歯医者でクレジットカード払い可能!使える歯医者の見分け方や注意点
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歯医者さんに行ったとき、どのような支払方法を利用していますか?
例えば急に歯医者さんに行かなければならなくなったときなど、現金の持ち合わせがなくても支払えるクレジットカードは便利ですよね。
そこで、歯科医院でクレジットカードを利用できるかどうか、知りたいと思いませんか?特に、保険治療でも利用できるのかや、分割払いで支払えるのかどうかについても知りたいと思いませんか?
またクレジットカード決済することに、どういうメリットがあるのでしょうか。
今回の記事では、クレジットカードが使える歯科医院の見分け方や、使えない歯科医院がある理由、決済のメリットやデメリットを解説していきます。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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クレジットカードが使える歯科医院は限られている!

クレジットカードを利用できる歯科医院は、全ての歯科医院ではありません。
特に、地方の小規模な「街の歯医者さん」では、利用できない場合が多く、反対に都市部の大きな歯科医院で利用できる場合が多いです。
また、利用できる場合にも制限が設けられている場合があります。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
最近では歯科医院の多くでもクレジットカードが利用できるようになってきました。
とはいえ、大都市であったり、保険外治療を行う歯科医院が中心であり、まだまだカード利用ができないケースも多くあります。
そのため、歯科医院に通う際に、クレジットカード支払いを行いたい方は、先にカード払いができるかどうか聞いておきましょう。
私の場合でいうと、私の通う歯科医院では、保険治療部分は現金で、保険がきかないホワイトニング部分はカード払い可能です。
そのため、ホワイトニングを行う際にはカード払いを基本としています。
できれば全部カードが利用できるとさらに嬉しいものの、そうはいかない場合もあることでしょう。
歯科医院側が手数料を支払う必要がある
歯科医院でクレジットカードを利用できなかったり、制限がされている理由の一つに、「決済手数料の負担」があります。
歯科医院がクレジットカード決済を導入するには、2種類の方法があります。
- クレジットカード会社の加盟店になる方法
クレジットカード会社と直接契約して、加盟店となることで決済を行う方法です。決済手数料は、3%前後である場合が多いです。 - 決済代行業者と契約する方法
包括加盟店となっている決済代行業者と契約を結ぶ方法です。手数料率は定額である場合が多く、決済代行業者によって異なりますが、3.1%~5%程度ですが、月額料金や初期費用、決済端末料金が別途発生する場合があります。
どちらの方法でも決済手数料が発生しますが、加盟店が負担することをクレジットカード会社に義務付けられています。
そのため、歯科医院が決済額に応じた手数料を負担しなければなりません。その分利益が減ってしまうため、導入していない歯科医院も多いのです。
特に保険適用の治療は支払えないことが多い
クレジットカード決済ができる歯科医院でも、保険適用の治療には使えない場合が多いです。
中には利用できる歯科医院もありますが、支払えない場合が多いです。
病院によっては○○円以上なら使えるなど制限がある
歯科医院によっては、利用できる下限の金額を定めている場合もあります。最低限の利益を確保したい狙いがあるため、独自にルールを設定しています。
歯医者の再診では、場合によっては1回の治療費が3割負担でも数百円の場合がありますが、例えば3割負担で診療費が750円の場合、
決済手数料:3%で計算すると23円
保険での負担額を差し引く前の額:2,500円
保険での負担額を差し引く前の額に対して決済手数料の占める割合は、1%弱であることがわかります。
少ない割合ではありますが、金額が低ければ絶対的な利益が少なくなってしまうため、利益確保のために制限を設けている場合があります。
このように、クレジットカードを利用できる歯科医院は限られていて、利用できても保険適用外治療のみであったり、金額の下限が定められている場合があります。
歯科医院でクレジットカード払いを利用したければ、事前に確認しておくことがおすすめです。
では、どのように確認すればいいのか、次の章でご紹介していきます。
クレジットカードが使える歯科医院やクリニックの見分け方

どの歯科医院やクリニックでクレジットカードが利用できるのか、見分ける方法には
- 歯科医院の支払いカウンターで確認する
- 大きな病院かどうか
- 公式サイトや電話で確認する
などの方法があります。
国際ブランドのステッカーが貼ってあるかどうか
一番わかりやすい方法が、歯医者の受付や支払いカウンター付近に、クレジットカードの国際ブランドのステッカーが貼ってあるかどうかです。
国際ブランドの種類:Visa、Mastercard®、JCB、AMEX、Diners、銀聯など
これらの国際ブランドのステッカーが貼られている歯医者では、確実にクレジットカード払いを取り扱っています。もし貼られていなければ聞いてみるのが近道です。
