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ワイド団信を徹底比較!住宅ローンは持病があっても借りられる

ワイド団信を徹底比較!住宅ローンは持病があっても借りられる

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この記事では、ワイド団信の概要や比較すべきポイント、ワイド団信に加入できるおすすめの住宅ローンだけでなく、ワイド団信にも加入できなかった場合の対処法についても解説します。

ワイド団信加入に
\おすすめの住宅ローン/
auじぶん銀行ソニー銀行
auじぶん銀行住宅ローン
ワイド団信に
加入しても低金利

ソニー銀行住宅ローン
ワイド団信の
上乗せ金利が低い

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住宅ローンの「ワイド団信」とは

ワイド団信と一般団信の違い

ワイド団信とは、持病など健康上の理由で通常の団信(団体信用生命保険)にご加入いただけない場合でも、加入できる可能性がある団信です。

正式名称は「加入条件緩和割増保険料適用特約付団体信用生命保険」ですが、一般的には「ワイド団信」と呼ばれています。

ワイド団信は、住宅ローンの金利に年0.3%程度の金利の上乗せが必要になるのが一般的です。

ワイド団信はすべての金融機関で取り扱いがあるわけではなく、取り扱いがある場合にも、利用の条件や保障内容は金融機関によって異なります。
また、どんな持病でも加入できるわけではないので注意が必要です。

ワイド団信に加入できる可能性がある疾病

主な疾病の
カテゴリー
ワイド団信で過去に引受実績のある
おもな例
代謝異常による病気糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、高尿酸血症・痛風など
心臓・血圧の病気狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)など
脳の病気脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤(脳動脈解離)、てんかん、ギランバレー症候群など
精神・神経の病気うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症など
食道・胃・腸の病気潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープなど
肝臓・胆道・膵臓の病気肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープなど
呼吸器(胸部)の病気喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群など
目・耳・鼻の病気緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎など
ホルモン・免疫異常による病気バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデスなど
血液・造血器の病気・異常貧血、赤血球・白血球の数値異常など
妊娠・女性特有の病気妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎など

これまでワイド団信では、さまざまな銀行において上記の症状の引受実績を持っています。

保険会社により引受範囲は細かく異なるものの、糖尿病やうつ病、さらに心筋梗塞などの症例があってもワイド団信に加入できていることがわかります。

しかし、すべての銀行で上記の症例があってもワイド団信に加入できるわけではありません。

さらに、住宅ローン契約者の健康状態を総合的に見て判断するため、誰もが確実に加入できるわけではないということを覚えておきましょう。

ワイド団信を比較するポイント

ワイド団を比較する際、どのような点に注目すればいいのでしょうか。

そもそもワイド団信の取り扱いがない金融機関を除外し、以下の2点に気を付けて比較するのがおすすめです。

ワイド団信の比較でチェックすべきポイント

それぞれ見ていきましょう。

比較ポイント①ワイド団信の加入に必要な上乗せ金利は何%か

冒頭でも説明したとおり、ワイド団信は健康状態による引受基準が緩和されている分、通常の団信で住宅ローンを利用する場合よりも金利が高くなります。

通常、死亡や所定の高度障害状態・余命6か月以内と判断された場合のみに住宅ローン残高が0円となる一般団信プランでは、金利が上乗せされません。

しかし、ワイド団信の場合は0.2%~0.3%の金利が上乗せされます

上乗せされる金利が高くなるということは、それだけ毎月の返済額も増えるということです。

上乗せされる金利は金融機関によって異なるため、比較の際にチェックしておくようにしましょう。

比較ポイント②住宅ローンの金利やスペック

ワイド団信を比較するのはもちろん大切ですが、ワイド団信の条件だけでなく、もともとの住宅ローンの金利やスペックもチェックしておくようにしましょう。

住宅ローンの金利の上乗せは0.2%~0.3%程度で、大きな差はありません。

そのため、もともとの金利が低い住宅ローンを選んだ方がお得になる場合もあります。

また、住宅ローンによって店舗の有無やネット完結で申し込めるかどうか、住宅ローン利用者が受けられる特典があるかどうかなど、スペックにも差がありますので、トータルで検討するのがおすすめですよ。

ワイド団信が加入できる金融機関を比較

ワイド団信の取り扱いがある主要金融機関を比較してみましょう。

ここでは、ワイド団信加入に必要な上乗せ金利、事前審査スピードついても比較します。

※スマホの場合、表を左にスワイプできます

ワイド団信を取り扱っている金融機関一覧
金融機関金利(※)ワイド団信
上乗せ金利
事前審査
スピード
auじぶん銀行

0.479%

  • 2024年12月適用金利
  • 全期間引下げプラン
  • 新規借入の場合
  • 物件価格の80%超で借入れの場合
  • 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
+年0.3%最短即日
ソニー銀行

