Apple Payで手軽に支払い!使えるカードや使い方も紹介
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街のお店やネットで買い物をするときに、Apple Payで支払えるお店は増えつつあります。
しかし、クレジットカードで支払うのと何が違うのか、よくわからない人も多いでしょう。
iPhoneやApple Watchなどのアップル製品を使っているなら、Apple Payを使うことでどんなメリットがあるのか、知りたいとお思いではありませんか。
この記事では、Apple Payについて解説していきます。
記事を読むことでApple Payについて理解して、自分の使っているクレジットカードやポイントカードが活用できるようになります。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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Apple Payとは
Apple Payとは
iPhoneやApple WatchなどのApple製デバイスで使えるキャッシュレス決済。
walletアプリを利用し設定を行うことで使用可能です。
この章では、Apple Payの概要を紹介していきます。
詳しく見ていきましょう。
Apple Payに設定できるカード
Apple Payに設定できる支払方法としてはクレジットカードが一般的です。
しかし、それ以外の支払方法も設定できるようになりつつあります。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
Apple Payで唯一決済時に認証が必要ないのが交通系電子マネーです。
エクスプレスカードとして登録しておくことで、Face IDやTouch IDなどの認証せずにスマホをかざして支払う事ができます(決済場所によっては認証が必要なケースもあり)。
新型コロナウイルスや花粉症などでマスクをしている場合はFace IDの認証が上手くできないこともありますが、SuicaやPASMOの場合は基本的には認証せずに支払う事ができて便利です。
クレジットカードやプリペイドカードなどを登録した場合、iDまたはQUICPayで支払う事になります。
カードを登録したときにWalletの券面に「Q」のマークや「iD」のマークが表示されるため、支払い時には「QUICPay(クイックペイ)で」や「iD(アイディ)で」と伝えて支払う事が可能です。
基本的には登録したカードと同じポイントを獲得できますが、カードのキャンペーンによってはApple Payに登録したQUICPayやiDでの支払いは対象外となる事もあるため、キャンペーン利用時にはしっかり内容を確認しましょう。
おすすめのクレジットカードやデビットカード
Apple Payにおけるごく一般的な使い方は、クレジットカードをwalletアプリへ追加する方法です。
また、みずほ「Smart Debit」など一部のデビットカードもApple Payへ追加して使用できます。
Apple Payを通じて国内でクレジットカード払いをする場合、iDまたはQUICPayでの支払いとなることが多いです。
ここからはApple Payで使うのにおすすめのクレジットカードを紹介します。
Apple Payで使うのにおすすめのクレジットカード
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、カード会社の三井住友カードが発行する一般カードです。
Apple Payに設定すると、iDが使える店で使用できます。国際ブランドはVisa・Mastercard®のどちらかから選択可能。
Mastercard®を選ぶとMastercard®タッチ決済マークのあるお店でも使え、国内外で使用できます。
年会費 | 永年無料 |
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家族カード年会費 | 永年無料 |
対象コンビニ・飲食店で使うと、最大7.0%還元(※1)などの特典もあります。
対象のコンビニ:セイコーマート、セブン-イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン 他
対象の飲食店:マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司 他
JCB CARD W
JCB CARD Wは、JCBが発行する年会費無料のクレジットカードで、ポイントがJCBカード Sの2倍貯まるのが特徴です。
39歳以下の若年層を対象(※)にしていますが、一度作るとずっと持ち続けられます。
Apple Payに設定すると、QUICPayの加盟店またはJCBコンタクトレス対応端末が設置されているお店で使用でき、国内外問わず使用可能です。
また、2022年11月からは第三者から盗みされる心配のない券面にカード番号を記載していないナンバーレスカードが登場しました。
カードの申し込みから最短5分程度(※1)で審査が完了し、すぐにMyJCBアプリでカード番号などの確認ができるため、プラスチックカードが届く前にネットショッピングや店頭での利用が可能です。(※2)
※1:モバ即の入会条件は以下2点になります。
【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
※2: モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくは公式サイトをご確認ください。
種類は完全ナンバーレスカードのほかに、ネットショッピングをよく利用する方に便利な裏面に番号があるタイプから選ぶことができます。
39歳以下(※)でポイントが貯まりやすくセキュリティー面も重視したカードを求めている人に、とくにおすすめのです。
※:18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方。
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードは、アメリカン・エキスプレスが発行する一般カードです。
