ホテルではクレジットカードは必携!その理由とオススメカードを紹介
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ホテルに宿泊する時にはクレジットカードがあると便利でお得です。ポイントが貯まったり、クレジットカードによってはホテルに宿泊する際に特典を受けられることもあります。
この記事では、クレジットカードがあると便利な理由や、ホテルで利用するとお得なクレジットカードについて詳しく紹介していきます。
この記事を読むとわかること
- ホテル宿泊でクレジットカードがあると便利な理由
- ホテルでクレジットカードをデポジット用に用意する理由
- ホテルでお得なクレジットカード
- 部屋のアップグレードされるホテル系クレジットカード
- ホテル系クレジットカードとホテル格安予約サイトどちらがおすすめか
あなたにあったクレジットカード選びにぜひお役立てください。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井智美さん
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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ホテルを利用するならクレジットカードはマストアイテム!
ホテルに宿泊する際、何かと便利なクレジットカードはマストアイテムです。
宿泊費等の利用料金に充てることができますし、現金にはないメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきます。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
クレジットカードの中には、特定のホテルの部屋をアップグレードできるものや、さまざまな特典を受けられるものがあります。
出張や旅行などでホテルの利用が多いなら、ホテル系のクレジットカードを持っておいてもいいでしょう。
宿泊料金をカード決済するメリットは盛りだくさん
ホテルの宿泊代金の支払いをクレジットカード決済には、たくさんのメリットがあります。
クレジットカードの利用額に応じたポイントが付与されるのはもちろんですが、ホテルによっては各クレジットカード会社独自のサービスが受けられる場合があります。
例えば、
- 割引…インペリアルクラブカード保持者が帝国ホテル東京、大阪または国内営業所へ直接宿泊予約をした場合など
- ウエルカムドリンク…SEIBU PRINCE CLUBカード、セゾンゴールド保持者が一部のプリンスホテルへ宿泊した場合など
- 既定の回数宿泊したら次回の宿泊が無料…東横INNクラブVISAカードを利用して東横INNへの宿泊時など
上記のようなサービスを受けられる場合があるため、ホテルの宿泊代金の支払いをクレジットカード決済することにはメリットが盛りだくさんです。
このようなメリットがあるため、ホテルを利用する場合にはクレジットカード決済がマストアイテムです。
クレジットカードを持っていると、宿泊の際のデポジットの支払いにも便利です。次の章ではデポジットについて見ていきます。
クレジットカードを持っていないと現金でデポジットを徴収されることも

ホテルに宿泊する際、チェックイン時にデポジットを徴収される場合がありますが、クレジットカードを持っていないと、現金で徴収されてしまう場合があります。
クレジットカードを持っていないことがどのように、デメリットとなるのかを解説していきます。
クレジットカードがないと宿泊料金以上のデポジットを現金で納める場合も
ホテル宿泊代金の支払いがクレジットカード決済でない場合、宿泊料金より多いデポジットを現金で納めることを求められる場合があります。
デポジットとは、無銭での宿泊や部屋にある備品や設備の損失など、万が一の場合に備えて、ホテルが損をしないために預かる保証金のことです。
もし、利用額がデポジットより少なかった場合は返金されます。特に海外のホテルで請求されるケースが多いです。
海外で高額の現金を預けるのは手持ちの現金が減って不便
旅先に持っていく現金は限られた額である場合がほとんどなので、想定していた宿泊料金以上の額をデポジットとして現金で支払ってしまうと、現地で使える現金が減ってしまいます。
特に、海外の場合は、せっかく両替手数料を支払って両替した現金なのに、現地での買い物や食事に利用できる額が減ってしまうのは痛手です。
このようにデポジットの支払いをすることを念頭に入れると、ホテルの宿泊にはクレジットカードを持って行くことをおすすめします。
次の章では、ホテルを利用するのに特にお得なおすすめのカードを紹介していきます。
