消費者金融でのキャッシング利用限度額を増額する条件
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消費者金融のカードローンには限度額が設定されますが、場合によっては現状の限度額では足りなくなってしまうこともあるでしょう。
そのような場合に他社に新規で申込みする方法もありますが、「増額」で対処できる場合もあります。
しかし公式サイトでは増額の説明が少なく、どうしたら良いのか迷ってしまうこともあるかもしれませんね。
このように増額に関心を持たれた方なら、以下のことを思われるのではないでしょうか。
- 増額をするための条件があるなら知りたい
- 増額審査に落ちる人の特徴を把握しておきたい
- 実際の審査で必要な書類や審査の流れを教えてほしい
こちらの記事では、大手消費者金融での増額方法や審査について、わかりやすく解説していきます。
最後までお読みいただくことで、あなたが増額を申込むべきか的確に判断できるようになることでしょう。ぜひ参考にしてください。
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編集者イーデス編集部
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キャッシング利用限度額の増額条件
最初に一般的な限度額の増額条件について確認しておきましょう。
増額条件をチェックしておくことで、安心して最後まで読み進めていただけるようになります。
なお具体的な増額条件は公表されていませんし、各社ごとに多少異なる部分があるのは事実です。
しかしおおむね下記で解説する条件を満たすことで、増額可能性が高まるのは間違いありません。
利用開始から6ヵ月以上が経過している
基本的に初回申込直後というのは、増額審査に通りづらくなっています。
カードローン会社によっては、最初から「半年以内は増額不可」と明記しているところもあるほどです。(※ただし反対に「利用期間条件は問わない」とするカードローンもあります)
利用期間が短すぎる場合には「返済実績」もほとんどない状態で、信用の積み重ねが不十分と判断されかねません。
新入社員に「試用期間」があるのと同じように、カードローンにも「様子見の期間」があると考えるとわかりやすいかもしれませんね。
言うまでもなく長い利用実績がある方が有利ですが、最低ラインが6ヶ月前後であるということになります。
ただし6ヶ月というのは目安であって、絶対に6ヶ月経過していなければ増額できないということではありません。
延滞をせずに順調に返済している
いくら利用開始から長期間を経過していても、利用実績に問題がある場合は増額審査の通過は難しくなってしまいます。
通常利用している分には、数日程度の軽微な延滞は大きな問題とならないことも多いものです。
しかし増額審査を受けるにあたっては、軽微な延滞であっても致命傷となる可能性があります。
増額によって、より大きな金額を貸し出すことになるわけですから、審査もよりシビアに行われるのは当然です。
少しでも延滞履歴があると、増額審査では大幅なマイナス評価となりかねないので注意が必要です。
適切な利用実績がある(借り過ぎも、使わなすぎもNG)
増額審査を通過するためには、延滞していなければ良いということはありません。
適度な利用と、順調な返済によって「適切に」カードローンを利用していることが求められます。
たとえば契約してから一度も借入利用していないような場合、利用実績はゼロと判断され、低い評価となってしまいます。
反対に限度額いっぱいで、少し返済するたびに追加借入しているような場合も、増額審査には不利になりがちです。
いつまでも返済が進まない状況は「返済能力が限界に達しているのでは?」とネガティブな判断をされてしまう可能性が高くなります。
つまり返済するために再度借入をしているような「自転車操業」状態では、増額審査通過は非常に厳しいわけです。
一時的なお金のピンチに借入し、余裕があるときには積極的に繰上返済するなど上手にカードローンを利用している場合は、反対に高評価を得やすくなります。
当てはまる場合は要注意!増額審査に通らない人の特徴
増額審査通過は決して甘いものではありません。
新規申込時よりは確実に難易度がアップするので、それなりの覚悟は必要です。
しかし、あらかじめ審査落ちとなる理由や特徴を把握しておくことで、無駄に審査落ちとなってしまうリスクを減らすことはできます。
また時間的余裕があるならば、ある程度対策を練ってから増額にチャレンジすることで審査通過可能性をアップすることもできるでしょう。ぜひ一度は確認してください。
他社借入総額も含め借入総額が年収の3分の1近く借り入れている
「総量規制」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
これは貸金業者からの借入総額が、年収の3分の1を超えることはできないという法律の決まりごとです。
借入額に一定の制限を設けることで、借りすぎ&貸しすぎを防ぎ「借り手を保護すること」を目的としています。
貸金業者は総量規制を守らないと、金融庁から厳しい処分を下されかねません。
つまり総量規制を超えるような増額は、事実上不可能になるわけです。
実際に借入総額が年収の3分の1を超えると、急激に返済が苦しくなってきます。
総量規制が気になるレベルの場合、増額も新規の借入も考え直す時期に来ていると言えるでしょう。
