デルタスカイマイルの仕組みと効率良くマイルが貯まるクレジットカード4選
最終更新日:

『イーデス』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
デルタ航空の「デルタスカイマイル」はアメリカの航空会社のマイレージプログラムでありながらも、日本国内で貯めることにメリットがあります。
すでにデルタスカイマイルを貯めている方も、これから貯めようとしている方も、より効率良くマイルを貯める方法があれば知っておきたいと考えているのではないでしょうか。
この記事ではそのような方に向けて下記の内容についてまとめています。
本記事のポイント
デルタスカイマイルの利用について改めて確認し、効率良く貯めるための方法やデルタスカイマイルが貯めやすいクレジットカードについて知ってみてはいかがでしょうか。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
新型コロナウイルスの影響で旅行の機会も減っています。
しかし、デルタ航空のデルタスカイマイルは有効期限がありません。
新型コロナウイルスが落ち着いてから貯めたマイルを使う事が可能です。
デメリットは外資系航空会社のマイル制度は頻繁に変更される事です。
特典航空券に必要なマイル数が上がる事も多く、さらにANAやJALよりも貯める・使うお得情報は少ないです。
マイルも無期限で日系の航空会社のクレジットカードよりも還元率が高いですが、特典航空券に必要なマイル数も増えているため、マイルの使い方を一度考えてから貯め始めるようにしましょう。
マイルは特典航空券として使う場合は1マイル=5円相当として使える場合もあり、お得に見えますが、1機まるごと特典航空券として予約できるわけでもありませんので、希望エリアで特典航空券が使えるかどうかを一度確認してみましょう。
マイルの貯まりやすいカードの選び方を紹介した、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
気になる内容をタップ
デルタスカイマイルとはデルタ航空のマイレージプログラム
デルタスカイマイルとは、アメリカをはじめ世界各国に就航するデルタ航空のマイレージプログラムです。
日本でも成田空港に羽田空港などに就航していることから、マイルを貯めておけば後々特典航空券に引き換えることもできます。
日本国内で貯めても役立つマイレージプログラムとして人気のデルタスカイマイルですが、主な特徴は下記のようになります。
- 有効期限がない 年間の移行マイル数に制限がない
- 詳しく解説するのでチェックしていきましょう。
有効期限がない
デルタスカイマイルの最大の特徴でありメリットとなるのが、獲得したマイルに有効期限がないことです。
たとえば日本国内でもシェアの大きい日本航空のJALマイレージバンクや全日空のANAマイレージクラブで獲得したマイルは有効期限が36ヶ月(3年間)となります。
有効期限が過ぎた場合はマイルが失効してしまうため、特典航空券を取りたいと思ってもなかなか上手くいかないかもしれません。
デルタスカイマイルのように有効期限がなければ、いつでも特典航空券を取ることが可能です。
ほかのマイレージクラブと比べると特典航空券に必要なマイル数は多いですが、それでも目的達成は叶いやすいでしょう。
年間の移行マイル数に制限がない
クレジットカードのポイントをマイルに移行する場合、年間の移行マイル数に制限があることが多いですが、デルタスカイマイルでは上限なくマイルの移行が可能です。
クレジットカードによって違いはあるものの、たとえばJALやANAの場合、年間の移行マイル数については数万マイル程度を上限としているものもあります。
しかし、デルタスカイマイルであれば、クレジットカードのポイントがどれだけあっても自由に移行して特典航空券と引き換えることができるのです。
次にデルタスカイマイルの利用方法について解説していきます。
デルタスカイマイルの利用方法
デルタスカイマイルの利用方法の中で代表的なものが特典航空券との交換です。
- 特典航空券(国際線)
- 特典航空券(国内線)
特典航空券以外にも座席アップグレードなどの利用方法もあります。
しかし、すでに解説したようにデルタスカイマイルには有効期限がないため、マイルを失効させないために仕方なくほかのことに利用する必要がありません。
こちらではデルタスカイマイルの特典航空券について解説します。
特典航空券(国際線)で使用
デルタスカイマイルを特典航空券(国際線)と交換して使用できますが、交換に必要なマイル数は時期によって変動があります。
実際に必要なマイル数は自分の行きたい国や都市が決まったらデルタ航空の公式サイトから検索するしかありません。
デルタスカイマイルを特典航空券(国際線)と交換する際に必要なマイル数を下記にまとめているので、マイルがどのくらい必要なのかの目安としてチェックしてください。
■東京からの特典航空券に必要なマイル数
仁川(ICN) | 15,000マイル |
---|---|
香港(HKG)台北(TPE) | 35,000マイル |
