マイナポイントとは?使える決済サービスとおすすめのクレジットカードも紹介
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キャッシュレス決済を対象にした総務省の施策「マイナポイント事業」の期間が延長になったのはご存じですか?
マイナポイントを獲得・利用するまでには大きく3つのSTEPで完了します。
マイナポイントを獲得・利用するまでの工程
- マイナンバーカードを申請・取得する
(申請~交付は約1カ月間) - マイナポイントを申し込む
- 下記施策条件1~3を達成する
上記③の達成内容に応じて最大20,000円分のポイントを獲得することができます。
まずは2022年12月末までに上記①のマイナンバーカードの申請さえ済ませておけば、あとは2023年2月末までに
最大5,000円のポイント
7,500円のポイント
7,500円のポイント
の条件をそれぞれ達成することで、最大20,000円分のポイントがもらえます。
このポイント還元には、所定の手続きが必要になります。
そこで本記事では、主に以下について詳しく説明していきます。
本記事のポイント
マイナポイントの活用におすすめのクレジットカードも紹介していますので、マイナポイント事業について詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
ファイナンシャルプランナー / 株式会社クレストコンサルティング
監修者稲村優貴子さん
北海道武蔵女子短期大学英文学科卒業後、大手損害保険会社に事務職で入社。お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2001年FP資格を取得し独立。
現在FP For You代表としてメディア出演・相談・講演・執筆業務を行っている。年間500件の個別相談をこなし、20年以上のキャリアで教育資金・住宅資金・離婚カウンセリング等相談内容は多岐にわたる。
趣味は、旅行・スカッシュ・食べ歩き・お得情報収集。
活動紹介:UHBテレビ U型ワイド「年金について」「株主優待について」「今年の金融動向」 HTBテレビ イチオシ!「おかねのミカタ」、コメンテーター他 著書:「年収の2割が勝手に貯まる家計整え術」(河出書房新社)
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マイナポイントは、キャッシュレス決済事業者から受け取るポイント
マイナポイントは、国が実施する消費活性化策「マイナポイント事業」で還元されるポイントです。
マイナポイントというポイントは存在せずに、利用者は自身が選択した決済事業者のポイントを受け取ることになります。
大まかには下記の流れです。

※【参考】:本事業事務局機能を担う「一般社団法人環境共創イニシアチブ」公式サイト
- 【図:上段矢印の流れ】
利用者がマイナンバーカードを取得後、マイナポイント申し込み時にキャッシュレス決済事業者を選び、その事業者のクレジットカート等でチャージや買い物をする。
キャッシュレス決済事業者はその額に応じて、マイナポイント付与分の「請求」を国に行う。 - 【図:下段矢印の流れ】
国は、キャッシュレス決済事業者の請求に応じてマイナポイント付与分を支払い、キャッシュレス決済事業者は国から受け取ったものを自社のポイントで利用者に還元する。
(例)利用者がd払いを選んで利用した場合:「dポイント」による還元
※他のキャッシュレス決済サービスについてはこちらでご確認ください。
キャッシュレス決済は、マイナポイント申込時に登録したサービスのみ対象となります。
それでは次にマイナポイントを獲得するまでの工程について説明していきます。
マイナポイントを獲得するまでの流れ
マイナンバーカードの取得までには大まかに下記の工程が必要になります。
マイナポイントを獲得・利用するまでの工程
上記③の達成内容に応じてマイナポイント獲得し利用することができます。
STEP1:マイナンバーカードを申請・取得する
【申請は2022年12月末まで】
マイナンバーカードの取得には、通知カードに同封されていた「個人番号カード交付申請書」が必要になります。
もし、交付申請書を紛失した場合は、自治体の窓口で再発行してもらえるのでご安心ください。
マイナンバーカードの取得の手順は下記のとおりです。
STEP.1
下記のいずれかを使ってマイナンバーカードの交付申請をする【2022年12月末まで】
①スマートフォン
②パソコン
③郵便
④証明写真機
STEP.2
約1カ月後、市区町村から交付通知書(はがき)が届く
STEP.4
交付窓口でパスワード(暗証番号:数字4桁)の設定により、カードの交付
※このパスワードは今後電子サービスを利用する際に必要
マイナンバーカードには、マイナポイントの獲得以外にも、日常生活で役立つメリットがあります。
メリット
- コンビニでも住民票や印鑑証明書が入手できる
- 電子確定申告ができる
- オンラインでの様々な本人認証に役立つ
マイナンバーカードを所有していると公的な手続きの時間をかなり短縮できます。
STEP2:マイナポイントを申し込む
マイナポイントの申し込みには、約7万箇所の全国各地に設置してある支援端末「マイナ手続きスポット」で行うことができます。
また下記の方法でも申し込みできますが、
パソコンまたはスマートフォン(iPhone/Android)
コンビニのマルチコピー機
ATMで申込可能な決済サービス
それぞれ申し込み可能な決済サービス事業者が違いますので、下記公式サイトで確認してから申し込むようにしましょう。
