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高校の入学金が払えないときの対処法!入学金はいくら?いつまでに支払う?
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義務教育を終えて、次に進学するのが高校です。小中学校とは違い、入学するためには試験を受け、合格しなければなりません。長い受験勉強を乗り越えて合格を勝ち取った瞬間は喜びが大きくなるかもしれませんが、同時に入学金が払えるか不安を覚える人もいるでしょう。払えなかったらどうなるのか、不安を覚えている人は少なくありません。
本記事では、高校の入学金が払えないときの対処法と、入学金に関するさまざまな疑問に対する回答にお答えします。高校受験を控えた子どもがいる家庭の保護者の人は、ぜひ参考にしてみてください。
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監修者金子 賢司
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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高校の入学金が払えないときの対処法
高校の入学金が払えない場合、何らかの方法でお金を工面しなければなりません。後述しますが、入学金が払えないと合格を取り消されてしまい、入学できなくなってしまいます。そのような事態に陥らないためにも、入学金を準備しておく必要があるでしょう。
家庭の状況や世帯収入などによって適切な対処法は異なりますが、一般的には次の5つがあります。なお、順番は借りる際の心理的ハードルの低さ、融資実行の早さ、融資可能額の大きさを総合的に判断した結果です。
対処法 | 借りやすさ | 融資スピード | 審査の有無 |
---|---|---|---|
公的支援制度を利用する | ★★☆☆☆ | 制度によって異なる | あり |
奨学金を借りる | ★★☆☆☆ | 1カ月~半年以上 | あり |
教育ローンでお金を借りる | ★★★☆☆ | 10日前後 | あり |
家族にお金を借りる | ★★★★★ | 最短即日 | なし |
カードローンでお金を借りる | ★★★★★ | 最短即日 | あり |
それぞれの対処法のメリットや注意点があります。それらを理解したうえで、どの制度を利用するか、どの方法なら現実的かを考えてみてください。
公的支援制度を利用する
公的支援制度とは、国が用意している融資制度で、セーフティネットとも呼ばれる国や自治体による救済策のひとつです。代表的な制度が生活保護ですが、それ以外にもいくつかの種類が設けられています。銀行などでも融資を受けうることはできますが、公的支援制度の貸付のほうが低金利で済むという特徴もあります。
制度を利用するには、自治体の窓口で申請し、認定を受けなければなりません。申請の際には世帯収入などを申告しなければならず、条件に合わなければ公的支援制度を利用することができない点には注意が必要です。
公的支援制度のうち、高校の入学金が払えないときに利用できる制度は次の通りです。
- 教育一般貸付
- 高校生等奨学給付金
- 高等学校等就学支援金制度
- 母子父子寡婦福祉資金貸付金
- 生活福祉資金貸付制度
それぞれ貸付額や返済期間、相談する窓口などが異なります。それぞれ詳しく見てみましょう。
教育一般貸付
教育一般貸付とは、日本政策金融公庫が実施している制度です。「国の教育ローン」とも呼ばれており、私立高校の学費として利用できるのが特徴です。金利も1.65%と金融機関の教育ローンよりも低く、上限が350万円に設定されています。ただし、世帯年収の上限が設定されており、子ども1人の過程であれば790万円、2人なら890万円です。
下宿や海外留学などの条件を満たすと、上限金額が450万円に引き上げられます。また、ひとり親家庭や3人以上の子どもがいる家庭、年収200万円以内の場合は金利優遇措置も用意されています。返済期限は15年とやや短いものの、教育ローンの利用を検討している場合は一考の価値がある制度と言えるでしょう。
高校生等奨学給付金
高校生等奨学給付金とは、生活保護世帯や住民税所得割非課税世帯が利用できる給付金制度です。給付金であるため返済の義務はありませんが、額面は3万円~15万円の範囲内に収まっており、ほかの貸付制度や奨学金と比較すると少ないのが特徴です。それでも入学金の足しにできる点は変わらないため、対象であればぜひ活用したい制度と言えます。
