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評判が良いクレジットカードはどれ?顧客満足指数から検証!

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クレジットカードの基礎知識

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クレジットカードを作る際、実際の利用者の 口コミや評判などが気になるのは当然ですよね。

ところで評判が良いクレジットカードとは、一体どのクレジットカードなのでしょうか。

2022年度日本版顧客満足度指数調査(クレジットカード業種)では、顧客満足の第1位は14年連続で楽天カードでした。

他にも5つの項目について総計12万人以上のクレジットカード利用者に調査した結果、顧客満足以外にも2つの項目で1位を獲得しました。

しかしインターネットを利用しているとクレジットカードに限らず 楽天の悪評はよく見かけますし、実際JCSIの調査でも利用者は楽天ブランド自体にはあまり期待していなかったという結果が表れています。

もしかしたら、楽天カードが1位という結果に首をかしげる方も多いかもしれませんね。

そこで今回は2016年度JCSIの調査結果を基に、楽天カードの評判と満足度について考察してみます。

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顧客満足度は楽天カードが14年連続1位

クレジットカードを持つ女性

この調査は計15企業・ブランドから発行されているクレジットカードについて、総計12万人以上の利用者を対象に行われました。

全部で6つの指標について回答してもらい、3企業・ブランドを除いた12企業・ブランドの評価が公開されています。

2022年度日本版顧客満足度指数調査(クレジットカード業種)では、調査開始以来14年連続で楽天カードが顧客満足度が1位となりました。

また楽天カードは、知覚価値(コストパフォーマンス)とロイヤルティ(再利用意向)でも1位を獲得しています。これらから利用者は楽天カードのサービスに対して満足しており、継続して利用したいと考えていることが分かります。

満足度が高くても評判が良いとは限らない?

しかし残りの3項目について確認してみると、楽天カードは知覚品質(実際に利用して感じた品質への評価)は2位、推奨意向(知人へ勧めるか)はアメリカン・エキスプレスと同率で3位、顧客期待(事前に持っているブランドへの期待)に至っては5位となっています。

12社中3位や5位なら十分評価されているのではないかと思われるかもしれませんが、グラフを見てみると推奨意向も顧客期待も中央値と ほぼ変わらないことが分かります。

順位的には確かに上位ですが、実際には特別評価されているというわけではないのですね。

これらを総合すると、実際に楽天カードを利用して満足してはいるものの、楽天ブランドにはあまり期待しておらず、特に「他人におすすめしたいと思っているわけではない」ということになります。

悪評が目立つ楽天のクレジットカードですが、その評判とは裏腹に利用者の満足度は高いようです。

他人におすすめしたいクレジットカードはJALカード

ちなみに推奨意向の 1位はJALカードとなっています。

実は楽天が1位を取った項目以外はすべてJALカードが1位を獲得しており、全項目で2位以上を獲得するという快挙を成し遂げています。

顧客満足度こそ楽天カードが1位ですが、全体的にはJALカードのほうが評価されているという見方も可能です。

さらに過去の調査結果によるとJALカードは2012年度から2014年度にかけて顧客満足度を大きく落としてしまいましたが、その後の2年間で元の水準まで回復してきました。

しかしなぜ楽天カードは顧客満足度が高いのに、推奨意向が中央値まで下がってしまっているのでしょうか。

満足度が高いのに楽天カードがおすすめされにくい理由

クエスチョン

調査結果より、国内で発行されているクレジットカードの中でも楽天カードの満足度がトップクラスであることは確かです。

しかしユーザーは楽天カードに 満足しつつも、他人にはおすすめしにくいと考えていることも読み取れます。その理由はなぜでしょうか。

デザインがかっこよくない?

