ANAカードのゴールドカードの種類と特徴は?全比較と切り替え方法まとめ
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ANAカードのゴールドカードは5種類あるため、申し込みを検討している方はどのカードが自分に合うのか気になるのではないでしょうか。また、以下のような点も確認しておきたいところだと思います。
- ANAカードのゴールドカードの種類
- ANAカードのゴールドカードの年会費・還元率・特典
- ANAカードのゴールドカードを持つメリット・デメリット
- ANAカードの一般カードからゴールドカードに切り替える方法
- ANAワイドカードとゴールドカードとの違い
- ANAダイナースおよびANAアメックスと他のANAゴールドカードとの違い
そこで今回は、ANAカードのゴールドカードを種類ごとに比較してまとめると共に、一般カードやワイドカードと比べたメリット・デメリットについて解説していきます。ゴールドカードへの切り替え方法もご紹介するので、一般カードからの切り替えを検討中の方も必見です。
ひと通り読んでいただければ、ゴールドカードが自分向きかどうかを知ることができ、適切なゴールドカードの選択や一般カードからの切り替えも判断しやすくなるはずです。ぜひ最後までチェックしていきましょう。
マイルの貯まりやすいカードの選び方を紹介した、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
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ANAカードのゴールドカードの比較一覧表
ANAカードの5種類のゴールドカードについて、年会費やマイル還元率を以下の表にまとめました。家族会員の年会費も記載しているのであわせて確認しておきましょう。
年会費(本人) | 年会費(家族) | マイル還元率 | |
---|---|---|---|
ANAカード(ワイドゴールドカード) | 15,400円(税込) | 4,400円(税込) | 1.0% |
ANA JCBワイドゴールドカード | 15,400円(税込) | 4,400円(税込) | 1.0% |
ANAダイナースクラブカード | 29,700円(税込) | 6,600円(税込) | 1.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード | 34,100円(税込) | 17,050円(税込) | ANAグループ:2.0% その他:1.0% |
Visa・Mastercard®のワイドゴールドカードのポイントは、200円あたり1ポイント(2マイル相当)がつき、マイル還元率は1.0%です。
JCBのワイドゴールドカードのポイントは、1,000円あたり1ポイント(10マイル相当)がつき、マイル還元率は1.0%です。
ANAダイナースクラブカードのマイル還元率も1.0%ですが、こちらは100円あたり1ポイント(1マイル相当)がつく仕組みです。
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの場合は、基本的に100円あたり1ポイント(1マイル相当)ですが、ANAグループの航空券や旅行商品、機内販売などでカードを利用するとポイントが通常の2倍になります。
次に、各ゴールドカードの会員に与えられる主な特典についてご紹介しましょう。
ANAカード(ワイドゴールドカード)の特典
入会時にボーナスマイルとして2,000マイル、毎年のカード継続時にも2,000マイルがプレゼントされます。2,000マイルは2万円分に相当するので、継続のたびに毎年付与されるのはお得感があります。
また、ANAグループ便に搭乗すると、通常のフライトマイルに加えて25%のボーナスマイルがもらえます。
羽田空港や成田空港をはじめとする主要空港内カードラウンジ(ANAラウンジは対象外)も無料で利用できるので、旅行や出張時に落ち着いた空間でゆったり過ごすことができるでしょう。
ANA JCBワイドゴールドカードの特典
VisaやMastercard®のワイドゴールドカードと同様に、入会時・継続時のボーナスマイル2,000マイルやANAグループ便搭乗時のボーナスマイル25%分が特典として用意されています。
国内主要カードラウンジを利用することもできます。
ANAダイナースクラブカードの特典
入会時・継続時や搭乗時のボーナスマイル、空港内カードラウンジの無料利用といった上記ワイドゴールドカードの基本特典に加え、ダイナースクラブカードには「エグゼクティブ ダイニング」という独自特典もついています。
