ビックカメラSuicaカードで驚きの還元率11.5%を叶える方法
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「ビックカメラ」は、業界トップクラスの価格安さと豊富な品ぞろえでシェアを拡大し、今では業界最大規模の家電量販店に成長しています。
また、「ビックポイントカード」と呼ばれるポイントカードのポイント還元率の高さもしばしば話題に上ります。
このビックポイントカードとJR東日本の交通系ICカード「Suica」が一体になった「ビックカメラSuicaカード」というクレジットカードがあることをご存知でしたか?
この記事を読んでいるあなたは、ビックカメラSuicaカードがどのようなカードか、またポイントの還元率を高くする方法を知りたいとは思いませんか?
今回の記事を最後まで読めば、上記の疑問がすべて解決します。
加えて、ビックカメラSuicaカードの基本情報、メリット・デメリット、利用に向いている人のタイプも合わせて紹介します。
この記事を最後まで読めば、ビックカメラSuicaカードのすべてを知ることができるはずです。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
「最強の電子マネーは?」と聞かれれば「Suica」と答えます。
理由は鉄道乗車に利用できるためです。
首都圏の人で鉄道乗車がほとんどない人は少ないでしょう。nanacoやWAONなども便利ですが、鉄道の乗車時には使えません。
以前はスマホアプリ利用はSuicaのみでしたが、PASMOや今後はICOCAもモバイル対応するため、Suicaの優位性は若干落ちています。
それでもSuicaへのチャージで1.5%のJRE POINTが付くため、Suicaを利用できる場所は全て1.5%還元と考えられます。
最近は1.5%を超えるようなクレジットカードはほとんどありませんので、これだけ考えてもメリットがあります。
ただし、1.5%のJRE POINTが貯まるのは(ii)のマークのないビューカードのみ。
ANA VISA SuicaカードやイオンSuicaカードはチャージ時のポイントが異なります。
これらを総合すると、年1回でも利用すれば年会費が無料になるビックカメラSuicaカードは最強と言えるでしょう。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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ビックカメラSuicaカードの概要
まずは、ビックカメラSuicaカードがどのような特徴を持ったカードなのかを見ていきましょう。
ここでは、年会費、ポイント制度、国際ブランドといった基本情報を紹介していきます。
ビックカメラSuicaカードの年会費
ビックカメラSuicaカードの年会費は、524円(税込)です。ただし、初年度の年会費は無料、2年目以降もビックカメラSuicaカードを使って一度でも決済すれば翌年度の年会費は無料になります。
つまり、1年に一度でも利用すれば年会費無料で使い続けることができます。
ビックカメラSuicaカードのポイント制度
ビックカメラSuicaカードを使って買い物をすると、ビューカードのポイント「JRE POINT」とビックカメラのポイント「ビックポイント」の2種類のポイントが同時に貯まります。
ショッピングの場合両者のポイント還元率は、0.5%なので、実質ポイント還元率は1.0%になります。
簡単に言うと、1,000円の買い物をした場合、JRE POINT5ポイント(5円相当)+ビックポイント5ポイント(5円相当)が貯まるというわけです。
貯めた各ポイントの主な交換先は、以下の表の通りです。
ポイント名 | ポイントの使いみち |
---|---|
JRE POINT |
|
ビックポイント |
|
上記の表を見ると分かるように、JRE POINTはSuicaに交換できるほか、ビックポイントにも交換できます。
ビックポイントを効率よく貯めたい人にはおすすめのカードです。
国際ブランドはVISAまたはJCB
ビックカメラSuicaカードの国際ブランドはVISAとJCBの2種類が用意されていて、どちらでも好きな方を選ぶことができます。
VISAもJCBも主要国際ブランドなので、クレジットカード使えないというケースはどちらもあまり心配しなくても良いでしょう。
世界シェアNo.1はVISAですので、海外でも使うケースがあるという人はVISAを選ぶことをおすすめします。
ここまで、ビックカメラSuicaカードの基本情報をお届けしました。どのようなカードかが大体分かってきたのではないでしょうか。
次の章では、ビックカメラSuicaカードのメリットについてお話ししていきます。
ビックカメラSuicaカードの3つのメリット
この章では、ビックカメラSuicaカードのメリットに着目してお伝えしていきます。筆者が考えるビックカメラSuicaカードの代表的なメリットは以下の3点です。
それぞれ詳しく解説していきます。
Suicaへのオートチャージでポイントが貯まる
ビックカメラSuicaカードを使ってSuicaにチャージ(入金)をすると1.5%相当のJRE POINTが付与されます。
分かりやすく言うと、1,000円をSuicaにチャージすると15ポイント(15円相当)のJRE POINTが貯まります。
年間で10万円分チャージした場合、1,500円相当がキャッシュバックされると考えれば、馬鹿にできない金額ということが分かるのではないでしょうか。
