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高校生の塾代が払えないときの対処法!平均はいくら?塾には行くべき?

高校生の塾代が払えないときの対処法!平均はいくら?塾には行くべき?

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高校生になると、塾や予備校に通って大学進学を狙う人も少なくありません。しかし、経済的な理由で肝心の塾代が払えないという家庭もあるでしょう。

一部自治体では塾代に使える支援制度もありますが、もしそのような公的な制度がない場合、塾以外の方法で学習環境を整えることも選択肢に持っておくと良いかもしれません。

本記事では、高校生の塾代の平均と自治体が実施している制度、お金の工面方法や塾以外の方法で勉強する手段を解説します。
高校生の子どもの学習環境を整えたいが、経済的に余裕がないという人は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 高校生の塾代の平均と自治体が用意している支援制度がわかる
  • 塾代が払えないときの対処法やお金を借りる方法がわかる
  • 塾以外で高校生の学習環境を整える方法がわかる
金子さん

金子賢司/CFP(日本FP協会会員)

【専門家の解説】

大学入学が視野に入ってくると、受験費用や入学金、授業料など多くのお金がかかって、さらに不安に感じるかもしれません。 高校卒業後の進路を確認して、資金が不足するようであれば早めに準備にとりかかりましょう。 日本学生支援機構の奨学金が良く知られていますが、それ以外にも自治体や企業、大学の奨学金などがあります。 返済不要の「給付型奨学金」も要件を満たせば利用できるので、早めに確認しておくと良いでしょう。

  • ファイナンシャルプランナー

    監修者金子 賢司

    東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

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高校生の塾代の平均

文部科学省が発表した資料によると、高校生の塾代の平均は次のとおりです。

公立高校私立高校
第1学年12万9,480円18万1,168円
第2学年14万9,104円23万7,261円
第3学年23万3,340円32万4,521円
平均17万1,377円24万6,639円

※参照元:令和3年度子供の学習費調査 調査結果の概要|文部科学省

公立高校と比較すると、私立高校に通っている子どものほうがかかっている補助学習費が高いことがわかります。

補助学習費とは、学校外でかかる教育費のことで、塾代を含めたそのほかの教育費です。
統計の中には補助学習費がゼロの子どもが含まれていたり、塾以外の教育費がかかっていたりするケースもありますが、おおむね学年が上がるにつれて補助学習費が高額になっていることがわかります。

総じて塾代の目安は、公立高校が10~20万円、私立高校が15~30万円になることは覚えておきましょう。

高校生の塾代に利用できる支援制度

高校生の塾代の支払いが経済的に苦しい場合、国や自治体が用意している支援制度を利用できる可能性があります。

いくつかの制度がありますが、代表的なものは次のとおりです。

  • 地方自治体の助成金・補助金
  • 高校生等奨学給費金

いずれも申請を行い、条件に当てはまれば支援制度を受けられます。次項からそれぞれ詳細を解説します。

地方自治体の給付金・補助金

地方自治体によっては、子どもの塾代として利用できる給付金・補助金を用意している場合があります。

実施していない自治体もあるほか、条件や支給額が年度によって変更になる可能性もあるため、詳しくは各自治体の窓口に問い合わせてみてください。

次項では東京都の給付金・補助金を例に申請要件や必要書類などを解説します。

東京都「受験生チャレンジ支援貸付事業」

東京都受験生チャレンジ支援貸付事業とは、東京都が実施している学習費のほぼ全般を貸し付ける制度のひとつです。
塾代のほか、受験対策講座や通信教材、高校・大学の授業料として使用することもできます。

塾代に相当する学習塾など受講料は、貸付上限額が20万円となっており、返済時は無利子です。学習塾によって使える・使えないはなく、一定期間以上継続して通い続けることが条件とされています。

保護者への貸付となるため、住民票や課税証明書、賃貸借契約書などが必要です。子どもも在学証明書が必要なほか、実際にかかった費用の領収書などもしっかり用意しておきましょう。