>対象となるキャッシュレス決済サービス検索(公式サイト)
>各申込方法などの詳細はこちら(公式サイト)
キャッシュレス決済サービスは1点のみ登録することができ、手続き完了後は取消・変更ができないので、注意してください。
STEP3:マイナンバーカード取得後、3つの施策条件を達成する
【施策実施期限:2023年2月末まで】
今回のマイナポイント第2弾では、ポイントがもらえる施策が3つあり、期日は全て2023年2月末になります。
では一つずつ確認していきましょう。
最大5,000円のポイント
最大7,500円のポイント
最大7,500円のポイント
【施策1】のチャージや買い物チャージや買い物
マイナポイント申込時に選んだキャッシュレス決済サービスについて、20,000円までのチャージや支払いに対して5,000円分のポイントが付与されます。
つまり付与率は25%になりますので、利用する価値は十分にあるでしょう。
【施策2】マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込み
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるように申し込みをすると、7,500円分のポイントが付与されます。
「マイナ受付」のポスターやステッカーが貼ってある病院や薬局などの医療機関で利用することができます。
2024年秋に健康保険証を廃止してマイナンバーカードとの一本化を義務付けるという報道もあるので、事前にこの施策を利用するのもよいかもしれません。
【施策3】公金受取口座の登録
預貯金口座をデジタル庁に登録すると、7,500円分のポイントを受け取ることができます。
この登録を完了することで、これから緊急時の給付金等について、煩わしかった申請書への口座情報の記載や通帳の写し等の添付が不要になり、すぐに受け取ることができるでしょう。
マイナポイントを確実に受け取るには
期間限定で行われる施策ですので、
- 2022年12月末までにマイナンバーカードを申請
- 2023年2月末までに施策①~③の手続きを済ませること
を忘れないようにしましょう。
2022年12月末までに一旦マイナンバーカードの申請さえ済ませておけば、後は2023年2月末まで、ゆっくりとショッピングやチャージをするなど施策①~③を達成すると、ポイントを獲得することができます。
ただし、マイナポイントの予約者数が国の予算に達した時点で、予約を早めに締切る可能性があるようですので、検討している場合は早めに取り掛かる方がよいでしょう。
次の章では、取得したポイントの使い方を紹介します。
マイナポイントの使い方
登録・利用したキャッシュレス決済事業者のポイントで還元されます。
マイナポイント申込時に選択した事業者以外での利用はできませんのでご注意ください。

稲村優貴子 / ファイナンシャルプランナー
上限額は2万円ですが還元率が25%で5000円戻ってくるマイナポイントはとても魅力的です。
ただし、このマイナポイントを受けられる環境を整えるまでに3つのハードルがあります。
①マイナンバーカードを作るのに1ヶ月ほどかかりネットで申請してもカードの引き取りは区役所・市町村役場の営業時間内に行く必要があること
②マイナンバーカードを取得するだけではポイントを得られず事前申し込みが必要である。
③事前申し込みはスマホの機種がiPhone7以降なら簡単だが、それ以外のスマホではマイキーIDを取得するためアプリをダウンロードできないため、コンビニのマルチコピー機でマイナンバーカードを読み取りパスワードを入れていくなど6つほどの作業が必要である。
また、決済方法(クレジットカード、○○ペイなどのスマホ決済、電子マネーなど)によっては、スマホにアプリをダウンロードできないと指定できないものもあります。
クレジットカード払いでは楽天ポイントはアプリが必須となっています。
マイナポイントをどの決済方法にするかは、自分のスマホの環境で対応できるかという条件からも選択していく必要があるということです。
この申込手続き時点で心が折れたという声も多いようです。
お得な事業を逃さないよう早めに準備しておきましょう。
最後に、マイナポイント還元の対象となっている決済サービスや、おすすめのクレジットカードを紹介します。
マイナポイントの対象の決済サービス
では、まずマイナポイントの対象となっている決済サービスを紹介します。
現在マイナポイントの公式サイトで紹介されているカテゴリーになります。
事業者など詳しい内容についてはこちらからご確認ください。
1 | クレジットカード |
---|---|
2 | デビットカード |
3 | プリペイドカード |
4 | 電子マネー |
5 | QRコード |
【参考】マイナポイント公式サイト「決済サービス⼀覧」(総務省)【2022年7月6日時点】
次の章では、マイナポイント還元の対象となっているおすすめのクレジットカードについて説明します。
マイナポイントが使えるおすすめのクレジットカード
この章では、マイナポイント対象のおすすめクレジットカードを紹介します。
還元されたポイントの使いやすさだけではなく、クレジットカードとして利便性にも注目して厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
おすすめのクレジットカード
ステータス性の高さが魅力「三井住友カード(NL)」
三井住友カードのショッピング利用に対して、マイナポイントが付与されます。
