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【12月】NISA・つみたてNISAの違いを解説!どっちがお得か比較

最終更新日:

監修者

伊藤亮太

NISA・つみたてNISAの違いを解説!どっちがお得か比較
おすすめNISA
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NISAには、一般NISAとつみたてNISAがありますが、同じ非課税制度ではあるものの、期間・非課税枠などサービス内容が大きく異なります。

どちらを選ぶべきか悩むと思いますが、途中で変更することも可能です。

ただし、途中変更した場合、それまでに購入した商品ごと移せないことに注意しましょう。

この記事では、一般NISAとつみたてNISAの違いについて解説します。

最後まで読めば、自分にはどちらが向いているのか判断できるでしょう。

※本記事では「NISA/新NISA/つみたてNISA」をそれぞれ「一般NISA/新NISA/つみたてNISA」と記載します。

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大前提:2024年1月から新NISA体制へ | 年間投資枠と非課税保有期間が変わる

2024年1月から「新NISA制度」がスタートします。

現行のNISA制度と新NISA制度の概要を比較したものが下の表です。

仕組み現行のNISA制度新NISA制度
どちらか一方併用可
一般NISAつみたてNISA成長投資枠つみたて投資枠
年間投資上限額120万円40万円240万円120万円
生涯非課税限度額600万円800万円

1,800万円

(うち成長投資枠1,200万円)

非課税保有期間5年間20年間無期限
投資枠の再利用不可
対象商品株式・ETF
投資信託
投資信託株式・ETF
投資信託
投資信託
対象年齢18歳以上18歳以上

新NISAは現行のNISAとは異なり、従来のNISAよりも投資枠・非課税期間が拡充されている点が大きな特徴です。

現行NISA→新NISAの変更点

  • 一般・つみたてNISAの併用が実質可能
  • 年間投資枠の拡張
  • 非課税保有期間の無期限化
  • 生涯非課税限度額の拡張
  • 投資商品の種類の改悪

一般・つみたてNISAの併用が実質可能

現行のNISA制度では、一般NISAとつみたてNISAのどちらか一方しか利用できませんでした。

しかし、新NISA制度では一般NISAとつみたてNISAを実質併用できるようになりました。

従来の一般NISAが新NISAにおける「成長投資枠」にあたり、従来のつみたてNISAが「つみたて投資枠」にあたります。

年間投資枠の拡張

新NISAでは、年間投資枠の拡張も行われます。

一般NISAでは年間の投資枠は120万円が上限となっていましたが、成長投資枠では2倍の240万円まで上限が引き上げられます。

また、つみたてNISAの年間投資枠は40万でしたが、つみたて投資枠では3倍の120万円まで年間で投資することができます。

生涯非課税限度額の拡張

新NISAでは年間の投資額だけでなく、生涯非課税限度額の上限も上がります。

現行のNISAでは一般NISAが600万円、つみたてNISAは800万円となっていましたが、新NISAでは成長投資枠とつみたて投資枠合わせて1,800万円までが生涯非課税限度額となります。
※1800万円のうち成長投資枠は1200万円までが上限

また、新NISAでは売却枠の再利用も可能になります。

たとえば、年間200万円ずつ投資した場合、9年目に新NISAの生涯非課税限度額である1,800万円に到達します。今までは非課税枠が満額になった場合、NISA口座での新規購入ができませんでした。

