シェルスターレックスカードのガソリン割引率は業界最強クラス!お得なカード活用方法
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大手石油会社・昭和シェル石油が発行している、「シェルスターレックスカード」。
普段から昭和シェルを利用している人からすると、
- シェルスターレックスカードの概要、還元率、割引特典が知りたい
- シェルスターレックスカードのメリット、デメリットが知りたい
- シェルスターレックスカードを自分が作るべきかどうか知りたい
と思われるのではないでしょうか?
また、すでにシェルスターレックスカードを持っている人の中には、
- 自分がこのままシェルスターレックスカードを持ち続けるべきか、解約するべきか知りたい
と悩んでいる人もいるでしょう。
この記事では、シェルスターレックスカードの概要やメリット、デメリットについてわかりやすくまとめてみました。
記事を読むことによって、自分がシェルスターレックスカードを作るべきかどうか、または解約すべきかどうかが判断できるようになるでしょう。
ガソリンカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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シェルスターレクックスカードとは

シェルスターレックスカードは、一言で言えば、
「ガソリンの還元単価(値引き)サービスが大きな特徴のクレジットカード」です。
詳しくはメリットの章で後述しますが、ガソリンの値引きサービスがこのカード最大の魅力となっています。
以下はシェルスターレックスカードの概要です。
年会費 |
|
---|---|
申込対象 | 18歳以上(高校生を除く) |
利用可能枠 | 10〜100万円 ※学生の場合は10万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | 最高100万円 |
その他特典 |
|
なお、シェルスターレックスカードでは、以前まで
- スタープライズコース:ガソリン・軽油代が還元されるコース
- シェルわいわいコース:貯まったポイントを商品と交換できるコース(新規入会受付終了)
のふたつからコースが選べましたが、平成27年3月19日をもって「シェルわいわいコース」は新規入会受付を終了し、現在は「スタープライズコース」のみの受付となっています。
ただ、以前に「シェルわいわいコース」を申し込んでいた人は、現在でも「スタープライズコース」への切り替えは可能です。
シェルスターレックスカードの概要が把握できたところで、次の項からはシェルスターレックスカードのメリットについてみていきましょう。
シェルスターレックスカードのメリット
ここからはシェルスターレックスカードの5つのメリット、
- ガソリン1Lあたり最大8円の還元
- ハイオクの還元は1Lあたり最大13円
- シェルイージーペイが利用できる
- ETCカードが無料
- 家族カードが無料
について、順番に解説していきます。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
シェルスターレックスカードは、三菱UFJニコスと出光昭和シェルが提携して発行しているクレジットカードで、メインはガソリンカードとしての利用になります。
シェルスターレックスカードでは、6ヶ月のカード利用額に応じた割引きを受けられるのが特徴で、普段車をよく利用する人におすすめのカードです。
また、WEB明細サービスに登録することで、ハイオクであれば、1Lあたり最大13円、レギュラーなら1Lあたり最大8円安くなります。
ただし、この価格が適用されるのは、シェルスターレックスカードに加盟しているサービスステーションでの総給油量150L(ひと月)という制限がありますので、注意しておきましょう。
月の総給油量が150Lを超える人に対しては、半年分550円(税込)のオプション料を支払うことで、毎月の総給油量の上限が150Lから350Lまで増量されます。
ガソリン1Lあたり最大8円の還元が受けられる
シェルスターレックスカードには、6ヶ月間のカード利用金額に応じたガソリンの還元制度があります。
還元単価が適用されるのはシェルスターレックスカード加盟店で給油した場合に限られますが、レギュラーであれば1Lあたり最大8円もの還元が受けられます。
カード利用から還元までの流れは、以下の4ステップです。
