Mastercard®を紛失してしまったら!必要な手続きと対処法を解説
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Mastercard®(マスターカード)を持っている人は、紛失してしまった場合に備えて必要な手続き方法を把握していますか。
通常の手続きはカード裏面に記載している電話番号に問い合わせればスムーズですが、カードが手元にないとすぐに問い合わせ先がわかりませんよね。
今回は、万が一Mastercard®を紛失してしまった時のために、必要な手続きや連絡先を解説していきます。併せて見つかった時の対処法についても説明します。
記事を読むことで、万が一Mastercard®を紛失してしまった場合にもスムーズに必要な手続きができるようになります。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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Mastercard®紛失時の対処方法
万が一Mastercard®を紛失してしまった場合、カード会社や警察などへ連絡が必要です。しかし、普段問い合わせをする時はカードの裏面に記載している電話番号へ電話すればいいのですが、手元にカードがないので問い合わせ先もすぐにはわかりません。
この章では、下記の点について解説していきます。
- Mastercard®紛失時に連絡するべきカード会社
- 連絡する際に必要なもの
- 必要な手続き
- 警察への届け出について
詳しく見ていきましょう。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
マスターカードを紛失した場合、速やかにカード会社と警察への届出を行いましょう。
カード会社では、それ以降紛失したカードが使われないようにするためストップする手続きをとります。
そして、警察には遺失物届出を出します。
マスターカードは様々な種類のカードを発行しています。
そのため、勘違いしないでいただきたいのが、マスターカードに連絡するのではなく、カード会社に連絡をするということ。
各種カード会社の連絡先は記事に記載の通りですので、ご自身の保有するカードがどこに該当するか確認し、連絡するようにしましょう。
なお、これと同時に不正利用されていないかも確認しましょう。カード会社の方でも調べてくれると思いますが、念のため確認すべきです。
数千円ぐらいの利用であれば気づかないこともあるからです。明らかにそんな買い物をしていないという場合には、カード会社に申し出を行いましょう。
海外で被害に遭った場合は、パスポートのコピーや現地警察への届出コピーなどが必要となりますのでご注意ください。
万が一、マスターカードを紛失した場合には、カード利用を真っ先に止めることを考えてくださいね。
カード会社に連絡する
Mastercard®を紛失してしまった場合、クレジットカード会社への届けが必要です。紛失や盗難に遭ってしまった場合、すぐに連絡しておかないと不正使用による損害補償を受けられない場合もあるからです。
紛失してしまった場合の連絡先は、Mastercard®発行のクレジットカード以外は、クレジットカードの発行会社です。例えば、国際ブランドがMastercard®の楽天カードを持っている場合、紛失した場合の連絡先は楽天カードとなります。
このように、Mastercard®を紛失してしまったらカード発行会社への届け出が必要です。連絡先を間違わないよう把握しておきましょう。
カード会社に連絡する際に必要なもの
カード会社に連絡する際に必要なものは特にありません。カード会社に連絡すると、カード会社に登録している個人情報をもとに本人確認を取ったうえで手続きをすすめてくれます。
もし、web会員ページや利用明細書などでクレジットカード番号を確認できるのであれば、事前に確認しておくと手続きがスムーズです。
本人確認の際聞き取りされる個人情報には、下記のようなものがあります。
- クレジットカード番号
- 氏名
- 生年月日
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- 勤務先
いずれも本人であればスムーズにこたえられる情報ばかりです。万が一の紛失にも備えて、変更があった場合には速やかに手続きしておくといいでしょう。
警察へ届け出をする
クレジットカードを紛失してしまったら、警察への届け出が必ず必要です。警察へ届け出しておかないと、不正使用されてしまった時の損害が補償されないからです。
警察への届け出は、最寄りの警察署または交番でクレジットカードを紛失し届け出したい旨を話すと、「遺失届」を提出できます。届け出の名称や内容は都道府県によって多少異なります。
届け出をすると、受付番号が発行されるので、カード会社へ受付番号の連絡が必要です。手続きの順番としては、まず不正使用を防ぐためにクレジットカード会社への連絡を行ってから警察署への手続きを行います。
その後再度クレジットカード会社へ遺失届の受付番号の連絡が必要です。面倒でも必ず上記の順番で手続きを行いましょう。
この章では、Mastercard®紛失時の対処方法について解説してきました。まずは不正使用を防ぐことを優先できるよう、クレジットカード会社・警察双方への手続きを適切に行いましょう。
次の章では、Mastercard®を紛失してしまった時の連絡先を紹介していきます。
Mastercard®を紛失した時の連絡先一覧
この章では、Mastercard®を紛失してしまった時のために、紛失した場合の連絡先を一覧で紹介していきます。連絡先は、Mastercard®の発行会社によって異なります。
カードの種類 | 国内での紛失・盗難連絡先 | 海外での紛失・盗難連絡先 |
---|---|---|
