薬局やドラッグストアでクレジットカードは使える?利用できるかできないかの違い
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近年日本でも、クレジットカード決済できる薬局やドラッグストアが増えてきています。
しかしまだまだ街の小さな調剤薬局などでは、対応していないところがあるのも現状です。
もし病院で処方された薬をクレジットカードで支払うことができたら、ポイントを貯めながらお得に薬を購入できるようになります。
この記事では、チェーン展開しているドラッグストアや調剤薬局でクレジットカードが使えるのかどうかについて解説します。
薬局やドラッグストアでクレジットカードを使いたい方にとって、クレジットカード決済できるかどうかを判断できる情報をあつめました。

伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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薬局でクレジットカードが使えるところは増えています
以前は考えられなかったことですが、医薬品や治療費をクレジットカード決済できる病院や薬局が増えてきています。
症状によって検査代や診察料が異なるため、会計時に持ち合わせが足りなくなることもあり、クレジットカード決済できる病院や薬局はとても助かります。
「医療もサービスである」という考えを優先し、クレジットカード決済を導入している薬局やドラッグストアも増えています。その見分け方についてご紹介します。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
自いまや大手を中心にドラッグストアなどでもクレジットカードは利用できるようになってきています。
ドラッグストアの良い点は、薬だけではなく普段の日常品も購入できること。すべてカード払いできればポイントも貯まりお得です。
しかもドラッグストアで販売されている食品などの価格は結構安いため、その点でも魅力的といえましょう。
なお、どのクレジットカードが使えるかの確認を行っておくべきですが、それと同時に還元率の高いカードで支払いは行えるようにしておきましょう。
還元率が高いとその分ポイントも貯まりやすくなります。
また、ドラッグストア独自のポイントを得ることでポイントの二重どりも可能となります。
普段よく使うお店を一つか二つ決めておき、まとめていろいろ購入すればさらにお得度が増すことでしょう。
薬でいえば医療費控除やセルフメディケーション控除の適用もできる場合があります。
使えるものはすべて利用し、毎日が楽しくなるような生活を目指したいですね。
まだまだ病院ではクレジットカードが利用できないケースも多いものの、利用できる場合もあります。カード払いができないか聞いてみましょう。
入り口にクレジットカードのブランドステッカーがあれば使える
薬局やドラッグストアの入り口やレジ付近に国際ブランドのステッカーが貼ってあれば、クレジットカードを使うことができます。

VISAやMastercard®、JCBについては特に問題ありませんが、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブのステッカーが貼っていないことがあります。
しかし、その店舗の入り口にJCBのステッカーが貼ってあれば、アメリカン・エキスプレスやダイナースカードでも決済することができます。
なぜなら、JCBの加盟店になると、以下のクレジットカードの決済が可能になるからです。
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- ディスカバーカード
- 銀聯カード(ユニオンペイ)
もし薬剤師さんやドラッグストアの店員さんから「こちらのカードはご利用いただけません。」と言われてしまっても、JCBが使える店舗なら上記のカードも決済できることを伝えればカード決済をすることができるようになるでしょう。
大手チェーンのドラッグストアはほぼ使える
大手チェーン店のドラッグストアなら、クレジットカードはほぼ使えると考えてよいでしょう。
今回は筆者が選んだ大手チェーンドラッグストア10社について、クレジットカードが利用できるかを調査しました。
マツモトキヨシ
ドラッグストアのパイオニアであるマツモトキヨシは、3大国際ブランドであるVISA、JCB、Mastercard®はもちろんのこと、ダイナースクラブやアメリカン・エキスプレスにも対応しています。
マツモトキヨシグループである以下のドラッグストアも、マツモトキヨシと同じようにクレジットカード決済をすることができます。
- ラブドラッグス
- シメノドラッグ
- ダルマ薬局
- どらっぐぱぱす
- ミドリ薬局
銀聯カードや電子マネーについては、店舗によって対応状況が異なります。以下のお店検索で利用予定の店舗がどのような決済方法に対応しているのかを確認してみてください。
ウエルシア
ウエルシアでは、すべての店舗でクレジットカード決済することが可能です。
ただし、銀聯カードについては店舗によって決済できるかどうかが異なります。以下の店舗検索では銀聯カードだけでなく、楽天EdyやWAONの対応状況についても確認することができます。
さらにウエルシアでは、「Tポイント」を貯めることができます。ほとんどのドラッグストアは店舗独自のポイントしか貯めることができませんが、ウエルシアは共通ポイントとして汎用性が高いTポイントを貯めることができるのが特長です。
そのため、
- クレジットカードで支払った場合は、クレジットカードのポイントとTポイント
- 電子マネーで支払った場合は、電子マネーポイントとTポイント
の2つのポイントを貯めることができるようになります。
さらにウエルシアのポイントは、毎月20日にTポイントを利用するとポイントの価値が1.5倍になるのです。例えばTポイントが1,000ポイントあった場合、20日に利用すれば1,500円分の買い物に利用できます。
Tポイントカードを持っている人には必見のポイント活用方法ですよ!
