【大学生必見】学生の株の始め方は4つの手順だけ!誰でもできる簡単なやり方を紹介
最終更新日:
このページにはPRリンクが含まれています
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
株式投資は大学生や高校生でも、社会人と同じように始められます。
学生の株の始め方
しかし、未成年の場合は証券口座開設時に親の同意が必要で、中には未成年だと口座開設できない証券会社もあります。
この記事では学生が株取引をするメリットや、リスク・注意点をまとめて解説します。
【結論】この記事で抑えてほしい3つのポイント
- ミニ株取引なら1万円以下でも株を買える
- 分散投資を考えるなら資金は最低5万円~がおすすめ
- 注文のタイミングは昼休みと午後の授業後でOK
2023年8月10日時点の情報を掲載しています。
気になる内容をタップ
学生の株の始め方・手順
学生が株を始めるための手順は以下のとおりです。
学生の株の始め方
18歳以上の場合、始め方は学生も社会人も同じです。
ただし未成年の場合は、親権者の同意など追加で必要な書類がいくつかあります。
STEP①:株式投資用の資金を用意する
まずは株式投資用の資金を用意しましょう。
予算はケースバイケースですが、ミニ株の場合は5万円もあれば様々な銘柄に分散投資できます。
投資用の資金は生活費や奨学金は含まず、必要なお金を差し引いた余剰資金で用意するようにしましょう。
投資資金の準備は出費を見直す良い機会になりそうですね!
STEP②:証券会社を選び口座開設する
投資資金が準備できたら、さっそく証券口座を開設しましょう。
学生におすすめの証券会社も後ほど紹介します!
このとき、満18歳未満の学生は、次の2点が必要です。
満18歳未満の学生に必要なもの
- 親権者の同意書類
- 親権者との続柄がわかる書類(住民票など)
また、未成年の場合、親権者と同じ証券会社でないと未成年口座は開設できません。
親権者が口座開設していないなら、先に親権者が口座を開設する必要があります。
未成年口座のある証券会社
未成年口座は、どの証券会社でも取り扱っているわけではないので、取扱いのある証券会社を選ぶ必要があります。
未成年口座のあるおすすめ証券会社は以下の4社です!
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | 岡三オンライン |
---|---|---|---|---|
おすすめポイント |
|
|
|
|
口座開設 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
※2023年6月末時点、楽天証券調べ
STEP③:開設した証券口座に入金する
証券口座を開設したら「銀行振込」または「即時入金サービス」で、口座に入金します。
即時入金サービスは、ほとんどの証券会社で利用できるので、急いで入金する場合や手間を考えても、こちらの方が便利でしょう。
銀行振込 | ATMや窓口で振込ができる。 口座に反映されるのに時間がかかる点に注意。 |
---|---|
即時入金サービス | インターネットバンキングを利用し、入金後すぐに証券口座へ反映されるサービス。 振込手数料は無料。 提携金融機関のインターネットバンキングの契約が必要。 |
STEP④:取引をスタートする
証券口座に入金したら、いよいよ取引スタートです。
ただし、投資で思わぬ失敗をしないためにも、次に学生が株を始める前に知るべきことをご紹介します。
学生が株を始める前に知るべき7つのこと
学生が株を始める上で注意したほうがいいことってあるの?
この7つは絶対に知っておいてください!
学生が株を始める上でのポイント・注意点
取引前に知るべきこと①
不労所得が得られる
株式投資の利益は次の2つがあり、どちらも株を保有・取引することで得られる不労所得です。
株価の値動きなどから利益を得ることは、言い換えるなら「株にお金を稼いでもらう」ということになります。
場合によっては、アルバイトよりも儲かることもあるかもしれません。
アルバイトのように時給ではないので、1時間で数万円の利益を得られる場合もありますよ!
取引前に知るべきこと②
少額から取引できる
株式投資は少額から始めることができ、銘柄によっては1万円以下で取引できるものもあります。
「何十万円、何百万円もの資金がないと、株の取引はできない」と思っている人もいるかもしれませんが、実際にはそんなことはないのです。
ただし、株価が低すぎる株はリスクが高い場合もあるので注意しましょう
また、少額から株を始めたい場合は、単元未満株である「ミニ株」での取引がおすすめです。
通常の株は100株単位で取引しますが、ミニ株は1株単位から取引できます。
※ リアルタイム取引について:2023年4月17日に楽天証券がサービスを開始した「かぶミニ(単元未満株取引)」は唯一リアルタイム取引が可能です(2023年4月25日時点)。参照元:【更新】これからは1株から投資!「かぶミニ™(単元未満株取引)」を開始しました|楽天証券
1株単位ならアルバイトで稼いだお金でも買えそう!