付与されるポイントは「Vポイント」です。
付与されるタイミング | 施策①対象期間のご利用金額が累計2万円以上の場合、2万円到達月の翌月末頃 対象期間の利用金額が累計2万円未満の場合、2023年2月末頃に利用金額の25%分付与 施策②マイナポイント申込と健康保険証としての利用申込を完了した翌月末頃 施策③マイナポイント申込と公金受取口座の登録を完了した翌月末頃 |
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Vポイントは、Google Playギフトコードや他社ポイントなどに交換することも可能です。
銀行系のクレジットカードなのでステータス性が高く、セキュリティも万全。
国際ブランドはVisaで、200以上の国や地域でカードを利用できます。
一般カードにも海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)しているため、海外渡航の機会が多い方にもおすすめです。
年会費無料で高還元「オリコカード THE POINT」
オリコカードのショッピング利用に対して、マイナポイントが付与されます。
付与されるポイントは「オリコポイント」です。
付与されるタイミング | 施策①翌月20日頃に還元 施策②健康保険証としての利用申込みが完了した翌月20日頃に還元 施策③公金受取口座の登録完了した翌月20日頃に還元 |
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貯まったオリコポイントは、ギフト券やギフトコード、マイルなどに交換できます。
JALとANAマイルへの移行手数料は無料です。
オリコカード THE POINTは年会費無料で還元率が1.0%と高いため、日常的にクレジットカードを使う方にも適しているでしょう。
電子マネーiDとQUICPayにも対応しているので、少額の支払いもスピーディーです。
即日発行も可能「エポスカード」
Visa加盟店でのエポスカードショッピング利用に対して、マイナポイントが付与されます。
付与されるポイントは「エポスポイント」です。
付与されるタイミング | 施策①当月末日までに利用データに基づき、原則、翌月上旬に還元 施策②当月末日までの申込完了分は、原則、翌月上旬に還元 施策③当月末日までの口座登録完了分は、原則、翌月上旬に還元 |
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エポスポイントは、全国のマルイで支払いに利用することができます。
エポスVisaプリペイドカードにポイントを移行すれば、Visa加盟店での支払いにも充てられます。
全国共通ギフト券や航空マイル、他社ポイントなどへの移行も可能です。
エポスカードの年会費は無料で発行は最短即日。全国10,000店舗で使える優待や、1,000円から利用できるキャッシング機能も付いた利便性の高さも魅力です。
ネット通販に最適「楽天カード」
楽天カードの利用に対して、マイナポイントが付与されます。
付与されるポイントは「楽天ポイント」です。
付与されるタイミング | 施策①利用金額の累積が2万円になった月の翌々月25日 施策②健康保険証としての利用申し込み月の原則翌々月25日頃にポイント付与 |
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楽天ポイントは「1ポイント=1円」として使えます。500円単位でなければ使えないカードも多いですが、楽天カードは1円単位での利用が可能です。
ポイントの活用幅も広く、
- 楽天市場をはじめとする「楽天グループ」
- ファーストフードやコンビニなど多彩な「加盟店」
- 「楽天Edy」への交換(1ポイント=楽天Edy1円)
- 月々のカード請求額への充当
など、さまざまなシーンで使えます。
楽天カードは年会費無料でありながら、1.0%という高い還元率を実現しています。
楽天グループの決済でカードを使えば、還元率が最大16倍にアップするチャンスもあります。
毎日のショッピングに活躍「イオンカード」
イオンカードのショッピング利用に対して、マイナポイントが付与されます。
付与されるポイントは「WAON」です。
付与されるタイミング | 施策①申込・チャージ月の翌月28日以降 施策②健康保険証としての利用申込後の3日後以降 |
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還元されたポイントは、カードに付帯するWAONでの利用に限られるため、イオンカードを申し込む時には必ず「WAON一体型タイプ」を選択しましょう。
WAONは、数多くの店舗で使える活用幅の広い電子マネーです。
イオンカードの年会費は無料。毎月20日と30日のイオン「お客様感謝デー」でカードを使えば5%オフになるほか、イオンシネマや提携カラオケ店での割引などの豊富な特典も付帯しています。
まとめ
今回は、マイナポイントを取得する方法や使い方、マイナポイントを活用できるおすすめのクレジットカードなどについて解説しました。
主な内容を改めて確認しておきましょう。
5うのポイント
- マイナンバーカードの申請は2022年12月末まで
- 3つの施策条件を2023年2月末までに完了すると最大20,000ポイントがもらえる
- 還元されるポイントはキャッシュレス決済事業者のポイント
- マイナポイント対応のスマホであればより簡単に申請できる
※【参考】マイナポイント公式サイト「よく分かる!マイナポイント取得ナビ」(総務省)