ラグジュアリーカードブラックと他のプラチナクラスを徹底比較!年会費や審査など気なる情報もご紹介
2022-06-14
『ナビナビ』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
ラグジュアリーカードシリーズは、アプラス(新生銀行グループ)でも最上位クラスに位置づけられるクレジットカード。
ラグジュアリーカード ブラックは3種類の真ん中の位置づけにあり、他社ではプラチナクラスと同等の付帯サービスが魅力です。
今回は、ラグジュアリーカード ブラックについて、同じラグジュアリーシリーズや他社のプラチナカードと比較して、どのような特徴があるのか、所持するメリット・デメリットを解説します。

くれじい
気になるカードの審査や、本カードの所持に向いている人の特徴についてもまとめましたので、本カードを申し込むかどうか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
ラグジュアリーカードは全てのラインナップがワールドエリートMastercardという特徴があります。
ワールドエリートとはMastercardの最上位カードとなり、Taste of Premiumの特典を全て利用する事ができます。
例えば、2名のコース料理を注文すると1名分が無料になるサービスが「ラグジュアリー ダイニング」として提供されていますが、ラグジュアリーカードとしての特典ではなく、Taste of Premiumの特典の1つです。
また、コンシェルジュデスクも使い勝手の悪いMastercardコンシェルジュデスクではなく、独自で用意されています。
チタン、ブラック、ゴールドで変わることなく、コスパで考えるとチタンがお得でしょう。
ブラックで利用できる特典としてはソーシャルアワーとラグジュアリーリムジンが追加されます。
ラグジュアリーリムジンは対象レストランをコンシェルジュデスク経由で予約するとレストランまでのハイヤー送迎(往路のみ)があります。
また、ソーシャルアワーは毎月行われる会員交流会です。
ラグジュアリーカードの会員は経営者が多いため、交流するのもビジネスチャンスに繋がるかもしれません。
ただし、必ず交流する必要もないため、おいしいお酒を愉しむだけでもOKです。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払われている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行われています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究されているそうです。
目次
ラグジュアリーカード ブラックの基本スペック
ラグジュアリーカードは、スペックの異なるチタニウム・ブラック・ゴールドの3種類があります。
それぞれの年会費やポイント還元率などを表形式で比較してみましょう。
(表示金額は全て税込)
種別 | チタニウム | ブラック | ゴールド |
---|---|---|---|
入会 方法 | 申込 | 申込 | 招待制 |
ポイント 還元率 | 通常:1.0% 最大:2.2% | 通常:1.25% 最大:2.75% | 通常:1.5% 最大:3.3% |
年会費 | 本人: 55,000円 家族: 16,500円 | 本人: 110,000円 家族: 27,500円 | 本人: 220,000円 家族: 55,000円 |
追加できる カード | 家族カード3枚まで ETCカード:無料 | 家族カード3枚まで ETCカード:無料 | 家族カード3枚まで ETCカード:無料 |
付帯 サービス | ●グローバルホテル優待 | ●グローバルホテル優待 ●The Ryokan Collection ●空港ラウンジ ●手荷物宅配 ●個人賠償責任保険(海外) ●ラグジュアリーリムジン ●ラグジュアリーアップグレード ●ラグジュアリーソーシャルアワー ●ラグジュアリーダイニング ●カフェ・バー優待 ●ケンズカフェ東京優待 ●ラグジュアリービール ROCOCO Tokyo WHITE | ●グローバルホテル優待 ●The Ryokan Collection ●空港ラウンジ ●手荷物宅配 ●個人賠償責任保険(海外) ●ラグジュアリーダイニング ●カフェ・バー優待 ●ケンズカフェ東京優待 ●ラグジュアリービール ROCOCO Tokyo WHITE |