楽天カードの評判について、特にユーザーから不評だと感じるのが 券面のデザインです。

楽天カードは「楽天」のロゴが施されているだけでなく、「楽天Edy」と「楽天ポイントカード」のマークまで付いています。これはさすがに楽天ブランドの主張が強過ぎる感が否めません。

筆者はクレジットカードのデザインに対して強いこだわりは持っていませんが、特にクレジットカードにステータス性を求めるような方にとっては、いくら楽天カードがお得でも使いたくないと思われても仕方がないのかなと思います。

またユーザー自身はお得だと思っていても、 見た目がかっこよくないから他人にはおすすめしにくいと思われている可能性も高そうです。

JALカードは楽天カードと比べるとシンプルなデザインが多く、一般受けが良さそうだなと感じます。

だからJALカードがおすすめされているというわけではありませんが、楽天カードが評価を落としている一因ではありそうです。

楽天のサービスを利用しないならメリットが少ない?

楽天カードは楽天市場で利用すると 常に3%以上のポイントが貯まるという非常にお得なクレジットカードです。

しかし 楽天市場以外では基本1%しか付与されないので、楽天関係のサービスを利用しない方にとってはそれほどメリットがありません。

また楽天ポイントの使い道が限られており、楽天自身のサービスか加盟店での支払いぐらいにしか使えないのもデメリットでしょうか。

キャンペーンなどで付与されるポイントは有効期限がある?

さらにキャンペーンなどで付与されるポイントには有効期限が設定されていることがあります。

楽天に限らず、期間限定ポイントを無駄にしないために余計な買い物をしてしまうという、悪循環に陥ってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。

楽天のポイントは貯めやすいことは確かですが、 有効期限には要注意です。

楽天のサービス全般において評判が良くない?

楽天のサービスは、何かにつけて否定的な評価されることが多いです。

ヘビーユーザーの中には楽天=悪いというイメージが先行してしまって、不当に評価を下げている方も多いように感じますが、筆者としてもこれは改善してほしいと思うものが2つほどあります。

その1つはWEBサイトのデザインです。

楽天市場のサイトが見づらい?

楽天のサイトは全体的に構造が雑多で、ユーザーが求めている情報にたどり着きにくいデザインになっています。特に楽天市場では商品の詳細を表示させるために延々とスクロールする必要があり、ユーザビリティ的にあまり良いとは思えません。

特にAmazonやヨドバシドットコムなどのシンプルな通販サイトを好むユーザーからは敬遠されており、インターネットをよく利用するヘビーユーザーからの評判が悪いという印象が強いです。

しかしこれについては年齢層や性別によって評価が分かれるようで、男性はAmazonを、女性は楽天市場を好む方が多いようです。インターネットに不慣れな方にとっては、Amazonのようなサイトは情報が少なくて不親切だと感じるのかもしれません。

メルマガや広告メールが多い?

また楽天のサービスを利用していると、いつの間にかメールマガジンを購読してしまっていて、毎日大量のメールが届くようになってしまった…という方もきっと多いでしょう。

例えば楽天市場で商品を注文する際、 メルマガ購読のチェックが入ってることに気付かずにそのまま注文を確定してしまうと、それだけで5~6種類くらいのメルマガが配信されることもあります。

もちろん配信を停止することは可能ですが、その停止方法が分かりにくくてストレスを感じたという方も多そうです。

他人には勧めにくいが利用者自身は満足している!

以上、楽天カードや楽天のサービス全般について不評な理由を考察してみました。

楽天カードをおすすめしにくいと思われている理由は、やはりデザインがかっこよくなかったり、楽天ブランドに魅力を感じられないという理由が大きいのではないでしょうか。

しかしそれでも満足度は8年連続1位を死守しているということは、それ以上に利用するメリットが大きいと 評価されているということですね。

それでは楽天カードの特徴について確認してみましょう。

楽天カードの特徴、メリット

  • 年会費永年無料
  • 最短1週間程度で発行可能
  • ポイント還元率は1%
  • 楽天市場のポイント付与率は 3%以上にアップ
  • 電子マネー「楽天Edy」を搭載
  • 楽天ポイントカードの機能も付帯