しかし、新NISAの場合、NISA口座で保有する資産を売却すれば、非課税投資枠が復活します。

例えば200万円分売却すれば、翌年の使用可能残高は再び200万円分増加するということです。
※生涯非課税限度額が復活するのは商品を売却した翌年

非課税保有期間の無期限化

現行のNISAでは、一般NISAなら5年間(ロールオーバーすることで最長10年間)、つみたてNISAなら20年間という非課税保有期間が決まっていました。

しかし、新NISAではこの非課税保有期間が撤廃され、無期限化されます。

また、従来のNISAは、一般NISAもつみたてNISAも非課税保有期間が設定されていましたが、新NISAは非課税保有期間が撤廃され、無期限化されます。

投資商品の種類の改悪

さまざまな改良が施される新NISAですが、一方で改悪される点もあります。

それは、投資商品の種類が以前よりも限定される点です。

新NISAでは、下記の商品が投資対象から除外されています。

新NISAで除外された商品

  • 高レバレッジ型商品
  • 信託期間20年未満の投資信託
  • 毎月分配型の投資信託
  • 整理・監理銘柄

除外される商品への投資に興味のある人は、現行のNISAが終了して新NISAに移行する前にNISAを始めることも検討してみましょう。

シミュレーションでわかる:一般NISAとつみたてNISAでどちらを選ぶかは悩む必要なし

一般NISAとつみたてNISAは併用することができないため、どちらか一方を選ばなければなりません。

しかし一般NISAとつみたてNISAは、どちらも運用益や配当等にかかる税金が非課税になり、お得度で大きな違いはありません。

大きな違いは、年間投資上限額と非課税投資期間にあります。

基本的には、下記のように判断するとよいでしょう。

  • 投資金額「年間40万円」以下
    →一般NISA
  • 投資金額「年間40万円」超
    →つみたてNISA

ただし、一般NISAのほうが投資可能な商品が多いため、さまざまな商品に投資したい場合は一般NISAを検討するのもありです。

一般NISAとつみたてNISAの簡易シミュレーション

eMAXIS新興国株式インデックス」を「一般NISA」と「つみたてNISA」で運用したシミュレーションを比較してみましょう。

イーデスの積立シミュレーションを使って、下記の条件で比較してみます。

毎月の積立額

積立期間

過去5年間の
平均的な利回り

一般NISA100,000円5年3.74%
つみたてNISA

33,333円

20年

3.74%

一般NISAとつみたてNISAを比較した結果

▼一般NISA

※参照元:eMAXIS 新興国株式インデックスの評価・評判【比較表付き】初心者におすすめ? | イーデス

最終運用結果

6,620,000円

運用コスト

150,000円

手元に残る金額

6,470,000円

▼つみたてNISA

※参照元:eMAXIS 新興国株式インデックスの評価・評判【比較表付き】初心者におすすめ? | イーデス

最終運用結果

12,140,000円

運用コスト

770,000円

手元に残る金額

11,370,000円

上記のシミュレーション結果からわかるように、毎月の積立額は少なくても、つみたてNISAの方が最終的に手元に残る金額が大きくなります。

なぜなら、一般NISAの運用期間が5年と短いのに対し、つみたてNISAは20年と長いからです。

その分、最終的な投資額が大きくなり、複利効果の恩恵を長期間得られるため、つみたてNISAのほうが最終的に手元に残る金額が大きくなります。

ただし、つみたてNISAの場合は毎月の積立額が少ない分、複利効果が実感できるようになるまでに時間がかかります。

長期運用が前提となるため、短期的に資金を増やすには不向きです。

「数年単位で資金を増やし、早く引き出したい」という場合には、一般NISAのほうが向いています。

一般NISA・つみたてNISAの違いとサービス比較【5つ】

下表は、NISAとつみたてNISAの違いとサービスを比較したものです。

            1. NISAとつみたてNISAの違いの比較図

令和5年税制改正により、開設期間はどちらも2023年に変更されています

一般NISAとつみたてNISAには下記5つの点において違いがあります。

一般NISAとつみたてNISAの違い

それぞれの詳細を説明します。

①非課税投資額:一般NISAは120万円/年・つみたてNISAは40万円/年

一般NISAとつみたてNISAの違いとして、非課税投資額が挙げられます。

一般NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円です。

また、つみたてNISAは定期的に一定額を投資する必要があります。

非課税投資額の満額が年間40万円ということは、毎月積立投資をする場合、投資額の上限は月額33,333円ということになります。

ただし、投資額が毎月均等である必要はなく、年間40万円の枠内に収まれば毎月の投資額を途中で変更することが可能です。

②非課税投資期間:一般NISAは5年・つみたてNISAは20年

一般NISAとつみたてNISAの違いのひとつが、非課税投資期間です。

一般NISAが5年間であるのに対し、つみたてNISAは20年間と4倍の長さとなっています。

つみたてNISAは資産運用の原則である、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度であることから、一般NISAよりも長い期間が設定されているのです。