※2020年7月18日時点
個別のスペックについては、以下で確認していきます。
年会費
年会費は
- チタニウムで55,000円(税込)
- ブラックで110,000円(税込)
- ゴールドで220,000円(税込)
と、グレードが上がるにつれ倍加します。
チタニウムの年会費でも、他のゴールドクラス以上の価格であり、ステータスの高いカードであることが分かります。
ポイント還元率
ポイント還元率は、
- ブラックで通常1.25%
- ゴールドで1.5%
とかなり高水準です。
他社ゴールドクラスのクレジットカードは、通常の還元率が1%で、年間利用額や優待加盟店での利用でポイントアップする仕組みを採用しているところが多く見られます。
しかし、ラグジュアリーシリーズは、支払いに使うだけで1,000円ごとに2ポイント(1ポイントは5円相当)でと高還元率です。
さらに、商品券など特定の交換先を選ぶことで、ポイント還元率は
- ブラックで最大2.75%
- ゴールドでは3.3%
にもなります。
付帯サービス
ラグジュアリーカードシリーズ最大の魅力は、豊富で使い勝手の良い付帯サービスにあります。
付帯保険は、海外旅行傷害保険の場合、最高1.2億円と業界トップクラスの補償額です。
また、 グローバルホテル優待も魅力的。1滞在当たり55,000円相当以上のさまざまな優待が受けられます。
グローバルホテルの優待だけでも、チタニウムの年会費分は元が取れる計算です。
ブラック以上のグレードで魅力的な特典はダイニング関連。リムジンで往路の送迎を頼める「ラグジュアリーリムジン」。
リムジンに乗れるだけでなく、予約困難な名店での食事がセットとなっています。
ダイニング関連の付帯サービスを利用するだけでも、年会費以上の価値があるカードです。
追加できるカード
追加できるカードは、家族カード3枚までです。
家族会員は、20歳以上の家族に限られますが、年会費は本会員よりも低価格に設定されていいます。
そのため、かなりお得な年会費で本会員と同様の付帯サービスが利用できます。
ここまでで、ラグジュアリーカード ブラックの基本スペックについて説明しました。
次に、ラグジュアリーカード ブラックの特徴について解説します。
ラグジュアリーカード ブラックの3つの特長
ラグジュアリーカード ブラックには、以下3つの特長があります。
それぞれの特長について、順番に見ていきましょう。
マイル交換先の航空会社が4社ある
航空会社のマイルへも交換できますが、JAL、 ANA、 ハワイアン航空、 ユナイテッド航空の4社に対応しています。
他社のクレジットカードは、マイル交換できる航空会社の数がここまで多くありません。
さらに、航空会社は日本・アメリカの主要な会社が選ばれており、利用する機会が多く、利便性は非常に高いと言えます。
チタニウムでは利用できない付帯サービスに魅力が多い
ラグジュアリーカードシリーズは、一番下のクラスであるチタニウムでも、サービスレベルは他社のゴールドクラス並みです。
空港ラウンジサービスでは同伴者1名まで無料で利用でき、ラグジュアリーダイニングでは、全国約200店舗にて2名以上で食事をすると1名分が無料になります。
ブラックカードは、チタニウムでは利用できない魅力ある付帯サービスがあることも特長のひとつです。
ラグジュアリーアップグレードでコース料理のアップグレード、ラグジュアリーソーシャルアワーでは、5つ星ホテルに代表される極上の空間で会員限定のティスティングイベントへ参加できます。
Mastercardの最上位ランクでステータスが高い
Mastercardは、海外でステータスの高い国際ブランドです。
ラグジュアリーカード ブラックはMastercardの再上位ランクに位置づけられており、海外でもステータスの高いカードとして認知されます。
ステータスの高いクレジットカードを所持すると、レンタカーを借りるときやホテルに宿泊する際、デポジットが不要になるなどのメリットがあります。
以上で、ラグジュアリーカード ブラックの特長について解説しました。
次に、ラグジュアリーカード ブラックの審査について解説します。
ラグジュアリーカード ブラックの審査
ラグジュアリーカード ブラックの申込基準は、学生を除く20歳以上です。
それ以上の審査基準については明かされていません。
ただし、利用限度額は最高500万円と定められているため、それだけの金額を返済できる年収があるかどうかは確認されます。
また、カード会社は、貸し倒れリスクを回避するため、必ず個人信用情報機関へ情報照会をします。