シンガポール(SIN)バリ(DPS) | 45,000マイル |
ロサンゼルス(LAX) | 62,000マイル |
シドニー(SYD) | 70,000マイル |
ニューヨーク(NYC) | 86,000マイル |
パリ(CDG) | 100,000マイル |
特典航空券に必要なマイル数は他社エアラインと比較すると割高な設定ですが、デルタ航空ではマイルの交換に有効期限がないうえに燃油サーチャージが無料です。
それらの大きなメリットがあるため、割高になっていると考えて良いでしょう。
特典航空券(国内線)で使用
デルタ航空としての国内線の就航はありませんが、提携先のスカイマークの特典航空券にデルタスカイマイルを利用できます。
デルタスカイマイルを特典航空券(国際線)と交換する際に必要なマイル数は下記のとおりです。
■スカイマークの特典航空券に必要なマイル数
羽田(HND)~神戸(UKB) | 15,000マイル |
---|---|
羽田(HND)~福岡(FUK)那覇(OKA)新千歳(CTS) | 20,000マイル |
神戸(UKB)~茨城(IBK) | 15,000マイル |
神戸(UKB)~新千歳(CTS) | 20,000マイル |
福岡(FUK)~那覇(OKA) | 15,000マイル |
スカイマークでは座席がエコノミーのみの利用となります。
また、片道・往復どちらでも必要マイル数が同じなため、往復で利用するのがおすすめです。
そのほかの注意点として、スカイマイルは誰でも使うことのできるマイルですが、スカイマークの特典航空券は例外です。
本人のみしか利用できないため注意してください。
特典航空券は家族や親族以外でも利用可能
デルタスカイマイルの特典航空券は家族や親族以外でも利用可能という大きなメリットがあります。
たとえばJALマイレージバンクやANAマイレージクラブでは「配偶者および会員の2親等以内の家族、義兄弟姉妹」でないとマイルが使えません。
しかし、デルタエアラインであれば利用可能とする範囲に制限がないので、友達はもちろんさまざまなシチュエーションで使えます。
会社の規模しだいでは、社員旅行に使うこともできるでしょう。
特典航空券に利用制限期間がない
デルタスカイマイルの特典航空券には利用制限期間がないこともメリットでしょう。
ほかのエアラインのマイレージサービスでは、大型連休などの繁忙期は基本的に利用制限期間となっていることが多いです。
たとえば日本で人気の高いハワイへの路線ですと、日本発の便が12月28~30日、ハワイ発の便が1月1~3日、5月4~5日は利用不可としています。
それに対し、デルタスカイマイルでは特に利用制限を設けていないので、時期やタイミングを気にすることなく特典航空券を使えます。
特典航空券の燃油サーチャージが無料
デルタスカイマイルの特典航空券では、燃油サーチャージが無料となっています。
なお、燃油サーチャージとは、原油価格の高騰を理由に各航空会社が航空券代金以外に乗客から徴収する料金です。
基本的に原油価格が落ち着けば発生しない料金ですが、当面の間は必要になるお金と考えて良いかもしれません。
すでに解説したように燃油サーチャージが無料な分だけ必要マイル数は多く設定されていますが、原油価格は今後も高騰する可能性があります。
現金の持ち出しをしなくて済みますし、料金がかからないことでお得感を得ることにもつながるでしょう。
次にデルタスカイマイルが効率良く貯まる方法として、クレジットカードを使うことを解説します。
クレジットカードを使えばデルタスカイマイルが効率良く貯まる
デルタスカイマイルを効率良く貯めたい方におすすめなのが、クレジットカードを使うことです。
あらかじめマイルの貯まりやすいクレジットカードを選び、フライト以外のショッピングでクレジットカードを積極的に使うようにするのが効果的でしょう。
フライト以外のショッピングでもマイルが貯めやすい
フライトだけでなく、普段のショッピングにクレジットカードを使ってデルタスカイマイルを貯めることができます。
たしかに飛行機の搭乗回数が多くないとフライトだけでまとまったマイルを貯めることは難しいでしょう。
もしかしたら飛行機を利用する機会が1年に数回程度という方もいるかもいれません。
そうなると、フライト以外でマイルをどうやって貯めるのかが重要となり、その中でもっともおすすめなのが「陸マイル」と呼ばれるクレジットカードの利用なのです。
生活の中で必要な物を買ったり、食事に行ったりしたときの支払いをクレジットカードでおこなうだけでマイルが貯まるので使わない手はないでしょう。
マイルの貯まりやすいカードを選ぶことが重要
どのクレジットカードでもデルタスカイマイルが貯まるわけではないので、あらかじめ貯められるカードを選ぶことが重要です。
しかし、貯められるカードの中でも「デルタスカイマイルが貯まりやすいカード」「デルタスカイマイルが貯まりにくいカード」があります。
どのカードがデルタスカイマイルの貯まりやすい1枚なのかを見極めて自身に最適なカードを選びましょう。
デルタスカイマイルを貯めるのに最適なクレジットカードは多くありませんが、次でおすすめを紹介するのでぜひ参考にしてください。
