メルペイ定額払いとは?メリットや利用する際の注意点を解説

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メルペイ

2022-07-11

メルペイスマート払い」は、フリマアプリ「メルカリ」の買い物をはじめ、メルペイ加盟店(QRおよびiD加盟店)などで利用できます。

当月の購入代金を翌月に後払いをするサービスで、ユーザーの財布事情に優しいことが特徴。

また、2020年7月から任意で利用できる「メルペイ定額払い」の提供が新たに開始しました。

そこで、メルペイ定額払いとはどんなサービスなのか、利用手順はどうなっているのかを知りたい方もいるのではないでしょうか。


くれじい

この記事では、メルペイ定額払いについて以下の内容をお伝えします。

この記事で紹介する内容!

ぜひ最後まで読んでいただき、メルペイ定額払いについて詳しく知り、上手に活用してみてください。

新井智美

新井智美 / トータルマネーコンサルタント

年間、100本以上の記事執筆や監修を行っていますが、同じタイトルの記事でも、その時の経済情勢や法改正などで、内容は日々変わっていきます。『かかりつけのお金と人生の相談者』いうスタンスを大切に、最新かつ正確な情報をお届けすると共に、読者にとって「わかりやすい」記事を提供することを心がけています。
【専門家の解説】

メルペイ定額払いを利用する際には、購入した商品を月賦で払う「元利定額のリボ払い」と同じサービスであることをしっかりと意識しておく必要があります。

したがって、「手数料」や「場合によっては遅延損害金が発生すること」、さらに「清算期限を過ぎると延滞事務手数料が2週間に1回請求されること」も覚えておきましょう。

メルペイ定額払い利用の開始にあたっては、使いすぎを防ぐことからも、利用上限額を低めに設定しておくことをおすすめします。

新井智美さん
新井智美さん

トータルマネーコンサルタント

福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。

コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,000本以上におよぶ。

目次

メルペイ定額払いの仕組み

メルペイスマート払いの清算残高を毎月定額返済できるサービスが「メルペイ定額払い」です。

最初にメルペイ定額払いの仕組みについて詳しく解説します。

2020年7月に導入された新サービス

フリマアプリ「メルカリ」の展開するメルペイですが、2020年7月にメルペイスマート払いの任意サービスとしてメルペイ定額払いを追加しました。

毎月の利用金額の支払いを定額にすることで、新たなるユーザー獲得と利用増加につながる可能性があるでしょう。

メルペイスマート払いの購入代金の清算を月々にわけて支払うサービス

メルペイ定額払いとは

メルペイスマート払いの購入代金の清算を月々に分けて支払うサービスで、「手元にお金がなくても定額で計画的に支払える」ことが特徴です。

毎月の清算金額はユーザー自身が設定可能で、「元金+手数料の合計で最低1,000円から」となります。

一定の金額を支払っていくので、仕組みはクレジットカードのリボ払いをイメージすれば良いでしょう。

メルペイ定額払いを利用する手順には、主に2つの方法があります。

  1. メルカリで購入手続きの画面から「定額払い」を選んで決済
  2. メルカリやメルペイの使えるお店などでメルペイスマート払いに設定して決済。
    ⇒その後、あとから定額払いに設定

定額払いの設定額が未設定の場合は、設定額を決めてください。
そして「購入する」を選べば購入手続きは完了です。

また、あとから定額払いに設定する場合、

「メルペイ→使った履歴→メルペイスマート払い」

と進み、メルペイスマート払いで購入した商品の中から月々に分けて清算したい商品を定額払いに設定します。

メルペイ定額払いは申し込み手続きと審査が必要

メルペイ定額払いは、申し込み手続きと審査に通過しないと利用できません。

スマートフォンでメルペイのアプリから手続きをおこなった場合、利用開始までは以下の流れで進んでいきます。

  1. メルペイのアプリ上からメルペイスマート払いの「定額払い」に申し込む
  2. 本人確認の完了
    (銀行口座の登録もしくは本人確認)

「メルぺイ→使い方→定額払い」の順で申し込み手続きが完了します。

通常1~2日(場合によっては3日以上時間がかかる場合もある)で審査結果のお知らせが届くと公式に書かれています。

そして、審査通過となればメルペイ定額払いの利用が可能です。

20歳未満の利用不可

メルペイ定額払いは「20歳未満のお客さまはご利用いただけません」と公式に記載されているため、未成年の方は別の支払い方法を選ぶ必要があります。

メルペイスマート払いは18歳未満の方は利用できないとなっているため、メルペイ定額払いと異なる点なので間違えないようにしてください。

なお、20歳未満の方がメルペイ定額払い以外の支払い方法を選ぶ場合、以下のいずれかの中から対応する必要があります。

  • クレジットカード払い
  • コンビニ払い
  • キャリア決済
  • Famipay
  • ATM払い
  • ポイント利用
  • 売上金利用
  • メルペイスマート払い
  • チャージ払い
  • Apple Pay