0.647%

  • 2024年12月適用金利
  • 変動セレクト住宅ローン
  • 新規購入の場合
+年0.2%最短60分
ARUHI

1.860%

  • 2024年12月適用金利
  • ARUHIフラット35
  • 自己資金10%以上
  • 借入期間21年~35年の場合
  • 機構団信加入
+年0.3%最短即日
みずほ銀行

0.375%

  • 2024年12月適用金利
  • ネット住宅ローン
+年0.3%最短1分(AI事前診断)
PayPay銀行

0.420%

  • 2024年12月適用金利
  • 住宅ローン
  • 自己資金10%以上の場合
  • 表示金利は金利優遇キャンペーン適用(詳細は公式サイトへ)
+年0.3%当日~5営業日
りそな銀行

0.390%

  • 2024年12月適用金利
  • りそな住宅ローン
  • 融資手数料型
  • 表示金利はWEB完結金利優遇キャンペーン適用後です
  • WEB完結金利優遇キャンペーン適用は2024年11月1日~2025年3月31日に申し込み、2026年3月31日までに借り入れた場合に限ります。また、適用対象は[①りそな住宅ローンの事前審査をwebで申込/②りそな住宅ローンマイページで正式審査申込/③りそな住宅ローン電子契約サービスを利用(非対面電子契約、店頭電子契約いずれも可)]をすべて満たした方です。
+年0.3%公式サイト記載なし
三菱UFJ銀行

0.345%

  • 2024年12月適用金利
  • 住宅ローン
  • 適用金利や引下幅は、お申込内容や審査結果等により決定いたします。
+年0.3%最短即日
イオン銀行

0.530%

  • 2024年12月適用金利
  • 金利プラン
  • 物件価格の80%以内でお借入れの場合
+年0.3%通常3~7日

※金利は変動金利を選択した場合を記載(ARUHIのみフラット35の金利を記載)
※住信SBIネット銀行、SBI新生銀行などはワイド団信の取り扱いがありません。

特徴的なのは、必要な上乗せ金利が「+年0.3%」の金融機関が多い中で、ソニー銀行では「+年0.2%」の上乗せでワイド団信を利用できること。

ただし、もともとの住宅ローンの金利は金融機関によって異なるため、上乗せ金利だけでなく、トータルで比較するのがおすすめです。

なお、上記のワイド団信取り扱い金融機関(auじぶん銀行を除く)は、「クレディ・アグリコル生命」が引受保険会社となっています。

クレディ・アグリコル生命は、フランスに本拠を置いている総合金融機関です。

引受保険会社が同じ金融機関では、どこも審査の基準は同様で、大きな差はないと考えられます。

ワイド団信に加入できるおすすめ住宅ローン

ワイド団信加入に
\おすすめの住宅ローン/
auじぶん銀行ソニー銀行
auじぶん銀行住宅ローン
ワイド団信に
加入しても低金利

ソニー銀行住宅ローン
ワイド団信の
上乗せ金利が低い

ワイド団信を取り扱っている銀行は多数あり、上乗せされる金利は年0.3%が一般的です。

そのため「ワイド団信を取り扱っているかどうか」ではなく、金利などその他の要素もきちんと確認した上で銀行を選びましょう。

ワイド団信に加入できる住宅ローンを借りたいのであれば、以下の住宅ローンがおすすめです。それぞれ詳しく解説していきます。

ワイド団信に加入できるおすすめの住宅ローン

ワイド団信におすすめ①:auじぶん銀行

auじぶん銀行の住宅ローンの特徴紹介
金利タイプ変動金利

0.479%

  • 2024年12月適用金利
  • 全期間引下げプラン
  • 新規借入の場合
  • 物件価格の80%超で借入れの場合
  • 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。

当初固定10年

1.395%

  • 2024年12月適用金利
  • 当初期間引下げプラン
  • 新規借入の場合
  • 物件価格の80%超で借入れの場合
  • 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
団信プラン

一般団信:基本付帯
ワイド団信:年0.3%上乗せ
(※)がん50%保証団信:無料
(※)がん100%保証団信:年0.05%上乗せ
(※)がん100%保証団信プレミアム:年0.15%上乗せ

auじぶん銀行の住宅ローンは、変動金利・固定金利ともに金利が低めとなっています。

そのため、ワイド団信の加入により0.3%の金利が上乗せされても、総支払額の負担が大きく感じることはないでしょう。

【auじぶん銀行】【新規】全期間引下げプラン
変動金利
全期間引下げプラン

0.479

%
金利が低く、無料で付帯する団信保障が充実!
金利についての注意事項をみる
  • 2024年12月適用金利
  • 新規借入の場合
  • 物件価格の80%超で借入れの場合
  • 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。

