NHK放送受信料をクレジットカード払いに変更する方法とメリット
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NHK放送受信料の支払い方法には、銀行振込、コンビニ決済、口座振替、クレジットカード払いなどがあります。
その中でも一番お得なのは、ポイントが貯まるクレジットカード払いであるということを知らない方が意外と多くいらっしゃいます。
ポイントが貯まってお得なものの、NHKがクレジットカード情報をどのように取り扱っているのかが分からないため、クレジットカード払いに切り替えることに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
NHK放送受信料をクレジットカード払いに変更する方法やメリット、NHK放送受信料が少しでも割引になる方法について知りたいと思いませんか?
今回は、NHK放送受信料をクレジットカード払いにするメリットや手続き方法だけでなく、NHKがクレジットカードに関する情報をどのように取り扱っているのかについても詳しくお伝えしていきます。
引越し時のNHK放送受信料の手続き方法もご紹介しますので、是非最後までお読みいただきたいと思います。
これでNHK放送受信料をクレジットカードで支払いたい、変更したい人が具体的な手続き方法を知り、スムーズに手続きすることができるようになります。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井智美さん
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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NHK放送受信料は公式サイトでクレジットカード払いに設定・変更できる
NHK放送受信料をNHK公式サイトからクレジットカード払いに設定・変更するために必要な、具体的な方法について解説していきます。
放送受信契約をしていない人は新規契約手続きをする
NHK放送受信料をクレジットカード払いにするためには、まず放送受信契約の手続きを終わらせておく必要があります。
まだ放送受信契約をしていない場合は、NHKの公式サイト上で「新規契約の手続き」をするときに、一緒にクレジットカード払いを設定することができます。
新規契約の手続きでは、下記の情報を登録します。
- テレビ設置月
- 氏名
- 住所
- 連絡先
- 契約種別(衛星契約か地上契約)
- 支払い方法(ここでクレジットカード継続払を選択します)
- 支払いコース(2か月、6カ月前払、12カ月前払)
クレジットカードによる初回の請求開始月は翌偶数月となります。
2か月払の場合は初回分と2回目分がまとめて請求され、申込むタイミングによっては翌々偶数月になることもあります。
このように、新規契約手続きの中で支払い方法をクレジットカード払いにしておけば、放送受信料をクレジットカードで継続して支払うことが可能となります。
契約中の人はクレジットカード継続払に変更
既に放送受信契約をしている人が支払い方法をクレジットカードに変更する方法は、
- NHKの公式サイトにある「クレジット継続払への変更手続き」
上記2つの方法があります。
NHKの公式サイトにある「クレジット継続払への変更手続き」
NHKの公式サイト上からクレジットカード払いへ変更する場合は、受信契約者情報(氏名と住所、連絡先)とクレジットカード番号を入力するだけで手続きが完了します。
クレジットカード番号をオンライン上で送受信することに不安を感じる方は、手続き用紙を郵送する方法によってもクレジットカード払いへ変更することができます。
Yahoo!JAPAN公金支払いからクレジットカード払い
また、ヤフーサービス(※)のTポイント利用・付与は終了し、2022年4月1日からPayPayに変更しています。
※Yahoo!ズバトクでのTポイント付与、Yahoo!ネット募金でのTポイント利用は継続。
【参考】Yahoo!公金支払い一部サービス終了のお知らせ(公式サイト)
【参考】一部を除き1ヤフーサービスのTポイント利用・付与はPayPayに変わりました(公式サイト)
もう1つの方法、Yahoo!JAPAN公金支払いからクレジットカード払いへ変更する場合は、
- Yahoo!JAPAN IDでのログイン
- Yahoo!ウォレット
これらが必要となります。Yahoo!JAPAN公金支払いは、TポイントでNHK放送受信料を支払えるメリットがあります。
貯まったままになっているTポイントがあれば、是非活用してみてはいかがでしょうか。
また、手元に振込用紙があってすぐにクレジットカード払いをしたい場合でも、
- クレジットカード一時払(NHK公式サイト)
- Yahoo!JAPAN公金支払い
上記を利用すれば、支払い手続き開始前でもカード決済が可能となります。
登録中のクレジットカードを変更するにはカード情報を更新する
クレジットカードの番号が変わった場合は、先ほどと同じ「クレジット継続払への変更手続き」で登録しているカード番号を変更します。
クレジットカード番号の変更に伴い、請求のタイミングが合わなかったりカード会社から承認されなかったりした場合でも、下記の方法でクレジットカード払いをすることができます。
- クレジットカード一時払
登録中のクレジットカードを解約するには継続振込等に変更する
