ゴールドカードの限度額はいくら?平均額・引き上げ方法とおすすめカード4選を紹介
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「普段使っているクレジットカードの限度額では欲しいものを買えない」
「あっという間に限度額に達してしまう」
このように現状の限度額が低いと感じている人には、ゴールドカードがおすすめです。
ゴールドカード | 一般カード | |
---|---|---|
楽天カード | 5~200万円 | 5~100万円 |
三井住友カード | 50~200万円 | 10~80万円 |
イオンカード | 50~200万円 | 10~100万円 |
dカード | 10~300万円 | 10~100万円 |
一般カードに比べて、ゴールドカードの上限限度額は高く設定されているためです。
ただし、実際に利用できる金額は人によって異なるため、「ゴールドカードを作れば絶対に限度額が増える」とは言い切れません。
この記事では、限度額の高いおすすめのゴールドカードのほか、どうすれば限度額をあげられるのかについて紹介していきます。
限度額が高めに設定されているだけでなく、さまざまなメリットのあるゴールドカードも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
現在市場に流通しているゴールドカードには、年会費が無料のものから3万円程度かかるものまでさまざまな種類が存在します。そして、限度額も利用開始時は低く設定されており、その後利用実績を積むことにより上がっていくのが通常です。
ゴールドカードの場合、発行当初の限度額は30万円から50万円程度に設定され、使っているうちに100万円程度まで増額されるケースが多いようですが、カード会社による限度額の増額が待ちきれない場合は、申請することにより限度額を引き上げてもらうことが可能です。しかしその際には、その人の年収や生活状況などを調査したうえで限度額が決まることになりますので、希望通りの引き上げ額に達しない可能性もあることを覚えておきましょう。
ゴールドカードの限度額を確実に引き上げるためには、まずキャッシング枠を0円にしておくことをおすすめします。
なぜなら限度額にはキャッシング枠も考慮されるからです。そのほか、長期にわたってメインカードとして少額でも日々利用し続けることで限度額も上がりやすくなります。
もちろんその際には滞納などを起こすことのないように、引き落とし日前には口座残高を確認することを忘れないようにしましょう。
不安な場合は、異なるクレジットカード会社のゴールドカードを併せ持っておき、必要な際にサブカードとして利用するなど、利用の仕方を工夫することをおすすめします。
ゴールドカードについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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ゴールドカードと一般カードの限度額を比較
ゴールドカードの限度額は一般カードより高く設定されているといわれています。
ここでは、いくつかのクレジットカードでゴールドカードと一般カードの限度額を比較し、実際にどれぐらいの差があるのを確かめてみましょう。
ゴールドカード | 一般カード | |
---|---|---|
楽天カード | 5~200万円 | 5~100万円 |
三井住友カード | 50~200万円 | 10~80万円 |
イオンカード | 50~200万円 | 10~100万円 |
dカード | 10~300万円 | 10~100万円 |
この表からわかるのは、一般カードとゴールドカードの限度額にはかなりの差があるということ。
一般カードであれば最高で100万円ほどですが、ゴールドカードならその何倍かにまで跳ね上がっています。
それと同時に注目すべきは、たとえゴールドカードとはいえ、初期の限度額は一般カードとさほど変わらないということです。
ただしカードを発行するまで、実際の限度額がどのあたりに設定されるかはわかりません。
実際の限度額は、クレジットカードに申し込んだ際の審査結果によります。
そのため、実際の限度額が思っていたよりも低かったというケースも少なくありませんが、クレジットカードの使い方次第で限度額を上げることも可能です。
ゴールドカードの限度額は最大300万ほど
クレジットカードの限度額は、カードを申し込んだ際の審査の結果次第です。
審査対象となるのは、申し込んだ本人の信用情報や職業、収入など。
それらの情報を総合し、カードごとに定められた限度額の範囲内で利用可能枠が決まるのです。
最高限度額はカードの種類やランクごとにさまざまですが、ゴールドカードの場合は、最大で300万円ほどになっています。
利用可能枠が最初から最高限度額にまで引き上げられることはなかなかありませんが、クレジットカード会社からの信頼を得られればそれだけの額に引き上げられるというわけです。
上限を定めていないカードもある
カードの中には、限度額に一定の上限を定めていないものもあります。
ステータスカードの代名詞ダイナースカード、ダイナース提携カードなどには限度額が制限されていません。
