デビットカードはコンビニでも使える!使い方や注意点をまとめて紹介
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デビットカードはカード使用と同時に指定の銀行口座から支払い金額が引き落とされる仕組みとなっており、銀行口座からダイレクトに支払いできるところが大きな魅力です。
利用頻度の多いコンビニでも利用できるものなのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では
をまとめてご紹介します。
最後まで読めば、コンビニでデビットカードを有効活用できるようになるはずです。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
デビットカードをコンビニで利用する人は意外に多いのかもしれません。
その場で少額を口座から支払えるため、気兼ねなく利用できます。
現金での支払いと同様と考えれば、ポイントも付きますしメリットは大きいと考えます。
注意点は、一部の公共料金の支払いやチャージには利用できないことがある点です。
そうした場合には現金での支払いとなる恐れもあります。
また、コンビニでデビットカードを使用する場合には、他のカードや現金と併用することができません。
そのため、デビットカードを利用する場合には、すべてデビットカードで支払いを済ませる必要があります。
この他、一括払いが大前提のため分割払いはできません。注意してください。
コンビニなど少額決済ではデビットカードは大変便利です。
まだ利用されていない方は是非記事を読んでどのデビットカードがよいか検討してみてくださいね。

伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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デビットカードはコンビニでも使える
「デビットカードはコンビニで利用できるの?」と疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
まずは、デビットカードがコンビニで利用できることをご紹介します。
デビットカードはコンビニ支払いで利用できる
デビットカードはクレジットカードと同じように、レジにVisaやMastercard®、JCBなど国際ブランドのマークがあるお店でならどこでも使用できます。
コンビニエンスストアでは、各ブランドのマークが表示されているため、難なく利用することが可能です。
2018年に三井住友カードが実施した「SMBCデビット調査」では、デビットカードを利用する場所として
- 1位:コンビニ
- 2位:スーパーマーケット
となっており、実際にデビットカードをコンビニで利用している人が多いことが分かります。
【参考】:三井住友カード:「SMBCデビット調査」
デビットカードがコンビニで利用できるところが分かったところで、次はコンビニで利用するときにはどのようなことに注意をしたらいいのかご紹介します。
コンビニでデビットカードを使うときの3つの注意点
デビットカードは基本的にコンビニのどのような支払いにでも利用できますが、一部除外があります。
ここでは、デビットカードをコンビニで利用するときに知っておきたい注意点を3つご紹介します。
一部の公共料金支払いやチャージに利用できないことがある
デビットカードによっては水道や電気代、電話代などの公共料金支払いに使用できない場合があります。
持っているデビットカードがどのような公共料金支払いに対応しているのか、ホームページなどで確認するのがおすすめです。
また、コンビニ支払い専用用紙を利用する場合、現金のみの支払いと限定されていることも多いですが、このようなパターンでもデビットカードでの支払いはできません。
他にも、デビットカードによっては不正利用が多く報告されている一部の電子マネーへのチャージ利用を制限していることもあります。
電子マネーへのチャージが可能かどうかもデビットカードによって異なるため、注意しておきましょう。
他の決済方法との併用はできない
コンビニでデビットカードを使用する場合、現金やプリペイドカード、クレジットカードなどとの併用はできません。
一度のお会計で「1,000円をデビットカードで残りを現金で」などと支払い方法を分けることはできないため、他の支払い方法と併用したい場合はお会計を分ける必要があります。
コンビニでデビットカードを使う場合には、他の支払い方法と混ぜて使えないことを覚えておきましょう。
分割払いやリボ払いはできない
デビットカードは、カード使用と同時に指定の銀行口座から支払い金額が引き落とされる仕組みとなっています。
そのため、銀行口座に残っている金額からの一括払いのみに対応しており、分割払いやリボ払いは使えません。
コンビニでデビットカードを使用するときには、銀行口座内に残っている金額内での一括払いしかできないことを把握しておくことが大切です。