初回申込時よりも他社借入件数が増えている
カードローンに限りませんが「借入の件数」というのはローン審査に重大な影響を与えるポイントのひとつです。
たとえ上記の「総量規制」の範囲内であっても、借入件数が多いと言うだけで想像以上に厳しい評価を受けることになります。
たとえば、やや極端な例となりますが、「1件50万円」と「5件30万円」の借入では、金額の多い「1件50万円」の方が好ましいとされる場合があるわけです。
増額審査では、借入件数が増えているのはかなりのマイナスポイントとなってしまいます。
この場合は、増額は考え直したほうが良いかもしれません。
6ヵ月以内に転職をした
転職直後は、増額審査に不利となる可能性があります。
「勤続期間」が転職によって一度リセットされるため「安定収入」の評価が下がってしまうためです。
転職からどのくらいの期間が必要とされるのかには、明確な決まりはありません。
しかし、おおむね6ヶ月経過していれば大きなマイナスとはならないと推測することはできます。
なお「6ヶ月」というのはあくまでも目安ですし、場合によっては転職直後でも審査OKとなる可能性はゼロではありません。
明らかなキャリアアップ転職であれば、むしろ高評価を得られる可能性もあるでしょう。
ちなみに原則としてカードローン利用中に転職した場合、カードローン会社に転職を報告する義務があります。
実際には転職をきちんと報告しているという人は、むしろ少数派なのかもしれません。
順調に返済しているのであれば、報告漏れが表面化して問題となることもないでしょう。
しかし増額審査を受けるにあたって、転職を伏せるのは良くないことです。
収入証明書類の提出を求められれば、すぐに分かってしまいますし、在籍確認が再実施されないとも限りません。正直に申告して、正しく審査を受けましょう。
消費者金融の増額審査
こちらでは消費者金融で、実際に増額審査を受ける場合の必要書類や、審査の流れについてくわしく解説していきます。
あらかじめ審査の流れを把握しておくことで、よりスムーズに安心して増額審査を受けられるようになることでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
増額審査に必要な書類
増額審査を受けるにあたっては、「収入証明書類」の提出が必要になる可能性があります。
増額後に50万円を超える(他社の借入を含めて100万円を超える増額)場合には、収入証明書類の提出は必須です。
また前回収入証明書類を提出している場合でも、ある程度の期間を経過している場合には、最新の収入証明書類の提出が必要となる可能性が高くなります。
なお上記のケースに当てはまらなければ絶対に提出の必要が無いというわけではありません。
審査の必要に応じて、提出を求められる場合があります。
この場合には収入証明書類の提出は「義務」ではありませんが、審査通過のためには提出に協力したほうがベターなのは言うまでもありません。
ちなみにレイクの公式サイトでは「ご契約額の増額する際のワンポイント」として、最新の収入証明書類の提出を推奨しています。
なお基本的に増額時には「本人確認書類」を再提出する必要はありません。
各社の増額申込~審査の流れ
増額審査は新規申込時の審査と全く同じ流れではありません。
新規申込時は、どの消費者金融カードローンでも自動審査で最短30分といったスピード対応を実現しています。
しかし新規申込時の最短30分回答ほどのスピード感はありません。
たとえばアコムの増額審査では「原則、申込当日にご回答」となっており、どうしても増額はイレギュラーな審査となることもあり、消費者金融カードローンによっては対応が異なる部分があります。
増額に積極的な消費者金融カードローンでは、増額をスムーズに申込できるようなシステムが万全に整っています。
これに対して増額に消極的な消費者金融カードローンでは、やや不便に感じるケースもあるのです。
参考までに各社の公式サイトで案内されている、増額申込の流れをまとめておきましょう。
カードローン名 | 増額申込の流れ | 増額利便性評価 |
---|---|---|
アコム | ・アコム総合カードローンデスク (0120-629-215)へ電話相談 ※受付時間9:00~18:00 ・スマホアプリから収入証明書を提出して増額申込(24時間申込可能) ・アコムATM(24時間申込可能) ・自動契約機(9:00~21:00) | ★★★★☆ |
プロミス | ・インターネットで会員サービスにログインして「限度額変更のお手続き」から増額申込 ・プロミスコール(0120-24-0365)へ電話相談 | ★★★☆☆ |
アイフル | ・公式アプリから収入証明書を提出 | ★★★★★ (ネット完結OK) |
SMBCモビット | ・SMBCモビット公式スマホアプリの「増額審査申込」から増額申込 ・会員専用サービス「Myモビ」の「増額審査申込から増額申込 | ★★★★☆ (ネット完結OK) |
レイク | ・会員ページの「ご利用限度額アップのご確認・お申込み」より増額申込 ・「お得な情報ご案内」サービス登録で、増額検討可能な場合にメール配信 | ★★★☆☆ |
※増額利便性評価での「ネット完結OK」は、各社公式サイトで明記されている場合にのみ表示しています
▼「消費者金融は他にどんなところがある?」そんな方にはこちら!
増額審査では在籍確認はある?