- 6ヶ月間カードを利用する
- 6ヶ月間のカード利用額に応じたランクが決定され、通知される
- 翌6ヶ月間は決定されたランクに応じてガソリンの還元単価が適用される
- 適用期間中の口座振替日には、その月のカード利用額から「ガソリン給油量」×「還元単価(例:1Lあたり8円)を差し引いた額」が引き落とされる。
これだけでは少しわかりにくいので、実際に日付を入れてみると、
(例)
- 2017年9月〜2018年2月までカードを65万円利用した
- 上記期間のカード利用額からランクが5Starに決定され、2018年3月に通知される
- 2018年4月〜2018年9月まで、そのランクに応じたガソリンの1Lあたりの還元単価「ハイオク13円、レギュラー・軽油8円」が適用される
- 2018年4月〜2018年9月の口座振替日は、その月のカード利用額からガソリン給油量×還元単価を差し引いた額が引き落とされる
(例:ガソリン給油量が月150Lでレギュラーだけを給油した場合、利用額から150L×8円=1,200円を差し引いた額が引き落とされる)
このようになります。
シェルスターレックスカードはただカードを利用するだけでなく、カードを利用して高ランクになり、そのあとさらにガソリンを給油して初めてそのメリットが享受できるカードと言えるでしょう。
なお、利用額に応じたランクとその還元単価は以下の通りです。
※WEB明細の場合。紙明細の場合はこの表の数値マイナス1円が還元単価
還元ランク | 6ヶ月間のカード利用額 | 翌6ヶ月間の還元単価(1Lあたり) | |
---|---|---|---|
ハイオク | レギュラー・軽油 | ||
5Star | 60万円以上 | 13円 | 8円 |
4Star | 42万円〜60万円未満 | 11円 | 6円 |
3Star | 30万円〜42万円未満 | 9円 | 4円 |
2Star | 12万円〜30万円未満 | 6円 | 3円 |
1Star | 12万円未満 | 4円 | 2円 |
ただ、還元に当たっては、
- 毎月総給油量150Lまで
- シェルスターレックスカード加盟店で給油した場合のみ
というふたつの制限があるため、
例えばレギュラーの場合だと最大でも毎月1,200円(=毎月150L×8円)の還元しか受けられません。この毎月総給油量の上限設定は見落としやすいポイントなので、十分気をつけてください。
ちなみにランクを「5Star」として還元率に換算すると、
- 毎月10万円利用で「5Star」認定、そのあと月150L給油で最大1,200円(ハイオクなら最大1,950円)の還元=還元率1.2%(ハイオクなら1.95%)
となります。
ただ、あくまでこれは「還元単価を最大限活用した場合」であり、ランクが低かったり、ランクが高くても還元単価適用期間中にシェルスターレックスカード加盟店で給油をしなかったりすると、還元率はもっと低くなるでしょう。
もし、「毎月最大150Lじゃ少なすぎる」というガソリンをよく使う方は、550円(税込)で還元単価が適用される毎月総給油量を6ヶ月間だけ150L→350Lに変更できる「還元給油量オプション」があるので、そちらに申し込んでみるとよいでしょう。
ハイオクの還元率は類を見ない
シェルスターレックスカードのハイオク還元単価は、最大で1Lあたり13円と他に類を見ないほどの高還元です。
例えば、ランクが5Starで毎月150Lハイオクを給油した場合、還元率に換算すると1.95%とかなり優秀な還元率となります。ハイオク車に乗っている人は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。
シェルイージーペイが利用できる
シェルスターレックスカードに入会すると、シェルイージーペイ(Shell EasyPay)という昭和シェル石油が提供しているICキーホルダーが利用できるようになります。
シェルイージーペイを使えば、読み取り機にかざすだけで設定しておいた油種・数量(例:レギュラー、満タン)が自動認識されて給油が開始できるため、財布を出してそこから紙幣やカードを取り出す手間がかかりません。
また、ガソリンの給油だけでなく、エンジンオイルやタイヤの交換、カー用品の支払いにも利用可能です。
「とにかく余計な手間を省いてスムーズに給油したい」という人には、最適なツールと言えるでしょう。以下、簡単な概要です。
使える場所
全国にある昭和シェル石油セルフサービスおよび、一部のフルサービスステーションです。ただし、セルフサービスステーションであっても、一部の店舗は対応していない場合があります。
