マイナポイントは家族分ももらえる?押さえおきたい注意点
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家族分のマイナポイントはもらえないと思っていませんか?
マイナポイントの対象者に年齢制限はありません。
そのため、高齢な両親も、未成年の子供もマイナポイントを申し込むことは可能です。
ただし、家族分のマイナポイントをもらうためには、両親や子供のマイナンバーカードを申請しなければいけません。
忙しくて余裕がない方も多いと思いますが、4人家族なら最大20,000円分のマイナポイントがもらえるので、ぜひ申請しておきましょう。
そこで今回は、主に以下について詳しくご紹介します。
この記事で紹介する内容!
家族カードもマイナポイント対象

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
マイナポイント事業は2021年12月末まで延長となりました。
新型コロナウイルスの影響でマイナンバーカードの申し込みをしても、カードを受けとれるまで3ヵ月程度かかる場合もあり、これらを考慮して延長です。
2021年12月末の延長は、4月末までにマイナンバーカードの申し込みが必要であるため、既にマイナンバーカードを申し込み・保有している場合に限り、2021年12月末までマイナポイントとして登録したキャッシュレス事業者でのチャージまたは決済分に対して最大25%のマイナポイントを受け取ることができます。
事業者によっては、独自のキャンペーンも実施しているため、独自キャンペーンも確認してから申し込むのがおすすめです。
独自キャンペーンは最大25%(=5,000円相当)に加え+1,000円程度の上乗せがある場合もあり、最大30%還元になる場合もあります。