③ロールオーバー:一般NISAは最長10年・つみたてNISAはできない

ロールオーバーとは、非課税期間の満了後に新たな一般NISA口座に移管することです。

ロールオーバーによって、非課税期間が満了した後も引き続き非課税で保有できます。

ただし、ロールオーバーが可能なのは一般NISAに限られ、つみたてNISAではできません。

一般NISAは5年間の非課税期間が満了したときに、翌年の一般NISA非課税投資枠に金融資産を移すことによって、さらに5年間の運用が可能です。

なお、ロールオーバーできる金額には上限はありません。ただし、ロールオーバーした金額が120万円を超過すると、その年の新規買付はできませんので注意しましょう。

反対に、ロールオーバーした金額が120万円未満の場合には、120万円の非課税投資枠の残りの金額の範囲内であれば、新規買付が可能です。
※ただし新NISAに移行次第、ロールオーバーは使用できなくなります。

④投資銘柄:一般NISAは多数・つみたてNISAは制限アリ

一般NISAとつみたてNISAの違いとして、投資銘柄が挙げられます。下の表は、一般NISAとつみたてNISAの投資銘柄を比較したものです。

一般NISA

上場株式、上場ETF、上場REIT、公募株式投資信託、上場優先出資証券

つみたてNISA

公募株式投資信託、上場ETF

一般NISAは株やETF、REITなど投資対象が幅広い点が特徴です。

一方、つみたてNISAは公募株式投資信託(いわゆる投資信託)と上場ETFのみに限られます。

なお、一般NISAの場合、上場株式と上場ETFには外国株や海外ETFも含まれます。

⑤投資方式:一般NISAはスポットと積み立て・つみたてNISAは積み立てのみ

一般NISAとつみたてNISAは、投資方式にも違いがあります。

一般NISAの場合はスポットと積立、つみたてNISAは積立のみ可能です。

したがって、一般NISAでは投資信託を購入する場合に、スポット投資と投信積立から投資方式を選べます。

つみたてNISAの場合、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度であるため、投資方式が積立に限定されている点が特徴です。

つまり、一般NISAのほうが、つみたてNISAよりも選べる投資方式が多いといえます。

つみたてNISAのメリット・デメリット【一般NISAと比較】

つみたてNISAにはメリットとデメリットがあります。

ここでは、一般NISAと比較した場合のつみたてNISAのメリットおよびデメリットについて詳細を解説します。

つみたてNISAのメリット【一般NISAと比較】

つみたてNISAには下記3つのメリットがあります。

つみたてNISAの3つのメリット

それぞれのメリットの詳細を説明します。

ドルコスト平均法の投資効果を受けられる

つみたてNISAのメリットとして、ドルコスト平均法の投資効果が受けられる点が挙げられます。

ドルコスト平均法とは、価格変動のある商品を常に一定金額で定期的に購入する手法のことです。

購入金額が一定であることから、価格が低いときは購入量が増え、高いときは購入量が減ります。

そうすることで、全体の平均購入単価を抑制することが可能です。

つみたてNISAは一定金額を定期的に購入する投資方式のため、ドルコスト平均法の投資効果に期待できます。

比較的安全な銘柄に限られており投資を始めやすい

つみたてNISAは比較的安全な銘柄に投資対象が限られており、投資初心者でも始めやすい制度となっています。

つみたてNISAでは、金融庁が定めた基準をすべて満たした投資信託やETFに長期投資します。

下記は金融庁が定めた基準の一例です。

  • 信託契約期間が無期限または20年以上であること
  • 分配頻度が毎月でないこと
  • ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