QUICPay対応のお店かコンタクトレス決済対応のお店で使えるので、国内外で使用できます。
月会費 | 1,100円(税込) |
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家族カード月会費 | 550円(税込) |
利用代金100円につき1ポイントがつくためポイントが貯まりやすいなど、付帯サービスが充実しています。
他にも、「スマートフォン・プロテクション」によるスマートフォンの修理代金や購入代金を最大30,000円補償(保険期間1年間・免責あり)や、
「グリーン・オファーズ」によるハイブランドバッグや高級時計のサブスクサービスが割引優待(期間限定)などが付帯しており、ワンランク上の生活を楽しむことができます。
年会費をかけてもサービスを重視したい人におすすめです。
交通系電子マネー
Apple Payには、交通系電子マネーも追加できます。
オートチャージにも対応しており、一般的な交通系電子マネーと同じように使用可能。追加できる交通系電子マ
- PASMO
- Suica
交通系電子マネーをApple Payに設定しておくことで、iPhoneやApple Watchがあれば改札をスムーズに通れるようになりますので、電車に乗る機会があるなら設定しておくと便利です。
一部のポイントカード
walletアプリにポイントカードを追加しておくことで、ポイント加算にも対応できます。
Apple Payで支払うことを伝えたうえでwalletアプリ内のクレジットカードなどで支払うと、同時にポイント獲得も可能。
対応しているポイントカードは下記の通りです。
- Pontaカード
- dポイント
レジでプラスチックのカードを提示したり、バーコードを表示させたりする手間がかからず、買い物にかかる時間が少なくて済みます。
Payアプリも徐々に使えるようになっている
バーチャルプリペイドを発行する事で、Apple Payに登録できるPayアプリも増えてきました。
LINE Payで使うには、Visa LINE PayプリペイドカードをApple Payに設定することが必要です。
Visa LINE Payプリペイドカードとは、LINE上で発行でき、すぐに使える年会費無料のバーチャルプリペイドカードで、walletアプリに簡単に追加できます。
これまではApple Payに追加できなかったPayアプリも、このように徐々に追加できるようになりつつあります。
Apple Payを使える店
Apple Payを使える店は、下記の表示がある店です。
- コンタクトレス決済
- Apple Pay
- iD
- QUICPay
- Suica
- PASMO
設定している支払方法によって使用できる店が異なる点に注意して使い分けましょう。
Apple Payの使い方
iD、QUICPayなどの表示があるお店でApple Payを使う場合は、以下の手順です。
STEP.1
walletアプリを起動※起動方法は機種によって異なりますが、ホームボタンまたはサイドボタンをダブルクリックすれば起動可能です。
STEP.2
起動して使いたいカードを選択し、Touch IDやFace IDで認証後に、端末に乗せる※iPhoneの場合はカメラ周辺を読み取らせるのがポイントとなります。
STEP.3
決済音が鳴ったら、決済完了
現金やクレジットカード払いに比べて支払時の手間がかからず、支払をさっと済ませられます。
この章では、Apple Payの概要を紹介してきました。
次の章ではApple Payの設定方法を紹介していきます。
Apple Payの設定方法
iPhoneやiPad、MacBookなどへApple Payを設定する場合、walletアプリを使用します。
Apple Watchも設定はiPhoneで行うので、まずはiPhoneへの設定方法をマスターしましょう。
この章では、Apple Payの設定方法を紹介していきます。
詳しく見ていきましょう。
クレジットカードやLINE Payの場合
iPhoneのApple Payにクレジットカード情報を追加する場合、下記の手順で行います。
STEP.1
walletアプリを開いて「+」をタップする
STEP.2
画面の案内に従ってカード情報を入力する(カードのスキャンで大部分は入力可能)
STEP.3
「次へ」をタップ
STEP.4
カード発行元による確認
STEP.5
不足している情報の入力
STEP.6
「次へ」をタップ
カード発行元によっては、カードをwalletに追加するために専用アプリのダウンロードが必要な場合もあります。
とくに難しい操作は必要なく、数分で設定可能です。
交通系電子マネーの場合
交通系電子マネーをApple Payに追加する場合、新規発行するか手持ちのカードを追加するかの2種類の方法があります。
追加方法は下記の通りです。
STEP.1
walletアプリで「+」を押し、「続ける」を押す
STEP.2
SuicaまたはPASMOを選択
STEP.3
交通系電子マネーを新規作成する場合は金額を入力して「追加」を押し、チャージ方法など必要な情報を入力する
STEP.4
既存の交通系電子マネーを追加する場合は「お手持ちの交通系ICカードを追加」を押し、カード番号や生年月日などを入力し、画面の手順に従ってカード情報を追加する
既存の交通系電子マネーを追加したら、手元のプラスチックカードは使えなくなります。
設定が終わると、交通機関の代金支払や店頭の買い物で使えるようになります。
ポイントカードの場合
ポイントカードをApple Payに追加する場合、2種類の方法があります。
追加方法はポイントの公式アプリから設定するか、公式サイトから設定するかです。
ポイントカードをwalletに追加したら支払方法を「Apple Payで」と伝えて、タッチ決済を行ってください。
支払時にポイントカードを別々に提示せずともポイントが付与されます。
Apple Watchへの設定
Apple WatchでApple Payを使いたい場合、iPhoneで設定を行います。
STEP.1
Apple Watchアプリを開いて、「マイウォッチ」と「walletとApple Pay」をタップ
STEP.2
