
おまとめローンは総量規制の対象外!返済負担が軽くなる仕組みとは
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「おまとめローンで返済を楽にしたい。
でも、総量規制に引っかかるので自分は利用できない…」
このように嘆いている人は、意外と多いようです。
確かに総量規制は年収の3分の1を超える借入を禁止するルールです。
しかし、全てのローンに総量規制が適用されるわけではありません。
「利用者の借金返済を有利にするローン」なら、総量規制の例外が適用されます。
そのローンこそが、おまとめローンなのです。
条件を満たすおまとめローンであれば、年収制限の特例が適用されます。
総量規制が原因でおまとめローンの利用を諦めていた人は、ぜひ最後まで読んでみてください!あなたにぴったりのおまとめローンが見つかるはずです。

飯田 道子 / ファイナンシャルプランナー
【専門家の解説】
複数ある借入先をひとつにまとめることができれば、返済期日の管理は楽になりますし、毎月の返済額もおさえることができ、メリットはたくさんです。消費者金融でおまとめする場合、総量規制を気にする人は多いのですが、おまとめローンは総量規制対象外のローンです。1つにまとめられれば、返済は楽になるかもしれませんね。ただし、デメリットもあります。総合的に判断して、利用するかどうかを判断して下さい。
ファイナンシャルプランナー
監修者飯田 道子
金融機関勤務を経て1996年FP資格を取得。
現在は各種相談業務のほか、セミナー講師、執筆活動、独立支援などを活動は多岐に渡る。
どの金融機関にも属さない独立系FPとして、金融・保険情報が得意。
また海外移住の相談などにも対応しており、特にカナダや韓国への移住支援などを行っている。
「宅建資格を取るまえに読む本」「貯める!儲ける!お金が集まる94の方法」「介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本」「テラー必携‼ あなたのファンを増やす魔法の質問」などの著書もあり。株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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総量規制とは?
総量規制とは、年収の3分の1を超える貸付を禁止するというルールです。借金をし過ぎて自己破産してしまう人を減らすために設けられました。
総量規制対象の借入とは?
総量規制は、全てのローンに適用されるわけではありません。消費者金融カードローンやクレジットカード業者からの借入が対象となっています。
逆に、銀行など総量規制の対象外となっている金融機関もあります。
対象となる金融機関の種類 | 実際の金融機関名 | |
---|---|---|
総量規制の対象 | 消費者金融カードローン、信販会社、クレジットカード会社 | アコム、プロミス、アイフル、SMBCモビットなど |
総量規制の対象外 | 銀行、信用金庫、労働金庫、信用組合など |
おまとめローンは総量規制の対象外
総量規制には、特別に例外となる場合があります。
それが「利用者にとって有利になる、おまとめローン」です。
おまとめローンは金利が下がり、返済が楽になります。つまり、利用者にとって有利なローンです。
多重債務者や自己破産を防ぐために設けられた総量規制ですが、前向きな理由の借入であれば特別に対象外となるのです。
総量規制対象外のおまとめローン借入の条件
おまとめローンだからといって、必ず総量規制の対象となるわけではありません。以下の条件を全て満たしている必要があります。
- 元々の借入金利よりも、おまとめ後の金利の方が低くなる
例えば、おまとめ前の平均金利年10%が、おまとめ後に年13%になったとします。おまとめローンを利用することで、逆に不利になってしまっています。
このような借り換えローンは、総量規制の特別例外としては認められません。おまとめ後に金利・利息面で有利になっている必要があります。
- 毎月の返済額と総返済額がおまとめ前よりも楽になること
- 担保などの条件がおまとめ前よりも楽になること
これらの条件を全て満たしていれば、アコムのような消費者金融からの借入でも総量規制の対象外となります。
総量規制対象外のおまとめができるカードローン2選
ここでは、総量規制対象外となる、おすすめのおまとめローンを2つ紹介します。
東京スター銀行「おまとめローン」
東京スター銀行「おまとめローン」は、完済を目指す人に向けた、返済専用のカードローンです。
追加融資は原則不可となっているため、以下のような借金からの卒業を目標としている人には特におすすめです。
- 毎月の返済が高くてつらい/完済の見通しを立てられない
- 返済に専念したい/完済したい
東京スター銀行「おまとめローン」も、利用限度額は最大1,000万円※と高額で、固定金利(3種類)のため返済計画を立てやすいです。
また、借入期間は10年とかなり長いため、月々の返済負担も抑えられます。
「簡単1秒審査」で事前に借り入れが可能かを調べられるため、不安な人は利用してみてください。
▼申し込み時の必要書類を確認したい人は、こちらの記事を参考にしてください。
横浜銀行ライフサポートローン
横浜銀行ライフサポートローンは、使用用途がかなり豊富なカードローンであり、おまとめローンや借り入れローンとしても利用できます。
横浜銀行に口座がなくても仮審査申込ができるため、気になる人はまずは申し込んでみても良いかもしれません。
横浜銀行ライフサポートローンの公式サイトには返済シミュレーションもあるため、事前に返済期間などを知りたい人はぜひ活用してみてください。
なお、申込条件にもあるように、居住地もしくは勤務地が以下の住所にある人が対象となっている点は注意しましょう。
- 神奈川県全域
- 東京都全域(一部地域を除く)
- 群馬県前橋市/高崎市/桐生市/みどり市
おまとめローンの限度額
おまとめ専用ローンの限度額は「一本化する他社ローンの借入総額」となります。
例えば、3社合計200万円のローンをおまとめローンで一本化するなら、最大200万円の限度額が設定されます。利用者の年収が多いからといって、200万円を超える限度額は設定されません。
逆に、おまとめ希望額を下回ることはありえます。200万円を希望していても、融資審査の結果、金融機関側にリスクが高いと判断されれば、それを下回ってしまうのです。
必ずしもおまとめローンで一本化できるとは限らない点に注意してください。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
おまとめローンの限度額は各社違いがあります。会社によっては限度額が1,000万円まであるため、そんなに借り入れできたら助かるなと思うかもしれませんね。とはいえ、限度額=現在の借入金額となっていますので、決して自分の限度額が増える訳ではありません。そもそも、おまとめローンは返済のみであることがほとんどです。今以上に借りる必要はありませんよね?

飯田さん
まとめ
この記事では、おまとめローンと総量規制の関係について解説してみました。
おまとめ専用ローンは、借入額を年収で制限する総量規制の特例となっています。金利はおまとめ前より必ず下がります。借り手にとって有利な条件が法律で保証されたローンなのです。
これまで総量規制に該当すると誤解をしていて諦めていた人は、すぐにでも利用を検討してみてください。必ずやあなたの借金返済を後押ししてくれるローンとなるでしょう。
審査は普通のカードローンよりも、厳しい傾向にあります。貸出額が多くなりがちなため、金融機関としても慎重に審査をせざるをえないからです。
しかし、もし審査に通れば必ず金利が下がります。高い金利や、頻繁に訪れる返済日に悩んでいた人にとっては、状況を一変させられる力を持ったサービスです。
この記事で紹介した7つのおまとめ専用ローンの中から、ぜひあなたに最適なローンを探してみてください!
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
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1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
まとめた方が「お得」、というイメージがありますが、やみくもにまとめても意味がありません。金利差や返済期間によってもメリットは異なります。実際に借り換え後の返済計画をシミュレーションして、まとめた方が良いのかを確認することが大切です。また、基本的に追加融資は受けられませんので、返済のみの借り入れになる点にも注意して下さい。
飯田さん