そのため、携帯代金を延滞している、他社借入額が多くて総量規制枠に引っかかる(年収3分の1以上)などの場合は、審査落ちのリスクは高まります。
ここまでで、ラグジュアリーカード ブラックの審査について解説しました。
次に、ラグジュアリーカード ブラックと他社プラチナカードを比較します。
ラグジュアリーカード ブラックと他社プラチナカードとの比較
ラグジュアリーカード ブラックと他社のプラチナカード(主要な3種類)は、それぞれ特長が違います。
ここで、他社の主なプラチナカードと比較して、ラグジュアリーカード ブラックの個性を確認しましょう。
(表示金額は全て税込)
種別 | ラグジュアリー カード ブラック | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | JCBプラチナ(JCB) | エポス プラチナカード |
---|---|---|---|---|
ポイント還元率 | 通常:1.25% 最大:2.75% | 1% | 通常:0.50% 最大:1.50% | 通常:0.50% 最大:1.25% |
マイル 交換先 | ●JAL | ●ANA ●スカイ | ●JAL ●ANA ●デルタ航空 | ●JAL ●ANA |
年会費 | ●本人: 110,000円 ●家族: 27,500円 | 本人: 143,000円 | ●本人: 27,500円 ●家族: 2人目より3,300円 | 招待: 20,000円 ●年間利用額100万円以上: 翌年以降 20,000円 ●上記以外: 30,000円 |
追加 カード | ●家族カード: 3枚まで ●ETCカード: 無料 | ●家族カード: 4枚まで無料 ●ETCカード: 新規発行手数料は1枚につき935円 年会費は無料 | ●家族カード: 1枚無料 ●ETCカード: 無料 | 本会員からの紹介で、家族は年会費無料でゴールドカード所持 ETCカード |
特長 | ●金属製の高級感あるカード | ●ポイントアップグレードプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」が無料 | ●グルメ・ベネフィット | ●年間100万円利用で実質年会費無料 |
※2020年7月18日時点
他社と比較して大きな優位点は、マイル交換先の多さと、付帯保険の補償額が高い点、トラベル関連で1滞在あたり55,000円相当の特典が受けられる点です。
特典内容は利用施設によって異なりますが、朝食無料サービスや客室のワンランクアップ、VIP待遇など、滞在が快適になるサービスばかりです。
以上で、他社プラチナカードとの比較について解説しました。
次は、ラグジュアリーカード ブラックを所持する3つのメリットについて見ていきます。
ラグジュアリーカード ブラックを所持する3つのメリット
ラグジュアリーカードブラックを所持する3つのメリットは以下の通りです。
メリット
メリットの内容を具体的に解説します。
ポイント還元率が常時1.25%と高い
ラグジュアリーカード ブラックのポイント還元率は、通常でも1.25%と高還元率です。
他社プラチナカードでも、通常のポイント還元率は1%程度のものが多く、カードの利用金額が大きくなればなるほど、このメリットは大きくなります。
さらに、商品券交換だと最高2.75%と、さらに高還元率に。利用する機会の多い商品券があれば、そちらと交換するとよりお得です。
ポイントは、家族カードやETCカードでも本会員に集中して貯まるため、効率良くポイントが貯まります。
プライオリティ・パスやラグジュアリーリムジンが魅力
ラグジュアリーカードブラックは、トラベルの滞在先だけでなく、移動そのものも快適になる特典が多数用意されています。
先にご紹介したラグジュアリーリムジンもそのひとつです。
プライオリティ・パスは、世界中1,300か所以上の空港ラウンジサービスを無料で利用できるサービスです。
手荷物は、自宅から国内の空港までは3個まで無料で配達できるほか、海外空港から宿泊先のホテルまでも、優待料金で宅配可能です。
海外旅行で価値の出るステータス性の高さ
ラグジュアリーカード ブラックのステータスの高さは、特に海外旅行でその威力を発揮。
フォーシーズンズ、ザ・リッツカールトン、ザ・ペニンシュラホテル、シックスセンシズなど名だたる世界の高級ホテルでも、VIP待遇が受けられます。
