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クレジットカード究極の1枚は?選び方や1枚に絞るメリットも解説

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おすすめ クレジットカード

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クレジットカードには、ポイント還元でお得に買い物を楽しめたり、付帯サービスでお出かけがより快適なものになったりするなど、多くのメリットがあります。クレジットカードを持ちたいけれど、「何枚も持つと管理が大変そう」「使い過ぎそうだから1枚がいい」という方もいるでしょう。

そこで本記事では、数あるクレジットカードの中から自分に合った1枚を選ぶ方法について解説します。後半では、おすすめのクレジットカードや、クレジットカードを1枚に絞るメリット・デメリットについても解説しているため、クレジットカードの作成を検討している方はぜひ参考にしてください。

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  • 消費生活ジャーナリスト / 株式会社岩田昭男事務所

    監修者岩田昭男さん

    1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。

    主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。

    主な著書としては、

    Suica一人勝ちの秘密」(中経出版・現カドカワ)
    「信用力」格差社会」(東洋経済新報社)
    信用偏差値」(文春新書)
    クレジットカード・サバイバル戦争」(ダイヤモンド社)
    「ドコモが銀行になる日」(PHP)
    キャッシュレス覇権戦争」(NHK出版)
    また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。

    ウエブは、「岩田昭男の上級カード道場」、まぐまぐでメルマガを毎月二回発行。

    2021年からYouTubeチャンネル「岩田昭男のキャッシュレス道場」オープン。

    趣味は「猫」と「キートン」

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クレジットカード究極の1枚の選び方

クレジットカードを持ちたいけれど、複数枚持つのには抵抗があるという人もいるでしょう。そこで、ここではクレジットカードを1枚だけ持ちたい人に向けて、選び方を説明します。

  • 国際ブランドで選ぶ
  • 年会費で選ぶ
  • ポイント還元率で選ぶ
  • 付帯サービスや特典で選ぶ
  • ステータスで選ぶ
  • クレジットカードの使用用途から選ぶ
岩田昭男

岩田昭男/ 消費生活ジャーナリスト

日本でのクレジットカードの黎明期から取材を始めてとうとうキャッシュレスの時代までやってきました。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、ウエアラブル決済など次々と新しいツールが出てきては消えていきますが、これからもその浮沈を見つめつつ上手な利用方法をアドバイスしていきたいと思います。

【専門家の解説】

クレジットカードを2枚持って上手に使うのも良いですが、お気に入りのクレジットカードを1枚使い、

あらゆるシーンに対応すると言う使い方もあって良いのではないでしょうか。

ここでは究極の1枚遣いを考えてみます。

国際ブランドで選ぶ

国際ブランドは、世界各地で利用できるクレジットカードのブランドです。現在、国際ブランドとして認められている種類は以下の通りです。

  • Visa
  • Mastercard
  • American Express
  • JCB
  • Diners
  • Discover
  • 銀聯

ステータスが高い、特定のエリアで使いやすいなど、国際ブランドにはそれぞれ特徴があります。例えば、銀聯は中国で利用できる店舗が多く、中国に住んでいる場合には銀聯は使いやすいです。しかし、日本では他のブランドに比べると利用できる店舗が少なく、不便に感じてしまう可能性があります。

これから初めてクレジットカードを作るという場合には、VisaまたはMastercardがおすすめです。世界的に利用できる店舗が多く、国内だけではなく、海外でも支払いには困らないでしょう。

年会費で選ぶ

年会費はクレジットカードを持っているだけで発生する費用で、一年を通して利用していなくても発生します。クレジットカードの年会費を大きく分けると、主に以下の4段階です。

  • 無料
  • 2,000円程度
  • 5,000円程度
  • 10,000円以上

年会費が無料または2,000円程度のカードは、基本的な機能のみ備わっていることが多いです。年会費が5,000円程度のカードは旅行保険やラウンジサービスなど付加価値があり、年会費が10,000円以上のカードはゴールドカード並みの機能が備わっています。

一概に、「○○円の年会費が優れている」ということはありません。年会費が低いカードは少ない負担で持てるというメリットがあるのに対し、年会費が高いカードは快適に過ごすための機能が多く搭載されているというメリットがあります。そのため、年会費だけで選ぶのではなく、他の要素も考慮したうえで選ぶことがおすすめです。

