車購入時のクレジットカード利用で大量ポイント還元!自分に相応しい一枚で事前準備を
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もし、車を購入する際にクレジットカード利用を選択肢から外してしまっている方は、もったいないことをしているかもしれません。
クレジットカードを利用している方であれば、日常的なショッピングにてクレジットカードの還元率に応じたポイント還元を受けているはずですが、実は車を購入する際にもクレジットカードが利用できる可能性があります。
一度に数万ポイントを獲得できるチャンスがあるので、知らない方は是非この機会に車購入時にクレジットカードを利用して高額ポイントをゲットできる方法を知ってください。
特にこれから車購入を考えられている方にはおススメの情報です。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
車を購入する際にクレジットカード払いができたら…。
ポイント還元率を考えると車という高価なお買い物の際に使いたいと思うのは自然の考え方ですよね。
とはいえ、本文にもあるように車体価格の購入代金全額をクレジットカード払いできるディーラーはまだ少なく、自動車メーカーが発行している自社ブランドのオーナーカードであれば一括払い可能としているところがあるくらいです。
だからといって、オーナーカードを作るのは早急です。オーナーカードが利用できるシーンやポイント還元率などをしっかりと確認し、保有するメリットが十分にあるのであれば持ってもいいと思いますが、そのメーカーの車を今後いつまで乗り続けるのかもあわせて考えることが大切です。
車を購入した際には、その後の車検費用はもちろん、補償外の故障の際の修理費用も考えておかなければなりません。
そのようは費用も一般的には高額となるケースが多いため、オーナーカードではなく、普段からメインで使っているカードの実績を積む目的でそれらの支払いに充てることを考えましょう。
もしも、車を購入するタイミングでクレジットカードを作ろうと思われるのであれば、車以外の高額の商品を購入する際にも役立つ「アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード」がおすすめです。
ステータス性を考える上でも1枚は持っていて損はないカードといえるでしょう。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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クレジットカードでも車を一括購入できる!
というイメージはを持たれている方は多いようですが、まずはこの知識を正すところからスタートしましょう。
これが正確な答えです。
“ケースがある”という曖昧な表現となってしまったのは、残念ながら全てのケースでクレジットカード利用ができるわけではないからです。
クレジットカード利用を受け付けている店舗やディーラーのみで購入した際に限定はされています。
しかし、事実として「数百万円の車をクレジットカード利用で一括購入して数万ポイントを獲得」ということは可能ですので、これから説明していきましょう。
利用条件が絞られるが新車もOK
「全てのケースで利用できるわけではない」と冒頭で伝えましたが、利用できないケースの一つが国産の新車購入です。
国産の新車を購入時する場合は、基本的に各メーカーでの店舗で購入することになりますが、クレジットカードを利用できるところであっても、利用できるクレジットカードが制限されていることがほとんど。
そして、そのクレジットカードの多くは利用限度額が決して高くないため、受けられるポイント還元はそこまで期待できません。
詳しくは後述しますが、国産の新車を正規販売店で購入する際の知識として
- クレジットカードが限定されやすい
- クレジットカード限度額の兼ね合いからポイント還元は期待薄
と頭に入れておきましょう。
中古車販売店は店舗次第
中古車販売店であれば、各メーカーで新車を購入するよりもクレジットカードを使える可能性は高まります。
それは店舗側が独自でクレジットカードが利用できるかどうかを決めているためです。
クレジットカード利用が店舗の場合は、店頭に対象ブランドのシールが貼っていたり、HPなどでも案内がしていることがあるので、欠かさず確認してみましょう。
そのロゴを見かけることができたらならば、基本的にその店舗はクレジットカード加盟店であるはずです。
ただし、ここで一点注意が必要です。