デルタスカイマイルが貯まるおすすめクレジットカード4選
デルタスカイマイルが貯まるおすすめクレジットカード下記の4つです。
- デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード
- デルタスカイマイルJCBテイクオフカード
- デルタスカイマイルJCBゴールドカード
詳しい内容について解説していきます。
デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
「デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は「デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード」の上位カードとなり、原則として20歳以上で定職のある方でないと申し込みができません。
年会費は28,600円(税込)とクレジットカードの中でもやや高額ですが、年間利用額に応じてデルタスカイマイル会員のみが取得可能な上級会員資格「ゴールドメダリオン」もしくは「シルバーメダリオン」が提供されます。
優先チェックインに優先搭乗をはじめ、世界各国のスカイチーム・ラウンジの利用、手荷物の優先受け取りなどトラベルサポートのサービスが充実しています。
また、入会時に8,000マイル、カード継続時に3,000マイル、デルタ航空カードご利用マイルが3倍、海外ご利用ボーナスマイルが1.5倍、デルタ航空ファーストフライトボーナスマイルが付与されるのも見逃せません。
デルタ航空を頻繁に利用する方は、ぜひ持っておきたい1枚ではないでしょうか。
デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード
「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」はカード利用100円で1.3マイル貯まります。
さらに入会ボーナスが6,000マイル、更新ボーナスマイルが3,000マイル、ファーストフライトボーナスマイルが最大25,000マイル貯まるなど、マイルを獲得しやすいです。
年会費19,800円(税込)で入会の目安は25歳以上・年収400万円以上となっています。
初年度年会費は半額返金され、全国の空港ラウンジの利用が無料なほか、デルタスカイクラブラウンジは年3回まで無料で利用できます。
還元率以上にマイルが貯められるので、効率良くマイルを貯めたい方にはぜひおすすめの1枚です。
デルタスカイマイルJCBテイクオフカード
「デルタスカイマイルJCBテイクオフカード」は初年度年会費が無料、次年度以降は2,750円(税込)というリーズナブルな価格が特徴です。
クレジットカードの維持コストをかけずにデルタスカイマイルを貯めたい方におすすめの1枚です。
ショッピングに利用すると100円あたり1マイル、デルタ航空の航空券購入にカードを使えば2倍のデルタスカイマイルが貯まります。
また、新規入会でもれなく500マイルももらえるほか、継続時に1,000マイル、ファーストフライトボーナスマイルが最大5,000マイルもらえるなどの特典も。
そのほかにも年会費の低いカードの中ではめずらしく、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。
デルタスカイマイルJCBゴールドカード
先にご紹介したデルタスカイマイルJCBテイクオフカードの上位カードとなるのが「デルタスカイマイルJCBゴールドカード」です。
初年度年会費は11,000円(税込)となり、翌年度以降は22,000円(税込)となりますが、その分サービス内容や補償内容が充実するほか、獲得できるデルタスカイマイル数に違いがあります。
新規入会時のボーナスマイルは3,000マイル、ショッピングマイルは100円(税込)あたり1.5マイル、次年度年会費のお支払いで継続ボーナスマイルが3,000マイル付与されます。
海外に出かけた際は最高1億円の旅行傷害保険が利用付帯(※)。現地での事故に病気やケガ、携行品の盗難が補償対象となり安心です。
※ デルタスカイマイルJCBゴールドカードで事前に、「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いいただいた場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
まとめ
デルタスカイマイルは有効期限もなく、特典航空券は親族以外の方でも利用できたり燃油サーチャージが無料だったりするなどのメリットがあります。
ほかのエアラインのマイレージサービスと比べると特典航空券の交換に必要なマイル数は多いですが、失効を気にせずデルタスカイマイルを貯めていくことが可能です。
また、デルタスカイマイルを効率良く貯めるにはクレジットカードの使用は欠かせないので、どのカードが貯めやすいのかをチェックしたうえでカード選びをおこないましょう。
そして、デルタスカイマイルを目的数まで貯めることができたら、特典航空券と引き換えて旅行に行くなど自身の希望するように使ってみてください。