なお、1枚目から年会費の高いカードを持っても、備わっている機能を使いこなせない可能性があります。最初は年会費の低いカードを選び、慣れてきたら高いカードに変えるというのもひとつの手です。

ポイント還元率で選ぶ

クレジットカードを使用すると、利用額の一部がポイントとして還元されて、貯まったポイントを買い物に利用できます。ポイント還元率の高いカードでは還元されるポイントが多いことから、クレジットカード選びにおいてポイント還元率は重要な要素なのです。

一般的なクレジットカードのポイント還元率は、0.5%程度となっています。ポイント還元率を重視してクレジットカードを選ぶのであれば、1.0%以上のポイント還元率のカードを選ぶことがおすすめです。

ただし、通常時のポイント還元率は高くなくても、特定の店舗での利用に限ってポイント還元率が高くなるカードがあります。ポイント還元率が高くなる対象の店舗をよく利用する場合は、候補に入れてもよいでしょう。

付帯サービスや特典で選ぶ

クレジットカードによって、付帯サービスや特典は異なります。魅力的な付帯サービスや特典が付いているカードを選べば、クレジットカードを利用するメリットをより多く享受することが可能です。

ただし、空港を利用しない人のクレジットカードに空港ラウンジを無料で利用できる特典がついていても、メリットを感じられないでしょう。付帯サービスや特典で選ぶ際は、自分にとって利用したいサービスや特典が付いているものを選ぶことがポイントです。

  • 付帯サービスや特典で選ぶとはどういうことか
  • なぜ付帯サービスや特典で選ぶ必要があるのか、具体的に何を基準にして選ぶべきか
  • ユーザーの決定を促せるようにする

主な付帯サービス・特典
主な特典概要
ショッピングの割引優待加盟店でのショッピング代金が割引される
グルメの割引優待有名レストランの代金が割引される、また1人分のコースが無料になるものもある
レンタカーの割引優待レンタカーを割引価格で利用できる
各種施設の割引優待遊園地や映画館、カラオケ、美容サロンなど各種施設を割引価格で利用できる
空港ラウンジの無料利用主要都市にある空港ラウンジを無料で利用できる
手荷物の配送サービス帰国時に手荷物を無料で自宅まで配送してもらえる
旅行保険国内・海外旅行傷害保険に加入できる
コンシェルジュのサービス航空券の手配や、ホテルの予約などさまざまな手続きを依頼できる


年会費の高いクレジットカードの中には、コンシェルジュのサービスを利用できるものがあります。航空券の手配や、ホテルの予約など面倒な手続きを依頼できる点が魅力です。

ステータスで選ぶ

ステータスの高いクレジットカードは年会費が高く、審査にも通りにくくなっています。その分審査に通って持てるようになれば、周りから社会的地位があると判断されたり、自分が気持ちよく利用できたりします。そのため、クレジットカードを選ぶ際にステータスを重視する人が多くいるのです。

ただし、ステータスの高いカードの多くは招待制であり、通常のクレジットカードのように誰でも申し込めるものではありません。基本的にステータスの高いカードの一つ下のランクを利用している人が、利用金額など特定の条件を満たすことで、ステータスの高いカードに招待されます。気になるカードが招待制を採用しているカードである場合、一つ下のランクのカードを利用するとよいでしょう。

クレジットカードの使用用途から選ぶ

クレジットカードの使用用途によっても、選ぶべきカードは異なります。例えば、海外旅行で利用するために作成した人であれば、空港ラウンジの無料利用や、帰国時の荷物配送サービスは便利に感じるでしょう。また、ネットショッピングで主に利用したい場合には、AmazonやYahoo!ショッピングなどのネットショッピングで多くのポイントが付与されるものを選ぶことがおすすめです。

クレジットカード究極の1枚のおすすめのクレジットカード一覧

クレジットカードを1枚だけ持ちたいという人に向けて、究極の1枚を紹介します。

カード名

JCB CARD W

三井住友カード(NL)

三菱UFJカードVIASOカード

ライフカード

楽天カード

エポスカード
年会費無料無料無料無料無料無料
ポイント
還元率
0.5%~7.0%(※3)
国際ブランド
(※4)
発行スピード
最短10秒(※5)
ネット申し込みで最短即日(※6)
利用限度額
ETC年会費
電子マネー