年会費
入会金・年会費ともに無料です。
紛失した場合
24時間365日体制でサポートしているコールセンターに連絡すれば、第三者による不正利用があった場合でも届出日を基準に前60日、後3日は補償してくれます(上限60万円、警察への届出も必要)。
ETCカードの年会費が無料
シェルスターレックスカードを親カードとしてETCカードを発行した場合、年会費が無料になります。
還元単価のランク決定に関与する利用金額は、ETCカードの利用額も反映されるため、よく高速道路を利用する人は、合わせて発行しておくようにしましょう。
なお、年会費は無料ですが、新規発行・再発行は1,100円(税込)が必要です。
家族カードが無料
シェルスターレックスカードでは、3枚まで家族カードが無料発行できます。
カードの請求はすべて本人会員に一本化されるため、家族全体で利用額を上げて高ランクを狙うこともできるでしょう。
例えば、最高ランクである5Starは6ヶ月間で60万円以上、1月あたり平均10万円以上を利用しなくては到達できません。ひとりで月10万円を利用するのはなかなか難しいかもしれませんが、
- 本人…5万円
- 配偶者…3万円
- 子ども…1万円
- 親…1万円
といった風に家族全体でそれぞれカードを使っていけば、そこまで難しい額ではないでしょう。家族カードをうまく使って高ランクを狙うのもひとつの手です。
ただしカード利用額の請求は本会員にされるので、注意が必要です。
このように、シェルスターレックスカードにはさまざまなメリットがありますが、気をつけるべき注意点もいくつか存在します。次の項では、そんなシェルスターレックスカードの注意点についてみていきましょう。
シェルスターレックスカードの注意点

シェルスターレックスカードのメリットは先ほど解説しましたが、ここからは、
- 年会費がかかる
- カード利用でポイントは貯まらない
- 加盟店が近くになかったり、車を持っていなかったりするとメリットがほぼない
という3つの注意点について解説していきます。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
ガソリン価格が安くなるのはメリットですが、シェルスターレックスカード自体のポイント還元はありませんので、車に乗らない人や、乗る人でもシェルスターレックスカードの加盟サービスステーションを利用しない人にはメリットはありません。
また、シェルスターレックスカードをApple Payに登録する場合、利用は登録日当日から可能ですが、会員価格や特典などについては、登録日当日を含む4日後からの適用になる点に注意しておきましょう。
年会費がかかる
シェスルスターレックスカードは1,375円(税込)の年会費がかかるため、そのまま使わず放っておくと、持っているだけで損をすることになってしまいます。
還元単価の仕組みを最大限活用すれば約1ヶ月で元はとれるため、持っている人はできるだけ積極的に使うようにしておきましょう。
また、シェスルスターレックスカードには「年間24万円以上の利用で年会費無料」という特典もあります。
24万と言われると高額に感じるかもしれませんが、1月あたりでは2万円と、決して高額ではありません。
通信料や保険代、電気料金、光熱費など、クレジットカードで支払えるものはすべてクレジットカード決済にしておけば、そこまで意識しなくても年間24万円には到達するでしょう。
カード利用でのポイントは貯まらない
記事の前半でカード概要を説明する際に少し触れましたが、シェルスターレックスカードにはポイント制度がありません。
以前はガソリンの単価還元コース、もしくはポイントコースといった風に選べましたが、現在では利用金額に応じてガソリン代が還元される「スタープライズコース」のみとなっています。
そのため、ショッピングでカードを利用した場合、ランクには反映されるものの、ポイントは貯まらないので注意してください。
加盟店を利用しない人、車を持ってない人にはメリットがほぼない
シェルスターレックスカードの還元単価は、加盟しているガソリンスタンドで利用された場合のみの適用です。
そのため、家の近くに加盟店がなかったり、普段別のガソリンスタンドを利用している人は、いくらランクが高くても還元単価のメリットを享受することができません。
また、シェルスターレックスカードは各種保険が付帯しているものの、ポイント制度はなく、あくまで「日頃から車をよく利用する人向け」に作られているカードです。
