高校生のためのスマホ決済バイブル【メリット・デメリットとおすすめ決済アプリ】
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国を挙げて利用を推し進めている「キャッシュレス決済」。
ポイント還元などの施策で、扱う店舗や利用者も増えました。
なかでも「スマホ決済」は対応アプリも豊富になり、利用者も増加しています。
この「スマホ決済」は、利便性やサービスの充実を理由に、高校生の間でも普及してきています。
ここでは、高校生のスマホ決済事情、高校生がスマホ決済を利用する際のメリット・デメリットや、おすすめ決済アプリをご紹介。
高校生が充実した学校生活を送るための、重要なツールになりつつある「スマホ決済」。
現代の高校生を取り巻く「スマホ決済」利用の実情をお届けします。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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もうみんなが使っている?高校生のスマホ決済事情
今やほぼ全ての高校生が所持するようになったスマホ。
大人よりスマホを使いこなす高校生も多くいますが、スマホ決済についても同様なのでしょうか。
ここでは高校生のスマホ決済の実情について見ていきましょう。
2人に1人はキャッシュレス
企業の調査結果によると、高校生のキャッシュレス決済の利用は2人に1人。
高校生にとっても、キャッシュレス決済は身近なものとなってきています。
通学に利用する定期券を電子マネーカードとの一体型で発行する人も多く、定期券での電子マネー決済をショッピングに活用する機会が増えています。
高校生にとっても身近な存在となっているスマホも、キャッシュレス決済の中心アイテムとなりつつあり、利用を考える人が多くなってきている、というわけです。
よく利用するキャッシュレス決済は「電子マネー」
コンビニや食事などを主な利用先として、電子マネーでキャッシュレス決済をするという高校生が多く存在しています。
利用する電子マネーは、定期などでなじみのある交通系電子マネーが中心。
次に多いのがスマホ決済となっており、いつも持ち歩いているスマホをキャッシュレス決済に利用する高校生も増えています。
これからスマホ決済を利用したい女子高校生「70%」以上
時期は不明としながらも、今後スマホ決済を利用したいと考えている女子高校生が調査対象の7割以上という結果がでています。
理由の多くは「利便性」で、「財布が不要」や「荷物が少なくなる」と回答。
また「お得なサービスがある」ことも、利用を考える理由のひとつとなっています。
日常生活でスマホ決済利用
スマホ決済が選ばれている理由には、アプリの種類が豊富になり、利用者が増えてきたということが挙げられます。
スマホ決済に対応している実店舗やネットショップも増えており、高校生が日常で利用する場所であれば、ほぼすべての店舗で支払いが可能。
日常的に不自由なく利用できることが、高校生の間でのスマホ決済普及につながっています。
実店舗での買い物に利用
通学時などに気軽に立ち寄れる、コンビニやドラッグストア、ファストフード店などが主な利用先です。
毎日の生活の一部である身近な店舗の多くは、大手企業が運営しているため、スマホ決済の利用が可能。
行きなれたお店で支払いができることが、高い利用価値につながっているといえます。
ネットショッピングやフリマアプリで利用
高校生の利用も増えている「ネットショッピング」や「フリマアプリ」で活用できることも、スマホ決済が選ばれる理由の一つです。
決済アプリによっては、ショッピングサイトやアプリと連携、もしくは関連企業が運営しているという場合もあります。
互いを紐づけて利用することによって、通常より高いサービスが受けられたり、ポイントアップにつながったりするメリットも存在することから、スマホ決済が強く支持されるというわけです。
お小遣いもキャッシュレス化?親目線のスマホ決済
これからはお小遣いもキャッシュレスの時代。小学生のころから、電子マネーでカードにチャージして渡しているという家庭も少なくありません。
スマホ決済なら、送金の手間もかからないため利用がスムーズです。
利用管理もしやすいので、お小遣いへの活用はおすすめだといえます。
使い道などのデータ管理が可能
スマホ決済の利用は、すべて履歴で確認することが可能です。
子供の小遣いを決済アプリを通じて渡す場合、入金した金額や子供が使用した際の利用店舗、金額などの詳細を確認することができます。
必要な時にいつでも送金できる
とっさの場合でも、スマホ決済なら端末操作ですぐに送金が可能です。
決済アプリによっては割り勘などの利用も可能なので、連絡を取ったその場で対応することができます。
例えば、お小遣いを渡し忘れてしまっても、気付いた時すぐにフォローができるので便利です。
ここまでは高校生のスマホ決済事情について見てきました。
しかし、スマホ決済が高校生の中でスタンダードとなりつつあるのは、大きなメリットがあるからでもあります。
次は高校生がスマホ決済を利用する際に享受できる、4つのメリットについて見ていきましょう。
ここが利点!高校生のスマホ決済利用時における【4つのメリット】とは
スマホ決済にはさまざまなメリットが存在します。
その多くは高校生でも享受できるものです。
ここではスマホ決済のメリットについて4つ紹介します。