貸付の開始時期などは明記されていないため、気になる場合は相談窓口に問い合わせてみてください。審査結果によっては受給できないケースもあるため要注意です。

高校生等奨学給付金

高校生等奨学給付金とは、文部科学省が平成26年度から開始した給付金事業です。対象は高校生となっており、授業料以外の教育費負担を顕現する目的で、低所得世帯に決まった金額を支給します。

給付額は世帯の状況によって変わりますが、具体的には次のとおりです。

世帯の経済状況学校区分給付額(年額)
生活保護受給家庭(通信制を含む)国立・公立3万2,300円
私立5万2,600円
非課税世帯(子ども1人)国立・公立11万7,100円
私立13万2,000円
非課税世帯(子ども2人目以降)国立・公立14万3,700円
私立15万2,000円
非課税世帯(通信制・専攻科)国立・公立5万500円
私立5万2100円

※記載のない家庭は全日制・定時制を想定

問い合わせは通っている学校か自治体の窓口へ行いましょう。

新入生の場合は、申込み月によって給付額が変化しますが、一部自治体では早期支給も申請できます。
詳細な申込期限や給付時期は自治体によって異なるため、一度問い合わせてみてください。

高校生が対象の給付金・補助金は少ない

「高校生 塾代 補助金」などでネット検索をしてみるとわかりますが、高校生を対象とした塾代に使える給付金や補助金は数が少ないのが現状です。

高校生は義務教育ではないなどの違いもあり、自治体によっては大学受験のために塾に通わせるのが経済的に困難な場合に助けとなる仕組みが整っていない可能性もあります。

詳しくはお住まいの自治体の教育委員会などに問い合わせてみる必要がありますが、なかった場合は次章以降で解説する制度の利用を検討してみましょう。

高校生の塾代が払えないときの対処法

高校生の塾代が払えない場合、いくつかの対処法が考えられますが、特に優先順位が高い対処法は以下のとおりです。

  • 塾に相談する
  • 塾代のお金を借りる
  • 借りる以外の方法でお金を工面して塾代を払う

上記3つはいずれも優先順位が高いものの、特に大事なことは塾に相談することです。

なんらかの方法でお金を工面するのは塾側の対応がはっきりしてからでも遅くはないため、第一優先として塾に支払いができないかもしれない旨を相談してください。

塾に相談する

繰り返しになりますが、塾代が払えないと感じた段階で、最初に行うのは塾への相談です。

どうしてもお金の工面ばかりが頭をよぎってしまいますが、塾によっては、分割納付や支払日の延納処置に応じてくれる場合もあるためです。

何よりも、「塾に支払うお金がないがどうしたらいいか」と相談することによって、塾側には支払いの意思はあるという事実が伝わります。
ただし、漠然と「払えない」と相談するのではなく、支払い時期の目安をじっくり検討して目途が立ってから相談するようにしてください。

塾代が払えない状況が続くと、退塾になるほか、訴訟や財産差し押さえに発展する恐れもあるでしょう。塾代が払えないと判断できた時点で、まずは塾に相談して対処法を検討してもらうことが重要です。

塾代のお金を借りる

塾代の分納や延納ができない場合、期日までのお金を工面しなければなりません。時間に余裕があれば家計の見直しなどもできますが、時間がない場合はお金を借りる必要があるでしょう。

ひと口にお金を借りると言っても、いくつかの方法が考えられるため、詳細は「高校生の塾代を借りる方法」で解説します。

借りる以外の方法でお金を工面して塾代を支払う

もし事情があってお金を借りることもできない場合は、別の方法でお金を工面する必要があります。具体的にはパートやアルバイトに入る時間を増やしたり、身の回りのものを売ってお金を作ったりする方法が考えられます。
特に今まで専業主婦であった人や労働時間が短かった保護者がいる場合、少し働く時間を確保して収入を増やす方法もあるでしょう。

また、高校生である子ども自身がアルバイトをして塾代を稼ぐパターンもあります。学業に支障が出ないような調整は必須ですが、塾代を自分で捻出させることも視野に入れてお金を工面するようにしてください。

