更新カードが届かなくなる!クレジットカードの住所変更、簡単な手続き方法を解説
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引越しをするときに必要になる住所変更。
住民票や公共料金のほかに、クレジットカードの住所変更は必ず行わなければならないのでしょうか?
ここでは「クレジットカードの住所変更がなぜ大切なのか」と登録している住所の変更方法、忘れてしまったときの危険性について解説します。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
引っ越した場合はクレジットカード会社にも必ず連絡をしましょう。Webサイトなどから変更することができます。情報を更新していなければ更新カードが届かなくなります。郵便局に転居届を出していたとしても、「転送不要」郵便は新居に転送されません。
また、登録済みの電話番号などもチェックしておきましょう。近場の引越では電話番号が変わらないこともありますが、不正利用などがあった場合は電話で連絡があります。その電話が不通の場合は、クレジットカードが使用できない状態となります。
カードを有効化するには電話による本人確認が必要ですが、情報が更新されていなければ古い電話番号を思い出す必要があります。勤務先が変わった場合なども登録情報の変更手続を行います。登録情報は最新の情報を登録するように心がけましょう。
なお、住所などを変更する際、携帯電話番号が入力されているかも確認してください。不正利用があった場合などは携帯電話番号を登録しておいた方が便利です。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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クレジットカードの住所変更をしていないと起こること
「住所変更をしなければいけないのはわかっているけれど、なかなか面倒だ…」と多くの人が感じます。
もし住所変更をしていなかった場合、以下のようなことが起こります。
- 請求書が自宅に届かない
- 請求書がなくてカードの引き落とし日を忘れてしまう
- 更新タイミングで新しいカードが届かない
請求書が自宅に届かない
引越しをして住所が変わったとき、クレジットカードの住所変更をしていないと、毎月の請求書が別の家(前の住所)に届いてしまいます。
この場合、郵便局で「転居・転送サービス」を登録しておくと、新しい住所に郵便物が転送されるようになります。
ただし、郵便局の「転居・転送サービス」の転送期限は1年間なので注意しましょう(再度申し込むことによって延長することが可能です)。
請求書がなくてカードの引き落とし日を忘れてしまう
その他にも、毎月の請求書がなかったために、カードの引き落とし日を忘れてしまった、ということも考えられます。
そのため、クレジットカードの住所変更や、郵便局の「転居・転送サービス」を忘れないように手続きしておきましょう。
更新タイミングで新しいカードが届かない
一番危険なパターンは、更新カードが届かないことです。
郵便局の「転居・転送サービス」は、カード更新時には適用されません。
更新された新しいカードが本人ではない他人の手に渡ってしまう可能性があるため、カード更新時の書類は「転送不要」に指定されているからです。
カード更新時の受け取り忘れを防ぐためにも、住所が変わったときには、すみやかにクレジットカードの住所変更をするようにしましょう。
更新時にカードの受け取りができないと、「住所不定」とされて更新審査に落ちてしまう可能性もあります。
引越しをするときには、そろそろ更新タイミングのクレジットカードを持っていないかどうか、確認しておくことをおすすめします。
住所変更の方法と必要書類

クレジットカードの住所変更は無料で行えます。
ただし、クレジットカード番号が必要のため、原則本人による手続きとなります。
どのように手続きしたらいいのかを、こちらにまとめます。
住所変更のタイミングは引越し前後のどちらでも可能
住所変更のタイミングには、「引越し前」と「引越し後」があります。
あらかじめ引越し日が分かる場合は、引越し日前に住所変更の手続きをしておきましょう。
一方、引っ越し後に住所変更をするときは、できるだけすみやかに行いましょう。
クレジットカードの住所変更に期限はありませんが、住所変更を忘れると、前述のような郵便物が届かないといったリスクがあります。
引越し前後はどうしてもバタバタしがちです。
落ち着いたタイミング(引っ越し後1週間以内など)で、忘れずに住所変更をするように心がけましょう。
住所変更の手続き方法は3つある
クレジットカードの住所変更の手続き方法には、「インターネット」「電話」「郵送」の大きく3種類があります。
中でも一番便利な方法は「インターネット」を用いた方法です。

一番便利!インターネットで住所変更をする
インターネットを使った住所変更は、24時間手続きができます。
インターネット上で手続きをするには、クレジットカード会社のホームページからIDやパスワードを設定します。
設定の際に、クレジットカード情報はお金が関係するため、パスワードはできるだけ複雑なものにしておきましょう。
また、定期的にパスワードを変更することで、トラブルに遭遇する確率が低くなります。
クレジットカードの住所変更の際に必要な書類は基本的にありません。
しかし中には、後日必要書類(住所を証明する書類)の郵送が必要になるところもあります。
インターネットでの手続きの場合、5分程度で完了し、時間の制約もないため最も便利でおすすめの方法と言えるでしょう。
電話で住所変更をする
パソコンやスマートフォン(スマホ)の操作になれていない、個人情報を入力するのに抵抗があるという方は、クレジットカード会社に電話することで手続きができます。
どのクレジットカードにもカードの裏面に問い合わせ先が記載されているので、そちらに電話をすれば問題ありません。
しかし電話での手続きをする場合は、午前9時〜午後5時までなど、受付時間が限られているので注意しましょう。
また、電話による住所変更では、名前や生年月日、電話番号などで本人確認をします。
電話による手続きは、10分程度で完了します。
ただし、電話での手続きの場合、回線が混み合っているためにかなり長い時間待たされる場合もあるので、時間の余裕をもって手続きしましょう。
特に朝早い時間、お昼、受付時間が終わるギリギリの時間は混雑しやすくなっています。
郵送で住所変更をする
クレジットカードの住所変更は、郵送による手続きもできます。
郵送での手続きには、クレジットカード会社が用意する必要書類に記入して返送します。
住所を証明する書類が必要な場合は、必要書類と本人確認書類(運転免許証やパスポートのコピーなど)を合わせて返送します。
必要書類は電話で取り寄せることができ、クレジットカード会社のホームページでも、必要書類をダウンロードできる場合があります。
郵送による手続きは、クレジットカード会社に郵送物が到着してから手続きされるため、インターネットや電話での手続きに比べて、時間がかかるので注意が必要です。
他の会員情報に変更がないかも確認しておく

クレジットカードの住所変更をする際に、その他の項目に変更がないかもチェックしておきましょう。
よくある例としては、以下の3つです。
- 結婚による名前変更
- 電話番号の変更
- 銀行口座の変更
結婚による名前変更
例えば、結婚などで名前が変わったときは「名前変更」が必要になります。
名前の変更には、名前が変わったことを証明する書類が必要になります。
電話番号の変更
固定電話を登録している方は、引越しの際に電話番号の変更がないかを確認しておきましょう。
携帯電話が変わったときも、クレジットカード会社への連絡を忘れがちです。
銀行口座の変更
引き落としに使う銀行口座に変更があれば、合わせて変更をしておきましょう。
引き落とし金融機関の口座に変更がある場合は、金融機関に提出したものと同じ印鑑が必要になります。
インターネットで手続きをした場合も、後日郵送される書類での手続きが必要になります。
まとめ
クレジットカードの住所変更の方法やタイミング、住所変更を忘れてしまったときの危険性について解説してきました。
引越し前後はやることが多くなりがちです。
やり忘れが起きないように「TODOリスト」を作るなどして、着実に手続きをすすめていきましょう。
特にクレジットカードを複数持っている方は、すべてのクレジットカード会社で手続きをする必要があるので、忘れずに手続きしておきましょう。