アメックスの「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」とは?年会費や特典をわかりやすく解説
最終更新日:

『イーデス』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード(以下「アメックスプラチナ」)は、クレジットカードの中でも世界最高レベルのステータスカードであると言われていますが、本当でしょうか?
年会費の高さも世界最高レベルとも言われています。
そんなアメックスプラチナについて、高い年会費を払うまで持つ価値があるカードなのか、知りたいと思いませんか?
今回は、そんな疑問にお答えするため、アメックスプラチナの基本情報や各種特典などについて詳しく解説します。
また、他にも数多くのプラチナカードがありますが、それらのカードに比べてどのような違いがあるかについてもあわせて説明します。
最後までお読みいただくと自分がアメックスプラチナを待つべきかどうかの判断をつけることができます。
プラチナカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
レイク:融資とは?出資や投資との違いや種類についてわかりやすく解説
auじぶん銀行:資産運用について知っておきたいことまとめ!種類や方法、注意点を解説
気になる内容をタップ
アメックスの「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」とは?
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードは、アメリカン・エキスプレスの中でも最高クラスのクレジットカードです。提携ホテルでの上級会員の優遇、家族カードが4枚まで無料になる、などさまざまな魅力があります。年会費は約160,000円と高めの設定となってはおりますが、受けられるサービス・特典は十分に価値のあるものとなっているのも特徴です。
家族カードの発行もでき、4枚目までは無料なので4枚全員で持てば、1人あたり年会費約40,000円になるため、その分だけお得度が増します。
また、カード本体はメタル製となっておりその高級感は見る人を魅了し、特別感があります。ステータスを意識してクレジットカードを選びたい方には最適のクレジットカードと言えるでしょう。
個人カードとビジネスカードの違い
アメックスのプラチナカードには、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・ビジネス・カードというビジネスカードもあります。こちらのカードは、個人事業主・法人向けのビジネスカードとなっております。
以下では個人カード(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード)とビジネスカード(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・ビジネス・カード)の違いを解説します。表でまとめましたので参考にしてみてください。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・ビジネス・カード | |
---|---|---|
本会員年会費(税込) | 初年度:165,000円(税込) 2年目以降:165,000円(税込) | 初年度:165,000円(税込) 2年目以降:165,000円(税込) |
申し込み対象者 | 個人 | 個人事業主・法人 |
名義 | 個人名義 | 個人名義・法人名義 |
海外旅行傷害保険最高補償額 (本会員本人) | 最高1億円 | 最高1億円 |
空港ラウンジ | 世界140ヶ国1,400カ所以上 | 世界140ヶ国1,400カ所以上 |
プライオリティパス | あり | あり |
その他 | ― | 追加カードを発行可能 |
個人用カードとビジネスカードでは申し込み対象者が違います。個人的にクレジットカードを所持したい場合には個人カードを、経費としてクレジットを利用したい場合にはビジネスカードを選ぶと良いでしょう。ちなみにビジネスカードの場合は、カードの名義を個人と法人の両方から選べます。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の申込み条件
アメックスプラチナカードは元々招待制となっており、直接申し込むことができないクレジットカードでしたが、2019年4月8日より直接申し込みができるようになりました。
アメックスプラチナカードは元々、ブラックカードである「センチュリオン」に次ぐハイステータスのカードのため、利用実績などからアメックスが招待状を出した人だけが申込対象者となっていました。
申込み方法の変化
- ~2019年4月7日:アメックスゴールドカードを使ってインビテーション(招待)待ち
- 2019年4月8日~:直接申し込み・既存カードからの切り替え
プロパーのアメックスゴールドカードの会員となり、一定の基準を満たしてインビテーション(招待)を受ける必要がありましたが、今はオンラインから申し込むことができます。
また、アメックスゴールドカードの会員からの切り替えもできるようになりました。
アメックスプラチナの年会費は165,000円(税込)!