クレジットカード自体の利用を受け付けている店舗であっても、「●●円までの利用のみ」、「部品や修理代金のみ」、「クレジットカード利用時は…」など、制限を設けているところも存在します。
クレジットカード加盟店となった以上、本来は上記のような独自の条件を設けてはいけないことがルールですが、残念なことに車業界に限らず、日本全国各地で行われているのが実態です。
クレジットカードの利用条件を設けていないかは必ず確認することをおススメします。
メーカー別クレジットカード支払いの対応状況
新車購入時における問題点として、利用できるクレジットカードが限定されていることは簡単にお伝えしました。
ここで簡単に日本の自動車メーカーの主要三社の状況を見ていきましょう。
トヨタ
まずはトヨタ(ダイハツ含む)ですが、こちらではTS CUBIC CARDのクレジットカードのみ受け付けており、使用用途は(新車購入時の)頭金分に制限されています。
TS CUBIC CARDはレギュラー、セレクト、ゴールドの三種類(還元率はいずれも1,000円につき10ポイントで還元率は1%)があり、それぞれクレジットカードの最高限度額は異なります。
ゴールドになると利用限度額は最高250万円まで上がるため、頭金の全額をクレジットカードで利用すれば、一度に25,000ポイントを貯めることができます。
このポイントは(新車・中古問わず)リース契約時に1.5倍に換算されるのが特徴です。
この契約期間中は、月々の支払時に引き落とし額からポイント分を差し引く、または1年に1回このポイント分が口座に現金で振り込むことも可能です。
ただし、TS CUBIC CARDで支払える金額を個別に定めている販売店、もしくそもそも受け付けていない販売店もあるので、こちらも事前に確認は必須です。
ホンダ
ホンダにはHONDA C カードがあり、こちらは一般とレギュラーの2種類があります。
クレジットカードの利用限度額は公式サイトでは公開されていませんが、新車・中古車購入時の金額制限もないため、クレジットカードの枠一杯まで使うことは可能です。
なお、基本還元率は1%ですが、この2020年にカードの性能がリニューアルし、新車購入時には2%まで上がるようになりました。
例えば、100万円をこのクレジットカードで支払いした場合、2万円分のポイントが手元に残るので、得した気分にはなれるでしょう。
ちなみに、貯めたポイントは店頭申請もしくは郵送申請をした後、新車購入時に当てることができますが、一度で使用できるポイントが30万円分と制限があります。
そのため、普段使いでもポイントを貯める場合は、提携先の一つである楽天edyへの交換を選択肢に入れる必要はありそうです。
日産
そして、最後は日産です。
こちらには日産カードというものが存在しますが、新車・中古車共に車を購入する際には利用することができません。
全国になる日産の販売店での点検、修理、給油、部品購入など利用先は限られています。
ただし、貯めたポイント自体を新車・中古車共に車を購入する際に利用することは可能で、こちらは1ポイント=1.5円もしくは3.0円換算でキャッシュバックされます。
しかしながら、月々のカード利用額に応じて1,000円(税込)につき5ポイント(還元率は0.5%)と、お得感はさほど感じにくいかもしれません。
輸入車はJCBが圧倒的に有利
続いて、輸入車を購入するケースに話を移します。
こちらは国産メーカーとは異なり、外国産の車を扱う正規ディーラー店での購入が主になりますが、輸入車でのクレジットカード利用にはJCBがおススメです。
JCBに対応しているディーラー
JCBは公式ホームページで(新車・中古車は問わず)車両本体購入時にクレジットカードが利用できることを発表しているように、各社正規ディーラーと提携を結んでいます。
- Audi(アウディ)
- Volkswagen(フォルクスワーゲン)
- Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)
- BMW(ビー・エム・ダブリュー)
- BMW ALPINA(アルピナ)
- MINI(ミニ)
- JAGUAR(ジャガー)
- LAND ROVER(ランドローバー)
- VOLVO(ボルボ)
- PEUGEOT(プジョー)
- Ford(フォード)
- CITROEN(シトロエン)
- RENAULT(ルノー)
また、JCBオーソリセンターに連絡することで、車両購入時に一時的に利用限度額を広げられる制度もあるので、こちらを駆使すれば、クレジットカードで数百万円を支払うことも可能です。