そうなんです!ミニ株は資産が多くない学生にもおすすめです!
未成年も口座開設可能!
公式サイトはこちら
取引前に知るべきこと③
空いた時間を有効活用できる
毎日隙間なく授業が入っている場合は、時間を確保するのが厳しいかもしれません。
しかし時間に余裕がある学生は、社会人よりも株式投資の時間を捻出しやすい点が強みだといえます。
株価の変動や企業の情報などを調べたり、株式市場が開いている平日9時~15時(※)にリアルタイムで売買したり、空いた時間を有効活用できるでしょう。
大学の空きコマの時間って市場が開いてる時間なんですね!
リアルタイム売買は社会人になると難しいので学生のうちにやっておきましょう!
学生が株を始めた場合のモデルケースは記事の後半で紹介しています。
気になる人はそちらをチェックしてください。
学生が株を始めた場合のモデルケース
※昼休みの間は取引が中断
※PTSであれば時間外取引も可能だが、東証と比べて市場参加者が少ないというデメリットもある
取引前に知るべきこと④
政治・経済関連の知識が得られる
政治・経済の動きは、株価に大きな影響を与えることがあります。
そのため、「株価の下落で損失を被りたくない」と思って最新情報をチェックしていれば、政治・経済関連の知識を得ることにも繋がります。
情報収集が習慣化すれば、他の大学生よりも政治・経済について詳しくなるかもしれません。
政治・経済の知識は、就職活動の際に役立つかもしれないですね!
取引前に知るべきこと⑤
損失が発生することもある
株式投資では損失が発生する可能性があることを、常に念頭に置かなくてはいけません。
そのため、用途が決まっている以下のようなお金は、投資で使うべきではありません。
- 生活費や学費など、支払いが必要なお金
- 貯金や旅費など、今後使い道が決まっているお金
例えば、旅先でちょっと贅沢をしたいからと、旅費を元手に株式投資をしたら負けてしまい、旅行に行けなくなったというのは本末転倒です。
「投資は余剰資金で行うべき」という言葉のとおり、投資では用途が決まっていないお金を使うべきです。
失っても諦めがつくお金だけを元手にしましょう。
バイト代全部を投資に使うのはやめておきましょう!
取引前に知るべきこと⑥
のめりこみすぎて本業が疎かになるケースも
株式投資は「空いた時間が有効活用できる」と伝えましたが、のめり込んでしまい、学生の本分である勉強が疎かになる人もいます。
特に、利益を出せるようになると面白くなるため「授業よりも株のほうが大事だ」と考えてしまうのかもしれません。
しかし学生の本分は、株式投資ではなく勉強です。
株式投資に夢中になりすぎた結果、単位が足らずに留年、場合によっては退学…とならないよう、学業優先ということを忘れないようにしましょう。
取引前に知るべきこと⓻
利益を得た時に所得控除の対象外になるケースもある
株式投資で利益が出ると、所得控除が受けられなくなることもあります。
学生は親の扶養に入っているケースが多いのではないでしょうか。
その場合、親は扶養控除を受けることになり、自分の所得から一定の金額を引くことができます。
しかし、子どもが株式投資によって48万円を超える利益を得ていると、扶養控除の対象外になってしまいます。
※参照元:国税庁|No.1180 扶養控除
これを防ぐため「源泉徴収ありの特定口座」を開設するのがおすすめです。
この口座なら、利益にかかる税金を自動で差し引いてくれるため、親が子どもの収入を申告する必要がなくなり、扶養から外れずに済みます。
扶養が外れるのはややこしいし嫌だな…
防ぐためにも大学生は「源泉徴収ありの特定口座」を開設しましょう!