高校生の塾代を借りる方法

高校生の塾代を借りる方法として考えられる方法は、以下の3つです。
なお、紹介する順番は、融資スピードや借入限度額の大きさなどを加味した総合的な評価が高い順にしています。

対処法融資スピード審査の有無金利
教育ローンを組んでお金を借りる10日前後あり2.5~4.5%
親(祖父母)にお金を借りる最短即日なし-
カードローンでお金を借りる最短即日あり年3.0%~18.0%

時間に余裕があるのであれば教育ローンがおすすめであり、少額を短期間で、かつ審査なしで借り入れたい場合は親や祖父母から借りられないか検討しましょう。

支払いまでに時間がなくまとまったお金の工面が必要な場合は、カードローンの利用を検討してください。

教育ローンを組んでお金を借りる

教育ローンとは、その名のとおり教育にかかる費用を金融機関などから借り入れる仕組みのことです。

教育ローンには、日本政策金融公庫が取り扱っている国の教育ローンと、銀行や信販会社が取り扱っている金融機関の教育ローンの2種類があります。それぞれの違いは以下のとおりです。

国の教育ローン金融機関の教育ローン
申込み条件高校、大学、専修学校などに通学している子どもがおり、世帯年収の基準をクリアしている家庭世帯年収の基準をクリアしている家庭の世帯主
金利年2.25%年2.5%~4.5%
借入上限額350万円
※条件に該当すれば450万円
300~1,000万円
借入期間最長18年10~15年

国の教育ローンは、一律で金利や上限額が決まっている一方、金融機関の場合は取り扱っている金融機関ごとにわずかながら違いがあります。いずれの場合も審査から融資実行までに時間がかかるため、時間に余裕を持った申込みが必要です。

なお、金融機関の教育ローンは、ほかのローンを同じ金融機関で受けていると金利が低くなる場合もあります。詳しくは、各金融機関まで問い合わせてみてください。

教育ローンを利用する場合は、高校入学前や塾に通い始める前に検討するのがおすすめです。世帯年収などを一度見直し、塾代の捻出が難しいと判断できた時点で教育ローンに申込むと良いでしょう。

メリットデメリット
まとまったお金が借りられる世帯年収の基準をクリアしなければならない
返済期間が長い申請から融資実行までに時間がかかる

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
国の教育ローンは固定金利なので、借入期間中金利が変わることがありません。 しかし金融機関の教育ローンで金利が低いものは、借入期間中の金利が変動する、変動金利である可能性があります。 これまで日本は低金利が続いていて、変動金利とは言え金利が上昇する可能性がほとんどありませんでした。 しかし近年、日銀の金融政策の考え方に変化が見られ、変動金利が上昇するおそれがあります。 変動金利を利用するときは、借入期間を短くする、前倒しで返済を心がけるなどの対策も立てておきましょう。

金子さん

金子さん

親(祖父母)にお金を借りる

教育ローンを利用するほど大きな金額を必要としていない、あるいは返済時の金利が気になるという人は、両親や祖父母にお金を借りる方法があります。子どもが高校生の場合、祖父母がお金を貸してくれる可能性もあるでしょう。

最大のメリットとしては、金額によっては即日借りられる可能性がある点、返済時の金利が発生しない点が挙げられます。

お金を借りる際はきちんとしたルールを作り、その約束に沿って返済するようにしてください。
家族間でのお金のやり取りであるため返済に関して曖昧にしてしまう人もいますが、今後の家族関係などに影響してくる可能性もあるため、しっかりとルールを作るようにしてください。親しき中にも礼儀ありです。

メリットデメリット
家族間でのやり取りであるため心理的に借りやすい場合が多い多額の借入ができない可能性が高い
融資の審査や返済時の金利がない返済のルールを決めておかないとトラブルにつながる可能性がある

カードローンでお金を借りる

カードローンとは、銀行もしくは消費者金融が実施している資金使途自由の無担保ローンです。最近ではカードを発行せず、アプリだけで完結する「アプリローン」と呼ばれることもあります。