※1 最大還元率はJCB PREMOもしくはnanacoポイントに交換した場合
※2 モバ即の入会条件
 ①9:00AM~8:00PMでお申し込み
 ②カード申し込み時に、WEBにてお支払い口座を設定
 ③顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
 受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱いとなります。
 モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPを確認ください。
※3 最大7.0%ポイント還元:ポイント還元率は通常のポイント分を含みます。
スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象です。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外となります。
商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払う場合があります。 その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用される店舗によって異なる場合があります。
ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※4 Mastercardブランドのグリーンカードは現状申込できませんので、グリーンカードご希望の場合は、Visaブランドにて申込ください。
※5 即時発行ができない場合があります。

岩田昭男

岩田昭男/ 消費生活ジャーナリスト

日本でのクレジットカードの黎明期から取材を始めてとうとうキャッシュレスの時代までやってきました。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、ウエアラブル決済など次々と新しいツールが出てきては消えていきますが、これからもその浮沈を見つめつつ上手な利用方法をアドバイスしていきたいと思います。

【専門家の解説】

🔳クレジットカードを1枚だけ持ちたい人におすすめの6枚

ここに紹介したカードは、年会費無料や高いポイント還元で普段使いが有利などの特典が多く1枚使いにおすすめできます。

●第一位 JCBカードW
国内・海外どこでもポイント2倍。
セブン-イレブンなどパートナー店でポイント最大21倍。
ナンバーレスで安全利用。

● 第二位 三井住友カードNL
年会費永久無料。
コンビニ・飲食店で最大5.0%ポイント還元。
付帯保険は自由に選べる

● 第三位 三菱UFJカードVIASOカード
こちらはキャッシュバック方式で還元。
2倍になる店舗が多い。
海外旅行保険は2000万円の補償付

● 第四位 ライフカード
年会費無料。
利用額に応じてポイント2倍。
誕生月はポイント3倍になるのもありがたい

● 第五位 楽天カード
楽天市場のポイント還元率最大16倍。
カードアプリで家計管理も簡単になった

● 第六位 エポスカード
年間4回歩いて10%オフのイベントあり。
全国1部の店舗で優待価格を享受。
永久無料で即日発行可能

※いずれのカードも高機能で、独立性も高いので、1枚だけでも十分やれると思いますが、もしものことがありますから、いずれはサブカードも考えておくのがよいでしょう。

JCB CARD W


JCB CARD Wがおすすめの人

  • 年齢が18〜39歳
  • セブン-イレブンやスターバックス、Amazonをよく利用する
  • 国内旅行保険がいらない

JCB CARD Wは、通常時のポイント還元率が1.0%のクレジットカードです。JCBが発行しているクレジットカードは通常、ポイント還元率が0.5%ですが、JCB CARD Wはどこで使っても2倍の1.0%のポイントが還元されます。

パートナー店での利用で、ポイントが最大21倍になる点がこのカードの特徴です。パートナー店には、セブン-イレブンやスターバックス、Amazonなどがあり、これらの店を普段からよく利用する人は効率よくポイントを集められます。

しかし、18〜39歳の入会制限があり、40歳以上の人が申し込めないのはデメリットです。39歳以下でクレジットカードを作成すると、40歳以上になっても年会費が無料のまま利用を続けられます。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)がおすすめの人

  • マクドナルド、すき家など対象のコンビニ・飲食店をよく利用する
  • 年会費を気にせずに持ちたい
  • 付帯保険を自由に選びたい

三井住友カード(NL)は、通常時のポイント還元率が0.5%のクレジットカードです。国際ブランドはVisaとMastercardから選べます。

対象のコンビニ・飲食店でポイント最大5.0%還元される点が魅力です。対象の店舗には、セブン-イレブンやローソン、マクドナルド、すき家などがあり、これらの店舗を普段からよく利用する人は多くのポイントを貯められます。

また、カードの付帯保険を自由に選べる点も魅力です。もともとは旅行傷害保険が付帯していますが、利用者のライフスタイルに合わせて、日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)やケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))など他の補償プランに変更できます。

三菱UFJカードVIASOカード

三菱UFJカードVIASOカードがおすすめの人

  • auやソフトバンク、NTTドコモなどポイントが2倍になる携帯を使用している
  • ポイントを交換するのが面倒に感じる
  • 過去にポイントを失効させたことがある