アメックスのプラチナカードは年会費が165,000円(税込)です。2年目以降も支払う額は変わりませんので、年会費を払う上で意識すべき点は特にありません。
また、家族カードを利用する場合は4枚目まで無料ですが、5枚目以降の年会費は1枚につき13,200円(税込)かかります。
年会費自体は高額ですが、その分サービスが充実しているのでその点も踏まえて理世数るか検討してみてください。
アメックスの「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の利用限度額
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードには、利用限度額に一律の制限が設けられていません。基本は年収や利用頻度を目安に設定されるのですが、利用していくうちに限度額は上がっていく傾向にあります。一応、最低利用限度額は10万円、最高限度額は1,000万円程度とされていますので、上限を気にする場合には押さえておきましょう。
また、限度額の引き上げは利用状況によって判断されます。将来的に引き上げをしたい場合には、以下のポイントを厳守すれば限度額の引き上げが徐々に行われるでしょう。
- 引き落とし日を守る
- 利用限度額以上の買い物をする
- カードを長期間使い続ける
正しく利用を続けていれば、自然と限度額が引き上げされていく仕組みとなっています。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」のポイント還元率
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのポイント還元率は0.3~3.0%となっております。利用方法によっては高い還元率でポイントを得ることが可能です。
ほかのカードと比較しても還元率自体は悪くないため、ポイント集めを重視している方にもおすすめできるカードとなっております。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の主な特典
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードにはさまざまな特典が付帯しています。特に注目すべき特典として、以下では4つの主な特典をピックアップしましたので参考にしてみてください。
【アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの主な特典】
入会や継続に関する特典では、長期的に保有し続ける価値があるかを見極めるポイントになるでしょう。
また、プラチナ・コンシェルジェデスクの特典は、アメックスプラチナカードを持つうえで最も注目したい特典と言えます。以下で詳しく説明します。
入会特典
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードには入会特典があります。2023年10月の時点では入会特典が2つあり、1つは「"メンバーシップ・リワード"のポイント獲得」、もう1つは「トラベルクレジットの獲得」です。
まず、「"メンバーシップ・リワード"のポイント獲得」では、入会後の利用金額に応じてポイントを獲得することができる特典となっております(最大120,000ポイント)。具体的な内容は以下の通りです。
- 入会後4カ月以内に合計200万円以上のカード利用で100,000ボーナスポイント
- 合計200万円以上のカード利用で20,000ポイント
続いて「トラベルクレジットの獲得」は、カード会員が利用できる旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」で使えるクーポン30,000円分を獲得できる特典です。
30,000円分のクーポンとなっているため、旅行予約サイトを利用する際に合わせて利用できます。合計10万円(税込)以上の事前決済によるホテルおよび国際航空券の予約で利用できるので、金額の間違いが無いように注意してください。
継続特典
継続特典では、「フリー・ステイ・ギフト」と「ご継続 トラベルクレジット」の2種類があります。
「フリー・ステイ・ギフト」は、カードの更新時に国内の対象ホテルで利用できる1泊2名様分の無料宿泊券が貰える特典です。北海道から沖縄まで、7つのホテルグループ、50を超える対象ホテルが用意されており、好みのホテルで遊雅なひと時を過ごせます。
「ご継続 トラベルクレジット」は、「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」のホテル予約で利用できる20,000円分のトラベルクレジットが貰える特典です。1回の予約で40,000円(税込)以上のホテルを事前決済する際に利用できます。
プラチナ・コンシェルジェデスク
プラチナ・コンシェルジェデスクとは、24時間365日、カード会員からの要望や相談に対応してくれる特典のことです。具体的には以下のようなサービスが受けられます。
ホテルや飛行機の予約 | ホテルや飛行機の予約をしてくれるため、出張の手間を最小限に済ませることが可能です。 |
---|---|
おすすめのレストラン紹介 | 出張先で急遽取引先と食事をする必要が出たりした際に役立ちます。 |
観光地や穴場の紹介 | プライベートでも旅先の見逃せない観光地やガイドに載っていない穴場なども教えてもらえます。 |
お店の紹介 | 買い物におすすめのショッピングモール、おすすめのレストランなど旅行などの関連でなくても対応してくれます。 |
