クレジットカードの分割払いを便利に使おう!

クレカの分割払いは少額ずつ支払いたい場合に便利な支払方法
クレジットカードの使い方

2022-06-14

ほとんどの買い物をクレジットカードで済ませる方もいれば、高額な商品を買うときだけはクレジットカードで支払う、という方もいてカード利用のかたちはさまざまです。

また、クレジットカードの支払い方法には、「一括払い」と「分割払い」があります。

支払い方法のしくみを理解して、有益にクレジットカードを利用していきましょう。

菊地崇仁さん
菊地崇仁さん

株式会社ポイ探 代表取締役

2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払われている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行われています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究されているそうです。

目次

クレジットカードを使う前に確認!支払い方法の種類

一括払い

クレジットカードには大きく分けると「一括払い」と「分割払い」の2種類があります。一括払いを選択した場合、翌月(購入時期によっては翌々月)の決められた日に口座から購入金額が引き落とされます。

一括払いは自分の収入や貯金額に左右されるため使える場面は限られますが、分割に比べて支払いシステムが単純で収支が管理しやすいのがメリットです。

また、一括払いにはボーナス払いという方法もあり、一括に変わりはないのですが購入時から見て次のボーナス時期(8月頃もしくは1月頃)まで引き落としを引き伸ばすことができます。

最長で半年以上、支払いを延ばせるにもかかわらず、ボーナス一括払いなら、金利手数料はかからず、たいへんお得です。

分割払い

一方で、ひと月では工面できないような金額の買い物をしたい場合や、少しずつ手軽に支払いたい場合に便利なのが分割払いです。

分割払いの中にも種類があり、2回、3回、5回など数ヶ月単位で返済していくものから、20回、24回、36回など2、3年に渡るものもあります。回数が多いほど、当然1回当たりの返済額も小さくなりますが、その分手数料がかさんでしまいます。

一部のクレジットカードを除き、2回払いまでは手数料が0円ですが、3回払い以降からは手数料が発生します。手数料はカード会社や分割回数によって変動しますが、年利12~15%程度に設定されていることが多いです。

菊地崇仁

菊地崇仁/ クレジットカード専門家

約100枚のクレジットカードを保有し、約130万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。

【専門家の解説】

クレジットカードとデビットカード、プリペイドカードの大きな違いとしては、様々な支払方法に対応しているかどうかです。クレジットカードは分割払いやリボ払いなどを利用できる場合も多いですが、デビットカードやプリペイドカードは一回払いのみになります。クレジットカードの場合は、次回の請求は少し多いので、分割して購入すると言う使い方も可能です。

なお、最近はリボ払いへの変更案内メールも多いですが、リボ払いと分割払いは大きく異なります。リボ払いを使い続けていると、基本的には支払が終わりません。毎月設定額以上を利用していると、どんどん手数料が増えていくだけです。

しかし、分割の場合は○回で必ず終わるため、リボ払いか分割払いかを迷った場合は分割払いにしましょう。ただし、3回払い以上は手数料が発生します。できるだけ2回払いまでにするのがおすすめです。

また、後から分割払に設定できるクレジットカードもありますが、一括から分割払いへの変更は3回以上となりますので、2回払いを選ぶ場合は購入時に行うようにしましょう。

考えて使えば便利!クレジットカードの分割払いの種類

2回払いは手数料がかからずお得

クレジットカードの分割払いはいくつかの種類がありますが、もっとも手軽なのが2回払いです。2回払いは、ほとんどのカード会社で手数料が無料に設定されています。そのため、一括払いは辛いけど2回に分けて支払って、それでいて手数料は取られたくないという場合に便利です。

ただし、アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードなどは2回払いができません。また、2回払いにすることはできても手数料がかかる場合があるカードにポケットカードとライフカードのクレジットカードがあります。

3回払い以上は手数料がかかる

3回払い以上の分割には手数料がかかりますが、年利○%と言ってもピンとこない方も多いのではないでしょうか。

簡単な手数料の目安の計算方法

手数料の計算は複雑な計算式で算出されるので正確な金額を求めるのは難しいですが、月々の手数料の目安は支払い残高×年利÷12ヶ月でざっくりと把握できます。

たとえば、3万円の支払いを年利12%の3回払いで返す場合の手数料は以下のようになります。

30,000(円)÷3(回払い)=10,000(円) これが月に返済する元金です。

1回目の返済金額


手数料は30,000(円)×0.12÷12(ヶ月)=375(円)になり、この元金返済分の10,000円と手数料の375円を足した10,375円が1回目に返済する金額の目安になります。

2回目の返済金額


2回目は元金返済分の10,000(円)と、残高20,000(円)×12%÷12(ヶ月)=200円を足した10,200円が2回目の返済金額の目安になります。

3回目の返済金額


3回目は元金返済分の10,000(円)と、残高10,000(円)×12%÷12(ヶ月)=100円を足した10,100円が3回目の返済金額の目安になります。

よって、支払い総額は10,375円+10,200円+10,100円=30,675円ということになります。

三井住友カードの場合

さらに、詳細に手数料を計算するには、クレジットカードのホームページにある計算方法を参考にすると良いでしょう。

三井住友カードの支払い回数と手数料は次の通りです。

支払回数3回3回6回10回12回15回18回20回24回
支払期間3ヵ月5ヵ月6ヵ月10ヵ月12ヵ月15ヵ月18ヵ月20ヵ月24ヵ月
実質年率(%)1213.2513.7514.2514.514.7514.7514.7514.75
利用代金100円あたりの
分割払手数料の額(円)
2.013.354.026.78.0410.0512.0613.416.08

