キャッシュレス生活をスタート!抑えておきたいクレジットカードやポイントあれこれ
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人生の節目は「何か新しいことに挑戦しよう」と考えるきっかけになることが多いですが、キャッシュレス生活を始めてみることも一つの挑戦かもしれません。
ほんの数年前までは「キャッシュレス生活」や「ポイ活」などは一部の限られた人だけの世界のように思われてきましたが、時代は進み、誰でも気軽に参加できるようになりました。
この記事では、過去に一度でも「キャッシュレス生活を始めてみたい」、「キャッシュレスって本当にオトクなの?」と考えたことがある方を対象に、入門書的な基礎知識を取り上げていきます。
抑えておきたい準備項目を理解できれば、誰でも気軽に始められるので、最後まで読み進めれば、「すぐにでも始められそう!」と自信が湧いてくるのではないでしょうか。
カード | JCB CARD W | 三井住友カード(NL) | dカード | 楽天カード |
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年会費 | 【無料】 | 【無料】 | 【無料】 | 【無料】 |
特徴 |
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リンク |
※1:最大還元率はJCB PREMOもしくはnanacoポイントに交換した場合。※2 Visaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済利用時。
※2 ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。ポイント還元率は通常のポイント分を含みます。スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象です。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外となります。商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払いただく場合があります。 その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用される店舗によって異なる場合があります。

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
キャッシュレスはクレジット(後払い)、デビット(即時払い)、プリペイド(事前払い)の3つの方法の組み合わせとなります。
楽天ペイ(アプリ決済)は、楽天カードから直接引き落とすか、楽天銀行または楽天カードで楽天キャッシュにチャージして利用するため、クレジットとプリペイドの組み合わせです。
この3つの支払方法のインターフェースがカードになったのかスマホになったのかの違いだけで、根本的な支払いの仕組みは同じです。
キャッシュレス決済すると、基本的にはポイントが貯まったり割引になったりしますが、これらは加盟店の手数料などで賄われています。
利用者による負担はキャッシングやリボ・分割手数料、年会費などとなり、年会費無料でリボなどを使わなければお得しかありません。
セキュリティなどを気にする方もいますが、利用明細を確認しておけば逆に安心して利用することができます。
気になる内容をタップ
キャッシュレス生活を始める前に
何事でも「備えあれば患いなし」です。
まずは、これからキャッシュレス生活を始める前に、最低限抑えておくべき、基礎知識を身に付けましょう。
クレジットカードで得をする
キャッシュレスは、読んで字のごとく、(可能な限り)現金を使わない考えがベースです。
そのため、現金に代わる決済手段を装備する必要があり、その代表格が皆さんご存じのクレジットカードです。
デビットカード、プリペイドカード、電子マネーもキャッシュレスを助ける力になりますが、クレジットカードはそれらと比較して、ポイント還元率が高く、よりお得感を味わいやすい点が特徴と言えるでしょう。
当然、こは現金派の方では得られないメリットですので、クレジットカードが1枚あるだけでもお得な生活が実現できます。
ポイントの意味をきちんと理解する
さきほど、ポイント還元率というキーワードが出てきましたが、ここで、ほとんどのクレジットカードに付帯しているポイントについても改めて整理しましょう。
ポイントは世の中に流通しているクレジットカードのほとんどに備えられた制度で、基本的には、支払金額に応じたポイントが、後日、購入者に還元されます。
還元率はポイントが還元される割合を称したもので、例えば、1%の還元率であれば、「10,000円の買い物をしたときに100ポイントが得られる。そして、この100ポイントには100円分の価値がある」と考えればOKです。