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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家族分のマイナポイントをもらう方法
シニアの両親と子供では、マイナポイントをもらう方法が異なります。
子供のマイナポイントは親が申請する
子供のマイナポイントは親が申請します。
ただし、「15歳未満の子供」と「15歳以上の子供」では申請方法が異なるので注意が必要です。
具体的な違いを確認していきましょう。
まずは子供のマイナンバーカードを申請する
申請手順は、子供の年齢によって以下のように異なります。
子供が15歳未満の場合
親、または法定相続人がマイナンバーカードを発行申請します。
カードを受け取る際は親、または法定相続人が同行する必要があります。
子供が15歳以上の場合
子供が自分で申請手続を行います。
カードの受け取りは子供本人のみでOKです。
誕生したばかりの赤ちゃん
出生届を提出して「マイナンバー通知書」を発行してもらいます。
通知書がないとマイナンバーカードが作成できないので、発行されるまでの日数を役所で確認しておくといいでしょう。
子供の年齢にかかわらず、親自身がマイナンバーカードを取得していないときは、子供の分と合わせて発行申請すると手続きがスムーズに進みます。
未成年は親名義の決済サービスでOK
子供が未成年の場合は、親名義の決済サービスを登録するだけでマイナポイントがもらえます。
未成年の子供のために、新しくキャッシュレス決済サービスを申し込む必要はありません。
シニアの両親は本人名義の決済サービスが必要
シニアの両親のマイナポイントをもらう場合には、本人名義で申し込んだキャッシュレス決済サービスが必要です。
なお、高齢者本人によるマイナポイントの申請手続きが難しい場合は、市役所で申請すると良いでしょう。
家族のスマホで申請したり、コンビニのマルチコピー機を使ったりするといった方法も有効です。
次の章では、家族分のマイナポイントをもらうときの注意点について、詳しくご紹介します。
家族分のマイナポイントをもらうときの注意点
家族分のマイナポイントをもらうときには、以下のような注意点があります。
注意点
それぞれ詳しく見ていきましょう。
家族名義の決済サービスでは申し込めない
マイナポイントが申し込めるのは「本人名義のキャッシュレス決済サービス」だけです。
家族名義でのキャッシュ決済サービスでは申し込めません。
ただし、未成年の子供は、親名義のキャッシュレス決済サービスで申し込むことが可能です。
基本的に家族カードは対象外
マイナポイント対象のキャッシュレス決済サービスには「クレジットカード」も含まれています。
ただし、本会員カードのほかに家族用の「家族カード」を発行できるクレジットカードも少なくありませんが、「家族カード」はマイナポイント登録の対象外となっているカード会社が多いので注意しましょう。
すでにクレジットカードを所有している場合は、家族カードが対象になっているかどうかを確認してみてください。
au PAY カードとイオンカードは家族カードも対象
「au PAY カード」と「イオンカード」は、家族カードもマイナポイント登録の対象になっています。
家族のマイナポイントをクレジットカードで管理したい場合は、「au PAY カード」か「イオンカード」を作成するといいでしょう。
家族のポイントは合算できない
家族分のマイナポイントを、ひとつのキャッシュレス決済サービスにまとめて紐づけることはできません。
マイナポイントの申し込みも同様で、1回の申請につき申し込めるのは1人分だけとなります。
家族全員の分をまとめて1度に申し込むことはできません。
次の章では、マイナポイント対象の決済サービスについて詳しくご紹介します。
マイナポイント対象の決済サービス
マイナポイント対象のキャッシュレス決済サービスには、主に以下の5種類があります。
各サービスの特徴を詳しく見ていきましょう。
使いやすさで選ぶなら「電子マネー」
日常的なショッピングで気軽に使いたいなら「電子マネー」がおすすめです。
審査不要で発行でき、決済時にサインや暗証番号を求められることもありません。
日用品の購入やランチでの支払いなど、少額決済の頻度が多いという方も電子マネーの利用が便利です。
マイナポイント対象の主な電子マネーには「Suica」や「WAON」などがあります。
シニア両親もスマホを使っているなら「QRコード決済」
QRコードを読み取る、または、読み取ってもらって決済する方法です。
スマホさえあれば手軽に決済することができます。
利用金額に応じたポイント還元が受けられるのも魅力です。還元率は事業者によって異なりますが、現金払いよりもお得にショッピングが楽しめます。
使い方も簡単なので、両親が高齢でスマホを使っているなら、QRコード決済を検討してみるといいでしょう。
マイナポイント対象の主なQRコード決済には「au PAY」や「d払い」などがあります。
前払い型で計画的に使える「プリペイドカード」
事前にチャージ(入金)して利用する前払い方式のキャッシュレス決済サービスです。
ほかのキャッシュレス決済サービスよりも現金に近い感覚で使えます。
チャージした金額を超えると使えなくなるため、「使い過ぎを防げる」というメリットもあります。
カードの発行に審査がないのも魅力です。
なお、プリペイドカードのなかには、VISAやMastercardなどの国際ブランドと提携しているタイプもあります。
利用店舗の幅を広げたいという方や、海外での利用を考えている方は、国際ブランド付帯のプリペイドカードを作成するといいでしょう。
マイナポイント対象の主なプリペイドカードには「バンドルカード」や「nicopi」などがあります。
即時決済が特徴の「デビットカード」
カードの利用と同時に、設定した口座から利用金額が引き落とされる「デビットカード」。
ATMなどから現金を引き出さなくても使える利便性の高さが特徴です。口座残高以上に使いすぎる心配もありません。
利用するごとにメールで「利用通知」が届くため、不正利用されてもすぐに気づけるというメリットもあります。
キャッシュレスカード決済に慣れていない未成年者や高齢者でも安心して使えるでしょう。
なお、デビットカードには、キャッシュカードがデビットカードにもなる「J-Debit」と、「国際ブランド付帯のデビットカード」の2種類があります。
マイナポイント対象の主なデビットカードは、「SMBCデビット」や「Visaデビット」などです。
付帯サービスで選ぶなら「クレジットカード」
クレジットカードの大きな特徴は、利用金額に応じて貯まるポイントと充実した付帯サービスです。
ポイントの還元率はカード会社によって異なりますが、条件によっては還元率が5%を超えるものもあります。
コンビニや飲食店などで使えるほか、オンラインショッピング、公共料金、税金など、さまざまな支払いに利用できるのも魅力です。
カードによっては提携施設の優待利用や手厚い国内外旅行傷害保険なども付帯しています。
ただし、カードの作成には審査が必要になるため、誰でも作成できるわけではありません。
利用限度額もカード会社によって異なります。
次の章ではマイナポイント対象のおすすめクレカをご紹介していきます。
家族カードもマイナポイント対象のクレジットカード
種類豊富なクレジットカードがマイナポイントの対象になっています。
ここでは家族カードも対象になっているおすすめのクレジットカードを2枚ご紹介します。
家族カードもマイナポイント対象クレジットカード
各カードの特徴を詳しく見ていきましょう。
au Pay カード
au Pay カードは家族カードもマイナポイントの対象です。
年会費はauユーザーは永年無料、auユーザー以外の方も初年度無料、翌年以降も年1回以上の利用があれば無料なので、auユーザー以外の方も実質年会費無料と言えるでしょう。
家族カードの年会費も無料なので家族カードもマイナポイント対象のクレジットカードを探している方におすすめです。
auユーザー以外の方は1年間カード利用がない場合は、1,375円(税込)の年会費、400円(税込)の家族カード年会費がかかるので念のため頭に入れておきましょう。
au Pay カードはポイント還元率1.0%という高いポイント還元率も魅力です。
さらに、セブン-イレブンやスターバックス、マツモトキヨシなどの提携店舗でカードを使うと、ポイント還元率が1.5%にアップします。
海外旅行保険やショッピング保険などの付帯保険も充実しているカードとなっています。
イオンカードセレクト
ショッピング利用分に応じたマイナポイントが付与されるクレジットカードです。
付与されるポイントは「WAON POINT」になります。
家族カードもマイナポイントの対象です。
付与上限は5,000ポイントで、当月利用分は翌月末日頃に付与されます。
イオンカードでマイナポイントに申し込む場合はWAON機能付きカードが対象となるため、申し込む際には必ず「イオンカード(WAON一体型)」を選択しましょう。
カードの利用200円ごとにWAON POINTが1ポイント付与されるだけではなく、WAONへのオートチャージ200円につき1ポイントが貯まるのも特徴です。
なお、イオンやダイエー、マックスバリュなどの対象店舗でカードを使うと、ポイントが通常の2倍貯まります。
年会費は無料ですが、イオングループが毎月20日と30日に開催している「お客様感謝デー」でのカードショッピングが5%オフになるほか、イオンシネマの割引優待といった付帯特典が充実しています。
まとめ
今回は、家族分のマイナポイントをもらう方法について詳しくご紹介しました。
改めて内容をまとめてみます。
まとめ
- 子供のマイナポイントは親が申請する
- 子供のマイナンバーカードも必要
- 子供が未成年なら親名義の決済サービスでOK
- シニアの両親は本人名義の決済サービスが必要
- 家族のマイナポイントは合算できない
マイナンバーカードの発行やポイントの申請には手間がかかりますが、ひとり最大5,000ポイントがもらえるので、ぜひ申請しておきましょう。
ライフスタイルに合ったキャッシュレス決済サービスを選ぶと、もらったマイナポイントを有効に使えます。
家族カードがマイナポイントの対象となっているクレジットカードもあるので、合わせてチェックしてみてください。
本記事の編集者について

イーデス編集部
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