カードローンには、銀行が取り扱っている銀行カードローンと、消費者金融が扱っている消費者金融カードローンの2種類があります。同じカードローンですが詳細が異なるため違いを理解しておきましょう。

消費者金融カードローン銀行カードローン
金利年3.0%~18.0%年14.0%台
融資までのスピード最短即日最短翌日
借入限度額500万円~800万円500万円~800万円

大きな違いは金利と融資スピードです。銀行カードローンは金利の上限が14.0%前後であるのに対し、消費者金融は貸金業法における最大金利である18.0%に設定している場合がほとんどです。

また、融資スピードは消費者金融であれば最短即日なのに対し、銀行カードローンは最短でも翌日になるという違いがあります。

いずれにしても、まとまった資金を短期間で用意できる点は変わらないため、用途に応じて借入先を決めると良いでしょう。銀行カードローンで審査に通らなかったら消費者金融に相談するのもひとつの方法であるため、自分に都合のいい方法を選択してください。

メリットデメリット
最短即日、翌日には融資を受けられるほかの借入方法と比較すると金利が高い
収入の状況にもよるがまとまった資金を借入できる銀行カードローンの場合、融資実行までに時間がかかる場合がある

おすすめの消費者金融カードローンはプロミス

高校生の塾代のための借入でカードローンを利用する場合にはプロミスがおすすめです。

おすすめポイント

  • 大手消費者金融だから安心してお金を借りられる
  • 金利がほかの大手消費者金融よりも低め
  • 契約後すぐに借りなくても無利子期間が減らない
金利年4.5%~17.8%
審査時間最短3分
融資スピード最短3分※1
web完結
無利息期間初回借入日の翌日から30日間※2
学生の利用◯(18歳以上の場合)
※申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込めません。

※1.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

プロミスは、テレビCMなども打っている大手消費者金融です。SMBC系列の消費者金融で安心感があるため、多くの人が利用している消費者金融カードローンでもあります。

最大の特徴は最大金利が17.8%と、ほかの大手消費者金融よりも低い点です。
数字にすると0.2%と小さな数字に見えますが、借入額が大きいほど返済時の総額が変わってきます。少しでも返済時の負担を軽減したいという人にもおすすめです。

また、融資上限額が500万円※1に設定されているものの、少額での利用ができるのも大きなポイントです。もし1カ月以内に返済できるようであれば、融資から30日以内は無利息になる無利息期間※2が設けられているため、そちらを活用する方法も良いでしょう。
※1.本審査により決定となります。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

土日祝日など、通常の金融機関がお休みのタイミングでも融資可能な点もプロミスの特徴です。

プロミス

プロミス
利用限度額審査時間融資までの時間
最大500万円※最短3分最短3分※
借入金利無利息期間サービス土日の借入
年4.5%~17.8%30日間

※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

おすすめポイント

  • Web契約で最短3分融資も可能
  • 最短10秒で振込可能(24時間振込可能な金融機関の口座を持っていること)
  • 申込、借入、返済24時間OK!

高校生の塾代の支払いが苦しい状況を抜け出す方法

高校生の塾代の支払いが苦しい状況が一時的なものであれば、打開策がすぐ見つかる可能性もあります。しかし、慢性的に支払いが厳しい状況に陥っている場合、まずはその苦しい状況から抜け出す必要があるでしょう。

ケースバイケースですが、以下の方法が苦しい状況から抜け出す方法として考えられます。

  • 子どもと話し合う
  • 家計を見直す

一概には言えませんが、子どもに学習習慣がついている状況であれば子どもとの話し合いが、それでも難しい場合は家計の見直しが必要です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

子どもと話し合う

どうしても塾代の支払いが厳しい場合、子どもと話し合って塾へ行く以外の方法を検討したり、アルバイトを始めたりすることを話し合いましょう。後述しますが、高校生が勉強できる機会は塾だけではありません。

塾と比較するとある程度家庭学習の習慣がついている必要がありますが、子どもと話し合うことで必ずしも塾でなくてもいいという結論になる可能性もあります。また、塾代を工面するために働いてほしい旨も相談してみると良いでしょう。