ちなみに、「10,000円分の買い物で1000ポイントがもらえる」という、一見すると魅力的なポイント制度を見かけたことはないでしょうか。
これらの類のポイントは注意が必要で、実はこのポイントには、
「1,000ポイント毎に100円分のお買い物券と交換できますが、他には交換できません。」
などの条件が付いていたりします。
この場合は、「10,000円=1,000ポイント=100円分の券」となるので、還元率は1%です。
ポイントは惑わされる表現が多いため、「何に交換できるか」、「それはいくらかの価値があるのか」はしっかりと確認するようにしましょう。
ただ便利なだけではないQRコード決済
近年、クレジットカードやポイント制度以上に、広がりを見せているのがQRコード決済です。
アプリ上でQRコード(もしくはバーコード)を表示させ、それをレジで読み取ってもらうことで決済を行う手法です。
代表的なものでは、PayPay、楽天Pay、d払い、LINE Payなどがあります。
これも当然キャッシュレスの一つで、このコードが現金代わりになります。
QRコード決済は、銀行振り込みやレジでの現金チャージによって、アプリ上の残高を増やし、そこから支払うことも可能ですが、連携してクレジットカードでそのまま支払うこともできるため、こちらのほうがより便利な形になっています。
また、QRコード決済の中には「QRコード決済で得られるポイント+引き落としカードで得られるポイント」の二重取りができるものもあり、さらに、店舗独自のポイントカードを提示することで三重取りが実現できることもあります。
キャッシュレス生活でお得にポイントを貯めていきたい人は、この考えを必ず頭に入れておくようにしましょう。
ケース別で考えるおススメのクレジットカード集
ここからはより具体的な話として、ケース別におススメのクレジットカードを取り上げていきたいと思います。
「キャッシュレス生活」と一括りにしても、生活スタイル自体は人それぞれですので、当然、キャッシュレスも自身の生活スタイルに合わせなくては意味がありません。
なので、ここでは「このような人であればこのクレジットカード」という形でいくつか提案出来ればと考えています。
買い物はオンラインが中心
日頃から買い物をオンライン(ネットショッピング)で楽しんでいる方は少なくないと思いますが、その場合はこの2枚のクレジットカードは抑えておくべきでしょう。
JCB CARD W
続いて、Amazonを利用することが多い方に推奨するのがJCB CARD Wです。
こちらは「39歳以下しか発行できない(※1)」という年齢制限こそあるものの、JCBポイント加盟店であるAmazonで利用すると、最大2.0%(※2)という高い還元率を提供している点が大きな魅力です。
また、この加盟店制度はスターバックスも該当し、こちらはカードのチャージ用に使った際には、最大5.5%(※2)という高い還元率を叩きだします。
日本で最も店舗数の多いセブン-イレブンでもAmazonと同様の最大2.0%(※2)ですし、一枚あれば様々な場面でメリットをもたらしてくれる魔法のようなカードと言えるでしょう。
また、2022年11月からは券面にカード番号を記載していないナンバーレスカードが登場し、セキュリティ―重視の方にもおすすめです。
※1:18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方。
※2:最大還元率はJCB PREMOもしくはnanacoポイントに交換した場合。
楽天カード
日本で最も普及しているクレジットカードと言って過言ではない楽天カード。
その名の通り、楽天市場との相性が高く、年会費無料の一番下のグレードの楽天カードでも楽天市場で使うだけでポイント還元率が1%高くなります。
さらに、楽天銀行を持っている場合は、楽天カードの引き落とし先を楽天銀行にするだけで1%上乗せされます。
楽天市場以外で使用した時に得られる基本還元率も1%と、他のクレジットカードと比較しても優秀で、なおかつ年会費も無料なので、「とりあえず持っておく」という考え方でも損はしない一枚です。
コンビニ利用率が高い
JCB CARD Wがセブン-イレブンに強いことを触れましたが、コンビニで大活躍するカードは何もこれだけではありません。
他にも優れたクレジットカードがあるので、是非、忘れずに覚えておきましょう。
三井住友カード(NL)(NL:ナンバーレス)
三井住友カードが2021年に世に送り込んだナンバーレスは、カード券面に番号が一切書かれていない新時代の仕様で話題を呼びましたが、特筆すべきはそのデザインだけではありません。
実はこのカード、対象のコンビニ・飲食店では、Visaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済を利用するとポイント還元率が最大7.0%(※1)まで上がります。