サンドラッグ
サンドラッグでは、5大国際ブランドのクレジットカードを利用することができます。
- VISA
- Mastercard®
- JCB
- アメックス
- ダイナースクラブ
銀聯カードの対応状況は店舗によって異なります。オンラインの店舗詳細情報からは銀聯カードの対応可否について確認することができないため、店舗に直接問い合わせて確認するようにしましょう。
各店舗の連絡先は、以下の店舗検索で確認することができます。
クリエイトSD
クリエイトSDでも各種クレジットカードを利用することができます。公式サイトで利用できるクレジットカードとして表記されているのは、以下のカードです。
- オリコカード
- VISA
- Mastercard®
- JCB
- ニコスカード
- DCカード
- UCカード
- OMCカード
- ダイナースクラブ
- アメリカン・エキスプレス
ツルハドラッグ
ツルハドラッグでもほとんどの店舗でクレジットカードを利用することができます。くすりの福太郎はツルハドラッグのグループ会社となっているため、こちらのツルハドラッグにてご確認ください。
ツルハドラッグの店舗一覧から、以下の支払い方法で店舗検索をすることができます。
- クレジットカード
- 銀聯カード
- 楽天Edy
- iD
- 交通系ICカード
- QUICPay
- Visa Touch
- 台湾SmartPay
- WAON
- 楽天ポイントカード
ディスカウントドラッグ コスモス
ディスカウントドラッグ コスモスでは、クレジットカードや電子マネーを利用することができません。
以前はポイントカードなどを発行していたこともありましたが、商品を1円でも安く販売する方針へと経営方針を転換したことにより廃止されています。
徹底した低価格販売路線を企業戦略としているため、これからもクレジットカードや電子マネーを導入することはなさそうです。
スギ薬局
スギ薬局は5大国際ブランドのクレジットカードならすべて決済可能です。
スギ薬局は関東、中部、関西の17都府県にしかないため、北海道や東北、北陸、中国四国、九州以南の地域に住む人にとっては、初めて聞くという方もいらっしゃるかもしれません。
スギ薬局では処方箋のFAX受付サービスを実施しているため、時間がない忙しい人でも待ち時間なく店舗で受け取ることができます。
ココカラファイン薬局
ココカラファインでは、各種クレジットカードと銀聯カード、電子マネー(Edy、モバイルSuica)に対応しています。
ココカラファインは聞き慣れない人も多くいらっしゃるかと思いますが、以下の店舗やドラッグストアはすべてココカラファインが運営しています。
- セイジョー
- セガミ
- ジップドラッグ
- ライフォート
- スズラン薬局
- クスリ岩崎チェーン
カワチ薬品
カワチ薬品では、主要クレジットカードで決済することができます。セルフレジが導入されている店舗もあり、セルフレジにカード挿入口があれば間違いなくカード決済することが可能です。
クスリのアオキ
クスリのアオキでは、銀聯カード以外の主要クレジットカードと、楽天EdyやiD、WAONなどの電子マネーにも対応しています。
電子マネーは決済のみの対応で、チャージをすることはできません。
ただし、一部のチェーン店では使えない可能性もある
ほとんどの大手チェーンのドラッグストアではクレジットカードを利用することができますが、ディスカウントドラッグコスモスのように、一部チェーン店でクレジットカード決済できないことがあります。
そして、ごく一部の店舗ではクレジットカード決済に対応していないことがあります。あらかじめ利用予定の店舗に確認しておくようにしましょう。
ここまで、大手チェーン店のドラッグストアのクレジットカード決済状況について確認してきました。続いて、街の小さな調剤薬局でクレジットカード決済できるのかを確認していきましょう。
