おまとめローンの利用には返済シミュレーションが必須!
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おまとめローンを利用するうえで、返済シュミレーションの利用は必須です。
なぜならおまとめローンは使い方を誤ると、逆に返済総額が増える可能性があるからです。
この記事では、おまとめローンの返済シュミレーションのメリットや必要な情報、シュミレーションの方法などについて紹介します。
また、自動算出してくれる返済シュミレーションも用意しているので、ぜひ活用してください。
※金利:通常金利の場合。住宅ローン利用ユーザーは通常金利から年0.5%引き下げられます。金利引き下げ条件:本ローンを申込んだ時点で、りそな銀行所定の住宅ローンを利用中、かつ、住宅ローンの取引口座での申込みの場合に限ります。(独立行政法人住宅金融支援機構またはりそな住宅ローン【フラット35】のみをご利用されている方は、金利特典のお取扱いはできません。)
おすすめポイント
- おまとめローンとしても使える!
- WEBで完結!担保・保証人不要
- 住宅ローン利用者は金利年0.5%引下げ
新井 智美 / ファイナンシャルプランナー
【専門家の解説】
おまとめローンを利用するメリットは、これまでよりも低い金利が適用されることです。それにより、毎月の返済額が負担になっている場合は返済額を下げることもできます。ただし、最終的におまとめローンを利用する効果を得られるのは、シミュレーションを行い、しっかりとした返済計画を立ててそのとおりに返済を続けていくことができてからです。適用金利が下がる、毎月の返済額負担を抑えることができるといった目先のメリットにとらわれることなく、完済までのシミュレーションをしっかりと行い、無理のない返済計画を立てることがポイントです。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
レイク:融資とは?出資や投資との違いや種類についてわかりやすく解説
auじぶん銀行:資産運用について知っておきたいことまとめ!種類や方法、注意点を解説株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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おまとめローンって何?
おまとめローンとは、下の例のように複数ある借入先を1つにまとめることです。
おまとめ前
- アコムから20万円
- プロミスから20万円
- クレジットカードで20万円
→合計60万円の借入総額
おまとめ後
- おまとめローン業者1社から60万円
→合計60万円の借入総額
おまとめローンを利用することで、借入総額は60万円と変わりはありませんが、借入先を1社に減らすことができます。
おまとめローンで借金を一本化することで、金利が下がったり返済が楽になったりと、さまざまなメリットがあります。
おまとめローン返済シミュレーションから得られる3つのメリットとは
借金を少しでも早く完済するには「返済シミュレーション」を行うことが重要です。
複数の借入先がある人が、シミュレーションを行うことで得られる3つのメリットを見ていきましょう。
特におまとめローンの利用を検討している人は、多くの恩恵を受けられるでしょう。
完済時期や返済総額が明確になり返済意欲が高まる
返済シミュレーションを行うことで、以下の情報を把握できます。
- いつ完済できるのか
- 返済総額がいくらになるか
特に毎月の返済額を約定返済(最低返済額)にしている人は、なかなか元金が減りません。
驚くほど完済までに時間がかかってしまいます。
返済シミュレーションを行えば、完済を早めるために、毎月少しでも追加返済しようという意欲が湧くはずです。
借入希望額と返済期間から毎月の返済金額を算出します。
借入希望額 | 万円 |
---|---|
返済期間 | ヶ月 |
年率 | % |
- ※最終回のご返済金額は端数調整のため多少変動します。
- ※実際のご利用の際は、月の日数の相違などにより、この表の金額とは多少異なる場合があります。
- ※このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでも目安としてご利用してください。
おまとめローンを利用すべきかどうかの判断材料にもなる
他社のローンで「おまとめ」「借り換え」した場合に、現在の返済状況がどう変わるかを事前に知ることができます。
つまり、おまとめローンを利用するかどうかの判断材料となるのです。
例えば現在金利18.0%で借りている人が、おまとめローンに借り換えることで金利を年13.0%に下げられたとしましょう。
この時に返済がどのぐらい楽になるかは、返済シミュレーションを行ってみれば一目瞭然です。
おまとめローンは手続きが面倒で、利用するハードルが少し高いローンです。
申し込むのが面倒と感じる人もいるかもしれません。
しかし、返済シミュレーションを行った結果、返済が確実に楽になることがわかれば、申し込みの面倒くささなどは吹き飛ぶはずです。
おまとめローンの毎月の返済額を決める指針になる
通常、おまとめローンを利用すると、適用される金利は下がります。
同時に、毎月の返済額も下がるのが一般的です。
「金利が下がって毎月の返済額も下がれば、返済総額も下がる」
こう考えてしまいがちなのですが、ここに怖い落とし穴が待ち受けています。
毎月の返済額を下げ過ぎると、元金がなかなか減らなくなってしまいます。
返済期間は延びに延びて、その結果、返済総額が逆に増えてしまう場合があるのです。
返済シミュレーションを行わずに返済額を決めてしまうと、この落とし穴にハマってしまいがちです。
必ず完済までのシミュレーションを行った上で、毎月の返済額を決めるようにしてください。
それでは次の章から、実際に返済シミュレーションを行う上で必要な情報や、計算式などを説明していきましょう。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 新井 智美の一言コメント!