コンビニでデビットカードを使用するときの注意点が分かったところで、実際にどのような手順で使用したらいいのか見てみましょう。
デビットカードをコンビニで使用するときの手順
実際にコンビニではデビットカードをどのように使用するのか、手順に沿ってご紹介します。
STEP.1
デビットカードを提示
コンビニで支払いをするときに「VISAでお願いします」といった感じでデビットカードの国際ブランドの名前と伝え、デビットカードを提示します。このときに「デビットカードで」と伝えるとJ-Debitと誤認されることがあり、使用できないと言われてしまう可能性があります。
STEP.2
一括払いで支払う
支払い方法を聞かれた場合には「一括払いでお願いします」と回答します。これで会計処理をしてもらえます。(会計処理をするときに暗証番号やサインを求められる場合があります)
国際ブランドや「ID」のタッチ決済が利用できる場合には、
「Visaのタッチ決済でお願いします」
「IDのタッチ決済でお願いします」
などと伝えた後に、カーリーダーにタッチをするだけで会計処理が完了します。
このように、コンビニ支払いでデビットカードを使うのはとても簡単で、手軽に使用できます。
デビットカード支払い時にエラーとなる原因
コンビニでデビットカード支払いをしたときにエラーとなる原因としては、次の3つが考えられます。
1.指定口座に支払い額分の現金が入っていない
先ほども説明したように、デビットカードは使用と同時に指定の銀行口座から支払い額が引き落としされます。
支払いをしようとしている現金が指定口座に残っていないと、エラーとなってしまい支払いが実行されません。
コンビニでデビットカードを使用する前には、銀行口座にどれくらい現金が残っているのか確認するようにしましょう。
2.利用限度額に達している
多くのデビットカードは、1日の利用額設定や1ヵ月の利用額設定ができるようになっています。
自分で設定した利用額に達している場合はエラーとなり、支払いができません。
デビットカード支払いの頻度が多い場合は、利用額に達していることが原因かもしれません。
3.稀にカード会社側でトラブルが発生している可能性も
稀にカード会社のサーバーや回線トラブルにより、決済ができないことがあります。
他の原因が考えられないのにデビットカードが利用できない場合は何らかのトラブルが発生している場合があるので、カード会社に問い合わせをしてみてください。
コンビニでデビットカード支払いができない場合には、このような3つのケースが考えられるので当てはまるものはないかチェックしてみてください。
コンビニでのデビットカードの使い方が分かったところで次は、コンビニでデビットカードを利用するメリットをご紹介します。
コンビニでデビットカードを利用する3つのメリット
コンビニで手軽に支払いができるデビットカードですが、コンビニ支払いに利用するメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
ここでは、3つのメリットをご紹介します。
コンビニでデビットカードを利用するメリット
コンビニでの使いすぎを防止できる
現在、日本全国にコンビニは約55,000店あると言われています。
フラッと立ち寄れる場所にあるのでスイーツや飲み物、ご飯などついつい購入してしまう人も多いのではないでしょうか。
コンビニの支払い時にデビットカードを使うことで、コンビニでの利用額を抑えることができます。
口座に入っている金額しか使用できないのはもちろんのこと1日の利用額や1ヵ月の利用額を個人設定できるカードが多いので、上限に達すると使用できなくなります。
利用限度額は個人設定ができるため資金計画に合わせて、調整することが可能です。
「コンビニではデビットカード支払いしかしない」と決めれば、決められた予算内で買いすぎを予防しながら買い物が楽しめるようになります。
現金を持ち歩く必要がない
会社や自宅付近のコンビニに行くとき、財布や携帯電話など持ち歩くものが多いと荷物がかさばり手軽さに欠けますが、デビットカード支払いを覚えてしまえばデビットカード1枚でコンビニに出かけられます。
現金を持ち歩く必要がなく身軽に買い物ができるところも、デビットカードで支払いをするメリットだと言えるでしょう。
クレジットカード同等のセキュリティが備わっている
デビットカードはクレジットカード同等のセキュリティが備わっているため、安全に利用できるところも大きな魅力です。
カード会社にもよりますが不正感知システムを導入しカード利用を監視している場合や、カード利用履歴がプッシュ通知されるので不正利用にいち早く気付ける場合などさまざまな施策を取り入れています。
不正利用された場合やデビットカードを落としてしまった場合は、専用のヘルプデスクに問い合わせることですぐに対応してもらえます。
安全性と便利さの両方を兼ね備えているため、コンビニでも気兼ねなく利用することが可能です。