そのため、車を持っていない人、普段ほとんど運転しない人からすると、メリットはほぼありません。
そうした人は、ショッピングでポイントが貯まりやすい高還元のカードや、自分が普段からよく利用している施設やサービス、企業が発行しているカードを選んだ方がよいでしょう。
シェルスターレックスカードの注意点を、大まかに把握していただけたでしょうか。次の項では、上位カードであるシェルスターレックスゴールドカードについて、その概要を解説していきます。
シェルスターレックスゴールドカードはさらに高還元
シェルスターレックスカードには、シェルスターレックスゴールドカードという上位カードが存在します。日頃から頻繁に昭和シェル石油を利用している人は、より高還元のゴールドカードを狙ってみるのもよいでしょう。
以下は、シェルスターレックスゴールドカードの概要です。
年会費 |
※年間240万円以上の利用で次年度無料
|
---|---|
申込対象 | 25歳以上 |
利用可能枠 | 30〜100万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高300万円 |
その他特典 | 通常カードに加え、以下のサービスが付帯
|
また、還元単価も若干お得になっています。
※WEB明細の場合。紙明細の場合はこの表の数値マイナス1円が還元単価
還元ランク | 6ヶ月間のカード利用額 | 翌6ヶ月間の還元単価(1Lあたり) | |
---|---|---|---|
ハイオク | レギュラー・軽油 | ||
5Star | 60万円以上 | 14円 | 9円 |
4Star | 42万円〜60万円未満 | 12円 | 7円 |
3Star | 30万円〜42万円未満 | 10円 | 5円 |
2Star | 12万円〜30万円未満 | 7円 | 4円 |
1Star | 12万円未満 | 4円 | 3円 |
年会費は13,200円(税込)と高額、かつ年会費を無料にするには年間240万円利用しなくてはいけません。
しかし、実際は年間240万円利用しなくても、例えば
- 半年で60万円をカードで利用し、「5Star」(レギュラー還元単価1Lあたり8円)になる
- 「5Star」になった翌6ヶ月間は毎月150L給油して1ヶ月あたり2,100円のキャッシュバックを受ける
- 2,100円×6ヶ月間=1万2,600円のキャッシュバック
といった場合だと、ほぼ年会費の元を取ることは可能です。
「ポイントはいらないから、とにかくガソリン代を安くしたい」というのであれば、狙ってみる価値のあるカードと言えるでしょう。
まとめ
それでは、ここまでの内容を振り返ってみましょう。
シェルスターレックスカードの概要
- 年会費1,375円(税込)だが、年間24万円以上利用で次年度無料
- 旅行保険、ショッピング保険が自動付帯
- 以前は「還元コース」と「ポイントコース」からコースが選べたが、現在は「還元コース」しか受付していない。ただし、以前に「ポイントコース」に申し込んで現在も利用している人は「還元コース」への切り替えが可能
シェルスターレックスカードのメリット
- カードの6ヶ月間の利用額に応じて還元単価が決定され、ガソリン給油がお得になる
- ガソリンの還元単価は、レギュラーで最大1Lあたり8円、ハイオクだと最大1Lあたり13円
- 家族カード、ETCカードの年会費が無料
シェルスターレックスカードの注意点
- 年会費がかかるため、使わずにいると損をしてしまう
- カードを利用してもポイントが貯まらない
- 加盟店を利用しない人、車を持っていない人にとってはほぼメリットがない
シェルスターレックスゴールドカードの概要
- 年会費は一般カードの約10倍で、年齢制限も25歳以上になる
- 保険の額だけでなく、ゴールドデスクや空港ラウンジサービスなどのサービスが追加される
- 還元単価は通常カードより1円お得
このように、シェルスターレックスカードは、車を持っており、昭和シェル石油加盟店を日頃から利用している人であればさまざまなメリットがあるカードです。
一方、車を持っていない人や近くに加盟店がない人にとってはほぼメリットがないカードでもあります。
上位カードであるゴールドカードも含めて、自分のライフスタイルに合ったカードを選んでみてください。
本記事の編集者について

イーデス編集部
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