現金チャージの手間なし!オートチャージが利用可能
チャージ(入金)をするなら、オートチャージ機能をおすすめします。
オートチャージとは、自分であらかじめ設定した残高を下回ると自動的にクレジットカードからチャージされるという機能です。
設定した残高以下の状態で自動改札機にタッチすると、設定した金額がSuicaに入金されます。例えば筆者は残高が1,000円を切ると、3,000円が自動でチャージされるように設定しています。
このようにオートチャージは、「どれくらいの残高になったら」「いくらチャージする」を自由に設定できます。どちらも下限は1,000円、上限は1万円でこの範囲内であれば1,000円単位で自由に設定を変更できます。
設定を変更するには、JR東日本駅構内にあるJR東日本が提供するATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」に行く必要があります。なお、Suicaへのチャージの上限は2万円です。
ビックカメラでチャージしたSuica決済なら11.5%でポイントが貯まる
ビックカメラの店頭で、オートチャージでチャージしたSuicaで買い物をすると利用額の11.5%のポイントが貯まることになります。内訳は以下の通りです。
オートチャージ分1.5%(JRE POINT)+ビックポイントカード分10%(ビックポイント)=11.5%
なお、ビックポイントカード分の10%は、ビックカメラポイント会員が現金で購入した場合の還元率です。
ビックカメラSuicaカードはクレジットカードですが、Suicaを使った場合は現金払いと同様のポイントが付与されます。ちなみに、基本クレジットカード払いの付与ポイントは8%です。
支払方法 | 最大10%還元 | 最大8%還元 |
---|---|---|
クレジットカード | ビックカメラSuicaカード ビックカメラJQ SUGOCAカード | 左記以外のクレカ |
電子マネー | Suicaを含む各種交通系電子マネー WAON | iD |
ギフトカード | ビックカメラギフトカード ビック商品券 | 左記以外のギフトカード |
その他 | ビックカメラ JMB WAONカード デビットカード | Apple Pay(QUICPay)など |
例えばSuicaチャージの上限2万円をそのままビックカメラでの支払いに使った場合、2,300円分のポイントが付与されるというわけです。
クレジットカードのポイント還元率は0.5%ほどが普通、高くても2~3%なのに比べると11.5%という数字がいかに驚きの数字であるかということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
年に一度でも利用すれば年会費が無料になる
先にもお話したように、ビックカメラSuicaカードは524円(税込)の年会費がかかりますが、前年度に一度でも利用実績がある場合、翌年度の年会費は無料になります。
Suicaへのオートチャージや、駅の券売機やVIEW ALTTE(ビューアルッテ)という専用のATMでクレジットカードから搭載されているSuicaにチャージするだけで、年会費が無料になります。
海外旅行保険が自動付帯
ビックカメラSuicaカードには海外旅行保険が自動付帯されています。
保険の自動付帯とは、持っているだけで保険対象になる保険のことです。ビックカメラSuicaカードに自動付帯されている海外旅行保険の内容は以下の表の通りです。
▼ 海外旅行傷害保険の内容
海外旅行傷害保険の内容 | 補償金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 50万円限度 |
疾病治療費用 | 50万円限度 |
個人賠償責任 | 3,000万円限度 |
また利用付帯保険ではありますが、国内旅行保険も完備しています。
利用付帯とは、旅行代金をビックカメラSuicaカードで支払った場合に、保険対象になるタイプの保険です。
ビックカメラSuicaカードの国内旅行保険の内容は以下の通りです。
▼ 国内旅行傷害保険の内容
国内旅行傷害保険の内容 | 補償金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院 | 日額3,000円 |
手術 | 入院保険金日額の10倍または5倍 |
通院 | 日額2,000円 |
オンラインショップ「ビックカメラ.com」でも11%の還元率
ビックカメラにはオンラインショップ「ビックカメラ.com」がありますが、その決済にビックカメラSuicaカードを使った場合、ポイント還元率は11%になります。
11%の内訳は以下の通りです。
ビックポイント分10%+クレジットカード利用分0.5%+ビューポイント分0.5%=11%
10万円分の商品をビックカメラ.comで購入した場合、ビックカメラSuicaカードは、10万円×11%で11,000円分のポイントが付与されます。
実店舗に行かなくてもインターネットショッピングでよくビックカメラを利用するという人は、ぜひ入っておきたいクレジットカードということが分かったのではないでしょうか。
この章では、ビックカメラSuicaカードのメリットに焦点を絞ってお話ししてきました。
メリットと同時にデメリットもチェックしておかないとのちのち後悔してしまう場合が考えられます。
そこで次の章では、ビックカメラSuicaカードのデメリット面をお伝えしていきます。悔いのないクレジットカード選びのためにも、デメリットは必ず把握しておきましょう。