家族構成によって給付される金額が異なる点に注意しましょう。詳しくは、自治体の窓口に問い合わせてください。
高等学校等就学支援金制度
高等学校等就学支援金制度とは、年収910万円以下の世帯を対象とした授業料支援制度です。公立高校と私立高校で金額が異なり、公立高校の場合は世帯年収に関わらず一律約12万円です。私立高校は世帯年収によって支給額が異なりますが、590万円~910万円の範囲内であれば12万円、590万円未満で40万円となっています。
なお、高等学校等就学支援金制度は、高校生等奨学給付金と併用可能です。必要な場合は同時に申請してみるのも良いでしょう。
母子父子寡婦福祉資金貸付金
母子父子寡婦福祉資金貸付金とは、ひとり親世帯限定で利用できる貸付制度です。母子家庭もしくは父子家庭の身が対象で、高校の種別や通学方法によって貸付金額が変わります。私立・自宅外通学の子どもがいる家庭であれば、月額52,500円が借入できます。
返済時は無利息で、金利は発生しません。また、卒業後6カ月間は据置期間と呼ばれる返済猶予期間が設けられているため、返済に余裕が持たせられるのも大きなメリットです。大学や大学院、専修学校でも利用可能であるため、ぜひ自治体の窓口で相談してみると良いでしょう。
生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金貸付制度とは、低所得者や障害者、高齢者が利用できる貸付制度です。国や自治体が生活困窮者を支援するセーフティネットの一つであり、総合支援資金では貸付以外にも自立支援の相談やサポートが受けられます。
高校の入学金など、教育費に関するものは教育支援資金と呼ばれる制度に分類されており、入学金の支援は就学支度費として申請可能です。対象者は市町村民税非課税世帯であることが求められますが、貸付を行うことで自立できると認められる世帯という基準もついています。詳しくは各市町村の窓口にお問い合わせください。
そのほかの公的支援制度については、以下の記事で詳しく解説しています。
奨学金を借りる
奨学金とは、国や地方自治体、民間企業が実施している教育費の一部を貸付もしくは給付する仕組みです。在学中は決まった金額が貸付あるいは給付され、総額で300万円前後の支援が受けられます。運営元が公的機関なのか民間企業なのかの違いのほか、卒業後に返済を求められる貸与型と返済しなくていい給付型に分かれているのも特徴です。それぞれの特徴を解説します。
地方自治体の奨学金
地方自治体が独自に実施している奨学金制度もあります。条件は自治体によってさまざまですが、ほとんどの場合、申請する地域に住民票を置いているという条件が付いています。進学後に下宿することになっても、保護者の居住地が自治体内であれば問題ないことも多いようです。
申し込みできる学年や条件はバラバラであるため、興味があれば自治体のホームページや教育委員会などに問い合わせてみると良いでしょう。インターネットから情報を取るのもひとつですが、情報が古い可能性もあるため、可能であれば窓口へ問い合わせるなどで正確な情報を収集するようにしてください。
民間の奨学金
民間の奨学金とは、民間企業や一般財団法人などが運営している奨学金のことです。代表的なものでは「あしなが育英会」や「交通遺児育英会」などがあります。また、地域限定で土着の企業や財団が運営しているものもあり、多くの種類があります。
国や地方自治体の奨学金との大きな違いは、対象者が特殊な場合がある点です。例えば、「あしなが育英会」の場合であれば「病気・災害・自死により両親のいずれかもしくは両方を亡くしている、あるいは重度後遺障害を抱えている」という条件が付いています。また、「新聞奨学生」のように、受給期間中に何らかの役務を求められるものあります。
いずれもの場合も、申請前に条件をよく調べておく必要があるでしょう。地域限定の奨学金については、対象地域などが該当するかも確認しておいてください。
教育ローンでお金を借りる
教育ローンとは、銀行などの金融機関が取り扱っている金融商品のひとつです。その名の通り、教育に関する費用を融資してくれる仕組みで、銀行の窓口で申込みが可能です。年収などの条件はなく、申し込みたいと伝えれば誰でも申込みはできますが、審査を通過できるかは世帯年収などの状況次第で変わります。
また、過去に金融事故を起こしているなどで信用情報に傷がついている場合、教育ローンに通過できない場合もあります。金融事故とは、任意整理や自己破産のことです。これらの履歴は5年~10年間保存されるため、この期間中はローンが通らない可能性もあります。
また、金利も教育一般貸付よりも高いため、利用する際は返済がいくらになるのかなども聞いておくとよいでしょう。詳細は銀行などによって異なるため、一度資料を集めたり窓口で相談してみたりしてください。
CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
奨学金のなかでももっともポピュラーなJASSOの場合、奨学金の振り込みが入学以降になるため、入学費用に充てられない点に注意が必要です。 また手続きの時期によっては、2カ月分がまとめて5月に振り込まれることもあります。 JASSOの奨学金が利用できたとしても、必要な時期に受け取れるとは限らないため、教育ローンなども並行して利用できるよう準備をしておいたほうが良いでしょう。 JASSOの奨学金と教育ローンは併用が可能です。
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金子さん
家族にお金を借りる
入学金が支払えない場合は、家族からお金を借りる方法もあります。詳細は後述しますが、公立高校であれば28万円程度、私立高校なら72万円程度が入学金とそのほかに必要となる費用の相場です。親族との関係性もあるかもしれませんが、返済時期や返済方法を取り決めて、家族からお金を借りるということも検討してみましょう。
金融機関や公的制度とは異なり、審査も返済時の金利も必要ありません。場合によっては「孫のために」と、祖父母がサポートしてくれることもあるため、検討してみる価値はあるでしょう。
ただし、親しい間柄だからこそ、お金を借りる際は慎重になるべきです。約束を破ったり、別件でお金を借りようとしたりすると、家族から信用を失ってしまいかねません。万が一返済できないなどの状況になった場合は、再度返済時期の相談をするなど、誠意ある対応が求められます。家族という関係性であっても、礼儀を尽くすようにしてください。
カードローンでお金を借りる
カードローンとは、銀行や消費者金融からお金借りるサービスのことです。審査はありますが、まとまったお金を比較的短時間で融資してくれるため、入学金の納付期限まで時間がないときなどに有効な方法です。「カードローン」という名前ではあるものの、カードではなくアプリで完結するようになっているものも多いため、アプリローンと呼ばれることもあります。
消費者金融によって融資条件や金利は異なりますが、会社によっては無利息期間があるなどの特徴もあります。ただし、借入前には返済計画を立てたり契約内容を確認したりしなければ、トラブルのもとになる可能性も否定できません。利用する場合は返済目途などをしっかり立ててから利用しましょう。
CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
カードローンは教育ローンのように利用目的を「教育費に関連する費用のみ」のように限定していません。 消費者金融や銀行などお金を貸す側にとってみれば、リスクが高い取引にあたるため、金利が高い傾向があります。 一方、カードローンは即日融資が受けられるメリットがあります。 基本的には奨学金や教育ローンを利用して、急ぎで必要になる資金はカードローンで工面するなど、上手に使い分けましょう。
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金子さん
ここでは、複数ある消費者金融のカードローンのうち、特におすすめの3つを紹介します。
プロミス
プロミスは、ほかの大手消費者金融が金利年18.0%としている中、最大でも年17.8%にしているのが特徴です。わずか年0.2%と思うかもしれませんが、借入する金額にもよるものの返済総額が大きく変わる可能性があります。公式サイトのシミュレーションで具体的な数字を出してみると良いでしょう。
ほかにも、初めて利用する人には、融資の翌日から30日以内であれば無利子で返済できるサービスも用意されています。この仕組みは、契約締結時点ではなく、融資実行の翌日から適用されるのがポイントです。先に契約だけ済ませておいて、あとから借りることもできるため、不安がありそうと感じた人は先に契約だけ終えてしまうのもひとつの方法です。
※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
プロミスがおすすめな人の特徴
- 金利をできるだけ抑えたい人
- 契約後すぐに借入を受けない可能性がある人
※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
おすすめポイント
- Web契約で最短3分融資も可能
- 最短10秒で振込可能(24時間振込可能な金融機関の口座を持っていること)
- 申込、借入、返済24時間OK!