増額時に再度、在籍確認が行われるかは「ケースバイケース」というのが答えとなります。
前回契約時から勤務先が変更になっている場合には、新規申込時と同様な在籍確認が実施される可能性が高まります。
勤務先に変更が無い場合には、在籍確認は省略される可能性が高くなります。
ただし、前回確認時より長期間が経過している場合などには、必要に応じて実施される可能性はあるので注意が必要です。
在籍確認が気になる方は、初回申込時に電話相談している場合もあるでしょう。
増額申込時にも、あらためて電話相談しておくと安心できますね。
増額審査結果は電話でくる?
増額審査結果については、電話で来ると決まっているわけではありません。
メールでの審査結果連絡のケースも多くなっています。
また会員ページやアプリなどで「増額可能金額なし」と表示されている場合、事実上審査結果はその場で確認できることにもなるでしょう。(収入アップしている場合などは、審査により増額可能となる場合はあります)
増額審査で否決された場合の対処法
増額審査は、増額案内をもらっていない場合には特に厳しく感じられるものです。
新規申込時よりも、ハードルが上がるのは間違いありません。
増額審査NGだったからといって、それほど落ち込む必要はないでしょう。
ただし増額審査に通過できなかったのは、「うちではこれ以上は貸せません」と宣告されたようなものです。どの消費者金融会社であったとしても、返済能力のギリギリラインにいると考えておく必要があります。
そんな状況であることをきちんと踏まえた上で、あえて対処法を挙げるとするならば以下のとおりです。
対処法 | ワンポイント解説 |
---|---|
他社に新規で借入申込をする | 増額よりも新規申込の方が若干ハードルは低くなります。 ただし借入総額は年収の3分の1を超えることはできません。 また借入先が1社増えるごとに「多重債務」への階段を登ることに留意してください。 |
審査落ちの原因を探って、対策してから再申込する | なぜ増額審査に落ちたのか、こちらの記事を参考にしながら検討し、原因を取り除くことが大切です。 ある程度待てるのであれば「増額案内」がもらえるまで待つのも1つの策と言えます。 |
支出見直し、不用品売却など、借金以外の解決法を模索する | 現在の借入の返済が厳しいような場合、増額して返済金額を捻出するのは間違っています。借金に頼らない生活再建を真剣に検討するようにしてください。 |
「安易に増額せずに新規申し込み」という情報は、嫌というほどネットで見かけるものです。
新規の方が審査に通りやすいというのは、全く間違った情報ではありません。
しかしFPとしては「安易に借入先を増やさない」ことも大切であると、声を大にして言いたいところです。
むやみに「新規申込」を勧めるネット情報を鵜呑みにしてはいけません。
このようないいかげんな情報に踊らされることなく「自分の生活は自分で守る」強い意志を持っていただければと思います。
消費者金融から増額案内があれば増額できる可能性大!
カードローンを利用中に、消費者金融側から「増額しませんか」といったお誘いが届く場合があるのをご存知でしょうか。
こうした増額の案内は「メール」「電話」「会員専用ページ」「アプリの通知」といった、さまざまな方法で行われます。
実は消費者金融の審査は申込時だけではなく、利用中にも随時行われているのです。
この利用中の審査は「途上与信」と呼ばれるもので、利用者の信用に変化がないかなどを確認しています。
- 自社のカードローンの利用状況(適度な借入&遅れのない返済)
- 他社の借入&返済状況(個人信用情報照会によるチェック)※クレジットカード等も含む
以上のようなことを再審査した上で、「優良顧客」であると判断された場合に「増額案内」が行われる可能性が高くなります。
増額案内が実際に届いたのであれば、ある意味「内部仮審査」は終わっている状態ですから、増額申込をすればすんなり増額できる可能性は高いわけです。
ただし収入証明書類の追加提出などで、収入低下が認められたような場合には、増額案内があっても審査NGとなる可能性はあります。
まとめ
こちらの記事では消費者金融の増額についてくわしく解説してきました。最後に大切なポイントを簡単に振り返っておきましょう。
ここまでのおさらい
- 増額の基本条件として「利用期間6ヶ月以上(目安)」「延滞なし」「適度な利用実績」が求められる
- 増額NGの理由は「総量規制オーバー」「他社借入件数増加」「転職直後」などが多い
- 増額申込にあたっては最新の「収入証明書類」を準備しておくと安心
以上のようなことを理解したことで、あなたが「増額」を申込むべきか判断できるようになったことでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
本記事の執筆者について
武藤英次 / 美樹ライティングオフィス 代表
成蹊大学経済学部経営学科卒。地方銀行勤務中にカードローンを含む個人・法人の融資業務等を幅広く担当。
2016年3月に美樹ライティングオフィスを開業し代表を務める。
趣味は一眼レフでの写真撮影、5人家族でのおでかけ、ピアノ演奏、甲子園を目指す長男の高校野球応援など。
カナヘイのピスケ&うさぎグッズを大量コレクト中。
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