つみたてNISAはいつまで利用できる?非課税期間やいつまでに始めればいいかを解説
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- つみたてNISAの制度はいつまで利用できるの?
- つみたてNISAの非課税期間はいつまで?
つみたてNISAは年間40万円を最長20年間非課税で投資できるお得な制度です。
ただし、つみたてNISAの制度は2023年で終了する予定です。
そのため、まだつみたてNISAを始めていない人は2023年中に口座開設する必要があります。
つみたてNISAを始める予定の人は、後回しにせず早めに始めるようにしましょう。
この記事では、つみたてNISAの非課税期間や投資可能期間がいつまでか、いつまでに始めれば非課税のメリットが最大限得られるかを解説します。
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ファイナンシャルプランナー
監修者石原玄紀
中京大学経済学部卒業後、FP事務所に入社。2005年にはCFPを取得。
その後、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、東海東京ウェルス・コンサルティングにて、経営企画や営業、大手税理士法人への出向、富裕層部署の相続コンサルタントとして従事。
2020年にIFA(独立系金融アドバイザー)「きわみアセットマネジメント」へ初期メンバーとして入社後、2023年に独立。
中京大学付属中京高校で資産形成に関する授業の実施経験もあり。イーデス編集部 / 株式会社エイチームライフデザイン
編集者板橋 辰汰郎
1998年生まれ、兵庫県川西市出身。
大学卒業後、2021年に新卒として株式会社エイチームフィナジーに入社し、ナビナビ証券、イーデスの編集者に就任。
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つみたてNISAとは?
つみたてNISAとは、2018年からスタートした、長期・積立・分散投資を支援する制度です。
1年間に40万円まで非課税投資枠があり、つみたてNISA内で得た利益には税金がかかりません。
投資できる商品は一定の投資信託に限られますが、金融庁の厳正な基準をクリアした商品なので、初心者でも安心して商品を選ぶことができます。
つみたてNISAの非課税期間はいつまで?
つみたてNISAの非課税期間はいつまでなの?
つみたてNISAの非課税期間は積立開始から20年間です。
つみたてNISAの年間の非課税投資額は40万円のため、非課税期間と非課税枠をフル活用すると、40万円×20年間で、合計800万円を非課税で運用できます。
ただし、つみたてNISAの制度は2023年で終了することが決まっていますので、今から始める人は最大40万円の非課税枠になることを覚えておきましょう。
とはいえ、2024年から始まる新NISAでは非課税枠がリセットされますので、今から始めることに損はありません!
非課税期間が終了した時の選択肢
20年間の非課税期間が終了したあとは、以下のような選択肢があります。
一般NISAでは、翌年の非課税枠を使い、商品をNISA口座で持ち続ける「ロールオーバー」という制度がありましたが、つみたてNISAでは行えません。
課税口座で運用する
引き続きつみたてNISAで保有している商品を運用したい場合は、つみたてNISAの預かりを課税口座に移す必要があります。
今後も運用益が狙えるため、40代~60代の現役世代の方たちは、課税口座で引き続き運用を続けるのがおすすめです。
ただし、課税口座に移管された場合、取得価格は課税口座への払出し時点の価格になります。
取得価格変更に伴うリスク
NISA口座で3万円で購入した商品を、1万円になったタイミングで課税口座に移し、2万円になったタイミングで売却
→1万円の商品を2万円で売り利益が出たと見なされ課税される
非課税期間終了時に、買ったときよりも値下がりしていた場合は注意しましょう。
売却して現金化する
利益を一度確定させたい、または税金がかかるなら運用をしたくない場合は、つみたてNISAの預かりをすべて売却して現金にすることも可能です。
非課税期間終了時に、すでに仕事をリタイアされている方の場合、現金化して、5年国債などより安全な資産に投資するという選択肢もあります。
つみたてNISA以外の投資についてあまり詳しくない方は、一度現金化して、あらためて自分にあった投資先をゆっくり考えるのも良いでしょう。
つみたてNISAの1年の単位はいつからいつまで?
つみたてNISAの「1年」っていつからいつまでなの?
つみたてNISAにおける1年は1月~12月までです。
1月からつみたてNISAを始め、毎月33,333円を投資すると、年間の非課税投資枠の40万円をほぼ使い切ることができます。
一方、年の途中から始めた場合は毎月33,333円を投資しても、40万円の非課税投資枠を使いきれないので注意が必要です。
年の途中から始めた人が非課税投資枠を使い切る方法
年の途中からつみたてNISAを始めた場合でも、40万円の非課税枠を使い切れるようなサービスを用意している証券会社がいくつかあります。
例えば、SBI証券や楽天証券にあるボーナス月設定サービスです。
このサービスを利用すれば、
年に2回など証券会社ごとに決められた回数まで、毎月の投資額の増額設定をすることができます。
松井証券の場合、ボーナス月設定のようなサービスはありませんが、33,333円の買付が完了した後に、同じ月でもう一度買付設定を行うことが可能です。
ボーナス月設定のサービス名称は証券会社によって異なるので注意しましょう。
他にも、SBI証券では、非課税投資可能枠が積立設定金額以下の場合、積立注文金額を引き下げて積立買付を行い、可能な限りNISA枠を使い切る注文「NISA枠ぎりぎり注文」が利用できます。
また、楽天証券では、年の途中からつみたてNISAを始めた場合、年末までのすべての月の投資額を33,333円以上に増額できる「増額設定」も利用可能です。
つみたてNISAの制度はいつまで利用できる?
つみたてNISAの制度は2023年で終了することが決まっています。
2024年からは一般NISAとつみたてNISAを一本化した制度が始まる予定です。
つみたてNISAは2023年までに始めるのがおすすめ
つみたてNISAの非課税メリットを最大限活用するには、2023年までにつみたてNISAを始めるようにしましょう。
2023年中に始めることができれば、購入した投資信託を20年間非課税で運用できます。
2024年から始まる新NISAでは非課税枠がリセットされるので、今から始めても非課税期間を無駄遣いすることはありません。
後回しにして非課税期間を逃してしまわないように、つみたてNISAを始める予定の人は、なるべく早く行いましょう。
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つみたてNISAの始め方
つみたてNISAの始め方は以下の5STEPです。
つみたてNISAの始め方
- 金融機関で口座開設する
- 本人確認書類・マイナンバー確認書類を提出する
- 金融機関・税務署の審査を受ける
- 口座開設完了通知を受け取る
手順の詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
まとめ
つみたてNISAは、本来約20%かかる税金を非課税で投資をすることができる、大変お得な制度です。
長期的に非課税で運用ができるという点から、投資初心者に関わらず、すべての人にとっておすすめです。
ただし、つみたてNISAが利用できるのは、2023年までとなっているので、後回しせずに早めにスタートすることをお勧めします。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、つみたてNISAの制度について理解し、資産運用を始めてみましょう。