALとANAのマイルを比較する基準
JALマイルとANAマイルのおすすめ度合いは人によって異なります。
2つのマイルを比較するときには以下を基準として考えましょう。
- マイルの使い道
- マイルの貯め方(貯めやすさ)
マイルの使い道の違い
まず考慮すべきは、特典航空券や交換できるアイテムなどの使い道です。
JALマイルとANAマイルそれぞれで異なるため、マイルを貯める目的やライフスタイルなどから比較検討するとよいでしょう。
共通して使えるものと、各社独自のマイルの使い道は以下のとおりです。
【両社共通の使い道】
・特典航空券への交換、座席のアップグレード
・ツアー旅行、ホテル宿泊代
・電子マネー、クーポン、商品券、ご当地グルメ
・美容家電などの各種商品
【JALマイル独自の使い道】
・ワンワールドアライアンス加盟航空会社の航空券への交換
・ふるさと納税
・Pontaポイントへの移行
・Suicaへのチャージ
【ANAマイル独自の使い道】
・スターアライアンス加盟航空会社の航空券への交換
・nanacoへのチャージ
・楽天ポイントへの移行
・動画配信サービス
イーデス
編集部
よく比較されるのが「どこのアライアンスに加盟しているか」です。
加盟しているアライアンスによって、交換できる国際航空券が変わってきます。
どこの国に行きたいかによって貯めるマイルを決めるのもよいでしょう◎
どのアライアンスがどこの国に行けるかはこちらをご覧ください!
国内線の特典航空券を比較
特典航空券とは、マイルでのみ交換可能な航空券です。一部区間で特典航空券が設定されています。
国内線の特典航空券での違いは以下のとおりです。
JAL | ANA | |
---|---|---|
通常期料金(片道) | 28,600円 | 29,000円 |
必要マイル | 6,000マイル | 6,000マイル ※レギュラーシーズン |
積算率 | 50%~100% | 50%~150% |
主な単独運航先 | ・福岡⇔屋久島 ・沖縄(那覇)⇔沖永良部 ・東京⇔南紀白浜 など | ・東京⇔能登 ・札幌⇔オホーツク紋別 ・沖縄⇔仙台 など |
同区間で比較した場合の必要マイルに大きな差はありません。1マイルあたりの金額もほぼ同じです。
ただし、運行先には違いがあります。
JALであれば屋久島や沖永良部島などの離島が、ANAであれば都市と都市を結ぶ便が特典航空券で購入可能です。
イーデス
編集部
離島でのリゾートや地方への出張が多いのであればJAL。
都市部から都市部への旅行・出張がメインであればANAがおすすめです。
また、特典航空券以外にも、両社で異なる航空券があります。それぞれの違いを理解してから、どちらのマイルを貯めるか判断しましょう。
JALだけのお得な国内航空券
JALが取り扱う特殊な特典航空券に「どこかにマイル」があります。
往復7,000マイルの交換が可能で、行き先がどこになるか変わらない航空券を購入するサービスです。
ミステリーツアーみたいでわくわくするね!