要件を全て満たしたものを長期の積立・分散に適していると判断し、対象商品にしています。

長期的な資産形成に向いた投資商品を選別しているため、比較的安全性が高く、大きな失敗をする心配も少ないといえるでしょう。

超少額投資(100円〜)投資に挑戦できる

つみたてNISAのメリットとして、超少額投資ができる点が挙げられます。

大手ネット証券の場合、100円から投資可能であるため、手元に十分な投資資金のない人でもスタートすることが可能です。

そのため、無理のない少額からスタートし、余裕ができてから徐々に投資額を増やすこともできます。

自分の懐事情に合わせて、100円から33,333円まで幅広い投資金額を決められる点が、つみたてNISAのメリットです。

つみたてNISAのデメリット【一般NISAと比較】

つみたてNISAには下記3つのデメリットがあります。

つみたてNISAの3つのデメリット

年間40万円以上の金額は投資できない

つみたてNISAの非課税投資枠は年間40万円であり、毎月定期購入した場合には、月33,333円が投資上限額となります。

そのため、もっと多くの金額を積み立てたいと考える人にとっては物足りないでしょう。

非課税で年間40万円以上を積立投資したいという場合には、一般NISAのほうがおすすめです。

なお、2024年からは新NISAが始まり、つみたてNISAよりも多くの金額を積立投資できます。

金融庁の基準に沿った銘柄にしか投資ができない

つみたてNISAの投資対象は投資信託とETFです。

その中でも「分配頻度が毎月でないこと」等、金融庁が定めた基準を満たしたものだけに投資できます。

一般NISAが国内外の株やETF、投資信託、REITなどに投資できることと比較すると、投資対象が非常に限定的である点がデメリットです。

一般NISAよりも投資可能な商品の種類が少なく、選択肢の幅が狭まってしまうため、物足りなく感じるかもしれません。

損益通算や損失の繰越控除はできない

つみたてNISAのデメリットとして、損益通算や損失の繰越控除ができない点が挙げられます。

損益通算とは?

複数の口座で発生した利益と損失を合算する制度のこと

繰越控除とは?

損失が発生したときに、その年に控除しきれない損失を最大3年間繰越し、翌年以降の利益から控除する制度のこと

どちらも、投資によって得た利益にかかる税金を節税できるメリットがあります。

しかし、つみたてNISA口座ではどちらもできないため、課税口座とつみたてNISA口座の両方で運用し、NISA口座で損失が発生しても損益通算・繰越控除による節税は行えません。

一般NISAのメリット・デメリット【つみたてNISAと比較】

一般NISAにもメリットとデメリットがあります。

ここでは、つみたてNISAと比較した場合の一般NISAのメリット・デメリットについて詳細を解説します。

一般NISAのメリット【つみたてNISAと比較】

一般NISAはつみたてNISAと比較した場合に下記3つのメリットがあります。

一般NISAの3つのメリット

年間の非課税投資枠は120万円、非課税期間が5年間と、最大600万円の非課税投資枠を利用可能

つみたてNISAと比較した場合の一般NISAのメリットが、年間非課税投資枠の大きさです。

一般NISAは非課税投資枠が年間120万円であり、つみたてNISAと比較すると非課税投資枠が大きい点が特徴です。

つみたてNISAの非課税投資枠が年間40万円であるため、一般NISAには3倍の非課税投資枠があることになります。

そのため、一般NISAの非課税期間はつみたてNISAより短いものの、5年間で600万円の非課税投資ができます。

つみたてNISAよりも大きな金額を短期間で投資できるため、数年程度の短期投資をしたい人に向いています。

つみたてとスポット投資を組み合わせられる

一般NISAはつみたてNISAと比較した場合、積立投資とスポット投資を組み合わせられることがメリットです。

既述したとおり、つみたてNISAの投資方式は積立投資のみです。

一方、一般NISAは積立投資とスポット投資を選ぶことができ、積立投資とスポット投資を組み合わせることも可能です。

したがって、株の購入に関してはスポット投資、投資信託については積立投資というように、商品によって投資方式を変えることができます。

投資商品ごとに購入方法を変えられるため、積立投資に限定されたつみたてNISAよりも柔軟な投資が可能といえるでしょう。

投資対象銘柄が多い

一般NISAのメリットとして、つみたてNISAよりも投資対象銘柄が多い点が挙げられます。

つみたてNISAの投資対象は投資信託とETFのみです。

しかし、投資信託とETFであれば何でもいいわけではありません。

金融庁が定めた基準を満たした長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託とETFに限られています。