アイフル
アイフルは、全国に提携ATMを抱えており、借入も返済もしやすいのが特徴の大手消費者金融です。コンビニなどに設置されたATMを使って返済もできますし、急な入用が発生した場合に手軽に借りられるのも特徴のひとつです。
また、審査基準が独自のものを採用している点も挙げられます。大手消費者金融は銀行が母体となっている場合がほとんどですが、アイフルは大手では唯一銀行を母体に持たない消費者金融です。
アイフルがおすすめな人の特徴
- 急いでお金を借りたい人
- 借入や返済の利便性を重視している人
- 無利息期間サービスを利用したい人
アコム
「初めてのアコム」というフレーズでおなじみのアコムは、原則電話での在籍確認を行わないという方針があります。
※原則、電話での在籍確認はなく、書面や申告内容での在籍確認が実施されます。
通常、お金を借りる際は貸付元から職場へ電話がかかってくるようになっており、これによって周囲に借金していることがバレてしまう恐れがあります。
アコムでは電話での在籍確認を原則行わないため、会社の人に借金している事実がバレないようになっているのです。
アコムがおすすめな人の特徴
- 電話での在籍確認を避けたい人※
- サポート体制が手厚い消費者金融を利用したい人
※原則、電話での在籍確認はなく、書面や申告内容での在籍確認が実施されます。
![イーデス編集部](https://image-media.www.a-tm.co.jp/uploads/integrated_media/path/23128/banner-edeus.png)
編集部
高校の入学金を工面する方法はほかにもあるかもしれませんが、すぐにお金が必要ならカードローンが現実的だと言えるでしょう。どの制度・仕組みを使うにしても、返済計画だけはしっかりと作っておくようにしてくださいね。
高校の入学金はいくら?
高校の入学金は、公立高校と私立高校で異なります。地域によって異なるケースもありますが、私立高校の場合は学校ごとで違うという場合もあります。文部科学省が発表した「令和3年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果」では、次のような結果となりました。
学校 | 入学金の相場 |
---|---|
公立高校 | 5,650円 ※福岡・佐賀・鳥取・長崎は5,550円 |
私立高校 | 163,279円 |
高校の入学金はいつまでに支払う?
高校の入学金の支払い期限については、「学校によって異なる」というのが結論です。一般的には合格発表後すぐに行わなければなりませんが、なかには違う指示を出してくる学校もあります。いずれにしても、合格発表後に入学金を支払う必要はあるため、ある程度的まとまったお金をすぐに払える状態にしておくことが重要です。いくら必要なのかは事前に目安を調べられるため、合格・不合格を問わず調べておくと良いでしょう。
![イーデス編集部](https://image-media.www.a-tm.co.jp/uploads/integrated_media/path/23128/banner-edeus.png)
編集部
特に私立高校だと、一気に数十万円のお金が必要になることもあります。すぐに用意できる状態ならいいですが、もしそうでないのであれば、何かしらの方法でお金を工面しなければなりません。
高校の入学金を払わないとどうなる?
高校の入学金には、延納・分納が認められています。私立高校の一部では認めらない場合もありますが、ほとんどの学校で延納・分納の制度が用意されています。特に延納制度は、私立高校を公立高校の併願校として設定している生徒を考慮して設けられている制度です。これの制度を利用するには、期日までに高校側へ申請しておく必要があります。
もし入学金を払えない、延納・分納しても払える見込みがないまま期限を迎えてしまうと、合格取消となってしまう場合もあります。支払えない状況に陥る前に、必要な入学金を用意しておきましょう。
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編集部
延納制度の内容も、学校によって異なります。例えば前納金の手続きはいるが、そのあとの延納手続きは不要というものや、前納金と延納の手続き両方が必要などです。待ってもらえる期間は公立高校の合格発表までなので、それまでにお金を用意するようにしてください。
入学金以外にも!高校でかかる費用の相場
ここまで入学金に絞って払えない場合の対処法などを解説してきましたが、入学前および在学中にはそれ以外にもかかる費用があります。以下は、文部科学省が発表した「平成30年度子供の学習費調査」の結果です。
公立高校 | 私立高校 | |
---|---|---|
授業料 | 25,378円 | 230,026円 |
修学旅行費・遠足費 | 35,579円 | 53,999円 |
学校納付金など | 55,360円 | 215,999円 |
図書・学用品・実習材料費など | 41,258円 | 42,675円 |