上記のような要望に対応してくれるのがプラチナ・コンシェルジェデスクです・無理なお願いも対応してくれることもあるので、何か困った際は利用してみると良いでしょう。
旅行に関する特典
旅行に関する特典は以下のようなものがあります。
主な特典 | 概要 |
---|---|
ファイン・ホテル・アンド・リゾート | アーリーチェックイン、客室アップグレード、朝食サービスなど |
ザ・ホテル・コレクション | 館内施設利用代金割引、客室アップグレード、ポイントアップ |
ホテル・メンバーシップ | 提携ホテルの上位ステータスのメンバーシップ(※)に無条件で登録(無料)でき、ホテルのさまざまな特典が受けられる ※ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス、Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格、プリンスステータスサービス プラチナメンバー、Radisson Rewards Premiumステータス |
手荷物無料宅配サービス | 行き帰りで、自宅から空港間での荷物を無料配送 |
エアポート送迎サービス | 海外旅行出発・帰国時に、タクシーを手配 |
センチュリオン・ラウンジ | 海外空港のセンチュリオン・ラウンジを利用可能 |
プラチナ・カード・アシスト/ ビジネス・プラチナ・カード・アシスト | どの国からでも通話料無料で、日本語にてサポートを受けられる |
レンタカー | 国内外のレンタカーの割引 |
ファイン・ホテル・アンド・リゾートのように旅先のホテルの質を高められる特典や、エアポート送迎サービスのように旅先でのタクシーを手配できるサービスなど、旅行の満足度を高められる特典が多くあります。
旅行時にかかるさまざまな手間もアメックスプラチナカードの特典を利用すれば軽減できるため、所持しているのなら無駄なく活用することで快適な旅行を味わうことができるでしょう。
空港ラウンジ/プライオリティパス
アメックスプラチナカードの所有者ならプライオリティパスに登録することで、空港ラウンジを無料で利用できます。国内外1,400カ所以上の空港にあるラウンジで、搭乗までの時間を快適に過ごせるのが魅力となっております。
プライオリティパスを利用するには事前登録が必要です。申し込み後4~6週間程度でプライオリティ・パス・カードが届くため、飛行機を利用する予定が迫っている場合には早急に登録した方が良いでしょう。これからカードを作成する予定をしている方も、発行と合わせて事前に登録しておくのがおすすめです。
食事やショッピングに関する特典
食事やショッピングに関する特典は主に割引や優待といった特典が多いです。以下の表で特典をまとめたので、参考にしてみてください。
主な特典 | 概要 |
---|---|
グローバル・ダイニング・キャッシュバック | 国内外の対象ダイニングにて、年間最大40,000円分割引(プラチナ・カードのみ) |
ラグジュアリー・ショッピング | 対象ブランド店舗にて割引、ボーナスポイント、VIPルームでのお買い物など(プラチナ・カードのみ) |
デジタル・エンターテイメント・キャッシュバック | 対象サービスの割引(プラチナ・カードのみ) |
ゴールド・ワインクラブ | おすすめワインの紹介、ギフトボックス無料サービス、送料無料など |
対象ダイニングで年間最大40,000円分割引が受けられる「グローバル・ダイニング・キャッシュバック」や、対象店舗で割引が出来たりVIPルームでの買い物が出来たりする「ラグジュアリー・ショッピング」といった特典があります。ショッピングをよくする方や、旅先でのショッピングは欠かせないといった方におすすめの特典と言えるでしょう。
保険や補償に関する特典
保険や補償に関する特典では、主に傷害保険やそのほかの補償といった内容が挙げられます。これらの特典は、主に付帯保険とそのほかの補償に分けることができるため、以下ではそれぞれの内容について解説します。
付帯保険は国内外の旅行障害保険などが該当し、そのほかの補償ではショッピングサポートや急なキャンセルによる旅費の補償などが該当します。
付帯保険
付帯保険では、主に「国内外の旅行傷害保険」と「海外旅行時の航空便遅延費用補償」があります。旅先でのアクシデントやトラブルに対する補償であるため、万が一のことが起きても費用面の負担を最小限に抑えることが可能です。詳細を以下の表で確認してみましょう。
保険 | 付帯 | 補償金額 | 詳細 |
---|---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 自動付帯 | 最高1億円 最高5,000万円 | 海外旅行中にアクシデントで怪我、盗難に遭った場合に補償 |
国内旅行傷害保険 | 利用付帯 | 最高1億円 | 国内旅行中にアクシデントで怪我、盗難に遭った場合に補償 |
海外旅行時の 航空便遅延費用補償 | 自動付帯 | 最高60,000円 | 海外旅行にて、航空便の遅延により発生した臨時出費を補償 |
旅行傷害保険では、最高で1億円の補償が付きます。現地でケガをしてしまった場合でもその治療費をカバーできるでしょう。
航空便が遅延して発生した出費を保証してくれる「海外旅行時の航空便遅延費用補償」もあります。遅延によって急遽ホテルを予約しなくてはいけなくなった、といった場合の出費を保証してもらえたりします。
ショッピングだけでなく、購入後の補償も万全
ショッピング関連の補償として、購入した商品を長期補償するワランティー・プラスやホームウェアプロダクションが受けられるのはアメックスプラチナだけです。補償はスマートフォンや家電、キャンセルによる負担などに対するものが揃っております。