おまとめローンを利用することで、適用される金利が低くなったとしても、借入金額がよほど高額でない限り年10.0%を下回ることはないでしょう。仮に100万円の元本に対して年10.0%の金利が適用される場合、毎月ある程度の額を返済しないと利息分の支払いばかりに充てられ、おまとめローンを利用する前と比べて元本の減りが変わらないという結果を招きかねません。おまとめローンを利用する際は、その目的をしっかりと理解したうえで毎月の返済額を決め、計画的に返済していくようにしましょう。
新井さん
おまとめローンのシミュレーションに必要な情報
おまとめローンの返済シミュレーションを行うには、以下の情報が必要です。
- 金利
- 借入総額
- 毎月の返済額
厄介なのは金利です。
おまとめローンの金利は、審査に通らないとわからない場合があるのです。
貸出額や借り手の年収などを総合的に判断して金利が決まる場合、借りる前に金利を予測するのは困難です。
下限金利と上限金利の間で、いくつかの金利で返済シミュレーションを立ててみるしかありません。
おまとめローンのシミュレーション方法
お金を借りれば必ず利息が発生します。
もし10万円を借りていて、毎月1万円返済しているとしましょう。
もし利息が1円も発生しないのならば、毎月返済している1万円は全て元金に充てられます。
1万円返済すれば、借入残高が1万円減るのです。
しかし実際は利息が発生します。
1万円返済したとしても、借入残高がまるまる1万円減るわけではないのです。
返済額 - 返済利息 = 元金充当額(借入残高から減る金額)
となります。
実際に自分でシミュレーションを行うためには、まず「返済利息」の求め方を理解する必要があります。
返済利息の求め方
返済利息は以下のように求めます。
利息を計算することが、返済シミュレーションを自力で行う第一歩です。
借入残高 × 金利 × 前回返済日からの経過日数 ÷ 365 = 利息
- 借入残高が10万円
- 金利年10.0%
- 前回返済日からの経過日数は30日
この条件だと具体的に以下の数式で利息が求められます。
100,000 × 0.10 × 30 ÷ 365 = 821円
※金利10.0%は0.10
10万円を1ヶ月間(30日)借りると、返済利息が821円発生することがわかります。
元金充当額と、返済後の借入残高の求め方
もし1万円を返済すれば、以下の金額が元金に充当されます。
10,000円 - 821円 = 9,179円(元金充当額)
借入残高が10万円であれば、返済後の借入残高は以下のとおりです。
100,000円 - 9,179円 = 90,821円(返済後の借入残高)
自力でシミュレーションするより、アプリやサービスを利用しよう
自力でシミュレーションを行うには、上の計算を借入残高が0円になるまで繰り返さなければいけません。
完済までに数年かかるならば、大量の計算回数が必要です。
したがって、自力で返済シミュレーションを行うのはあまり現実的ではありません。
返済シミュレーションを簡単に計算できるサービス・アプリを利用しましょう
例えばみずほ銀行では、金額を半角で入力し、いくつかの情報を選択するだけで、簡単に返済シミュレーションを行ってくれるサービスを提供しています。
また、スマホから利用できるシミュレーションアプリもいくつか存在します。
おまとめローンを利用するべきかどうかを判断する上で、返済シミュレーションは重要です。
自力でやるよりも、正確に計算してくれるサービスやアプリを利用しましょう。
おまとめローンの実際の返済シミュレーション例
実際に返済シミュレーションを行ってみましょう。
おまとめローンで金利を下げると、返済が楽になることが実感できるはずです。
金利が高い消費者金融からの借入を、低金利のおまとめローンで一本化するパターンの具体例を見てみます。
借入先 | 金利 | 借入額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|---|
アコム | 年18.0% | 50万円 | 15,000円 |
アイフル | 年18.0% | 50万円 | 15,000円 |
合計 | 年18.0% | 100万円 | 30,000円 |
年率18.0%が適用された消費者金融カードローンで、それぞれ50万円を借りている状況です。
この総額100万円の借入を一本化して、金利を下げてみましょう。
借入先 | 金利 | 借入額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|---|
りそな銀行フリーローン | 年14.0% | 100万円 | 20,000円+利息 |
