JRE CARDはコスパ優秀で定期券も付帯可能! 特徴・注意点を解説
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JRE CARDはJR東日本グループが発行しているクレジットカード「ビューカード」の一種です。
名前からすると、「JR東日本を利用しない人はお得ではないの?」と思う方もいるかと思いますが、そんなことはありません。
JR東日本の利用だけでなく公共料金の支払いに使えたり、カラオケなどのレジャー施設の優待特典なども付帯しています。
この記事では、JRE CARDの基本情報やポイント制度の仕組み、メリット・デメリットなどについて解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいただき、JRE CARDが自身のライフスタイルにマッチするかを見極める判断材料にしてください。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
通勤・通学などでJR東日本を利用する人が対象となるカードでしょう。
まず、駅ビル・JRE MALLで3.5%還元です。ただし、駅ビルといってもルミネは対象外。
アトレ、グランデュオなど特定の駅ビルですので、その駅ビルが勤務地に近い、自宅に近い、良く買い物に行くなどの条件に当てはまらなければメリットは少ないです。
JRE CARDはSuicaチャージ時にも1.5%のJREポイントを獲得でき、オンラインモールのJRE MALLでも3.5%還元となり、お中元やお歳暮などに使える商品も豊富です。
さらにポイントアップ商品も多数ありますので、JRE CARDを保有したなら一度JRE MALLを確認しておきましょう。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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年会費や種類は?JRE CARDの基本情報をチェック
では早速、JRE CARDの年会費やカードの種類など、基本的な概要を見ていきましょう。
JR東日本グループが発行している「ビューカード」の一種
JRE CARDはJR東日本グループが発行しているクレジットカード「ビューカード」の一種です。
詳しい付帯サービスは後述しますが、JR系列のお店で使うとお得になったり、Suicaの付帯やオートチャージができたりするところが特徴です。
そのため、普段東日本エリアのJRをよく利用する人にとっては利便性が高いです。
年会費は初年度無料!2年目以降も524円(税込)と格安
JRE CARDの年会費は初年度無料です。
2年目以降も524円(税込)と格安なので、年会費重視の人にもおすすめです。
ポイントも貯めやすく使いやすい仕組みになっているので、コスパに優れた1枚と言えるでしょう。
利用スタイルに合わせて3種類から選べる
JRE CARDには以下の3種類があり、利用スタイルに合わせて選べるようになっています。
- Suica・定期券なし
- Suica付き
- Suica定期券付き
それぞれの特徴から、ご自身に合うカードがあるかチェックしてみましょう。
なお、年会費はどれも同じです。
すでにSuicaを持っているなら「Suica・定期券なし」
Suicaをすでに持っている場合は、Suicaや定期券の機能が付いていない「Suica・定期券なし」のタイプがおすすめです。
Suica機能が付いていなくても、「リンク設定」をすれば手持ちのSuicaとJRE CARDをつなげることができ、オートチャージができるようになります。
◆リンク設定については下記ページをご参照ください。
https://www.jreast.co.jp/card/function/link/
また、国際ブランドは、国内だけではなく海外旅行でも使いやすいVisaが付帯しています。
国際ブランドを選びたい人向けの「Suica付き」
国際ブランドを選びたい方には、Visa・Mastercard・JCBから選択可能な「Suica付き」が適しています。
例えば、すでに利用しているクレジットカードの国際ブランドがVisaなら、JRE CARDはJCBにするなどの使い分けもできるので便利ですね。
また、Suica機能が付帯する一方で定期券は付けられないため、まだSuicaを利用していない方や、クレジットカードと定期券は別でも良いという方におすすめです。
通勤・通学に便利な「Suica定期券付き」
通勤や通学のために定期券を付けたい場合は、「Suica定期券付き」を選びましょう。
通勤・通学にJR東日本の路線を利用している方に限られますが、3種類のJRE CARDの中で定期券を付けられるのはこのタイプだけです。定期券だけではなくSuica機能も付帯しているので、オートチャージも可能です。
JRE CARDの基本概要を見てきたところで、次章ではポイント制度について詳しく確認していきましょう。
貯めやすく使いやすい!JRE CARDのお得なポイント制度
JRE CARDには、お得にJRE POINTを貯めたり利用したりすることができるポイント制度が用意されています。