さらに、プライベートジェットチャーターサービスがある点もステータスの高いカードならでは。チャーター料金のうち350米ドル、機内の食事350米ドル分のクレジットが提供されます。
以上で、ラグジュアリーカード ブラックを所持するメリット3つについて解説しました。
次に、ラグジュアリーカード ブラックを所持する3つのデメリットについても見ていきます。
ラグジュアリーカード ブラックを所持する3つのデメリット
ラグジュアリーカード ブラックを所持するデメリットは、以下の3つです。
デメリット
それぞれのデメリットについてくわしく見ていきましょう。
年会費が110,000円(税込)と高い
年会費が110,000円(税込)を超えるプラチナカードはあまり多くありません。
比較した中でもっとも年会費が高いアメリカン・エキスプレス・プラチナカードですが、家族カードは4枚まで無料です。
家族カードを3枚所持すると、年会費はラグジュアリーカード ブラックの方が高くなります。
ただ、年会費が高いということは、それだけステータスが高いという証です。
付帯サービスの優待特典を積極的に利用し、海外旅行に1回行けば、十分に元は取れます。
自分のライフスタイルによって、年会費以上の価値はあるカードです。
審査基準が高いため審査に通過できない可能性
ラグジュアリーカード ブラックは自分で申し込み可能です。
しかし、年会費が高い分審査基準も厳しくなるため、審査通過できない可能性があります。
安定した収入があり、年収400~500万円程度あれば、審査通過の可能性は高いでしょう。
年収が低い場合は、ワンランク下のチタニウムを所持して、クレジットヒストリーを積み上げることも検討しましょう。
地方在住だと各種サービスの恩恵を受けにくい
国内のレストランやホテル関連のサービスは、地方在住だと恩恵が受けにくい点はデメリットです。
有名な高級レストラン、高級ホテルは首都圏か関西圏に集中しているため、サービスを受けるためには交通費がかかります。
以上で、ラグジュアリーカード ブラックのデメリットについて説明しました。
最後に、ラグジュアリーカード ブラックの利用に向いている人の特徴について解説します。
ラグジュアリーカード ブラックの利用に向いている人の特徴
ラグジュアリーカード ブラックの利用に向いている人の特徴は、主に以下の3つです。
これらの特徴について、順番に解説します。
ステータスの高いカードをすぐに持ちたい人
ステータスの高いカードをすぐに持ちたい人は、招待制ではなく自分で申込ができるラグジュアリーカード ブラックがおすすめです。
重厚なブラックカードを見せるだけで、海外ではVIP待遇を受けることができます。
会社経営をしている場合は、取引先との会食などの場でステータス性の高いカードを見せることで、ある程度の信頼を得ることも可能です。
海外に行く機会が多い人
海外に行く機会が多い人も、ラグジュアリーカード ブラックの所持に向いています。
滞在先のホテルでVIP待遇を受けられるとともに、55,000円相当の特典がついてくるので、年2回以上海外で特典を受けることで、年会費分の元は取れます。
移動に利用する空港関連のサービスも充実していて、送迎サービスや手荷物宅配サービスなども利用して、快適な海外出張・海外旅行ができます。
30歳以上で安定した収入がある人
ラグジュアリーカード ブラックは、30歳以上で年収が400~500万程度あるなら、審査を通過する可能性は高いでしょう。
また、個人事業主よりも大手企業に勤めている方が、より安定した収入があるとして評価が高くなります。
これらの条件を満たす人は、ぜひラグジュアリーカード ブラックの所持を検討してみてください。
まとめ
ラグジュアリーカード ブラックは、ポイント還元率の高さや付帯サービスの豪華さなど、プラチナクラスに相応しい仕様のクレジットカードです。
年会費の高さはネックですが、それだけの年会費が支払えるというステータスの証でもあり、付帯サービスを利用することで十分に元は取れます。
審査基準は高めですが、自分の属性が条件をクリアするようなら、ぜひ所持して、高級レストランでの食事や高級ホテルでの滞在を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ラグジュアリーカード ブラックに入会して、ワンランク上のグルメやトラベルを楽しんでくださいね。
・ラグジュアリーカード ブラックは他のプラチナカードと比べて何が魅力?
・ラグジュアリーカードは高級そうだけれど、審査基準は厳しいの?
なびすけ