アメックスプラチナカードの特典を利用することで、購入した商品の想定外の故障等にも対処できるため、安心して商品を購入することができます。また、他社プラチナカードの多くに付帯されていないキャンセルプロダクションがついているのも大きな特徴です。それぞれの詳細は以下の表でまとめましたので、確認してみましょう。
補償 | 補償金額 | 詳細 |
---|---|---|
スマートフォン・プロテクション | 年間最大15万円 | スマートフォンの破損、火災、水漏れ、盗難などにあった場合に修理代金を補償 |
ホームウェア・プロテクション | 購入金額の50~100%補償 | 手持ちの電化製品、パソコンなどが事故に遭った場合に補償 |
キャンセル・プロテクション | 年間最高50万円 | 家族のケガや病気で行けなくなった旅行やイベントのキャンセル費用の損害を補償 |
ショッピング・プロテクション | 年間最高500万円 | カードで購入した商品が破損、盗難などにあった場合に補償 |
リターン・プロテクション | 年間最高15万円相当額 | カード購入した商品を返品することになった際に購入店が受け付けない場合に補償 |
他にもオンラインショッピングでカードが不正利用された場合の、「オンライン・プロテクション」があります。
ポイントに関する特典
「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録することで、対象の加盟店やサービスなどでカードを利用すると獲得できるポイントが3倍になるとい
った特典があります。アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを所有している場合には、海外での買い物でカードを使用した際でも、100円ごとに貰える通常の1ポイントに加えてボーナス2ポイントが加算されます。
他にも、ポイントの有効期限が無料、提携会社へのポイント移行や支払いにポイントを利用する際のレートアップといったものも特典に含まれています。
マイルやその他ポイントへの移行
お得に獲得したポイントは、マイルやその他ポイントへ移行することも可能です。マイルの場合は「メンバーシップ・リワード・プラス」へ登録していればお得な割合で移行することができますが、登録していなくてもANAなら1,000ポイントで1,000マイル、JALなら2,500ポイントで1,000マイル貯められます。
そのほかのポイントには楽天ポイントなどがあります。アメックスプラチナカードの特典を受けながら楽天ポイントも貯めることができれば、満足度の高いポイント運用が実現するでしょう。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
アメックスプラチナでは。ポイントアッププログラムの1つである「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録が無料で行えます。
さらに、空港では「センチュリオン・ラウンジ」をはじめ、「デルタ スカイクラブ」、「プライオリティ・パス・ラウンジ」といった特別なラウンジが利用できるサービスが用意されています。
さらに、旅行保険も充実した内容となっており、旅行が多い人が持つと楽しめるシーンが増えるのではないでしょうか。
また、毎年カードを更新する度に、年に1度無料のペア宿泊券(国内対象ホテル)がプレゼントされる「フリー・ステイ・ギフト」も2021年より追加され、注目されています。
その他、厳選されたレストランを先行で予約できる「アメックス・スペシャル・リザーブ」や、ハイブランドのお店での利用でポイントがたまりやすくなる「ラグジュアリー・ショッピング」、スマートフォンが破損した場合に年間10万円まで補償してもらえる「スマートフォン・プロテクション」など、普段あまり旅行をしない人でも楽しめる魅力的な特典が豊富に備わっています。
アメックスプラチナの魅力は、ワンランク下のゴールドカードと比較するとよくわかります。
ここまでの特典が備わっているアメックスプラチナが、招待制から申込制に変ったことで、現在ではアメックスプラチナが申込制のクレジットカードの中で世界最高レベルのクレジットカードといえるでしょう。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」を持つメリット
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の所持を検討している方は、メリットをしっかりと把握しておくことが大切です。メリットを把握しておくことで、ステータスといった側面だけでなくそのほかのサービス内容など幅広い視野を持って所持すべきかを判断できます。メリットは以下の通りです。
ここまで説明してきた特典が受けられるのはもちろんのこと、ステータスの高さや家族カードの無料発行枚数といったメリットが挙げられます。メリットを把握してカードを申し込む価値があるのかどうか判断してみてください。
さまざまな特典が受けられる
アメックスプラチナカードの魅力はその特典の多さとも言えるでしょう。入会特典に始まり、継続特典、プラチナ・コンシェルジェデスク、保険や補償など、さまざまな特典を受けることができるため、所持しているだけで多くのメリットを受けられます。
通常のカードでは受けられないようなキャンセル・プロテクションなど、年会費に見合った特典があり、特典を目的に契約する方もいらっしゃるほどです。
付帯サービスが充実している