三菱UFJカードVIASOカードは、通常時のポイント還元率が0.5%のクレジットカードです。国際ブランドはMastercardのみとなっています。

ポイント還元率が2倍になる支払い先が多く、通常時の2倍である1.0%のポイントが還元されやすい点が魅力です。ポイント還元率が1%となる支払い先には、以下のようなものがあります。

  • ETCマークのある高速道路
  • 一般有料道路の通行料金
  • NTTドコモ
  • au
  • ソフトバンク
  • ワイモバイル など

また、貯まったポイントが自動でキャッシュバックされる点も三菱UFJカードVIASOカードの特徴です。貯めたポイントは、自動で1ポイント1円としてキャッシュバックされます。手動でポイントを交換する手間はかからず、ポイントの有効期限を気にする必要もありません。

ライフカード

ライフカードがおすすめの人

  • 年会費を気にせずに持ちたい
  • 海外旅行にあまり興味がない

ライフカードは、通常時のポイント還元率が0.5%のクレジットカードです。国際ブランドはVisaとMastercard、JCBから選べます。

通常時のポイント還元率は平均的なものですが、入会後1年間はポイントが1.5倍になり、誕生月にはポイントが3倍になります。また、お得なポイントプログラムが用意されており、利用額に応じてポイントが最大2倍まで増加するステージ制が特徴です。

年会費は無料であり、使用していない年も費用は発生しません。万が一、カードが盗難・紛失に遭ったとしても、カード会員保障制度によって損害が保障されるため安心です。

楽天カード

楽天カードがおすすめの人

  • 楽天市場でよく買い物をする
  • 楽天のサービスを利用している
  • クレジットカードを使い過ぎてしまわないか不安

楽天カードは、通常時のポイント還元率が1.0%のクレジットカードです。国際ブランドはVisaとMastercard、JCB、American Expressから選べます。

楽天市場のポイントが最大16倍になるスーパーポイントアッププログラムを用意している点が特徴です。スーパーポイントアッププログラムは、楽天が運営する各サービスで達成条件をクリアすると、その月の楽天市場の買い物がポイントアップ対象となるプログラムです。

また、楽天カードアプリで明細を簡単に管理できる点も魅力です。利用明細を確認できるだけではなく、家計簿機能によって毎月の収支を見える化できるため、家計を管理しやすくなっています。

エポスカード

エポスカードがおすすめの人

  • マルイで買い物をするのが好き
  • レジャー施設を利用する機会が多い

エポスカードは、通常時のポイント還元率が0.5%のクレジットカードです。国際ブランドはVisaのみとなっています。

マルイでは1年のうち4回「マルコとマルオの○○日間」というイベントを開催しており、エポスカードを持っていれば10%割引が適用されます。近くにマルイがない人でも、マルイのネットショップで買い物することが可能です。

また、全国に約10,000店舗ある優待店で割引を受けられる点も魅力です。ホテルや旅館、温泉施設、遊園地などが優待価格で利用できるため、普段からレジャー施設を利用する機会が多い人や、安くなるのであれば利用してみたいという人の利用に向いています。

クレジットカードを1枚に絞るメリット

クレジットカードを1枚に絞るメリットには、以下のようなものがあります。

  • 支払いの管理がしやすい
  • ポイントを貯めやすい
  • 盗難や紛失のリスクが減る
  • 上位カードのインビテーションを受けやすい

クレジットカードを1枚に絞ることには、支払いの管理がしやすい、ポイントを貯めやすいというメリットがあります。その他にも、盗難や紛失のリスクが減るというメリットもあるため、ここでそれぞれ理由を確認しておきましょう。

岩田昭男

岩田昭男/ 消費生活ジャーナリスト

日本でのクレジットカードの黎明期から取材を始めてとうとうキャッシュレスの時代までやってきました。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、ウエアラブル決済など次々と新しいツールが出てきては消えていきますが、これからもその浮沈を見つめつつ上手な利用方法をアドバイスしていきたいと思います。

【専門家の解説】

🔳クレジットカードを1枚に絞るメリット

クレジットカードを1枚に絞るメリットについては、いくつかの理由があります。

1.支払いの管理がしやすい
複数のカードを使っていると、支払いが錯綜して全体の把握が難しくなりますが、1枚なら無駄遣いも防げるでしょう。
さらに、支払日が統一されることから、家計管理にも役立ちます。