これは、一人ひとりの年収や資産などを審査し、それに即した限度額を個別に設定するからです。
つまり、「限度額に制限なし」=「無制限に使える」というわけではないのです。
一般的なゴールドカードの最高限度額である300万円を大幅に超えるケースもあれば、一般カードの最高限度額までしか設定されないというケースもありますので、ご注意ください。
次の項目では、ゴールドカードの初期設定額がどのように決まるのかについて解説します。
ゴールドカードの初期限度額
ゴールドカードの場合、初期限度額の多くは100万円程度になっています。
これは、カード申し込み時の信用情報や収入、資産などに大きな問題がない場合のこと。
「ゴールドカードを発行しても大丈夫な人」と認定されるわけですから、驚くほど低い額でもなければ高い額でもないというのが実際のところでしょう。
以下の項目で、初期限度額が決められる基準、審査に加味される要素について確かめていきます。
基準は「支払可能見込額」
そもそも、クレジットカードに限度額が決められているのは、カード会社のリスクを回避するため。
年収が300万円の人に同額の限度額を付与しても、生活維持費などを差し引くと回収できない可能性が高くなります。
そのため、クレジットカードの限度額として定められるのは「当人が支払えると見込まれる額」となっています。これを「支払可能見込額」といいます。
「支払可能見込額」を決める要素は、申し込み者が申告した下記などの情報です。
- 年収
- 年間請求予定金額
- 法律上で定められている生活維持費
これらを勘案して、申し込み者が支払えるであろう額を算出するわけです。
「支払可能見込額」に加味される要素
「支払可能見込額」を算出する際、上記の要素以外に加味される要素があります。
- 過去にどのような借り入れをしてどう返済しているか(利用履歴・信用情報)
- 現在勤めている会社の勤続年数や役職
- 金融機関からの借り入れ状況
- 居住年数
- 貯蓄額
などです。
クレジットカード会社は、これらの要素を加味することで申し込み者が信用に足る人物であるかどうかを判断していきます。
とはいえ、この初期限度額がずっと変わらないわけではありません。
カードの利用状況やカード所有者の申請などによって、限度額が引き上げられる可能性があります。
以下の項目では、ゴールドカードの限度額を引き上げる方法について紹介しましょう。
ゴールドカードの限度額を引き上げる方法
クレジットカードの限度額は一般に、カード発行後半年は引き上げることができません。これは、ゴールドカードに限った話ではなく、どのランクにおいても同様です。
この半年という期間でクレジットカード会社は、カードの所有者がどのようにカードを利用するかの情報を集めます。
カードの利用と返済とが滞りなくおこなわれていることを確かめ、十分信用できる人物であると判断できる場合に、限度額の引き上げを検討する段階に入るわけです。
つまり、クレジットカードの限度額を引き上げるための大前提は、クレジットカードを利用して利用履歴を構築すること。
早期に限度額を引き上げたいのであれば、最初の半年間で積極的にクレジットカードを利用するようにしましょう。
その上で、以下に紹介するような限度額引き上げの手続きをおこなってください。
カード会社に増額申請する
限度額を引き上げる方法として最初に試していただきたいのが、クレジットカード会社に増額を申請すること。
ただし、カード発行後半年間は定期的にカードを利用し、信用度を上げてから増額申請することがポイントです。
毎月限度額近くまでクレジットで決済しているという場合は、毎月の限度額を継続的に引き上げるのがおすすめ。
申請に際しては、次のような項目が問われます。
- 利用希望枠
- 年収
- 預貯金額
- 現在の住まい
- 世帯人数
- 家族構成
クレジットカードの申し込みをしたときと同じような項目が続きますが、半年間の利用実績と合わせることで、限度額増額の可能性が高まるのです。
このとき、増額の審査に落ちたとしても信用情報には何の影響もありませんので、まずは増額申請にトライしてみましょう。
一時的な増額も可能
「通常ならさほど高額な買物をしないけれど、海外旅行に行く間だけは限度額ギリギリになる」「年に1回自分へのご褒美として高級ブランド品を購入する」というような人は、一時的な増額を申請してみましょう。
クレジットカードの多くは、1~2ヶ月単位での限度額の引き上げを実施しています。
サポートデスクなどに連絡を取り、一時的な増額を申し入れるわけですが、継続的な増額と比較すると、クレジットカード会社からの許可を得やすく、非常に便利です。
また、ダイナースカードには事前入金サービスがあり、事前入金した分だけ限度額を引き上げることができます。
利用実績で自動的に増額される場合も
カードの所有者が自主的に限度額の引き上げを申請していないにもかかわらず、それまでの利用実績を勘案してクレジットカード会社側が限度額の引き上げを実施するケースもあります。
特に、毎月の利用額が限度額いっぱいであり、なおかつ返済にも滞りがないといった場合は、自動的に増額される可能性が高いとされています。
いずれにしても、限度額が増額されるためには、遅延のない支払いが必須。クレジット決済をするということは、お金を借りている状態なのだと肝に銘じて、遅れることなく返済するようにしてください。