そのため、つみたてNISAの投資対象は極めて限定的であるといえます。

一方、一般NISAは株やETF、投資信託、REITなど、さまざまな投資商品に投資可能です。

また、株やETFについては、国内はもとより海外の銘柄にも投資できます。

したがって、一般NISAはつみたてNISAと比較すると投資対象銘柄がはるかに多く、選択肢が幅広いことがメリットといえるでしょう。

一般NISAのデメリット【つみたてNISAと比較】

一般NISAには下記2つのデメリットがあります。

一般NISAの2つのデメリット

損益通算や損失の繰越控除はできない

一般NISAはつみたてNISAと同様に、損益通算や損失の繰越控除ができません。

損失が出た際に節税できないという点はつみたてNISA・一般NISAに共通するデメリットです。

少額投資だけなら投資対効果が薄い

一般NISAのデメリットとして、少額投資となると投資対効果が薄いことが挙げられます。

運用期間が短く、複利の恩恵を受けられないからです。

つみたてNISAの場合には20年という長期間の運用ができるため、時間をかけて少額投資を積み重ねることにより、複利効果の恩恵を受けられます。

しかし、一般NISAは積立投資が可能ですが、運用期間は5年間しかありません。

ゆえに、少額の積立投資を行っても、つみたてNISAほどの複利効果は得られない点がデメリットです。

また、スポット投資の場合、少額投資では購入できる投資商品の数量が限られてしまいます。

そのため、利益が出てもごく少額になってしまい、非課税の恩恵をあまり実感できないでしょう。

一般NISAで投資対効果を実感したいのであれば、できるだけ年間の非課税投資枠である120万円を使い切ることをおすすめします。

一般NISA・つみたてNISAはどっちがお得?【簡易フローチャートつき】

一般NISAとつみたてNISA、どちらが自分に向いているのか分からない、という人もいるでしょう。

簡単にどちらが向いているかを判断できるフローチャートを用意しました。

フローチャート
【スタート】
年40万円以上の投資を検討中

YES

一般NISA
NO ↓
決まった金額のつみたて投資はあまりしたくない

YES

一般NISA
NO ↓
つみたてNISA

まずは年間でどの程度の金額を投資する予定か考えましょう。

年間40万円超の投資を考えている場合には、つみたてNISAの年間投資上限額を超えてしまうため、一般NISAを選んでください。

年間40万円以内の投資を考えている場合は、次に一定額の積立投資を行いたいかどうかを考える必要があります。

「決まった金額の積立投資は性に合わない」「売買タイミングや購入金額は相場の状況を見て決めたい」という人は、一般NISAを選びましょう。

一定額の積立投資を行いたい場合は、積立投資のみ可能なつみたてNISAを選んでください。

なお、ここで紹介した一般NISAとつみたてNISAの決め方はあくまでも一例にすぎません。

投資商品や投資期間など、ほかの項目に重点を置いたうえで、一般NISAとつみたてNISAのどちらにするか決めることも可能です。

一般NISAとつみたてNISAのどちらが自分の投資方針に合っているのか、よく考えたうえで決めましょう。

つみたてNISAが向いているのは「少額からリスクを小さく投資したい初心者」

つみたてNISAは少額からリスクを小さく投資したい初心者に向いています。

なぜならつみたてNISAの場合、証券会社によっては月100円から投信積立が可能だからです。

ごく少額から積立投資を始められる点は投資初心者向けといえるでしょう。

また、つみたてNISAは一定金額を定期的に購入するため、ドルコスト平均法によって価格変動リスクを低減することが可能です。

購入金額を一定に保つため、価格が低いときは購入量が増え、高いときは購入量が減ることから、全体の平均購入単価を平準化することができます。

さらに、つみたてNISAは比較的安全な銘柄に投資できる点も特徴です。

つみたてNISAで購入できる銘柄は、金融庁が定めた基準を満たした長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託とETFに限られます。