この表をもとに手数料を計算してみます。

利用代金30,000円で、3回払いの場合


手数料 30,000円×2.01円÷100=603円支払い総額 30,000円+603円=30,603円分割支払い額 30,600円÷3回=10,201円

利用代金50,000円で、10回払いの場合


手数料 50,000円×6.7円÷100=3,350円支払い総額 50,000円+3,350円=53,350円分割支払い額 53,350円÷10回=5,335円

このように、クレジットカード会社の公表している情報を元に、分割時の支払い額を計算することができます。

ただし、このような計算が面倒な場合には各カード会社のホームページにあるシミュレーション計算ができるサービスを利用すると良いでしょう。

三井住友カードの中で一番スタンダードなクレジットカード「三井住友カード」の詳細は以下のようになっています。

三井住友カード
年会費初年度:無料
2年目以降:1,375円(税込)※
ポイント還元率0.5%~2.5%
国際ブランド
    visamaster_card
電子マネー
    visaTouchapplePaygooglePayidwaon
発行スピード最短翌営業日
限度額10万円~100万円(学生は10万円~30万円)
ETC年会費無料
追加カード

ETCカード

家族カード

マイレージ還元率(最大)0.5%
旅行保険海外旅行保険
ポイント名Vポイント

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分割払いとリボ払いの違い

分割払いと似ているものにリボ払いがあります。「大体同じだからどちらでもいいや」と考えていると思わぬ誤算が生じることもあるので違いをしっかり理解することが大切です。

この2つの大きな違いは、対象が「商品」か「カードの利用額全体」かです。

分割払いは商品を購入する時に申告しますが、分割が適用されるのはその時購入した商品分の金額だけです。

それに対してリボ払いは毎月何万円と金額を設定し、その月のクレジットカード利用額に関わらず毎月設定した金額だけを支払いが終了するまで払っていくことになります。

リボ払いはどんどん負債がふくれる可能性がある

毎月クレジットカードをよく利用するという方がリボ払いの月々の金額を低めに設定していると、毎月の利用額と返済額がつりあわず、リボ払いの支払い総額が知らない間にふくれあがってしまった…というトラブルに陥りやすいです。

分割払いは必要なときだけ適用できるうえに完済までの回数と毎月の返済額が決まっているので、収支の管理が心配な方は分割払いを推奨します。また、分割払いには「あとから分割」と呼ばれる一括や2回払いで購入したものを3回以上の分割払いに変更できるサービスもあります。

カード会社によって取り扱っていないことや5万円以上利用した場合のみ適用可などの条件がついていることがあるので事前に確認しましょう。

「あとから分割」は、急な出費で支払いが困難になった時や誤って一括払いにしてしまった場合に支払いを分散させる手段として有効です。

計画的に利用しよう!分割払いをするときの注意点

まず、分割払いで誤解されやすいのが限度額と分割払いの関係です。クレジットカードは発行する際に自分で限度額を設定して、その限度額の範囲でカードを使用します。

限度額には余裕を持たせておこう

たとえ分割払いにして月々の返済額を減らしても、分割していない状態の金額が利用額としてカウントされるので注意が必要です。

たとえば限度額を10万円に設定していたとして、10万円の商品を10回払いで買ったとします。月々1万円程度しか請求がきませんが、実際は限度額がいっぱいになっている状態なのでそれ以上カードは使用できません。

限度額が上限に達したクレジットカードは、返済した金額だけ利用枠に空きができるので地道に返していけばまた使用できるようになります。もし、限度額のアップを希望する場合には、ネットや電話で手続きをすれば利用枠を広げることができます。

無駄な手数料をおさえるなら、多用はNG

分割払いは月々決められた額だけ差し引かれるので管理は難しくありません。自分の経済状況に合わせて分割回数を決めましょう。

ただし、ついつい分割回数を多く設定してしまったり、あまり良く考えず分割払いを多用してしまったりするのは危険。支払いの期間が年単位になってくると手数料もそれだけ多く加算されるので、もっとスピーディに返せたのに無駄な手数料を払うことになってしまった、という失敗に陥りやすいです。

また、分割払いでの購入を安易にしてしまうと、複数の返済が積み重なって気づいたときには返せない金額になっていた、ということにもなりかねません。

分割払いのメリットも知っておこう

このように分割払いは十分計画性をもって利用する必要がありますが、大きな買い物をする際には有効な方法です。どうしても手に入れたいものがあるときは貯金をして十分な資金を得てから購入するのが一番リスクの少ない方法ですが、それでは購入までに時間がかかってしまいます。

お金を管理することは大切ですが、時間も有限です。

たとえば、1年間で工面できる金額のカメラを分割払いで今すぐ手にできたとしたら、1年後にはかなりの腕前になっているでしょう。貯金する代わりに毎月支払いをすればすぐに商品やサービスを手にでき、それに付随する経験も得ることができます。

分割でクレジットカードを利用する際には、今すぐ購入する価値があるかどうかというのも大きな判断ポイントです。

まとめ

月ごとの返済額が少ないほど、気軽に使ってしまいがち。あくまでも、購入額をカード会社に肩代わりしてもらっているということを忘れずに慎重に利用すれば、分割払いを活用するメリットは大きいです。

計画性を持って賢く利用しましょう。

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