具体的にどのようにお得なのかを見ていきましょう。
毎月の公共料金の支払いでも貯められる
JRE CARDはショッピングや外食での利用はもちろん、以下のような毎月の公共料金等の支払いにも利用できるため、ポイントを効率的に貯めることができます。
- 電気
- ガス
- 水道料金
- 携帯電話代
- NHK受信料
- 新聞代
- 国民年金・国民健康保険
基本JRE POINTは利用金額1,000円(税込)につき5ポイント(※)貯まるので、基本還元率は0.5%となっています。
※1ポイント=1円相当
基本還元率は平均的なレベルなので、ショッピングや外食の機会が少なければ貯まりにくいですが、毎月まとまった金額になる公共料金等の支払いに利用すればポイントも貯まりやすいでしょう。
定期券購入やオートチャージでポイント還元率アップ
JRE CARDは、定期券の購入やSuicaへのオートチャージに利用するとポイントが基本よりアップします。
つまり、基本1,000円(税込)あたり5ポイントのところ、
- 「モバイルSuica」でモバイルSuica定期券購入時:3%
- Suicaへのチャージ・オートチャージ時:1.5%
となります。
通勤や通学の定期券は、一度の購入で数万円単位になることが多いですし、定期券の範囲外でもJR路線をよく利用するのであれば、Suicaへのオートチャージなどでも効率的に貯められます。
アトレやテルミナなどの優待店で利用すると還元率3.5%
さらにうれしいのは、アトレやテルミナといったJR系列の優待店でJRE CARDを利用すれば、還元率が3.5%にまでアップするという点です。
優待店でJRE POINTカードを提示すると100円(税抜)あたり1ポイント貯まりますが、JRE CARDなら100円(税抜)あたり3ポイント貯まります。
この時点で還元率3%になるのでそれだけでもお得ですが、さらに、カードを利用した月の翌月中旬に還元率0.5%に相当するポイントが付与されるため、結果3.5%の還元率となります。
例えば、JRE CARDを使って優待店で1万円分の買い物をした場合、その時点でまず300ポイントが付与されます。
そして、翌月中旬にはさらに50ポイントがもらえるので、合計350ポイントとなります。
JRE CARDの優待店は、首都圏・東日本エリアのJR系列の駅ビルを中心に順次拡大中なので、対象店舗で積極的に利用しましょう。
多彩な交換先!貯めたポイントは1ポイント=1円で利用可能
JRE CARDで貯めたポイントは、JRE POINT加盟店で1ポイント=1円の単位で利用することができます。
JRE POINT加盟店も順次拡大中です。対象店舗でJRE CARDを提示すれば会計時にポイントを利用できるので、実質的に割引価格で買えることになります。
ですので、同じ商品なら他のお店よりポイントが使える加盟店で購入した方がお得です。
また、ポイントはSuicaにもチャージ可能ですし、びゅう商品券やさまざまなアイテムにも交換可能となっています。
有効期限が自動延長されるからポイントが失効しにくい
JRE POINTの有効期限は、ポイントを貯めた日や利用した日を起点にして自動的に2年後の月末まで延長される仕組みになっているため、ポイントが失効するリスクを軽減できます。
一般的なクレジットカードだと、ポイントの有効期限は付与された日から2年間という場合が多いです。
それだと、カードの利用頻度によっては「たくさんあったポイントが気づいたら全部失効しちゃった…」と活用しないうちに失効させてしまうことも。
その点JRE POINTなら、ポイントを獲得または利用した時点で、その前に獲得したポイントの有効期限についても2年後まで自動延長されるため、毎月のようにポイントが失効するような事態を防げます。
なお、キャンペーン等で獲得した期間限定ポイントは有効期限が個別に設定されているため、自動延長の対象ではありません。
コスパの良いクレジットカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
この章では、JRE POINTの貯め方や使い方についてチェックしました。
次章では、JRE CARDを使うと得られる主なメリットをご紹介します。
レジャーにも便利なJRE CARDのうれしいメリット
JRE CARDはポイント制度がお得なだけではなく、優待割引サービスや旅行傷害保険などレジャーにも重宝するサービスが付帯しています。
飲食店・カラオケ・ホテルなどの優待割引サービスが充実
外食やレジャー関連の優待割引サービスとしては、以下のようなものがあります。
- 提携ホテルの宿泊代金の割引やチェックアウト時間の延長サービス
- ビッグエコーなどのカラオケ施設のルーム料金やコース料金が10〜30%割引になる
- 大江戸温泉物語などの温泉・スパ施設が優待価格で利用できる
- 居酒屋やレストランなど提携飲食店での代金割引やドリンクの無料サービス
飲み会や旅行の際に使えるサービスが各種取り揃えられているので、頻繁に活用すればかなりの節約になるでしょう。
国内・海外旅行傷害保険が付帯している