おすすめポイント

01がん50%保障団信+4疾病保障+全疾病長期入院保障が無料付帯
がんと診断、または4疾病(急性心筋梗塞、脳卒中、肝疾患、腎疾患)が所定の状態に該当・所定の手術を受けた場合、住宅ローン残高が半分になります。さらに全疾病長期入院保障も無料で付帯されます。
02がん100%保障の上乗せ金利が低い
がん100%保障は上乗せ金利年0.2%一般的。auじぶん銀行では100%保障が+年0.05%で付帯できるのでお得。さらに全疾病長期入院保障も無料で付帯されます。
03定額自動入金サービスが無料
メインバンクからauじぶん銀行の口座に毎月自動で入金できるので、返済額を入金する手間がなく、手数料無料でとても便利。
04月次返済保障が無料で付帯
すべてのけが・病気で連続して31日以上入院した場合、住宅ローンの月々の返済が保障される「月次返済保障」も無料付帯。

ワイド団信におすすめ②:ソニー銀行

ソニー銀行の住宅ローンの特徴紹介
金利タイプ変動金利

0.647%

  • 2024年12月適用金利
  • 変動セレクト住宅ローン
  • 新規購入の場合

当初固定10年

1.498%

  • 2024年12月適用金利
  • 固定セレクト住宅ローン
  • 新規購入の場合
団信プラン一般団信:金利上乗せなし
がん団信50(がん50%保障特約付き団信):金利上乗せなし
がん団信100(がん100%保障特約付き団信):年0.1%上乗せ
3大疾病保証団信:年0.2%上乗せ
生活習慣病団信:年0.2%上乗せ
ワイド団信:年0.2%上乗せ

ワイド団信への加入による上乗せ金利は年0.3%が一般的です。

しかしソニー銀行では、ワイド団信の上乗せ金利が年0.2%に設定されています。

ワイド団信に加入したいけど、金利の上乗せによって利子総額を増やしたくないという人におすすめです。

【ソニー銀行】【新規】変動セレクト住宅ローン
変動金利
変動セレクト住宅ローン

0.647

%
がん団信50が無料で付帯!充実のサポート
金利についての注意事項をみる
  • 2024年12月適用金利
  • 新規購入の場合

おすすめポイント

01がん団信50が金利上乗せなしで付帯
がんと診断確定時に住宅ローン残高の50%が保障される「がん団信50」が金利上乗せなしで付帯できます。
02がん団信100の上乗せ金利が割安&充実の保障
年+0.1%の金利上乗せで、がん診断確定時に住宅ローン残高0円+100万円が保障され、さらにがん先進医療給付金(通算1,000万円)がついて保障充実。
03事務手数料を抑えられる金利プランが選べる
すべての金利タイプで事務手数料が4.4万円(税込)の金利プランが選べるため、諸費用を抑えたいかたにも向いています。
04ワイド団信の上乗せ金利が割安
一般的なワイド団信の上乗せ金利は年+0.3%。ソニー銀行のワイド団信なら年+0.2%の上乗せ金利で加入できるため他行に比べ割安です。

ワイド団信にも加入できなかった場合はフラット35を検討する

フラット35と民間の住宅ローンの比較

一般団信に加入できなかった人でも加入でき、住宅ローンを借りられる可能性が高まるという魅力的なワイド団信ですが、どんな持病があっても必ず加入できるというわけではありません。

いくら引受基準が緩和されていると言えど、審査に通らずワイド団信に加入できなかったという人も少なからずいます。

もしワイド団信に加入できなかった場合でも、「フラット35」であれば借入可能です。

民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して取り扱われている、長期固定金利の住宅ローンのこと。
住宅ローンを返済する全期間、金利が固定されている(※)ため、毎月の返済額が確定していることが特徴です。
(※)適用金利は銀行によって異なります。

通常、住宅ローンは団信の加入が必須ですが、フラット35は団信の加入が任意とされており、団信に加入しなくても住宅ローンを借りられるという特徴があります。

しかし、団信に加入しなければ、もしものけがや病気などで住宅ローンを返済できなくなった際は、家族にも負担がかかってしまいます。

そのため、ワイド団信の代わりになる引受基準緩和型の収入保障保険に別途加入するなどしてリスクに備えておくことが大切です。

団信なしでも借り入れできる住宅ローンのおすすめはARUHI

ARUHIの住宅ローンの特徴紹介

団信への加入が任意の住宅ローンを借りたい人は「ARUHI」のスーパーフラットがおすすめです。

ARUHIスーパーフラット
団信加入の場合団信不加入時の引下げ幅
ARUHI(スーパーフラット9)