付帯サービスには、国内外の旅行傷害保険があります。どちらも最大で1億円の補償を受けることができるため、旅先で何か怪我をするような自体が起きても費用面で大きな負担を受けることは無いでしょう。
もちろん、旅行傷害保険は利用しないに越したことはありませんが、その特典が受けられるというだけで旅行時の安心感は変わってきます。よく旅行をする方は安心感が得られるというメリットが大きいため、所持を検討する価値は十分にあるでしょう。
ステータスが高い
ステータスの高さは、自身の信用度を証明するのに役立ちます。ビジネスカードでは無いため取引などに活用することはありませんが、海外旅行などの際にステータスを示すものの一つとして利用できるでしょう。
海外によっては、病院を受診する際に保険が適用されないため、ステータスの高いカードを所持しておくことで、医療費を払えるという証明にもなります。
家族カードを4枚まで無料で発行できる
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードでは、家族カードを4枚まで無料で発行できます。通常、契約すれば年会費が約160,000円かかりますが、家族カードならそれがかかりません。家族の中に同じカードを申し込もうとしている人がいる場合には、家族カードとして発行することでその年会費を節約できます。
年会費を家族カードの所有者同士で分割できれば、一人当たりの負担も軽減されるため、よりお得にアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを利用することができるでしょう。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」を持つデメリット
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」を持つデメリットは、主に年会費の高さが挙げられます。165,000円とクレジットカードの中でも比較的高い年会費となっております。
もちろん、その分受けられる特典やサービスは充実しておりますが、人によっては特典やサービスを十分に利用できないことも考えられるため、そういった場合には年会費が大きなデメリットとして感じられてしまうでしょう。
年会費と特典・サービスの内容を踏まえた上で、年会費を払う価値があるのかどうかを見定めることが大切です。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の利用がおすすめな人
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの利用がおすすめな人は、以下のような特徴があります。
【アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの利用がおすすめな人の特徴】
- 最高ランクのメタルカードを所有したい人
- 旅行の補償・保険を充実させたい人
- グリーンやゴールドにはない特典や優待を受けたい人
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードはアメックスの中でも最高ランクのクレジットカードであるため、ステータスを重視して契約しようとしている方には最適のカードです。また、特典に関する部分でも解説したように付帯保険や補償が充実しているため、保険や補償といった特典をしっかりと整備しておきたい方にも適しています。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードだからこそ受けられる特典やサービスもあるので、そういった特典に魅力を感じる場合にはグリーンやゴールドカードよりもプラチナカードの方がおすすめです。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の利用をおすすめしない人
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の利用がおすすめの人がいる一方で、おすすめしない人もいます。魅力の多いカードではありませんが、それをすべて活かしきれるかどうかは人に寄るので、以下の解説を参考におすすめしない人の特長に自身が該当しないかを確認してみてください。
【アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの利用をおすすめしない人の特徴】
- 年収が十分ではない
- 年会費の負担を大きく感じてしまう
- そもそも飛行機を使った出張などがあまりない
- 追加カードの発行予定もない
限度額設定は年収の5%とされているため、十分な年収を得ていない場合には利用限度額が十分ではないためおすすめとは言えないでしょう。また、年会費の負担も決して軽いと言える額では無いため、年会費に見合った特典やサービスを受けられるかよく考える必要があるでしょう。
また、ラウンジの利用サービスなどアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのサービス・特典を十分に活かせない場合もおすすめできません。サービスを十分に活かせないのなら、もっと身近で活かせるような(ポイント還元率が高いなど)カードを選択した方がお得度は高くなるかもしれません。
プロパーのアメックスプラチナ「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」の違い