ホテルをお得に利用できるカードは2種類ある

ホテルをお得に利用できるクレジットカードには、
- ポイント付与率が高いクレジットカード
- 宿泊予定のホテルが発行しているホテル系クレジットカード
これらの2種類があります。
基本的にはポイント付与率が高いクレジットカードがおすすめですが、いつも宿泊するホテルが決まっている場合には、ホテルが発行しているクレジットカードもおすすめです。
それぞれの特徴を説明していきます。
基本はポイント付与率が高いカードを選ぶ
ホテルの支払いに利用するカードで一番のおすすめは、ポイント付与率が高いクレジットカードです。
宿泊代金は普段のお買い物と比べて高額になることもあるため、金額が大きい分ポイントで還元されるとお得になります。
特に普段どのホテルグループで宿泊するか決まっていない人にとっては、カード決済でお得にポイントが貯まるクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
宿泊予定のホテルが発行しているホテル系カードも狙い目
宿泊予定のホテルが発行しているホテル系カードもおすすめです。
そのホテルチェーンが発行する提携カードを利用すれば、様々な優待を受けられる場合があるからです。
いつもどのホテルチェーンで宿泊するかが決まっている人には、特におすすめです。
例えば、
- 普段の支払いに利用することでホテルポイントが貯められる
- 毎年の無料宿泊特典が付く
- アップグレード特典
- 利用料金の割引
これらのサービスが付帯しているカードがあります。このように、お得にホテルを利用できるので、ホテル系クレジットカードもおすすめです。
次の章ではホテル系クレジットカードの中でも代表的なものをピックアップしてご紹介していきます。
様々な優待を受けられるホテル系クレジットカードをピックアップ

ホテル系クレジットカードには、カードを発行しているホテルチェーンで受けられる様々な特典が付帯しています。
また、クレジットカードを作ることでホテルグループの会員にもなるため、ホテルグループのポイントも貯めていくことができます。
それでは、いくつかの代表的なホテル系クレジットカードをご紹介していきます。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
ホテル系のクレジットカードでおすすめなのが、「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」です。
このクレジットカードを持っていると、全世界6,700以上の宿泊施設がある「マリオット」のポイントプログラムのゴールド会員になれます。
そして、ゴールド会員になると、マリオットに加盟しているホテルならレイトチェックアウトや部屋のアップグレードなどを無料でできます。
家族カードが1枚無料で発行される点も魅力といえるでしょう。
また、プリンスホテルの利用が多いなら「SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン」がおすすめです。
マリオットと比べ、プリンスホテルは日本国内に多くありますので、比較的利用しやすいのではないでしょうか。
ただし、国際ブランドによって特典の内容が異なりますので、無駄なく利用できる特典が揃っている国際ブランドを選ぶようにしましょう。
ヒルトン・オナーズVISAカード
ヒルトン・オナーズVISAカードは、世界的なホテルチェーンであるヒルトン・ホテルズ・コーポレーションのアジア圏を中心とした対象ホテルで特典を受けられるクレジットカードです。
クラシックとゴールドの2種類あります。入会とともに、ヒルトン・オナーズ会員資格も付与されます。
ただし、ヒルトン・オナーズ会員証は発行されません。
クラシック | ゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 3,225円(税込) | 14,150円(税込) |
ヒルトン・オナーズ・会員ランク | シルバーステータス以上 | ゴールドステータス以上 |
対象ホテルの宿泊ボーナスポイント | 1,000ボーナスポイント | 2,000ボーナスポイント |
他にも
特典
- カード会員ランクとヒルトン・オナーズ会員ランクに応じた特典ポイントあり
- 5連泊以上の宿泊を全額ポイント利用で予約すると、5泊ごとに5泊目が無料
- 最安値保証
- スタンダードWi-Fi無料
等の様々な特典が受けられます。グループのホテルであるヒルトンやコンラッドに宿泊する機会がある人におすすめです。
インペリアルクラブ提携カード
インペリアルクラブ提携カードは、日本で最も歴史があるホテルの中の一つである帝国ホテルで特典を受けられるクレジットカードです。