エグゼクティブ ダイニングは、対象レストランで指定のコース料理を2名分以上オーダーすると、1名分が無料になるサービスです。6名以上で申し込むと2名分が無料になるプランもあるので、家族や仲間での利用におすすめです。
日本全国の数多くの人気レストランから選べるので、行ってみたかったお店が含まれているかもしれません。
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの特典
VisaやMastercard®のワイドゴールドカードの基本特典に加え、「キャンセル・プロテクション」や「オンライン・プロテクション」といった安心サービスを利用できます。
キャンセル・プロテクションは、カードで購入した旅行やコンサートが急用や病気などで行けなくなった場合に、キャンセル費用などを補償してくれます。
オンライン・プロテクションでは、第三者によるインターネット上の不正利用が判明した場合、その分の利用金額は請求されないため、安心してネットショッピングを楽しめます。
また、2022年9月1日より、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」の無料発行を開始しました。
そのほか、貯めたポイントを500以上の厳選オリジナルアイテムに交換できるという独自サービスも用意されています。
この章では、ANAカードの5種類のゴールドカードについて、年会費や還元率といった基本項目を比較すると共に、それぞれの特典についてチェックしました。次の章では、ANAカードのゴールドカードを保有するメリットについて詳しくご説明していきます。
ANAカードのゴールドカードのメリット
ANAカードのゴールドカードには、主に以下のようなメリットがあります。
- 一般・ワイドカードでは入れない空港内カードラウンジが利用可能
- マイル移行手数料が無料
- ANAワイドカードと比べて、国内旅行の傷害保険が充実している
それぞれの内容を具体的に見ていきましょう。
一般・ワイドカードでは入れない空港内カードラウンジが利用可能
ANAカードのゴールドカードを持っていると、一般カードやワイドカードでは入ることができない空港内カードラウンジを無料で利用することができます。
空港内カードラウンジは、カードの発行会社が提供しているゴールドカード会員向けの専用待合エリアです。入り口でゴールドカードと搭乗券を提示すれば、無料提供のコーヒーやソフトドリンクを飲みながら、落ち着いた空間でゆったり過ごすことができます。
新聞や雑誌も置いてありますし、電源コンセントや無線LAN設備も整っているため、のんびりしたり仕事をしたり、それぞれの過ごし方を楽しめるでしょう。ラウンジによっては、アルコールや軽食が無料提供されるところもあるようです。
ANAダイナースクラブカードの場合は国内外750ヶ所以上の空港内カードラウンジが対象で、家族会員も無料で利用できます。ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードは、同伴者1名まで無料で利用可能となっています。
なお、ANAが提供しているANAラウンジサービスは利用できないので注意しましょう。
マイル移行手数料が無料
貯まったポイントをマイルへ無料で移行できるところもうれしいメリットです。ANAカードの一般カードやワイドカードの場合、10マイルコースだと移行手数料が年間6,600円(税込)がかかるため、ゴールドカードだと気兼ねなくマイルへの移行手続きをすることができます。
ANAワイドカードと比べて、国内旅行の傷害保険が充実している
ANAカードのゴールドカードは、ANAワイドカードと比較して国内旅行傷害保険が充実している点も大きな魅力です。
ANAワイドカードの海外旅行傷害保険と国内航空傷害保険の最高補償額は5,000万円と高いレベルですが、国内旅行傷害保険は付帯していません。
その点、各種ワイドゴールドカードとANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの国内旅行傷害保険では最高5,000万円、ANAダイナースクラブカードは最高1億円まで補償されます。
国内旅行についても手厚い傷害保険が付帯していると、旅行先の思わぬ事故による怪我で、通院治療や入院が必要なときでも心強いでしょう。
ここまで、ANAカードのゴールドカードの主なメリットをご紹介しました。次章では、気になるデメリットについてチェックしていきましょう。
ANAカードのゴールドカードのデメリット
