ノンバンク(消費者金融や信販会社)とは?銀行との違いやおすすめサービスを解説
最終更新日:
このページにはPRリンクが含まれています
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
ノンバンク、銀行、サラ金、街金――。金融業界では、正式名称とは別に「俗称」で表現されるケースが多々あります。名称によってイメージが大きく変わりますから、「結局、何のことを言ってるの?」と戸惑ってしまう方も多いことでしょう。
ここでは「ノンバンク」の解説をメインに、サラ金、街金、闇金との関係を分かりやすく解説していきましょう。
飯田 道子 / ファイナンシャルプランナー
【専門家の解説】
ノンバンクと聞くと、それって何?怪しいの?とさまざまな言葉が頭の中をぐるぐるしてしまうのではないでしょうか。でも、言葉の通りに解釈すれば、「バンクでない」だけですので、消費者金融や信販会社などがノンバンクにあたります。ただし、違法な金融業務・貸付を行っている会社もノンバンクには含まれてしまいます。そのため、ノンバンクのイメージが悪くなる、誤解してしまう人が多くいるのです。ノンバンクにはいくつかのカテゴリーわけもできます。それぞれ、どのような会社かを知ることが必要です。
ファイナンシャルプランナー
監修者飯田 道子
金融機関勤務を経て1996年FP資格を取得。
現在は各種相談業務のほか、セミナー講師、執筆活動、独立支援などを活動は多岐に渡る。
どの金融機関にも属さない独立系FPとして、金融・保険情報が得意。
また海外移住の相談などにも対応しており、特にカナダや韓国への移住支援などを行っている。
「宅建資格を取るまえに読む本」「貯める!儲ける!お金が集まる94の方法」「介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本」「テラー必携‼ あなたのファンを増やす魔法の質問」などの著書もあり。株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
気になる内容をタップ
ノンバンクとは?
ノンバンクをできる限り簡単な言葉で解釈すると、「銀行ではない金融機関」と捉えることができます。つまり、ノンバンクとは「銀行や信用金庫ではない、預金を受け入れずに融資を行う業者」の総称なのです。
したがって、該当する業者は非常に多く、例えば、
- 信販会社
- 消費者金融会社
- 事業者向け消費者金融会社
- クレジットカード会社(キャッシング枠)
などが代表的でしょう。
これらの業者は銀行や信用金庫とは違い、「貸金業法」という法律で規制されます。また、貸金業法には、年収の3分の1以上の貸付を規制する「総量規制」という制度があり、該当業者の融資が対象となります。
例えば、年収300万円の方であれば、100万円までしか総量規制内では借入できません。
もし、この方がクレジットカードのキャッシング枠で50万円をすでに借入していた場合、その他の業者で借入できるのは50万円までだということです。このように、総量規制は業者間を超えて適用されます。
総量規制については、「総量規制対象外のおすすめカードローンをFPが徹底解説」も参考にしてみてください。
FPが教えるノンバンクと銀行の違い
では、ノンバンクと銀行にはどのような違いがあるのでしょうか。大きな違いは下記の2つです。
大きな違いは審査
- 預金の仕組みがない
- 対象となる法律が貸金業法
これら2つに該当していれば、その金融機関はノンバンクです。逆に、どちらも該当しておらず銀行法の対象であれば銀行となります。このように、ノンバンクと銀行には決定的な違いがあるのです。
具体的に利用者にとって分かりやすい大きな違いを挙げるとすれば、「審査」です。ノンバンクの審査は原則自社で行われており、独自の審査基準が採用されています。一方、銀行は保証会社に審査業務を委託しているケースがほとんどです。
保証会社とは、利用者が保証人を立てなくていい代わりに、保証を代行する業者のことです。このようなケースでは、実質的な審査を保証会社が行っています。
審査の難易度は商品によって異なりますが、銀行よりもノンバンクのほうが、比較的審査に通りやすい傾向があります。
審査については、「カードローンなぜ審査通らない?審査基準が甘いと聞いたのに通らないときの対処法」も参考にしてみてください。
ノンバンクと「サラ金」「街金」「闇金」の関係は?