ポイントは、親が一方的に話を進めないことです。話し合いが一方的になってしまうと、子どもは自分の意見が通らないと感じてしまい、勉強しなくなってしまう可能性もあります。あくまでも子どもの意思を尊重しつつ、支払いが苦しい状況でもいかに子どもの意見を実現できるかを考える話し合いの場にしてください。

家計を見直す

慢性的に塾代の支払いが厳しいと感じている場合は、早急に家計の見直しをして無駄な出費を減らすことをおすすめします。家計の見直しは経済的な余力の有無にかかわらず定期的に行い、しっかりと無駄を省いていくことが大切です。

例えば、外食の回数が多いと感じたら回数を減らすのもひとつの方法でしょう。また、昨今急増しているサブスクリプションサービスのうち、あまり使わない、もしくはまったく使っていないものを解約するのも有効な方法です。

繰り返しになりますが、家計の見直しは定期的に行い無駄な出費を省いていくことが重要です。家計の余裕を持っておけば、塾代の支払いが苦しくなることも少なくなるでしょう。

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
家計は保険料やスマートフォンの通信料など、毎月支払いが生じ、支払額がほぼ定額の「固定費」と、食費や洋服代、交際費など、支出額が毎月変動する「変動費」の2つに分けられます。 変動費の節約は我慢が必要なケースがあり長続きが難しいうえ、労力に見合った節約効果が得られない可能性があります。 そのため家計を見直しは、手続きなどの手間がかかるものの、それ以降、効果が継続する「固定費」の見直しから優先的に行うのが効率的です。

金子さん

金子さん

高校生が塾以外で勉強する方法

高校生が学校以外で勉強する方法は、塾以外にもいくつかの方法があります。

子どもの特徴や目標によって何が適切化は異なりますが、塾以外の勉強する方法として以下の4つが考えられます。

  • 独学
  • 通信教育
  • 動画視聴
  • オンライン学習

いずれの方法にもメリット・デメリットがあるため、すぐに「これ」と決めずにじっくり検討するのがおすすめです。

独学

独学とは、塾などの教育サービスを利用せずに自分で問題集などを解いて勉強する方法です。頼る人がいないと思われがちですが、自分で勉強した内容を学校の先生に質問したり、勉強ができる友達に教えてもらったりすることもできます。保護者が勉強に自信があれば、勉強を見ることもできるでしょう。

一切費用がかからないため、経済的に苦しい家庭には最有力候補となる選択肢です。一方で、志望校のレベルが高かったり、基礎学力がついていなかったりすると独学では厳しい側面もあります。

また、独学は基本的に家庭での学習になるため、しっかりとしたスケジュール管理や自宅の環境整備が必要になる場合もあります。学習習慣を身に着けるところからスタートする場合は慣れるまで大変かもしれませんが、焦らずに取り組んでいきましょう。

メリットデメリット
費用が一切かからない学校の先生や友達に質問することでわからないことを解消できる
収入の状況にもよるがまとまった資金を借入できるスケジュール管理や自宅の環境整備が必要な場合がある

通信教育

通信教育とは、一定期間で送られてくる教材を解いて返送し、採点や解説を受ける勉強方法です。小学生・中学生のイメージが強い学習方法ですが、高校生向けの通信教材もいくつか存在しており、塾代わりに受講している人もいます。

独学とは異なり費用はかかりますが、塾よりも安価で自分のペースで取り組めるのが最大のメリットです。最近はタブレットなどを使った内容に変更している教材も多いため、場所を問わず勉強できるのも特徴と言えるでしょう。

反面、近くに先生がいるわけではないため、わからないことをすぐに質問できない点には要注意です。
また、自分のペースでできるということは、自主的にやらなければ効果が期待できないということの裏返しでもあるためある程度の学習習慣が求められます。
志望校のレベルによっては教材のレベルが足りない可能性もある点に留意してください。