帝国ホテルは東京・大阪・上高地にあり、宿泊だけでなく、一部レストランや結婚式(上高地を除く)等の利用でも特典を受けられます。
カードには一般カードとゴールドカードの2種類があり、クレジットカードがインペリアルクラブの会員証にもなります。
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 1,375円(税込) | 11,000円(税込) |
特典
- 時期ごとに優待券の送付
- 誕生日特典
- インペリアルクラブラウンジの利用権
- 直接予約時の宿泊料金割引
- アーリーチェックイン・レイトチェックアウト
他のホテル系カードと比較してもトップクラスの充実したサービスを受けることができます。
帝国ホテルに宿泊する人はもちろんですが、結婚式で利用する人にも、割引を受けられるのでおすすめです。
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、上記のカードの後継カードになり、特典内容がさらに充実しています。
※アメックスをご利用中の方は、2月24日から自動的にサービスが切り替わり、カード本体は有効期限が切れ次第切り替わります。
本会員の年会費は49,500円(税込)とカードよりも高くなりますが、1枚目の家族カードが無料になるため、セットで発行される場合はむしろお得になります。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードも入会時にホテル&リゾートのゴールドエリート会員資格が付与。
さらに本カードの場合は、年間400万円以上のカード利用で最上級のプラチナエリート会員の資格を獲得できます。
主な特典
- 入会・継続時に15泊分の宿泊実績が付与
- 年間150万円以上でカード継続時に無料宿泊特典が付与(50,000ポイントまで)
- 「Marriott Bonvoyゴールドエリート」資格が自動付与
- 年間400万円以上の利用で「Marriott Bonvoyプラチナエリート」資格へアップグレード
- 2泊以上の予約で、対象ホテルのレストランなどで利用できるプロパティクレジット付与(100米ドル相当)
- スマートフォン・プロテクション付帯(最高3万円)
- 最高1億円の海外旅行傷害保険付帯(利用付帯)
- 最高5,000万円の国内旅行傷害保険付帯
- 家族カードが1枚目無料 など
これらをはじめとする豊富なサービスを受けることができます。
さらに、条件達成でプラチナエリート会員になると、特典内容がグレードアップします。
プラチナ会員の特典(公式サイト)
年会費重視の方はMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードもおすすめ
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードは、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの一般カードで、年会費は23,100円(税込)とプレミアムカードの半額以下になります。
こちらのカードに入会すると、ホテル&リゾートのシルバーエリート会員資格を獲得できます。
特典
- 入会・継続時に5泊分の宿泊実績が付与
- 年間150万円以上でカード継続時に無料宿泊特典が付与(35,000ポイントまで)
- 「Marriott Bonvoyシルバーエリート」資格が自動付与
- 年間100万円以上の利用で「Marriott Bonvoyゴールドエリート」資格へアップグレード
- 2泊以上の予約で、対象ホテルのレストランなどで利用できるプロパティクレジット付与(100米ドル相当)
- 最高3,000万円の海外旅行傷害保険付帯(利用付帯)
- 最高2,000万円の国内旅行傷害保険付帯
- 家族カードが1枚目無料 など
特典内容はプレミアムカードと少し違うため、年会費と付帯サービスを比較して自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
2021年3月9日、あのアメリカン・エキスプレス・カードから、旅行好きの方にとっては必見のクレジットカードが誕生しました。
その名も「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」というカードで、名前の通り、ヒルトン系列のホテルでとてもお得に利用できる、年会費25,000円(税込)のカードです。
ヒルトン参加ホテルには、国内だとヒルトン〇〇系(東京、大阪、小田原リゾート&スパ等)やダブルツリーby〇〇系(ヒルトン那覇等)、海外(韓国のみ)だとコンラッドソウルやヒルトン釜山などのホテルがあり、ヒルトン会員だけの特別料金でお得に宿泊する特典などがあります。