メリット
以下でチェックしてみてください。
支払の利便性
スマホ決済の大きなメリットは「支払いの利便性」です。
スマホさえ持っていればいつでも買い物ができるので、財布もカードも不要。
決済サービスによっては、利用開始の手続きも比較的簡単で、利用中のアプリと連携するため新たな登録が不要なものもあります。
普段持ち歩いているスマホが、ショッピングのためのツールとしても運用可能となるのです。
スマホさえあればOK
高校生になれば、スマホを利用していることはごく一般的です。
学校などで利用を制限されることはあっても、必ず持ち歩いているアイテムといえるでしょう。
よって、スマホさえ持っていれば買い物の支払いが可能なスマホ決済は、高校生にも便利なツールだといえます。
教科書がつまった通学カバンから、財布を探す苦労がなくなりますし、お金を忘れて買い物ができないといったこともありません。
現金やカードの出し入れが不要
ショッピング時に、意外と煩わしいのが現金の出し入れです。
特に小銭は、釣銭などでやたらに増えることがあり、財布のなかでかさばりがち。
だからといって支払いに使用するのも、手間取って面倒なものです。
また、電子マネーなどのカードを利用する場合でも、支払い用のカードが必要。
スマホ決済を利用すれば、そういった支払い時の「面倒事」の多くから解放されますよ。
多彩なサービスで利用価値が高い
スマホ決済利用の最大のメリットは、ポイントサービスの利用価値の高さにあります。
常時ポイントアップを企画している決済アプリも存在しており、毎日の買い物でどんどんポイントが貯まっていくので、これを理由に利用を開始した人も多いのではないでしょうか。
また、決済アプリを運営する企業のスマホアプリと連携が可能な場合があり、あわせて利用することで特別なサービスが受けられます。
ポイントサービスが豊富
ポイントアップやポイントプレゼント、利用額をポイントで還元してくれるなど、お得なキャンペーンが頻回に行われています。
普段の買い物利用で多くのポイントが獲得できるため、スマホ決済の利用者は増加中。
ポイントサービス利用のための特別な手続きなども不要なので、煩わしさもありません。
連携アプリと併用できる
ショッピングサイトやSNSアプリなど、系列企業が運営しているアプリとの連携が可能な決済アプリも多数存在しています。
紐づけて併用することで、ポイントアップなどのサービスが受けられる場合もあります。
アプリによっては、紐づけの際に面倒な操作を必要としないものもあるため、自身が利用しているアプリと連携できる決済アプリがないかどうか、一度チェックしてみましょう。
ここまで高校生がスマホ決済で受けられるメリットについてお伝えしました。
ただメリットがあればもちろんデメリットもあるものです。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
2019年の「キャッシュレス・ポイント還元事業」を機に利用者が増加しているスマホ決済。現在のコロナ禍において、直接現金を触ることを防いで感染拡大を予防するという心理が働いていることも、利用者が増加していることの理由となっているようです。
ただ、気をつけたいのは「使いすぎてしまう」こと。スマホ決済は少額での利用が多いことから、日々の利用の際にはそこまで使った感覚がなくても、1ヵ月の決済金額合計ではかなりの額になってしまうこともあり得ます。
スマホ決済には、事前にアプリにお金をチャージしておく「前払い」のほか、「即時払い」や事前にクレジットカードを登録することでその利用代金と一緒に引き落とされる、ポストペイという「後払い」の3つの方法がありますが、使いすぎを防ぐためにもできれば「前払い」方法を選択し、毎月決まった金額をチャージして、残高をチェックしながら計画的に利用することをおすすめします。
また、機種変更の際には初期設定が必要なアプリがほとんどですので、認証方法やID・パスワードの管理はもちろんのこと、普段から不正利用におけるセキュリティ対策を講じておくことも大切です。クレジットカードと異なり、未成年でも審査なしで利用できることがスマホ決済のメリットではありますが、バーチャルではなく実際にお金を支払っているという気持ちを忘れないようにしてください。
次は利用の際に気を付けておきたい、4つのデメリットについて見ていきましょう。
便利だからこそ要注意!高校生のスマホ決済利用時における【4つのデメリット】とは
新しいものを導入するときにはメリットに目を奪われがちですが、しっかりデメリットも確認しなければいけません。
ここでは高校生がスマホ決済を利用する際の4つのデメリットについてチェックしましょう。
デメリット
以下でご説明します。
複雑な手続きと支払の仕組み
スマホを利用する場合、「手間がかかる」「理解しづらい」という声は、他のアプリに関してもよく耳にするデメリットです。
いくつも情報を入力して登録しなければならない、支払いの仕組みがよくわからないなどの理由でサービスを開始することができないなど、利用する前の段階で行き詰ってしまうことがあります。
利用開始までに手間がかかる
利用者の詳細情報の登録や、チャージのための銀行口座やクレジットカードの登録など、利用が可能になるまでの手続きに手間と時間がかかることがあります。
決済アプリによっては、未成年者の利用の場合、法定代理人の同意が必要なことも。