塾代は高くて出せないが通信教材なら出せるという家庭や、子どもに自学自習の習慣がついているという家庭であれば、通信教材で勉強してみる価値はあるでしょう。

メリットデメリット
塾代より費用がかからない毎月一定の費用がかかる
自分のペースで勉強できることが多い自学自習の習慣がついていないと自力で進められない場合がある

動画視聴

動画を見ながら勉強する方法もあります。
具体的にはYouTubeなどにある教育系チャンネルを活用し、自学自習に役立てる方法です。元教師や塾講師が、特定の科目に特化させたチャンネルを解説しているため、それらを参考にして勉強を進められます。

また、チャンネル数も多く存在しているため、自分に合ったチャンネルを探すことも可能です。もちろん、受講料もかからないため、家計を圧迫する恐れもありません。

便利な方法ですが、動画を使用するための機材が必要となるため、そろっていない場合は購入する必要があります。
また、YouTubeで公開されているため、ほかのおすすめ動画などに流されてしまい勉強に集中できない可能性もあります。

一方通行であるため質問ができないという問題もありますが、こちらは繰り返し視聴できるためそれほど大きな問題にはならないでしょう。

自分一人で勉強するにはハードルが高いが、誰かが教えてくれている動画を見ながら勉強したいという人にはおすすめです。または、自分に合った教え方をしている人を探しているという人にも有効な方法と言えます。

メリットデメリット
誰かに教えてもらいながら学習を進められる一方通行で質問などがその場ではできない
自分に合った教え方をしている人を探せるほかの動画に誘導されてしまう可能性がある

オンライン学習

オンライン学習とは、その名のとおりオンライン上で学習を行う仕組みのことです。
通信教育と動画教材を合わせたハイブリッドのような内容で、授業料は塾よりも安く、現在盛んになっているサービスのひとつです。

サービスによっては月額1万円を下回る場合もありますが、質が高いコンテンツを用意している場合もあります。また、サービスによっては内容に応じたテキストなどを使いながら勉強する方法もあります。

デメリットとしては、とにかく種類が多い点です。それぞれに特色があるため、始める前にはじっくりと検討する必要があるでしょう。
また、オンライン学習の場合は動画学習と異なり、こちらも会話できるような環境を求められることもあります。パソコンやタブレット以外にも、マイクやヘッドホンなどを購入しなければなりません。

オンライン学習は、比較的安い値段で塾顔負けの勉強ができる仕組みです。
レベルには注意しなければなりませんが、塾よりも費用を抑えてしっかりと指導してもらいたい、授業形式で勉強したいという人にはおすすめの方法です。

メリットデメリット
月額1万円以下など、費用が塾よりも安いことが多い種類が多いため、入会前には比較検討が必須
ハイレベルな内容に対応している講座もある場合によっては学習環境を整える必要がある

まとめ

塾代が払えない状況に陥ってしまうと、退塾となって学習環境を失ってしまう可能性があります。塾にもよりますが、延納や分納措置を用意している場合もあるため、払えないという状況になる前に事前に塾に相談しましょう。

もし分納や延納が使えないようであれば、別の方法でお金を工面する必要があります。本記事で紹介した方法を参考に、自分に合ったお金の工面方法を見つけましょう。

また、塾に通う以外にも学習環境を整えることはできます。それぞれにメリット・デメリットはあるものの、大事なことは子どもの学習環境をいかに損なわないか、です。

さまざまな勉強方法があるため時間をかけた比較検討は必須ですが、子どもの勉強したいという意思や進学したいという希望をつぶさないように代替案を考えることも重要かもしれません。

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
高校、大学とお金がかかる時期に差し掛かり、本当に老後にお金が残せるのか?不安に感じてしまうかもしれません。 しかし多くの世帯では、お子さまが高校・大学に差し掛かる時期が、最も家計の負担が大きくなる時期です。 ずっと貯蓄ができていた世帯でも、この時期に貯蓄を取り崩してしまうケースも珍しくありません。 将来のお金が不安という方は、今後、自身の家計で老後資金まで貯められるのか?ライフプランを作った方が良いでしょう。 実際に今が支出のピークであることが目てみて分かれば、過度な不安から解放されるでしょう。

金子さん

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