他にも、
特典
- カード利用&継続でウィークエンド無料宿泊が1泊分プレゼント
- カード利用100円につき最大3ポイント貯まる
- ゴールド会員資格が自動付帯
- 旅行傷害保険
- 空港ラウンジサービス
- 入会後6ヶ月以内のカード利用で最大25,000ポイント+無料宿泊券1泊分ゲット
といったサービスを受けることができます。
以下の世界トップクラスのホテルの上級会員資格を得ることができるため、アメックスとの2枚持ちもおすすめなクレジットカードです。
- マリオットボンヴォイのゴールドエリート
- ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス
※ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードの場合 - ヒルトンダイヤモンド
※ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カードの場合
ヒルトン会員であることが必須条件ではありますが、特典だけでなく日常でもポイント2倍など、基本スペックだけでも十分に満足できる1枚です。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードについてさらに知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
さらにお得さを体験したい方はヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カードもおすすめ
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードをさらにグレードアップさせた1枚です。
年会費は66,000円(税込)です。
特徴
- カード利用&継続でウィークエンド無料宿泊が最大2泊分プレゼント
- カード利用100円につき最大7ポイント貯まる
- ダイヤモンド会員資格が自動付帯
- 旅行傷害保険
- 空港ラウンジサービス
- 入会後6ヶ月以内のカード利用で最大75,000ポイント+無料宿泊券2泊分ゲット
よりラグジュアリーな旅行を楽しみたい方には見逃せないクレジットカードです。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードと同様で、ヒルトンの会員登録が必須な点には注意しましょう。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カードについてさらに知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾンは、西武グループのリゾート施設で優待が受けられるクレジットカードです。
西武グループのホテルには、国内外のプリンスホテルがありますが、国内か海外かで特典が異なります。
国際ブランドをVISA、Mastercard®、JCB、AMEXの4種類から選べますが、どれにするかによって年会費や特典が異なります。
国際ブランド | VISA、Mastercard®、JCB | AMEX |
---|---|---|
年会費 | セゾンカード: 永久無料 セゾン ゴールドカード: 16,500円(税込) | セゾンカード: 3,300円(税込) |
家族会員年会費 | セゾンカード: 永久無料 セゾン ゴールドカード: 1枚につき1,100円(税込) | セゾンカード: 1枚につき1,100円(税込) |
その他 | ― | 旅行傷害保険付帯(海外:自動付帯、国内:利用付帯) |
プリンスホテル宿泊で受けられる特典には、
特典
- 最安値保証(国内)
- スマートチェックイン(専用カウンターでスムーズにチェックイン)
- ウエルカムドリンク(ゴールドカード、一部ホテルのみ)
- アーリーチェックイン(ゴールドカードのみ、国内・ハワイ対象)
※ホテル別の詳細はこちら - レイトチェックアウト
等があり、その他にも
その他特典
- 指定レストラン・バー割引(国内5%、海外10%)
- 披露宴・お祝い・法事等での料理・飲み物5%割引(国内)
- グループリゾート・レジャー施設での優待
- 対象施設でのショッピング優待
など、とてもたくさんのサービスを受けることができます。
西武グループの施設は特に国内に多いので、国内旅行をたくさんする方や、家族でレジャーに出かける機会が多い方におすすめのカードです。
このように、ホテル系のクレジットカードは、カードを発行しているホテルだからこその充実した特典がたくさん付帯しています。