本記事では、JALマイルとANAマイルの違いについて、どちらが自分に合っているのかわかるように解説していきます。
通常の特典航空券では8,000マイル以上かかる航路も一律7,000マイルであり、お得に航空券を購入できる場合があります。
行き先がわからないので、出張や特定の場所への旅行を決めている際にはメリットがありません。
しかし、行き先が決まっていない自由な旅行を楽しみたいのであれば、購入する価値があるでしょう。
なお、利用できる空港は以下の6か所発着の運航便のみです。
- 羽田空港
- 大阪伊丹空港
- 関西国際空港
- 福岡空港
- 新千歳空港
- 丘珠空港
イーデス
編集部
発着時刻は、行き先が決まってから選択可能です。
同行する家族や友人の分も合わせて申し込みできます。ただし、同行者それぞれのマイル引き落とし手続きが必要です。
JALマイルを貯めるのにおすすめのカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%〜1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 約2~3週間 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | カードブランドにより異なる。 無料~1,100円(税込) |
ETCカード年会費 | 無料 |
旅行保険 | 国内旅行保険・海外旅行保険 |
ポイント名 | JALマイレージ |
締め日・支払日 | 締め日:毎月15日・支払日:翌月10日 |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生を除く)の日本に生活基盤のある方で、日本国内でのお支払いが可能な方 |
必要書類 | 運転免許証または運転経歴証明書・パスポート・在留カードまたは特別永住者証明書・マイナンバー(個人番号)カード・顔写真付きの住民基本台帳カード・住民票の写し・各種健康保険証など |
注目ポイント
- カード利用でJALマイルが直接貯まる
- 入会搭乗ボーナスマイルをプレゼント
- 最高1000万円の海外旅行保険が自動付帯
- プレミアムサービスが充実
- 入会後1年間年会費無料
ANAだけのお得な国内航空券
ANAには「トクたびマイル」と「いっしょにマイル割」の2種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
トクたびマイル | ・通常のマイルより少ないマイルで交換可能な特典航空券を購入できる ・対象の航路は毎週火曜日に更新 ・東京(羽田)⇔大阪(関西)が3,000マイルなど多数 ・搭乗日前日まで購入可能 |
いっしょにマイル割 | ・ANAマイレージクラブ会員を含む2人~4人で同一航路を往復する場合、同行者に割引が適用 ・ANAマイレージクラブ会員は航路に関わらず10,000マイル ・同行者には75%のフライトマイレージ積算率が適用 |
「トクたびマイル」は、通常の特典航空券よりも少ないマイルで特典航空券を購入できるサービスです。
毎週火曜日に更新され、その都度航路が変わります。
種類は3,000マイル、4,500マイル、6,000マイルの3種類です。通常の特典航空券より半額になっていることも多く、航路によってはすぐに売り切れてしまう可能性もあります。
「いっしょにマイル割」は、航路に関わらずANAマイレージ会員は10,000ポイントで往復できるサービスです。
1名以上の同行者が必要であり、同行者には実費負担が必要となるものの、お得に飛行機に搭乗できます。
同行者も支払った航空券代の75%がフライトマイレージとして付与されます。
搭乗前日まで購入できるものの、夏ダイヤが1月下旬、冬ダイヤが8月下旬に販売されるため、早めに予約するのがベストです。
ANAマイルを貯めるのにおすすめのカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.3%~1.0%(※1) |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 最短5営業日(通常2週間程度) |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行期間 | ウェブでお申し込み:約1週間 電話でお申し込み:約2週間 家族カードを発行してお申し込み:約2週間 |
マイル還元率(最大) | 0.5~1.0% |
旅行保険 | 海外旅行保険 |
ポイント名 | OkiDokiポイント |
締め日・支払日 | 公式サイト参照 |
申し込み条件 | 18歳以上(学生不可)で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 |
必要書類 | 運転免許証または経歴証明書・パスポート・健康保険証・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書等の本人確認書類 |
注目ポイント
- 初年度年会費無料!