ANAカードのゴールドカードにはメリットが多いですが、デメリットとしては年会費や家族会員費が高い点が挙げられます。具体的にご説明しましょう。
年会費・家族会員費が高い
ANAカードのゴールドカードの年会費は最も安いワイドゴールドカードでも15,400円(税込)で、1万円前後が多い一般的なゴールドカードと比べると高めの設定になっています。
対策としては、三井住友系のVisaまたはMastercard®のワイドゴールドカードであれば、利用明細をWEB明細サービスにして、リボ払いサービス「マイ・ペイすリボ」を利用すれば年会費を10,450円(税込)まで下げることが可能です。
また、入会時や継続時にもらえるボーナスマイルや無料の各種特典・サービスのレベルを踏まえると、カードの利用頻度が高ければ許容できるのではないでしょうか。
一方、カードをあまり使わない方は年会費の割に多彩なメリットを享受できないので、年会費が安い一般カードや年会費無料のANA JCB ZEROでも良いかもしれません。
家族カードの年会費も、ワイドゴールドカードで一人あたり4,400円(税込)、ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードでは17,050円(税込)と高いです。
とはいえ、家族カードで貯めたマイルは本会員に合算することができるため、買い物や各種支払いに積極的に利用すればまとめて大きく還元させることができるでしょう。
ここまで、ANAカードのゴールドカードのメリット・デメリットをひと通り確認してきました。最後の章では、一般カードからゴールドカードへ切り替える方法を見ていきましょう。
一般カードからゴールドカードへの切り替え方法
一般カードからゴールドカードに切り替える方法は、一般カードとゴールドカードの発行会社が同じ場合と異なる場合とで変わってきます。それぞれの切り替え方法を見ていきましょう。
同一クレジットカード会社のゴールドカードなら各社の公式サイトから手続き
ANAカード(一般カード)からANAカード(ワイドゴールドカード)にアップグレードするなど、同じカード会社のゴールドカードに切り替える場合は、各社の公式サイトから申し込むことができます。
例えば、すでにANA VISA/Mastercard®一般カードやANA JCB一般カードを持っている方は、三井住友カードまたはJCB公式サイトの下記ページからオンライン申し込みが可能です。
これにより、一般カードで貯まったマイルを新しいカードにそのまま移行することができます。
なお、アップグレードには各カード会社による所定の審査を通過する必要があり、手元にカードが届くまで2~3週間かかることが多いです。
異なるクレジットカード会社のゴールドカードなら新規に申し込んでマイルを移行する
JCBからダイナースクラブへ、というような手持ちのANAカード(一般カード)とは異なるカード会社のゴールドカードに切り替える場合は、新規入会申し込みをしてマイルを移行しましょう。
具体的な手順は以下のとおりです。
- ANAカードラインアップから、申し込みたいゴールドカードを選ぶ
- カードごとのカード会社の専用ページから、必要事項を入力して申し込む
- 申し込み時にお客様番号を入力して、貯まっているマイルを新しいカードに移行する
- 切り替え前のカードが不要な場合は、手持ちのカードのカード会社に連絡し、退会手続きをする
申し込み時にマイルの移行手続きをしなかった場合でも、後日、ANAマイレージクラブ・サービスセンターに申し出れば移行することができます。
まとめ
この記事では、ANAカードの各種ゴールドカードの特徴やメリットなどについて解説してきました。要点をおさらいしましょう。
- ANAカードのゴールドカードは5種類ある
- 入会時・継続時に2,000マイル、ANAグループ便搭乗時に25%分のボーナスマイルがもらえる
- 一般カードやワイドカードでは入れない空港内カードラウンジを利用できる
- ポイントからマイルへの移行手数料が無料
- ワイドカードと比べて国内傷害保険が充実している
ANAカードのゴールドカードは年会費がやや高額ですが、多彩な無料特典・サービスを利用できるため、買い物や旅行などで積極的に使う方であれば何かとメリットを感じられるカードです。
最後まで読んでいただいた方は、自分はゴールドカードを持つべきかどうかや、自分に合ったゴールドカードについての判断や選択がしやすくなったと思います。
ANAカードのゴールドカードについて、さらに詳しく知りたい方や申し込みをしたい方は、各カードの相談窓口に問い合わせをするか、上記でご紹介した切り替え方法を参考に手続きをしましょう。