それでは、ノンバンクとサラ金、街金、闇金の関係はどのようになっているのでしょうか。
それぞれの意味を簡単にいうと、
- サラ金=サラリーマン金融の略称。主婦や会社員を対象とする小口融資を取り扱う
- 街金=特定の地域でお金を貸す小規模な貸金業者
- 闇金=法的認可を受けずに営む金融業者。法外な金利などで違法な貸付を行う
というように、それぞれ異なります。これらはあくまで俗称で、ノンバンクはこれらを含めた「枠」に当たる名称です。個々を指すものではありません。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
お金が借りられる先はいくつかありますが、それぞれの特徴を知って、使い分けるようにして下さい。そのなかでも闇金は、近づいてはならない会社です。一見すると親切な対応、甘い条件、審査が以上に速い(無審査)は闇金の可能性第です。怪しいなと思ったら、その場で契約をせずに、その会社のHPを確認する、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で検索するようにしましょう。
飯田さん
ノンバンクがおすすめな人、そうでない人
ノンバンクに適した人は、
- 融資を急いでいる
- 金利の低さよりも融資の早さを優先したい
- 銀行の審査に通らない
という方でしょう。逆に、ノンバンクに適していない人は、
- 低金利でお金を借りたい
- 融資の早さよりも金利の低さを優先したい
- 借りる先が「銀行」であるほうがいい
という方でしょう。ただし、一概にノンバンクといっても多数の業者が該当しますので、商品によって適している人は異なります。
おすすめのノンバンク一覧
ノンバンクの中でおすすめできるのは、「大手消費者金融会社」です。大手消費者金融会社は豊富な審査ノウハウを持っており、融資までの早さにも定評があります。
ただし、銀行に比べて金利が高めに設定されていますので、より一層計画的な利用を心掛ける必要があります。ここでは、安心して利用できる大手消費者金融会社をまとめました。
安心して利用できる大手消費者金融会社 |
---|
プロミス |
アコム |
アイフル |
上記3社は、いずれも顧客満足度の高い大手消費者金融会社です。なかでも、アコムは抜群の知名度を誇り、顧客対応も非常に丁寧ですので、初めての方でも安心して利用できるでしょう。
他の消費者金融についてはこちら
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
おすすめできるノンバンクは大手消費者金融でしょう。何と言っても信頼が厚く実績があるため、安心感が違います。また、いずれの会社でも無利息期間が設定されているため、総返済額を抑えられる効果があります。短期間の借入なら、銀行のカードローンよりも総返済額が少なくなることもありますよ。その他にも提携先ATMの多さ、独自のポイントサービスなども実施しており、借りる以外のメリットを享受することもできます。
飯田さん
※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
おすすめポイント
- Web契約で最短3分融資も可能
- 最短10秒で振込可能(24時間振込可能な金融機関の口座を持っていること)
- 申込、借入、返済24時間OK!
まとめ
ノンバンクは、銀行ではないさまざまな貸金業者の総称です。また、街金やサラ金、闇金も俗称ですので、明確な定義があいまいで分かりにくい部分もあります。どのような業者で融資を受けるにしても、計画性を最優先し、無理のない利用を心掛けましょう。
消費者金融の関連記事
人気カードローンランキング
- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※融資時間:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
- ※アイフル:※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
ノンバンクと銀行の大きな違いは、総量規制の対象となっているのか、なっていないのかです。総量規制とは、法律により年収の3分の1までの融資のみ認められており、ノンバンクは対象になっています。銀行は総量規制の対象ではありませんが、独自に規制を設けていますので、総量規制がないからと言って、決してノンバンクよりも多くの金額が借りられるわけではありません。
飯田さん