次の項目では、クレジットカードの限度額を考えるうえでぜひ知っておきたいポイントを2つ挙げ、解説していきます。
ゴールドカードの限度額に関する注意点
ゴールドカードに限った話ではありませんが、クレジットカードの限度額引き上げや限度額そのものについて考える際、注意しておくべきポイントがあります。
それは、限度額にはいくつかの種類があるということ。
買物する際の利用可能枠に加えて、キャッシング利用可能枠、割賦利用枠などを併せて、ここでは「限度額」と表現しています。
この「限度額」についてよく知らないままクレジットカードを使うと、なぜか思っていた以上に早く限度額に達してしまったという事態に陥りかねません。
クレジットカードをしっかり使いこなすためにも、以下の2点についてよく注意しておきましょう。
ゴールドカードの限度額に関する注意点
分割やリボ払いの期間は要注意
割賦可能枠分割やリボ払いの支払残高が残っている間は、利用可能枠も減っていくので要注意。
たとえば、限度額が100万円のカードで割賦残高が20万円ある場合、利用可能枠は80万円ということになります。
割賦残高を計算に入れず、大きな買物をしてしまって限度額に達してしまうということにもなり兼ねないので注意が必要です。
同じ発行会社で複数のカードを使う場合
同じ発行会社に申請し、ブランドが異なるカードを複数枚持つことは可能です。しかし、注意しておかねばならないのが「限度額」。
同じ発行会社で種類が異なるクレジットカードを所持する場合は、それぞれに限度額が付与されますが、種類が同じカードを発行すると、限度額が高い方が適用される仕組みです。
これは、複数枚のカードを所持していても、利用限度額が増えることがないということ。
同じ種類のカードを持っていて、片方の限度額が100万円、片方の限度額が50万円だった場合は、限度額100万円が適用されます。片方で30万円利用すると、もう片方では70万円しか利用できませんので、ご注意ください。
次の項目では、利用限度額が高いゴールドカードの中からおすすめのものを5つ紹介しています。ぜひ参考にしてください。
利用限度額で選ぶゴールドカードおすすめ4選
ここでは、十分な利用限度額に加えて、さまざまなメリットを実感できるおすすめゴールドカードを5つ厳選して紹介しています。
普段どのようなシーンでカードを利用しているのか、どのような付帯サービスを望んでいるのかなどをよく考えたうえで、自分にぴったりの1枚を選ぶのにお役立てください。
最高限度額300万円!国内・海外旅行保険が手厚い利用付帯「JCBゴールド」
JCBゴールドの最高利用限度額は300万円とされており、ゴールドカードの中でもかなり高めの設定です。
カードのステータスと信頼性も、JCBプロパーカードだけに折り紙付き。
国内旅行・海外旅行に際しての旅行保険も利用付帯で手厚い内容になっており、さらに海外でカードを利用すればポイント2倍のメリットが。国内の主要空港ラウンジを利用できることもあって、旅行好きの方には特におすすめです。
年に100万円以上利用すれば、プライオリティパスなどがつくJCBゴールドザプレミアにランクアップできる可能性があるのもうれしいポイントといえるでしょう。
高いステータスが魅力!キャッシュレス決済も充実「三井住友カード ゴールド」
三井住友カード ゴールドは、30歳以上限定で所有できるゴールドカードです。
限度額は50~200万円と決して高いほうではありませんが、三井住友ブランドのおかげで、社会的信用やステータスが高いのが三井住友カード ゴールドの特徴。
そのほかに国内主要空港ラウンジが同伴者1名分も無料になったりとゴールドカードならではの付帯サービスも楽しむことができます。
iDやWAON、Apple Pay、Visa payWaveといったキャッシュレス決済も充実しており、使い勝手のよさもメリットのひとつです。
高コスパが大きな魅力!三菱UFJ銀行に口座があるなら「三菱UFJカード ゴールド」
三菱UFJカード ゴールドの限度額は10〜200万円で、カードの魅力は何といっても格安の年会費。
ゴールドカードにもかかわらず、年会費は初年度無料で、2年目以降も2,095円(税込)しかかかりません。
加えて、付帯サービスも充実。海外旅行保険は自動付帯しています。
さらに、三菱UFJ銀行のATM手数料が優遇されるといったサービスもあるため、三菱UFJ銀行に口座があるなら検討すべきカードといえるでしょう。
まとめ
この記事では、一般カードとゴールドカードの限度額の違いなどを提示しつつ、限度額の基本的な考え方や初期設定額などについて紹介しました。
最初から最大限度額まで使えるケースはほとんどありませんが、カードが発行されてから半年程度を目途に限度額の引き上げを申請できます。
ゴールドカードなら、付帯サービスも充実しており、年会費を払ってもなお満足のいくサービスを実感できるはず。
この記事内でもおすすめのゴールドカードを紹介しています。
それぞれに独自のサービスを打ち出すゴールドカードの中から、自分にぴったりの1枚をお選びください。
本記事の編集者について

イーデス編集部
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