登録中のクレジットカードを解約するには、「振込用紙によるお支払いへの変更」で手続きを行います。 手続きをするタイミングによっては、クレジットカードによる引き落としが実行される場合もあります。
その場合は、次回以降の支払いから継続振込に変更となり、振込用紙で受信料を支払うことになります。
ここまで、NHK放送受信料をクレジットカード払いにするための方法として、
- 新規受信契約をしていない場合
- 他の支払い方法からクレジットカード払いへ変更する場合
- 登録しているクレジットカード番号を変更したい場合
- クレジットカードの継続払を解約して継続振込でクレジットカード払いする場合
これらの4つについて解説しました。 続いて、NHKが受信者のクレジットカード情報をどのように取り扱っているのかについてお伝えしていきます。
NHKは個人情報保護策でクレジットカード情報の取扱に注意している
NHKは個人情報保護について下記のような「NHK個人情報保護規定」を設け、個人情報の保護に努めています。
- 個人情報保護に関するコンプライアンス(法令遵守)
- 個人情報保護施策の実施
- 個人情報保護体制の整備
- 個人情報の取扱いに関する苦情等への対応
また、NHKが保有する個人情報(報道・著述・学術研究分野以外)の利用目的として、下記のようなものがあります。
- 放送受信契約締結のための活動
- 放送受信料の収納活動(家族割引の適用確認を含みます)
- 免除基準の適用
- 放送の受信に関する相談業務、NHK共聴の維持や運営
- 放送やイベントのお知らせ
- 放送文化、普及、受信に関する調査へのご協力のお願い
- 放送受信料を「クレジットカード等継続払」で支払う場合に必要となるNHKの指定するクレジットカード会社等の会員登録のための当該クレジットカード会社等への情報提供
放送受信料をクレジットカード払いする場合は、クレジットカード会社が放送受信料を立替払いすることになります。
そのため、受信者がNHKに登録したカード情報をNHKからカード会社へ情報提供することになります。
もちろん前述したNHK個人情報保護規定に則って情報提供が行われますから、基本的にデータが不正に悪用される可能性は低いと考えることができます。
それでもNHKの個人情報保護に対して不安を感じるのであれば、「開示等の求め」によって開示請求を行うことができます。
万が一開示内容について不満が残る場合は「再検討の求め」を提起することも可能です。
このように、個人情報保護について納得がいくまで問い合わせをすることができますから、安心してクレジットカード払いができるようになるでしょう。
NHKの個人情報保護に対する取り組みを理解することができたら、次にNHK放送受信料をクレジットカード払いにするメリットをご紹介します。
NHK放送受信料をクレジットカード払いにするメリット
NHK放送受信料をクレジットカード払いにするメリットには、
- クレジットカードのポイントが貯まる
- 銀行やコンビニで振込をする手間が省ける
という2つがあります。 それぞれの内容について詳しくお伝えしていきます。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
NHK放送受信料の支払い方法の中で、口座振替もしくはクレジットカード払いを利用することで、一定の割引特典を受けるうことができます。
ただ、同じ割引特典なら、さらにポイントが貯まるクレジットカードを利用する方がお得ですよね。
割引率は一括で支払う期間や契約内容によって異なりますが、最大約8%の割引が適用される点は魅力といえるのではないでしょうか。
また、自宅外通学の学生や単身赴任、さらに別荘でも家族割引(最大半額)の対象となる点はぜひ覚えておきましょう。
ただ、その際には割引元の住居については通常料金が適用されますので、注意が必要です。
クレジットカードのポイントが貯まる
NHK放送受信料をクレジットカード払いにすることで、クレジットカードのポイントが貯まります。
クレジットカード払いによる決済手数料はNHKが負担してくれるので、せっかくクレジットカードで支払ったポイントが決済手数料で相殺されることはありません。
そして、NHK放送受信料を支払う際に使うクレジットカードは、高還元率のカードを使うようにしましょう。
初めから還元率の高いカードを作る方法もありますが、今お使いのクレジットカードでも、
- 誕生月にポイント還元率が上がる
- ランクアップカードでポイント還元率が上がる
という特典を活用すれば新たに高還元のカードを作ることなく、NHK放送受信料をお得に支払うことができるようになります。
以下のカードは、日常使いでもポイント還元率が高い筆者おすすめのクレジットカードです。
また、こちらの記事でもおすすめのクレジットカードを紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
銀行やコンビニで振込をする手間が省ける
クレジットカードでNHK放送受信料を支払えば、銀行やコンビニで振込む手間を省くことができます。
NHK放送受信料をクレジットカード払いする方法は3つあり、どの方法も家から一歩も出ずにオンライン上で支払い手続きが可能です。
- クレジットカード継続払
- クレジットカード一時払
それでは次に、NHK放送受信料が割引される方法をご紹介します。NHK放送受信料を少しでも安くする方法が知りたいという方は必見です。
NHK放送受信料をまとめて払うと割引になる