大きな病院は使えることが多い
大学病院・総合病院などの大病院や、取り扱いメニューの多い歯科医院ではクレジットカードを使えることが多いです。
取り扱いメニューの多い歯科医院とは、ホワイトニングやインプラントなど、いわゆる審美歯科といわれる保険外の治療を取り扱っていて幅広く展開している歯科医院のことです。
おおむね高額な治療になるため、クレジットカードを利用できる場合が多いです。
各歯科医院やクリニックのサイト名で検索
もし行きたい歯科医院があり、クレジットカード決済を取り扱っているかどうかは、まずは公式サイトを確認してみましょう。
公式サイトがある場合は、クレジットカード決済の可否について掲載していることも多いからです。
もし掲載されていない場合は、電話で確認をすると、正確な情報を得られます。
歯科医院によっては、利用できるクレジットカードの国際ブランドが一部である場合もあるので、その点も併せて確認しておきましょう。
東京都内でクレジットカード支払可能な歯科医院
東京都は、人口当たりの歯医者の数が一番多いとされています。
日本で一番人口が多いエリアでもあるため、歯医者の数自体も日本一です。そのため、クレジットカードで支払い可能な歯科医院もたくさんあります。
- 千代田歯科 03-3281-8867
- 日本橋 あみ歯科 03-3275-8211
- 赤坂見附歯科 03-3586-6480
- 新宿パークタワー歯科 03-5322-6473
- 松翁会歯科診療所 03-3201-3362
- 丸山歯科クリニック 03-3499-1418
- マツザカヤデンタルクリニック 03-3832-0770
- 押上ファースト歯科 03-5819-4825
- 瀬戸歯科医院 03-3441-5480
- モンマ歯科 042-423-5775
急ぎですぐに見てもらいたい場合など、電話をかけてみてください。
大阪府内でクレジットカード支払可能な歯科医院
大阪府はでたくさんの人が集まるエリアで、審美歯科の認定医も多く、クレジットカード決済に対応している歯科医院が多いです。
- 梅田スマイル歯科 06-6147-2028
- 壷内歯科なんば湊町診療所 06-6648-1177
- 足立歯科クリニック 0120-4618-44
- ひろの歯科 072-689-5118
- ヒグチ歯科医院 0120-45-8809
名古屋市内でクレジットカード支払可能な歯科医院
中京圏の中心地である名古屋でクレジットカード払い可能な歯科医院です。
- エスカ歯科・矯正歯科 052-452-1255
- 長谷川亨・歯科クリニック 052-262-8148
- オレンジ歯科クリニック 052-893-6693
- 鈴木デンタルクリニック 052-586-0725
- すぎうら歯科 0120-461-824
福岡市内でクレジットカード支払可能な歯科医院
福岡市は、都市部の人口当たりの歯医者の数が全国で3番目ですが、クレジットカード払いができる歯医者の数は東京と比べるとそう多くはありません。
- グリーンデンタルクリニック 092-432-1848
- エンゼル歯科 092-623-6751
- こが歯科クリニック 092-863-8868
- 持山歯科医院 0120-648-430
- こじま歯科医院 092-883-2662
ここまで、クレジットカード払いができる歯科医院をどうやって見分けるかを説明してきました。
総合病院や大学病院、幅広く展開している歯医者で利用できることが多いです。
確かめるには、歯科医院で直接確認する方法のほかに、公式サイトや電話で確認すると正確な情報を得ることができます。
それでは、歯医者の費用をクレジットカード払いにするメリットがどのような点なのか、次の章でご紹介していきます。
歯医者費用をクレジットカード払いにするメリット

歯医者の費用を現金や振り込みではなくクレジットカード払いにすることでお得に便利に利用できる3つのメリットがあります。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
仮にクレジットカードでの支払いができるならば、還元率の高いカードで支払いを行いましょう。
この方がもらえるポイントが多くなり、お得度が増すからです。
また、あえてカード払いにすることで、支払いを後に回すことができるため、手持ちの現金がなくても対応できます。
こうしたメリットを活かしつつ、支払いもしっかり行うようにしてくださいね。
歯科医院ではまとまった治療費となる場合が多いため、クレジットカードが利用できないか確認してみましょう。
現金を持ち合わせていなくても決済可能
歯医者診療での支払いがクレジットカード払いでできると、急に歯医者にかかる必要がある時に、現金の持ち合わせがなくてもクレジットカード払いにすればいいので、安心です。
例えば、
- 差し歯が折れた時
- 虫歯の痛みが我慢できなくなった時
などの場合、できればその日のうちに歯医者にかかりたいものです。
そんな時にクレジットカードがあれば、支払いの心配をせずにすぐに歯医者で診てもらうことができるのでとても便利です。
ただし、治療の内容や金額によってはクレジットカード決済できないこともあるので、あらかじめ電話等で問い合わせるのがおすすめです。
ポイントやマイルが貯まる
歯医者の診療費用をクレジット決済することで、クレジットカードの利用額に応じたポイントやマイルを貯められるので、とてもお得です。