対象のコンビニ:セイコーマート、セブン-イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン 他
対象の飲食店:マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司 他
基本のポイント還元率は0.5%(Vポイント)と決して高くはありませんが、コンビニ特化型のクレジットカードとして携えておけば、ヘビロテは間違いないでしょう。(※)
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
dカードとdカード GOLD
また、ローソンでの利用について言えば、dカードとdカード GOLDもお得です。
こちらは以下の手順を踏むことによりdポイントの3重取りが実現でき、2.0~2.5%のポイントが還元されます。
- d払いにdカードを連携して1%
(カード利用分が税込100円につき1ポイント) - dカードの提示で1%
(100円ごとに1ポイント) - d払いでの買い物で0.5%
(税込200円につき1ポイント)
純粋な還元率であれば、前述の三井住友カード(NL) のほうが魅力的に感じるでしょうが、dカード GOLDに関しては携帯利用料金の10%キャッシュバックがあるなど、ドコモユーザーに嬉しい特典も用意されています。
キャッシュレス生活で注意すべきこと
ここまでの話を聞くと、「キャッシュレス生活がもたらしてくれるのは全て良い面だけ」と感じてしまうかもしれませんが、一歩間違うと罠に陥る可能性があることを忘れてはいけません。
一歩間違うと陥りやすいキャッシュレス生活で注意してほしい内容は以下の三点です。
キャッシュレス生活で注意してほしい点
クレジットカードの使い過ぎ
まず、すぐに浮かび上がるのが“使い過ぎ”でしょうか。
クレジットカードは現金や銀行口座の残高以上の買い物ができてしまうため、ついつい高級な買い物をしてしまいます。
しかし、当然払える範囲の金額であれば問題ありませんが、身の丈に合わない買い物を繰り返すと、すぐに家計は火の車です。
カード限度額も大事ですが、自分がいくらまで払えるかを常に意識した使い方を心がけましょう。
リボ払いを多用する
使い過ぎよりも気が付きにくい罠が、リボ払いなどの分割払いを利用することで金利地獄です。
リボ払いに関しても分割払いに関しても、通常はその利用額に応じて、金利が発生します。
例えば、リボ払いで5,000円を設定している場合、5,000円の支払い時には商品代金だけではなく金分が含まれている点は必ず覚えておきましょう。
この金利は、なかなか気が付かないところでダメージとして蓄積されていきます。
管理がずさんになる
様々なクレジットカードやポイントを利用することで発生するのが、管理面における問題です。
自身が目の届く範囲であれば心配はありませんが、無理をし過ぎると、「一体、自分はいくら使い、いくらポイントを貯めたか」の判断がすぐに乱れます。
キャッシュレス生活は急激に範囲を広げるのではなく、少しずつ領域を増やしていき、自分が管理できるのはどこまでかを見極めながら進めていきましょう。
混乱する前に家計簿アプリを導入
前述のように、様々なクレジットカードやQR決済を利用して、ポイントのバリエーションも増えてくると、必ず訪れるのが管理の限界です。
日々、仕事やプライベートのことを考えながら、さらにこれらを管理していくことは簡単なことではありません。
よく発生する代表的な事例としては、「クレジットカードの引き落としを忘れる」、「ポイントを期限切れで失う」、「支払いに使ったカードがどのカードだったかわからなくなる」等でしょう。
しかし、この問題も家計簿アプリを早めに導入することで防げます。
ここでは、実際に筆者が使用している「マネーフォワードME」をご紹介します。
マネーフォワードMEがおススメ
家計簿アプリは日々普及しており、各社で三者三様ですが、株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワードME」は最もメジャーなアプリの一つです。
2021年1月に利用者数が1150万人を突破したことが発表されましたが、何よりもその魅力は、銀行やクレジットカード、ECサイト、証券など2,600以上の金融関連サービスから入出金履歴や残高、購入履歴などが自動的に取得できる点です。
家計簿と言えば、手入力で行うイメージがありますが、それが自動化されることにより、日々の管理作業は大幅にカットされます。
また、この家計簿は家族でシェア機能があるので、夫婦で同じデータを見ながら、貯金計画を話し合うなども簡単です。
さらに、マネーフォワードMEは、それぞれ独自の集計グループを作成できる特性を持っています。
これにより、生活費関連のデータ、預貯金や投資のデータ、不動産のデータなど、グループ別に集計する情報をそれぞれ選択が可能。