ACマスターカード | 0120-629-215 年中無休 24時間受付 | 81-3-3537-2366 |
イオンカード | 0570-079-110 043-331-0100 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに異なります 詳細:暮らしのマネーサイト|カード紛失・盗難について |
●Papasカード ●Mamas saisaki PiTaPaカード ●AOYAMA Mastercard® SUGOCA ●BLUE ROSEカード など(株)山キャピタル発行のカード | 0120-222-003 上記時間以外の場合 | 国や地域ごとに異なります 年中無休 24時間受付 詳細:青山キャピタル|カードの紛失・盗難 |
新生アプラスカード ※ボルシア・ドルトムントカードは2019年12月31日に提携終了 | アプラスカスタマーサポート 日祝以外 9:30~17:30 0570-008-789 携帯電話・IP電話 東京03-5819-5870 大阪06-6368-7254 日祝、上記以外の時間帯 0120-222-548 | 東京緊急エマージェンシーライン |
セディナカード | 紛失・盗難ダイヤル 03-5638-3511 06-6339-4082 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに異なります 24時間コレクトコール 詳細:SMBC|Cedyna|海外で盗難にあわれたら |
セディナCFカード | 0120-086-315 携帯電話から052-300-1515 24時間・年中無休 | 24時間緊急専用ダイヤル 03-5472-9751 年中無休 |
セディナクオークカード | 03-6722-9009 24時間・年中無休 | 24時間緊急専用ダイヤル 03-5472-9751 年中無休 |
セゾンカード | Netアンサーでカード紛失のお届け・再発行可能 0570-064-107 フリーダイヤル 0120-107-242 IP電話からは、 03-6688-8000 06-7709-8086 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに番号が異なります 24時間・年中無休 詳細:SAISON CARD|紛失・盗難のお届け |
UCカード | 東京 03-6688-7669 大阪 06-7709-8500 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに番号が異なります 24時間・年中無休 詳細:UC VISA|紛失・盗難連絡先 |
Hitachi Card | 03-3503-3415 24時間・年中無休 | 81-3-3503-3415 24時間・年中無休 |
ジャックスカード JA-SSクレジットカード など㈱ジャックス発行のカード | 0120-996-211 24時間・年中無休 | 81-3-6758-0707 24時間・年中無休 |
JP BANK カード | VJ紛失・盗難受付デスク | 国や地域ごとに異なります オートコレクトコール 24時間・年中無休 |
ライフカード | 0120-225331 24時間・年中無休 | LIFE DESK TOKYO 81-3-3431-1037 24時間・年中無休 または国ごとのLIFE DESK 詳細:LIFE CARD|LIFE DESKお問い合わせ先 |
MUFGカード | 0120-107542 24時間・年中無休 | MUFGカード海外盗難・紛失専用オートコレクトコール 国や地域ごとに番号が異なります 24時間・年中無休 詳細:MUFG CARD|海外からのカード盗難・紛失時の連絡先 |
DCカード JAL DCカード | 0120-664476 24時間・年中無休 | DCホットライン24(オートコレクトコール) 国や地域ごとに番号が異なります 24時間・年中無休 詳細:MUFG|海外からのカード盗難・紛失時の連絡先|DCホットライン24 |
NICOSカード 三菱UFJカード VIASOカード など三菱UFJニコス株発行のNICOSカード | 0120-159-674 24時間・年中無休 | NICOS盗難紛失受付センター 国や地域ごとに番号が異なります 24時間・年中無休 詳細:MUFG|海外からのカード盗難・紛失時の連絡先|NICOS盗難紛失受付センター |
NTTグループカード | 044-520-9767 24時間・年中無休 | 81-3-6893-1641 24時間・年中無休 |
三井住友カード | 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに番号が異なります 詳細:SMBC|三井住友カード|三井住友カード紛失・盗難受付デスク(VJ紛失・盗難受付デスク)(海外)のご案内 |
しんきんマスターゴールドカード | 03-6758-7799 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに番号が異なります 詳細:しんきんカード|カード紛失・盗難受付デスク(海外) |
三井住友トラストクラブカード | 0120-003-081 (通話料無料) | 国や地域ごとに番号が異なります 詳細:三井住友トラスト・カード|カード紛失・盗難受付デスク(海外) |
オリコカード | 0120-828-013 24時間・年中無休 携帯電話から(有料) 0570-080-848 | 81-11-700-2952 コレクトコール指定OK |
P-oneカード ZOZOカード などポケットカード㈱発行カード | 0570-064-697 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに番号が異なります 詳細:POCKETCARD CO,LTD|カードの紛失と盗難 |