- JCBオーソリセンター:0120-592-309
- スマートフォン・携帯電話の場合:0570-0123-03
- 海外からの場合:81-3-5778-5830
ただし、ディーラーの中には、全額ではなく一部費用しか対応していないところもあるようなので、こちらも事前に利用店舗へ問い合わせしておくのが無難でしょう。
車購入におススメのJCBカード
輸入車の購入時にJCBのクレジットカード利用ができることがわかれば、後は口座に余裕がある限り、クレジットカードでの支払いを目指したいところですが、ここで気になるのは利用限度額です。
当然、クレジットカードには利用限度額があり、数百万円分の決済が認められているものは数えられるほどしかありません。
そこで、推奨したいのがJCBゴールドです。
JCBゴールドの利用可能額は公開されておらず個人により異なりますが、JCB一般カードの上位に位置するクレジットカードですので、車購入時にも頼りになる1枚といえるでしょう。
通常の買い物では1ヵ月の利用金額から換算して1,000円で1Oki Dokiポイント付与で、貯まったポイントはAmazonやnanacoポイントへの交換など用途も多彩で、車購入で貯めたポイントを日用品購入にあてることもできます。
また、前述のように一時増額もWebもしくは電話で相談できるため、個別により利用限度額は異なりますが、全額クレジットカード決済にできる可能性もあります。
利用限度額の他にも
- 海外旅行傷害保険では最大1億円の自動付帯(一部利用付帯)(※1)
- 国内やハワイの航空ラウンジ利用料が無料
- ゴールド会員専用デスク付き
- JCBスマートフォン保険が付帯(※2)
※1 2023年4月1日以降は自動付帯(一部利用付帯)から利用付帯に変更。
※2 補償の適用条件:①補償対象スマートフォンの通信料のJCBゴールド支払う②事故発生の時点で補償対象スマートフォンの通信料を直近3ヵ月以上連続で支払う③購入後24ヵ月以内のスマートフォンが補償対象(年間補償限度額:50,000円/自己負担額:10,000円)。
など、ステータスカードの特権もあるので、車購入を機会に申し込みを検討してみるのも一つでしょう。
この手のクレジットカードは年会費が高額になりがちですが、JCBゴールドは11,000円(税込)で、さらにオンライン入会であれば、なんと初年度年会費も無料になります。
クレジットカードで車を購入する3つのメリット
さて、車購入にクレジットカード利用が可能なことがわかったところで、クレジットカードで支払うメリットを整理していきましょう。
メリット
多額のポイントが獲得できる
やはり、最大のメリットは多額のポイントが手に出来る点です。
数十万円、数百万円の買い物となれば、一度で数千、数万のポイントが手に出来るので、現金支払いでは得られないお得感が待っています。
どうしても車を購入する際には、カーローン、残価設定ローンを選んでしまいがちですが、現金で払える資金力がある場合は、クレジットカード支払いの可能性を探るほうが賢い選択と言えます。
クレヒスにも好影響
基本的にクレジットカード利用者は、高額利用の回数を増やせば増やすほど、クレジットカード会社の発行元やブランドから高い評価を受けます。
この考え方はクレヒス(クレジットカードヒストリー)とも称されます。
「利用額が高い顧客=資金力がある・信頼ができる顧客」と見なされ、ある一定の基準を満たすと、年会費が掛かるようなステータスカード、さらに上級のブラックカードの審査も通過できるようになります。
つまり、車を購入する際にクレジットカードを利用することで、クレヒスにもプラス効果を与え、後にクレジットカードのアップデートを目指す際のボーナスポイントとなるわけです。
現時点ではハイステータスのクレジットカードに興味がなかったとしても、将来的に必要になった際に審査の手助けとなるので、先を見据えたクレジットカード利用も考えましょう。
支払い時期を調整できる
ほとんどのクレジットカードに「ボーナス払い」というシステムがありますが、当然、車を購入する際にも活用できます。
金利もかかりませんし、支払いを一か月後から数か月先に延ばすことでお金のやり繰りが改善される場合は、「ボーナス払い」も視野に入れましょう。
購入時に指定しなくても後からクレジットカード会社に電話することでも対応できるケースもあります。
クレジットカードで車を購入する3つのデメリット
車を購入する際にクレジットカードを利用することで得られるメリットは十分理解できたと思いますが、忘れていけないのはデメリット面です。
ここからは取り上げる話も必ず念頭に置くようにしておきましょう。