ほかのAppleデバイスに追加しているカード情報を使う場合→追加するカードの横の「追加」をタップして、必要情報を入力それ以外のカード情報を追加したい場合→「カードを追加」をタップし、画面の表示に従って入力
カード会社によっては、追加手順が必要になる場合があるので、その際は指示に従って入力していくと設定が完了します。
この章では、Apple Payの設定方法を紹介してきました。
次の章では、Apple Payを使うメリットを紹介していきます。
Apple Payを使う5つのメリット
Apple Payには支払いが素早くできる点などメリットが多いです。
この章では、Apple Payを使うメリットを紹介していきます。
メリット
詳しく見ていきましょう。
ペイアプリやポイントカードを別々に出さずに済む
Apple Payで支払いすると、walletアプリに設定されているポイントカードに自動的にポイント加算されます。
設定していない場合は、わざわざポイントカードを出さなければならず、少し面倒です。
手続き方法は支払時に「Apple Payで」と伝えるだけなので簡単にできます。
ただし、「iDで」や「QUICPayで」など他の支払方法を伝えるとポイント加算されないので注意してください。
支払いが素早くできる
現金やクレジットカードで支払う場合、お金やクレジットカードを出したり、暗証番号を入力したりなど、以外と手間がかかります。
Apple Payならあらかじめwalletアプリに登録した情報を呼び出すだけなので、すぐに支払可能です。
操作方法は手元のiPhoneやApple WatchのボタンをダブルクリックしてTouch IDやFace IDで認証するだけ。
交通系電子マネーの場合はエクスプレスカードに登録すると、改札などでもさっと支払えるので、買い物に手間取らなくて済みます。
カード情報を相手に知らせずに決済できる
一般的なクレジットカードはカード番号やセキュリティコードなどが表面に記載されています。
お店で提示したりネットショップに入力したりする場合に、カード情報を見られてしまうリスクは避けられません。
Apple Payならクレジットカード番号は表示されておらず、カード番号などを盗まれる心配はありません。
カード情報が盗まれるリスクを避けながら支払える点が、Apple Payを使うメリットです。
持ち運ぶカードが少なく済む
プライベート用と仕事用など、複数枚のクレジットカードを使い分けている場合、複数のカードを持ち歩かなければなりません。
万が一落としてしまった場合のリスクを考えると心配です。
Apple Payに複数のクレジットカードを登録しておくと、iPhoneで複数枚のクレジットカード情報を持ち歩けます。
万が一落としてしまった場合も、暗証番号や生体認証で保護されており、不正使用のリスクも少ないです。
ネット決済がスムーズ
Apple Payはコンビニエンスストアなどの実店舗だけでなく、ネット決済でも使えるショップが増えています。
利用することで毎回カード情報を入力せずとも買い物が可能です。
例えば、Yahoo!ショッピングやスターバックスの公式アプリなどが、Apple Payで支払えます。
カード情報を入力する手間がかからないだけでなく、カード情報不正使用のリスクも少ないので、セキュリティ面でも安心です。
この章では、Apple Payを使うメリットを紹介してきました。
次の章では、あらかじめ押さえておきたいデメリットを紹介していきます。
Apple Payを使う3つのデメリット
Apple Payにはいくつかデメリットもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
この章では、Apple Payを使うデメリットを紹介していきます。
デメリット
詳しく見ていきましょう。
対応していない電子マネーも多い
Apple Payを使うとクレジットカード払いが簡単にできる一方、使う人が増えているPayアプリの多くは対応していません。
また、Payアプリ以外でも対応していない電子マネーは多いです。
例えばPayPayなどのPayアプリや、楽天Edyなどの電子マネーは対応していません。
電子マネーをメインで使っている場合には、Apple Payでは使えない可能性が高いので、注意してください。
使えない店もある
Apple Payを支払時に使うには、お店に非接触型決済に対応したPOS端末があることが必須です。
対応端末がないお店では、Apple Payは使えません。
使えるお店には、店頭やレジに「Apple Pay」「iD」「QUICPay」などの表示があります。
小規模なお店など使えない店もありますので、店頭の表示で確認してください。
電池切れだと使えない
Apple Payはwalletアプリを起動して使う支払方法なので、基本的にアプリの立ち上げが必須です。
電池切れの場合アプリを立ち上げられないので、Apple Payは使えません。
ただし、エクスプレスカードとして登録した交通系電子マネーの場合は、iPhoneの充電が必要な状態になっても、最大5時間まではエクスプレスカードを利用できます。
カードタイプと違って電池残量に左右される場合があるため、電池切れにならないよう注意しましょう。
【参考】Apple公式サイト
この章では、Apple Payを使うデメリットを紹介してきました。
使うときには注意してください。
まとめ
Apple Payは、iPhoneやApple Watchなどのアップル製品で使える支払方法です。
あらかじめクレジットカード情報やポイントカード情報などを登録しておくことで、支払いやポイント加算などに使用できます。
Apple Payでの支払いには、スムーズに支払える点やカード情報が漏洩しにくい点など、メリットは多いです。
しかし、対応していない店があることや、非対応の電子マネーがある点などには注意して使いましょう。
手軽にクレジットカード払いをするためにも、毎日の買い物にぜひApple Payを活用してください。
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イーデス編集部
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