JCBカードの解約方法をわかりやすく解説!年会費や解約時期の注意点とは
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JCBカードを持っていても、海外であまり使えないなどの理由で解約を検討していませんか?出張や旅行で海外へ行く機会が増えてくると、海外で使いやすいクレジットカードを作るなどの理由からJCBカードの解約を考えることもあることでしょう。
JCBカードを持っている人であれば、下記のようにお考えではありませんか。
- JCBカードを解約するときの手続き方法をすべて知りたい。
- いつまでに解約すれば年会費がかからないか知りたい。
- 解約したらポイントがなくなるのか、解約で手数料がかかる場合が知りたい。
この記事では、JCBカードを解約するためにはどのような手続きが必要なのか、年会費が発生するタイミング、手数料、ポイント残高の利用方法など、解約に必要な情報をわかりやすく整理して解説します。
記事を読むことで、JCBカードを解約したいユーザーが解約手続きにはどのような方法があるのかを理解し、自分にとって最適な方法で解約できるようになります。
JCBカードへの入会を検討中の人も、あらかじめ解約時の手順を知っておくことで安心して入会できるようになります。
▼JCBカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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JCBカードの解約方法
この章では、JCBカードを解約する場合、下記の項目ごとにどのような手続きを取ればいいのかを解説していきます。
- 通常の解約方法(インターネット・電話)
- 本人が死亡している場合は手続き方法が限定される
- 解約を証明する書類の発行
それぞれの項目ごとに詳しく解説していきます。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
JCBカードを解約したいと思った場合、インターネットか電話で解約手続きを行うことができます。
インターネットの手続きは、MyJCBから行うことができます。
利用明細などもこのMyJCBから行うことが可能です。
ネットと電話で解約手続きが可能
JCBカードの場合、通常インターネットの会員専用WEBサービスか自動音声電話で解約手続きできるので、JCBカードのスタッフと直接やり取りすることなく解約可能です。
ただし、法人カードや下記のJCBプレミアムカードに関してはカード裏面に記載している電話番号での手続きが必要です。
- JCBザ・クラス
- JCBプラチナ
- JCBゴールド ザ・プレミア
- JCBゴールド
- JCBネクサス
また、JCB STAR MEMBERS適用中のカードなど、一部MyJCBや自動音声で手続きができないカードもあります。その場合はカード裏面に記載している電話番号での手続きとなります。
インターネットと電話でどのような手続きをすると解約できるのかを具体的にご紹介します。
インターネットで解約する場合
インターネットでJCBカードを解約する場合は、会員専用WEBサービス「MyJCB」で手続きをします。MyJCBに登録していない場合は、新規登録するとインターネットでの解約が可能です。
インターネットでの解約は下記の手順で行います。
- MyJCBにログインする
- 「お客様情報の照会・変更」をクリック(PCでは画面右上)
- 「お客様情報の変更」をクリック
- メニュー最下部「JCBカードの退会に関するご案内」をクリック
この後に、いくつか解約に関する確認事項などを案内する画面が出てきます。問題なければ次のページに進んでいくことで解約手続きができます。
電話で手続きする場合
電話での解約は、JCBインフォメーションセンターの自動音声電話で手続き可能です。他のクレジットカードであるようなコールセンタースタッフによる引き留めはありませんので、スムーズに手続きを進められます。
ただし、カード番号がわからない場合や利用状況、カードの種類などによってはオペレーターが対応することもあります。
コールセンターの窓口は下記のとおりです。
- 東京 :0422-76-1700
- 大阪 :06-6941-1700
- 福岡 :092-712-4450
- 札幌 :011-271-1411
自動音声のメニュー番号は下記のように時間帯によって変わります。
対応時間 | カードの退会について |
---|---|
午前9:00~午後5:00 | 6番 |
午後5:00~午前9:00 | 4番 |
オペレーターが対応できるのは午前9:00~午後5:00で、ほかの時間帯は完全に自動音声のみでの対応です。受付にはJCBカードの番号と暗証番号が必要です。
解約の際の電話料金は自己負担ですが、自動音声なのですぐに繋がります。オペレーターが窓口に出るまで待ち時間を考慮しなくていいので、電話料金の負担と解約にかかる時間が少なくすみます。
解約で手数料が請求される場合
下記の2種類のJCBカードは、初回のカード更新時(5年後)に自動的にカードが切り替えられますが、それまでに解約すると手数料がかかります。