1.850%

  • 2024年12月適用金利
  • ARUHI スーパーフラット
  • ARUHI スーパーフラット9
  • 自己資金10%以上
  • 団信加入
年-0.28%
ARUHI(スーパーフラット8)

1.730%

  • 2024年12月適用金利
  • ARUHI スーパーフラット
  • ARUHI スーパーフラット8
  • 自己資金20%以上
  • 団信加入
年-0.28%

ARUHIスーパーフラットの場合、団信不加入の場合には年-0.28%引下げになります。

頭金を2割用意できる方であればさらに低金利なARUHI(スーパーフラット8)を選ぶと良いでしょう。

  • 一般団信に加入できるか不安
  • ワイド団信に加入できなかった場合でも住宅ローンを借りたい
  • 自己資金があり、毎月の住宅ローン返済額を確定させたい

上記のように考えている人は、ぜひARUHIのスーパーフラットを検討してみてください。

最長35年間、借入時の金利が適用されるため、長期の資金計画も立てやすいでしょう。

【ARUHI】【新規】ARUHI スーパーフラット
フラット35
ARUHI スーパーフラット

1.230

%
スーパーフラットは一般のフラット35より低金利!
金利についての注意事項をみる
  • 2024年12月適用金利
  • フラット35S(金利Aプラン)
  • 当初5年間引下げ
  • 自己資金20%以上
  • 一般団信加入

おすすめポイント

01スーパーフラットは一般のフラット35より低金利
ARUHIのスーパーフラットは従来のフラット35より金利が低く、頭金を多くしてさらに低金利にすることも可能です。
02引き落とし口座を自由に決められる
引き落とし口座を自由に設定できるため、口座管理がしやすいです。
03勤続年数が短い人や個人事業主でも申し込める
借り入れ要件に「職業」が含まれていないため、審査が不安な人にも向いています。
04審査スピードが早い
事前審査は最短即日、本審査は最短3営業日と早いため、お急ぎの方にもおすすめです。
052024年2月より「子育てプラス」が新登場
家族構成等に応じて、金利を最大年1.00%引き下げられます。ご夫婦のどちらかが40歳未満なら、子どもがいなくても対象!

まとめ

ここまで、ワイド団信の概要や比較すべきポイント、健康に不安がある場合にも利用しやすい住宅ローンについて説明しました。

ワイド団信は一般的な団信よりも引受基準が緩和されており、持病がある人でも加入しやすい団信として人気ですが、上乗せされる金利が高くなることもあわせて覚えておきましょう。

さらに、ワイド団信は持病のある人すべてが加入できるわけではなく、審査に受からなかった場合は加入できません

ワイド団信でも加入できなかった場合は、団信への加入が必須ではない「フラット35」という選択肢があります。

とは言え団信は、いざという時の備えでもあります。まずは、ワイド団信やフラット35を提供している銀行に、一度相談してみましょう。

監修者、千日太郎

千日太郎 / オフィス千日合同会社 代表社員 公認会計士

【専門家の解説】

ワイド団信は引き受け条件となる健康状態が緩和されるので、持病などで健康不安があり一般団信に加入できない人にとって、ありがたい存在です。

しかし「住宅ローンを借りるなら団信が必須だ」と考えているのだとしたら、少し考えを改めた方が良いかもしれません。

団信は債務者の死亡や高度障害によって返済を継続できなくなった場合に保険会社から債権者(銀行)に保険金が支払われて貸金を回収できるという仕組みであり、まず銀行の利益ありきで加入する保険なのです。

ただ、それによって債務者の遺族にもメリットがあるので日本国内の商慣行として続いているだけのことです。
そのため、公的融資のフラット35については団信への加入が必須とはなっていません。
つまり団信に加入しなくても住宅ローンを借りる方法はあります。

そして、家族のために加入する保険としては銀行のワイド団信だけでなく、保険会社が取り扱うワイド生命保険も選択肢としてあるのです。

銀行のワイド団信は金利に上乗せとなるため、もし途中で退会したいと思った場合には住宅ローンを完済しなければ退会することができません。
入るのは簡単ですが、退会が困難な保険です。

しかし保険会社のワイド生命保険であれば、保険会社に退会の手続きをするだけでその保険のみ退会することができるのです。

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