比較的安全性が高く、長期投資に適した銘柄の中から選ぶことになるため、投資初心者でも安心して投資を始められるでしょう。

一般NISAが向いているのは「投資対象銘柄を多く選びたい中・上級者」

一般NISAは投資対象銘柄を多く選びたい中・上級者に向いています。

一般NISAで選べる商品は、上場株、ETF、REIT、投資信託などです。

上場株やETFは、外国株や海外ETFも投資対象に含まれます。

投資対象がつみたてNISAと比べて多いため、投資対象の見極めができる中・上級者向けの制度といえるでしょう。

また、一般NISAは投資資金に余裕のある人に向いています。年間120万円、5年で600万円の非課税投資枠を使い切ったほうがお得だからです。

さらに、一般NISAはつみたてNISAとは違い、スポット購入が可能であり、株などのリスク商品も取引できます。

つみたてNISAよりも値動きの大きい商品を取引できるため、短期間での利益獲得を狙うことも可能です。

非課税期間が5年間と短い点には注意

一般NISAの非課税期間は5年と短い点に注意が必要です。

つみたてNISAの非課税期間は20年間ありますが、一般NISAはその4分の1しかありません。

その分、一般NISAは年間の非課税投資枠がつみたてNISAより大きく設定されています。

ただ、非課税期間が5年しかないため、複利効果による恩恵を実感するには十分な期間とはいえません。

したがって、5年という短期間である程度の利益獲得が狙える商品を運用しなければ、非課税の恩恵を実感しにくいでしょう。

一般NISAでは、値動きの大きい株やレバレッジ型投資信託などを運用することも可能です。

ただし、これらの投資商品は値動きが大きい分、大きな利益を狙える反面、大きな損失を被るリスクがある点に注意が必要です。

5年の非課税期間を有効利用するためにも、一般NISAを利用する場合はリスクとリターンを考慮したうえで、投資する商品を選びましょう。

一般NISA・つみたてNISAを始めるのにおすすめの証券会社

一般NISAやつみたてNISAを始める場合は、下記の証券会社がおすすめです。

一般NISA・つみたてNISAを始めるのにおすすめの証券会社

各証券会社の特徴を説明します。

楽天証券

楽天証券は大手ネット証券の1社で、豊富な取扱商品、業界でも低水準の手数料体系を誇ります。

そんな楽天証券の最大の特徴は投資をしながらさまざまな方法でポイントが貯められる点です。

例えば、楽天証券では投資信託の買付を楽天カードで行うことで、購入金額に応じてポイントがもらえる「クレカ積立」のサービスを取り扱っており、つみたてNISAでも利用できます。

また、楽天証券は楽天キャッシュによる投信積立にも対応しており、楽天カードクレジットカード決済と併用すると、月額10万円までキャッシュレス決済が可能です。

楽天カードから楽天キャッシュをチャージすれば、チャージ額に対して一律0.5%のポイントが付与されるため、さらにお得にNISAで投資することができます。

その他にも、株取引の手数料や投資信託の保有残高に応じてポイントが付与されたりと、ポイントが貯まる手段は多岐にわたります。

貯めた楽天ポイントは株や投資信託などの購入に使用でき、また、楽天市場をはじめとする楽天グループのサービスに使用することも可能です。

楽天ポイントをよく利用する人や、楽天カードを持っている人に特におすすめの証券会社です。

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SBI証券

SBI証券はつみたてNISAの取扱い投資信託の本数が212本(2023年12月13日現在)と多い点が特徴です。

一般NISAに関しても、取り扱い投資信託の本数が多く、外国株や海外ETFについては米国や中国など9カ国の銘柄を取り扱っています。

また、SBI証券は三井住友カードと提携し、「SBI証券Vポイントサービス」を提供しています。

投資信託や国内株式などの取引に応じてVポイントが貯まり、貯まったVポイントは投資信託の購入に使用可能です。

また、三井住友カードを使用したクレカ積立もでき、一般NISAやつみたてNISAでも投資信託の購入金額の0.5%(最大5%)のVポイントがもらえます。

さらに、投資信託や株の取引などを条件に、対象のコンビニエンスストア・飲食店で三井住友カードを利用するとポイント付与率が上がる点も特徴です。

三井住友カードを利用している人や、総合的にサービスが充実している証券会社を選びたい人はSBI証券を選ぶと良いでしょう。

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松井証券

松井証券は大手ネット証券の中で最も歴史ある証券会社で、国内で初めてネット取引に対応した証券会社です。

これまでさまざまな先進的なサービス展開を行ってきた松井証券ですが、2023年11月からは「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」をスタートさせる予定です。