また支払方法は、利用者本人名義のものを用意しておかなければなりません。
仕組みが理解できない
実際のアプリの利用方法や決済の仕組みなどが不明瞭で、利用に不安があるという場合があります。
アプリを取得しても使い方がわからず、利用しないままになっているといったことも少なくありません。
「お金」に対する価値観の変化
現金を手にする必要がなく、コードをかざすだけで買い物ができてしまうスマホ決済。
支払いをするためのチャージも、銀行口座やクレジットカードを利用するため、お金の流れをまったく把握せずにいることに慣れてしまう危険性があります。
常に意識を払って決済を利用しないと、お金に対する感覚が麻痺してしまう可能性もぬぐいきれません。
使いすぎてしまう
自分がどれだけお金を使ったかを把握できない可能性があります。
オートチャージなどを利用している場合は、意識して利用しないと使いすぎてしまう危険も。
気が付いたら大きな金額の支出になってしまっていたということのないように注意が必要です。
お金のありがたさがわからなくなる
実際にお金を手にすることがなく、数字で確認するだけになってしまい、「お金」そのものに対する意識が薄れてしまうという危険性があります。
努力して手にしたものというよりも、データとしての認識しかできなくなることも考えられるでしょう。
最後は高校生におすすめしたいスマホ決済のアプリを3つご紹介します。
導入の際の参考にしてください。
まずは口座開設から!おすすめの「みんなの銀行」を紹介
スマホ決済サービスを利用するには、まずは支払い口座の開設が必要です。
そこで、スマホで即日口座開設ができ、ATMによる入出金・振込、貯蓄までスマホ1台で完結できる国内初のデジタル銀行「みんなの銀行」を紹介します。
口座開設するだけでデビットカードとして利用も可能。入金後すぐに日々のお買い物に使えます。
利用できる主なサービスは以下の通りです。
- ウォレット:日常利用するお金を預けておく普通預金口座
- ボックス :目的別に貯蓄預金ができる仮想の口座
- デビットカード:スマホ決済によるカードレスなデビッド機能
- レコード: みんなの銀行をはじめ、他銀行の口座やキャッシュレス決済サービスとも連携して管理できる機能
デビットカード機能ではスマホ決済を利用することができ、利用金額の0.2%がキャッシュバックされます。
利用した時点でウォレット(普通預金)から引き落しされ、利用限度額も設定できるので使い過ぎる心配もいりません。
高校生におすすめ!利用価値高めの決済アプリ3選
スマホ決済サービスを提供している多数の決済アプリのなかから、高校生におすすめのアプリを厳選して3つご紹介します。
未成年が利用できることはもちろん、「利便性」「登録がスムーズに行える」「サービスが充実している」など、利用価値の高いスマホ決済サービスを選びました。
これからスマホ決済を利用する、もしくは、もっと自分に合った決済アプリを探しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
高校生におすすめしたいスマホ決済のアプリ
初めてのスマホ決済におすすめ!使えるお店が豊富「PayPay」
ほかの決済アプリよりも早い時期にサービスをスタートさせた「PayPay」は、利用できる店舗の種類が幅広く、数も最多。
コンビニ、スーパー、ドラッグストアなど、日常的に利用する機会の多い大手店舗なら、ほぼ「PayPay」での決済が可能です。
独自の還元率アップ制度が設定されているのも特徴。
ユーザー数も最多でシェアNo.1と、高校生も安心して利用できる決済アプリです。
多くの高校生が使っているLINEと連携「LINEPay」
スマホユーザーなら、誰もが利用しているといっても過言ではなくなってきているコミュニケーションアプリ「LINE」。
この「LINE」を運営するLINE株式会社のスマホ決済アプリが「LINEPay」です。
「LINE」ユーザーなら規約への同意だけで登録が可能と、利用までの手続きがスムーズで煩わしさがありません。
また、利用者同士なら送金手数料が掛からないため、支払時に割り勘も可能。
友達とのお出かけにも活躍する決済アプリです。
メルカリ利用者なら「メルペイ」がお得
フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社「メルカリ」の子会社、株式会社「メルペイ」のスマホ決済サービス「メルペイ」。
「メルカリ」を利用した際の売上金を、「メルペイ」で利用できることが特徴です。
「メルカリ」ユーザーであれば、決済サービスへの登録も簡単。新たなアプリのダウンロードも不要です。
「メルカリ」との連携でお得にショッピングが楽しめます。
まとめ
これからの時代を担う高校生たちにとって、スマホは必要不可欠なツールのひとつ。
一般的にも、毎日の生活に欠かせないショッピングの決済アイテムとして、スマホは重要となってきています。
利用の際には注意が必要な点もまだ多くありますが、利便性や良質なサービスを受けられるというメリットは、経済面においても大きな利用価値があるといえます。
今後はさらに活用の場が広がっていく「スマホ決済」。
高校生などの若い世代からの利用によって、利用の場の拡大やサービスの向上など、さらなる発展も見込めるのではないでしょうか。
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