教科外活動費 | 40,427円 | 56,224円 |
通学関係費 | 79,432円 | 114,043円 |
その他 | 3,053円 | 6,085円 |
総額 | 280,287円 | 719,051円 |
※引用:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」
公立高校では、最大でも通学交通費の7万円が最も高い金額になっていますが、私立高校では授業料が23万円と3倍以上の金額となっています。あくまでも平均であるため、地域や学校によって前後するものの。私立高校のほうが公立高校よりも3倍前後費用がかかることを覚えておきましょう。
特に授業料は、3年間払い続けなければならない項目です。もし払えない状態になってしまうと、進級できずに退学となってしまう可能性もあります。これ以外にも、学習塾や家庭教師をつける場合、さらに教育にかかる費用も重なってしまいます。これらの支払いが難しそうなのであれば、事前に公的支援制度や奨学金の利用を検討しましょう。
![イーデス編集部](https://image-media.www.a-tm.co.jp/uploads/integrated_media/path/23128/banner-edeus.png)
編集部
表にまとめた費用の中には、入学前に支払う制服代や教科書代も含まれています。つまり、入学時点で入学金以外にもまとまったお金が必要になるのです。入学金だけ準備するのではなく、入学に際して必要な費用は何かをきちんと調べてお金を作るようにしてください。
高校の学費を捻出するには
公立高校の場合、入学金を用意するのにそれほど苦労することはないでしょう。しかし、私立高校の場合は、十万円~数十万円の入学金が必要となるため、経済的にきつい人もいるかもしれません。入学金を捻出するには、家計を見直して収支を最適化することはもちろん、公的支援制度や奨学金の利用、教育ローンやカードローンの活用も検討してください。
高校に合格したものの、入学金が払えず合格取消になってしまっては意味がありません。そのような事態になる前に、入学金やそれ以外にかかる費用を把握して、工面する方法を検討・実行しましょう。
特に金額が大きくなる私立高校の場合は、より早い段階で学費を捻出できるかどうかを確認する必要があります。詳しくはこちらの記事で解説しています。
![イーデス編集部](https://image-media.www.a-tm.co.jp/uploads/integrated_media/path/23128/banner-edeus.png)
編集部
公立高校でも、まとまったお金が必要になることに変わりはありません。時間をかけてお金を作っておくのがベストですが、もしどうしようもない場合はすぐに使える制度や仕組みを理解し、申請できるようにしておくと良いでしょう。
CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
高校後半から大学卒業までは、一般的に教育費がピークにさしかかる時期です。 大きなお金を準備するには、時間を味方につけると準備するときの負担が減らせるでしょう。 例えば300万円を目標に教育費を準備する場合、2年で用意するよりも10年かけて準備したほうが毎月の負担を減らせます。 早いうちにライフプランを作成たてることで人生でお金がかかる時期が把握でき、対策が立てやすくなりますよ。
![金子さん](https://image-media.www.a-tm.co.jp/uploads/integrated_media/path/31849/kaneko.png)
金子さん
まとめ
高校の入学金が払えないと、せっかく勝ち取った合格が水の泡になってしまいます。延納や分納で対処できるのであればそれがベストですが、もしどうしようもできない場合は本記事で紹介した制度ややり方で対処できないかを検討しましょう。入学後も多くの費用がかかる点も忘れてはいけません。資金計画を立てるなどして、急な出費に焦らないようにすることが重要です。
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※審査時間・融資時間:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
- ※アイフル:※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
代表的な奨学金が、JASSO(日本学生支援機構)が運営する奨学金制度です。 JASSOの奨学金制度は、返済が必要な「貸与型」と返済不要の「給付型」があります。 また貸与型はさらに「第一種奨学金」と「第二種奨学金」に分かれ、第一種奨学金は利息がかかりません。 一方、給付型はJASSOが定める「学業要件」と「家計要件」の両方を満たしたときに利用できます。 なお貸与型と給付型は併用することも可能です。ただし第一種奨学金と給付型奨学金を併用する場合、第一種奨学金の貸与月額が制限されます。
金子さん