このサービスでは投資信託の全銘柄がポイントの還元対象となり、保有しているだけで保有残高に対してポイントが付与されます。

他の証券会社でも投資信託の保有残高に応じてポイントを還元するサービスを取り扱っているところはありますが、松井証券では全銘柄において業界最高のポイント還元率とすることを予定しています。

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松井証券SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
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貯まった松井証券ポイントは投資信託が購入できるほか、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフトカードへの交換が可能です。

他にも、松井証券では新NISA口座の売買手数料について、日本株と投資信託のみならず、米国株も無料とすることを発表しています。

このように他社に先駆けた取り組みを行っているため、メイン口座としてはもちろん、サブ口座としての開設もおすすめできる証券会社です。

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NISA・つみたてNISAの銘柄で迷ったら?おすすめの銘柄一覧

一般NISAやつみたてNISAの銘柄で迷った場合には、下記5つの銘柄がおすすめです。

一般NISA・つみたてNISAにおすすめの銘柄

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • フィデリティ・米国優良株・ファンド

一般NISAにおすすめの銘柄

  • 第一工業製薬(4461)
  • エスイー(3423)

一般NISAまたはつみたてNISAで運用する場合におすすめの銘柄として、インデックスファンド2つとアクティブファンド1つを選びました。

いずれも米国株など外国株に投資するファンドで、高いパフォーマンスに期待できます。

また、一般NISAにおすすめの銘柄として選んだのは2つの個別株。

両方とも配当利回りが4%台(2023年9月4日現在)と高く、安定配当に期待できる銘柄です。どちらの銘柄も株主優待を実施しているため、株主優待を重視したい人にも向いています。

なお、上記5つの銘柄については、下記の記事で各詳細を説明しています。

NISA・つみたてNISAの併用はできないが切り替えは可能

NISA口座やつみたてNISA口座は、1人につき1口座しか開設することができないため、併用することはできないので注意しましょう。

しかし、併用ではなく途中から切り替えることはでき、今年までNISAを使っていて、翌年からはつみたてNISAを使うということが可能です。

その際、同じ金融機関内で切り替えるのであれば手続きも簡単です。

しかし、金融機関も変更した上で切り替える場合は、「金融商品取引業者等変更届出書」などそのための書類を提出する必要があります。

なお、その年に買付をしていなければ、切り替え申請を9月末までに対応することで年内に切り替えできます。

切り替え手続きの所要期間は郵送で書類のやり取りをしなければならないうえ、税務署の審査もあるため、数週間~1か月程度はかかると考えておいた方が良いでしょう。

買付をしている場合は、10月以降に手続きをすると翌年1月から切り替えることができます。

また、保有している商品がある場合は、無理に売却する必要はなく、切り替えの後もそのまま保有することが可能です。

しかし、変更後の口座で運用することはできないので注意しましょう。

たとえば、NISA口座で投資信託を保有したままつみたてNISA口座に切り替えた場合、保有している投資信託は売却せずに保有できますが、つみたてNISA口座に移管することはできません。

この場合も、非課税の期間は最大5年間です。

NISA口座を変更できるのは、1年につき1回のみとなりますので注意しましょう。

まとめ

この記事ではNISAとつみたてNISAの違いを解説しました。

NISAが登場した当初、一般NISA口座しかありませんでした。

しかし、今はつみたてNISA口座もあるので、どちらを開設するか悩んでしまう人もいるでしょう。

どちらを選んでも、異なるメリットとデメリットがあります。

この記事で解説したそれぞれの特徴を参考に、自分の投資スタイルや、投資の目的に合わせて適切な方を開設しましょう。

開設してからも、合わないと思ったら切り替えが可能なので、まずは試してみることをお勧めします。

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