アメックスのプラチナカードには、「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」以外にプロパーの「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」があります。同じプラチナカードではありますが、それぞれに違いがあるのでどちらの所持を検討すべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
カード名 | ||
---|---|---|
年会費 | 初年度:165,000円(税込) 2年目以降:165,000円(税込) | 初年度:22,000円(税込) 2年目以降:22,000円(税込) |
ポイント還元率 | ||
国際ブランド | ||
発行スピード | ||
利用限度額 | ||
ETC年会費 | ||
電子マネー | ||
連携可能な経費計算システム | マネーフォワード クラウド経費 | Staple(ステイプル) |
まず、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合は発行会社がクレディセゾンであるため、そもそも発行会社が違います。そのため、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合は、アメックスプラチナに準じたレベルで独自の特典や補償を受けることが可能です。
また、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費が22,000円とアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードよりも全然安いです。そのため、一般の人でも持ちやすいクレジットカードと言えます。
「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾンアメックスの中でも最もステータスの高いカードです。アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと同様にプラチナカードの特典を受けることができるおすすめのカードとなっております。
年会費は22,000円と、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと比べて約14万円も安くなっているため、特典内容を確認したうえで利用価値があると感じた場合には推奨できるカードです。プロパーカードなので招待を受ける必要はありますが、招待を請けられれば年会費に対して十分すぎるほどの特典が受けられる魅力があります。
【セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめの人】
- 飛行機をよく利用する人
- 充実したサポート体制の整っているカードを持ちたい人
もう少し年会費を抑えたプラチナカードとの比較
ここでは、アメックスプラチナに比べてもう少し年会費を抑えた2つのプラチナカードとして、「JCBザ・クラス」と「三井住友プラチナカード」をご紹介します。プラチナカードの特典に魅力を感じている方は、ぜひ比較検討のうえで利用価値があるか判断してみてください。
カード名 | ![]() | ![]() | |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度:165,000円(税込) 2年目以降:165,000円(税込) | 55,000円(税込) | 55,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~5.0% | 0.50%~7.00% | |
国際ブランド | ![]() | ![]() ![]() | |
発行スピード | 招待制 | 3営業日 | |
利用限度額 | 500万円 | 300万円 | |
ETC年会費 | 無料 | 無料 | |
電子マネー | ![]() | ![]() ![]() | |
連携可能な経費計算システム | マネーフォワード クラウド経費 | 弥生会計ラインアップ全製品、クラウド会計ソフトfreee(フリー)全プラン | 株式会社マネーフォワード、マネーツリー株式会社、フリー株式会社、ソリマチ株式会社、株式会社ミロク情報サービス、弥生株式会社、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社 |
※画像引用元:JCBザ・クラス、三井住友プラチナカード
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード以外の2つのカードは、比較的年会費が抑えられており、利用ハードルが低いです。ポイント還元率もそれなりの高さなので、ステータスの高さとポイント還元率の高さの両方が充実しているおすすめのクレジットカードです。
JCBザ・クラス
JCBザ・クラス

年会費 | 55,000円 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%~5.0% |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー | ![]() |
発行スピード | 招待制 |
限度額 | 500万円 |
ETC年会費 | 無料 |
追加カード | ETCカード 家族カード(最大8枚) |
マイレージ還元率(最大) | 0.3%~0.78% |
旅行保険 | 国内旅行保険、海外旅行保険 |
ポイント名 | OkiDokiポイント |
注目ポイント
- ポイント・マイルの還元率が高い
- 特典の豊富!