- 最高1,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- カード入会・継続時に1000マイル付与
- ANAカード限定サービスが豊富
- 電子マネー「楽天Edy」利用可能
- ※1 0.3%はキャッシュバックでポイントを利用、1.0%はマイル交換(10マイルコース)した場合の還元率。
国際線の特典航空券を比較
JALとANAが取り扱う特典航空券には、国際線の航路もあります。JAL、ANAの単独航路はもちろんのこと、両社が加盟しているアライアンスによって航路に違いがあります。
アライアンスとは、世界各国の航空会社が加盟する航空連合のことです。
加盟アライアンスが異なると、特典航空券で選択できる行き先が違います。
それぞれの航空会社は以下のとおりです。
JAL | ANA | |
---|---|---|
加盟しているアライアンス | ワンワールドアライアンス | スターアライアンス |
加盟している航空会社 | ・アラスカ航空 ・アメリカン航空 ・ブリティッシュ・エアウェイズ ・キャセイ・パシフィック航空 ・フィンエアー ・イベリア航空 ・マレーシア航空 ・カンタス航空 ・カタール航空 ・ロイヤル・エア・モロッコ ・ロイヤル・ヨルダン航空 ・スリランカ航空 ・フィジー航空 | ・アジア航空 ・エア・カナダ ・エア・チャイナ ・エア・インディア ・エア・ニュージーランド ・エーゲ航空 ・オーストラリア航空 ・アビアンカ航空 ・ブリュッセル航空 ・コパ航空 ・クロアチア航空 ・エジプト航空 ・エチオピア航空 ・エバー航空 ・LOTポーランド航空 ・ルフトハンザ ドイツ航空 ・スカンジナビア航空 ・深圳航空 ・シンガポール航空 ・南アフリカ航空 ・スイス・インターナショナル・エアラインズ ・TAP ポルトガル航空 ・タイ国際航空 ・トルコ航空 ・ユナイテッド航空 |
ざっと見た感じ、JAL加盟のアライアンスはヨーロッパ圏に強くて、ANA加盟のアライアンスは加盟航空会社が多くて、特にアジア圏のカバーエリアが広いね。
ワンワールドに加盟している航空会社でJALマイルを貯める場合は、LMB(JALマイレージバンク)のお得意様番号を伝えるとJALマイルが貯まります。
スターアライアンスは、加盟航空会社のうち1社のマイルプログラムに加盟していれば、自動的にマイルが貯まる仕組みです。ANAマイレージサービスに登録している場合、別途登録などの手続きは不要です。
なお、国内線では大きな違いはなかった特典航空券ですが、国際線では少し異なります。それぞれの往復での必要ポイントは以下のとおりです。
JAL(L/R/H) | ANA(L/R/H) | ||
---|---|---|---|
ハワイ | エコノミークラス | 40,000マイル | L:35,000マイル R:40,000マイル H:43,000マイル |
ビジネスクラス | 80,000マイル | L:80,000マイル R:85,000マイル H:90,000マイル | |
ファーストクラス | L:100,000マイル R:120,000マイル H:140,000マイル | L:120,000マイル R:140,000マイル H:160,000マイル | |
グアム | エコノミークラス | 20,000マイル | - |
ビジネスクラス | 45,000マイル | - | |
ファーストクラス | L:72,000マイル R:86,000マイル H:100,000マイル | - | |
ニューヨーク | エコノミークラス | 50,000マイル | L:40,000マイル R:50,000マイル H:55,000マイル |
ビジネスクラス | 100,000マイル | L:100,000マイル R:105,000マイル H:110,000マイル | |
ファーストクラス | L:140,000マイル R:170,000マイル H:200,000マイル | L:150,000マイル R:170,000マイル H:200,000マイル | |
ソウル | エコノミークラス | 15,000マイル | L:12,000マイル R:15,000マイル H:18,000マイル |
ビジネスクラス | 36,000マイル | L:25,000マイル R:30,000マイル H:33,000マイル | |
ファーストクラス | L:60,000マイル R:70,000マイル H:80,000マイル | - | |
パリ | エコノミークラス | 52,000マイル | L:45,000マイル R:55,000マイル H:60,000マイル |
ビジネスクラス | 110,000マイル | L:110,000マイル R:115,000マイル H:120,000マイル | |
ファーストクラス | L:160,000マイル R:190,000マイル H:220,000マイル | L:165,000マイル R:190,000マイル H:220,000マイル |
※ L=ローシーズン、R=レギュラーシーズン、H=ハイシーズン
ANA側にはグアムの特典航空券がなく、全座席でシーズンごとの変動があります。JAL側はファーストクラスのみシーズンごとの変動が用意されているものの、渡航先によってはANAより多くのマイルが必要なこともあります。特にエコノミークラスはANAのほうが割安です。エコノミークラスでの渡航であればANAを、渡航先の多さ優先であればJALを選択しましょう。
ANAマイルを貯めるのにおすすめのカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.3%~1.0%(※1) |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 最短5営業日(通常2週間程度) |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行期間 | ウェブでお申し込み:約1週間 電話でお申し込み:約2週間 家族カードを発行してお申し込み:約2週間 |
マイル還元率(最大) | 0.5~1.0% |
旅行保険 | 海外旅行保険 |
ポイント名 | OkiDokiポイント |
締め日・支払日 | 公式サイト参照 |
申し込み条件 | 18歳以上(学生不可)で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 |
必要書類 | 運転免許証または経歴証明書・パスポート・健康保険証・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書等の本人確認書類 |
注目ポイント
- 初年度年会費無料!