コンビニでデビットカードを利用するメリットが把握できたところで、最後にコンビニで使いたいおすすめのデビットカードを厳選してご紹介します。
コンビニで使える!おすすめのデビットカード4選
コンビニでのデビットカードの使い方やデビットカードならではのメリットが分かったところで、最後にコンビニでも利用できるおすすめのデビットカードを紹介します。
どのようなデビットカードがあるのか、ぜひ参考にしてみてください。
コンビニで利用できるおすすめのデビットカード
キャッシュバックによる還元がうれしい「Sony Bank WALLET」
「Sony Bank WALLET」はソニー銀行の口座開設ができる方はどなたでも発行することができ、年会費無料、発行手数料も無料で申込みから約1週間で届きます。コンビニでの利用はもちろん可能でVisaのタッチ決済にも対応。さらにGoogle Payを使えばより便利に使うことができます。
還元優待プログラムClub Sのステージによって還元率が0.5%~最大2%まで残高や利用条件によって変わります。ポイントではなく、キャッシュバックによる還元であることも特徴で、ポイントに比べ交換の手間や期限切れの心配がないこともこのデビットカードの大きなメリットです。
また、専用アプリ「Sony Bank WALLET アプリ」を使えば、簡単に残高や利用状況を確認でき、一時停止や利用限度額の設定もできるので使い過ぎや不正利用対策にもなるため非常に便利です。
PayPayユーザーにおすすめ「PayPay銀行 Visaデビットカード」
「PayPay銀行 Visaデビットカード」は本人確認後ならPayPayにチャージしすぎてしまっても手数料0円で出金できて便利なPayPayユーザーにおすすめのデビットカードです。
年会費や発行手数料は無料です。審査不要で最短5日でカードが届くのでどなたでも作りやすく発行スピードが早いことも特徴です。
またVisaのタッチ決済にお対応しているため、コンビニ利用にも便利です。
Visaのタッチ決済に対応!「GMOあおぞらネット銀行デビット」
「GMOあおぞらネット銀行デビット」はVisaのタッチ決済に対応しているのでコンビニでもタッチするだけでスムーズにお支払いできるのでとても便利です。
ご利用状況によって優遇されるカスタマーステージにより0.6%~最大1.2%がキャッシュバックされます。カスタマーステージは年4回のステージ変更のチャンスがあり、3ヶ月間の合計利用額や外貨普通預金残高などの判定条件があります。
通常時でもご利用額の0.6%のキャッシュバック還元なのでお得なデビットカードと言えるでしょう。
また、アプリで利用履歴を確認できて使いすぎる心配も少ないのでシッカリ管理できるので安心です。
電子マネーWAONが使えて高還元率「イオン銀行キャッシュ+デビット」
「イオン銀行キャッシュ+デビット」は年会費や発行手数料無料のデビットカードです。コンビニでの支払いはもちろん、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ等の電子マネーWAONに対応しているコンビニではWAONのオートチャージ利用での支払いで200円(税込)ごとに2ポイントが還元されるので1.0%の還元率でお買い物ができます。
基本の還元率は0.5%、200円(税込)ごとに1WAON POINTが還元され、イオングループ対象店舗なら1.0%の還元率になります。また、電子マネーWAONに対応しているお店ならイオングループ以外でもWAONのオートチャージ利用で還元率1.0%で利用でき、デビットカードの中では高還元率のカードと言えます。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
デビットカードでの支払いになれたときに、日々いくらまで利用するか限度は決めておいた方が良いです。
自己管理もしっかり行ってくださいね。
まとめ
デビットカードはカード使用と同時に指定の銀行口座から支払い額が引き落とされる仕組みとなっており、「VISA」など国際ブランドのマークのあるコンビニで使用できます。
コンビニで使用するときは一括支払いを指定するだけなので手軽に使用でき、実際にデビットカードの使い道としてコンビニ利用が1位となっているのも事実です。
多くのデビットカードでは支払い上限額を個人設定できるのでコンビニでの使いすぎを予防できるのはもちろん、ポイントが貯まるなど現金支払いにはないメリットは得られます。

ぜひ、コンビニでの支払いにデビットカードを上手に活用してみてください。
本記事の編集者について

イーデス編集部
専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。
デビットカードの使い方に迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。