- 実質ブラックカードと言えるレベルの旅行保険!
※画像引用元:JCBザ・クラス
JCBザ・クラスは、JCBが発行する最上位のクレジットカードです。年会費は55,000円(税込)で、招待制となっております。
旅行保険が充実しており、その保証は最高で1億円とアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードに引けを取りません。実質的にはブラックカードだと言われるくらいに充実しているため、よく旅行をする方の場合にはおすすめできるカードです。
また、特典も充実しており以下のようなものがあります。
- コンシェルジュサービス
- 高級レストラン2名予約で1名無料
- ぐるなび提携飲食店で30%割引
- 東京ディズニーランドラウンジサービス
東京ディズニーランドのラウンジサービスが利用できる点も、このカードの魅力の一つです。
【JCBザ・クラスがおすすめの人】
- 充実した旅行保険を希望する人
- 東京ディズニーランドのラウンジサービスを利用したい人
JCBザ・クラスについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
三井住友プラチナカード
三井住友プラチナカード

年会費 | 55,000円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%~7.0% |
国際ブランド | ![]() ![]() |
電子マネー | ![]() |
発行スピード | 3営業日 |
限度額 | 300万円 |
ETC年会費 | 無料 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
マイレージ還元率(最大) | 1.5% |
旅行保険 | 国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険 |
ポイント名 | Vポイント |
注目ポイント
- 招待を受けなくても申し込み可能!
- お得な年会費
- 年会費5,000円追加でVisaとMastercard®の2枚持ちが可能!
※画像引用元:三井住友プラチナカード
「三井住友プラチナカード」は、満30歳以上で安定継続収入があれば誰でも申し込めるプラチナカードです。アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと同様に申込制なので、比較的入手ハードルが低いのが特徴です。年会費も55,000円と低めであるため、プラチナカードの特典をなるべくお得に受けたい方ほどおすすめのカードと言えます。
また、ポイント還元率の高さも魅力です。取得したポイントは4年間の有効期間となっているため、比較的余裕をもって使用することができるでしょう。
さらに、三井住友プラチナカードは追加で年会費を支払えばもう一枚のカードを持つことができます。三井住友プラチナカードにはVISAとMastercard®があるため、追加で契約すればブランドの違う2つのプラチナカードを所持することが可能です。2つ持つことでそれぞれの独自の特典が受けられたりもするため、人によってはメリットの大きい側面があるカードと言えるのではないでしょうか。
【三井住友プラチナカードがおすすめの人】
- 申込み制のプラチナカードを探している人
- VisaとMastercard®それぞれの独自の特典を受けたい人
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の問い合わせ先
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」を利用していく中で、不明点や悩みが発生した際には問い合わせて解決することが大切です。問い合わせ先は以下のようになっております。
問い合わせ内容 | 問い合わせ先 |
---|---|
カードの紛失・盗難 | 0120-376107 |
覚えのない請求がある | カード裏面の電話番号 |
カードの利用ができない | カード裏面の電話番号 |
不審なメールや電話があった | カード裏面の電話番号 |
基本的にはカードの裏面に記載されている問い合わせ先へ連絡を取れば解決します。クレジットカードに関するトラブルは早急な対応が求められるケースが多いの覚えておきましょう。
まとめ
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、アメックスの中でも最上級のカードです。年会費が165,000円とかなり高額ではありますが、受けられる特典やサービスの質はかなり高いのが特徴となっております。
特にプラチナ・コンシェルジェデスクは秘書のように対応してくれるのが特徴の特典で、無理な要望であっても対応してくれることがあるほどです。具体的には海外への旅行をする際、現地でのタクシーを手配してくれたり、おすすめのお店やレストランを教えてくれたりといったものがあります。利用することで、旅行の質を高めることができるのでお勧めです。
また、付帯保険や補償が充実している点も魅力の一つです。最大で1億円の補償が受けられる旅行傷害保険や、旅行やイベントのキャンセル費用の損害を補償してくれるキャンセル・プロテクションは、ほかのカードには無い強みとも言えるでしょう。
プラチナカードに魅力を感じている方はぜひ申し込みを検討してみてください。