デメリット
全額決済不可のケースも
重複しますが、全てのケースでクレジットカードが利用できるというわけではありません。
「クレジットカード利用可」と書かれている店舗でも、修理、車検、部品購入のみに制限しているところも少なくありません。
クレジットカード利用を考えている旨を伝え、金額制限がないかの確認は怠らないようにしましょう。
別途手数料を請求される可能性があり
クレジットカード加盟店のルールとしては違反していますが、クレジットカード利用を申し出た際にクレジットカード手数料という名目で別途料金を請求されるケースもあります。
せっかくポイントを貯めるためにクレジットカードを使ったのに、別途費用が発生しては本末転倒です。
間にクレジットカード会社に入ってもらい、手数料を請求された件を相談することも可能ですが、店舗と揉めることで車の購入にストップがかかってしまっては、それも不本意ですので、事前確認が最も有効です。
リボ払いはなるべく避けよう
9割型のクレジットカードに「リボ払い」という支払方法がありますが、大体年率で15%の手数料がかかってしまうので、「リボ払い」の選択は可能な限り避けましょう。
車を購入費用は数十万から数百万円と高額になりますし、その15%が毎年手数料で引かれるのは大きなダメージとなります。
お得に購入するつもりが、結果的に大きな損を生んでしまいかねないので、もし、支払い能力に少しでも不安のある場合、購入そのものを再検討するほうが良いはずです。
JCBゴールド以外にもある!車購入におススメのクレジットカード2選
輸入車に強いクレジットカードとして、JCBゴールドを紹介しましたが、最後に、それ以外におススメのクレジットカードを2枚に厳選して紹介します。
両者ともに魅力的な特徴があるので、車を購入する場面以外でも活躍してくれます。
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
そのブランド力と歴史から、“ザ・ステータスカード”とも言うべき、エキスプレス®・ゴールド・カードですが、こちらも車購入には武器となってくれる一枚です。
アメックスのクレジットカードはいずれもそれぞれの会員に対して独自の利用額限度を設けるなど、利用額に柔軟性があるのが特徴。
当然、高額利用時の一時的な利用可能額の増額にも対応していますし、前入金(デポジット)による対応も相談に乗ってくれます。
デポジットは引き落とし口座に事前に必要額を入金して、その金額に応じて利用可能額を上げる方式です。
こちらもカスタマーセンターへの電話相談が必須ですが、事前承認以外で高額利用に対応できるクレジットカードは車購入時以外でも重宝することでしょう。
ラグジュアリーカード
その名の通り、ラグジュアリーな方のために作られたラグジュアリーカードは、当然、車購入にも打ってつけです。
こちらもアメックスと同様に一時的に利用可能額を上げられる制度と事前入金の制度が用意されていて、特に後者は9,999万円までの決済に対応可能です。
ラグジュアリーカードは最低ランクのものでも年会費が55,000円(税込)と高額ですが、消費税や法人税への支払いにもポイント還元がきっちりあるので、特に個人事業主の方は恩恵を受けやすいでしょう。
- 独自の製法による金属製カード
- Mastercardブランド最上位のステータスカード
- ポイント還元率は1.0~1.5%
(各公共料金、消費税、法人税などの支払いでもポイント率の減額なし) - 24時間365日のコンシェルジュサービス
- ディナーへのリムジンでの送迎、コースアップグレード、 一名様無料の特典
- 世界の3,000を超える施設にて1滞在あたり最大5万5000円相当以上の旅行特典
- 名門ゴルフ場優待・予約サービス
- 全国映画館優待(毎月最大3枚まで)
まとめ
車を購入する際の支払方法として、現金、カーローン、残価設定ローンの先入観を持ってしまっていた方も、「クレジットカードでの支払い」という別の選択肢があることを理解できたのではないでしょうか。
利用できるクレジットカードは店舗によって異なりますが、事前に購入候補の店舗に確認を取り、クレジットカードの申し込みを行ってチャレンジすれば、今らでも高額ポイントはゲットできます。
まずは、国産車を扱う正規販売店か、輸入車の正規ディーラー、はたまた独立した中古販売店か、相応しいクレジットカードはそれぞれで異なるので、まずは自分がこれからどこの店舗で買うかを絞っていきましょう。
その決断に合わせて、改めてこの記事を見返して頂ければ、自分に相応しい一枚を探し当てられるはずです。