学生におすすめの証券会社
証券会社 | SBI証券 | マネックス証券 | 松井証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|---|
手数料 (税込) | 0円~ 【S株】 売却:無料 | 55円~ 【ワン株】 | 0円~ 【単元未満株】 | 99円~
|
おすすめ ポイント |
|
|
|
|
口座開設 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
※SBI証券:25歳以下は現物の取引手数料が無料(ただし、S株の取引に係る売却手数料は対象外)
学生におすすめの証券会社の選定基準
①ミニ株(単元未満株)投資ができる
②ネット証券(対面の証券会社に比べて手数料が安いため)
③未成年者でも口座開設ができる
これまで楽天証券は単元未満株取引サービスを扱っていませんでしたが、2023年4月17日より、楽天証券でミニ株取引「かぶミニ」がスタートしました。
※参照元:これからは1株から投資!「かぶミニ™(単元未満株取引)」を開始します(4月17日から) | 楽天証券
SBI証券のS株などと同様、1株から取引が可能です。
また、ネット証券のミニ株サービスでは初めて、リアルタイム取引にも対応しています。
SBI証券
国内株式の個人取引シェアNo.1のSBI証券は、初心者におすすめしたい証券会社です。
取引報告書などの各種報告書を郵送から電子交付に切り替えるだけで、約定代金にかかわらず売買手数料0円で株が買えます。
また、通常の単元株以外に、S株という単元未満株のサービスもあり、こちらも売買手数料が無料になります。
その他にも、投資テーマを選び、そのテーマに沿った10銘柄に1株単位で分散投資できる「テーマキラー!」というサービスがあり、5万円あれば気軽に分散投資を始められるのもメリットです。
どこで口座開設するか決め手に欠ける人は、総合的なスペックに優れるSBI証券を選ぶことをおすすめします。
売買手数料が完全に無料!
公式サイトはこちら
マネックス証券
マネックス証券は、「マネックス銘柄スカウター」や「シグナルトレーダー」など投資に役立つツールも豊富で、初心者でも取引がしやすい証券会社です。
「俺の投資力診断」という投資診断ツールもあるので、しばらく投資をした後で利用すると、問題点や改善点に気づきやすくなるでしょう。
マネックス証券の単元未満株サービス「ワン株」は、東京証券取引所の銘柄だけでなく、名古屋証券取引所の銘柄も取引できます。
そのぶん取扱銘柄数が他の証券会社よりも多いことが、ワン株の強みと言えるでしょう。
公式サイトはこちら
松井証券
松井証券は、手数料の安さが特徴の老舗ネット証券です。
1日の取引の合計額が50万円未満なら手数料無料なので、少額投資にはぜひ利用したい証券会社です。
単元未満株は通常0.55%(税込)の手数料がかかりますが、NISA口座の場合は、手数料無料で取引できるので、利益も出しやすくなるでしょう。
さらに25歳以下であれば、現物取引・信用取引にかかるボックスレート手数料が約定代金にかかわらず全て無料になります。
ただし、単元未満株の売却立会外分売での買付や、電話による取引は対象外です。
豊富な機能が揃っているツールも人気で、多くの投資家に選ばれています。
公式サイトはこちら
auカブコム証券
auカブコム証券は、自動売買機能に力を入れています。
逆指値やトレーリングストップなどの機能があるので、目を離さなくてはいけないタイミングでも安心できます。
授業中に相場を見られない学生にも、このような機能は便利でしょう。
トレードツールにはその日の株価予測ができる機能もついているので、銘柄選びの参考になります。
単元未満株サービスのプチ株は、月500円からの積み立て投資も可能です。
また、デイトレードでの取引にも対応しています。
公式サイトはこちら
学生が株を始めた場合のモデルケース・取引スタイルなど
学生が株取引を始めた場合の1日のタイムスケジュールを、次の2つのモデルケースで考えてみます。
モデルケース1 | 大学に通いながらアルバイトをしている大学生の場合 |
---|---|
モデルケース2 | 授業が午前中で終わる大学生の場合 |
今の自分の生活スタイルと比較しながら、読み進めましょう。
モデルケース①
大学に通いながらアルバイトをしている大学生の場合
7:30 | 起床 |
---|---|
7:30 ~8:30 | 【当日の情報収集】ニュースチェック |
8:30 ~9:00 | 通学 |
9:00 ~12:00 | 授業 |
12:00 ~13:00 | 【注文のタイミング①】昼休みに株価とニュースをチェック |
13:00 ~14:30 | 授業 |
14:30 ~15:30 | 【注文のタイミング②】1日の株価変動と翌日の株銘柄選び |
15:30 ~17:00 | 授業 |
17:00 ~22:00 | アルバイトや勉強 |
22:00 ~0:00 | 【翌日の準備】1日のニュースのチェック |
0:00 | 就寝 |
朝はニュースチェックをして、気になる話題があったら覚えておきます。