おおむね0.5~1.0%程度の還元率でポイントが付与される場合が多く、現金で支払うのと比べるととてもお得です。
ポイント還元率が1.0%以上のクレジットカード
年会費が無料でポイント還元率が1.0%以上のクレジットカードを3つご紹介します。歯医者では少額な治療もありますが、保険がきかない高額な治療もあるため、ポイント還元率の良いクレジットカードを利用するのがおすすめです。
分割払いが利用できる場合も
歯医者でクレジットカード決済をすることで、分割払いで支払うことが可能な場合もあります。
1万円位までであれば分割払いにするメリットはあまりなさそうですが、高額な治療になることが多い治療内容で、大きなメリットがあります。
ホワイトニング | 1回約5,000円~ |
---|---|
インプラント | 1本30万円前後 |
歯列矯正 | 20万円~ |
ホワイトニング1回程度であれば分割払いにするメリットは少ないですが、インプラントや歯列矯正などの高額治療でクレジットカードの分割払いが利用できたら、一気に支払いをしなくても済むのでとても助かります。
さらに、ポイントもついてお得です。
ただし、歯科医院と加盟店との契約内容によっては、分割払いができない場合もありますので、あらかじめ歯科医院への確認が必要です。
また、利用するクレジットカードの種類と支払い回数によっては、分割手数料が発生します。
自身の契約内容によるので、わからないようであれば、クレジットカード発行会社のコールセンターや公式サイトで確認しておきましょう。
このように、歯医者の診療費用がクレジットカード払いできると、現金の持ち合わせがない時でも支払いの心配がありません。
また、ポイントが貯まってお得だったり、分割払いができることで月々の負担が少なく済む等のメリットがあります。
では逆に、デメリットにはどのような点があるのでしょうか。
注意!歯医者費用をクレジットカードにするデメリット

歯医者にかかった費用をクレジットカード払いにすることでのデメリットは、
- 手数料の負担
- 領収書に関する点
があります。
手数料を取られている可能性が高い
歯科医院でクレジットカード決済をする場合、手数料を上乗せされている場合があります。
保険診療の場合、法規制により値引きができないとされているためです。
保険診療以外でも、同じように手数料を上乗せされている場合がありますが、手数料を上乗せする行為は、クレジットカード会社が禁止しています。
本来は不正な行為ですが、上乗せをしている歯科医院が多く存在するのが実情です。中には公式サイトに堂々と手数料を上乗せすることを書いている歯科医院もあります。
もし納得ができない場合は、クレジットカード会社に確認を取りましょう。
領収書として利用する際に注意が必要
医療費控除をうけるために領収書を提出する場合、下記の点に注意が必要です。
- 金利や手数料は控除の対象外
- 歯科医の領収書が手元にない場合、治療費の支払先や金額の証明のためや、金利や手数料がわかるように信販会社の領収書が必要
- 分割払いやボーナス一括払いでも、決済を行った日が医療費の支払い日になる
また、支払いの内容によっては、医療費控除の対象外となるものもあります。
例えば、このような内容が挙げられます。
虫歯の治療 | ○ |
入れ歯の作成 | ○ |
一般的な水準を超える素材を利用しての歯の治療 | × |
治療のための歯列矯正 | ○ |
美容のための歯列矯正 | × |
入院の際の部屋代や食事代 | ○ |
公共交通機関を使用した場合の通院費 | ○ |
通院のためのガソリン代 | × |
詳しくは国税庁のwebサイトで確認をしましょう。
医療費控除とは
その年の1月1日から12月31日までの間に自分や家族・親族のために支払った医療費が10万円(総所得金額が200万円未満の人は総所得金額の5%)を超えた場合、最高で200万円まで控除を受けることができる制度です。
手続きは確定申告をすることでできます。
このように、歯医者の診療費をクレジットカード払いにすることで、手数料を上乗せされてしまうことがあります。
また、医療費控除を受ける際など、領収書が必要な場合があるので、覚えておきましょう。
まとめ
今回の記事では、歯医者での診療費用のクレジットカード決済についてご説明してきました。をそれでは、内容を振り返ります。
- クレジットカード決済が利用できる歯科医院がある
- 利用できるかどうかは、通っている歯科医院なら受付で確認し、検討中の歯科医院ならwebサイトや電話で確認するのがおすすめ
- 規模の大きい病院で利用できることが多い
- 保険適用の治療や金額の最低利用金額に制限があることが多い
- 治療費でポイントやマイルが貯まるので特に高額になった時メリットが大きい
- 現金の持ち合わせがなくても支払いできて便利
- 手数料の上乗せに注意
- 医療費控除の領収書として利用する場合、金利は対象外
このように、クレジットカード決済ができる歯科医院もあり、便利であることがわかりました。
ポイントやマイルが付与されてお得な反面、手数料が上乗せされる場合も多いため、見極めが必要です。
今回の記事を参考にして、利用する歯医者でクレジットカード決済が利用できるか見極め、自身が歯医者でクレジットカード決済を利用することにメリットがあるかどうか、判断しましょう。