利用可能な上限金額はメルカリの利用実績などを参考に設定

メルペイスマート払いは利用上限金額が最大30万円ですが、具体的な金額はメルカリがユーザーの利用実績などを参考にした上で設定します。

最大金額の30万円が必ず設定されるわけではありませんし、設定後の利用状況によって減額されたり増額されたりすることもあります。

そして、設定された利用限度額から未清算の利用金額を差し引いた残金を使うことが可能です。

メルペイ定額払いの手数料

メルペイ定額払いは実質年率15%の手数料が発生します。
そのほかに支払いが遅れると遅延損害金が年14.6%(365日による日割計算)もかかってしまいます。

実質年率15%は一般的なクレジットカードのリボ払いと同じと考えて良いでしょう。実際に三井住友カードの手数料は実質年率15%となり、メルペイ定額払いと同じです。

なお、メルペイ定額払いの手数料の支払いイメージは以下を参考にしてください。

メルペイ定額払い利用残高が10,000円だった場合

毎月の清算金額を1,000円に設定して、利用翌日~利用当月末日までの日数が30日だった場合の手数料の計算式
10,000 × 15% ÷ 365日 × 30日= 123円
返済金1,000円の内訳:利息123円、元金877円

さらに2回目以降がどのようになるのかもチェックしておきましょう。

利息元金
2回目112円888円
3回目101円899円
4回目90円910円
5回目79円921円
6回目67円933円
7回目56円944円
8回目44円956円
9回目32円968円
10回目21円979円
11回目8円725円

支払う利息の合計は約733円となり、メルペイ定額払いの設定金額が高くなったり返済金額が少なかったりすれば、手数料を延々と払っていくことになったりするので注意して利用してください。

次にメルペイ定額払いのメリットについてお伝えします。

メルペイ定額払いの3つのメリット

メルペイ定額払いには以下のようなメリットがあります。

メリット

 メリットを最大限利用して、メルペイ定額払いを役立てていきましょう。

定額を支払うことで毎月のやりくりがしやすくなる

メルペイ定額は支払い金額が一定となるため、毎月のやりくりが簡単になるメリットがあります。

給料をもらった時点でメルペイ定額払いの清算金額分を別にしておけば、残りのお金は自由に使えますし、支払いが遅れるリスク回避もできるでしょう。

また、メルペイスマート払いは、当月の清算金額のすべてが翌月請求です。
気付いたら清算金額が相当なものになっていた、などの現象も出てくるかもしれません。

その点、メルペイ定額払いでは決まった金額以上を支払うことがないため、毎月の収入に対する支出を把握しやすくなりますし、支払いの負担も減らすことが可能です。

金額の大きい品物の購入が可能になる

メルペイ定額払いは後に清算していく金額が一定のため、高額なことを理由に購入を諦めた品物が手に入る可能性が出てきます。

  • 手持ちの現金に余裕がない
  • 給料日までまだ日がある
  • 給料が出ても購入するには金額が大きい
  • メルペイスマート払いで一括払いをするには負担が大きい
  • 分割で支払えれば購入できる

このような悩みを解決することが可能です。

購入はしたいけれどまとまったお金はすぐに用意できないというユーザーにとって、利用しやすいサービスといえるでしょう。

お得なキャンペーンを利用できることがある

メルペイ定額払いでは、タイミングが合えばお得なキャンペーンを利用することが可能です。

2022年7月上旬現在キャンペーンは特におこなわれていません。
しかし、これまでに以下のようなたくさんのポイントを獲得できるキャンペーンがありました。

  • キャンペーン期間中に5,000円以上の決済をメルペイスマート払いでおこなって定額払いに切り替える
  • メルペイ定額払いで設定した金額の50%相当分のポイントが還元
    (上限は10,000ポイント)

今後またキャンペーンが開催される可能性はあるので、定期的にチェックしておくと良いでしょう。

メルペイ定額払いでは支払いに関する負担を軽減できたり、キャンペーンでポイントを獲得できたりするメリットがあります。
しかし、メリットだけでなくデメリットもいくつかあるため、次で詳しくお伝えします。

メルペイ定額払いの3つのデメリット

メルペイ定額払いは便利さがあるのに対し、注意しなければならないデメリットもあります。

デメリット

メルペイ定額払いを利用できたとしても、活用方法を間違えると後に借金を増やすなどのリスクを高めるかもしれません。

前もってチェックして、デメリットを回避できるようにしておきましょう。

発生する手数料が高い

メルペイ定額払いは毎月の清算金額を分割設定できますが、そのかわり実質年率15%の手数料が発生します。

また、万が一メルペイ定額払いの清算を延滞すると遅延損害金も発生、その実質年率は14.6%と一般的なクレジットカードのショッピング枠とほぼ同じです。

メルカリなどで欲しいアイテムを安くお得に購入できたつもりでも、実際に支払う金額は決済金額より大きくなります。
定額払いのサービスは月々の清算金額の負担をおさえることはできますが、使えば使うほどに金銭的負担が増えることを覚えておいてください。