国内・海外旅行傷害保険が付帯しているところもJRE CARDの大きなメリット。
年会費が格安なクレジットカードの中には、旅行傷害保険が付いていないものもあるため、旅行をする方にとってはうれしい利点ではないでしょうか。
海外旅行傷害保険は自動付帯なので、旅行代金をカード払いしていなくても適用されます。
死亡・後遺障害の保険金額は最高500万円、傷害・疾病治療費用は50万円と控え目ですが、軽いケガ程度なら十分まかなえるでしょう。また、個人賠償責任も3,000万円ついているので安心です。
国内旅行傷害保険は利用付帯となっているため、ツアー代金や切符などをJRE CARDで購入すれば、改札を入ってから出るまでのトラブルについて補償されます。
次章ではデメリットについても確認しましょう。
要チェック!あらかじめデメリットも確認しておこう
クレジットカードを選ぶときは、メリットだけではなくデメリットを確認することも大切です。
JRE CARD はお得なクレジットカードですが、デメリットが1つあるので見ていきましょう。
家族カードが作れない
JRE CARDは家族カードを作ることができないため、配偶者や子供にもカードを使わせたい場合は不便に感じるかもしれません。
クレジットカードによっては、家族カードを複数枚作り、家族が使った分のポイントを合算させたりする効率的な使い方も可能です。
JRE CARDだとそのようなことができないので、家族カードがなくても良いかよく検討しましょう。
家族カードが欲しい場合は「ビュー・スイカ」カードがおすすめ
家族カードを付帯できるビューカードが欲しい場合は、「ビュー・スイカ」カードがおすすめです。
「ビュー・スイカ」カードの家族カードは最大9枚まで発行することができ、ポイントも本会員分と合算できるため効率的です。
クレジットカードはキャンペーン時に入会するのが断然おすすめ
クレジットカードの発行会社はお得なキャンペーンを随時行っています。
キャンペーン期間中なら、大きなボーナスポイントが付与されるなどうれしい特典が利用できるため、JRE CARDに入会するならキャンペーンを利用することをおすすめします。
最後の章では、JRE CARDと他のビューカードとの違いをチェックしましょう。
他のビューカードと基本スペックを比較
主要なビューカードの基本スペックを表でまとめてみました。
JRE CARDは「Suica定期券付き」の場合です。
JRE CARD (Suica定期券付き) | 「ビュー・スイカ」カード | ビックカメラSuicaカード | ルミネカード | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 524円(税込) 初年度無料 | 524円(税込) | 524円(税込) | |
家族カード | × | ○ 年会費524円(税込) | × | × |
国際ブランド | Visa | Visa Mastercard JCB | Visa JCB | Visa Mastercard JCB |
Suica機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
定期券 | ○ | ○ | × | ○ |
国内・海外 旅行傷害保険 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ETCカード | ○ 年会費524円(税込) | ○ 年会費524円(税込) | ○ 年会費524円(税込) | ○ 年会費524円(税込) |
JRE POINT | ○ | ○ | ○ | ○ |
特徴 | JRE CARD優待店で 還元率3.5% | ビューカードの 定番カード | JRE POINTとビックポイントが同時に貯まる | ルミネでの利用で 常時5%オフ |
どのカードもビューカードとしての基本機能を備えていますが、国際ブランドや家族カード、定期券機能などに違いがあります。
また券種によって提携先が異なり、それによってポイントの付き方も変わってくるため、カードの利用シーンをよく考えて選びましょう。
まとめ
JRE CARDについて、ポイントをおさらいしましょう。
- 利用スタイルに合わせて、「Suica・定期券なし」「Suica付き」「Suica定期券付き」の3種類から選べる
- 定期券の購入で3%、Suicaへのチャージ&オートチャージで1.5%アップ
- JRE CARD優待店で利用すると還元率は3.5%になる
- JRE POINT加盟店にて1ポイント1円で利用でき、ポイントの有効期限は自動延長される
JRE CARDは、通勤・通学やショッピングなどで首都圏や東日本エリアのJRや駅ビルをよく利用する人にとって大変お得な仕様になっています。
キャンペーン時に入会すれば大きなボーナスポイントが付くので、さらに興味が高まった方はお得な機会を逃さないようにしましょう。
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イーデス編集部
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