つまり、一つのアプリを使って、日々の生活費の管理、貯金計画の推移確認、自身が持つ不動産の状況など、お金の全体を一括で把握できてしまうわけです。
有料版へ切り替えるポイント
連携するデータが少ないうちは無料で利用できるので、キャッシュレス生活と同時に取り入れることを推奨しますが、以下の場合は、プレミアムプラン(月額500円)を検討してみましょう。
- 連携したいクレジットカード、ポイント、銀行口座が10以上登録したい
- 1年以上前のデータは残しておきたい
- 自分の家計簿が一般と比較してどうなのかを知りたい
- 生活費、投資、資産をそれぞれの集計で見たい
- 有効期限が切れそうなポイントを事前に通知して欲しい
- カード引き落とし時の残高不足を事前に通知して欲しい
⑤、⑥は各種アプリの通知やメールを確認することでまかなえますが、①、②、③、④を希望する場合は、プレミアムプランが必須です。
無論、「お得感を味わいたいキャッシュレス生活に500円は本末転倒?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、家計を見直すための準備時間を減らし、なおかつ継続的に家計を見直すことで500円以上の価値を生み出すことは可能ですので、プラスを生み出すための投資と考えれば、“もったいない”という気持ちは生まれないはずです。
プレミアムプランは好きなタイミングで切り替えられるので、ライフスタイルの変化に合わせて、導入することをおススメします。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
キャッシュレス生活をスタートする上で必ず心がけていただきたいのが、「使いすぎ」です。
クレジットカードを利用することにより、お金を使っているという感覚が薄くなることから、ついつい使いすぎてしまうというのはよくあるケースです。
利用の際は基本翌月一括払いを選択し、利用額を支払える範囲内に抑えることが大切です。
また、リボ払いは極力使わないように注意しましょう。
クレジットカードの中には、作成する際に自動的にリボ払いが設定されるものがありますので、申し込みの際には必ず確認するようにしてください。
また、使いすぎを防ぐためにも、家計簿アプリを併用することは非常に有効といえます。
本文で紹介されている「マネーフォワードME」は使いやすさでも好評を得ており、利用者数も増加しています。
有料版を利用するためには毎月500円が必要となりますが、iOS版アプリから登録すると毎月480円で利用することができます。
また、Web版では年払いはできませんが、iOS版アプリやアンドロイド版アプリからの登録であれば年払いが可能となり、iOS版アプリだと5,300円(月額442円)で利用できることも知っておきましょう。
Web版を利用するよりも年間で700円お得になることからも、スマートフォンからの閲覧が多いのであれば、アプリから登録することで節約に繋げ、キャッシュレス生活を充実したものにしていきましょう。
まとめ
さぁ、後はキャッシュレス生活の扉を開くだけです。
これまでキャッシュレス生活がどのようなものかピンと来なかった方でも、「今の自分のライフスタイルの中に一つクレジットカードを加える」という一手間だけで、簡単に始められることは十分に理解できたはずです。
一歩足を踏み出すだけで、すぐに大きな可能性に気が付くことでしょう。
カード | JCB CARD W | 三井住友カード(NL) | dカード | 楽天カード |
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年会費 | 【無料】 | 【無料】 | 【無料】 | 【無料】 |
特徴 |
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リンク |
※1:最大還元率はJCB PREMOもしくはnanacoポイントに交換した場合。※2 Visaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済利用時。
※2 ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。ポイント還元率は通常のポイント分を含みます。スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済での支払いが対象です。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外となります。商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払いただく場合があります。 その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用される店舗によって異なる場合があります。