おまとめとしても利用できる商品として、「りそな銀行フリーローン」を想定してみました。
りそな銀行フリーローンの上限金利である、年14.0%で計算することにします。
実際の返済シミュレーション結果はこちらです。
完済までにかかった返済期間、返済総額、返済利息を求めることができました。
返済期間 | 返済総額 | 返済利息 | |
---|---|---|---|
おまとめ前 | 47カ月 | 1,396,654円 | 396,654円 |
おまとめ後 | 76カ月 | 1,509,511円 | 509,511円 |
差 | 29カ月 | 112,857円 |
返済シミュレーション例から読み取れること
おまとめ前後で、返済期間にあまり差はありません。
しかし、返済総額・返済利息は2万円以上差がついています。
毎月の返済額はほぼ変わらなくても、金利が下がることでこれだけの返済総額の差がつきます。
実際に返済シミュレーションを行ってみると、おまとめローンのメリットが一目瞭然です。
たとえ数%でも利率を下げられれば、返済は大幅に楽になるのです。
ぜひご自分でも返済シミュレーションを行ってみて、完済時の状況を比べてみてください。
りそな銀行フリーローンの利用条件
上記返済シミュレーションで使用した、おまとめとしても利用できるン「りそな銀行フリーローン」の利用条件は以下の通りです。
利用条件
- 日本国内に居住していて、次の条件をすべて満たす個人
- 申込時の年齢が満20歳以上満70歳未満で、最終返済時が満80歳未満の人
- 継続安定した収入のある人
※継続安定した収入があればパート・アルバイトの人も申し込めます。ただし、学生の人はアルバイト等で継続安定した収入があっても申し込めません。また、専業主婦・主夫の人も申し込めません。 - りそな銀行所定の保証会社の保証を受けられる人
※金利:通常金利の場合。住宅ローン利用ユーザーは通常金利から年0.5%引き下げられます。金利引き下げ条件:本ローンを申込んだ時点で、りそな銀行所定の住宅ローンを利用中、かつ、住宅ローンの取引口座での申込みの場合に限ります。(独立行政法人住宅金融支援機構またはりそな住宅ローン【フラット35】のみをご利用されている方は、金利特典のお取扱いはできません。)
おすすめポイント
- おまとめローンとしても使える!
- WEBで完結!担保・保証人不要
- 住宅ローン利用者は金利年0.5%引下げ
また、アイフルで借入を一本化したいと考える人・おまとめローンについて詳しく知りたい人は、
まとめ
この記事では、おまとめローンの返済シミュレーションの重要性と、利用方法について説明してきました。
いかがでしたでしょうか?
金利・利息・元金・借入残高の関係は、直感的にはわかりづらいものです。
例えば、同じ借入総額100万円で、以下の返済方法のどちらが返済総額が多くなるでしょうか?
- 金利年18.0%で毎月1.2万円返済
- 金利年15.0%で毎月1万円返済
ぱっと見てわかる人はまずいません。
お金のプロでも返済シミュレーションを行ってみないと、完済時のことは見通せないのです。
返済シミュレーションを行わずに返済し続けるのは、地図を持たずに初めて訪れる街を歩くようなものです。
行きあたりばったりで歩いていても、なかなか目的地(完済)にはたどり着けません。
「計算するのが面倒」「計算式が理解できない」と感じた人もいらっしゃるでしょう。
そのような人は、スマホから簡単に利用できるアプリを利用してみてください。
電卓も紙もペンも必要ありません。
スマホさえあれば、1分もかからずに完済までの道のりを示してくれるはずです。
ぜひ手元のスマホやパソコンで、ご自分の完済までの道のりを計算してみてください。
必ずやあなたの借金返済は、これまで以上にはかどるでしょう!
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
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- ※アイフル:※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 新井 智美の一言コメント!
おまとめローンと通常のローンの違いは、おまとめローンが原則として返済専用のローンであることです。つまり、現在利用しているローンをおまとめローンに借り換えることで、今よりも低い金利が適用され、返済額を抑えることができます。ただし、返済専用という特徴から、通常のカードローンのように追加の借り入れなどはできない点に注意が必要です。
新井さん