楽天カードの特徴やメリットをまとめてみました。

基本的に楽天関係のサービスを利用しない方にとってはそれほど恩恵がないクレジットカードですが、特に楽天市場を利用するなら非常にお得なクレジットカードです。

それぞれの項目について簡単に説明します。

年会費永年無料

一般カードの楽天カードは年会費が 永年無料です。

入会や発行にあたって手数料がかかることもありません。完全無料で持つことができます。

最短1週間程度で発行可能

楽天カードは申込みから最短1週間程度で発行可能と謳っています。実際筆者が申込んだ時もちょうど 1週間くらいで楽天カードが届きました。

クレジットカードによっては審査だけで1週間以上かかったり、審査が終了してから発行されるまでにまた1週間以上かかることも珍しくありません。

ポイント還元率は1%

ポイント還元率は1%です。

毎月の利用総額 100円につき1ポイントが付与されます。
※一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。

楽天市場で利用すると3%以上のポイントが貯まる

楽天市場で買い物するなら楽天カードで決済するとお得です。

スーパーポイントアッププログラム(SPU)によって最大で14倍の楽天ポイントが貯まります。

  • 楽天カードか楽天ゴールドカードで決済すると+2.0%(合計3.0%)
  • 楽天市場アプリを利用して当月に1回でも注文すると+1.0%
  • 楽天プレミアムカードで決済するとさらに+2.0%
  • 楽天モバイルの利用で+2.0%
  • 楽天ブックスを当月に1回1,000円以上お買い物で+1.0%
  • NEW 楽天ブランドアベニューを当月1回以上お買い物で+1.0%
  • NEW 楽天TV Rakuten NBA Special加入・契約更新で+1.0%

楽天Edyや楽天ポイントカードの機能を付帯

楽天カードにはチャージ式の 電子マネー「楽天Edy」が搭載されています。

楽天Edy加盟店ではカードを読み取り機にかざすだけで決済することが可能です。また支払額200円につき1ポイントの楽天ーポイントが貯まります。

また楽天ポイントカードとしての機能も付いています。 マクドナルドやJoshinなどの加盟店では提示するだけでも楽天ポイントを貯めることが可能です。もちろんクレジットカードとして決済したり、楽天Edyで決済するればポイントを二重取りすることもできます。

楽天カードからのチャージはポイントが半減するので注意

楽天Edyのチャージ方法はいろいろありますが、どの方法でも楽天カードからチャージする場合は注意が必要です。

楽天カードで決済すると通常1%のポイントが貯まりますが、楽天Edyのチャージに関しては半分の0.5%しか還元されません。楽天Edyで支払うとポイント二重取りすることは可能ですが、合計1%しか貯まらないのでクレジットカードとして決済するのと変わりません。

またカードタイプの楽天Edyは、他社のクレジットカードからチャージする方法が限られているというデメリットもあります。具体的には楽天Edyリーダーなどの専用機器を用意するか、Edyチャージアプリに対応しているスマートフォンが必要です。

ちなみにおサイフケータイ版の楽天Edyなら、任意のクレジットカードからチャージすることが可能です。

満足度2位のJALカード

※国際ブランドが「mastercard」のものと「VISA」のものでお申込みページが分かれております。

JALの一般カードは初年度年会費無料(2年目以降、2,200円(税込))で、国際ブランドもMasterCard・VISAから選ぶことができます。

ショッピングマイルは200円につき1マイルが貯まります。しかし、ショッピングマイル・プレミアムに年会費3,240円で加入すると、100円で1マイルに還元率がアップします。

JALカードについては、こちらの記事で詳細に解説しておりますので合わせてお読みくださいね。

まとめ

2022年度日本版顧客満足度指数調査が行われた結果、クレジットカード業種においてもっとも顧客満足度が高いクレジットカードは、 楽天カードであることが分かりました。14年連続で満足度1位を獲得しただけでなく、他の2つの項目でも1位になっています。

ただし推奨意向や顧客期待といった項目ではやや順位を落としており、中央値とほぼ変わらないというのが実情です。ユーザー自身はサービスに満足していますが、知人など他の人にはあまり勧めたいとは思われていないようです。

この結果から分かることは、インターネット上の評判と実際の利用者の満足度は必ずしも比例しないということですね。

クレジットカードを作る前に口コミや評判を調べることも大切ですが、他人の評価に振り回され過ぎるのも良くありません。

そのクレジットカードは自分に合っているのかということにも気を付けながら選ぶように心がけましょう。

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