楽天カード | 0120-86-6910 24時間・年中無休 一部のIP電話など 092-474-9256 | 81-92-474-9256 24時間対応 コレクトコールOK |
りそなカードセゾン | 0120-131-171 24時間・年中無休 東京03-5996-1342 大阪06-7709-8085 | 国や地域ごとに番号が異なります 詳細:りそなカード|紛失・盗難ご連絡先 |
TOYOTA TS CUBIC CARD | 052-239-2811(有料) 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに番号が異なります 詳細:TS CUBIC|カード紛失・盗難 |
UCSカード | 0587-30-5010 24時間・年中無休 | 国や地域ごとに番号が異なります 24時間・年中無休 詳細:UCS|盗難・紛失連絡先 |
PayPayカード | 0120-71-5971 24時間・年中無休 上記利用不可の場合、 092-474-9195 (24時間受付) | 81-92-474-9195 24時間受付 コレクトコールOK |
ビューカード | 03-6685-4800 24時間・年中無休 JALカードSuica 03-6685-4800 24時間・年中無休 | 81-3-6685-4800 24時間・年中無休 JALカードSuica 81-3-6685-4800 24時間・年中無休 |
有名どころで上記のリストにないカードにANAカードがありますが、ANAカードのMastercard®ブランドは三井住友カード発行であるため、三井住友カードの問い合わせ先を参照するといいでしょう。
紛失時の問い合わせ先は、クレジットカードの発行会社ごとに異なります。万が一紛失してしまった時のために、発行会社がどこなのかやカードの名称は覚えておきましょう。 次の章では、紛失の届け出以外に必要な手続きや対処法を解説します。
紛失の届け出以外に必要な対処法
クレジットカードを紛失してしまった時、紛失の届け出以外にも対処すべき事項がいくつかあります。届け出するだけでは万が一第三者の手に渡ってしまった時の不正使用を防ぎきれないからです。
この章では、下記の点について解説していきます。
- 不正使用されていないのか確認
- カードの停止や番号変更の必要性
- 再発行の必要性
詳しく見ていきましょう。
不正利用されていないか確認する
クレジットカードを紛失してしまった時、悪意のある第三者に不正使用されていないかどうか確認が必要です。もし不正使用されている場合、クレジットカードに付帯している盗難保険の申請も必要です。
保険の申請には下記のような書類の提出が必要です。
- 紛失盗難被害通知
- 紛失盗難状況ヒアリングシート
海外で被害に遭った場合
- パスポートコピー(入国/出国スタンプが確認できるページと顔写真部分)
- 現地警察への届け出コピー
- 警察不届出理由書(ポリスレポート取得前にすでに帰国している場合のみ)
例えば楽天カードの場合、カードの紛失・盗難後に不正使用されてしまった場合、届け出が受理された日から60日前以降に発生したカード使用の被害額を保険会社の判断に基づいて免除してもらえます。ただし、下記の場合は補償を受けられません。
- 届け出が遅れた場合
- 故意または重大な過失があった場合
- 会員の関係者が紛失・盗難等に関与して不正使用した場合
- 何らかの規約違反があった場合(サイン未記入、貸与など)
- 戦争や地震など社会的秩序の混乱時の不正使用
- 紛失・盗難が虚偽である場合
- 必要書類を提出しない場合
- 暗証番号が他者に知られてしまった場合
手続き方法はカードの発行会社ごとに異なります。名義人本人が自分で管理・使用を行っていれば、通常は紛失時の不正使用も補償されることがほとんどなので、各カード発行会社に問い合わせるといいでしょう。
カード利用を止める、番号を変える
クレジットカードを紛失してしまった場合、カード利用を止めることをおすすめします。どこにカードがあるかわからなければ、不正使用を防ぐにはカードを止めるのが一番いいからです。また、ネットでの不正使用を防ぐために番号を変えることも推奨されます。
もしカードを止めなければ、悪意のある第三者の手に渡ってしまうと、不正使用されてしまうことも十分考えられます。最悪の場合、限度額いっぱいまで買い物されてしまうことも考えられます。
このようなことを防ぐためにも、紛失の届け出後すぐにカードの利用を止めることをおすすめします。
場合によっては再発行が必要
もし海外でクレジットカードを紛失してしまった場合、カード会社やカードの種類によっては緊急カードの再発行を受けられます。再発行されるカードは期間限定の暫定的なカードです。 緊急再発行を行っているカード会社には下記のようなものがあります。
- アメリカン・エキスプレス・カードのプロパーカード
- JCBカード
- 三井住友カード
- 楽天カード
- セゾンカード など
ただし、再発行には手数料がかかる場合も多いです。できるだけなくさないのが一番ですが、海外はどうしても日本より紛失の危険性が高くなることが多いのも事実。紛失してしまった場合再発行できるカードもある点を押さえて、日本を出発する前に連絡先を控えておきましょう。
この章では、クレジットカードを紛失してしまった時、紛失の届け出以外にも対処すべき事項について解説してきました。不正使用を防ぐためや日常での支払いをスムーズに行うためにも、ひとつひとつ忘れずに手続きしていきましょう。
まとめ
この記事では、Mastercard®を紛失してしまった場合、どう手続きしたらいいのかを解説してきました。
万が一落としてしまった時のために連絡先を控えておいたりカードの発行会社を把握しておくことはとても大切です。
もし財布を落としたりしてMastercard®を紛失してしまっても、慌てず迅速に手続きすることが重要であることを覚えておきましょう。