- JCB CARD EXTAGE
- JCB GOLD EXTAGE
それぞれのカードごとに発生する手数料を確認します。
切り替え前 | 切り替え後 | |
---|---|---|
カードの種類 | JCB CARD EXTAGE | JCBカード S |
年会費 | 無料 | 無料 |
手数料 | 2,200円(税込) | |
手数料発生の条件 | 切り替え後のJCBカード Sが到着する前に退会した場合 |
JCB CARD EXTAGEの場合は更新前に解約すると2,200円(税込)の手数料がかかります。しかし、更新後の解約であれば1,375円(税込)の年会費を支払うだけで、解約の手数料はかかりません。
切り替え前 | 切り替え後 | |
---|---|---|
カードの種類 | JCB GOLD EXTAGE | JCBゴールド (JCB ORIGINAL SERIES) |
年会費 | 3,300円(税込) | 11,000円(税込) |
手数料 | 2,200円(税込) | |
手数料発生の条件 | 切り替え後のJCBカードが到着する前に退会した場合 |
JCB GOLD EXTAGEの場合は更新後の年会費が11,000円(税込)と高額なので、更新前に解約して2,200円(税込)の手数料を支払うことをおすすめします。
会員本人が死亡している場合
JCBカードの会員が死亡した場合は、電話での解約手続きが必要です。会員専用WEBサービス「MyJCB」での解約は本人による手続きが必要なので、本人が死亡している場合は利用できません。
JCBカードの利用残高がない場合は、相続人からJCBカード裏面の電話番号に連絡することで解約の手続きが可能です。
利用残高がある場合は相続方針によって手続き内容が異なりますが、まずはJCBカード裏面のカード発行会社まで電話で問い合わせましょう。そうすることでJCBカードから案内があります。
このように、JCBカードの名義人が死亡している場合は相続人からの連絡することで解約できます。解約をしないと年会費が発生してしまうこともありますので、忘れずに手続きを行いましょう。
「退会手続き完了の通知書」の発行が可能
JCBカードを解約しても通知書は送付されませんが、電話で申し込むことによって「退会手続き完了の通知書」を発行可能です。
退会手続き完了の通知書の送付手続きは、下記のJCB変更受付デスクで可能です。
- 0120-800-962(携帯電話不可)
- 0570-00-5552(午前9:00~午後5:00、日・祝・年末年始休)
携帯電話の場合はナビダイヤルで高額な通話料金がかかるため、固定電話などを利用しましょう。
退会手続き完了の通知書は、住宅ローンの審査条件として求められる可能性があります。その場合は電話で申し込みをして発行してもらいましょう。
この章では、JCBカードを解約する場合の手続き方法について解説してきました。基本的には電話かインターネットでの手続きですが、電話でのみ受け付け可能な場合もあります。自分が行う手続きがどれに当てはまるのかをはっきりさせてスムーズに行いましょう。
次の章では、JCBカードを解約する前に確認しておくべき注意点をチェックしていきます。
JCBカードを解約する前に確認する注意点
JCBカードの解約をしようと考えているとき、下記のような点をあらかじめ確認しておきましょう。
- ポイント残高の確認
- 年会費の支払い時期
- 支払い残高
- 付帯カードの使用状況
それぞれ、どのような内容を確認しておけばいいのかを解説していきます。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
注意点として、解約すると残っているポイントが失効する恐れがあります。
そのため、使えるポイントは使ったうえで解約を行いましょう。
カードを解約するとETCカードなど紐づいているカードも自動的に解約されます。
また、法人カードやJCBプレミアムカードなどでは電話での解約手続きが必要となる点も覚えておきましょう。
この他、年会費がかかる場合には、有効期限月の末日までに解約手続きをすませるようにしなければなりません。
忘れやすいのが、毎月支払う必要のある公共料金などの支払いに利用している場合です。
こうした場合には、解約すると支払いが滞る恐れが出てきてしまうため、解約前に違うカードでの支払いをする変更をしておく必要があります。
こうした点に注意しながらJCBカードの解約は行いましょう。
JCBカードはインターネットから解約できますが、心配な方や何か聞きたいことがある場合は電話で問い合わせ解約を行うとよいでしょう。
ポイントを利用しているかを確認する
JCBカードを解約するとJCBカードのポイントシステムであるOki Dokiポイントは消滅してしまうため、ポイントを無駄なく利用しているかどうかの確認が必要です。
200ポイント以上残っている場合には商品への交換や他のポイントなど交換方法の選択肢が多いですが、200ポイント未満の場合でも下記のような方法で有効に利用できます。
- Amazon.co.jpでのショッピング(1ポイント=3.5円分)