まだ街の小さな調剤薬局などでは使えないことも多い

街の小さな調剤薬局では、クレジットカード決済が導入されておらず、現金のみの支払いとなっていることがあります。
なぜクレジットカード決済が導入されていないのかという理由と、調剤薬局のクレジットカード決済可否を確認する方法をご紹介します。
クレジットカードの加盟店手数料がネック
街の小さな調剤薬局では、クレジットカードの加盟店手数料がネックになっていることがあります。なぜなら、クレジットカードで決済する度に、加盟店が消費者の代わりに「加盟店手数料」を支払っているからです。
参考記事:実は知らない?店側が支払うクレジットカードの手数料
ドラッグストアや調剤薬局の売上は、そのまま店舗の利益になるわけではありません。売上から仕入原価や人件費などを引いて、残ったものが「利益」となります。
そしてクレジットカード加盟店なら、残った利益からさらに加盟店手数料が引かれることになります。
もし街の小さな調剤薬局がクレジットカード加盟店になったら、加盟店手数料で利益が減ってしまい、経営が立ち行かなくなってしまう恐れがあります。
年配の経営者の場合は、
- 機械操作が苦手
- 個人情報が流出するといったリスクを抱えながら経営したくない
ということもネックになっている可能性もあります。
現金決済がメインの利用者が多く、需要がないということもありそうです。
もしよく利用する調剤薬局があれば「クレジットカードで決済できたらもっと利用しやすくなって嬉しい」ということを伝えてみると、クレジットカードの導入を検討してくれるかもしれません。
事前に問い合わせてから行くとスムーズ
利用予定のドラッグストアや調剤薬局に、事前に問い合わせてから行くとスムーズに決済することができます。
もちろん直接ドラッグストアや調剤薬局へ確認すれば確実に正しい情報を入手することができます。しかし持っているクレジットカードがよほど特殊なものでなければ、以下の検索サイトでも十分確認することができます。
くすりの窓口では、全国のドラッグストアと調剤薬局からクレジットカード決済ができるところを絞り込んで検索することができます。クレジットカード利用可否以外にも、
- 土日祝日営業
- 駐車場有無
- 処方箋ネット受付
などで検索をすることができて便利です。
こちらは日本調剤の薬局しか検索することができませんが、特定店舗を選択すると、現金以外の支払い方法や駐車場台数を確認することができます。店舗によってはデビットカードを利用することも可能です。
病院から紹介を受けるときはカード支払い可能か確認するのがおすすめ
病院から調剤薬局の紹介を受けるときは、クレジットカード決済が可能かを確認してから行くのがおすすめです。
また、病院近くの調剤薬局は混んでいることが多いため、自宅近くのドラッグストアで調剤してもらったほうが待ち時間が少なく済むということもあるでしょう。
しかし病院から離れている調剤薬局やドラッグストアでは処方箋に書かれている薬の在庫がなく、取り寄せが必要になることもあります。
処方箋に書かれている薬がマイナーな種類ではないかについてもあらかじめ確認しておくと安心です。
まとめ
「薬局やドラッグストアでクレジットカードは使える?利用できるかできないかの違い」を最後までお読みいただきありがとうございます。
クレジットカード決済できるだけでなくWeb処方箋などを取り入れているドラッグストアが増えてきており、利用者が薬局を選ぶ時代になりました。
ドラッグストアや調剤薬局でクレジットカードが使えるのかどうかを確認する方法を理解することができれば、クレジットカード決済できるかどうかを判断することができるようになります。是非参考にしてみてください。