どのホテルで利用する機会が多いかを見極めると、お得に利用することができます。
ここでご紹介したようなホテル系クレジットカードを持っていると、予約は直営webサイトやホテルに直接電話をかけて行うことがあります。
一方、一般的にホテルや旅行をする際には格安予約サイトが多く利用されます。どちらがよりお得なのか、次の章で紹介していきます。
ホテル系クレジットカードと格安予約サイトは状況で使い分ける
ズバリお得な方法なのが、「ホテル系クレジットカードと格安予約サイトは状況で使い分ける」という方法です。
人数が多い場合や宿泊日数が多い場合など、宿泊料金は高額な支払いになることがあるため、宿泊サイトのポイントを貯めつつ、ポイント付与率が高いカードで決済する方がおすすめな場合が多いからです。
ただし、ホテル系のクレジットカードを利用することで、
- アーリーチェックイン・レイトチェックアウト
- ウエルカムプレゼント
- 最安値の保証
などのサービスを受けられる場合もあるので、ホテル系のクレジットカードで支払いをしたほうがいい場合もあります。
いつも使うホテルなら専用のホテル系クレジットカード、たまに利用するホテルなら予約サイトを使う、という基準でもわかりやすいはずです。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
ビジネス利用の素泊まりであれば格安サイトを利用する方が安く泊まれるケースが多いですが、そのようなときでもお得にポイントを貯める仕組みを利用することを忘れないようにしましょう。
ホテル内の施設を活用する場合はホテル系クレジットカードが◎
ホテル内のレストランやバーなどを利用する場合は、ホテル系クレジットカードに優待料金が設定されている場合が多いため、ホテル系のクレジットカードを利用するとメリットがあります。
そのため自身が利用したいホテルにクレジットカードの優待料金が設定されているかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
優待料金の設定がない場合は、ポイント付与率が高いカードがおすすめです。
利用するシーンによってよりお得なクレジットカードを使い分けましょう。
単純に宿泊するだけなら格安予約サイトを利用すべき
付帯サービスの利用をせずに宿泊するだけの時は、格安予約サイトを利用して、ポイント付与率が高いカードで決済するのがおすすめです。
そうすることで、クレジットカードのポイントがお得に貯まる上に、利用するサイトによっては格安予約サイトのポイントも貯められるため、お得だからです。
予約サイトならポイントモールもうまく利用してさらにお得
クレジットカード会社のポイントで、そのサイトを経由してお得にポイントをゲットできる「ポイントモール」があります。
- オリコモール:Booking.com、じゃらん、楽天トラベル、一休など
- JALマイレージモール:JTBセレクト、一休、じゃらん、JALホテルズ、楽天トラベルなど
- 三井住友カードポイントUPモール:じゃらん、一休、エクスペディア、ホテルズドットコムなど
これらのモールを経由して予約サイトで予約を完了すれば、別でポイントが付与されます。決済時にはそのクレジットカードを使わなければなりません。
このように、ホテル系クレジットカードと格安予約サイトは、状況に応じて使い分けをするのがお得な利用の仕方です。
まとめ
これでは、今回の記事の内容を振り返っていきます。
- ホテルに宿泊デポジットにも利用できるクレジットカードは必携
- 特に手持ちの現金を減らしたくない海外ではマストアイテム
- 宿泊代金の支払いには、基本的にはポイント付与率が高いクレジットカードがおすすめ
- 支払いや予約は、格安予約サイトとホテル系のクレジットカードを場合によって使い分けるのがおすすめ
- 基本的には格安予約サイトを利用してポイント付与率が高いクレジットカードで決済するのがおすすめ
- 付帯サービスの利用にはホテル系のクレジットカードがおすすめ
このように、ホテルを利用する場合にはクレジットカードは必須であることがわかりました。
ポイント付与率が高いクレジットカードとホテル系のクレジットカードを使い分けるのが、賢い利用の仕方といえます。
特に、いつも泊まるホテルがバラバラという人には、ホテル系にこだわらずポイント付与率が高いクレジットカードにするのがおすすめです。
よく泊まるホテルが決まっている人には、ホテル系のクレジットカードが適しています。
自身にあったクレジットカードを選んで、お得にホテルを利用しましょう。
本記事の編集者について

イーデス編集部
専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。