- JCBカードの支払いへの充当(利用金額がなければキャッシュバック、1ポイント=3円)
このように、貯まったポイントは1ポイント単位で有効に使えます。残っているポイントはないか解約前に確認しておきましょう。
年会費の支払いが近い場合は早めに手続きを
年会費が加算される月が迫っている場合は翌年度の年会費が請求される前のタイミングでの解約手続きをおすすめします。手続きが翌月になってしまうと使うつもりのないクレジットカードの年会費が請求されてしまうからその分損をしてしまうからです。
特に、初年度年会費無料のカードを持っている場合など、手続きが遅れてしまうと払うつもりがなかった年会費が発生してしまいます。
有効期限月の末日までに手続きをすれば年会費がかからない
JCBカードの解約は、 有効期限月の末日までに手続きをすると翌年度の年会費はかかりません。有効期限月とは、クレジットカード券面の有効期限欄に表記されている月のことです。
JCBカードの年会費は、有効期限月の翌月1日から翌年の有効期限月の末日までの分が、有効期限月の3ヵ月後に請求されます。例えば有効期限に2020年6月と記載されている場合は、有効期限月は6月です。
有効期限月と年会費の請求月は異なるため、請求がなくても有効期限月が過ぎていることもある点には注意しておきましょう。
解約を考えている場合は、カード券面に記載されている有効期限月の末日までに手続きをすることで翌年度のの年会費がかからなくて済みます。
リボ払いなど支払い残高がないか確認する
リボ払いや分割払いでの支払いがある場合、解約しても残金の支払いが必要です。基本的には分割やリボ払いのまま同じように支払いすればいいのですが、カード利用のタイミングによっては一度に請求が来てしまうこともあります。
もし銀行口座の残高不足になってしまった場合は、遅延損害金が発生したりクレジットカードの利用履歴に悪影響がでたりしてしまいます。いくら引き落としされるのかあらかじめ確認をして準備しておきましょう。
ETCカードや家族カードも解約となる
JCBカードを解約すると、本会員のカードに紐付くカードはすべて解約となるため使えなくなります。個別の手続きは必要ありません。
紐付くカードには下記のようなものがあります。
- 家族カード
- ETCカード
特にETCカードの場合、解約後にそのまま走るとETCレーンで車が止められてしまいます。渋滞や事故の原因になりかねませんので他のETCカードへの入れ替えが必要です。
JCBカードを解約した場合は、紐付くカードも解約されることを念頭に置いておくことが大切です。解約をするときには使えなくなるカード一式にハサミを入れておくとより安心です。
公共料金などの支払い先にしていないか確認する
クレジットカードを公共料金などの毎月の支払い方法に登録している場合には、支払い方法の変更をしておきましょう。手続きを忘れると支払いが滞ってしまいますので、注意が必要です。
また、別のクレジットカードでの支払いに変更しておけば、そのカードでポイントを貯め損ねることも避けられます。
公共料金などの支払い方法を変更するには、各サービス会社で定められた手続きが必要です。インターネットで手続きできる場合もありますので、手続き方法は各サービス会社で確認しましょう。
公共料金の支払いにJCBカードを使っている場合は、解約する前に変更手続きを忘れないようにしましょう。
このように、JCBカードの解約をしようと考えているときには確認しておいた方がいい点がいくつかあります。年会費や貯まったポイントなどで損をしないように、解約前にチェックしておきましょう。
まとめ
今回は、JCBカードの解約について解説してきました。ポイントをおさらいします。
- JCBカードは通常インターネットか電話で解約手続きできる
- インターネットの手続きは会員専用WEBサービス「MyJCB」で行う
- 電話の場合はJCBインフォメーションセンターにおいて自動音声電話で手続き可能
- 法人カードやJCBプレミアムカードなどは電話での解約手続きが必要
- JCB CARD EXTAGEとJCB GOLD EXTAGEは解約すると1人あたり2,200円(税込)のカード発行手数料が請求される
- 会員本人が死亡している場合は相続人が電話で問い合わせたうえで手続きを進める
- 「退会手続き完了の通知書」の発行はJCB変更受付デスク電話窓口で依頼できる
- 解約前にはポイントを利用しているかどうかチェックしておく
- 有効期限月の末日までに解約手続きすると翌年度の年会費がかからない
- リボ払いや分割払いの支払残高がある場合は基本的には同じようにリボや分割で支払えばよいが、利用のタイミングによっては次の支払日に一括での引き落としになる
- ETCカードや家族カードは自動的に解約される
- 公共料金などの支払いに利用している場合は先に変更手続きを済ませておく
JCBカードの解約方法について理解できたでしょうか。解約を検討している人は、自分に合った方法で解約手続きを行ってください。
JCBカードへの入会を迷っている人は、もし解約することになったとしてもオペレーターを通さずとも簡単に解約できるので、まずは使ってみるのもおすすめです。