- 最高1,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- カード入会・継続時に1000マイル付与
- ANAカード限定サービスが豊富
- 電子マネー「楽天Edy」利用可能
- ※1 0.3%はキャッシュバックでポイントを利用、1.0%はマイル交換(10マイルコース)した場合の還元率。
JALマイルを貯めるのにおすすめのカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%〜1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 約2~3週間 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | カードブランドにより異なる。 無料~1,100円(税込) |
ETCカード年会費 | 無料 |
旅行保険 | 国内旅行保険・海外旅行保険 |
ポイント名 | JALマイレージ |
締め日・支払日 | 締め日:毎月15日・支払日:翌月10日 |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生を除く)の日本に生活基盤のある方で、日本国内でのお支払いが可能な方 |
必要書類 | 運転免許証または運転経歴証明書・パスポート・在留カードまたは特別永住者証明書・マイナンバー(個人番号)カード・顔写真付きの住民基本台帳カード・住民票の写し・各種健康保険証など |
注目ポイント
- カード利用でJALマイルが直接貯まる
- 入会搭乗ボーナスマイルをプレゼント
- 最高1000万円の海外旅行保険が自動付帯
- プレミアムサービスが充実
- 入会後1年間年会費無料
座席アップグレードの比較
JALとANAの両社で、マイルを使った座席アップグレードサービスが用意されています。対象は国際線で、国内線にサービスはありません。 必要なマイルはどちらも9,000マイル~45,000マイルです。搭乗する飛行機に上位座席が設定されていることが条件です。詳しくは各航空会社の公式サイトからご確認ください。
フライト以外の交換先を比較
貯まったマイルはフライト以外でも利用可能です。両社で異なる還元可能なポイントや特典を次項から解説します。
JALで交換可能なポイント・特典
JALマイルで交換できるポイントや特典のうち、特に注目なのは以下です。
内容 | 交換レート | |
---|---|---|
JALクーポン | JALグループ航空券やツアー、ホテル宿泊費で利用できるJALクーポン券への交換 | 10,000マイル=12,000円相当 |
JALお買い物クーポン | JAL MallやJALふるさと納税で利用できるポイントへの交換 | 1,000マイル=1,000JALお買い物ポイント |
マイルde体験 | 空港見学や特別講座への参加のほか、ジムやテーマパークの特別イベントに参加可能 | 特典ごとに異なる |
JAL Payマイルチャージ | JALの電子マネー「JAL Pay」へ変換 | 10,000マイル=11,000円相当のJAL Payポイント |
マイルツアー | e JALポイントへの交換なしで申し込めるツアー旅行 | 行き先ごとに異なる |
WAON | JALマイルをWAONポイントへ変換 | 10,000マイル=10,000WAONポイント ※時期によりキャンペーンあり |
楽天ポイント | JALマイルを楽天ポイントへ変換 | 1,000マイル単位で1マイル=0.5楽天ポイント |
Amazonギフトカード | JALマイルをAmazonギフトカードへ変換 | 10,000マイル=8,000円相当 |
他のポイントへの交換レートはあまり高くなく、交換してもお得さを感じにくい人もいるでしょう。反面、JALクーポンやJAL Payポイントへの交換はやや高めに設定されています。普段使いというよりは、旅行先でお得に食事やホテルを楽しみたい人におすすめです。
ANAで交換可能なポイント・特典
一方のANAでは、マイルを以下の商品やサービス・特典に交換できます。
内容 | 交換レート | |
---|---|---|
ANA SKYコイン | ANAマイルをANA SKYコインへ変換 | 1マイル=1コイン ※会員ステータスや交換ポイント数によって変動 |
スターバックスカード | スターバックスで利用できるプリペイドカードへのチャージ | 10,000マイル=10,000ポイント |
楽天Edy | ANAマイルを楽天Edyで使えるポイントへ変換 | 10,000マイル=10,000円分 |
楽天ポイント | ANAマイルを楽天ポイントへ変換 | 10,000マイル=8,000楽天ポイント |