2.ポイントを貯めやすい
カードがたくさんあるとポイントの種類も違ったり、ポイントが貯まらなかったりしますが、1枚に絞っていれば獲得できるポイントがハッキリしてきますから、ポイントを貯めやすく交換もしやすくなります。

3.盗難や紛失のリスクが減る。
複数のクレジットカードを使っていると1枚、2枚なくなっても気づくまでに時間がかかってしまい、最終的に不正利用を招いたりしますが、1枚に絞れば、そうした危険を防ぐことができます。
盗難や紛失のリスクを避けようと思うなら、1枚持ちに限ります。

4.上位カードのインビテーションを受けやすい。
これは1枚持ちの副産物のようなものです。
1枚のカードだけをせっせと使うわけですから、さぞ上位カードに進みたいという意思が見えるのでしょう。
カード会社としても気にかけてくれてインビテーションを発送してくれるわけです。

支払いの管理がしやすい

複数枚のクレジットカードを使用していると、利用明細もカードの枚数だけ多くなり、すべての支出をすぐに把握することは難しいです。しかし、クレジットカードを1枚に絞っていると、一目で何に使ったのかを把握できて、無駄遣いにも気付けます。さらに、支払日が統一されることから、家計管理も容易になります。

ポイントを貯めやすい

複数枚のクレジットカードを使用していると、貯まるポイントの種類が異なり、それぞれのポイントがなかなか貯まらないこともあります。しかし、クレジットカードを1枚に絞っている場合、獲得できるポイントが分散されず、ポイントを貯めやすくなっています。また、自分がポイントをいくら持っているのか把握しやすい点も魅力です。

盗難や紛失のリスクが減る

複数枚のクレジットカードを使用していると、カードによって使用頻度に差が出ることが多いです。使用頻度の低いカードが紛失や盗難に遭うと、気づくまでに時間がかかってしまい、カードの利用を停止するのも遅れてしまいます。しかし、クレジットカードを1枚に絞っている場合は紛失や盗難に遭ったらすぐに気付けて、クレジットカード会社にすぐに連絡できるため、盗難や紛失のリスクを減らすことが可能です。

上位カードのインビテーションを受けやすい

上位カードのインビテーションを受けやすいという点も、クレジットカードを1枚に絞るメリットです。1枚に絞っていると利用実績が1枚に貯まり。上位カードから招待を受けやすくなります。将来的にステータスの高いカードを持ちたいという場合には。クレ字とカードを1枚に絞ることがおすすめです。

クレジットカードを1枚に絞るデメリット

クレジットカードを1枚に絞るデメリットには以下のようなものがあります。

  • 国際ブランドによって支払い対応していない店舗がある
  • 不具合や紛失した場合、カードで支払いができなくなる

クレジットカードの利用は国際ブランドに加盟している店舗に限られ、1枚だけに絞っている場合には利用可能な店舗は制限されます。また、カードの不具合や紛失が発生した場合、別の支払い方法を検討する必要があるというデメリットもあります。

岩田昭男

岩田昭男/ 消費生活ジャーナリスト

日本でのクレジットカードの黎明期から取材を始めてとうとうキャッシュレスの時代までやってきました。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、ウエアラブル決済など次々と新しいツールが出てきては消えていきますが、これからもその浮沈を見つめつつ上手な利用方法をアドバイスしていきたいと思います。

【専門家の解説】

🔳カードを1枚に絞るデメリットについて

1.国際ブランドを活用出来ない
カードを1枚に絞るため国際ブランドの数も1つだけとなります。
その結果、国際ブランドによって支払いに対応していない店舗が出てきて利用出来ない場合もあります。

2.キャッシュレスの恩恵から遠ざかってしまう
不具合や紛失した場合、カードで支払いができなくなる恐れがあります。
サブカードがあれば、何とか防げるでしょうが、1枚しかなく、そのカードが壊れた場合はもうキャッシュレスは使えません。万事休す。

国際ブランドによって支払いに対応していない店舗がある

通常、クレジットカードはそのカードの国際ブランドに加盟している店舗でしか利用することができません。クレジットカードを1枚だけ持っている場合、複数枚持っている状況に比べて利用可能な店舗は制限されます。