そして、昼休みにそのニュースに関連した銘柄の株価を見て、どのくらいの影響があったかを調べてみましょう。
関連銘柄の株価が大きく上げているようなら、後場がスタートする前に、関連銘柄に買い注文を入れておきます。
午後の最初の授業が終わったはときは、まだ株式市場が開いているので、最後の株価の変動に注目します。
保有している銘柄の株価が値上がりしていれば、売ることも視野に入れてください。
その後、本日の株価の動きを見て、翌日に投資する銘柄を選びましょう。
メモ
上のような投資スタンスを「順張り」と言い、株価が大きく下がっている時に買い注文を入れておき、その後、反発して株価が上がった時に売る「逆張り」という戦略もあります。
ただし、逆張りでは、トレンドを読み間違え、損失が大きく拡大するリスクも備えているので、初心者の場合は順張りで利益を狙うことをおすすめします。
アルバイトや勉強などが終わったら、その日のニュースをチェックして気になる話題を確認しましょう。
このようなライフスタイルの場合は、通常の単元株での投資も可能ですが、単元未満株での投資もおすすめです。
1日のうち、取引できるタイミングが限られていることが多く、始値や終値などが重要になるからです。
チェックするニュースは、テレビのニュース番組や投資ニュースを配信しているウェブサイトなどもいいでしょう。
モデルケース②
授業が午前中で終わる大学生の場合
6:40 ~7:00 | 起床 |
---|---|
7:00 ~9:00 | ニュースチェック |
9:00 ~13:00 | 学校 |
13:00 ~15:00 | 株式投資 |
15:00 ~17:00 | 投資ニュースのチェック |
17:00 ~23:00 | アルバイトや勉強 |
23:00 | 就寝 |
大学3年生などで、授業が少なくなり午前中で終わるようなら、午後からデイトレードにチャレンジするのもおすすめです。
まとまった時間を確保し、集中して取引します。
取引量が増えている銘柄などを中心に取引すると、キャピタルゲインを狙いやすいでしょう。
午前中にニュースを見て、気になるテーマなどがあればチェックします。
日中のニュースで、大きな動きがあった企業の株なども狙い目です。
このようなニュースは、日本経済新聞のサイトなどをチェックするといち早く知ることができます。
楽天証券で口座開設すると、日経テレコンの記事が無料で読むことができます。
学生でも始められる株以外の投資
株は学生でも始められる基本的な投資案件ですが、株以外にも投資できるものはあります。
ただし、株に比べて価格の変動が大きい商品もあるため、しっかりとサービス内容・リスクを理解したうえで判断することが重要です。
投資信託
投資信託は、自分で購入株を選ぶのではなく、ファンドにお金を預けて投資のプロに運用を任せる商品です。
多くの資産に分散投資ができるぶん価格変動リスクが低いため、学生を含めた投資初心者向けの商品となっています。
楽天証券などでは100円から積立でき、少額からも始めやすい点もおすすめポイントです。
貯金感覚で資産運用したい人におすすめです!
FX
FXとは外国為替証拠金取引のことで、海外通貨(為替)の売買によって利益を得ることができます。
24時間取引できる点や、少ない資金で大きな金額の取引ができるレバレッジを効かせられる点が魅力です。
ただし為替市場は経済動向などで短時間に大きく変動するため、学生や投資初心者にはリスクが高いと考えられます。
FXは大きなリターンも狙える分ハイリスクです
暗号資産(仮想通貨)
暗号資産とは、インターネット上で管理される電子的な資産のことです。
有名なものだと「ビットコイン」があり、FXの為替市場よりも変動幅が大きい特徴があります。
ただし、短期間で上がったり・下がったりするため、リスクの高い投資となります。
まだ、暗号資産の歴史は浅いため、今後の価値や使い道なども踏まえたうえで検討が必要です。
暴落のニュースがあるように価格の安定性は高くありません
投資アプリ(ロボアドバイザー)
投資アプリには、証券会社が提供するものから、テクノロジーを利用して自動で資産運用してくれるサービス(ロボアドバイザー)など様々な種類があります。
ロボアドバイザーでは「ウェルスナビ」が有名で、世界各国の金融商品に自動分散してもらえます。
運用面でお任せできる気軽さがある反面、運用に関する知識や経験は得にくいかもしれません。
運用は任せっきりで良いという人にはおすすめです!
まとめ
学生は会社員よりも日中に投資する時間を作りやすい点がメリットです。
その反面、資金はあまり豊富ではないことが多いので、最初は無理をしないで少額投資から始めていきましょう。
まずは、投資に慣れるためにデモ口座やシミュレーションから始めていくのがおすすめです。
その後、空いている時間によって単元未満株や、デイトレードなど様々な投資スタイルに挑戦し、自分に合ったスタイルで本格的な投資を始めてください。
うまくいけば、アルバイトよりも効率よく稼げるようになるでしょう。
リスクを下げるためにも1点買いではなく、投資先を分散させる分散投資がおすすめです!