先に知っておこう!ビックカメラSuicaカードの2つのデメリット
クレジットカードを選ぶ際に、メリットを知ることと同じくらい大切なことがデメリットを把握することです。
この章ではビックカメラSuicaカードのデメリットや注意したいポイントをお伝えしていきます。筆者が考えるビックカメラSuicaカードの主なデメリットは以下の2点です。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
JR東日本の改札でないとオートチャージできない
オートチャージが便利でお得なビックカメラSuicaカードですが、JR東日本の改札以外ではオートチャージをすることができません。
JR東日本以外のエリアでも電子マネーとして使うことはできますが、オートチャージには対応していません。
チャージできる駅の券売機やVIEW ALTTE(ビューアルッテ)という専用のATMも、JR東日本のエリア外では数が限られているため、Suicaにチャージするのが制限されます。
参考:JR東日本エリア外の「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)一覧
JR東日本エリア以外に住んでいる人はこの点を注意してください。
1年に一度でも利用しないと年会費がかかる
ビックカメラSuicaカードは、年に一度でも利用すると翌年の年会費(税込524円)が無料になりますが、逆に言えば年に一度も利用しないと年会費がかかってしまいます。
年会費を節約したい方は、1年に一度は利用するのを忘れないようにしましょう。
この章では、ビックカメラSuicaカードのデメリットや注意点についてお話してきました。これでビックカメラSuicaカードについてメリット・デメリットの両面を知ることができました。
次の章では、メリットとデメリットを踏まえ、「どういった人にビックカメラSuicaカードが向いているのか」を解説していきます。
ビックカメラSuicaカード はこのような人におすすめ
ビックカメラSuicaカードのメリットとデメリットを考えると、おすすめしたいのは以下のタイプの人です。
どのような観点からおすすめするのかを詳しく見ていきましょう。
JR東日本をよく利用する人
JR東日本沿線に住んでいて普段からJR東日本の電車を利用するという人は、ビックカメラSuicaカードに向いています。
SuicaはJR東日本が発行する電子マネーですが、現在では他エリアでも使うことができます。
ただし、便利でお得なオートチャージ機能を使うには、JR東日本の駅改札にタッチする必要があります。
JR東日本エリア以外に住んでいる人は、各地域に合ったクレジットカードをまず探してみることをおすすめします。
ビックカメラをよく利用する人
ビックカメラSuicaカードはクレジットカードであるとともにビックカメラのポイントカードという側面もあるため、ビックカメラをよく利用する人にはおすすめです。
前出のように、オートチャージしたSuicaを使ってビックカメラで決済すると最大11.5%の還元率でポイントが付与されます。
ビックカメラをよく利用する人にとっては、入会しておいて損はないカードと言えます。
まとめ
本記事ではJR東日本の電子マネー「Suica」と家電量販店大手「ビックカメラ」のポイントカード「ビックポイントカード」が一体になったビックカメラSuicaカードについて詳しく紹介してきました。
ここで最後に、ビックカメラSuicaカードのメリットとデメリットをおさらいしましょう。
まずメリットは、
- Suicaへのオートチャージでポイントが貯まる
- 年に一度でも利用すれば年会費が無料になる
- 海外旅行保険が自動付帯している
の3点です。
デメリットとしては
- JR東日本の改札でないとオートチャージできない
- 1年に一度でも利用しないと年会費がかかる
上記の2点が挙げられます。
この記事を読んでビックカメラSuicaカードに興味を持った人は、入会前にぜひ上記のメリット・デメリットを再確認してください。
この記事があなたのクレジットカードをより良いものにする手助けになれば幸いです。
本記事の編集者について

イーデス編集部
専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。
ビックカメラSuicaカードの評判
「ビックカメラSuicaカード」の評判としては、ビックカメラやコジマでの買い物や、利用頻度の高い交通機関でポイントが効率的に貯められる点が好評です。
一方でユーザーからは、年会費の完全無料化や家族カードの発行についての要望があがっています。
ユーザーから好評な点
- ビックカメラやコジマでの買い物で10%還元されるのが最大のメリットです。大型家電の購入でなお10万円の買い物をすると1万ポイントと一気にポイントが貯まるので、場合によってはネットでの家電購入よりも実質的には安くなる場合もあります。またSuicaはオートチャージできるので、残高を気にしないで電車に乗れることも気に入っています。(44歳女性/介護職)
- 使用頻度の高い鉄道の使用でポイントが効率的にためられるところ(37歳女性/フリーランス)
- ポイント利用しやすい、様々な交換先がある点(29歳女性/フリーター)
ユーザーが気になっている点
- 次年度年会費を無料にするために、最低年一回は利用しないといけないので、利用なしでも年会費無料になると良い(35歳女性/会社員)
- 家族カードが発行できないところ(42歳男性/飲食業)