nanacoポイント | ANAマイルをnanacoポイントへ変換 | 10,000マイル=10,000nanacoポイント |
PiTaPaショップdeポイント | ANAマイルをPiTaPaショップdeポイントへ変換 | 10,000マイル=10,000PiTaPaショップdeポイント |
Marriott Bonvoy | ANAマイルをMarriott Bonvoyポイントへ変換 | 10,000マイル=10,000Marriott Bonvoyポイント |
ANA Mall | ANAが運営するネットショップでの買い物で利用 | 商品ごとに異なる |
JALマイルと比較すると、ANAは日常使いしやすいポイントへの交換先が多い印象です。上記の他にも、国際線超過手荷物料金に充当したり、提携しているピーチポイントへ変換したりもできます。日常生活での普段使いをメインで考えているのであれば、ANAマイルを選択すると良いでしょう。
マイルの貯め方(貯めやすさ)の違い
使い道が決まったら、次にマイルの貯めやすさです。JALとANAどちらが貯めやすいかはライフスタイルによって異なるため、それぞれ、どこでどのくらい貯まるのかを知る必要があります。
各社におけるマイルの使い道を比較しました。しかし、マイルを使うためには当然ですがマイルを貯めなければなりません。JALマイルとANAマイルには、共通する貯め方とそれぞれで異なる貯め方があります。
【共通する貯め方】
・フライトマイル
・宿泊・旅行
【JALマイルを貯めるポイント】
・JMBマイルパートナー店舗の利用
・JALでんき
・JALの保険
・JAL住マイルナビ など
【ANAマイルを貯めるポイント】
・ANAカードマイルプラス加盟店での利用
・ANAでんき
・ANAの保険
・ANAリサーチ など
特に大きな違いはなく、各提携サービスを活用するのが王道です。次項から、効率の良いマイルの貯め方を解説します。
フライトマイルで貯めるのが王道
フライトマイルとは、飛行機を利用した際に付与されるマイルです。計算で用いるのは、還元率ではなく積算率と呼ばれます。積算率は、座席のランクや購入する航空券の種類・フライト区間で異なります。ただし、基本となる区間基本マイルは両社とも同じで、大きな差はありません。フライトマイルの計算方法は以下のとおりです。
- フライトマイル=区間基本マイル×利用運賃・予約暮らすのマイル積算率
飛行距離や座席のグレードが高いほど、フライトマイルは高くなります。マイルを貯めるうえで、フライトマイルはもっとも効率の良い方法なのです。
陸マイラーはクレジットカードで貯める
陸マイラーとは、飛行機を使わずに日常生活でマイルを貯める人です。「りくマイラー」「おかマイラー」とも呼ばれます。陸マイラーが貯めているのは、いわゆるショッピングマイルです。その際、少しでも多くマイルを貯めるために使用するクレジットカード選びにこだわっています。ポイント還元率の高さや、マイル交換時の手数料の少なさが代表的なカード選定ポイントです。
マイルの貯まるカードとして代表的なものにJALカードとANAカードがありますが、それぞれの特徴は以下のとおりです。
JALカード | ANAカード | |
---|---|---|
年会費(初年度) | 無料 | 無料 |
年会費(次年度) | 2,200円(税込) | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% | 0.5% |
マイル還元率 | 0.5%~1.0% | 1.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard®、JCB | Visa、Mastercard® |
発行スピード | 約4週間 | 2週間程度 |
ETC年会費 | 無料 | 550円(税込) |
電子マネー | WAON | iD |
どちらも年会費は初年度無料で、次年度以降2,200円の年会費がかかります。国際ブランドではJALカードのみJCBが選択できるようになっており、メインの利用先が国内か国外かで選択できます。
一方で、マイル還元率はANAカードに軍配があがるため、マイル還元率で選ぶならANAカードが良いでしょう。
JALでマイルを貯めるのがおすすめの人
以下の条件に該当する人は、JALでマイルを貯めるのがおすすめです。
- 国内線をよく利用する人
- JALの特約店を利用する人
- JALのショッピングサイトで買い物をする人
JALはANAと比較すると国内線に強みを持っているため、国内線を頻繁に利用する人がJALマイルを貯めやすいでしょう。JALの特約店やショッピングサイトでの還元率も、比較的高い還元率であるため魅力的です。