NHK放送受信料を割引する方法は、
- 6か月前払いか12か月前払いを選択する方法
- 家族割引を活用する方法
これらがあります。それぞれの割引方法について詳しく解説していきます。
6か月払いで約5%、12か月払いで約8%割引
NHK放送受信料はまとめて前払いすると、以下のように割引率が大きくなる仕組みになっています。
- 6か月払い:通常の2か月払いより5.00%割引
- 12カ月払い:通常の2か月払いより7.61%割引
そして、振込用紙による「継続振込」よりも「口座振替」と「クレジットカード継続払」のほうが受信料金が安く設定されています。
12か月前払いを「口座振替」と「クレジットカード継続払」にした場合
- 衛星契約:「継続振込」より2.1%割引
- 地上契約:「継続振込」より3.8%割引
つまり、12か月分の放送受信料をまとめてクレジットカードで支払えば最大割引率が適用され、ポイントも貯まってお得であると言えます。
家族割引で受信料額が半額
家族割引の対象となる住居は放送受信料が半額になります。 家族割引の対象となる住居には以下のようなものがあります。
- 同一生計で離れて暮らす学生や単身赴任の住居
- 別荘や別宅
これらの住居は割引元となる住居があることが前提条件となり、割引元となる住居は通常料金が適用されます。
それでは最後に、引越し等に伴う住所変更時の手続きについてお伝えします。
引越し時のNHK料金に関する手続き方法を知っておけば、あわてずスムーズに対応できるようになります。
住所変更時は公式サイトで住所と支払い方法の変更を申請する
住所変更には、
- 世帯主である放送受信契約者が引っ越す場合
- 現在の世帯から独立する場合
- 複数の世帯が合併する場合
上記の3つが考えられます。
それぞれの具体的な手続き方法を確認していきましょう。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
クレジットカード払いへの変更はインターネットもしくは郵送で行えますが、インターネットを利用する方が手続きは簡単に行えます。
その際には、指定するクレジットカードについて、自分の保有しているクレジットカードのなかでも高還元率のものを選ぶことがポイントです。
公共料金の支払いでは高還元率が適用されないクレジットカードもありますが、なかには基本還元率が通常の2倍に設定されているものもありますので、そのようなクレジットカードを選んで、ポイントを貯めていきましょう。
世帯全体の移動は転居予定日、新住所、旧住所を登録
世帯全体の移動による住所変更は「住所変更の手続き」を行います。 住所変更の手続きでは、以下の情報を入力します。
- 転居予定日
- 旧住所
- 新住所
転居予定日が1ヶ月先の場合は手続きすることができません。転居予定日が1か月前になったら「住所変更の手続き」をするようにしましょう。
住所変更と同時にクレジットカード払いへ変更することも可能です。引越しを機に支払い方法を変更すれば、お得に放送受信料を支払うことができるようになります。
現在の世帯から独立する人は新規契約
現在の世帯から独立する場合は「新規契約の手続き」を行います。
NHK放送受信料は、日割り計算は行わないため、テレビ設置月が1月の場合は1月分からの受信料支払いが必要になります。
例えば、1月31日に引っ越してテレビを設置した場合は、1月分からの請求となります。
そして、離れて暮らす同一生計の住居がある場合は「家族割引」で放送受信料を半額にする手続きも忘れないようにしましょう。
複数の世帯が合併する場合は世帯同居
複数の世帯が合併する場合は「世帯同居の手続き」を行います。 例えば、単身赴任を終えて家族と同居することになった場合は、単身赴任の住居に対して「世帯同居の手続き」を行います。
また、それぞれ社宅に暮らしているカップルが結婚して新居に引っ越すような場合は、
- どちらか一方:住所変更(社宅→新居)
- どちらか一方:世帯同居
の手続きを行うことになります。 世帯同居手続きについてはオンライン上で手続きすることができません。NHKふれあいセンターまで連絡して必要な届出を行うようにしましょう。
【NHKふれあいセンター】
- 0570-077-077
- 050-3786-5003(ナビダイヤルをご利用になれない場合)
午前9時~午後8時(土・日・祝日も受付)
まとめ
NHK放送受信料をクレジットカードで支払うメリットや割引方法について、最後にもう一度まとめます。
NHK放送受信料をクレジットカードで支払うメリット
- 決済手数料をかけずにお得にポイントを貯めることができる
- コンビニや銀行にいく手間を省くことができる
NHK放送受信料の割引方法
- 払込用紙による支払いではなく口座振替かクレジットカード払いを選択する
- 6か月前払いか12か月前払いを選択する
- 家族割引を活用する
そして、クレジットカード情報などの個人情報はNHK個人情報保護規定の下で適切に取り扱われることになっています。
クレジットカード情報の提供に不安がある方でも、安心して放送受信料をクレジットカード払いにすることができるのではないかと思います。
これでNHK放送受信料をクレジットカードで支払うメリットを知り、ポイントを貯めながらお得に支払うことができるようになります。
本記事の編集者について

イーデス編集部
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