さらに継続的に利用して手数料が膨れ上がった結果、最終的に自己破産となる可能性もあります。

審査が必要で誰でも利用できるサービスではない

メルペイ定額払いは利用したいタイミングで誰でも使えるわけではなく、審査に通過することが必要です。

購入代金を翌月一括払いするメルペイスマート払いには年齢制限があり、18歳未満の方は利用できません。
しかし、メルペイ定額払いになると年齢制限はさらに上がり、20歳未満の方が利用できなくなります

そのほかに利用するにあたってメルカリに支払い用の銀行口座を登録していること、または本人確認の完了が必要です。

それらをクリアすることでメルペイ定額払いの審査を受けられますが、メルペイの独自基準で利用可否を判断しているため、結果は申請してみないとわからないのが現状でしょう。

しかし、これまでの利用状況や取引実績などは審査通過の判断材料となりますから、過去にメルペイで延滞の履歴があれば審査落ちの可能性は高いです。

メルペイ定額払いの各種口コミサイトでは、「審査に落ちた」などの口コミも多く見られます。
また、金融事故を起こした経験のある方(ブラックリストに載った状態の方)の審査通過も難しい傾向にあるため、その場合はメルペイスマート払いの利用がおすすめです。

定額払い対象外となるケースがある

メルペイ定額払いの審査に通過しても、定額払いの対象とならないケースがいくつかあります。

利用前に以下のような制限があることを確認しておきましょう。

    • チケットカテゴリーは対象外
    • 希望商品が購入日の翌月末日の前日20:00を過ぎた場合は設定できない
    • 毎月の清算金額を超えると設定できない

最後に、メルペイ定額払いの清算が遅れたときに起こるリスクについてお伝えします。
内容を把握したうえで、計画的な利用ができるようにしましょう。

新井智美

新井智美 / トータルマネーコンサルタント

年間、100本以上の記事執筆や監修を行っていますが、同じタイトルの記事でも、その時の経済情勢や法改正などで、内容は日々変わっていきます。『かかりつけのお金と人生の相談者』いうスタンスを大切に、最新かつ正確な情報をお届けすると共に、読者にとって「わかりやすい」記事を提供することを心がけています。
【専門家の解説】

本文にあるとおり、メルペイ定額払いはメルペイスマート払いの任意サービスの一つですが、メルペイ定額払いと異なり、メルペイスマート払いの審査には信用情報を一切利用していないという特徴があります。

したがって、メルペイスマート払いの利用はできるけれど、メルペイ定額払いの審査には落ちてしまうといったケースは十分に考えられます。

メルカリでは年に数回キャンペーンを行っており、「はじめての定額払いで50%還元&手数料最大6回無料」という内容のものもあります。
この内容であれば、手数料無料リボ払いが利用できるという恩恵を受けることができますので、利用するのであれば、このようなキャンペーンを有効に活用するようにしましょう。

そしてそれ以外の利用においては、できるだけ少額の利用を心がけ、リボ払いの罠に陥らないように「自己管理をしっかりと行うことを忘れない」という心構えが大切です。

メルペイ定額払いの清算が遅れたときに起こる3つのリスク

メルペイ定額払いの清算ができないと、クレジットカードやカードローンなどの遅延と同様に今後のライフプランに影響を与えるようなリスクが発生します。

リスク

もちろん、計画的に利用し清算が遅れなければ特に問題はありません。
確実に返済できる金額をあらかじめ把握して、計画的な利用をしていきましょう。

信用情報機関の信用情報に事実が登録される

メルペイ定額払いの清算期限が過ぎた場合、延滞情報は信用情報機関で管理する信用情報に履歴として残ります。

そうなることで、今後の信用取引における与信判断に影響が出る可能性があるので十分に注意しましょう。

延滞した後の流れは一般的なクレジットカードと同じ扱いと考えてください。

遅延損害金の支払いが必要

すでにお伝えしましたが、実質年率14.6%遅延損害金の支払いが必要です。

ただし、清算期限までに支払いを済ませれば問題ないので、期限がいつなのかを欠かさずチェックしておくと良いでしょう。

メルカリのサービスを利用できなくなる

メルペイ定額払いの清算が完了しないうちは、メルペイの後払い決済(スマート払い、定額払いともに)が利用できなくなります。

また、長期にわたって清算できない場合、利用制限もかかります。
売上金の没収をはじめ、メルカリでの出品や購入ができなくなったり、最終的に強制退会に至ったりする可能性も高いです。

まとめ

メルペイスマート払いのサービス新たに追加されたメルペイ定額払いは、その名のとおり月々の清算を一定金額で支払っていけます。

手元にお金がなかったり、一括では購入が難しい商品を手に入れたりできるメリットがありますし、支払いが定額になることで家計の管理もしやすくなるでしょう。

ただし、仕組みはクレジットカードのリボ払いと同様で利息負担が大きく、支払いが長期化しやすいデメリットもあります。


くれじい

前もって毎月どのくらいまでなら清算可能なのかを計画したうえで、無理のない利用をしていってください。