しかし、後述するANAマイルよりはショッピングで貯まりにくいため、基本的にはフライトマイルが中心です。
JALマイルを貯めるのにおすすめのカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%〜1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 約2~3週間 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | カードブランドにより異なる。 無料~1,100円(税込) |
ETCカード年会費 | 無料 |
旅行保険 | 国内旅行保険・海外旅行保険 |
ポイント名 | JALマイレージ |
締め日・支払日 | 締め日:毎月15日・支払日:翌月10日 |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生を除く)の日本に生活基盤のある方で、日本国内でのお支払いが可能な方 |
必要書類 | 運転免許証または運転経歴証明書・パスポート・在留カードまたは特別永住者証明書・マイナンバー(個人番号)カード・顔写真付きの住民基本台帳カード・住民票の写し・各種健康保険証など |
注目ポイント
- カード利用でJALマイルが直接貯まる
- 入会搭乗ボーナスマイルをプレゼント
- 最高1000万円の海外旅行保険が自動付帯
- プレミアムサービスが充実
- 入会後1年間年会費無料
ANAでマイルを貯めるのがおすすめの人
一方のANAマイルを貯めるのがおすすめの人の特徴は以下です。
- 国際線をよく利用する人
- 別のポイントをマイルに交換したい人
- 年会費が気にならない人
ANAマイルを貯めるのにおすすめのカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.3%~1.0%(※1) |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 最短5営業日(通常2週間程度) |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行期間 | ウェブでお申し込み:約1週間 電話でお申し込み:約2週間 家族カードを発行してお申し込み:約2週間 |
マイル還元率(最大) | 0.5~1.0% |
旅行保険 | 海外旅行保険 |
ポイント名 | OkiDokiポイント |
締め日・支払日 | 公式サイト参照 |
申し込み条件 | 18歳以上(学生不可)で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 |
必要書類 | 運転免許証または経歴証明書・パスポート・健康保険証・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書等の本人確認書類 |
注目ポイント
- 初年度年会費無料!
- 最高1,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- カード入会・継続時に1000マイル付与
- ANAカード限定サービスが豊富
- 電子マネー「楽天Edy」利用可能
- ※1 0.3%はキャッシュバックでポイントを利用、1.0%はマイル交換(10マイルコース)した場合の還元率。
ANAは世界最大のアライアンスであるスターアライアンスの一員です。そのため海外の航空会社との提携が多く、海外旅行や出張が多い人はすぐにマイルが貯まるでしょう。また、別のポイントをANAマイルに変換しやすいという特徴もあります。
ただし、ANAカードはJALカードと比較すると年会費が高額なものもあります。年会費の優先順位があまり高くないのであれば、ANAカードを検討する価値はあるでしょう。
まとめ
JALマイルとANAマイルは双方に互換性がないため、どちらかを選択して貯めなければなりません。利用する側が国内線を利用するのか、国際線を使う機会が多いのかを基準にするのはもちろん、普段使いでのマイルの貯まりやすさも当然ながら重要です。
特に陸マイラーと呼ばれる人であれば、慎重に検討する必要があります。還元率や貯めやすさだけでいえばANAカードが有利です。しかし、最終的にどのような使い方をするのかによって選択すべきマイルは異なります。どちらが良いか悩んだ場合は、貯まりやすさの他にも将来的な使い道も視野に検討してください。
イーデス
編集部
JALとANAのマイルの使い道には、共通しているものと各社独自のものがあります。
「何のためにマイルを貯めたいのか」「マイルが貯まったら何をしたいのか」を考えながら読んでみてね!