例えば、JCBとVisaのクレジットカードを持っていて、店舗がVisaとMastercardの支払いに対応しているなら、Visaのカードを使用できます。複数枚のカードを持つことで、状況に応じて使い分けることが可能です。

「多くの店で利用したいけれど、クレジットカードは1枚がいい」という場合で、国内での利用を想定している場合には、JCBを選ぶことがおすすめです。JCBは国産ブランドで、国内の加盟店舗数は非常に多いことから、国内では使い勝手が良くなっています。

不具合や紛失した場合、カードで支払いができなくなる

クレジットカードを使用していると、カードに不具合が生じたり、カードを紛失したりする可能性があります。クレジットカードを1枚に絞っていると、そのカードが使えなくなったときに予備のカードがないため、クレジットカード以外の支払い方法を選択しなければなりません。

クレジットカードを紛失した際、カードを利用停止にして新しいカードを発行してもらえます。ただし、新しいカードが手元に届くまでには数日かかることが多いため、届くまでの間は他の決済方法を選択する必要があります。

クレジットカードは1枚で十分?

クレジットカードが1枚で十分かどうかは、使う人によって異なります。ここでは、クレジットカードの平均所有枚数や1枚もちに向いている人・向いていない人の特徴について説明していきます。

クレジットカードの平均所有枚数は?

2022年に一般社団法人日本クレジット協会が実施したクレジットカード発行枚数調査によると、1人当たりのクレジットカード平均所有数は2.9枚です。この数値は、2022年3月末時点で発行されているクレジットカードの総数が3億101万枚、成人人口が1億489万人というデータを基にして算出されています。

クレジットカードの1枚持ちに向いている人の特徴

クレジットカードの1枚持ちに向いている人の特徴には、以下のようなものがあります。

クレジットカードの1枚持ちに向いている人の特徴

  • 初めてクレジットカードを作成する
  • カードの使い過ぎが心配
  • 物をよくなくす
  • 多くの付帯サービスを求めていない

初めてクレジットカードを作成する人や、カードの使い過ぎが心配という人には、クレジットカードの1枚持ちがおすすめです。利用明細が一つであり、支出を管理しやすくなります。

また、物をよくなくす場合、複数のカードを使用していると、カードを紛失したことに気付けない可能性があります。そのため、物をなくすことが多い人もカードの枚数を絞っておくと安心です。

クレジットカードの1枚持ちに向いていない人の特徴

クレジットカードの1枚持ちに向いていない人の特徴には、以下のようなものがあります。

クレジットカードの1枚持ちに向いていない人の特徴

  • 多くの付帯サービスを利用したい
  • 多くのポイントを貯めるために、店によって利用するカードを使い分けたい

クレジットカードによって付帯サービスは異なるため、所有するクレジットカードの枚数を増やせば、利用できる付帯サービスも増加します。また、特定の店舗でのみ還元率がアップする特典を利用したい場合にも、クレジットカードの複数枚持ちがおすすめです。

その特典の付いているカードの通常時のポイント還元率が低い場合、普段は別のカードを使用して、還元率アップの対象店舗を利用する場合にそのカードを使うというように使い分けることで、多くのポイントを獲得することが可能です。

クレジットカードに関するよくある質問

Q.クレジットカードは何歳から作れる?

A.クレジットカードは18歳から作成することが可能です。

Q.クレジットカードは何枚まで持てる?

A.クレジットカードの所有枚数に上限はありません。

Q.クレジットカードは平均で何枚持っている?

A. 2022年に一般社団法人日本クレジット協会が実施したクレジットカード発行枚数調査によると、1人当たりのクレジットカード平均所有数は2.9枚です。

Q.一番使われているクレジットカードは?

A.世界で最も使用されているクレジットカードは、Visaです。

まとめ

クレジットカードを1枚に絞ることには、支払いの管理がしやすい、ポイントを貯めやすい、盗難や紛失のリスクが減るなどのメリットがあります。そのため、初めてクレジットカードを作成する人や、普段から物をよくなくす人、カードの使い過ぎが心配な人に1枚持ちがおすすめです。

本記事では、究極の1枚としておすすめのカードを6つ紹介しました。それぞれポイント還元率や付帯サービス、特典が異なるため、自分にとって使いやすい物を選んでください。

本記事の編集者について

イーデス編集部

イーデス編集部

専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。

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